JP2812006B2 - 二値化回路 - Google Patents
二値化回路Info
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- JP2812006B2 JP2812006B2 JP3202529A JP20252991A JP2812006B2 JP 2812006 B2 JP2812006 B2 JP 2812006B2 JP 3202529 A JP3202529 A JP 3202529A JP 20252991 A JP20252991 A JP 20252991A JP 2812006 B2 JP2812006 B2 JP 2812006B2
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Description
【0001】
【技術分野】本発明は二値化回路に関し、特に光学文字
読取り装置やファクシミリ装置におけるビデオ信号の二
値化方式に関する。
読取り装置やファクシミリ装置におけるビデオ信号の二
値化方式に関する。
【0002】
【従来技術】従来、この種の二値化方式には、図3に示
すように、ビデオ信号aから積分回路もしくはピークホ
ールド回路によって擬似的に作られた白地レベルbに、
予め決められたスライス電圧を加えてスライスレベルc
〜eを決めるという方法がある。この方法の場合、スラ
イスレベルc〜eとビデオ信号aとを比較し、ビデオ信
号aがスライスレベルc〜eより高ければ白と判定し、
低ければ黒と判定することによってビデオ信号aの二値
化を行っている。
すように、ビデオ信号aから積分回路もしくはピークホ
ールド回路によって擬似的に作られた白地レベルbに、
予め決められたスライス電圧を加えてスライスレベルc
〜eを決めるという方法がある。この方法の場合、スラ
イスレベルc〜eとビデオ信号aとを比較し、ビデオ信
号aがスライスレベルc〜eより高ければ白と判定し、
低ければ黒と判定することによってビデオ信号aの二値
化を行っている。
【0003】また、二値化を行うおうとしている黒点周
辺の一定範囲内の最も暗い点を見つけ、この暗い点から
スライスレベルを決めるという方法もある。すなわち、
図4に示すように、ビデオ信号f上の黒点h,jの周辺
では黒点の電圧からスライスレベルgの電圧i,kを求
め、これらの電圧i,kとビデオ信号fとを比較して白
黒の二値化を行っている。
辺の一定範囲内の最も暗い点を見つけ、この暗い点から
スライスレベルを決めるという方法もある。すなわち、
図4に示すように、ビデオ信号f上の黒点h,jの周辺
では黒点の電圧からスライスレベルgの電圧i,kを求
め、これらの電圧i,kとビデオ信号fとを比較して白
黒の二値化を行っている。
【0004】このような従来の二値化方式では、白地レ
ベルbを基準レベルとしてスライスレベルc〜eを決め
る方式の場合、紙面上で濃淡の差が大きいと固定のスラ
イスレベルc〜eによって最適値のスライスレベルを求
めることが難しいという欠点がある。すなわち、カスレ
を無くすようにスライスレベルを設定すると、濃いイメ
ージではツブレが生じ、逆に濃いイメージでツブレが発
生しないようにスライスレベルを設定すると、薄いイメ
ージではカスレが生じてしまう。
ベルbを基準レベルとしてスライスレベルc〜eを決め
る方式の場合、紙面上で濃淡の差が大きいと固定のスラ
イスレベルc〜eによって最適値のスライスレベルを求
めることが難しいという欠点がある。すなわち、カスレ
を無くすようにスライスレベルを設定すると、濃いイメ
ージではツブレが生じ、逆に濃いイメージでツブレが発
生しないようにスライスレベルを設定すると、薄いイメ
ージではカスレが生じてしまう。
【0005】また、ビデオ信号f上の黒点h,jの電圧
からスライスレベルgの電圧i,kを求める方式の場
合、図5に示すように、クロス(+)部のイメージoを
二値化すると、走査線pに平行する黒イメージ部におい
て走査線スポットnの大きさおよび走査線pの位置など
から黒イメージの電圧レベルが100 %にならない。これ
に対して、走査線pに直交する黒イメージ部では黒イメ
ージの電圧レベルが100%に近いレベルとなるため、結
果的に図4に示すようなビデオ信号fとなる。このビデ
オ信号fに対して黒点追従型のスライスレベルgで二値
化を行った場合、走査線pに平行する黒イメージ部の走
