JPH0514734A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH0514734A
JPH0514734A JP3076192A JP7619291A JPH0514734A JP H0514734 A JPH0514734 A JP H0514734A JP 3076192 A JP3076192 A JP 3076192A JP 7619291 A JP7619291 A JP 7619291A JP H0514734 A JPH0514734 A JP H0514734A
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JP
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signal
image
circuit
bit
binarized
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JP3076192A
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Makoto Endo
誠 遠藤
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 2値化画像情報に対して、小規模な構成で良
好なフィルタ処理を行う。 【構成】 画像処理回路226、枠検出回路224及び
それらの設定、制御をするCPU225により、2値化
された画像情報を主走査方向にm画素、副走査方向にn
画素の間隔(m≧1、n>1の整数値)でサンプリング
を行い、a画素×b画素(aはmの倍数、bはnの倍
数)の領域の1または0の個数を、その領域における評
価値となし、あらかじめ設定された値と比較することに
より、その領域の画像判定を行う。 【効果】 大規模領域のゴミ除去フィルタを少ないメモ
リ容量で達成し、装置の低価格化、小型化を可能にして
いる。また、2値データの個数を多値データ的に処理す
ることで、擬似多値データ処理が行えるので、単に2値
化するよりは注目画素Xのデータ信頼性は向上し、また
多値データ処理を行うよりも回路構成が簡易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理装置に関し、例
えば、画像周辺部に枠のある画像をパイプライン処理に
より、枠を消去するような画像処理に用いるに適した画
像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ネガ画像を有するマイクロフィル
ムは、図15(A)のように、マイクロフィルムFのコ
マf内にネガ画像が記録されており、各コマfの周辺が
透明になっている。このマイクロフィルムFをネガポジ
反転の情報記録装置でプリントアウトすると、コマfの
周辺の透明部分が現像される。その結果、転写材Pには
図15(B)に示すように、画像領域Gの周囲にベタ黒
状の枠Bがプリントされ、プリント画像の美観を損ねる
だけでなく、トナー消費量を増大させるという問題があ
った。
【0003】そこで、上記の問題を解決するため、マイ
クロフィルムFの画像コマfの領域を検知し、該画像領
域に基づいて決定される領域を基準として、転写材Pに
記録する領域を制御することにより図15(C)の様に
枠部のないプリントを得るようにした情報記録装置が提
案されている。
【0004】しかしながら、この種の情報記録装置では
マイクロフィルム上、あるいはその支持部材である圧板
ガラス上のゴミ、ほこりはほぼ投影倍率分拡大され、転
写材Pに記録される。
【0005】従って例えば、CCD等のラインセンサー
を用いたディジタルマイクロスキャナー等では、各画素
に相当するセンサーの受光面積はゴミ、ホコリの投影画
像に比べて小さくなるため、画像読取信号には直接ゴ
ミ、ホコリの影響が出てしまうことになる。
【0006】ところが、上記の様に、マイクロフィルム
Fの画像コマfの領域を検知するためには、ゴミ、ホコ
リの影響があってはならないため、画像読取信号に何ら
かのゴミ除去フィルタとしての画像処理を行った後に検
