JP2007251849A - 画像処理システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】多値の画像情報を得る画像情報読取手段と、多値の画像情報を前記ネットワーク通信網を介して送信する送信手段と、多値の画像情報を格納するための第1の格納手段と、多値の画像情報を受け取って多値の画像情報のままで前記第1の格納手段に格納する格納制御手段と、多値の画像情報を表示してユーザーによる所定の処理を行って2値の画像情報に変換すると共に、前記所定の処理を行う際に、前記表示された多値の画像情報の視認結果に応じて所定の画像調整を行う画像情報処理手段と、を具備し、前記格納制御手段が、前記画像情報処理手段よりの2値の画像情報を前記第2の格納手段に格納する格納制御を行う構成となっている。
【選択図】図1
Description
特に、データベース容量やメディア容量などを考慮した場合、モノクロ2値画像としてスキャン&保存処理することが多く、このような場合には、原稿によっては文字が全く読めなくなるといった現象が発生し影響は大きくなる。そのため、スキャン時点で正しくスキャンできたかという確認作業が必須となってくる。
このようなことを解決するために、これまでは、プレビューによる低解像度スキャンによりあらかじめ濃度やスキャン位置を確認したり、「インテリスキャン」リコーソフトウェア(株)の製品のように、スキャンしたものをその場で確認修正したりする方法があった。
従って、この再スキャンが、最も手間のかかる作業であり、適切な画像が得られるまで試行錯誤を繰り返す効率の悪い作業となる問題点があった。
確認作業それ自体は、それほど手間のかかる作業ではないが、確認のための画面や濃度調整のための操作ボタンを準備しなければならない。例えば、原稿が100ページある場合は、100回の確認作業が必要になったり、その間手を煩わすなど、やはり作業者の負担となりがちである。
しかし、そのような場合に再度濃度調整して再スキャンするのは一般的に非常に効率が悪い。特に遠隔地でネットワーク経由での業務フローを構築しているところなどではボトルネックになる可能性が高い。
こうならないようにするためには、各営業所、支店などにおいて伝票スキャンした際に必ず正しくスキャンされているかの確認作業が必要になる。作業自体は簡単なものではあるが処理枚数が多い場合、作業者がPCの操作に不慣れな場合などにはわずらわしい作業である。
このようにスキャン濃度が不適切な原稿が生じた場合の作業は、どうしても作業者に負担をかけるものになる。
本発明は、上述した従来の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、従来のようなスキャン入力にともなう作業者の負担を減らすとともに確実に原稿スキャン業務を実行することができる画像処理装置を提供することである。
また、請求項3記載の発明は、前記格納制御手段が、前記画像情報処理手段よりの2値の画像情報を前記第2の格納手段に格納する格納制御において、ユーザーが指定した任意位置の画像の色数が異なる場合には、PDFのように複数の画像を重ね合わせて保存できるフォーマットにて保存することにより1ページ中に全体はモノクロ写真部分だけカラーと混合させて保存することを特徴とする。
また、請求項5記載の発明は、前記画像情報処理手段による所定の画像調整が、ユーザーによって切り替えられる、2値化/減色の代わりにバイキュービックやバイリニアといったスムージング縮小またはモノクロ−>グレースケール化縮小などを行うことにより画面に表示したときに最も視認性の良い状態に画像を加工し、ユーザーの操作により画像の輝度、ガンマ補正、色彩などを変更し、画像内の文字の読みやすさなどを最適な状態に調整する調整処理であることを特徴とする。
まず、図面を用いて本発明の実施形態を詳細に説明する前に、本発明の概要を説明する。
本発明では、スキャン時点(入力作業者)では確認などは全く行わない。
例えばADFに原稿を100枚セットしてスタートボタンを押したら、後は自分の席に戻って他の作業をすることも可能である。伝票をスキャンして保存または利用者に送信するという本来の作業だけ行えばよくなる。
