JPH0514704A - 画像処理方法および装置 - Google Patents
画像処理方法および装置Info
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- JPH0514704A JPH0514704A JP3183280A JP18328091A JPH0514704A JP H0514704 A JPH0514704 A JP H0514704A JP 3183280 A JP3183280 A JP 3183280A JP 18328091 A JP18328091 A JP 18328091A JP H0514704 A JPH0514704 A JP H0514704A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数の異なる出力条件で出力する場合に、処
理時間を短かくできると共に、スキャンによる読取リ条
件を均一にすることができ、また画像データを記憶する
ために使用するメモリの容量を小さくできるようにした
画像処理方法を提供する。またこの方法の実施に直接使
用する画像処理装置を提供する。 【構成】 画像の読取りに先行して、複数の異なる出力
条件を全て包含する最小の読取り条件を判別し、この読
取り条件で読取った画像デ−タを用いて各出力条件に適
合した画像処理を行い出力する。
理時間を短かくできると共に、スキャンによる読取リ条
件を均一にすることができ、また画像データを記憶する
ために使用するメモリの容量を小さくできるようにした
画像処理方法を提供する。またこの方法の実施に直接使
用する画像処理装置を提供する。 【構成】 画像の読取りに先行して、複数の異なる出力
条件を全て包含する最小の読取り条件を判別し、この読
取り条件で読取った画像デ−タを用いて各出力条件に適
合した画像処理を行い出力する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の異なる出力条件
に適合する画像デ−タを出力するための画像処理方法と
画像処理装置とに関するものである。
に適合する画像デ−タを出力するための画像処理方法と
画像処理装置とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】CCDラインセンサやイメージセンサを
用いたスキャナによりマイクロフィルムなどの画像を読
取り、所定の画像処理を行う画像処理装置が公知であ
る。従来のこの種の装置では1回のスキャナによる読込
みにより1つの出力条件に適合する画像デ−タを得てい
た。例えば出力先の出力モ−ドに適合する解像度によ
り、指定された読取り範囲のみを読取り、この際画像の
圧縮・伸長が指定されている場合には読取る画像デ−タ
を圧縮・伸長処理しながら出力したりメモリしていた。
しかしこの装置では、複数の異なる出力条件で出力する
必要がある場合には、各出力条件に適合する条件ごとに
スキャナで読取りを行わねばならない。このため出力条
件ごとにスキャナによるスキャンを繰り返えさねばなら
ず、処理時間が長くなると同時に、各スキャンによる読
取り条件が不揃いになって完全に均一化することができ
ないという問題があった。
用いたスキャナによりマイクロフィルムなどの画像を読
取り、所定の画像処理を行う画像処理装置が公知であ
る。従来のこの種の装置では1回のスキャナによる読込
みにより1つの出力条件に適合する画像デ−タを得てい
た。例えば出力先の出力モ−ドに適合する解像度によ
り、指定された読取り範囲のみを読取り、この際画像の
圧縮・伸長が指定されている場合には読取る画像デ−タ
を圧縮・伸長処理しながら出力したりメモリしていた。
しかしこの装置では、複数の異なる出力条件で出力する
必要がある場合には、各出力条件に適合する条件ごとに
スキャナで読取りを行わねばならない。このため出力条
件ごとにスキャナによるスキャンを繰り返えさねばなら
ず、処理時間が長くなると同時に、各スキャンによる読
取り条件が不揃いになって完全に均一化することができ
ないという問題があった。
【0003】またこの従来装置ではスキャナは常に最高
の解像度で画像を読込みメモリしたのち、出力側に必要
な解像度に変換していた。例えばA4サイズの原稿を4
00bpi(bit per inch)の高解像度で読取りメモリ
する場合には、約2MB(メガバイト)のメモリが必要
であり、常にこれだけのメモリ客量をスキャナの読取り
時に確保しておかなければならないため、メモリの利用
効率が悪くなるという問題があった。
の解像度で画像を読込みメモリしたのち、出力側に必要
な解像度に変換していた。例えばA4サイズの原稿を4
00bpi(bit per inch)の高解像度で読取りメモリ
する場合には、約2MB(メガバイト)のメモリが必要
であり、常にこれだけのメモリ客量をスキャナの読取り
時に確保しておかなければならないため、メモリの利用