知を行わなければならない。
【0007】ゴミ除去フィルタとしては一般的にローパ
スフィルタが有効と考えられる。図16に3×3畳み込
みマスクを使用した場合のローパスフィルタマスクの一
例を示す。この例では3×3画素の隣接画素の多値デー
タにマスクに示した値の重み付けを施し1/16で平均
化することで高周波成分を除去している。
【0008】他にもミディアンフィルタ等のフィルタも
有効である。
【0009】例えばp×q画素領域に図17の様な畳み
込みマスクを適用した場合の概略回路図を図18に示す
(この例はp×q画素領域の平均化にすぎない。)。以
下の説明において、信号の反転を※により表わす(例え
ば、信号Aの反転を信号A※と表わす)図18におい
て、101は1画素8ビット原画像信号VMを画素クロ
ックGCLK信号で刻むためのラッチ回路。102−1
〜102−(q−1)はそれぞれHSYNC※信号によ
りクリアされるラインメモリ、103はラッチ回路10
1の出力信号及びラインメモリ102−1〜102−
(q−1)の出力i1〜iqを加算する加算回路、104
−1〜104−(p−1)は加算回路103のKビット
出力をGCLK信号でラッチするラッチ回路、105は
加算回路103の出力及びラッチ回路104−1〜10
4−(p−1)の出力(j1〜jp)を加算する加算回路
である。
【0010】図19は加算回路103の一例を示す回路
図で、106−1〜106−(q/2)は8ビットアダ
ー、107−1〜107−(q/4)は9ビットアダ
ー、以降qの値によって段数は異なるが、108は最終
段のKビットアダーで、Kの値はK=8+log2qビ
ットで表わされる。但し、図19はq=2r(r≧2の
整数)を想定している(勿論qは1以上の整数値で可能
であるが、他の例は省略した。)。
【0011】図20は加算回路105の一例を示す回路
図で、109−1〜109−1(P/2)はKビットア
ダー、110−1〜110−(P/4)は(K+1)ビ
ットアダー、以降Pの値によって段数は異なるが、11
1は最終段のLビットアダーで、Lの値はL=K+lo
2Pビットで表わされる。但し、図20はP=2r(r
≧2の整数)を想定している(これも同様にPは1以上
の整数値で可能であるが、他の例は省略した。)。
【0012】112は最終段のLビットアダー出力を1
/p×q倍し、総和を平均化する回路で、p×qが2の
乗数とすれば、上位8ビットを出力する。
【0013】図19、図20において、実際は多段のア
ダーとなるためGCLKの周波数及びアダーの遅延時間
との兼合いでラッチ回路を要する場合があるが、本例で
は省略している。
【0014】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記の様な畳み込みマスクを使用したローパスフィルタ、
ミディアンフィルタ等によりパイプライン処理を行った
場合、従来例で判るように、畳み込みマスクの副走査
方向画素数分のラインメモリを必要とするため、大規模
領域のゴミ除去フィルタに使用すると、コスト高とな
り、また装置が大型化してしまう。これらのフィルタ
は多値データを用いた処理方法であるので、二値データ
は使用できず、また二値データを用いて処理する場合に
比べてビット数倍のメモリ容量を必要とするため、やは
りコスト高となり装置が大型化してしまう。等の欠点が
あり、小規模領域のゴミ除去フィルタには有効である
が、マイクロフィルム画像の様に大規模領域のゴミ除去
フィルタを必要とする場合には適さない。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点に鑑み
てなされたもので、2値化画像情報を複数画素おきにサ
ンプリングを行い、常に同数のサンプリング点を含む形
状の領域内サンプリング点の2値化データの1または0
の個数をあらかじめ設定した基準値と比較することによ
り、該領域の画像判定を行う画像処理装置を提供するも
のであり、また、画像判定は、主走査方向m画素毎、副
走査方向n画素毎に行われ、その処理はパイプライン処
理的に逐次移動しながら行われる画像処理装置を提供す
るものである。
