JPH05147634A - ラベル貼り付け装置 - Google Patents

ラベル貼り付け装置

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Publication number
JPH05147634A
JPH05147634A JP6638292A JP6638292A JPH05147634A JP H05147634 A JPH05147634 A JP H05147634A JP 6638292 A JP6638292 A JP 6638292A JP 6638292 A JP6638292 A JP 6638292A JP H05147634 A JPH05147634 A JP H05147634A
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JP
Japan
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label
holding
holding surface
pressing roller
sticking
Prior art date
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Application number
JP6638292A
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English (en)
Inventor
Shuji Tagashira
修二 田頭
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多種類のラベルに対処し、しかも高品質のラ
ベル貼り付けを達成する。 【構成】 産業用ロボット3により位置が制御されるラ
ベル保持面4aの一端縁に近接させて押えローラ4gを
配置してあるとともに、ラベル保持面4aのほぼ全範囲
にわたってファン4eと連通される長溝4cを形成し、
ラベル保持面4aの押えローラ4gに近い所定範囲に真
空発生器3dと連通される穴を形成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はラベル貼り付け装置に
関し、さらに詳細にいえば、各種製品等の所定位置にラ
ベルを自動的に貼り付ける装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から各種製品等(以下、対象ワーク
と称する)の表面には種々のラベルが貼り付けられ、こ
の状態で出荷されている。そして、対象ワークの表面に
ラベルを貼り付けるための装置が従来から提供されてい
る。従来のラベル貼り付け装置は殆どが専用機であり、
予め定められた形状、サイズのラベルを、予め定められ
た対象ワークの所定箇所に貼り付けるように設計されて
いる。また、貼り付け可能面も平面のみに限定されてい
る。
【0003】したがって、対象ワークにラベルを貼り付
けるシステムを構築する場合には、例えば図12に示す
ように、対象ワークを搬送するコンベア・ラインに沿っ
てプリンタを含むラベル貼り付け装置を配置することに
なる。尚、図12においては1種類の対象ワークに対し
て複数種類のラベルを貼り付ける場合、または複数種類
の対象ワークに対してそれぞれ対応するラベルを貼り付
ける場合に対処すべく、コンベア・ラインに沿って複数
台のラベル貼り付け装置を配置している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図12に示すシステム
を採用した場合には貼り付けるべきラベルの種類に応じ
た台数のラベル貼り付け装置が必要になるので全体とし
て大幅なコストアップを招くとともに、かなり大きな配
置空間が必要になるという不都合がある。また、各ラベ
ル貼り付け装置は特定の対象ワークに特定のラベルを貼
り付けるための専用装置であるから、対象ワークをモデ
ル・チェンジした場合、対象ワークが増加した場合等に
は異なる専用装置と置換し、または新たな専用装置を追
加して配置しなければならず、頻繁にモデル・チェンジ
