JP2885969B2 - マイクロフィルムリーダ - Google Patents

マイクロフィルムリーダ

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JP2885969B2 JP3193484A JP19348491A JP2885969B2 JP 2885969 B2 JP2885969 B2 JP 2885969B2 JP 3193484 A JP3193484 A JP 3193484A JP 19348491 A JP19348491 A JP 19348491A JP 2885969 B2 JP2885969 B2 JP 2885969B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マイクロフィルムに
写し込まれた文書を含む画像をスキャナにより読取るマ
イクロフィルムリ−ダに関するものである。
【0002】
【発明の背景】マイクロフィルムの画像をスクリ−ンに
投影したりプリンタに出力させるようにしたリ−ダが公
知である。ここにマイクロフィルムに写し込まれた画像
は必ずしも正しい傾きとは限らず、中には大きく傾いて
写されたものもある。このような場合スクリ−ンに現れ
る投影画像が傾くばかりでなく、これをプリンタなどに
出力する場合にはプリントした画像も傾いてしまう。
【0003】そこで通常は光学系に像回転用プリズムを
介在させ、投影画像が正立するように像を回転できるよ
うにしている。しかしこの場合には操作者が常時スクリ
−ンを監視している必要が生じる。また予め選択した画
像を自動的に検索して自動でプリント出力する場合に
は、傾きは修正できない。
【0004】
【発明の目的】本発明はこのような事情に鑑みなされた
ものであり、投影画像の傾きを自動で検出し文章が正し
く水平または垂直になる位置に自動で修正できるように
したマイクロフィルムリ−ダを提供することを目的とす
る。
【0005】
【発明の構成】本発明によればこの目的は、マイクロフ
ィルムに記録した文書を含む画像をスキャナにより読取
るマイクロフィルムリ−ダにおいて、前記スキャナが出
力する画像信号を2値化する2値化手段と、焦点制御手
段と、投影画像の少くとも一部をボカしかつ2値化レベ
ルを変更して前記ボカした投影画像領域の画像信号を前
記2値化手段で2値化することにより前記原稿の文書行
を連続した幅広のラインにするボカシ制御手段と、前記
ラインの傾きを求める傾き検出手段と、この求めた傾き
から前記ラインが水平または垂直になるように投影画像
を回転する像回転手段とを備えることを特徴とするマイ
クロフィルムリ−ダにより達成される。
【0006】ここに傾き検出手段は、ラインの幅の中間
値を通る直線を用いたり、ライン適宜の長さ内に含
まれる画素の座標の平均値を通る直線を用いて傾きを求
めることができる。また直線は、これら中間値や平均値
との誤差の2乗和が最小になるようにする最小2乗法を
用いたり、この誤差の絶対値の最大なものを最小にする
ミニマックス近似法(最高近似法)などの近似法を用い
て求めることができる。
【0007】
【実施例】図1は本発明の一実施例の構成図、図2はそ
の要部の機能ブロック図、図3はスクリ−ン上の投影画
像を示す図、図4はその一部領域Aのボカシ処理をした
図、図5は動作の流れ図である。
【0008】図1において符号10はマイクロフィルム
であり、2つのリール12、14の一方から他方へ巻取
られて走行する。このフィルム10には光源16の光が
下方から導かれ、このフィルム10の透過光は投影レン
ズ18、像回転プリズム20、反射ミラー22、24、
26を経てスクリーン28に背面から導かれる。スクリ
ーン28の背面には縦長の可動板30が水平方向に移動
可能に設けられ、この可動板30にCCDラインセンサ
32が取付けられている。従ってこれらにより、このラ
インセンサ32に入射した画像を読取りながら可動板3
0を水平方向に移動させることによりスクリーン28の
投影画像を読取るスキャナ32Aが形成される。
【0009】この実施例の装置は、図1に示すように2
つのデータ転送バス34、36を持ち、一方のバス34
はCPU用、他方のバス36が画像データ用となってい
る。CPU用バス34にはCPU(演算装置用チップ)
38、ROM40、RAM42などが接続されている。
前記ラインセンサ32で読取られた画像データは、デジ
タル化された後スキャナ用入力インターフェース(I
F)44および画像データ用バス36を介して各部へ送
られる。
【0010】46は画像データ用メモリ(以下I−ME