効率が悪くなるという問題があった。
【0004】
【発明の目的】本発明はこのような事情に鑑みなされた
ものであり、複数の異なる出力条件で出力する場合に、
処理時間を短かくできると共に、スキャンによる読取リ
条件を均一にすることができ、また画像データを記憶す
るために使用するメモリの容量を小さくできるようにし
た画像処理方法を提供することを第1の目的とする。ま
たこの方法の実施に直接使用する画像処理装置を提供す
ることを第2の目的とする。
ものであり、複数の異なる出力条件で出力する場合に、
処理時間を短かくできると共に、スキャンによる読取リ
条件を均一にすることができ、また画像データを記憶す
るために使用するメモリの容量を小さくできるようにし
た画像処理方法を提供することを第1の目的とする。ま
たこの方法の実施に直接使用する画像処理装置を提供す
ることを第2の目的とする。
【0005】
【発明の構成】本発明によれば前記第1の目的は、画像
の読取りに先行して、複数の異なる出力条件を全て包含
する最小の読取り条件を判別し、この読取り条件で読取
った画像デ−タを用いて各出力条件に適合した画像処理
を行い出力することを特徴とする画像処理方法により達
成される。
の読取りに先行して、複数の異なる出力条件を全て包含
する最小の読取り条件を判別し、この読取り条件で読取
った画像デ−タを用いて各出力条件に適合した画像処理
を行い出力することを特徴とする画像処理方法により達
成される。
【0006】また第2の目的は読取った画像デ−タに対
して複数の異なる出力条件に従った画像処理を行って出
力する画像処理装置において、複数の出力条件を全て包
含する最小の読取り条件を判別する読取条件判別手段
と、前記最小の読取り条件に従って画像を読取るデ−タ
読込み制御手段と、この読取った画像デ−タを用いて前
記複数の出力条件に適合する画像処理を行う画像処理手
段と、これら画像処理したそれぞれの画像デ−タのメモ
リ手段と、これら処理した画像デ−タを出力する出力手
段とを備えることを特徴とする画像処理装置により達成
される。
して複数の異なる出力条件に従った画像処理を行って出
力する画像処理装置において、複数の出力条件を全て包
含する最小の読取り条件を判別する読取条件判別手段
と、前記最小の読取り条件に従って画像を読取るデ−タ
読込み制御手段と、この読取った画像デ−タを用いて前
記複数の出力条件に適合する画像処理を行う画像処理手
段と、これら画像処理したそれぞれの画像デ−タのメモ
リ手段と、これら処理した画像デ−タを出力する出力手
段とを備えることを特徴とする画像処理装置により達成
される。
【0007】
【実施例】図1は本発明の一実施例であるマイクロフィ
ルムリーダの構成図、図2は本発明の概念の説明図、図
3はその動体流れ図である。
ルムリーダの構成図、図2は本発明の概念の説明図、図
3はその動体流れ図である。
【0008】図1において符号10はマイクロフィルム
であり、2つのリール12、14の一方から他方へ巻取
られて走行する。このフィルム10には光源16の光が
下方から導かれ、このフィルム10の透過光は投影レン
ズ18、像回転プリズム20、反射ミラー22、24、
26を経てスクリーン28に背面から導かれる。スクリ
ーン28の背面には縦長の可動板30が水平方向に移動
可能に設けられ、この可動板30にCCDラインセンサ
32が取付けられている。従ってこのラインセンサ32
に入射した画像を読取りながら可動板30を水平方向に
移動させることによりスクリーン28の投影画像を読取
るスキャナ32Aを形成することができる。
であり、2つのリール12、14の一方から他方へ巻取
られて走行する。このフィルム10には光源16の光が
下方から導かれ、このフィルム10の透過光は投影レン
ズ18、像回転プリズム20、反射ミラー22、24、
26を経てスクリーン28に背面から導かれる。スクリ
ーン28の背面には縦長の可動板30が水平方向に移動
可能に設けられ、この可動板30にCCDラインセンサ
32が取付けられている。従ってこのラインセンサ32
に入射した画像を読取りながら可動板30を水平方向に
移動させることによりスクリーン28の投影画像を読取
るスキャナ32Aを形成することができる。
【0009】この実施例の装置は、図1に示すように2
つのデータ転送バス34、36を持ち、一方のバス34
はCPU用、他方のバス36が画像データ用となってい
る。CPU用バス34にはCPU(演算装置用チップ)
38、ROM40、RAM42が接続されている。前記
ラインセンサ32で読取られた画像データは、デジタル
化された後スキャナ用入力インターフェース(IF)4
4および画像データ用バス36を介して各部へ送られ
る。
つのデータ転送バス34、36を持ち、一方のバス34
はCPU用、他方のバス36が画像データ用となってい
る。CPU用バス34にはCPU(演算装置用チップ)
38、ROM40、RAM42が接続されている。前記
