JP3180827B2 - 背景レベルを動的に調整する方法及び装置 - Google Patents

背景レベルを動的に調整する方法及び装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、像形成装置において背
景レベルを自動的に決定する方法、より詳細にはイメー
ジスキャナにおいてしきい値を決定する方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】典型的なイメージスキャナは、たとえば
紙シートのイメージを画素と呼ばれる多数の領域に分割
する。紙シートを照明したとき、各画素は最も暗い画素
反射率値から最も明るい画素反射率値まで連続する値域
に入る反射率値を有するであろう。イメージスキャナ
は、次に、連続する値域内の各値を一組の離散値の中の
1つの値に量子化する。この量子化処理には、どの連続
値が決まった離散値に対応するかを決定するために一組
のしきい値が必要である。最適な一組のしきい値は、た
とえば紙の背景色を含めて、走査するイメージの性質の
関数である。
【0003】個々のイメージスキャナは、いろいろな種
類のソースからイメージを走査できることが望ましいの
で、しきい値を変更できるように設計される。多くのイ
メージスキャナは、オペレータがしきい値の変更ができ
るように手動制御装置を備えている。この方式は、それ
だけでは、オペレータの手動制御を必要することによ
り、装置の使用がいっそう難しくなるので、しきい値設
定の問題の満足できる解決ではない。このため、背景レ
ベルを自動的に決定する(この背景レベルから一組のし
きい値を決定することができる)方法が多数提案されて
いる。ある方法は、走査する文書の始めに近い選択した
領域の反射率の平均値を求めることが必要である。この
方法の問題点は、選択した領域がその文書を代表してい
ないかも知れず、たとえば縁の装飾領域かも知れないこ
とである。
【0004】別の方法は、走査線内の平均画素反射率値
に基づいて背景レベルを設定することが必要である。し
かし、平均画素反射率値が、背景レベルとして適当な基
準であるのは、たとえば機械図のように、走査するイメ
ージが少数の線から成る場合だけである。
【0005】さらに別の方法は、最高の画素反射率値と
最低の画素反射率値を検出するため文書を予備走査し、
次に最高の解像度を得るためしきい値を選択することが
必要である。この方法の1つの問題点は、走査線内の検
出された最高の反射率値がノイズのせいであるかも知れ
ず、したがって背景レベルを設定する基準としては適当
でないことである。もう1つの問題点は、予備走査が必
要であり、それにより文書の処理量が制限されることで
ある。それに加えて、一定の走査アプリケーションたと
えば定速搬送装置を使用する走査アプリケーションの場
合、予備走査を実行できないことがある。
【0006】商業上使用されているある方法は、走査す
るイメージの予備走査のときヒストグラムを作る必要が
ある。ヒストグラムは、グラフ(たとえば水平軸上に反
射率を、そして垂直軸上に一定の反射率をもつ画素の数
を表した図1のグラフ)として視覚化することができ
る。ゼロックス社の7650 ProImager scanner は、
走査するイメージを予備走査してヒストグラムを作る。
そのあと、ヒストグラムを分析し、ヒストグラムの水平
軸上の最も右の非零点で開始し、画素の数をカウントす
ることにより、最高の画素反射率値を決定する。水平軸
上を左へ移動しながら、カウントされた画素の数が走査
線内の画素の総数の5%になるまで、ヒストグラム内の
画素を連続的にカウントする。これが生じた場所の反射
率値を、背景レベルであるとする。同様に、水平軸上の
最も左の非零点で開始し、右へ移動することにより、最
低の反射率値を決定する。これらの最高および最低の画
素反射率値を使用して、0から255までの間隔にビデ
オ信号を写像する写像関数を作る。次に、写像されたビ
デオ信号を通常のやり方でスレッショルドする、すなわ
ちスクリーニングする。この方法は、ノイズとは無関係
の高い背景値と低い背景値が得られるが、走査する文書