Mとする)であり、高速での書込み、読出しができる半
導体メモリが用いられる。このIーMEM46はバス3
6に接続される。
【0011】48は圧縮・伸長処理部であり、両バス3
4、36に接続されている。この圧縮・伸長処理部48
は、読取った画像データを、例えばファクシミリや他の
マイクロフィルムリーダなどの外部機器に転送する際に
圧縮処理し、また外部機器から圧縮されたデータで転送
されて来たデータを伸長して復元するなどの処理を行う
ものである。
【0012】50は画像処理部であり、両バス34、3
6に接続されている。この処理部50は読取った生のデ
ータをもとにして、微分処理によるエッジ強調、細線化
処理、ディザ処理等、種々の空間フィルタリング処理を
行う。
【0013】52は画像用のデータ転送(I−DMA;
Image Direct Memory Access )制御部であり、これは
種々の入・出力インターフェースとメモリ間、あるいは
メモリとメモリとの間で直接データの転送を行う際の制
御を行うものである。すなわちこの実施例では画像デー
タの転送はCPU38を介することなく行われるDMA
方式を採り、CPU38はこのI−DMA制御部52に
対して転送開始メモリアドレスや転送回数などの所定の
パラメータをセットした後は転送が完了するまで一切の
処理を行う必要がない。
【0014】54はディスク入出力インターフェースで
あり、光ディスクなどの外部メモリ装置56とバス36
との間に介在する。58はプリンタ出力インターフェー
スであり、プリンタ60とバス36との間に介在する。
【0015】前記投影レンズ18は焦点制御手段を形成
するモ−タ62によって焦点調節が可能である。また前
記像回転プリズム20はモ−タ64によって回転可能で
あり、これらにより像回転手段が形成されている。これ
らモ−タ62、64はCPU38の指令によりインタ−
フェ−ス66およびドライブ回路(図示せず)を介して
制御される。
【0016】CPU38はROM42にメモリされた動
作プログラムに従って投影画像の傾きを求め、画像を回
転させる。この一連の動作を行うCPU38の機能は図
2に示され、その動作の流れが図5に示されている。
【0017】この図2で68は信号処理手段であり、ラ
インセンサ32の出力信号aの波形整形を行ったり、照
明のムラやラインセンサ32の各画素の特性の不揃いな
どによる出力レベルの不揃いを揃えて信号bを2値化手
段70に出力する(図5のステップ100)。2値化手
段70はこの信号bをしきい値Vth0 と比較して2値化
する(ステップ102)。2値化した信号cすなわち白
黒を示す信号は、焦点制御手段72に送られ、ここで例
えば信号cのコントラストを求め、このコントラストが
最大になる投影レンズ18の位置すなわち合焦位置を探
す(ステップ104)。
【0018】このように一度レンズ18の合焦位置が求
められると、次にボカシ制御手段74は投影画像をボカ
シて画像の文章の各行を連続した幅広のライン(図4)
にする。すなわちこのボカシ制御手段74は、レンズ1
8の焦点を合焦位置から予め決めた一定量△fだけ非合
焦となるように移動させると共に(ステップ106)、
2値化のためのしきい値をVth0 からこれより小さいV
thに変える(ステップ108)。この結果文章の各行の
像がにじむと共に、このにじんだ範囲が黒として読み取
られることになる。従ってこの時に得られる画像は図4
にBで示す幅広のラインになる。
【0019】次にCPU38はこのラインBの傾きを傾
き検出手段76により求める(ステップ110)。この
傾きの検出には種々のアルゴリズムが適用可能である。
例えば図4に示すようにx、y座標をとり、適宜のx方
向位置x1、x2 、x3 、x4 におけるラインBの上・
下縁の座標(y1 U、y1 L)、(y2 U、y2 L)、(y3 U
3 L)、(y4 U、y4 L)を求め、これらの中間点P1
2 、P3 、P4 の座標(中間値)をP1 =(y1 U+y
1 L)/2のように求める。従ってこれらの中間点P1
2 に最も接近した直線Cを求め、この直線Cの傾きを
得ればよい。
【0020】ここに直線Cは中間点P1 〜P4 との誤差
の2乗の和が最小になるように、すなわち最小2乗法に
より求めることができる。またこの直線Cは中間点P1
〜P4 との誤差のうち最大のものが最小となるように、
すなわちミニマックス近似法により求めることもでき
る。また中間点P1 〜P4 のy座標を用いる変わりに、
ラインB上の適宜の長さL1 、L2 の領域Z1 、Z2
含まれる全ての画素のxy座標の平均値となる点Q1