ラインセンサ32で読取られた画像データは、デジタル
化された後スキャナ用入力インターフェース(IF)4
4および画像データ用バス36を介して各部へ送られ
る。
【0010】46は画像データ用メモリ(以下I−ME
Mとする)であり、高速での書込み、読出しができる半
導体メモリが用いられる。このIーMEM46はバス3
6に接続され、後記するように出力条件1〜kに対応す
る処理が済んだ処理済み画像データ収容部M1 〜Mk を
有する。
Mとする)であり、高速での書込み、読出しができる半
導体メモリが用いられる。このIーMEM46はバス3
6に接続され、後記するように出力条件1〜kに対応す
る処理が済んだ処理済み画像データ収容部M1 〜Mk を
有する。
【0011】48は圧縮・伸長処理部であり、両バス3
4、36に接続されている。この圧縮・伸長処理部48
は、読取った画像データを、例えばファクシミリや他の
マイクロフィルムリーダなどの外部機器に転送する際に
圧縮処理し、また外部機器から圧縮されたデータで転送
されて来たデータを伸長して復元するなどの処理を行う
ものである。
4、36に接続されている。この圧縮・伸長処理部48
は、読取った画像データを、例えばファクシミリや他の
マイクロフィルムリーダなどの外部機器に転送する際に
圧縮処理し、また外部機器から圧縮されたデータで転送
されて来たデータを伸長して復元するなどの処理を行う
ものである。
【0012】50は画像処理部であり、両バス34、3
6に接続されている。この処理部50は読取った生のデ
ータをもとにして、微分処理によるエッジ強調、細線化
処理、ディザ処理等、種々の空間フィルタリング処理を
行う。
6に接続されている。この処理部50は読取った生のデ
ータをもとにして、微分処理によるエッジ強調、細線化
処理、ディザ処理等、種々の空間フィルタリング処理を
行う。
【0013】52は画像用のデータ転送(I−DMA;
Image Direct Memory Access )制御部であり、これは
種々の入・出力インターフェースとメモリ間、あるいは
メモリとメモリとの間で直接データの転送を行う際の制
御を行うものである。すなわちこの実施例では画像デー
タの転送はCPU38を介することなく行われるDMA
方式を採り、CPU38はこのI−DMA制御部52に
対して転送開始メモリアドレスや転送回数などの所定の
パラメータをセットした後は転送が完了するまで一切の
処理を行う必要がない。
Image Direct Memory Access )制御部であり、これは
種々の入・出力インターフェースとメモリ間、あるいは
メモリとメモリとの間で直接データの転送を行う際の制
御を行うものである。すなわちこの実施例では画像デー
タの転送はCPU38を介することなく行われるDMA
方式を採り、CPU38はこのI−DMA制御部52に
対して転送開始メモリアドレスや転送回数などの所定の
パラメータをセットした後は転送が完了するまで一切の
処理を行う必要がない。
【0014】54はディスク入出力インターフェースで
あり、光ディスクなどの外部メモリ装置56とバス36
との間に介在する。58はプリンタ出力インターフェー
スであり、プリンタ60とバス36との間に介在する。
あり、光ディスクなどの外部メモリ装置56とバス36
との間に介在する。58はプリンタ出力インターフェー
スであり、プリンタ60とバス36との間に介在する。
【0015】次に図2、3を用いて本発明の動作の一例
を説明する。なお図2は図1を簡略化してバス34、3
6などを省いて示したもので両者は本質的には異ならな
い。例えば図2の入力インタ−フェ−ス(IF)70は
図1のIF44、54を含み、出力インタ−フェ−ス7
2はIF54、58を含む。図2において74はキ−ボ
−ドであり、出力条件を指定したり動作の開始・停止、
そのほか種々の入力を行うものである。76はホスト・
コンピュ−タなどの他のコンピュ−タや外部のマイクロ
フィルムリ−ダなどの外部機器であり、これらの外部機
器76から出力条件の指定が行われたり、画像デ−タな
どが入力される。
を説明する。なお図2は図1を簡略化してバス34、3
6などを省いて示したもので両者は本質的には異ならな
い。例えば図2の入力インタ−フェ−ス(IF)70は
図1のIF44、54を含み、出力インタ−フェ−ス7
2はIF54、58を含む。図2において74はキ−ボ
−ドであり、出力条件を指定したり動作の開始・停止、
そのほか種々の入力を行うものである。76はホスト・
コンピュ−タなどの他のコンピュ−タや外部のマイクロ
フィルムリ−ダなどの外部機器であり、これらの外部機
器76から出力条件の指定が行われたり、画像デ−タな
どが入力される。
【0016】78は画像表示を行うCRT(陰極管表示
装置)であり、必要に応じて処理した画像デ−タを表示
する。80は外部機器であり、デ−タを出力する先の外