【0016】
【実施例】図1は本発明をマイクロフィルム用ディジタ
ルリーダープリンターに適用した場合の外観図、図2は
その概略機構図を示す。
【0017】図1及び図2において、201はマイクロ
フィルムをスクリーンに投影あるいは読取って画像処理
等を行うスキャナー、202はスキャナー201で読み
取った画像情報を画像処理した後、普通紙にプリントア
ウトするためのレーザービームプリンター、203は各
種設定及び表示を行うための操作部、204はロールフ
ィルムの撮影画像を操作部203上のツマミにて投影位
置に送ったり、巻き戻したりする機構を持つロールキャ
リア、205はズーム機構を持つ投影用ズームレンズ、
206はマイクロフィルム画像を投影するためのスクリ
ーン、207はマイクロフィルムを照射するためのハロ
ゲンランプ、208はハロゲンランプの拡散光を集光す
るための集光レンズ、209はロールキャリア内にある
圧板ガラス(不図示)に挾持されたマイクロフィルム、
210は投影光を反射するための反射ミラー、211は
スクリーン投影か、投影画像読取かを選択するための摺
動ミラー、212は摺動ミラー211を回転させるため
の軸、213は投影画像を読み取るためのラインセンサ
ー、214、215はラインセンサーの位置を検出する
ためのセンサーである。
【0018】以上の構成において、画像読取の動きにつ
いて説明する。
【0019】まず、通常は摺動ミラー211は破線の様
な位置にある。この時、ハロゲンランプ207、集光レ
ンズ208でマイクロフィルム209に照射した光は反
射ミラー210、摺動ミラー211を通ってスクリーン
206に投影される(破線の光路)。
【0020】操作部203上に設けられたコピーボタン
を押すと、まず摺動ミラー211は軸212を中心に実
線の位置に移動し、マイクロフィルム投影光は実線の光
路をたどる。この時、ラインセンサー213はホームポ
ジションセンサー214をはずれA方向へ移動を始める
(この方向を以後、前スキャンとする)。画像光終端位
置まで移動すると、ラインセンサー213はスタートポ
ジションセンサー215にかかりB方向へ反転移動を始
める(以後、この方向を本スキャンとする)。その後、
ラインセンサー213がホームポジションセンサー21
4にかかると、ラインセンサー213の移動は停止し、
摺動ミラー211は破線位置へ戻る。
【0021】図3は本発明の一実施例における概略ブロ
ック図、図4は画像処理回路226及び枠検出回路22
4の詳細ブロック図を示す。
【0022】図3において221はラインセンサー21
3の画像信号出力を増幅するためのアンプ、222はア
ンプの出力信号をディジタル8ビット信号に直すための
A/Dコンバータ、223はディジタル化した画像信号
をシェーディング補正するためのシェーディング補正回
路、224はそのシェーディング補正された画像信号か
ら画像の枠を検出するための枠検出回路、225はその
枠検出回路へのデータ設定を制御、及び操作部の設定を
読み込み、あるいは表示等を行うCPU、226はシェ
ーディング補正された画像信号に各種画像処理を行う画
像処理回路である。
【0023】次に画像処理回路226及び枠検出回路2
24の詳細ブロックとして図4において、301は8ビ
ットの階調を持つ原画像信号VMを単純2値化するため
の2値化回路、302は2値化された画像信号VMBを
ブロック的にビット加算するブロックビット加算回路、
303はブロックビット加算された値を判定するための
2値化回路、304は2値化回路303で2値化された
信号SIGにより画像部と枠部の境界点を検出するため
の検出信号MBI、MBITを発生するための検出信号
発生回路である。
【0024】305は主走査方向同期信号に同期して画
像クロックGCLKによりカウントする13ビットのカ
ウンタ、306はブロック化の際に生じる主走査方向の
遅延(K)を補正するためのアドレス補正回路であると
ころの13ビットアダー、307は検出信号MBITの
立上りで、主走査方向のアドレスをラッチする画像部立
上りアドレスラッチ回路、308は検出信号MBIの立
上りで主走査方向のアドレスをラッチする画像部立下り
