JPH05148115A - ランの簡便な播種・発芽方法及び移植方法 - Google Patents
ランの簡便な播種・発芽方法及び移植方法Info
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- JPH05148115A JPH05148115A JP16698691A JP16698691A JPH05148115A JP H05148115 A JPH05148115 A JP H05148115A JP 16698691 A JP16698691 A JP 16698691A JP 16698691 A JP16698691 A JP 16698691A JP H05148115 A JPH05148115 A JP H05148115A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】特殊な施設設備を用いることなく、ランの種子
を無消毒で且つオープンな環境下でも簡便に播種し、ラ
ンの育苗・栽培を容易に行なうこと。 【構成】予め滅菌された培地にランの種子を播種し、発
芽させるに際し、該培地1m2 に対して濃度0.01〜
0.5重量%の次亜塩素酸ナトリウム水溶液600〜1
300mlを添加することを特徴とするランの簡便な播種
・発芽方法、並びにランの幼苗の移植において、該幼苗
を濃度0.01〜0.5重量%の次亜塩素酸ナトリウム
水溶液により殺菌処理することを特徴とするランの簡便
な移植方法。
を無消毒で且つオープンな環境下でも簡便に播種し、ラ
ンの育苗・栽培を容易に行なうこと。 【構成】予め滅菌された培地にランの種子を播種し、発
芽させるに際し、該培地1m2 に対して濃度0.01〜
0.5重量%の次亜塩素酸ナトリウム水溶液600〜1
300mlを添加することを特徴とするランの簡便な播種
・発芽方法、並びにランの幼苗の移植において、該幼苗
を濃度0.01〜0.5重量%の次亜塩素酸ナトリウム
水溶液により殺菌処理することを特徴とするランの簡便
な移植方法。
Description
【産業上の利用分野】本発明は、特別な施設設備を用い
ずに比較的簡単な操作でランを播種し、発芽させる方
法、並びにランの幼苗の移植方法に関する。
ずに比較的簡単な操作でランを播種し、発芽させる方
法、並びにランの幼苗の移植方法に関する。
【従来技術とその問題点】ラン科植物は、一般の播種法
では必要且つ充分な発芽数を得ることができないので、
通常は無菌播種による播種法が行なわれている。しかし
ながら、ランの種子を発芽させるためには、播種に先立
ってランの種子を消毒した後、無菌条件下で播種を行わ
なければならないので、そのための特殊な設備や技術が
要求され、学校・一般家庭等で手軽にランを播種・育苗
することができない。また、発芽したランの幼苗を移植
するに際して、特殊な設備による無菌条件下で幼苗の移
植を行わなければならず、しかもその移植には高度な技
術が要求されるので、ランの栽培は一般にコスト面にお
いて非常に高価となる。一方、外気を遮断することなく
オープンな環境下で、即ち無菌処理を施すことなく移植
を行なう場合には、細菌等による汚染を受けることによ
って移植後の幼苗の生存率が極めて低くなるため、結果
としてランを量産することができない。従って、上記の
ような見地からもランを比較的簡便な操作で播種・育苗
する方法の開発が切望されている。
では必要且つ充分な発芽数を得ることができないので、
通常は無菌播種による播種法が行なわれている。しかし
ながら、ランの種子を発芽させるためには、播種に先立
ってランの種子を消毒した後、無菌条件下で播種を行わ
なければならないので、そのための特殊な設備や技術が
要求され、学校・一般家庭等で手軽にランを播種・育苗
することができない。また、発芽したランの幼苗を移植
するに際して、特殊な設備による無菌条件下で幼苗の移
植を行わなければならず、しかもその移植には高度な技
術が要求されるので、ランの栽培は一般にコスト面にお
いて非常に高価となる。一方、外気を遮断することなく
オープンな環境下で、即ち無菌処理を施すことなく移植
を行なう場合には、細菌等による汚染を受けることによ
って移植後の幼苗の生存率が極めて低くなるため、結果
としてランを量産することができない。従って、上記の
ような見地からもランを比較的簡便な操作で播種・育苗
する方法の開発が切望されている。