部コンピュ−タ、マイクロフィルムリ−ダプリンタ等で
ある。
装置)であり、必要に応じて処理した画像デ−タを表示
する。80は外部機器であり、デ−タを出力する先の外
部コンピュ−タ、マイクロフィルムリ−ダプリンタ等で
ある。
【0017】なおCPU38はその動作ソフトによって
構成される種々の動作機能の中に、読取条件判別手段8
2、デ−タ読込み制御手段84、その他の制御手段を備
える。読取条件判別手段82は複数の出力条件を全て包
含する最小の読取り条件を判別するものである。
構成される種々の動作機能の中に、読取条件判別手段8
2、デ−タ読込み制御手段84、その他の制御手段を備
える。読取条件判別手段82は複数の出力条件を全て包
含する最小の読取り条件を判別するものである。
【0018】例えばある出力条件1が読取り範囲A1 を
解像度B1 、倍率C1 で読取ることを指定し、同様に出
力条件2が読取り範囲A2 を解像度B2 、倍率C2 で読
取ることを指定した場合を考える。各条件間に次のよう
な関係があったとする。 A1 >A2 B1 <B2 (B2 の解像度がB1 より高い) C1 >C2 この場合には読取条件はA1 、B2 、C1 を選択する。
このように複数の出力条件の範囲や解像度、倍率等の各
要素A、B、Cに対して、広い範囲、高い解像度、大き
い倍率を選択して読取り条件とするものである。
解像度B1 、倍率C1 で読取ることを指定し、同様に出
力条件2が読取り範囲A2 を解像度B2 、倍率C2 で読
取ることを指定した場合を考える。各条件間に次のよう
な関係があったとする。 A1 >A2 B1 <B2 (B2 の解像度がB1 より高い) C1 >C2 この場合には読取条件はA1 、B2 、C1 を選択する。
このように複数の出力条件の範囲や解像度、倍率等の各
要素A、B、Cに対して、広い範囲、高い解像度、大き
い倍率を選択して読取り条件とするものである。
【0019】デ−タ読込み制御手段84はこの選択され
た読取り条件に対応するようにスキャナ32Aを作動さ
せるものである。例えば前記の例の場合には、選択され
た範囲A1 を解像度B2 、倍率C1 でスキャンするよう
にスキャナ32Aを作動させる。
た読取り条件に対応するようにスキャナ32Aを作動さ
せるものである。例えば前記の例の場合には、選択され
た範囲A1 を解像度B2 、倍率C1 でスキャンするよう
にスキャナ32Aを作動させる。
【0020】この装置はまずキ−ボ−ド74や外部機器
76などから入力された複数の出力条件1、2、…kを
入力インタ−フェ−ス70を介してCPUに読込む(図
3のステップ100)。CPU38では各出力条件1、
2、…kの全てを包含する最小の読取り条件を前記読取
条件判別手段82によって求める(ステップ102)。
そしてデ−タ読込み制御手段84によりこの読取り条件
に適合した動作でスキャンを行う(ステップ104)。
76などから入力された複数の出力条件1、2、…kを
入力インタ−フェ−ス70を介してCPUに読込む(図
3のステップ100)。CPU38では各出力条件1、
2、…kの全てを包含する最小の読取り条件を前記読取
条件判別手段82によって求める(ステップ102)。
そしてデ−タ読込み制御手段84によりこの読取り条件
に適合した動作でスキャンを行う(ステップ104)。
【0021】このスキャンで読取られた画像データはC
PU38に読込まれて各条件1、2…kの処理を並行し
て行い(ステップ106a、106b、106c)、そ
の結果をメモリ46のデ−タ収容部M1 、M2 、…Mk
に収納する(ステップ108a、108b、108
c)。CPU38はこの結果を対応する各出力機器5
6、60、78、80に出力する(ステップ110a、
110b、110c)。
PU38に読込まれて各条件1、2…kの処理を並行し
て行い(ステップ106a、106b、106c)、そ
の結果をメモリ46のデ−タ収容部M1 、M2 、…Mk
に収納する(ステップ108a、108b、108
c)。CPU38はこの結果を対応する各出力機器5
6、60、78、80に出力する(ステップ110a、
110b、110c)。
【0022】この実施例ではスキャナ32Aの出力信号
はデジタル信号としてCPU38に取込まれ、各条件
1、2、…kの処理に振り分けるように構成した。しか
しスキャナ32Aの出力信号は各画素の出力レベルを滑
らかにつないだアナログ信号であるから、このアナログ
信号の状態で各解像度ごとの処理や各倍率ごとの処理に
分配し、並行して処理を行うようにしてもよい。この場
合には各解像度ごとあるいは各倍率ごとに画像デ−タを
デジタル化する装置が必要になるが、各処理に適応した
デジタル化処理ができるので画質が良好になる。
はデジタル信号としてCPU38に取込まれ、各条件
1、2、…kの処理に振り分けるように構成した。しか
しスキャナ32Aの出力信号は各画素の出力レベルを滑
らかにつないだアナログ信号であるから、このアナログ