アドレスラッチ回路である。
【0025】309はTライン毎に生じる同期信号HS
YNT信号により立上りアドレスラッチ回路307の出
力アドレス信号NBのラッチを行い、遅延するTライン
ラッチ回路、310は同じくHSYNT信号により30
8の出力アドレス信号NAをラッチするTラインラッチ
回路である。
【0026】311はNB,NAのアドレス信号よりタ
イミングを発生するアドレス・タイミング変換回路A、
312は同じく309、310の出力信号PB,PAの
アドレス信号よりタイミングを発生するアドレス。タイ
ミング変換回路Bである。
【0027】313〜317はゲート回路で、詳細は後
述する。
【0028】318は原画像信号VMをエッジ強調する
ためのエッジ強調回路、319は更にエッジ強調化され
た8ビット階調の画像信号を誤差拡散法により擬似中間
調処理するための誤差拡散回路、320はブロック化の
際に生じる副走査方向の遅延を補正するための画像遅延
回路である。
【0029】以下、動作を順を追って説明する。
【0030】原画像信号VMは例えば図3に示す如くシ
エーディング補正、γ補正等の基本的補正回路は通過し
ており、ある程度のフィルタリング処理も施されてい
る。
【0031】この原画像信号VMをref1の値(re
f1はプレスキャンによる測光値に連動している)と比
較して2値化回路301により1か0の2値信号に変換
する。
【0032】2値化回路301からの2値信号はブロッ
クビット加算回路302にて加算される。画像上の1点
Xに対するブロックは図12のように9×9のサンプル
点を持っており、各サンプル点は主走査方向にGCKW
信号の間隔(ここでは8画素分)、副走査方向にはHS
YNW信号の間隔(ここでは8画素分)だけ離れてい
る。従ってブロックの大きさとしては64×64画素と
なる。
【0033】マイクロフィルム上のゴミ,ホコリは拡大
倍率だけ拡大されるが、枠部にホコリが存在した場合
は、この判定ブロックが小さいと、拡大されたゴミ,ホ
コリで誤動作を起こす場合がある。しかし、この判定ブ
ロックが大きければ大きいほどメモリを必要とするため
最小のメモリで、ゴミ,ホコリの誤動作をなくすために
は、このようにとびとびのサンプル点を持つことは有効
な方法である。
【0034】この大きさでは、例えば400dpiのセ
ンサーを用いている場合、約2mm幅の拡大されたゴ
ミ,ホコリまでは誤動作を生じないことになる。
【0035】ブロックビット加算回路302にて得られ
たSUMは2値化回路303によりref2と比較して
1か0の2値信号SIGに変換する。従って、このよう
にこのSIGはまわりの画素から概ね平均的に求めた信
号であるので、大面積のローパスフィルタをかけたよう
な効果があり、ノイズやゴミ,ホコリに対して安定的な
信号となっている。
【0036】次に、この信号SIGは検出信号発生回路
304にて枠消エリア信号AREAにより制限された
後、画像立下り検出信号MBIと画像立上り検出信号M
BITを作る。基本的にMBITはタイミング的に主走
査同期信号HSYNCから最初にくる画像部のエッジを
とらえるために、SIGの最初の立上り点で立上げ、次
のHSYNC信号立上りで立下げている。またMBIは
HSYNCから見て最後の画像部のエッジをとらえるた
めにSIGを反転している。
【0037】13ビットカウンタ305は同期式カウン
タで、HSYNC※信号でクリアされ、GCLKの立上
りでカウントアップする。13ビットは400dpiA
3サイズの主走査を想定したビット数で、センサーの解
像力、画像読取幅により異なる。
【0038】ブロック化することにより、主走査、副走
査とも遅延が生じるが、主走査方向に関しては13ビッ
トアダー306′によりアドレス補正することで対処す
る。補正値はKであるが、以下のタイミングは便宜上K
=0としている。こうして補正された主走査方向カウン
タのアドレス値をHADとする。
【0039】アドレスラッチ回路307、308では画
像が存在した時にはMBIT信号は1ライン1回、MB
I信号は最低1回、HAD信号のラッチを行うことにな
る。また、同期をとるために、ラッチ出力を再度HSY