が行なわれるような対象ワークに対するラベルの貼り付
けには好適であるとはいえない。さらに、対象ワークの
湾曲表面にラベルを貼り付けることができないのである
から、ラベル貼り付け位置が大幅に制約されることにな
る。
【0005】また、生産ラインの1工程で多種、多数の
ラベルを対象ワークに貼り付けたいという要請に応える
ために、事前にラベル・サイズの統一化設計変更を行な
ってラベル貼り付けヘッドの設計を簡素化し、またはラ
ベル・サイズの統一化が不十分な場合に対応してラベル
貼り付けヘッドを多面体構造にすることが考えられる。
しかし、デザイン的要素が強い意匠銘板、性能、使用等
を印刷した機械銘板等についてはラベル・サイズの統一
化設計変更が著しく困難であり、また、ラベル貼り付け
ヘッドが多面体構造である場合には構成が著しく複雑化
してしまう。
【0006】
【発明の目的】この発明は上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、ラベルの種類、対象ワークの種類に拘ら
ずラベルを高品質に貼り付けることができ、しかも構成
を簡素化できる新規なラベル貼り付け装置を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの、請求項1のラベル貼り付け装置は、ラベル保持面
と、ラベル保持面の所定位置において開口する少なくと
も1つの長溝と、ラベル保持面の所定位置において開口
する少なくとも1つの穴と、長溝を通してラベル保持面
にラベルを保持する第1保持部と、穴を通してラベル保
持面にラベルを保持する第2保持部と、ラベル保持面の
端縁近傍に位置し、常時被貼り付け部に向かって付勢さ
れる押えローラと、ラベル保持面および押えローラを一
体的に被貼り付け部に向かって移動させた後、被貼り付
け面に沿って移動させる産業用ロボットと、産業用ロボ
ット、第1保持部および第2保持部を所定の相対関係に
基づいて制御する制御部とを含んでいる。
【0008】請求項2のラベル貼り付け装置は、第1保
持部として長溝を通してラベル保持面側から空気を吸引
するファンを採用してあり、第2保持部として穴と連通
された真空発生器を採用してある。請求項3のラベル貼
り付け装置は、ラベル保持面を回動させる回動部をさら
に有している。
【0009】請求項4のラベル貼り付け装置は、ラベル
保持面と押えローラとの間においてラベルを押えローラ
から離れる方向に規制する空気吐出部をさらに含んでい
る。請求項5のラベル貼り付け装置は、ラベル保持面と
押えローラとの間において、押えローラに当接する方向
へのラベルの移動を阻止するラベル案内部材をさらに含
んでいる。
【0010】
【作用】請求項1のラベル貼り付け装置であれば、貼り
付け対象となるラベルの最大サイズに対応するラベル保
持面の所定位置に、端縁部が押えローラとほぼ正対する
ようにラベルを位置させ、この状態において、第1保持
部により長溝を通してラベル保持面にラベルを保持する
とともに、第2保持部により穴を通してラベル保持面に
ラベルを保持する。即ち、第1保持部および第2保持部
によりラベルを保持するのであるから、何れかの保持部
によるラベル保持力が不十分であっても両保持部により
十分なラベル保持力を得ることができる。このようにし
てラベル保持面にラベルを保持した後は、産業用ロボッ
トによりラベル保持面を対象ワークに向かって移動さ
せ、対象ワークに十分に接近し、ラベルの一端縁部が押
えローラにより対象ワークの被貼り付け面に押し付けら
れた後は、産業用ロボットによりラベル保持面を対象ワ
ークの表面に沿って移動させる。したがって、ラベルが
ラベル保持面から引き出されながら押えローラにより対
象ワークの被貼り付け面に順次貼り付けられ、最終的に
ラベルの全範囲が高品質に、即ち、気泡の侵入を阻止し
た状態で対象ワークの被貼り付け面に貼り付けられる。
さらに、押えローラにより押圧力を与えながらラベルの
貼り付けを行なうのであるから非平面に対しても高品質
にラベルの貼り付けを行なうことができる。
【0011】請求項2のラベル貼り付け装置であれば、
長溝のほぼ全範囲を覆うサイズのラベルに対してはファ
ンにより十分なラベル保持力を達成でき、長溝の一部の
