JPH05146813A - シート状鋼板の自動圧延装置 - Google Patents
シート状鋼板の自動圧延装置Info
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- JPH05146813A JPH05146813A JP31218691A JP31218691A JPH05146813A JP H05146813 A JPH05146813 A JP H05146813A JP 31218691 A JP31218691 A JP 31218691A JP 31218691 A JP31218691 A JP 31218691A JP H05146813 A JPH05146813 A JP H05146813A
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- Japan
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- conveyor
- sheet
- return
- conveyer
- shaped steel
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- Metal Rolling (AREA)
- Straightening Metal Sheet-Like Bodies (AREA)
- Relays Between Conveyors (AREA)
- Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
- Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
- Discharge By Other Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シート状鋼板を圧延機とレベラーロールとの
間に繰り返して通すことによって行う圧延加工の作業行
程を自動化することを目的とする。 【構成】 往路コンベア1と、復路コンベア2とを略平
行状に設置し、上記往路コンベア1の中間部に圧延機a
を、復路コンベア2の中間部にレベラーロールbを各々
配設し、両コンベア1,2の一端部同士の間にシート状
鋼板sを復路コンベアに平行移動させる移しコンベア3
を設ける共に、両コンベア1,2の他端部同士の間に復
路コンベア2から往路コンベア1にシート状鋼板sを平
行移動させる戻しコンベア4を設け、上記復路コンベア
2の終端部に搬送されたシート状鋼板sを取り出して定
位置に積み重ねてから戻しコンベア4に載置する取り出
し機構6を設けると共に、同戻しコンベア4の終端には
戻しコンベア4の終端まで平行移動されたシート状鋼板
sを一枚ずつ取り上げて往路コンベア1の始端に供給す
る供給機構5を設けてなるものである。
間に繰り返して通すことによって行う圧延加工の作業行
程を自動化することを目的とする。 【構成】 往路コンベア1と、復路コンベア2とを略平
行状に設置し、上記往路コンベア1の中間部に圧延機a
を、復路コンベア2の中間部にレベラーロールbを各々
配設し、両コンベア1,2の一端部同士の間にシート状
鋼板sを復路コンベアに平行移動させる移しコンベア3
を設ける共に、両コンベア1,2の他端部同士の間に復
路コンベア2から往路コンベア1にシート状鋼板sを平
行移動させる戻しコンベア4を設け、上記復路コンベア
2の終端部に搬送されたシート状鋼板sを取り出して定
位置に積み重ねてから戻しコンベア4に載置する取り出
し機構6を設けると共に、同戻しコンベア4の終端には
戻しコンベア4の終端まで平行移動されたシート状鋼板
sを一枚ずつ取り上げて往路コンベア1の始端に供給す
る供給機構5を設けてなるものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は所定長さに切断される
シート状の鋼板を圧延してからレベラーロールにより変
形の補正をする行程を繰り返して行う圧延加工の作業を
自動化した自動圧延装置に関する。
シート状の鋼板を圧延してからレベラーロールにより変
形の補正をする行程を繰り返して行う圧延加工の作業を
自動化した自動圧延装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、所定の長さに切断した熱延鋼板を