【問題点を解決するための手段】本発明は、特別な施設
設備等を用いることなく比較的簡単な操作でランを播種
・育苗することを目的とする。即ち、本発明は、予め滅
菌された培地にランの種子を播種するに際し、該培地1
m2 に対して濃度0.01〜0.5重量%の次亜塩素酸
ナトリウム水溶液600〜1300mlを添加することを
特徴とするランの簡便な播種・発芽方法、並びにランの
幼苗の移植において、該幼苗を濃度0.01〜0.5重
量%の次亜塩素酸ナトリウム水溶液により殺菌処理する
ことを特徴とするランの簡便な移植方法に係るものであ
る。本発明者らは、予め滅菌された培地に上記特定濃度
の次亜塩素酸ナトリウム水溶液を添加された条件下でラ
ンの種子を播種した場合には、該種子が無消毒であり、
且つ上記播種が外気と遮断することなくオープンな環境
下で行なわれても、上記ランの種子が汚染されることな
く発芽すること、並びに発芽した幼苗の移植においても
次亜塩素酸ナトリウム水溶液による殺菌処理が幼苗の生
存率の向上に大きく寄与することを見出し、本発明を完
成するに至った。以下、本発明について詳細に説明す
る。本発明における培地は、ラン種子の培養に従来から
用いられるもので良く、その一例として20g/lのシ
ョ糖と8g/lの寒天を添加したpH5.8の市販肥料
(商品名「ハイポネックス」)を用いた培地が挙げら
れ、その成分を具体的に以下に示す。 培地の滅菌方法としては、通常の滅菌方法で行なうこと
ができるが、特にオートクレーブによる高圧蒸気滅菌処
理が好ましい。本発明で殺菌剤として用いる次亜塩素酸
ナトリウム水溶液は、濃度が0.01〜0.5重量%の
ものを培地1m2 に対して600〜1300ml使用す
る。上記濃度が0.01%を下回る場合には種子が培地
の汚染によって枯死してしまう。これに対し、0.5%
を上回る場合には次亜塩素酸ナトリウムの影響により発
芽率が著しく低下して所望の効果が得られなくなる。ま
た同様に上記添加量が600mlを下回る場合には種子が
培地の汚染によって枯死し、1300mlを上回る場合に
は次亜塩素酸ナトリウムの影響により発芽率が著しく低
下するので好ましくない。次亜塩素酸ナトリウム水溶液
を用いる場合の濃度及び添加量は、上記各範囲内で適宜
調節して用いればよい。また、上記殺菌剤は、次亜塩素
酸ナトリウムを主成分として含有する市販の殺菌剤、例
えば家庭用塩素系漂白剤等も所定濃度に調整して使用す
ることが可能である。上記殺菌剤を添加する方法は特に
限定されないが、例えば上記培地にランの種子を播種
後、上記次亜塩素酸ナトリウム水溶液を培地面を覆うよ
うにして添加して、該種子の培養を行なうことが好まし
い。また、発芽した幼苗を移植する場合には、上記次亜
塩素酸ナトリウム水溶液による処理を施すとオープンな
環境下であっても上記幼苗を汚染から守ることができ、
移植後における幼苗の生存率の向上を図ることができ
る。処理方法は、幼苗の移植後、培地面にスプレー等で
均一に散布すること等によって行なわれるが、特に予め
移植前に上記幼苗を上記所定濃度の次亜塩素酸ナトリウ
ム水溶液に浸漬し、その後に移植するのがより効果的で
ある。尚、培地面に散布する場合には、次亜塩素酸ナト
リウム水溶液を培地1m2 に対して600〜1300ml
使用するのが好ましい。
設備等を用いることなく比較的簡単な操作でランを播種
・育苗することを目的とする。即ち、本発明は、予め滅
菌された培地にランの種子を播種するに際し、該培地1
m2 に対して濃度0.01〜0.5重量%の次亜塩素酸
ナトリウム水溶液600〜1300mlを添加することを
特徴とするランの簡便な播種・発芽方法、並びにランの
幼苗の移植において、該幼苗を濃度0.01〜0.5重
量%の次亜塩素酸ナトリウム水溶液により殺菌処理する
ことを特徴とするランの簡便な移植方法に係るものであ
る。本発明者らは、予め滅菌された培地に上記特定濃度
の次亜塩素酸ナトリウム水溶液を添加された条件下でラ
ンの種子を播種した場合には、該種子が無消毒であり、
且つ上記播種が外気と遮断することなくオープンな環境
下で行なわれても、上記ランの種子が汚染されることな
く発芽すること、並びに発芽した幼苗の移植においても
次亜塩素酸ナトリウム水溶液による殺菌処理が幼苗の生
存率の向上に大きく寄与することを見出し、本発明を完
成するに至った。以下、本発明について詳細に説明す
る。本発明における培地は、ラン種子の培養に従来から