査線pに直交する黒イメージ部周辺で、白抜けl,m
(図5のq,r)が生ずるという欠点がある。
からスライスレベルgの電圧i,kを求める方式の場
合、図5に示すように、クロス(+)部のイメージoを
二値化すると、走査線pに平行する黒イメージ部におい
て走査線スポットnの大きさおよび走査線pの位置など
から黒イメージの電圧レベルが100 %にならない。これ
に対して、走査線pに直交する黒イメージ部では黒イメ
ージの電圧レベルが100%に近いレベルとなるため、結
果的に図4に示すようなビデオ信号fとなる。このビデ
オ信号fに対して黒点追従型のスライスレベルgで二値
化を行った場合、走査線pに平行する黒イメージ部の走
査線pに直交する黒イメージ部周辺で、白抜けl,m
(図5のq,r)が生ずるという欠点がある。
【0006】
【発明の目的】本発明は上記のような従来のものの欠点
を除去すべくなされたもので、紙面上で濃淡の差が大き
くともツブレやカスレが生ずることなく、走査線に平行
する黒イメージ部の走査線に直交する黒イメージ部周辺
での白抜けを防止することができる二値化回路の提供を
目的とする。
を除去すべくなされたもので、紙面上で濃淡の差が大き
くともツブレやカスレが生ずることなく、走査線に平行
する黒イメージ部の走査線に直交する黒イメージ部周辺
での白抜けを防止することができる二値化回路の提供を
目的とする。
【0007】
【発明の構成】本発明による二値化回路は、ディジタル
値に変換された複数桁のイメージデータを一時格納する
シフトレジスタと、前記シフトレジスタに格納された前
記複数桁のイメージデータの中から最も暗い点を検出す
る第1の検出手段と、前記第1の検出手段の検出値を保
持する保持手段と、前記第1の検出手段の検出値に基づ
いて前記イメージデータを二値化するためのスライスレ
ベルを決定する第1の決定手段と、前記保持手段に保持
された値に基づいて前記スライスレベルを決定する第2
の決定手段と、前記シフトレジスタの予め設定された特
定桁のデータと前記第2の決定手段で決定されたスライ
スレベルとを比較しかつその比較結果に応じて前記イメ
ージデータの二値化を行う第1の比較手段と、前記シフ
トレジスタの前記特定桁のデータと前記第1の決定手段
で決定されたスライスレベルとを比較しかつその比較結
果に応じて前記イメージデータの二値化を行う第2の比
較手段と、前記第1及び第2の比較手段各々の比較結果
が互いに異なることを検出する第2の検出手段と、前記
第2の検出手段が前記第1及び第2の比較手段各々の比
較結果が互いに異なることを検出した時に前記第1の検
出手段の検出値の前記保持手段への書込みを禁止する手
段とを有することを特徴とする。
値に変換された複数桁のイメージデータを一時格納する
シフトレジスタと、前記シフトレジスタに格納された前
記複数桁のイメージデータの中から最も暗い点を検出す
る第1の検出手段と、前記第1の検出手段の検出値を保
持する保持手段と、前記第1の検出手段の検出値に基づ
いて前記イメージデータを二値化するためのスライスレ
ベルを決定する第1の決定手段と、前記保持手段に保持
された値に基づいて前記スライスレベルを決定する第2
の決定手段と、前記シフトレジスタの予め設定された特
定桁のデータと前記第2の決定手段で決定されたスライ
スレベルとを比較しかつその比較結果に応じて前記イメ
ージデータの二値化を行う第1の比較手段と、前記シフ
トレジスタの前記特定桁のデータと前記第1の決定手段
で決定されたスライスレベルとを比較しかつその比較結
果に応じて前記イメージデータの二値化を行う第2の比
較手段と、前記第1及び第2の比較手段各々の比較結果
が互いに異なることを検出する第2の検出手段と、前記
第2の検出手段が前記第1及び第2の比較手段各々の比
較結果が互いに異なることを検出した時に前記第1の検
出手段の検出値の前記保持手段への書込みを禁止する手
段とを有することを特徴とする。
【0008】
【実施例】次に、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
して説明する。
【0009】図1は本発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。図において、ビデオ信号Vi はA/D
(アナログ/ディジタル)コンバータ1によってディジ
タル値に変換され、多段のシフトレジスタ2に送られ