冷間圧延してシート状の鋼板に加工する際には、圧延機
により圧延したシート状鋼板に生じる曲りや歪みをレベ
ラーロールによって補正した後、また圧延機にかけて圧
延する行程を数回繰り返して行っている。
冷間圧延してシート状の鋼板に加工する際には、圧延機
により圧延したシート状鋼板に生じる曲りや歪みをレベ
ラーロールによって補正した後、また圧延機にかけて圧
延する行程を数回繰り返して行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】実際には、上記したよ
うにシート状鋼板を圧延機にかけ、レベラーロールを通
す為には、多段状に積み重ねられた状態でスタックされ
るシート状鋼板を圧延機に向かうコンベアに一枚ずつ載
せる作業や、圧延機によって圧延したシート状鋼板をレ
ベラーロールへ向かうコンベアに移し換える作業、レベ
ラーロールを通したシート状鋼板を積み重ねた状態にス
タックする作業などの中間作業が必要となる。従来、上
記した中間作業は人手によって行われていた。しかしな
がら、人手不足が深刻な昨今においては上記した中間作
業が自動化されることが望まれる。
うにシート状鋼板を圧延機にかけ、レベラーロールを通
す為には、多段状に積み重ねられた状態でスタックされ
るシート状鋼板を圧延機に向かうコンベアに一枚ずつ載
せる作業や、圧延機によって圧延したシート状鋼板をレ
ベラーロールへ向かうコンベアに移し換える作業、レベ
ラーロールを通したシート状鋼板を積み重ねた状態にス
タックする作業などの中間作業が必要となる。従来、上
記した中間作業は人手によって行われていた。しかしな
がら、人手不足が深刻な昨今においては上記した中間作
業が自動化されることが望まれる。
【0004】本発明は、上記した従来事情に鑑みて成さ
れたものであり、上記したようにシート状鋼板を圧延機
とレベラーロールとの間に繰り返して通すことによって
行う圧延加工の作業行程を自動化することを課題とす
る。
れたものであり、上記したようにシート状鋼板を圧延機
とレベラーロールとの間に繰り返して通すことによって
行う圧延加工の作業行程を自動化することを課題とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
為に本発明のシート状鋼板の自動圧延装置は、シート状
鋼板を搬送する往路コンベアと復路コンベアとを略平行
状に設置し、上記往路コンベアの中間部に圧延機を、復
路コンベアの中間部にレベラーロールを各々配設し、両
コンベアの一端部同士の間に往路コンベアの終端まで搬
送されてきたシート状鋼板を復路コンベアの始端へ平行
移動させる移しコンベアを設ける共に、両コンベアの他
端部同士の間に復路コンベアの終端から往路コンベアの
始端へ向けてシート状鋼板を平行移動させる戻しコンベ
アを設け、上記復路コンベア終端部と戻しコンベア始端
との間に復路コンベアの終端まで搬送されたシート状鋼
板を一枚ずつ取り出して定位置に積み重ねてから戻しコ
ンベアの始端に載置する取り出し機構を設けると共に、
同戻しコンベア終端と往路コンベア始端との間には戻し
コンベアの終端まで平行移動された積み重ね状態のシー
ト状鋼板を一枚ずつ取り上げて往路コンベアの始端に供
給する供給機構を設けてなるものである。
為に本発明のシート状鋼板の自動圧延装置は、シート状
鋼板を搬送する往路コンベアと復路コンベアとを略平行
状に設置し、上記往路コンベアの中間部に圧延機を、復
路コンベアの中間部にレベラーロールを各々配設し、両
コンベアの一端部同士の間に往路コンベアの終端まで搬
送されてきたシート状鋼板を復路コンベアの始端へ平行
移動させる移しコンベアを設ける共に、両コンベアの他
端部同士の間に復路コンベアの終端から往路コンベアの
始端へ向けてシート状鋼板を平行移動させる戻しコンベ
アを設け、上記復路コンベア終端部と戻しコンベア始端
との間に復路コンベアの終端まで搬送されたシート状鋼
板を一枚ずつ取り出して定位置に積み重ねてから戻しコ
ンベアの始端に載置する取り出し機構を設けると共に、
同戻しコンベア終端と往路コンベア始端との間には戻し
コンベアの終端まで平行移動された積み重ね状態のシー
ト状鋼板を一枚ずつ取り上げて往路コンベアの始端に供
給する供給機構を設けてなるものである。
【0006】
【作用】以上の手段によれば、戻しコンベアの終端部と