その代わりに伝票画像を使用するユーザー(経理担当など)が見た時点で原稿の視認性が悪ければ、その時点で濃度調整などを行う。スキャナー入力者が行っても、経理担当が行ってもどちらも同じ画像の確認作業には変わらないが意味合いは大きく変わる。すなわちスキャナー入力者は確認作業は本来の仕事ではないが経理担当はもともと原稿画像を確認して処理内容に違いがないかどうかをチェックするのが本来の仕事の範疇である。
また、ファイリングなどのように入力されたスキャン画像が保管・蓄積されるが、利用者にアクセスされず、長期間全く利用されない原稿などが多く存在するようなシステムの場合は、これがデータベース容量を圧迫する可能性も生じる。そのような場合の適用例も考慮した。
すなわち、本発明では、スキャン時はカラーまたはグレースケールでスキャンしておいて、本社の経理担当者がスキャン伝票を確認視した時点でモノクロ表示・変換する。
そこで、本発明では、スキャンし本社へ送るデータはカラーまたはグレースケールの画像とする。その理由は、次の2つである。
(1)カラー/グレーなどの多値でスキャンしておくことにより、後で2値化するときに濃度の調整が可能になる。
(2)カラー/グレーでスキャンすると、モノクロ2値でスキャンした場合にはどうしても検出できない濃度のスキャンが可能になる。例えば、カラースキャン画像時点では人間の目で文字を識別できないような状態のものでも適切な濃度調整や検出を行うことにより文字を浮かび上がらせるといったようなことが可能になる。
これを最終的には、モノクロ2値へ変換する。変換するタイミングは本社の経理担当がスキャン伝票を確認した時点である。必ず確認が必要な時点で2値化することにより余計な作業の増加をなくし、読めない伝票の発生をなくし、最数的には2値化することでデータベースサーバーの容量の負担を軽減するものである。
この確認と同時に2値化の部分には、IntelliScanの技術の応用することによりユーザー応答性を良好にし、ユーザーの操作性や作業効率の向上を図る。
上記を、データベースファイリングへも応用する。すなわち、データ登録時はフルカラー/グレースケールなどの多値で保管しておいてユーザーが閲覧のために表示した時点で、2値化や濃度調整を行い見やすくするとともにデータサイズを抑制する。
この場合は、ユーザーが閲覧するまで、データサイズの抑制が行われずにデータベース容量を圧迫することになる。そのため長期間アクセスされなかった文書は自動的に高圧縮(MRC)化、モノクロ2値化するなどしてサイズ抑制する。ユーザーがアクセスした文書は最適な状態で保存され、長期間アクセスされなかった文書は、自動的にサイズ抑制させる。
図1は、本発明を実施した画像処理システムの概略構成図である。
図1に示すように、この画像処理システムは、伝票画像(フルカラー)等の画像情報を読み取る支店スキャナー1と、支店スキャナー1の読取制御を行うと共に、読み取った画像情報をネットワーク通信網を介して送信するスキャナー制御PC2と、支店スキャナー1で読み取られた画像情報をネットワーク通信網を介して受け取る本社サーバー3と、本社サーバー3よりの画像情報に所定の処理を行う本社経理処理PC5とを有している。
図1において、支店スキャナー1で読み取られた伝票画像(フルカラー)は本社サーバー3に送信され、そのままで一旦第1のデータベース6に格納され、それを本社経理処理PC5にて表示・伝票処理を行うと共に、視認の確認作業を行い、その結果、必要ならば濃度調整等の画像調整を行い、その結果がモノクロ画像に変換されて、本社サーバー3の第2のデータベース7に格納される。
ここでは、支店スキャナー1のオペレータは、例えば保険外交のパート社員や土木事務所の作業者などPC操作に不慣れなまたはPC操作を本業としない不特定多数を想定し、支店ではそのようなオペレータが入金処理や交通費清算などの経費処理・伝票処理のために伝票をスキャンし本社へ送信するものとする。一般的にはPCで金額を入力し、その証明・確認用に伝票画像を添付するようなことが多い。
これに対して、本社PC5では専任のオペレータが事務処理・経理処理などのために操作する。一般的に伝票の画像は、入力された金額などに間違いがないか、などの確認用や、後から追跡できるように付加情報として保管・管理される。したがって、スキャンされた画像の金額部分が読めないなどの不都合があってはならない。