の予備走査が必要であるという短所がある。
【0007】上記の予備走査を必要としない方法が、米
国特許第4,850,029 号(1985年7月15日発行)に開示さ
れている。この方法は、文書の平均画素値を表す値を作
るため、多数の異なる種類の平均値(絶えず更新され
る)を計算を実行することが必要である。しかし、上記
米国特許第4,850,029 号の方法は、平均白色値を決定
し、この平均白色値のみを使用してしきい値を計算する
のに適している。平均白色値はしきい値の推定に使用で
きるであろうが、より一般的なアプリケーションたとえ
ば画素反射率値を写像するには適当でないかも知れな
い。上記米国特許第4,850,029 号の方法は、さらに、マ
イクロプロセッサで実行することが好ましい相当に複雑
なアルゴリズムが必要である。マイクロプロセッサを使
用することに起因する速度限界は、ある種のアプリケー
ションでは許されるかも知れないが、他のアプリケーシ
ョンには許されないかも知れない。たとえば、多くのス
キャナでは、データレイトは毎秒10,000,000画素を越え
るが、上記米国特許第4,850,029号のアルゴリズムを実
行するとき、マイクロプロセッサがこれを達成すること
は難しいであろう。上記米国特許第4,850,029 号は文書
の処理量を増すため画素をスキップする技法を開示して
いるが、画素をスキップすることは、特に周期的な構成
をもつ文書の場合、しきい値の計算が非常に不正確にな
る可能性がある。上記米国特許第4,850,029 号のアルゴ
リズムを専用チップで実行すれば、特別の速度を得るこ
とが可能であるかも知れないが、それには、特別のハー
ドウェア費が必要になるであろう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、イメージ内のノイズによって相対的に影響されず
に、走査するイメージの背景レベルを確実に決定するこ
とである。
【0009】本発明の第2の目的は、予備走査を行わず
に、走査するイメージの背景レベルを決定することであ
る。
【0010】本発明の第3の目的は、比較的安価なハー
ドウェアを使用しながら、高速度で背景レベルを決定す
ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記およびその他の発明
の目的を達成するため、本発明は、第1の実施態様とし
て、アナログイメージからディジタルイメージを発生す
るイメージスキャナにおいて、アナログイメージの線を
横切って複数の画素の反射率を走査すること、前記走査
ステップに応答して、反射率値の有限セットの1つを生
成するため各画素の反射率を量子化すること、前記走査
ステップに応答して、各反射率値を有する画素の数を記
録すること、前記記録ステップに応答して、最高の反射
率値で開始し、より低い隣接する反射率値へ連続的に移
動し、そして画素の数が走査線内の画素の数の所定のほ
んの一部分に等しいときの最終反射率値で終わる各反射
率を有する画素の数を合計すること、および最終反射率
値と先の走査線から得た最終反射率値に基づいて背景レ
ベルを決定することの諸ステップから成る、背景レベル
を動的に決定する方法を提供する。
【0012】本発明の第2の実施態様として、アナログ
イメージからディジタルイメージを発生するイメージ走
査装置において、アナログイメージの線を横切って複数
の画素の反射率を走査する手段、前記走査手段に結合さ
れ、反射率値の有限セットの1つを生成するため各画素
の反射率を量子化する手段、前記走査手段に結合され、
各反射率値を有する画素の数を記録する手段、前記記録
手段に結合され、最高の反射率値で始まり、より低い隣
接する反射率値へ連続的に移動し、そして画素の数が線
内の画素の数の所定のほんの一部分に等しいときの最終
反射率値で終わる各反射率を有する画素の数を合計する
手段、および前記合計手段に結合され、最終反射率値と
先の走査線から得た最終反射率値とに基づいて背景レベ
ルを決定する手段から成る、背景レベルを動的に決定す
る装置を提供する。
【0013】
【実施例】図2に、イメージスキャナの一部を構成する
背景レベル動的決定装置におけるデータの流れを略図で