往路コンベア始端との間に設けられる供給装置は、戻し
コンベアの終端に積み重ねた状態でスタックされるシー
ト状鋼板を一枚ずつ取り上げて往路コンベアの始端に供
給する。往路コンベア上に供給されたは該コンベアの駆
動により搬送されながら圧延機に通されて圧延され、さ
らに同コンベアの終端まで搬送される。往路コンベアの
終端まで搬送されたシート状鋼板は、移しコンベアによ
り平行移動して復路コンベアに載せ換えられた後、該復
路コンベアの駆動により搬送方向を変換し、その後レベ
ラーロールに通されて圧延による変形を補正される。シ
ート状鋼板がレベラーロールを通過して復路コンベアの
終端まで搬送される毎に、取り出し機構は搬送され来る
シート状鋼板を復路コンベア終端上から取り出して定位
置に積み重ね、その積み重ねたシート状鋼板を戻しコン
ベアの始端に載置する。戻しコンベアは始端に載置され
る積み重ね状態のシート状鋼板を終端まで搬送して前記
供給装置に供給する。以後、シート状鋼板は上記行程を
必要回数繰り返して圧延加工が施される。
往路コンベア始端との間に設けられる供給装置は、戻し
コンベアの終端に積み重ねた状態でスタックされるシー
ト状鋼板を一枚ずつ取り上げて往路コンベアの始端に供
給する。往路コンベア上に供給されたは該コンベアの駆
動により搬送されながら圧延機に通されて圧延され、さ
らに同コンベアの終端まで搬送される。往路コンベアの
終端まで搬送されたシート状鋼板は、移しコンベアによ
り平行移動して復路コンベアに載せ換えられた後、該復
路コンベアの駆動により搬送方向を変換し、その後レベ
ラーロールに通されて圧延による変形を補正される。シ
ート状鋼板がレベラーロールを通過して復路コンベアの
終端まで搬送される毎に、取り出し機構は搬送され来る
シート状鋼板を復路コンベア終端上から取り出して定位
置に積み重ね、その積み重ねたシート状鋼板を戻しコン
ベアの始端に載置する。戻しコンベアは始端に載置され
る積み重ね状態のシート状鋼板を終端まで搬送して前記
供給装置に供給する。以後、シート状鋼板は上記行程を
必要回数繰り返して圧延加工が施される。
【0007】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したものであ
るから、圧延機による圧延とレベラーロールによる変形
の補正を繰り返すことにより行うシート状鋼板の圧延加
工行程に必要となる中間作業、即ち、積み重ねられた状
態でスタックされるシート状鋼板を圧延機に向かうコン
ベアに一枚ずつ供給する作業、圧延機によって圧延した
シート状鋼板をレベラーロールへ向かうコンベアに移し
換える作業、レベラーロールにより変形を補正したシー
ト状鋼板を取り出してまた積み重ねた状態にスタックす
る作業を人手に代わって行なうことができるようにな
り、これにより、上記圧延加工の作業行程を自動化する
ことができる。
るから、圧延機による圧延とレベラーロールによる変形
の補正を繰り返すことにより行うシート状鋼板の圧延加
工行程に必要となる中間作業、即ち、積み重ねられた状
態でスタックされるシート状鋼板を圧延機に向かうコン
ベアに一枚ずつ供給する作業、圧延機によって圧延した
シート状鋼板をレベラーロールへ向かうコンベアに移し
換える作業、レベラーロールにより変形を補正したシー
ト状鋼板を取り出してまた積み重ねた状態にスタックす
る作業を人手に代わって行なうことができるようにな
り、これにより、上記圧延加工の作業行程を自動化する
ことができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施を図面に基づいて説明
する。図1乃至図7にて示す自動圧延装置は、積み重ね
た状態でスタックされる長板状のシート状鋼板sを一枚
ずつ取り上げて圧延装置aによる圧延とレベラーロール
bにる変形補正とを繰り返して行うものである。そし
て、上記自動圧延装置は、シート状鋼板sを往復搬送す
るため平行状に設置する往路コンベア1と、復路コンベ
ア2、また、上記往路コンベア1と復路コンベア2の各
々の中間部に配設する圧延機aとレベラーロール2、上
記両コンベア1,2の一端部同士の間に設ける移しコン
ベア3、両コンベア1,2の他端部同士の間に設ける戻
しコンベア4、上記復路コンベア2終端と戻しコンベア
4始端との間に設ける取り出し機構6、戻しコンベア4
の終端と往路コンベア1始端との間に設ける供給装置5