したがって、本実施例ではスキャン画像を確認することなく無条件に送信する。フルカラー(またはグレースケール)でスキャンすることにより基本的に情報の欠落なくスキャン可能となる。スキャンする用紙サイズさえ間違えなければよいので、スキャナー1の自動用紙検知機能を利用したり、スキャナー制御PC2において余白部分を自動的に切り取る自動トリミングを利用する(スキャンサイズは最大にしておいて、切り取った画像を送信)などして用紙サイズのミスをなくすようにすれば良い。
なお、表示のタイミングで2値化や減色などの画像処理を行うことになるため、そのまま画像全体を処理していたのでは処理時間がかかり、表示速度が低下しオペレータの操作性を損なう可能性がある。そこで、高速に処理しオペレータが快適に処理できるようにするために、画面表示部分だけを切り出して処理する。
図2に示すように、支店スキャナー1、操作パネルまたは操作PC2におけるスキャナー&送信部11は、スキャン処理を行いその結果を送信し、本社サーバー3における受信&一時格納部13は、スキャンデータを受け取って、データベースなどの一時格納庫6に一時的に保管する。
本店PC5は、スキャン原稿を用いて伝票処理や経理処理など実質的な業務処理を行う端末であり、本店PC5における入力制御部23は、ユーザー操作を制御・判定する。ここで、ユーザー操作とは画像のスクロール、倍率指定、濃度調整の指定、調整領域の指定などの画像操作を指す。その他には確定など業務処理に応じた操作も含む。
操作・表示領域判定部25は、ユーザー操作内容を元に画像に対する操作内容を判定する部分であり、画像切り出し部27は、ユーザー操作が画像の一部分だけに対する濃度調整の場合は、その部分を切り出してフィールド画像を作成する。
図3のステップ101において、支店ユーザが支店スキャナー1を操作し、操作パネルまたは操作PC2におけるスキャナー&送信部11は、スキャン処理を行いその結果を送信し(ステップ103)、本社サーバー3における受信&一時格納部13がスキャンデータを受け取って、データベースなどの一時格納庫6に一時的に保管する(ステップ105)。
そして、ステップ111において、本店PC5におけるフィールド合成&表示部19が必要に応じてベース画像とフィールド画像を管理し、合成(または重ね合わせ)して画像を画面に表示する。ここで、ベース画像は、伝票全体を指すいわゆる背景画像であり、フィールド画像は、伝票の一部分だけを切り出しした画像であり、一部分だけ濃度を変更したり、色を変えたりする場合に存在する。
そして、濃度調整領域が一部である場合、領域判定部分の画像を必要に応じて切り出し(ステップ121)、ユーザー操作に応じて濃度調整パラメータを算定し(ステップ123)、このパラメータに基づいて切り出し画像を2値化または減色し(ステップ125)、ベース画像およびフィールド画像を合成し画面表示し(ステップ127)、その後、ステップ111に戻る。
まず、図4(a)のような画像がスキャンされているものとし、本社PC5ではデフォルトでモノクロ2値表示とする。この場合、図4(b)のような表示結果になり文字が読めないこととなるが、これは元原稿が極端に薄かったためであり、通常スキャナーでモノクロスキャンしても同様の結果となり、再スキャンの必要が生じる。
しかし、本発明ではカラースキャンした画像があるため、これを基にして2値化閾値を調整するなどして濃度調整すれば、図5(a)に示すようにほとんどの文字が読めるようになる。
しかし、原稿が場所によって文字の濃さが違っていた場合、濃度調整しても全体の文字が読めるようにはならない。そのような場合には、図5(b)に示すように文字が薄い箇所を領域指定して、その部分だけを濃度調整することによりすべての文字を解読できるようになる(図2フローチャートにおけるフィールドの機能)。
このような場合には、圧縮サイズ抑制のためにモノクロ2値で保存するよりも、800×600dotなど画面サイズに合わせて縮小した画像を保存したほうがファイルサイズを抑制でき、さらに画面での視認性もよくなる。