信号の状態で各解像度ごとの処理や各倍率ごとの処理に
分配し、並行して処理を行うようにしてもよい。この場
合には各解像度ごとあるいは各倍率ごとに画像デ−タを
デジタル化する装置が必要になるが、各処理に適応した
デジタル化処理ができるので画質が良好になる。
【0023】図4は他の実施例の動作流れ図である。こ
の実施例は読取り条件に対応したメモリ容量のデ−タ収
容部M0 をメモリ46内に準備して、読取り条件に従っ
た1度のスキャンにより得た画像デ−タをこのデ−タ収
容部M0 に取込む(ステップ200)。そしてこのデ−
タを条件1〜kの1つに対する画像処理を行う際に(ス
テップ202)読出して用いる。画像処理の結果はメモ
リ46のデ−タ収容部M1 に収容し(ステップ20
4)、この結果をこの条件kに対する出力機器に出力す
る(ステップ206)。全ての条件1、2、…kに対す
る処理が終るまでこの動作を繰り返えす(ステップ20
8、210)。この実施例によれば処理後のデ−タ収容
部M1 は1つで済みメモリ容量の減少に適する。
の実施例は読取り条件に対応したメモリ容量のデ−タ収
容部M0 をメモリ46内に準備して、読取り条件に従っ
た1度のスキャンにより得た画像デ−タをこのデ−タ収
容部M0 に取込む(ステップ200)。そしてこのデ−
タを条件1〜kの1つに対する画像処理を行う際に(ス
テップ202)読出して用いる。画像処理の結果はメモ
リ46のデ−タ収容部M1 に収容し(ステップ20
4)、この結果をこの条件kに対する出力機器に出力す
る(ステップ206)。全ての条件1、2、…kに対す
る処理が終るまでこの動作を繰り返えす(ステップ20
8、210)。この実施例によれば処理後のデ−タ収容
部M1 は1つで済みメモリ容量の減少に適する。
【0024】以上の実施例はスキャナを備えるマイクロ
フィルムリ−ダに本発明を適用したものであるが、本発
明はこれに限られない。例えば他の装置から送られてく
る画像デ−タを読込み画像処理するものであってもよ
い。
フィルムリ−ダに本発明を適用したものであるが、本発
明はこれに限られない。例えば他の装置から送られてく
る画像デ−タを読込み画像処理するものであってもよ
い。
【0025】なお画像のエッジ強調、細線化処理、ディ
ザ処理、画像の拡大、縮小等、種々の画像処理を行う場
合は、その処理内容に対応した内容の画像処理部50を
用意すればよい。
ザ処理、画像の拡大、縮小等、種々の画像処理を行う場
合は、その処理内容に対応した内容の画像処理部50を
用意すればよい。
【0026】
【発明の効果】請求項1の発明は以上のように、複数の
異なる出力条件を全て包含する最小の読取り条件を判別
し、この読取り条件で読取った画像デ−タを用いて各出
力条件に適合した画像処理を行うものであるから、1回
の画像の読取りで各出力条件に合う処理を行うことがで
き、画像の読取りを画像処理のごとに繰り返す必要がな
くなる。このため処理時間が短くなる。また各出力条件
に対し1回のスキャンで読取るから全ての出力条件に対
する読取り条件が不揃いになることがなく完全に均一化
できる。さらに不必要に広い範囲を読取ったり、不必要
に高い解像度で読取ったり、不必要に高い倍率で読取る
必要がなくなるから、メモリの有効利用が図れる。
異なる出力条件を全て包含する最小の読取り条件を判別
し、この読取り条件で読取った画像デ−タを用いて各出
力条件に適合した画像処理を行うものであるから、1回
の画像の読取りで各出力条件に合う処理を行うことがで
き、画像の読取りを画像処理のごとに繰り返す必要がな
くなる。このため処理時間が短くなる。また各出力条件
に対し1回のスキャンで読取るから全ての出力条件に対
する読取り条件が不揃いになることがなく完全に均一化
できる。さらに不必要に広い範囲を読取ったり、不必要
に高い解像度で読取ったり、不必要に高い倍率で読取る
必要がなくなるから、メモリの有効利用が図れる。
【0027】請求項2の発明によれば、この請求項1の
方法の実施に直接使用する装置が得られる。ここにこの
装置はマイクロフィルムを読むスキャナを有する装置す
なわちマイクロフィルムリーダとすることができ(請求
項3)、この場合には複数の出力条件は解像度および倍
率の少くとも一方が異なる出力条件を含むものとできる
(請求項4)。またスキャナで読取った画像データをア
ナログ信号のまま各出力条件に対応する画像処理手段に
分配すれば、画質の向上に適する(請求項5)。
方法の実施に直接使用する装置が得られる。ここにこの
装置はマイクロフィルムを読むスキャナを有する装置す
なわちマイクロフィルムリーダとすることができ(請求
項3)、この場合には複数の出力条件は解像度および倍
率の少くとも一方が異なる出力条件を含むものとできる
(請求項4)。またスキャナで読取った画像データをア
ナログ信号のまま各出力条件に対応する画像処理手段に
分配すれば、画質の向上に適する(請求項5)。