を備えている。
する。図1乃至図7にて示す自動圧延装置は、積み重ね
た状態でスタックされる長板状のシート状鋼板sを一枚
ずつ取り上げて圧延装置aによる圧延とレベラーロール
bにる変形補正とを繰り返して行うものである。そし
て、上記自動圧延装置は、シート状鋼板sを往復搬送す
るため平行状に設置する往路コンベア1と、復路コンベ
ア2、また、上記往路コンベア1と復路コンベア2の各
々の中間部に配設する圧延機aとレベラーロール2、上
記両コンベア1,2の一端部同士の間に設ける移しコン
ベア3、両コンベア1,2の他端部同士の間に設ける戻
しコンベア4、上記復路コンベア2終端と戻しコンベア
4始端との間に設ける取り出し機構6、戻しコンベア4
の終端と往路コンベア1始端との間に設ける供給装置5
を備えている。
【0009】上記した往路コンベア1と復路コンベア2
とは図3及び図6にて示すように、共に駆動式のローラ
コンベアにより構成され、短辺側を搬送方向へ向けた状
態で該コンベア上に載置されるシート状鋼板sを駆動モ
ータ1b,2bの駆動力により搬送して圧延機a及びレ
ベラーロールbに対して一枚ずつ供給するものである。
よって、上記した両コンベア1,2の中間部には圧延機
aとレベラーロールbがそれぞれ配設してある。そし
て、図1にて示す様に上記両コンベア1,2は平行状に
設置する。これにより、往路コンベア1の場合は始端に
載せられるシート状鋼板sを図1中左から右へ向けて搬
送しながら圧延機aに通し、また、復路コンベア2の場
合は後述する移しコンベア3によって上記往路コンベア
1から移し換えられたシート状鋼板sを右から左へむけ
て搬送しながらレベラーロールbを通過させる。
とは図3及び図6にて示すように、共に駆動式のローラ
コンベアにより構成され、短辺側を搬送方向へ向けた状
態で該コンベア上に載置されるシート状鋼板sを駆動モ
ータ1b,2bの駆動力により搬送して圧延機a及びレ
ベラーロールbに対して一枚ずつ供給するものである。
よって、上記した両コンベア1,2の中間部には圧延機
aとレベラーロールbがそれぞれ配設してある。そし
て、図1にて示す様に上記両コンベア1,2は平行状に
設置する。これにより、往路コンベア1の場合は始端に
載せられるシート状鋼板sを図1中左から右へ向けて搬
送しながら圧延機aに通し、また、復路コンベア2の場
合は後述する移しコンベア3によって上記往路コンベア
1から移し換えられたシート状鋼板sを右から左へむけ
て搬送しながらレベラーロールbを通過させる。
【0010】圧延機aは、図3にて示すように機枠a’
の内部に圧延厚さに相当する隙間を介して近接する2個
の圧延ローラ6a,6bを具備し、往路コンベア1の中
間部を一部切欠する形で設けた設置区間に設置してあ
る。上記した圧延ローラ6a,6bのレベルは往路コン
ベア1の搬送面と一致し、これにより往路コンベア2上
を搬送されてくるシート状鋼板sが、上記圧延機sの圧
延ローラ6a,6bの間に送り込まれて圧延され、その
後また往路コンベア1の後半部に載って同コンベア1の
終端まで搬送される。
の内部に圧延厚さに相当する隙間を介して近接する2個
の圧延ローラ6a,6bを具備し、往路コンベア1の中
間部を一部切欠する形で設けた設置区間に設置してあ
る。上記した圧延ローラ6a,6bのレベルは往路コン
ベア1の搬送面と一致し、これにより往路コンベア2上
を搬送されてくるシート状鋼板sが、上記圧延機sの圧
延ローラ6a,6bの間に送り込まれて圧延され、その
後また往路コンベア1の後半部に載って同コンベア1の
終端まで搬送される。
【0011】復路コンベア2側に設けられるレベラーロ
ール2は、シート状鋼板sを圧延機aによって圧延した
際に生じる曲りや反りを補正するためのものであり、図
6にて示すように間隔を置いて並列した上下二列のロー
ラ列7a,7bを設けると共に、このローラ列7a,7
b相互を送り方向に1/2ピッチずらして配置して構成
し、駆動するローラ列7a,7b間にシート状鋼板sを
幾分蛇行させる状態で通過させることにより上記変形を
補正する。また、上記レベラーロール2の前にはピンチ
ローラ10が設置してある。ピンチローラ10は圧延に
よって曲がったり反りを生じたシート状鋼板sをレベラ
ーロールbのローラ列7a,7b間に誘導して支障なく
送り込む為のものであり、上下2個ずつの誘導ローラ8