みを覆うサイズのラベルに対しては真空発生器により十
分なラベル保持力を達成できる。そして、何れの場合に
も、他方の保持部によりある程度のラベル保持力を達成
できるのであるから、全体として十分なラベル保持力を
達成できる。また、一方の保持部がファンであるから、
両保持部を真空発生器で構成する場合と比較して構成を
簡素化できるとともにコストダウンを達成できる。
【0012】請求項3のラベル貼り付け装置であれば、
回動部によりラベル保持面を回動させるだけでラベル受
け取り時のラベル保持面の姿勢、ラベル貼り付け時のラ
ベル保持面の姿勢を簡単に制御でき、産業用ロボットの
自由度が少ない場合であってもラベル保持面の姿勢を制
御することにより多種のラベル貼り付けに対処できる。
【0013】請求項4のラベル貼り付け装置であれば、
ラベル保持面と押えローラとの間においてラベルを押え
ローラから離れる方向に規制する空気吐出部をさらに含
んでいるので、ラベル自体が変形していたり、巻き癖が
ついていたりして、そのままではラベルの遊端部が押え
ローラに対して当接されることになるような場合であっ
ても、空気吐出部から吐出される空気によりラベルを押
えローラから離れる方向に規制してラベルの遊端部を確
実に貼り付け対象部分に接触させることができ、ラベル
貼り付け品質の低下を防止できる。
【0014】請求項5のラベル貼り付け装置であれば、
ラベル保持面と押えローラとの間において、押えローラ
に当接する方向へのラベルの移動を阻止するラベル案内
部材をさらに含んでいるので、ラベル自体が変形してい
たり、巻き癖がついていたりして、そのままではラベル
の遊端部が押えローラに対して当接されることになるよ
うな場合であっても、ラベル案内部材によりラベルの遊
端部が押えローラに当接するという不都合を防止してラ
ベルの先端部を確実に貼り付け対象部分に接触させるこ
とができ、ラベル貼り付け品質の低下を防止できる。
【0015】
【実施例】以下、実施例を示す添付図面によって詳細に
説明する。図11はこの発明のラベル貼り付け装置を示
す概略側面図であり、対象ワーク1を搬送するコンベア
・ライン2に対して所定の位置関係を保持させて産業用
ロボット3が配置されている。この産業用ロボット3は
架台3a上に配置されており、ロボット・アームの先端
部にラベル貼り付けヘッド4が設けられている。また、
この架台3aの所定位置に従来公知のプリンタ3b、従
来公知の剥離機3cおよびラベル真空吸着用の真空発生
器3dが配置されているとともに、所定位置に、産業用
ロボット3、プリンタ3b、剥離機3cおよびラベル貼
り付けヘッド4の動作を制御する制御部としてのコンピ
ュータ9およびシーケンサ91(図7参照)が配置され
ている。
【0016】図1および図2はこの発明のラベル貼り付
け装置に組み込まれるラベル貼り付けヘッド4の一例を
示す斜視図であり、図1が上方から見た斜視図を、図2
が下方から見た斜視図をそれぞれ示している。このラベ
ル貼り付けヘッド4は、一面をラベル保持面4aとする
吸着チャンバ4bと、ラベル保持面4aの所定位置に形
成された複数個の長溝4cおよび穴4dと、長溝4cを
通して空気を吸引するファン4eと、ラベル保持面4a
の一端縁に近接する状態で支持部材4fにより吸着チャ
ンバ4bに回動可能に支持された押えローラ4gと、押
えローラ4gに回動付勢力を与える付勢ばね4hと、ロ
ボット・アームに装着される接続フランジ4iとを含ん
でいる。尚、図示していないが、上記穴4dを真空発生
器3dと連通する流路、ラベル有無確認センサ、真空ス
イッチ等からなるラベル有無検出部が配置されている。
また、付勢ばね4hによる支持部材4fの回動を規制す
るストッパ4jが設けられている。
【0017】上記長溝4cは押えローラ4gと直角な方
向に、ラベル保持面4aのほぼ全範囲にわたって延びる
ものであり、大きいサイズのラベルを保持する場合に主
としてラベル保持力を与える。上記穴4dは押えローラ
4gと近接する所定範囲において長溝4c同士の間に配
置されたものであり、長溝4cの一部のみしか覆えない
小さいサイズのラベルを保持する場合に主としてラベル
保持力を与える。