2 …に近接する直線Dを求めればよい。
【0021】このようにしてラインBの傾きαが求めら
れると、CPU38は像回転手段78を形成するプリズ
ム20及びモ−タ64によりこの傾きαが0になるよう
に像を回転させる(ステップ112)。この結果投影画
像は正立した正しい位置になる。この状態で再びスキャ
ナ32Aを作動させて画像を読み込み、圧縮・伸長処理
や画像処理を行ってからプリンタ60や外部メモリ装置
56や外部機器に送出する。
【0022】以上の実施例ではボカシ制御手段74は光
学的に焦点をボカし、2値化しきい値Vth0 を変更して
ラインBを求めているが、この動作は電子回路で電気的
処理により画像をぼかすことも可能であり、本発明はこ
のように電気的に画像をボカして実質的に光学的に非合
焦とした場合と同様の効果を得るものを含む。例えばx
方向に画素濃度を平均化する平均値マトリックスを用い
た空間フィルタリング処理によって、文章の行方向に像
をボカしても同様の効果が得られる。
【0023】また像回転手段はプリズム20とモ−タ6
4で形成するのに代えて、電気的に行うことが可能であ
る。例えば図1に示すように、像回転用のLSI78を
設けることにより可能である。なお以上の文章は横方向
の行を有するものとして説明しているが、縦書きの文章
に場合には90°回転した状態で考えれば全く同じであ
る。
【0024】
【発明の効果】請求項1の発明は以上のように、原稿の
文書行の投影画像をボカシ適切な2値化レベルでその画
像を2値化することにより連続した幅広のラインにし、
このラインの傾きを求めることにより画像を正立した状
態にするための回転角を知り、この角度だけ画像を回転
させるものであるから、操作者が監視していなくても自
動で傾きのない正しい状態で画像を読取ることができ
る。
【0025】また幅広のラインの傾きを求めるために
は、例えばこのラインの幅の中間値に近接する直線ある
いはこのラインの所定長さ内の画素の座標の平均値に近
接する直線を求め、この直線の傾きを求めればよい(請
求項2、3)。これら中間値や平均値に近接する直線を
決めるためには、最小2乗法やミニマックス近似法など
の種々の近似法が使用できる(請求項4、5)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図
【図2】その要部の機能ブロック図
【図3】スクリ−ン上の投影画像を示す図
【図4】その一部領域Aのボカシ処理をした図
【図5】動作の流れ図
【符号の説明】
10 マイクロフィルム 20 像回転手段としてのプリズム 32A スキャナ 70 2値化手段 72 焦点制御手段 74 ボカシ制御手段 76 傾き検出手段 78 像回転手段としてのLSI B 幅広のライン C 直線

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロフィルムに記録した文書を含む
    画像をスキャナにより読取るマイクロフィルムリ−ダに
    おいて、前記スキャナが出力する画像信号を2値化する
    2値化手段と、焦点制御手段と、投影画像の少くとも一
    部をボカしかつ2値化レベルを変更して前記ボカした投
    影画像領域の画像信号を前記2値化手段で2値化するこ
    とにより前記原稿の文書行を連続した幅広のラインにす
    るボカシ制御手段と、前記ラインの傾きを求める傾き検
    出手段と、この求めた傾きから前記ラインが水平または
    垂直になるように投影画像を回転する像回転手段とを備
    えることを特徴とするマイクロフィルムリ−ダ。
  2. 【請求項2】 傾き検出手段は、前記ラインの複数ヶ所
    における幅の中間値に近接する直線の傾きを求める請求
    項1のマイクロフィルムリ−ダ。
  3. 【請求項3】 傾き検出手段は、前記ラインの複数ヶ所
    におけるライン上の適宜の長さ内に含まれる画素の座標
    の平均値に近接する直線の傾きを求める請求項1のマイ
    クロフィルムリ−ダ。
  4. 【請求項4】 傾きを求めるための直線は、前記中間値
    あるいは平均値との誤差の2乗和が最小になるように決
    められる請求項2または3のマイクロフィルムリ−ダ。
  5. 【請求項5】 傾きを求めるための直線は、前記中間値
    あるいは平均値との誤差の絶対値が最大のものが最小と
    なるように決められる請求項2または3のマイクロフィ
    ルムリ−ダ。
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