用いられるもので良く、その一例として20g/lのシ
ョ糖と8g/lの寒天を添加したpH5.8の市販肥料
(商品名「ハイポネックス」)を用いた培地が挙げら
れ、その成分を具体的に以下に示す。 培地の滅菌方法としては、通常の滅菌方法で行なうこと
ができるが、特にオートクレーブによる高圧蒸気滅菌処
理が好ましい。本発明で殺菌剤として用いる次亜塩素酸
ナトリウム水溶液は、濃度が0.01〜0.5重量%の
ものを培地1m2 に対して600〜1300ml使用す
る。上記濃度が0.01%を下回る場合には種子が培地
の汚染によって枯死してしまう。これに対し、0.5%
を上回る場合には次亜塩素酸ナトリウムの影響により発
芽率が著しく低下して所望の効果が得られなくなる。ま
た同様に上記添加量が600mlを下回る場合には種子が
培地の汚染によって枯死し、1300mlを上回る場合に
は次亜塩素酸ナトリウムの影響により発芽率が著しく低
下するので好ましくない。次亜塩素酸ナトリウム水溶液
を用いる場合の濃度及び添加量は、上記各範囲内で適宜
調節して用いればよい。また、上記殺菌剤は、次亜塩素
酸ナトリウムを主成分として含有する市販の殺菌剤、例
えば家庭用塩素系漂白剤等も所定濃度に調整して使用す
ることが可能である。上記殺菌剤を添加する方法は特に
限定されないが、例えば上記培地にランの種子を播種
後、上記次亜塩素酸ナトリウム水溶液を培地面を覆うよ
うにして添加して、該種子の培養を行なうことが好まし
い。また、発芽した幼苗を移植する場合には、上記次亜
塩素酸ナトリウム水溶液による処理を施すとオープンな
環境下であっても上記幼苗を汚染から守ることができ、
移植後における幼苗の生存率の向上を図ることができ
る。処理方法は、幼苗の移植後、培地面にスプレー等で
均一に散布すること等によって行なわれるが、特に予め
移植前に上記幼苗を上記所定濃度の次亜塩素酸ナトリウ
ム水溶液に浸漬し、その後に移植するのがより効果的で
ある。尚、培地面に散布する場合には、次亜塩素酸ナト
リウム水溶液を培地1m2 に対して600〜1300ml
使用するのが好ましい。
【発明の効果】本発明によれば、ランの種子を無消毒で
且つオープンな環境下でも簡便に播種できるので、ラン
の育苗・栽培が一般家庭、教育現場等において容易に実
施することができる。また、ランの継代移植操作等も施
設設備なしで簡便に行なうことができるので、ランの量
産等において優れた効果を発揮することができる。
且つオープンな環境下でも簡便に播種できるので、ラン
の育苗・栽培が一般家庭、教育現場等において容易に実
施することができる。また、ランの継代移植操作等も施
設設備なしで簡便に行なうことができるので、ランの量
産等において優れた効果を発揮することができる。
【実施例】ランの種子を無菌条件下でなく、オープンな
環境下で播種・発芽させる方法について各試験を行な
い、これにより本発明の特徴とするところをより一層明
瞭にする。
環境下で播種・発芽させる方法について各試験を行な
い、これにより本発明の特徴とするところをより一層明
瞭にする。
【実施例1】本発明で使用する次亜塩素酸ナトリウム水
溶液とそのほかの各種殺菌剤の効果について調べた。そ
の結果を表1に示す。培地としては、オートクレーブ滅
菌した前記ハイポネックス培地を用い、該培地に無消毒
のシラン(学名Bletilla striata)の完熟種子をオープ
ンな環境下で播種し、播種後に表1に示す各殺菌剤を培
地面を覆うように培地1m2 に対して622ml添加し、
それぞれ培養を行なった。このときの培養条件は25
℃、3000lux 24時間日長とした。
溶液とそのほかの各種殺菌剤の効果について調べた。そ
の結果を表1に示す。培地としては、オートクレーブ滅
菌した前記ハイポネックス培地を用い、該培地に無消毒
のシラン(学名Bletilla striata)の完熟種子をオープ
ンな環境下で播種し、播種後に表1に示す各殺菌剤を培
地面を覆うように培地1m2 に対して622ml添加し、
それぞれ培養を行なった。このときの培養条件は25
℃、3000lux 24時間日長とした。
【表1】 この結果、次亜塩素酸ナトリウム及び家庭用塩素系漂白
剤(商品名「キッチンブリーチ」)を用いた場合には、
汚染されることなく発芽させることができた。これに対
して塩化ベンザルコニウム及びオキシドールを殺菌剤と
して使用したときには、汚染されたり或いは枯死して発