このような実施形態では、図1の2値化/減色処理部7に画像縮小機能を持たせることで実現できる。画像縮小機能は次のように画質をよく縮小しても伝票の視認性を保持できるようなものを利用する。
・モノクロ2値画像の縮小=グレースケール(多値)化縮小によりデータロス(細線などを消えないように)を低減し視認性の良い画像を生成する。
・カラー、グレー画像の縮小=バイキュービック法、バイリニア法など画質劣化を低減しつつ縮小できる一般的な方法がある。
この場合には、本社PC5のオペレータは、画面に縮小表示した結果を見ながら縮小方式を視認性の良い方式に切り替えたり濃度を調整することになる。その結果は画面サイズに縮小された伝票画像としてデータベース7に保存する。
次回から、伝票画像は画面サイズに合わせた最適な状態(サイズ、画質)になっているためオペレータや作業者は画像ズームなど余計な操作を行わなくても視認性がよく効率の良い作業ができることになる。
図7は、本発明による画像処理システムの他の実施形態の機能構成図である。
図7に示すように、この画像処理システムは、画像情報を読み取って入力する画像入力装置40においてデータベースに画像を登録する画像データ登録部と、データベース41と、ユーザー別データの更新を監視するユーザー別データ更新監視装置43と、合成表示処理装置45と、表示装置47と、入力装置49とを有している。
そして、ユーザー別データ更新監視装置43は、ユーザー別データを統合整理しデータベース41に反映させる更新処理部55と、ユーザー別データの共通部分を判定し探し出す共通部分判定部57と、ユーザー共通部分データに基づき画像の減色/リサイズを行う減色/リサイズ制御部59と、データベースの画像を更新する画像データ更新制御部61と、ユーザー別データの読み込み/更新を行うユーザー別データ入出力制御部63とを有している。
また、データベース41は、登録された画像データを格納する画像データ格納庫51と、ユーザーごとの表示情報を保存するユーザー別表示データ格納庫53a、53bとを有している。
ここで、MRC化とはMixed Raster Content処理、すなわち文字/背景分離の高圧縮処理を行う技術であり、2値表示画像の濃度調整は、元のグレー/カラー画像を濃度調整した後に2値化したり、2値化の閾値により制御したりいくつかの方法があるので、そのときに最適なものを選択する。
図8のステップ201において、ユーザーがデータベース41に保存されている画像を表示し、ユーザー個別表示データが存在するか否かを判断し(ステップ203)、ユーザー個別表示データが存在する場合、ユーザー個別表示データを読み込み、その設定状態を表示し(ステップ205)、ユーザーが自分の好みに表示状態を変更する(ステップ207)。また、ユーザー個別表示データが存在しない場合、最初はシステムでデフォルト設定されている内容で表示し(ステップ209)、ステップ207に移る。
次に、ユーザーが自分の好みに表示状態を変更した後、一定期間が経過して、ユーザに長期間アクセスされていない場合(ステップ211、213)、一定期間が経過してアクセスされたことがあるファイルに対して、ユーザー個別表示データが複数存在するか否かが判断され(ステップ215)、ユーザー個別表示データが複数存在する場合、それぞれのユーザー個別データから最大公約数となる状態を算出し(ステップ217)、最大公約数となる状態に合わせて元画像データおよびユーザー別データを再登録する(ステップ219)。
それにより、カラーなど多値で保存された部分は、その後も濃度調整や2値化が可能となり(ステップ225a)、モノクロ2値で元データを更新した場合、その後は濃度調整が不可能となる(ステップ225b)。
すなわち、従来のように、ユーザーがデータベースに保存されている画像を表示し、その表示状態を変更した場合には、その状態をユーザーごとに保存しておき、複数のユーザーが同じ画像を表示した場合には、ユーザーごとに目的や好みの違い、または表示デバイスの表示性能などに起因してユーザーごとに表示状態が異なる可能性が生じてくる。