【0018】押えローラ4gとしては例えばスポンジ・
ローラが採用できるが、スポンジ・ローラ以外であって
も、ある程度の可撓性を有するものであれば同様に採用
できる。上記の構成のラベル貼り付け装置の動作は次の
とおりである。十分に大きいサイズのラベルを貼り付け
る場合には、プリンタ3bを動作させることにより所望
のラベルを印刷する。そして、ラベルが完成するタイミ
ングに合せてコンピュータ9からの指令に基づいて産業
用ロボット3を動作させ、ラベル貼り付けヘッド4のラ
ベル保持面4aを剥離機3cの近傍に位置させる。尚、
この場合におけるラベル貼り付けヘッド4の姿勢は、ラ
ベル保持面4aのうち、押えローラ4gと最も離れた端
縁部が剥離機3cにより剥離されるラベルと正対するよ
うに制御される。また、ラベルの先端が押えローラ4g
の中心から僅かに(例えば5mm)突出した状態になるよ
うにラベル貼り付けヘッド4の位置を制御する。したが
って、剥離機3cにより剥離されるラベルとラベル貼り
付けヘッド4との相対位置が上述のようになった時点で
ファン4eを動作させることにより長溝4cを通して空
気を吸引し、ラベルをラベル保持面4aに保持する。
尚、ファン4eによるラベルの保持が行なわれる前にお
けるラベルの垂れ下り、自然落下等を防止するために剥
離機3cに近接させてエアノズル3c′を設け、エアノ
ズルから吐出される空気によりラベルをラベル保持面4
aから余り離れないようにしておくことが好ましい(図
3参照)。
【0019】そして、ファン4eによるラベルの保持が
行なわれた後に真空発生器3dを動作させることにより
穴4dを通してラベルを真空吸着し、ラベル保持面4a
に対するラベルの保持を一層確実化する。その後、ラベ
ル有無確認センサによりラベルが存在することが確認さ
れていることおよび真空スイッチがON状態であること
を確認してから産業用ロボット3を動作させてラベル貼
り付けヘッド4をコンベア・ライン2上の対象ワーク1
に向かって移動させ、ラベル貼り付けヘッド4が対象ワ
ーク1の被貼り付け部に対して所定角度(例えば約45
°)となるように対象ワーク1に接近させれば、ラベル
の突出部が先ず対象ワーク1に貼り付けられ、押えロー
ラ4gが付勢ばね4hに抗して回動されるのでラベルの
端縁部が対象ワーク1に押し付けられる。その後は、ラ
ベル貼り付けヘッド4を全体として、ラベルの既に貼り
付けられた箇所から離れる方向に移動させるべく産業用
ロボット3を動作させればよく、引っぱり加減にラベル
を対象ワーク1に貼り付けることができ、しかも押えロ
ーラ4gにより貼り付け部を押圧できるので気泡の侵入
を阻止して高品質にラベルの貼り付けを達成できる(図
4参照)。尚、ラベルの貼り付けが進行すれば長溝4c
が大気と連通される部分の割合が増加し、ファン4eに
よる吸着力が急激に減少するのであるが、穴4dを通し
て真空吸着され続けるのであるからラベルの垂れ下り等
を確実に阻止して高精度の貼り付けを達成できる。
【0020】比較的小さいサイズのラベルを貼り付ける
場合には、剥離されたラベルとラベル保持面4aとが所
定の相対位置関係になったことを条件として真空発生器
3dを動作させ、穴4dによりラベルを真空吸着する。
尚、この場合に、ファン4eを動作させてもよいが、ラ
ベルのサイズが小さい場合には殆ど吸着力を発揮しな
い。その後は、大きいサイズのラベルと同様にして対象
ワーク1に対するラベルの貼り付けを達成できる。
【0021】
【実施例2】図5はラベル貼り付けヘッドの他の実施例
を示す斜視図であり、上記実施例と異なる点は吸着チャ
ンバ4bと接続フランジ4iとが回動可能に連結されて
いる点、接続フランジ4iに対して吸着チャンバ4bを
回動させるロータリー・アクチュエータ4kをさらに設
けた点および吸着チャンバ4bの位置を規制するストッ
パ4mをさらに設けた点のみである。
【0022】したがって、この実施例の場合には、産業
用ロボット3を動作させることなくラベル保持面4aの
姿勢を変更することができ(図5中一点鎖線参照)、ラ
ベル受け取り時の姿勢変更、ラベル貼り付け時の姿勢変
更に簡単に対処できる。図6はラベル貼り付け動作を概
略的に示す平面図であり、3つのラベル供給部5を有す