芽させることができなかった。
剤(商品名「キッチンブリーチ」)を用いた場合には、
汚染されることなく発芽させることができた。これに対
して塩化ベンザルコニウム及びオキシドールを殺菌剤と
して使用したときには、汚染されたり或いは枯死して発
芽させることができなかった。
【実施例2】次亜塩素酸ナトリウムの添加によるランの
幼苗の生育に及ぼす影響について調べた。上記幼苗は、
培養後74日目の幼苗のうち比較的生育の進んだものを
選び、表2に示すような各測定を行なった。尚、次亜塩
素酸ナトリウムの添加量は、実施例1と同様に培地1m
2 に対して622ml用いた。
幼苗の生育に及ぼす影響について調べた。上記幼苗は、
培養後74日目の幼苗のうち比較的生育の進んだものを
選び、表2に示すような各測定を行なった。尚、次亜塩
素酸ナトリウムの添加量は、実施例1と同様に培地1m
2 に対して622ml用いた。
【表2】 表2より、次亜塩素酸ナトリウム水溶液を添加して播種
した幼苗の生育は、無添加のそれと比べてその生育に大
きな差異は認められなかった。
した幼苗の生育は、無添加のそれと比べてその生育に大
きな差異は認められなかった。
【実施例3】上記シランのほかの各種ランについて、次
亜塩素酸ナトリウム等の殺菌剤の添加効果を調べた。そ
の結果を表3に示す。培地、培養条件及び殺菌剤の添加
量は、実施例1と同様にして行なった。
亜塩素酸ナトリウム等の殺菌剤の添加効果を調べた。そ
の結果を表3に示す。培地、培養条件及び殺菌剤の添加
量は、実施例1と同様にして行なった。
【表3】 これにより、発芽率に若干の差異が認められるものの、
いずれのランにおいても所望の発芽率が得られることが
わかる。
いずれのランにおいても所望の発芽率が得られることが
わかる。
【実施例4】シラン及びコチョウランの継代移植培地の
汚染に及ぼす殺菌剤の影響について調べた。発芽後、葉
数2枚、葉長2cm程度のシラン及びコチョウランの幼
苗をオープンな環境下において次亜塩素酸ナトリウムに
よる処理を施し、次いで移植を行ない、実施例1と同様
に培地及び培養条件で移植後30日目の生存率を求め
た。その結果を表4に示す。移植後に添加する場合の添
加量は、実施例1と同じく培地1m2 に対して622ml
用いた。尚、比較のため、殺菌剤として塩化ベンザルコ
ニウムを用いたときの結果を表4に併記する。
汚染に及ぼす殺菌剤の影響について調べた。発芽後、葉
数2枚、葉長2cm程度のシラン及びコチョウランの幼
苗をオープンな環境下において次亜塩素酸ナトリウムに
よる処理を施し、次いで移植を行ない、実施例1と同様
に培地及び培養条件で移植後30日目の生存率を求め
た。その結果を表4に示す。移植後に添加する場合の添
加量は、実施例1と同じく培地1m2 に対して622ml
用いた。尚、比較のため、殺菌剤として塩化ベンザルコ
ニウムを用いたときの結果を表4に併記する。
【表4】 表4の結果より、次亜塩素酸ナトリウムによる処理が、
その移植において実用上優れた効果を発揮していること
がわかる。
その移植において実用上優れた効果を発揮していること
がわかる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】明細書
【発明の名称】ランの簡便な播種・発芽方法及び移植方
法
法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、特別な施設設備を用い
ずに比較的簡単な操作でランを播種し、発芽させる方
法、並びにランの幼苗の移植方法に関する。
ずに比較的簡単な操作でランを播種し、発芽させる方
法、並びにランの幼苗の移植方法に関する。
【従来技術とその問題点】ラン科植物は、一般の播種法
では必要且つ充分な発芽数を得ることができないので、
通常は無菌播種による播種法が行なわれている。しかし
ながら、ランの種子を発芽させるためには、播種に先立
ってランの種子を消毒した後、無菌条件下で播種を行わ
なければならないので、そのための特殊な設備や技術が
要求され、学校・一般家庭等で手軽にランを播種・育苗
することができない。また、発芽したランの幼苗を移植
するに際して、特殊な設備による無菌条件下で幼苗の移
植を行わなければならず、しかもその移植には高度な技
術が要求されるので、ランの栽培は一般にコスト面にお
いて非常に高価となる。一方、外気を遮断することなく