る。シフトレジスタ2はA/Dコンバータ1からのディ
ジタル値を格納し、クロック信号(CLK )に同期してシ
フト動作を行う。このシフトレジスタ2の段数(N+
α)はある点Nの二値化を行う場合、その点Nの周辺の
一定範囲内の黒レベルの大小からスライス値を決定する
ために、対象とするイメージサイズなどから決定され
る。
ック図である。図において、ビデオ信号Vi はA/D
(アナログ/ディジタル)コンバータ1によってディジ
タル値に変換され、多段のシフトレジスタ2に送られ
る。シフトレジスタ2はA/Dコンバータ1からのディ
ジタル値を格納し、クロック信号(CLK )に同期してシ
フト動作を行う。このシフトレジスタ2の段数(N+
α)はある点Nの二値化を行う場合、その点Nの周辺の
一定範囲内の黒レベルの大小からスライス値を決定する
ために、対象とするイメージサイズなどから決定され
る。
【0010】最黒値検出回路3はシフトレジスタ2に格
納されているデータの中から最黒値を求め、求めた最黒
値をレジスタ4およびスライスレベル決定回路5に出力
する。レジスタ4はゲート9を介して送られてくるクロ
ック信号に同期して最黒値検出回路3からの最黒値を格
納し、その最黒値をスライスレベル決定回路6に出力す
る。
納されているデータの中から最黒値を求め、求めた最黒
値をレジスタ4およびスライスレベル決定回路5に出力
する。レジスタ4はゲート9を介して送られてくるクロ
ック信号に同期して最黒値検出回路3からの最黒値を格
納し、その最黒値をスライスレベル決定回路6に出力す
る。
【0011】スライスレベル決定回路5は最黒値検出回
路3からの最黒値に基づいてスライスレベルを決定し、
該スライスレベルを比較回路8に出力する。スライスレ
ベル決定回路6はレジスタ4に格納された最黒値に基づ
いてスライスレベルSlvを決定し、該スライスレベルS
lvを比較回路7に出力する。
路3からの最黒値に基づいてスライスレベルを決定し、
該スライスレベルを比較回路8に出力する。スライスレ
ベル決定回路6はレジスタ4に格納された最黒値に基づ
いてスライスレベルSlvを決定し、該スライスレベルS
lvを比較回路7に出力する。
【0012】比較回路7はシフトレジスタ2に格納され
ているある点Nのデータとスライスレベル決定回路6か
らのスライスレベルSlvとを比較し、比較回路8はシフ
トレジスタ2に格納されているある点Nのデータとスラ
イスレベル決定回路5からのスライスレベルとを比較す
る。これら比較回路7,8の出力はワイヤードオアされ
てゲート9に出力される。尚、比較回路7の出力はある
点Nのデータの二値化データ(Dout )として出力され
る。
ているある点Nのデータとスライスレベル決定回路6か
らのスライスレベルSlvとを比較し、比較回路8はシフ
トレジスタ2に格納されているある点Nのデータとスラ
イスレベル決定回路5からのスライスレベルとを比較す
る。これら比較回路7,8の出力はワイヤードオアされ
てゲート9に出力される。尚、比較回路7の出力はある
点Nのデータの二値化データ(Dout )として出力され
る。
【0013】ゲート9は排他的論理和回路(X・OR)
10よって比較回路7,8の出力が互いに異なることを
検出した時にレジスタ4に格納された最黒値が更新され
ないようにレジスタ4へのクロック信号の供給を制御し
ている。すなわち、比較回路7,8の比較結果が互いに
異なるような場合、たとえばビデオ信号Vi がある点N
で黒レベルから白レベルに急激に変化するような場合や
白レベルから黒レベルに急激に変化するような場合に、
ゲート9はレジスタ4へのクロック信号の供給を停止さ
せる。よって、レジスタ4ではクロック信号の供給が停
止されると、格納している最黒値を更新することなくそ
のまま格納する。
10よって比較回路7,8の出力が互いに異なることを
検出した時にレジスタ4に格納された最黒値が更新され
ないようにレジスタ4へのクロック信号の供給を制御し
ている。すなわち、比較回路7,8の比較結果が互いに
異なるような場合、たとえばビデオ信号Vi がある点N
で黒レベルから白レベルに急激に変化するような場合や
白レベルから黒レベルに急激に変化するような場合に、
ゲート9はレジスタ4へのクロック信号の供給を停止さ
せる。よって、レジスタ4ではクロック信号の供給が停
止されると、格納している最黒値を更新することなくそ