示す。走査バーセンサ205は、走査するイメージの面
たとえばプラテン215の上に置かれた紙シート210
を横切って移動する。走査バーセンサ205は、センサ
の軸線に沿って配置された複数の光検出素子で構成され
ている。紙シート210を走査する際、走査バーセンサ
205は、機械的手段(図示せず)によって紙のシート
に沿って下方に移動する。走査バーセンサ205が新し
い水平位置へ移動すると、水平走査を実行中、走査バー
読出し回路220は走査バーセンサ205内の各光検出
素子を読み出す。走査バー読出し回路220は一連のア
ナログ値をアナログディジタル変換器225へ与える。
この各アナログ値は、走査バーセンサ205内の光検出
素子の1つが検出した反射率に相当する。水平走査を実
行中、マルチプレクサ230は、そのB入力値を、ヒス
トグラムメモリ235のアドレス入力へ結合されたその
出力へ向ける。
【0014】現在のところ好ましいヒストグラムメモリ
235は、すべてのメモリ場所をクリヤするためクロッ
クすることが可能なリセットラインを有するランダムア
クセスメモリである。ヒストグラムメモリ235のデー
タ出力は、アップカウンタ240に結合され、アップカ
ウンタ240の出力はヒストグラムメモリ235のデー
タ入力に結合されている。上記の構成要素205〜24
0が、現在水平線の制御論理(図示せず)によって制御
されて、ヒストグラムを作成する。
【0015】ヒストグラムは、たとえば図1に示したよ
うに、水平軸上に反射率をとり、垂直軸上に決まった反
射率を有する画素の数をとって表したグラフとして視覚
化することができる。簡単に述べると、好ましい実施例
のヒストグラム作成方法は、走査するイメージの線を横
切って画素の反射率を走査し、走査結果をアナログ形か
らディジタル形へ変換し、それぞれの反射率値を有する
画素の数をディジタル方式で記録することが必要であ
る。
【0016】水平走査が終了して、ヒストグラムを作成
した後、マルチプレクサ230とヒストグラムメモリ2
35、および図2の下半分に示した構成要素は、制御論
理によって制御されて、ヒストグラムを分析する。ダウ
ンカウンタ242には、最高の画素反射率値(好ましい
実施例の場合は、255)をロードすることができる。
ダウンカウンタ242の出力はマルチプレクサ230に
結合されている。マルチプレクサ230は、ヒストグラ
ムを分析するときは、そのA入力値を、ヒストグラムメ
モリ235のアドレス入力に結合されたその出力へ向け
る。ダウンカウンタ242の出力はラッチ245の入力
に結合されている。ラッチ245はヒストグラム分析の
最終結果をラッチする。アキュムレータ248は加算器
251と協同して、決まった反射率値を有する画素の数
を合計する。合計数が250(好ましい実施例の水平走
査の場合、全部で5000個の画素の5%)に達する
と、比較器253が出力信号値を発生し、ラッチ245
に最終結果をラッチさせる。
【0017】図2は好ましい実施例に係る装置内のデー
タの流れを示すが、図2は必ずしも好ましい回路接続形
態を表しているとは限らない。たとえば、ヒストグラム
メモリ235は独立したデータアウトとデータイン経路
を有するが、典型的なランダムアクセスメモリチップは
共用ネットワークノードに時間多重化データイン経路と
データアウト経路を有することができる。ディジタル構
成要素230〜253は、アプリケーション指定集積回
路として組み入れることが好ましい。
【0018】図3に、本発明の好ましい実施例に係るヒ
ストグラムを作成する制御の流れを示す。分析を始める
前に、水平走査ヒストグラムメモリ23をクリヤする
(ステップ310)。好ましい実施例の場合、このステ
ップは、ヒストグラムメモリ235のリセットラインを
クロックすることによって行われる。もしヒストグラム
メモリがリセットラインを持っていなければ、上記の代
わりに、すべてのアドレスにわたって巡回し、ヒストグ
ラムメモリの書込み制御ラインをクロックする間、論理
を呼び出して、ヒストグラムメモリのデータ入力を低値
に保持することができる。次に、分析すべき画素が残っ
ているかどうか判断する(ステップ320)。もし分析