オープンな環境下で、即ち無菌処理を施すことなく移植
を行なう場合には、細菌等による汚染を受けることによ
って移植後の幼苗の生存率が極めて低くなるため、結果
としてランを量産することができない。従って、上記の
ような見地からもランを比較的簡便な操作で播種・育苗
する方法の開発が切望されている。
では必要且つ充分な発芽数を得ることができないので、
通常は無菌播種による播種法が行なわれている。しかし
ながら、ランの種子を発芽させるためには、播種に先立
ってランの種子を消毒した後、無菌条件下で播種を行わ
なければならないので、そのための特殊な設備や技術が
要求され、学校・一般家庭等で手軽にランを播種・育苗
することができない。また、発芽したランの幼苗を移植
するに際して、特殊な設備による無菌条件下で幼苗の移
植を行わなければならず、しかもその移植には高度な技
術が要求されるので、ランの栽培は一般にコスト面にお
いて非常に高価となる。一方、外気を遮断することなく
オープンな環境下で、即ち無菌処理を施すことなく移植
を行なう場合には、細菌等による汚染を受けることによ
って移植後の幼苗の生存率が極めて低くなるため、結果
としてランを量産することができない。従って、上記の
ような見地からもランを比較的簡便な操作で播種・育苗
する方法の開発が切望されている。
【問題点を解決するための手段】本発明は、特別な施設
設備等を用いることなく比較的簡単な操作でランを播種
・育苗することを目的とする。即ち、本発明は、予め滅
菌された培地にランの種子を播種するに際し、該培地1
m2に対して濃度0.01〜0.5重量%の次亜塩素酸
ナトリウム水溶液600〜1300mlを添加すること
を特徴とするランの簡便な播種・発芽方法、並びにラン
の幼苗の移植において、該幼苗を濃度0.01〜0.5
重量%の次亜塩素酸ナトリウム水溶液により殺菌処理す
ることを特徴とするランの簡便な移植方法に係るもので
ある。本発明者らは、予め滅菌された培地に上記特定濃
度の次亜塩素酸ナトリウム水溶液を添加された条件下で
ランの種子を播種した場合には、該種子が無消毒であ
り、且つ上記播種が外気と遮断することなくオープンな
環境下で行なわれても、上記ランの種子が汚染されるこ
となく発芽すること、並びに発芽した幼苗の移植におい
ても次亜塩素酸ナトリウム水溶液による殺菌処理が幼苗
の生存率の向上に大きく寄与することを見出し、本発明
を完成するに至った。以下、本発明について詳細に説明
する。本発明における培地は、ラン種子の培養に従来か
ら用いられるもので良く、その一例として20g/lの
ショ糖と8g/lの寒天を添加したpH5.8の市販肥
料(商品名「ハイポネックス」)を用いた培地が挙げら
れ、その成分を具体的に以下に示す。 培地の滅菌方法としては、通常の滅菌方法で行なうこと
ができるが、特にオートクレーブによる高圧蒸気滅菌処
理が好ましい。本発明で殺菌剤として用いる次亜塩素酸
ナトリウム水溶液は、濃度が0.01〜0.5重量%の
ものを培地1m2に対して600〜1300ml使用す
る。上記濃度が0.01%を下回る場合には種子が培地
の汚染によって枯死してしまう。これに対し、0.5%
を上回る場合には次亜塩素酸ナトリウムの影響により発
芽率が著しく低下して所望の効果が得られなくなる。ま
た同様に上記添加量が600mlを下回る場合には種子
が培地の汚染によって枯死し、1300mlを上回る場
合には次亜塩素酸ナトリウムの影響により発芽率が著し
く低下するので好ましくない。次亜塩素酸ナトリウム水
溶液を用いる場合の濃度及び添加量は、上記各範囲内で
適宜調節して用いればよい。また、上記殺菌剤は、次亜
塩素酸ナトリウムを主成分として含有する市販の殺菌
剤、例えば家庭用塩素系漂白剤等も所定濃度に調整して
使用することが可能である。上記殺菌剤を添加する方法
は特に限定されないが、例えば上記培地にランの種子を
播種後、上記次亜塩素酸ナトリウム水溶液を培地面を覆
うようにして添加して、該種子の培養を行なうことが好
ましい。また、発芽した幼苗を移植する場合には、上記
次亜塩素酸ナトリウム水溶液による処理を施すとオープ
ンな環境下であっても上記幼苗を汚染から守ることがで
き、移植後における幼苗の生存率の向上を図ることがで
きる。処理方法は、幼苗の移植後、培地面にスプレー等
で均一に散布すること等によって行なわれるが、特に予
め移植前に上記幼苗を上記所定濃度の次亜塩素酸ナトリ
ウム水溶液に浸漬し、その後に移植するのがより効果的