るラベル貼り付けシステムを示している。
【0023】図6から明らかなように、産業用ロボット
3の各軸を制御することによりラベル貼り付けヘッド4
を所望のラベル供給部5と正対させてラベルの受け取り
を行ない、次いでラベルを受け取ったラベル貼り付けヘ
ッド4をコンベア・ライン2上の対象ワーク1に向かっ
て移動させ、対象ワーク1の垂直面にラベルを貼り付け
る場合にはロータリー・アクチュエータ4kを動作させ
てラベル保持面4aの姿勢を垂直面に適合させ、この状
態において産業用ロボット3を動作させて対象ワーク1
にラベルを貼り付けることができる。その後は、上記一
連の動作を反復することにより対象ワーク1の所望箇所
に所望のラベルを貼り付けることができる。
【0024】図7はラベル貼り付け装置の他の応用例の
データフローを示す図であり、コンベア・ライン制御部
21をさらに有している。そして、対象ワーク1を支持
するパレット11、各パレット11に設けられた、IC
カードからなる識別カード(以下、IDカードと略称す
る)12、コンベア・ライン2の所定位置に配置され、
作業位置およびその前の位置におけるIDカード12の
内容を読み取る読み取りヘッド22および両読み取りヘ
ッド22からの信号をコンピュータ9に送るとともに、
読み取りヘッド22に読み取り動作指令を与えるIDコ
ントローラ23をさらに有している。また、産業用ロボ
ット3を制御するためのロボット・コントローラ31、
プリンタ3bを制御するためのプリンタ・コントローラ
32および剥離機3cを制御するための剥離機コントロ
ーラ33をも有している。
【0025】したがって、先ず、パレット11が作業前
位置に到着したことを示す信号がコンベア・ライン制御
部21から出力され、この信号に基づいて対応する読み
取りヘッド22によりIDカード12の内容が読み取ら
れる。この内容には、対象ワークの種別等を示すデータ
が含まれる。そして、この内容がIDコントローラ23
およびコンピュータ9を通してシーケンサ91に供給さ
れるので、シーケンサ91が、プリンタ3bから出力さ
れるラベルを貼り付けるべき対象ワークか他のラベルを
貼り付けるべき対象ワークかを判別し、プリンタ3b側
に産業用ロボット3を移動させるべきか剥離機3c側に
産業用ロボット3を移動させるべきかラベル受け台(図
示せず)側に産業用ロボット3を移動させるべきかを示
す信号をロボット・コントローラ31に供給する。ま
た、プリンタ・コントローラ32はコンピュータ9から
の印字データを受け取ってプリンタ3bを動作させ、ラ
ベルを作成する。
【0026】そして、上記パレット11がラベル貼り付
け作業を行なうべき位置に到着すれば、他方の読み取り
ヘッド22により再びIDカード12の内容を読み取
り、前の読み取り内容と一致しているか否かをコンピュ
ータ9において判別する。そして、一致していれば、シ
ーケンサ91に対して作業遂行許可信号を供給し、逆
に、一致していなけれれば、シーケンサ91に対して作
業遂行禁止信号を供給する。
【0027】作業遂行許可信号が供給された場合には、
シーケンサ91がロボット・コントローラ31に対して
動作開始許可信号を供給するので、ロボット・コントロ
ーラ31がロボット動作指令を出力し、産業用ロボット
3を上述のとおり動作させる。尚、産業用ロボット3に
より移動されるラベル貼り付けヘッド4においては、図
示しないセンサによりラベルを受け取ったか否かを判別
するので、ラベルの貼り忘れを確実に防止できる。
【0028】逆に、作業遂行禁止信号が供給された場合
には、例えば、後処理工程に対して対象ワーク1を回収
すべきことを示す信号を供給する。したがって、以上の
一連の動作を反復することにより、順次送られてくる対
象ワークの種別に応じたラベルの貼り付けを行なうこと
ができ、多品種少量生産に簡単に対処できる。
【0029】
【実施例3】図8はラベル貼り付けヘッドのさらに他の
実施例の要部を示す概略側面図であり、上記実施例と異
なる点は、吸着チャンバ4bと押えローラ4gとの間
に、ラベルを押えローラ4gから離れる方向に規制する
エアノズル4nを設けた点のみである。
【0030】したがって、この実施例の場合には、ラベ