すべき画素が残っていれば、走査バー読出し回路220
からの出力をディジタル値へ変換し、それを使用してヒ
ストグラムメモリ235をアドレスする(ステップ33
0)。アドレスする値をアップカウンタ240へ転送し
(ステップ340)。アップカウンタ240はそのカウ
ント値を1だけ増分する(ステップ345)。アップカ
ウンタ240の出力が安定したあと、書込みパルスをヒ
ストグラムメモリ235へ送る(ステップ350)。走
査線内に走査すべき画素が残っていないと判断される
(ステップ320)まで、上記プロセスを繰り返す。も
し残っていなければ、ヒストグラムが完成したことを指
示する(ステップ360)。
【0019】次に、図3に簡単に述べたヒストグラムの
作成に使用できるタイミング信号について説明する。図
4に、図3の制御の流れを実行するため使用できるタイ
ミング信号を示す。図4に、水平走査が進行中であるこ
とを指示する水平走査活動クロック信号410、走査バ
ー読出し回路網220から読み出された画素の周波数と
等しい周波数をもつ次画素クロック信号420、次画素
クロック信号420の2倍の周波数をもつ、次画素クロ
ック信号420と同期の2X次画素クロック信号43
0、および次画素クロック信号420の4倍の周波数を
もつ、次画素クロック信号420と同期の4X次画素ク
ロック信号440を示す。
【0020】水平走査活動信号410は、現在走査線上
に処理すべき画素が残っているかどうかを判断する回路
が発生する(図3のステップ320参照)。水平走査活
動クロック信号410が高値であるとき、ヒストグラム
は作成中である。次に、走査バーセンサ205から読み
取られた第2画素の処理の例について述べる。図4に示
した時間T1のところで、次画素クロック信号420が
高値になり、走査バー読出し回路220は、第2画素に
相当するアナログ反射率値をアナログディジタル変換器
225へ転送する。アナログディジタル変換器225は
アナログ反射率値をディジタル値に変換して、マルチプ
レクサ230のB入力へ送る。水平走査活動クロック信
号410はマルチプレクサ230の制御入力に結合され
ているので、アナログディジタル変換器225の出力は
ヒストグラムメモリ235のアドレス入力へ向けられる
(図3のステップ330参照)。次に、図4に示した時
間T2のところで、アップカウンタ240のロード制御
入力がクロックされ、画素2の反射率値に関する現在画
素カウントがアップカウンタ240にロードされる(図
3のステップ340参照)。時間T3のところで、アッ
プカウンタ240の増分制御入力がクロックされ、ロー
ドされた値が1だけ増分される(図3のステップ345
参照)。最後に、時間T4のところで、ヒストグラムメ
モリ235の書込み制御入力がクロックされ、画素2の
反射率値に関する新しい画素カウントがヒストグラムメ
モリ235に書き込まれる。走査線内の5000個の画
素のそれぞれについて、同様な処理が行われた後、水平
走査活動クロック信号410が低値になる。
【0021】図5に、前に述べたように作成されたヒス
トグラムを分析し、値(その値から背景レベルを計算す
ることができる)を生成するための制御の流れを簡単に
示す。画素カウンタを0にセットし(ステップ50
5)、ダウンカウンタを最高の反射率値255にセット
する(ステップ510)。ヒストグラムメモリをダウン
カウンタでアドレスし(ステップ515)、ダウンカウ
ンタの反射率値を有する画素の数を画素カウンタに加え
る(ステップ520)。次に、画素カウンタを検査し
て、これまでカウントした全画素が250(走査線内の
5000個の画素の5%)に等しいか、それ以上である
かどうかを判断する(ステップ525)。もし画素カウ
ンタが250以下であれば、ダウンカウンタを減分する
ことにより、ヒストグラムの次の最も左の点をアドレス
する(ステップ530)。ステップ525によって画素
カウンタが250に等しいかそれ以上であると判断され
るまで、このプロセスを繰り返す。もし250に等しい
か、それ以上であれば、ダウンカウンタの現在値を背景
レベルとして保存する(ステップ535)。