a,8bをつき合わせた状態で配置し、上方の誘導ロー
ラ8aを支持するフレーム9をシリンダ12によって昇
降自在に支持すると共に、ローラ8aを駆動モータ11
により駆動回転させるように構成してある。これによれ
ば、変形したままの状態で復路コンベア2上を搬送され
て来るシート状鋼板sの先端部を上方の誘導ローラ8a
により上から押えつけながらレベルローラb2のローラ
列7a,7bの間に向けて正確に送り出すことができ
る。
ール2は、シート状鋼板sを圧延機aによって圧延した
際に生じる曲りや反りを補正するためのものであり、図
6にて示すように間隔を置いて並列した上下二列のロー
ラ列7a,7bを設けると共に、このローラ列7a,7
b相互を送り方向に1/2ピッチずらして配置して構成
し、駆動するローラ列7a,7b間にシート状鋼板sを
幾分蛇行させる状態で通過させることにより上記変形を
補正する。また、上記レベラーロール2の前にはピンチ
ローラ10が設置してある。ピンチローラ10は圧延に
よって曲がったり反りを生じたシート状鋼板sをレベラ
ーロールbのローラ列7a,7b間に誘導して支障なく
送り込む為のものであり、上下2個ずつの誘導ローラ8
a,8bをつき合わせた状態で配置し、上方の誘導ロー
ラ8aを支持するフレーム9をシリンダ12によって昇
降自在に支持すると共に、ローラ8aを駆動モータ11
により駆動回転させるように構成してある。これによれ
ば、変形したままの状態で復路コンベア2上を搬送され
て来るシート状鋼板sの先端部を上方の誘導ローラ8a
により上から押えつけながらレベルローラb2のローラ
列7a,7bの間に向けて正確に送り出すことができ
る。
【0012】往路コンベア1の終端部と復路コンベア2
の始端部との間には移しコンベ4が往復両コンベア1,
2と交差するように設けてある。移しコンベア3は前記
したように往路コンベア1の終端まで搬送されてきたシ
ート状鋼板sを復路コンベア2の始端へ向けて平行移動
させるものであり、図1、図4及び図6にて示すよう
に、矩形のフレーム13の一端と他端とに駆動モータ2
3によって駆動する駆動軸15aと支軸15bとを各々
軸支し、この駆動軸15a及び支軸15bにそれぞれ間
隔をおいて設けた歯車14a,14bの間に合計4本の
コンベアベルト16を架け渡して構成してある。また、
上記した渡しコンベア4の各コンベアベルト16は往路
コンベア1の終端部及び復路コンベア2の始端部におけ
る各々のローラ間の隙間を通過させて架け渡し、またフ
レーム13は昇降機構17により水平状態のまま昇降自
在支持してある。昇降機構17は、図4にて示すように
往復両コンベア1,2の脚部材18,19に軸着して固
定するL型作動板20aと20bとを渡しコンベア4の
幅方向に間隔をおいて一対ずつ備え、これら作動板20
a,20b一端の軸支点21a,21bにて上記移しコ
ンベア3のフレーム13を下から4点支持している。ま
た、上記した一対のL型作動板20a,20bは他端部
同士を各々連結杆20により連結して両作動板20a,
20bの作動を連動させると共に、一方の作動板20a
の他端に油圧シリンダ22の作動軸を接続して上記作動
板20aの駆動を賄っている。上記した昇降機構17に
よれば、油圧シリンダ22を伸動させることにより図5
にて示すようにL型作動板21a、及びこれと連動する
作動板21bが回動し、これにより移しコンベア3が水
平を保ったまま上昇し(図5)、反対に上記油圧シリン
ダ22を縮動させれば移しコンベア3は降下する(図
4)。尚、上記したように行われる移しコンベア3の昇
降は往復両コンベア1,2の搬送面のレベルlを基準と
して行われるものであって、例えば降下位置においてコ
ンベアベルト16が上記搬送面レベルlより下方に位置
し、また、上昇時においてはそれよりも上方に位置する
ようになっている。従って、往路コンベア1の終端にシ
ート状鋼板sがある時に移しコンベア1が上昇すると、
上記シート状鋼板sは移しコンベア1によって下から持
ち上げられ、移しコンベア3の駆動により復路コンベア
2の始端へ向けて搬送される。
の始端部との間には移しコンベ4が往復両コンベア1,
2と交差するように設けてある。移しコンベア3は前記
したように往路コンベア1の終端まで搬送されてきたシ
ート状鋼板sを復路コンベア2の始端へ向けて平行移動
させるものであり、図1、図4及び図6にて示すよう