である。尚、培地面に散布する場合には、次亜塩素酸ナ
トリウム水溶液を培地1m2に対して600〜1300
ml使用するのが好ましい。
設備等を用いることなく比較的簡単な操作でランを播種
・育苗することを目的とする。即ち、本発明は、予め滅
菌された培地にランの種子を播種するに際し、該培地1
m2に対して濃度0.01〜0.5重量%の次亜塩素酸
ナトリウム水溶液600〜1300mlを添加すること
を特徴とするランの簡便な播種・発芽方法、並びにラン
の幼苗の移植において、該幼苗を濃度0.01〜0.5
重量%の次亜塩素酸ナトリウム水溶液により殺菌処理す
ることを特徴とするランの簡便な移植方法に係るもので
ある。本発明者らは、予め滅菌された培地に上記特定濃
度の次亜塩素酸ナトリウム水溶液を添加された条件下で
ランの種子を播種した場合には、該種子が無消毒であ
り、且つ上記播種が外気と遮断することなくオープンな
環境下で行なわれても、上記ランの種子が汚染されるこ
となく発芽すること、並びに発芽した幼苗の移植におい
ても次亜塩素酸ナトリウム水溶液による殺菌処理が幼苗
の生存率の向上に大きく寄与することを見出し、本発明
を完成するに至った。以下、本発明について詳細に説明
する。本発明における培地は、ラン種子の培養に従来か
ら用いられるもので良く、その一例として20g/lの
ショ糖と8g/lの寒天を添加したpH5.8の市販肥
料(商品名「ハイポネックス」)を用いた培地が挙げら
れ、その成分を具体的に以下に示す。 培地の滅菌方法としては、通常の滅菌方法で行なうこと
ができるが、特にオートクレーブによる高圧蒸気滅菌処
理が好ましい。本発明で殺菌剤として用いる次亜塩素酸
ナトリウム水溶液は、濃度が0.01〜0.5重量%の
ものを培地1m2に対して600〜1300ml使用す
る。上記濃度が0.01%を下回る場合には種子が培地
の汚染によって枯死してしまう。これに対し、0.5%
を上回る場合には次亜塩素酸ナトリウムの影響により発
芽率が著しく低下して所望の効果が得られなくなる。ま
た同様に上記添加量が600mlを下回る場合には種子
が培地の汚染によって枯死し、1300mlを上回る場
合には次亜塩素酸ナトリウムの影響により発芽率が著し
く低下するので好ましくない。次亜塩素酸ナトリウム水
溶液を用いる場合の濃度及び添加量は、上記各範囲内で
適宜調節して用いればよい。また、上記殺菌剤は、次亜
塩素酸ナトリウムを主成分として含有する市販の殺菌
剤、例えば家庭用塩素系漂白剤等も所定濃度に調整して
使用することが可能である。上記殺菌剤を添加する方法
は特に限定されないが、例えば上記培地にランの種子を
播種後、上記次亜塩素酸ナトリウム水溶液を培地面を覆
うようにして添加して、該種子の培養を行なうことが好
ましい。また、発芽した幼苗を移植する場合には、上記
次亜塩素酸ナトリウム水溶液による処理を施すとオープ
ンな環境下であっても上記幼苗を汚染から守ることがで
き、移植後における幼苗の生存率の向上を図ることがで
きる。処理方法は、幼苗の移植後、培地面にスプレー等
で均一に散布すること等によって行なわれるが、特に予
め移植前に上記幼苗を上記所定濃度の次亜塩素酸ナトリ
ウム水溶液に浸漬し、その後に移植するのがより効果的
である。尚、培地面に散布する場合には、次亜塩素酸ナ
トリウム水溶液を培地1m2に対して600〜1300
ml使用するのが好ましい。
【発明の効果】本発明によれば、ランの種子を無消毒で
且つオープンな環境下でも簡便に播種できるので、ラン
の育苗・栽培が一般家庭、教育現場等において容易に実
施することができる。また、ランの継代移植操作等も施
設設備なしで簡便に行なうことができるので、ランの量
産等において優れた効果を発揮することができる。
且つオープンな環境下でも簡便に播種できるので、ラン
の育苗・栽培が一般家庭、教育現場等において容易に実
施することができる。また、ランの継代移植操作等も施
設設備なしで簡便に行なうことができるので、ランの量
産等において優れた効果を発揮することができる。
【実施例】ランの種子を無菌条件下でなく、オープンな
環境下で播種・発芽させる方法について各試験を行な
い、これにより本発明の特徴とするところをより一層明
瞭にする。
環境下で播種・発芽させる方法について各試験を行な
い、これにより本発明の特徴とするところをより一層明
瞭にする。
【実施例1】本発明で使用する次亜塩素酸ナトリウム水