【図1】本発明の一実施例の構成図
【図2】本発明の概念の説明図
【図3】その動作説明図
【図4】他の実施例の動作説明図
32A スキャナ
38 CPU
46 画像データメモリ(I−MEM)
48 画像処理手段としての圧縮・伸長処理部
50 画像処理手段
56 出力手段としての外部メモリ手段
60 出力手段としてのプリンタ
80 出力手段としての外部機器
82 読取条件判別手段
84 デ−タ読取り制御手段
Claims (5)
- 【請求項1】 画像の読取りに先行して、複数の異なる
出力条件を全て包含する最小の読取り条件を判別し、こ
の読取り条件で読取った画像デ−タを用いて各出力条件
に適合した画像処理を行い出力することを特徴とする画
像処理方法。 - 【請求項2】 読取った画像デ−タに対して複数の異な
る出力条件に従った画像処理を行って出力する画像処理
装置において、複数の出力条件を全て包含する最小の読
取り条件を判別する読取条件判別手段と、前記最小の読
取り条件に従って画像を読取るデ−タ読込み制御手段
と、この読取った画像デ−タを用いて前記複数の出力条
件に適合する画像処理を行う画像処理手段と、これら画
像処理したそれぞれの画像デ−タのメモリ手段と、これ
ら処理した画像デ−タを出力する出力手段とを備えるこ
とを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項3】 マイクロフィルムの画像を読取るスキャ
ナを備え、このスキャナの読取る画像デ−タに対し画像
処理を行う請求項2の画像処理装置。 - 【請求項4】 前記複数の出力条件は解像度および画像
倍率の少くとも一方が異なる出力条件を含む請求項3の
画像処理装置。 - 【請求項5】 前記スキャナで読取る画像デ−タのアナ
ログ信号を異なる出力条件に対応する画像処理手段に分
配し、並行して画像処理を行う請求項3の画像処理装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3183280A JPH0514704A (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 画像処理方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3183280A JPH0514704A (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 画像処理方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0514704A true JPH0514704A (ja) | 1993-01-22 |
Family
ID=16132894
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3183280A Pending JPH0514704A (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 画像処理方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0514704A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007251849A (ja) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Ricoh Co Ltd | 画像処理システム |
US7724387B2 (en) | 2003-09-29 | 2010-05-25 | Canon Denshi Kabushiki Kaisha | Image processing apparatus, controlling method for image processing apparatus, and program |
-
1991
- 1991-06-27 JP JP3183280A patent/JPH0514704A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7724387B2 (en) | 2003-09-29 | 2010-05-25 | Canon Denshi Kabushiki Kaisha | Image processing apparatus, controlling method for image processing apparatus, and program |
JP2007251849A (ja) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Ricoh Co Ltd | 画像処理システム |
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