したがって、ユーザーの表示状態に合わせてデータベースのデータサイズを抑制するための処理が共通化できなくなる可能性が生じてくる。そのような場合に、図8に示すようにユーザーごとの情報から最大公約数となる状態を算出しデータベースを更新し、それに対してどのユーザーからもアクセスされなかった画像は、モノクロ2値化、MRC化、低解像度化などシステム設定に合わせて画像データを抑制する処理を行うと、上記従来の問題が解決する。
この具体例では、ユーザーごとの表示データをユーザー別データ監視装置43により監視しデータベースを更新するようにしている。
図10に示すように、(1)STARTから始まる処理(ステップ301〜323)は、ユーザーA、ユーザーBがそれぞれ自分の好みで表示状態を変更した様子を示し、(2)一定期間後STARTは、その後一定期間を経た後ユーザーごとの情報を整理し、データベースへ反映・更新する処理(ステップ325〜339)を示している。
図11は、図8〜図10に示した具体例における表示例を示した図である。
図11(a)に示すように、ユーザーAは、一部分のみカラー他はモノクロ2値で表示されており、図11(b)に示すように、ユーザーBは、ユーザーAの状態に加えてカラー領域が増え、モノクロ2値の濃度変更、グレースケール部分の追加を行った状態を示す。
以上のように、ユーザーA、ユーザーBが異なる表示状態を保存した場合には、最大公約数の状態を求めてデータベース41を更新した後は左下のような状態になる。すなわち、ユーザーA/B両方の要求を満足するための最小限の状態になる。
最大公約数の状態を求める場合に、図12(a)に示すように、領域が重なっている場合、図12(b)、(c)に示すように、左下のように両方を含む1つの領域にする方法と右下のように2つの独立した領域として別々に保存する方法があり、この場合には、両者で保存した場合の面積やデータサイズなどを計算しサイズが小さくなる方を採用している。
まず、ユーザーがPDAや携帯などの端末で表示するために画像を縮小表示しなければならない場合、画像の視認性が重要になる。元画像が多値の場合、バイキュービック処理など多値のまま品質重視の縮小処理を行った方が、一般的に良い画質となるが、必ずしもそうならない場合もある(図13(a)〜(f)に画質が悪い場合の例を示す)。特に、対象が文字画像の場合には、エッジ抽出処理を併用した2値化を行うことにより文字がかすれずつぶれない2値画像を得ることができ、このような2値画像をグレースケール化縮小(縮小する分1画素を多値にすることにより情報劣化を低減させる方式)することで文字の視認性のよいくっきりした画像を得られる場合がある。この方式を採用するメリットは、ユーザーの表示倍率の変化に追従できることである。すなわち高解像度から縮小表示までを対応できる倍率に幅がある。また高速に処理できる。高解像度にもかかわらずデータサイズは小さいことである。
そこで、この変形例では、図13(g)の表に示したような判断基準を定め、判断基準の高い方で処理を行う。これにより、前述の最大公約数の状態で保存する場合にどのように処理するかを定めるものとする。
31…保存処理部、40…画像入力装置、41…データベース、43…ユーザー別データ監視装置、45…合成表示処理装置、47…表示装置、49…入力装置、51…画像データ格納庫、53…ユーザー別表示データ格納庫、55…更新処理部、57…共通部分判定部、59…減色/リサイズ制御部、61…画像データ更新制御部、63…ユーザー別データ入出力制御部、65…画像データ入出力部、67…ユーザー個別データ入出力制御部、71…データサイズ抑制制御部、73…色調整処理部、75…合成処理部、77…表示制御部、79…ユーザー操作制御部
Claims (7)
- 画像情報を読み取ってネットワーク通信網を介して送信して送信先で所定の処理を行なう画像処理システムであって、