溶液とそのほかの各種殺菌剤の効果について調べた。そ
の結果を表1に示す。培地としては、オートクレーブ滅
菌した前記ハイポネックス培地を用い、該培地に無消毒
のシラン(学名Bletilla striata)の
完熟種子をオープンな環境下で播種し、播種後に表1に
示す各殺菌剤を培地面を覆うように培地1m2に対して
622ml添加し、それぞれ培養を行なった。このとき
の培養条件は25℃、3000lux 24時間日長と
した。 この結果、次亜塩素酸ナトリウム及び家庭用塩素系漂白
剤(商品名「キッチンブリーチ」)を用いた場合には、
汚染されることなく発芽させることができた。これに対
して塩化ベンザルコニウム及びオキシドールを殺菌剤と
して使用したときには、汚染されたり或いは枯死して発
芽させることができなかった。
溶液とそのほかの各種殺菌剤の効果について調べた。そ
の結果を表1に示す。培地としては、オートクレーブ滅
菌した前記ハイポネックス培地を用い、該培地に無消毒
のシラン(学名Bletilla striata)の
完熟種子をオープンな環境下で播種し、播種後に表1に
示す各殺菌剤を培地面を覆うように培地1m2に対して
622ml添加し、それぞれ培養を行なった。このとき
の培養条件は25℃、3000lux 24時間日長と
した。 この結果、次亜塩素酸ナトリウム及び家庭用塩素系漂白
剤(商品名「キッチンブリーチ」)を用いた場合には、
汚染されることなく発芽させることができた。これに対
して塩化ベンザルコニウム及びオキシドールを殺菌剤と
して使用したときには、汚染されたり或いは枯死して発
芽させることができなかった。
【実施例2】次亜塩素酸ナトリウムの添加によるランの
幼苗の生育に及ぼす影響について調ベた。上記幼苗は、
培養後74日目の幼苗のうち比較的生育の進んだものを
選び、表2に示すような各測定を行なった。尚、次亜塩
素酸ナトリウムの添加量は、実施例1と同様に培地1m
2に対して622ml用いた。 表2より、次亜塩素酸ナトリウム水溶液を添加して播種
した幼苗の生育は、無添加のそれと比べてその生育に大
きな差異は認められなかった。
幼苗の生育に及ぼす影響について調ベた。上記幼苗は、
培養後74日目の幼苗のうち比較的生育の進んだものを
選び、表2に示すような各測定を行なった。尚、次亜塩
素酸ナトリウムの添加量は、実施例1と同様に培地1m
2に対して622ml用いた。 表2より、次亜塩素酸ナトリウム水溶液を添加して播種
した幼苗の生育は、無添加のそれと比べてその生育に大
きな差異は認められなかった。
【実施例3】上記シランのほかの各種ランについて、次
亜塩素酸ナトリウム等の殺菌剤の添加効果を調べた。そ
の結果を表3に示す。培地、培養条件及び殺菌剤の添加
量は、実施例1と同様にして行なった。 これにより、発芽率に若干の差異が認められるものの、
いずれのランにおいても所望の発芽率が得られることが
わかる。
亜塩素酸ナトリウム等の殺菌剤の添加効果を調べた。そ
の結果を表3に示す。培地、培養条件及び殺菌剤の添加
量は、実施例1と同様にして行なった。 これにより、発芽率に若干の差異が認められるものの、
いずれのランにおいても所望の発芽率が得られることが
わかる。
【実施例4】シラン及びコチョウランの継代移植培地の
汚染に及ぼす殺菌剤の影響について調べた。発芽後、葉
数2枚、葉長2cm程度のシラン及びコチョウランの幼
苗をオープンな環境下において次亜塩素酸ナトリウムに
よる処理を施し、次いで移植を行ない、実施例1と同様
に培地及び培養条件で移植後30日目の生存率を求め
た。その結果を表4に示す。移植後に添加する場合の添
加量は、実施例1と同じく培地1m2に対して622m
l用いた。尚、比較のため、殺菌剤として塩化ベンザル
コニウムを用いたときの結果を表4に併記する。 表4の結果より、次亜塩素酸ナトリウムによる処理が、
その移植において実用上優れた効果を発揮していること
がわかる。
汚染に及ぼす殺菌剤の影響について調べた。発芽後、葉
数2枚、葉長2cm程度のシラン及びコチョウランの幼
苗をオープンな環境下において次亜塩素酸ナトリウムに
よる処理を施し、次いで移植を行ない、実施例1と同様
に培地及び培養条件で移植後30日目の生存率を求め
た。その結果を表4に示す。移植後に添加する場合の添
加量は、実施例1と同じく培地1m2に対して622m
l用いた。尚、比較のため、殺菌剤として塩化ベンザル