に、矩形のフレーム13の一端と他端とに駆動モータ2
3によって駆動する駆動軸15aと支軸15bとを各々
軸支し、この駆動軸15a及び支軸15bにそれぞれ間
隔をおいて設けた歯車14a,14bの間に合計4本の
コンベアベルト16を架け渡して構成してある。また、
上記した渡しコンベア4の各コンベアベルト16は往路
コンベア1の終端部及び復路コンベア2の始端部におけ
る各々のローラ間の隙間を通過させて架け渡し、またフ
レーム13は昇降機構17により水平状態のまま昇降自
在支持してある。昇降機構17は、図4にて示すように
往復両コンベア1,2の脚部材18,19に軸着して固
定するL型作動板20aと20bとを渡しコンベア4の
幅方向に間隔をおいて一対ずつ備え、これら作動板20
a,20b一端の軸支点21a,21bにて上記移しコ
ンベア3のフレーム13を下から4点支持している。ま
た、上記した一対のL型作動板20a,20bは他端部
同士を各々連結杆20により連結して両作動板20a,
20bの作動を連動させると共に、一方の作動板20a
の他端に油圧シリンダ22の作動軸を接続して上記作動
板20aの駆動を賄っている。上記した昇降機構17に
よれば、油圧シリンダ22を伸動させることにより図5
にて示すようにL型作動板21a、及びこれと連動する
作動板21bが回動し、これにより移しコンベア3が水
平を保ったまま上昇し(図5)、反対に上記油圧シリン
ダ22を縮動させれば移しコンベア3は降下する(図
4)。尚、上記したように行われる移しコンベア3の昇
降は往復両コンベア1,2の搬送面のレベルlを基準と
して行われるものであって、例えば降下位置においてコ
ンベアベルト16が上記搬送面レベルlより下方に位置
し、また、上昇時においてはそれよりも上方に位置する
ようになっている。従って、往路コンベア1の終端にシ
ート状鋼板sがある時に移しコンベア1が上昇すると、
上記シート状鋼板sは移しコンベア1によって下から持
ち上げられ、移しコンベア3の駆動により復路コンベア
2の始端へ向けて搬送される。
【0013】一方、復路コンベア2の終端と往路コンベ
ア3の始端との間には戻しコンベア3が設けてある。戻
しコンベア3は後述する取り出し機構4によって復路コ
ンベア2の終端部から取り出して多段状に積み重ねたシ
ート状鋼板sを往路コンベア1の始端へ向けて搬送する
ものである。そして戻しコンベア3は、矩形のフレーム
枠30の一側と他側とに駆動軸31a,31bを設け、
両駆動軸31a,31bに各々間隔を置いて設けた歯車
32a,32bに合計4本のコンベアベルト33を架け
渡して構成し、図2及び図7によって示すように床面を
掘り下げて形成した凹部内に設置してある。
ア3の始端との間には戻しコンベア3が設けてある。戻
しコンベア3は後述する取り出し機構4によって復路コ
ンベア2の終端部から取り出して多段状に積み重ねたシ
ート状鋼板sを往路コンベア1の始端へ向けて搬送する
ものである。そして戻しコンベア3は、矩形のフレーム
枠30の一側と他側とに駆動軸31a,31bを設け、
両駆動軸31a,31bに各々間隔を置いて設けた歯車
32a,32bに合計4本のコンベアベルト33を架け
渡して構成し、図2及び図7によって示すように床面を
掘り下げて形成した凹部内に設置してある。
【0014】復路コンベア2の終端と戻しコンベア4の
始端との間には取り出し機構6が設けてある。取り出し
機構6は復路コンベア2の終端部上に設ける傾動枠6a
と戻しコンベア4の始端部に設置する昇降台6bとから
構成してある。傾動枠6aは図1及び図7にて示すよう
に復路コンベア2の両側に沿って平行に延びる2本の縦
杆35と、復路コンベア2のローラ間の隙間を通過して
上記両縦杆35を連結する数本の横杆36とにより略梯
子状に形成し、復路コンベア4の終端部上に水平に載置
した状態で設置してある。従って、上記した傾動枠6a
は復路コンベア2の各ローラ間の隙間に入り込んで上記
ローラ上面の高さよりも低い位置に配置されることにな
る。また、上記傾動枠6aはその一辺を復路コンベア2
の一側に軸支部37を介して軸着すると共に、同枠6a
の他辺部を復路コンベア2終端部状に立設したフレーム
44に取付支持されるシリンダ38によって引き上げ自
在に支持してある。従って、上記シリンダ38を縮動さ
せて、コンベア2上に載置された状態の傾動枠6aを他
辺側から引き上げて傾動させると、復路コンベアの終端