ル自体が変形しており、あるいは巻き癖がついていて、
そのままラベルを移動させるとラベルの遊端部が押えロ
ーラ4gに当接することになる場合であっても、エアノ
ズル4nから吐出させる空気によりラベルの遊端部が規
制されて押えローラ4gに当接するという不都合を解消
できる。この結果、ラベルの遊端部を確実に対象ワーク
1に接触させることができ、高品質のラベル貼り付けを
達成できる。
【0031】図9は変更例の要部を示す概略側面図であ
り、図8の実施例と異なる点は、吸着チャンバ4bと押
えローラ4gとの間にエアノズル4nを設ける代わり
に、吸着チャンバ4bの押えローラ4gと対向する面の
所定位置に開口するエア吐出流路4pを形成し、エア吐
出流路4pを図示しない空気供給源と連通した点のみで
ある。
【0032】したがって、この変更例の場合には、吸着
チャンバ4bと押えローラ4gとの間にエアノズルを配
置するスペースがなくても対処でき、ひいては押えロー
ラ4gを吸着チャンバ4bに可能な限り接近させること
により省スペース化を達成できる。
【0033】
【実施例4】図10はラベル貼り付けヘッドのさらに他
の実施例の要部を示す概略側面図であり、図8の実施例
と異なる点は、エアノズル4nに代えてラベル案内板4
rを設けた点のみである。尚、ラベル案内板4rは、吸
着チャンバ4bのラベル保持面4aとほぼ面一状に配置
されており、具体的には、支持部材4fの所定位置に支
持されている。さらにラベル案内板4rの両端部にラベ
ルの横ズレを防止するためのサイドガイド(図示せず)
を有している。
【0034】したがって、この実施例の場合には、エア
供給源を用いることなく、ラベルの遊端部を確実に対象
ワーク1に接触させることができ、高品質のラベル貼り
付けを達成できる。尚、この発明は上記の実施例に限定
されるものではなく、例えば、多関節型の産業用ロボッ
ト3に代えて直交座標型の産業用ロボットを用いること
が可能であるほか、この発明の要旨を変更しない範囲内
において種々の設計変更を施すことが可能である。
【0035】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明は、広範囲
にわたってラベル保持を達成できる第1保持部および長
溝と、限られた箇所でラベル保持を達成できる第2保持
部および穴とを有しているのであるから、ラベルの種
類、サイズ等に拘らず良好なラベル保持を達成でき、ま
た、保持しているラベルを貼り付けるに当って押えロー
ラによりラベルを押圧するのであるから高品質のラベル
貼り付けを達成でき、さらに、産業用ロボットによりラ
ベル保持面および押えローラを所望位置から所望位置ま
で移動させることができるのであるから、種々のラベル
供給部、ラベル貼り付け対象ワークに簡単に対処できる
という特有の効果を奏する。
【0036】請求項2の発明は、長溝のほぼ全範囲を覆
うサイズのラベルに対してはファンにより十分なラベル
保持力を達成でき、長溝の一部のみを覆うサイズのラベ
ルに対しては真空発生器により十分なラベル保持力を達
成でき、しかも、何れの場合にも、他方の保持部により
ある程度のラベル保持力を達成できるのであるから、全
体として十分なラベル保持力を達成でき、また、一方の
保持部がファンであるから、両保持部を真空発生器で構
成する場合と比較して構成を簡素化できるとともにコス
トダウンを達成できるという特有の効果を奏する。
【0037】請求項3の発明は、回動部によりラベル保
持面を回動させるだけでラベル受け取り時のラベル保持
面の姿勢、ラベル貼り付け時のラベル保持面の姿勢を簡
単に制御でき、産業用ロボットの自由度が少ない場合で
あってもラベル保持面の姿勢を制御することにより多種
のラベル貼り付けに対処できるという特有の効果を奏す
る。
【0038】請求項4の発明は、ラベル自体が変形して
いたり、巻き癖がついていたりして、そのままではラベ
ルの遊端部が押えローラに対して当接されることになる
ような場合であっても、空気吐出部から吐出される空気
によりラベルを押えローラから離れる方向に規制してラ
ベルの遊端部を確実に貼り付け対象部分に接触させるこ
とができ、ラベル貼り付け品質の低下を防止できるとい