NT信号の立上りでラッチしている。こうしてラッチさ
れたアドレス信号がNB,NAとなる。そして、このア
ドレス信号NB,NAを更にTラインラッチ309、3
10においてHSYNT信号の立上りでラッチを行った
のが、アドレス信号PB,PAである。
【0040】そして、アドレスタイミング変換回路A3
11においてNB−Dのアドレスを算出し、同じくNA
+Dのアドレスを算出する。そして、NB−D、NB,
NA+D,NAの各アドレス値と、主走査方向カウンタ
のアドレス値HADとが一致するタイミングを夫々見つ
けることによってNLM信号及びNL信号が出力され
る。
【0041】同様にアドレス信号PB,PAからもアド
レスタイミング変換回路312によりPLM,PL信号
が出力される。
【0042】そして、NLMとPL、及びNLとPLM
のEXORゲート313、314の出力をORゲート3
15を介してORゲート317に入力し、また、AND
ゲート316からのエッジ強調回路318、誤差拡散回
路319更には遅延回路320を通した画像信号VDと
NLMのアンド出力をORゲート317に入力する。
【0043】これにより最初に画像が出現したラインに
おいては画像域全体を黒線とし、次のライン以降(HS
YNTがHSYNCでなく、nライン置きの時は次のn
ライン目以降)は主走査方向の画像部の縁が黒帯とな
る。
【0044】以上により、図13(A)の様な画像は図
13(B)の様な画像に変換される。
【0045】エッジ強調回路318にはラプラシアンの
3×3の畳み込みマスクを使用している。また、誤差拡
散回路319により中間調再現特性を向上させている。
誤差拡散法(ED法)は周知のように、ある注目画素を
一定の閾値と比較し、生じた誤差(注目画素の濃度と閾
値との差分値)を次の複数画素の濃度に拡散していく方
法であり、代表的な擬似中間調処理の一つである。
【0046】また、遅延回路320において、シリアル
画像信号VDIは設定した遅延ライン数だけ遅延したシ
リアル画像信号VDとして出力される。
【0047】図5は図4のブロックビット加算回路30
2の概略回路図である。
【0048】21は2値化回路301からの原画像信号
を単純2値化した信号VMBを図9に示したようなGC
KW信号(図9では8画素毎に1クロック)で刻むため
のラッチ回路、22〜29はそれぞれHSYNW信号の
周期毎にクリアされるラインメモリ、30はラッチ回路
21の出力信号VMB′とラインメモリ22〜29の出
力(a〜i)を加算する加算回路、31〜38は加算回
路30の4ビット出力をGCKW信号でラッチするラッ
チ回路、39は加算回路30の出力及びラッチ回路31
〜38の出力(A〜I)を加算する加算回路である。
【0049】図6は加算回路30の一例を示す回路図
で、48〜52は1ビットフルアダー、53、54は1
ビットハーフアダーである。
【0050】図3は加算回路39の一例を示す回路図
で、55〜58は4ビットアダー、59、60は5ビッ
トアダー、61は6ビットアダー、62は7ビットアダ
ーである。
【0051】以下、動作を順に追って説明する。
【0052】2値化画像信号VMBをラッチ回路21に
よりGCKW信号立上りで刻み、ラインメモリ22〜2
9により、HSYNW信号の間隔で順次記憶する。
【0053】そして、9ライン分(a〜i)の信号をG
CKW信号の間隔でビット加算していく。
【0054】例えば、図10の様にa〜i信号が出力さ
れた場合は、加算回路30の出力Aの4ビット出力は、
図に示した様になる。更に、4ビットラッチ31〜38
で主走査方向にGCKW信号の間隔で、順次記憶する。
そして、A〜I点における9ライン分のビット加算信号
の総和を加算回路39により算出する。この時、A〜I
の4ビット信号は図10に沿って考えると図11の様に
なる。そして、その総和である加算回路39の出力SU
Mは図のSUMで示した様な結果となる。
【0055】加算回路31は例えば図6の様になるが、
a,b,cの信号は1ビットフルアダー48で加算さ
れ、2ビット信号に変換される。同様にd,e,fの信
号は1ビットフルアダー49で加算され、2ビット信号