【0022】図6に、図5の制御の流れを実行するため
使用できるタイミング信号を示す。水平走査の終了後の
時間T1のところで、水平走査活動信号410が低値に
なり、ダウンカウンタ242が255にセットされ、そ
してアキュムレータ248が0にセットされる(図5の
ステップ505〜510)。水平走査活動信号410が
低値であるので、マルチプレクサ230はダウンカウン
タ242の出力値をヒストグラムメモリ235のアドレ
ス入力へ向ける(図5のステップ515参照)。時間T
2のところで、次の反射率クロック信号610が高値に
なると、アキュムレータ248に、現在アキュムレータ
値(0)とヒストグラムメモリ235のデータ出力の和
がロードされる(図5のステップ520)。時間T3の
ところで、次の反射率クロック信号610が低値にな
り、ダウンカウンタ242が1だけ減分されて254の
値になる(図5のステップ530参照)。この254
は、マルチプレクサ230によってヒストグラムメモリ
235のアドレス入力へ向けられる。そして時間T4の
ところで、アキュムレータ248に、古いアキュムレー
タ値(反射率255を有する画素の数)と現在ヒストグ
ラムメモリのアドレス入力の値(反射率245を有する
画素の数)の和がロードされる(図5のステップ515
〜520参照)。比較器253が定数250(水平走査
線内の全部で5000個の画素の5%)と加算器251
の出力とを比較する(図5のステップ525参照)。ヒ
ストグラムメモリからの合計された画素の数が250に
等しいかそれ以上であれば、比較器253はラッチ24
5のロード制御入力をクロックして、背景の反射率値を
ラッチする(図5のステップ525〜535参照)。
【0023】ラッチ245の出力は低域フィルタに結合
されている。低域フィルタは、走査バーセンサ205、
等と平行に伸びた暗線で生じた変動を除去するため、多
数の走査線について背景の反射率値の平均値を求める。
好ましい低域フィルタは、帰納ディジタル低域有限イン
パルス応答フィルタ(図示せず)である。たとえば、有
限インパルス応答フィルタと比べて、帰納ディジタル低
域有限インパルス応答フィルタの長所は、その位相応答
の非線形性がこのアプリケーションにおいては重要でな
いので、より少ない計算でより良い周波数応答が得られ
ることである。現在値に最も重いウェイトをかけて、約
50本の水平走査線(300spiの装置の場合、1イ
ンチの約1/6)について効率的に平均演算を行うよう
に、フィルタのカットオフ周波数を調整することができ
る。
【0024】背景レベルは連続的に決定されるので、ペ
ージ上部の黒色の縁装飾領域はほんの短い距離の間影響
するだけである。上記の縁領域の影響をさらに減らすた
め、検査を行って、ある最小値以下の背景レベル値を無
視してもよい。
【0025】低域フィルタは、乗算器とディジタル時間
遅延を含む標準のハードウェアを用いて作ることができ
る。簡単なフィルタは次式で表すことができる。 Ai =Ai-1 +α(Bi −Ai-1 ) ここで、Ai は現在平均値、Ai-1 は先の平均値、Bi
は前に説明した現在背景反射率値、αはフィルタの周波
数応答を決める係数である。より鋭いカットオフを実現
すため、より複雑なハードウェアを使用して、より多く
の係数をもつより高次のフィルタを作ることもできる。
【0026】低域フィルタの出力は、絶えず変動する背
景推定値である。この背景推定値は、たとえば電子スク
リーニング法が要求するイメージデータの量子化のため
のしきい値または一組のしきい値を調整するために使用
することができる。また、この背景推定値は、たとえば
イメージのコントラストを向上させるため線形写像関数
を作るために使用することができる。その他の応用とし
て、文字認識の向上や、イメージ区分方法の一部として
文字列の検出がある。
【0027】以上のように、好ましい実施例に係る背景
レベルを動的に決定する装置は、予備走査が不要であ
り、比較的高速な安価なハードウェアを用いて具体化す
ることができる。
【0028】この分野の専門家は記載した以外の利点や
修正を思い浮かべるであろう。それ故、発明は、広い意
味で、図示し、説明した具体的な構造、典型的な装置、