う特有の効果を奏する。請求項5の発明は、ラベル自体
が変形していたり、巻き癖がついていたりして、そのま
まではラベルの遊端部が押えローラに対して当接される
ことになるような場合であっても、ラベル案内部材によ
りラベルの遊端部が押えローラに当接するという不都合
を防止してラベルの先端部を確実に貼り付け対象部分に
接触させることができ、ラベル貼り付け品質の低下を防
止できるという特有の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のラベル貼り付け装置に組み込まれる
ラベル貼り付けヘッド4の一例を示す上方から見た斜視
図である。
【図2】この発明のラベル貼り付け装置に組み込まれる
ラベル貼り付けヘッド4の一例を示す下方から見た斜視
図である。
【図3】ラベル受け取り動作を説明する概略図である。
【図4】ラベル貼り付け動作を説明する概略図である。
【図5】ラベル貼り付けヘッドの他の実施例を示す斜視
図である。
【図6】ラベル貼り付け動作を概略的に示す平面図であ
る。
【図7】ラベル貼り付け装置の他の応用例のデータフロ
ーを示す図である。
【図8】ラベル貼り付けヘッドのさらに他の実施例を示
す概略側面図である。
【図9】ラベル貼り付けヘッドの変更例を示す概略側面
図である。
【図10】ラベル貼り付けヘッドのさらに他の実施例を
示す概略側面図である。
【図11】この発明のラベル貼り付け装置を示す概略側
面図である。
【図12】従来のラベル貼り付け装置を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
3 産業用ロボット 3d 真空発生器 4a ラ
ベル保持面 4c 長溝 4d 穴 4e ファン 4g 押
えローラ 4k ロータリー・アクチュエータ 4n エアノズ
ル 4p エア吐出流路 4r ラベル案内板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラベル保持面(4a)と、ラベル保持面
    (4a)の所定位置において開口する少なくとも1つの
    長溝(4c)と、ラベル保持面(4a)の所定位置にお
    いて開口する少なくとも1つの穴(4d)と、長溝(4
    c)を通してラベル保持面(4a)にラベルを保持する
    第1保持部(4e)と、穴(4d)を通してラベル保持
    面(4a)にラベルを保持する第2保持部(3d)と、
    ラベル保持面(4a)の端縁近傍に位置し、常時被貼り
    付け部に向かって付勢される押えローラ(4g)と、ラ
    ベル保持面(4a)および押えローラ(4g)を一体的
    に被貼り付け部に向かって移動させた後、被貼り付け面
    に沿って移動させる産業用ロボット(3)と、産業用ロ
    ボット(3)、第1保持部(4e)および第2保持部
    (3d)を所定の相対関係に基づいて制御する制御部
    (9)(31)(91)とを含んでいることを特徴とす
    るラベル貼り付け装置。
  2. 【請求項2】 第1保持部(4e)が長溝(4c)を通
    してラベル保持面(4a)側から空気を吸引するファン
    (4e)であり、第2保持部(3d)が穴(4d)と連
    通された真空発生器(3d)である請求項1に記載のラ
    ベル貼り付け装置。
  3. 【請求項3】 ラベル保持面(4a)を回動させる回動
    部(4k)をさらに有している請求項1または請求項2
    に記載のラベル貼り付け装置。
  4. 【請求項4】 ラベル保持面(4a)と押えローラ(4
    g)との間においてラベルを押えローラ(4g)から離
    れる方向に規制する空気吐出部(4n)(4p)をさら
    に含んでいる請求項1に記載のラベル貼り付け装置。
  5. 【請求項5】 ラベル保持面(4a)と押えローラ(4
    g)との間において、押えローラ(4g)に当接する方
    向へのラベルの移動を阻止するラベル案内部材(4r)
    をさらに含んでいる請求項1に記載のラベル貼り付け装
    置。
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