に変換される。g,h,iの信号は1ビットフルアダー
50で加算され、2ビット信号に変換される。2ビット
変換された各信号の上位1ビット、下位1ビットを1ビ
ットフルアダー51、52で別々に演算し、更にハーフ
アダー53、54により4ビット信号に変換する(最大
9)。
【0056】また、加算回路39は、例えば図7の様に
なるが、A,B C,DE,FG,Hの4ビット信号
を、まず4ビットアダー55〜58で加算し、5ビット
に変換、更にこの5ビット信号を5ビットアダー59、
60により加算し、6ビットに変換、そしてこの6ビッ
ト信号を6ビットアダー61により加算し、7ビットに
変換、そして最後にIの4ビット信号を7ビットアダー
62で加えて、A〜Iの総和SUMを出力する。
【0057】こうして得られたSUMは2値化回路30
3において、例えば基準値(ref)と比較して図11
に示す如くの1か0の2値信号SIGに変換する。図1
1ではref=50としている。このSIGはまわりの
画素から概ね平均的に求めた信号であるので、大面積の
ローパスフィルタをかけたと同等の効果があり、ノイズ
やゴミ、ホコリに対して安定的な信号となる。
【0058】実際には、図5におけるラインメモリ22
〜29の部分は、例えばダイナミック型のメモリである
μPD42505V(ENC製)を使用すると1つのラ
インメモリで済む。その例を図8に示す。
【0059】ラインメモリ79にはリード用クロックR
CKとライト用クロックWCK端子には、GCLKW信
号が供給され、リード用リセットRSTR※とライト用
リセットRSTW※端子にはHSYNC※信号が供給さ
れている。従って、1ライン毎にラインメモリ内容は書
き換えられるが、8ビットセレクタ80のSEL端子に
はHSYNW信号が接続されているため、HSYNWが
nライン周期の場合(n−1)ラインはメモリに1回書
込まれた内容をリフレッシュ的に再書込みすることにな
る。nライン目には新しいVMB′が0ビット目のライ
ンメモリに書き込まれ、以降0ビット目のラインメモリ
の内容が1ビット目に、1ビット目のラインメモリの内
容が2ビット目にと1ビットずつシフト書き込みされ
る。これにより、nラインおきに8ライン分のラインメ
モリを行うことができる。
【0060】実際にはn=8として、8ラインおきに8
ライン分のラインメモリを行っている。これにより記憶
された8ラインと現在のラインで計9ラインの値を逐次
処理することが可能となる。
【0061】以上を模式化したのが図12であり、ある
注目画素Xに対し、主走査方向にA〜Iの9ライン、副
走査方向にa〜iの9ラインにより構成されたブロック
の中で、各格子点がサンプリング点となる。GCKWの
間隔8画素は主走査方向に対するサンプリングピッチ、
HSYNWの間隔8画素は副走査方向に対するサンプリ
ングピッチとなる。
【0062】このX点に対するサンプリング点の数は9
×9=81となり、このブロック領域は(9×8)×
(9×8)=72×72(画素)のエリアとなる。
【0063】このサンプリング点の個数81に対して、
サンプリングデータ1の個数がどれくらいあるかで注目
画素X点の評価値を得ようとするのが本方式であるが、
実際には図11の様にref=50としてサンプリング
データ1の個数をxとして、x≧50の時0、x<50
の時1としてSIG信号を得ている。
【0064】この評価用ブロックは注目画素X点の移動
に伴い移動し、リアルタイム処理においては逐次処理を
行いながら評価値を得ることができる。このような評価
値信号SIGを使用して、図13(A)の様に原稿画像
周囲に枠がある場合に原稿画像を読み取り、図13
(B)の様に枠を消去して、記録することができる
(尚、図13(B)では枠消しと同時に画像周囲に縁取
を行っている。)。
【0065】以上の様に、2値化された画像情報を複数
画素おきにサンプリングを行い、常に同数のサンプリン
グ点を含む形状の領域内サンプリング点2値化データの
1または0の個数をあらかじめ設定された値と比較する
ことにより、その領域の画像判定を行うことで、大規模
領域のゴミ除去フィルタを少ないメモリ容量で達成し、
装置の低価格化、小型化を可能にしている。