のまま格納する。
【0014】図2は本発明の一実施例によって決定され
たスライスレベルの一例の波形を示す図である。図にお
いては、スライスレベル決定回路6で決定されたスライ
スレベルSlvの波形をアナログ値に換算して示したもの
である。これら図1および図2を用いて本発明の一実施
例の動作について説明する。
たスライスレベルの一例の波形を示す図である。図にお
いては、スライスレベル決定回路6で決定されたスライ
スレベルSlvの波形をアナログ値に換算して示したもの
である。これら図1および図2を用いて本発明の一実施
例の動作について説明する。
【0015】一般的な動作として、スライスレベル決定
回路6で決定されるスライスレベルSlvはビデオ信号V
i のデータのうちシフトレジスタ2の段数で規定されて
いる範囲内の最黒値に一定のオフセットVofs が加えら
れて決定される。
回路6で決定されるスライスレベルSlvはビデオ信号V
i のデータのうちシフトレジスタ2の段数で規定されて
いる範囲内の最黒値に一定のオフセットVofs が加えら
れて決定される。
【0016】この場合、スライスレベルSlv上の点Aに
おいて最黒値検出回路3で検出された最黒値に追従して
スライスレベルSlvを決定すると、スライスレベルSlv
はA→B→C→Dと変化する。そのため、A→B→C→
Dと変化したスライスレベルSlvに基づいて二値化を行
うと、ビデオ信号Vi が黒レベルであるにもかかわらず
白レベルと判定されてしまい、Xの部分で白抜けが生ず
ることとなる。
おいて最黒値検出回路3で検出された最黒値に追従して
スライスレベルSlvを決定すると、スライスレベルSlv
はA→B→C→Dと変化する。そのため、A→B→C→
Dと変化したスライスレベルSlvに基づいて二値化を行
うと、ビデオ信号Vi が黒レベルであるにもかかわらず
白レベルと判定されてしまい、Xの部分で白抜けが生ず
ることとなる。
【0017】しかしながら、比較回路7の出力が点Aで
のスライスレベルSlvによる比較結果なのに対して、比
較回路8の出力が点BでのスライスレベルSlvによる比
較結果となり、比較回路7,8の出力が互いに異なって
くる。よって、ゲート9が閉じてレジスタ4へのクロッ
ク信号の供給が停止するので、レジスタ4にはスライス
レベルSlv上の点Aでの最黒値がそのまま保持される。
のスライスレベルSlvによる比較結果なのに対して、比
較回路8の出力が点BでのスライスレベルSlvによる比
較結果となり、比較回路7,8の出力が互いに異なって
くる。よって、ゲート9が閉じてレジスタ4へのクロッ
ク信号の供給が停止するので、レジスタ4にはスライス
レベルSlv上の点Aでの最黒値がそのまま保持される。
【0018】これにより、比較回路7では点Aでのスラ
イスレベルSlvによって比較が行われる。すなわち、比
較回路7による二値化は点Aから点Dまでスライスレベ
ルSlvが変更されることなく行われ、Xの部分で白抜け
が生ずることはない。
イスレベルSlvによって比較が行われる。すなわち、比
較回路7による二値化は点Aから点Dまでスライスレベ
ルSlvが変更されることなく行われ、Xの部分で白抜け
が生ずることはない。
【0019】一方、点Eの如くビデオ信号Vi が白レベ
ルにある場合、最黒値検出回路3で検出された最黒値に
追従してスライスレベルSlvを決定すると、スライスレ
ベルSlvはE→H→I→Gと変化する。そのため、E→
H→I→Gと変化したスライスレベルSlvに基づいて二
値化を行うと、ビデオ信号Vi が白レベルであるにもか
かわらず黒レベルと判定されてしまい、Yの部分が黒く
なってしまう。
ルにある場合、最黒値検出回路3で検出された最黒値に
追従してスライスレベルSlvを決定すると、スライスレ
ベルSlvはE→H→I→Gと変化する。そのため、E→
H→I→Gと変化したスライスレベルSlvに基づいて二
値化を行うと、ビデオ信号Vi が白レベルであるにもか
かわらず黒レベルと判定されてしまい、Yの部分が黒く
なってしまう。
【0020】しかしながら、比較回路7の出力が点Eで
のスライスレベルSlvによる比較結果なのに対して、比
較回路8の出力が点HでのスライスレベルSlvによる比
較結果となり、比較回路7,8の出力が互いに異なって
くる。よって、ゲート9が閉じてレジスタ4へのクロッ
ク信号の供給が停止するので、レジスタ4にはスライス