および説明のための実例に限定されない。したがって、
一般的な発明の概念の範囲内で、変更や最適化を行うこ
とができる。たとえば、背景反射率の推定は、走査線内
の画素の総数の5%が処理された後に行われるという事
実を利用することができるであろう。これは、5%(2
50)の画素以上では、ヒストグラムロケーションを記
憶する必要がないことを意味する。したがって、もしヒ
ストグラム作成処理が255〜0のカウントのオーバフ
ローを防止する論理を含んでいれば、ヒストグラムメモ
リ235の必要なワードサイズは8ビットで済む。
【0029】さらに、もしアプリケーションの処理量が
マイクロプロセッサを使用して得ることが可能な処理量
よりも少なければ、図2に示した多くの論理の代わり
に、マイクロプロセッサを使用することができるであろ
う。
【0030】要約すると、本発明の第1の実施態様であ
る、背景レベルを動的に調整する好ましい方法におい
て、背景値を設定するステップは、先の走査線からの最
終反射率値の平均を求めるサブステップを含んでいる。
さらに、その平均を求めるサブステップは最終反射率値
を低域フィルタへ送るサブステップを含んでいる。
【0031】本発明の第2の実施態様である、アナログ
イメージからディジタルイメージを生成するイメージス
キャナにおいて、背景レベルを動的に決定する装置は、
アナログイメージの線を横切って複数の画素の反射率を
走査する手段、前記走査手段に結合され、反射率値の有
限セットの1つを生成するため各画素の反射率を量子化
する手段、前記量子化手段に結合された第1データ入力
と、第2データ入力と、制御入力と、出力とを有するマ
ルチプレクサ手段、入力ポートと出力ポートを有し、デ
ィジタル値を1づつ増分を増分手段、前記マルチプレク
サ手段の出力に結合されたアドレス入力と、前記増分手
段の入力ポートに結合されたデータ出力と、前記増分手
段の出力ポートに結合されたデータ入力を有するヒスト
グラム記憶手段、前記ヒストグラム記憶手段に結合さ
れ、最高の反射率値で開始して各反射率値を有する画素
の数を合計する手段(前記合計手段は、前記マルチプレ
クサ手段の第2データ入力に結合されたカウントダウン
手段と、入力と出力を有するアキュムレータ手段と、前
記ヒストグラム記憶手段の出力に結合された第1入力と
アキュムレータ手段の出力に結合された第2入力とアキ
ュムレータ出力の入力に結合された出力とを有する加算
器手段から成る)、前記加算器手段に結合され、前記加
算器手段の出力と走査線内の画素の数の所定の小さい部
分とを比較する手段、および前記カウントダウン手段に
結合されたデータ入力と前記比較器手段に結合された制
御入力と出力とを有するラッチ手段、から成っている。
【0032】上に述べた好ましい装置は、ラッチ手段に
結合されていて、ラッチされた反射率値と先の走査線か
らの反射率値の平均を求める平均演算手段を備えてお
り、平均演算手段はラッチ手段の出力に結合された低域
フィルタ手段を備えている。
【0033】記載した発明に対し、発明の範囲内でさま
ざまの修正や変更をなすことができることは、この分野
の専門家には明白であろう。したがって、本発明は、特
許請求の範囲に含まれる修正態様、変更態様、およびそ
れらの均等態様を包含するものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】ヒストグラムを示すグラフである。
【図2】発明の好ましい実施例に係る装置内のデータの
流れを示すブロック図である。
【図3】発明の好ましい実施例に従ってイメージの水平
走査の際にヒストグラムを作成するための流れ図であ
る。
【図4】図2の装置の制御信号を示す、図3に対応する
タイミング図である。
【図5】発明の好ましい実施例に従って水平走査後、ヒ
ストグラムを分析するための流れ図である。
【図6】図2の装置の制御信号を示す、図5に対応する
タイミング図である。
【符号の説明】