【0066】また、2値データを用いて、擬似的に多値
データ処理を行えるため、注目点データの信頼性を向上
できる。
【0067】尚、前記実施例においては、サンプリング
領域として正方形ブロックを想定し、サンプリングも主
走査、副走査で同じ間隔になっているが、特にサンプリ
ング領域の形状、大きさ、サンプリングピッチ等は定め
るものではなく、サンプリング領域の形状に関しては、
例えば図14(A)あるいは図14(B)の様なブロッ
ク形状でも良い。
【0068】また、ブロック内のサンプリング点の1ま
たは0の個数を加算する場合に、中心点Xに対して周囲
サンプリング点を重みづけしても良い。
【0069】上記実施例ではゴミフィルタを自動枠消の
評価として使用しているが、例えば自動露光量制御(A
E)等に用いても良い。その他、通常のローパスフィル
タの代わりに使用しても良い。
【0070】以上説明したように、2値化された画像情
報を主走査方向にm画素、副走査方向にn画素の間隔
(m≧1、n>1の整数値)でサンプリングを行い、a
画素×b画素(aはmの倍数、bはnの倍数)の領域の
1または0の個数を、その領域における評価値となし、
あらかじめ設定された値と比較することにより、その領
域の画像判定を行うことで、大規模領域のゴミ除去フィ
ルタを少ないメモリ容量で達成し、装置の低価格化、小
型化を可能にしている。
【0071】また、2値データの個数を多値データ的に
処理することで、擬似多値データ処理が行えるので、単
に2値化するよりは注目画素Xのデータ信頼性は向上
し、また多値データ処理を行うよりも回路構成が簡易で
ある。
【0072】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によると、2
値化画像情報を複数画素おきにサンプリングを行い、常
に同数のサンプリング点を含む形状の領域内サンプリン
グ点の2値化データの1または0の個数をあらかじめ設
定した基準値と比較することにより、該領域の画像判定
を行うので、小規模の構成で良好なフィルタ処理が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタルリーダープリンターの外観図。
【図2】デジタルリーダープリンターの構成図。
【図3】デジタルリーダープリンターのブロック図。
【図4】画像処理回路のブロック図。
【図5】ブロックビット加算回路のブロック図。
【図6】加算回路Aのブロック図。
【図7】加算回路Bのブロック図。
【図8】ブロックビット加算回路の他のブロック図。
【図9】フローチャート図。
【図10】フローチャート図。
【図11】フローチャート図。
【図12】サンプリング点を示す図。
【図13】出力画像例を示す図。
【図14】フィルタ形状を示す図。
【図15】従来の画像出力例を示す図。
【図16】フィルタの例を示す図。
【図17】フィルタの例を示す図。
【図18】従来の加算回路のブロック図。
【図19】加算回路のブロック図。
【図20】加算回路のブロック図。
【符号の説明】
30 加算回路 39 加算回路 302 ブロックビット加算回路 303 2値化回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2値化画像情報を複数画素おきにサンプ
    リングを行い、常に同数のサンプリング点を含む形状の
    領域内サンプリング点の2値化データの1または0の個
    数をあらかじめ設定した基準値と比較することにより、
    該領域の画像判定を行うことを特徴とする画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 画像判定は、主走査方向m画素毎、副走
    査方向n画素毎に行われ、その処理はパイプライン処理
    的に逐次移動しながら行われることを特徴とする請求項
    1に記載の画像処理装置。
JP3076192A 1991-04-09 1991-04-09 画像処理装置 Pending JPH0514734A (ja)

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