レベルSlv上の点Eでの最黒値がそのまま保持される。
のスライスレベルSlvによる比較結果なのに対して、比
較回路8の出力が点HでのスライスレベルSlvによる比
較結果となり、比較回路7,8の出力が互いに異なって
くる。よって、ゲート9が閉じてレジスタ4へのクロッ
ク信号の供給が停止するので、レジスタ4にはスライス
レベルSlv上の点Eでの最黒値がそのまま保持される。
【0021】これにより、比較回路7では点Eでのスラ
イスレベルSlvによって比較が行われる。すなわち、比
較回路7による二値化は点Eから点Fまでスライスレベ
ルSlvが変更されることなく行われ、Yの部分が黒くな
ってしまうことはない。
イスレベルSlvによって比較が行われる。すなわち、比
較回路7による二値化は点Eから点Fまでスライスレベ
ルSlvが変更されることなく行われ、Yの部分が黒くな
ってしまうことはない。
【0022】この後に、スライスレベルSlvは点Fから
点Gへと変化するが、比較回路7,8の出力が互いに異
ならないので、レジスタ4にクロック信号が供給され、
レジスタ4に格納された最黒値が書替えられる。
点Gへと変化するが、比較回路7,8の出力が互いに異
ならないので、レジスタ4にクロック信号が供給され、
レジスタ4に格納された最黒値が書替えられる。
【0023】上述したように、次のスライスレベルSlv
の決定にあたって、二値化の結果が白レベルあるいは黒
レベルに急激に変化するような場合に、レジスタ4に格
納されている最黒値を変化させないように、ゲート9を
閉じてレジスタ4に書込みパルス、つまりクロック信号
を送らないようにしている。その結果、比較回路7では
不自然な二値化を行うことはなく、自然な二値イメージ
を提供することができる。
の決定にあたって、二値化の結果が白レベルあるいは黒
レベルに急激に変化するような場合に、レジスタ4に格
納されている最黒値を変化させないように、ゲート9を
閉じてレジスタ4に書込みパルス、つまりクロック信号
を送らないようにしている。その結果、比較回路7では
不自然な二値化を行うことはなく、自然な二値イメージ
を提供することができる。
【0024】このように、ビデオ信号Vi を比較回路
7,8でイメージの濃さに追従して白黒に二値化すると
き、比較回路7での現在の点の二値化の結果と比較回路
8での次に決めようとしている点の二値化の結果とを用
いて最黒値検出回路3からの最黒値のレジスタ4への書
込みを制御し、このレジスタ4に格納された最黒値に基
づいてスライスレベル決定回路6でスライスレベルを決
定することによって、紙面上で濃淡の差が大きくともツ
ブレやカスレが生ずることなく、走査線に平行する黒イ
メージ部の走査線に直交する黒イメージ部周辺での白抜
けを防止することができる。また、二値化の結果が白レ
ベルあるいは黒レベルに急激に変化するような場合にレ
ジスタ4に格納されている最黒値を変化させないので、
濃淡のあるイメージを二値化する際に、自然な二値イメ
ージを提供することができる。
7,8でイメージの濃さに追従して白黒に二値化すると
き、比較回路7での現在の点の二値化の結果と比較回路
8での次に決めようとしている点の二値化の結果とを用
いて最黒値検出回路3からの最黒値のレジスタ4への書
込みを制御し、このレジスタ4に格納された最黒値に基
づいてスライスレベル決定回路6でスライスレベルを決
定することによって、紙面上で濃淡の差が大きくともツ
ブレやカスレが生ずることなく、走査線に平行する黒イ
メージ部の走査線に直交する黒イメージ部周辺での白抜
けを防止することができる。また、二値化の結果が白レ
ベルあるいは黒レベルに急激に変化するような場合にレ
ジスタ4に格納されている最黒値を変化させないので、
濃淡のあるイメージを二値化する際に、自然な二値イメ
ージを提供することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、イ
メージデータを白黒に二値化するにあたって、イメージ
の濃さに追従してスライスレベルをダイナミックに変化
させるときに現在の点の二値化の結果と次に決めようと
している点の二値化の結果とを用いてスライスレベルを
決定することによって、紙面上で濃淡の差が大きくとも
ツブレやカスレが生ずることなく、走査線に平行する黒
イメージ部の走査線に直交する黒イメージ部周辺での白
抜けを防止することができるという効果がある。