コニウムを用いたときの結果を表4に併記する。 表4の結果より、次亜塩素酸ナトリウムによる処理が、
その移植において実用上優れた効果を発揮していること
がわかる。
Claims (2)
- 【請求項1】予め滅菌された培地にランの種子を播種
し、発芽させるに際し、該培地1m2 に対して濃度0.
01〜0.5重量%の次亜塩素酸ナトリウム水溶液60
0〜1300mlを添加することを特徴とするランの簡便
な播種・発芽方法。 - 【請求項2】ランの幼苗の移植において、該幼苗を濃度
0.01〜0.5重量%の次亜塩素酸ナトリウム水溶液
により殺菌処理することを特徴とするランの簡便な移植
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16698691A JPH05148115A (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | ランの簡便な播種・発芽方法及び移植方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16698691A JPH05148115A (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | ランの簡便な播種・発芽方法及び移植方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05148115A true JPH05148115A (ja) | 1993-06-15 |
Family
ID=15841283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16698691A Pending JPH05148115A (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | ランの簡便な播種・発芽方法及び移植方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05148115A (ja) |
Cited By (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030035505A (ko) * | 2001-10-31 | 2003-05-09 | 김혜자 | 종자 소독제 및 종자 소독법 |
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CN103583349A (zh) * | 2013-10-22 | 2014-02-19 | 重庆市才诗科技发展中心 | 白芨和西红柿有机复合农场 |
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CN103749032A (zh) * | 2014-01-07 | 2014-04-30 | 陕西师范大学 | 一种白及的催芽方法 |
CN103828715A (zh) * | 2013-11-29 | 2014-06-04 | 安徽中升生物科技有限公司 | 一种白芨的组织培养繁育方法 |
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CN104719152A (zh) * | 2015-02-16 | 2015-06-24 | 贵州省农作物品种资源研究所 | 白及工厂化育苗方法 |
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CN110140476A (zh) * | 2019-06-18 | 2019-08-20 | 陇南市农业科学研究所 | 一种白及直播高效育苗种子处理营养粉 |
CN110692469A (zh) * | 2019-09-29 | 2020-01-17 | 安龙县欣蔓生物科技有限责任公司 | 一种高产白及的种植方法 |
-
1991
- 1991-07-08 JP JP16698691A patent/JPH05148115A/ja active Pending
Cited By (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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