205 走査バーセンサ 210 紙シート 215 プラテン 220 走査バー読出し回路 225 アナログディジタル変換器 230 マルチプレクサ 235 ヒストグラムメモリ 240 アップカウンタ 242 ダウンカウンタ 245 ラッチ 248 アキュムレータ 251 加算器 253 比較器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−170272(JP,A) 特開 昭60−68776(JP,A) 特開 平2−228177(JP,A) 画像処理ハンドブック編集委員会編 「画像処理ハンドブック」(昭62−6− 8)昭晃堂 p.278 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/40 - 1/409

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログイメージからディジタルイメー
    ジを生成するイメージ走査システムにおいて背景レベル
    を動的に調整する方法であって、 前記アナログイメージの線を横切って複数の画素の反射
    率を走査するステップと、 前記走査ステップに応答して、反射率値の有限セットの
    1つを生成するため、各画素の反射率を量子化するステ
    ップと、 前記走査ステップに応答して、各々が反射率値を有する
    複数の画素の数を記録するステップと、その後に 、前記記録ステップに応答して、各々が反射率
    値を有する複数の画素の数を合計するステップであっ
    て、前記合計を、最高の反射率値で開始し、より低い隣
    接する反射率値へ連続的に移動し、画素の数が前記アナ
    ログイメージ線内の画素の数の所定の小数に等しくなっ
    とき、その反射率値を最終反射率値として停止する、
    画素数の合計ステップと、 前記最終反射率値と以前のアナログイメージ線から得た
    最終反射率値とに基づいて、背景値をセットするステッ
    プとから成ることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、前記所
    定の小数が、0.05であることを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の方法において、
    前記背景値をセットするステップが、以前のアナログイ
    メージ線からの最終反射率値を平均するステップを含ん
    でいることを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の方法において、前記平
    均するステップが、前記最終反射率値を低域フィルタに
    通すステップを含んでいることを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 アナログイメージからディジタルイメー
    ジを発生するイメージ走査装置において背景レベルを動
    的に調整する装置であって、 アナログイメージの線を横切って複数の画素の反射率を
    走査する手段と、 前記走査手段に接続され、反射率値の有限セットの1つ
    を生成するため各画素の反射率を量子化する手段と、 前記走査手段に接続され、各々が反射率値を有する複数
    画素の数を記録する手段と、 前記記録手段に接続され、各々が反射率値を有する複数
    画素の数を合計する手段であって、前記合計を、最高
    の反射率値で開始させ、より低い隣接の反射率値へ連続
    的に移動させ、画素の数が前記アナログイメージ線内の
    画素の数の所定の小数に等しくなったとき、その反射率
    値を最終反射率値として停止させる、画素数の合計手段
    と、 前記合計手段に接続され、前記最終反射率値と以前の
    ナログイメージ線から得た最終反射率値とに基づいて、
    背景値をセットする手段とから成ることを特徴とする背
    景レベルを動的に調整する装置。
JP26175891A 1990-10-19 1991-10-09 背景レベルを動的に調整する方法及び装置 Expired - Fee Related JP3180827B2 (ja)

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