メージデータを白黒に二値化するにあたって、イメージ
の濃さに追従してスライスレベルをダイナミックに変化
させるときに現在の点の二値化の結果と次に決めようと
している点の二値化の結果とを用いてスライスレベルを
決定することによって、紙面上で濃淡の差が大きくとも
ツブレやカスレが生ずることなく、走査線に平行する黒
イメージ部の走査線に直交する黒イメージ部周辺での白
抜けを防止することができるという効果がある。
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】本発明の一実施例によって決定されたスライス
レベルの一例の波形を示す図である。
レベルの一例の波形を示す図である。
【図3】従来例によって決定されたスライスレベルの一
例の波形を示す図である。
例の波形を示す図である。
【図4】従来例によって決定されたスライスレベルの一
例の波形を示す図である。
例の波形を示す図である。
【図5】従来例による二値化の例を示す図である。
2 シフトレジスタ 3 最黒値検出回路 4 レジスタ 5,6 スライスレベル決定回路 7,8 比較回路 9 ゲート
Claims (1)
- 【請求項1】 ディジタル値に変換された複数桁のイメ
ージデータを一時格納するシフトレジスタと、前記シフ
トレジスタに格納された前記複数桁のイメージデータの
中から最も暗い点を検出する第1の検出手段と、前記第
1の検出手段の検出値を保持する保持手段と、前記第1
の検出手段の検出値に基づいて前記イメージデータを二
値化するためのスライスレベルを決定する第1の決定手
段と、前記保持手段に保持された値に基づいて前記スラ
イスレベルを決定する第2の決定手段と、前記シフトレ
ジスタの予め設定された特定桁のデータと前記第2の決
定手段で決定されたスライスレベルとを比較しかつその
比較結果に応じて前記イメージデータの二値化を行う第
1の比較手段と、前記シフトレジスタの前記特定桁のデ
ータと前記第1の決定手段で決定されたスライスレベル
とを比較しかつその比較結果に応じて前記イメージデー
タの二値化を行う第2の比較手段と、前記第1及び第2
の比較手段各々の比較結果が互いに異なることを検出す
る第2の検出手段と、前記第2の検出手段が前記第1及
び第2の比較手段各々の比較結果が互いに異なることを
検出した時に前記第1の検出手段の検出値の前記保持手
段への書込みを禁止する手段とを有することを特徴とす
る二値化回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3202529A JP2812006B2 (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 二値化回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3202529A JP2812006B2 (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 二値化回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0530360A JPH0530360A (ja) | 1993-02-05 |
JP2812006B2 true JP2812006B2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=16459008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3202529A Expired - Fee Related JP2812006B2 (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 二値化回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2812006B2 (ja) |
-
1991
- 1991-07-17 JP JP3202529A patent/JP2812006B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0530360A (ja) | 1993-02-05 |
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