多値の画像情報を読み取って多値の画像情報を得る画像情報読取手段と、前記画像情報読取手段で読み取られた多値の画像情報を前記ネットワーク通信網を介して送信する送信手段と、多値の画像情報を格納するための第1の格納手段と、前記送信手段よりの多値の画像情報を受け取って多値の画像情報のままで前記第1の格納手段に格納する格納制御手段と、前記第1の格納手段に格納された多値の画像情報を表示してユーザーによる所定の処理を行って2値の画像情報に変換すると共に、前記所定の処理を行う際に、前記表示された多値の画像情報の視認結果に応じて所定の画像調整を行う画像情報処理手段と、を具備し、前記格納制御手段が、前記画像情報処理手段よりの2値の画像情報を前記第2の格納手段に格納する格納制御を行うことを特徴とする画像処理システム。 - 前記画像情報処理手段による所定の画像調整が、ユーザー操作に従い表示位置またはユーザーが指定した位置の元画像を抜き出し、その一部画像に対して輝度調整、ガンマ補正、2値化閾値などのパラメータ変更により画像の濃度を変更し再表示する調整処理であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
- 前記格納制御手段が、前記画像情報処理手段よりの2値の画像情報を前記第2の格納手段に格納する格納制御において、ユーザーが指定した任意位置の画像の色数が異なる場合には、PDFのように複数の画像を重ね合わせて保存できるフォーマットにて保存することにより1ページ中に全体はモノクロ写真部分だけカラーと混合させて保存することを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
- 前記格納制御手段が、前記画像情報処理手段よりの2値の画像情報を前記第2の格納手段に格納する格納制御において、ユーザーが指定した任意位置の濃度調整または色数変更後の画像をファイル保存する場合には別ファイルとして保存することを特徴とする請求項1あるいは2に記載の画像処理システム。
- 前記画像情報処理手段による所定の画像調整が、ユーザーによって切り替えられる、2値化/減色の代わりにバイキュービックやバイリニアといったスムージング縮小またはモノクロ−>グレースケール化縮小などを行うことにより画面に表示したときに最も視認性の良い状態に画像を加工し、ユーザーの操作により画像の輝度、ガンマ補正、色彩などを変更し、画像内の文字の読みやすさなどを最適な状態に調整する調整処理であることを特徴とする請求項2に記載の画像処理システム。
- 画像入力装置から取り込んだ画像情報をデータベースなどの記憶装置に保管し、それを後から検索・表示して利用するようなファイリング処理用の画像処理システムであって、
前記画像情報を読み取って入力する画像入力装置においてデータベースに画像を登録する画像データ登録部と、複数存在するユーザーのユーザー別データの共通部分を判定し探し、そのユーザー共通部分データに基づき画像の減色/リサイズを行って前記ユーザー別データの更新を監視するユーザー別データ更新監視装置と、前記ユーザー別データから必要最小限の領域のみを処理させるために画像を切り出す切り出し、データサイズ抑制のために2値化/減色/変倍/MRC化などを行い、色調整を行い、領域ごとに濃度や色調整をした結果を合成し、その結果を表示し、ユーザー操作により表示状態や表示内容の変更操作を検知し、それに基づいてデータの加工や保存を制御する合成表示処理装置と、を具備することを特徴とする画像処理システム。 - 画像入力装置から取り込んだ画像をデータベースなどの記憶装置に保管し、それを後から検索・表示して利用するようなファイリング処理用の画像処理システムであって、
複数存在するユーザーごとに最適な画像表示状態が異なる場合には、前記ユーザーごとの表示情報として操作内容をデータベースの画像データとともに保存しておき、一定期間の利用後に前記複数のユーザーから異なる状態で操作・表示情報を保存された場合にはその最大公約数となる状態になるように画像を加工してデータベースのデータを書き換え、同じ色数にもかかわらず濃度調整量が大きく異なる場合にはユーザー個人情報として表示・操作パラメータを保存し、次回ユーザーからのアクセスが合った場合には、前記データベースから最大公約数状態に整理された画像を取り出し、前記ユーザーごとの表示・操作情報が付加されていた場合にはその付加情報に基づき、表示するタイミングで画像を加工表示して、前記ユーザーごとに最適な表示状態を保持することを特徴とする画像処理システム。
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