部まで搬送されたシート状鋼板sが上記傾動枠6aによ
り下側から持ち上げられてコンベア2の一側、即ち昇降
台6bへ向けて滑べり落ちることになる。
始端との間には取り出し機構6が設けてある。取り出し
機構6は復路コンベア2の終端部上に設ける傾動枠6a
と戻しコンベア4の始端部に設置する昇降台6bとから
構成してある。傾動枠6aは図1及び図7にて示すよう
に復路コンベア2の両側に沿って平行に延びる2本の縦
杆35と、復路コンベア2のローラ間の隙間を通過して
上記両縦杆35を連結する数本の横杆36とにより略梯
子状に形成し、復路コンベア4の終端部上に水平に載置
した状態で設置してある。従って、上記した傾動枠6a
は復路コンベア2の各ローラ間の隙間に入り込んで上記
ローラ上面の高さよりも低い位置に配置されることにな
る。また、上記傾動枠6aはその一辺を復路コンベア2
の一側に軸支部37を介して軸着すると共に、同枠6a
の他辺部を復路コンベア2終端部状に立設したフレーム
44に取付支持されるシリンダ38によって引き上げ自
在に支持してある。従って、上記シリンダ38を縮動さ
せて、コンベア2上に載置された状態の傾動枠6aを他
辺側から引き上げて傾動させると、復路コンベアの終端
部まで搬送されたシート状鋼板sが上記傾動枠6aによ
り下側から持ち上げられてコンベア2の一側、即ち昇降
台6bへ向けて滑べり落ちることになる。
【0015】昇降台6bは、X型のリンク杆を連結して
伸縮自在にしてなる脚部材38の上端に載置台39と、
長板状で上記載置台39から分離可能な載置板39’を
設けて構成する。そして上記昇降台6bは、戻しコンベ
ア4始端における各コンベアベルト33の間となる箇所
に3台並べて設置し、これらを油圧機構(図示せず)に
より支持して3台同時に昇降するように構成する。ま
た、上記昇降台6bの上昇位置における両側面に沿って
はシート状鋼板sの長さ方向にわたって4枚ずつのガイ
ド板40a,40bを対向させた状態で取付支持してあ
り、この両ガイド板40a,40bの間で傾動枠6aの
傾斜に沿って落下してくるシート状鋼板sを両側からガ
イドして昇降台6bの載置板39’上に一枚ずつ重ねて
いく。尚、上記した一方のガイド板40bはフレーム4
2に取付支持した2個のシリンダ42によって水平移動
可能に支持し、これによりもう一方のガイド板40aと
の間の幅を調整できるようにしてある。上記した昇降台
6bはシート状鋼板sが一枚ずつ積み重ねられるのに対
応して少しずつ降下し、積み重ねられるシート状鋼板s
の最上部のものが常に両ガイド板40a,40bの下辺
より幾分上になるように維持する。そして昇降台6b
は、積み重ねられるシート状鋼板sが所定枚数に達した
時点で下端まで降下し、積み重ね状態のシート状鋼板s
が戻しコンベア4の始端に載置される。
伸縮自在にしてなる脚部材38の上端に載置台39と、
長板状で上記載置台39から分離可能な載置板39’を
設けて構成する。そして上記昇降台6bは、戻しコンベ
ア4始端における各コンベアベルト33の間となる箇所
に3台並べて設置し、これらを油圧機構(図示せず)に
より支持して3台同時に昇降するように構成する。ま
た、上記昇降台6bの上昇位置における両側面に沿って
はシート状鋼板sの長さ方向にわたって4枚ずつのガイ
ド板40a,40bを対向させた状態で取付支持してあ
り、この両ガイド板40a,40bの間で傾動枠6aの
傾斜に沿って落下してくるシート状鋼板sを両側からガ
イドして昇降台6bの載置板39’上に一枚ずつ重ねて
いく。尚、上記した一方のガイド板40bはフレーム4
2に取付支持した2個のシリンダ42によって水平移動
可能に支持し、これによりもう一方のガイド板40aと
の間の幅を調整できるようにしてある。上記した昇降台
6bはシート状鋼板sが一枚ずつ積み重ねられるのに対
応して少しずつ降下し、積み重ねられるシート状鋼板s
の最上部のものが常に両ガイド板40a,40bの下辺
より幾分上になるように維持する。そして昇降台6b
は、積み重ねられるシート状鋼板sが所定枚数に達した
時点で下端まで降下し、積み重ね状態のシート状鋼板s
が戻しコンベア4の始端に載置される。
【0016】戻しコンベア4の終端側における各コンベ
アベルト33の間には上記した昇降台6bと同様な昇降
台51が3台並べて設置してある。この昇降台51は戻
しコンベア4によって終端まで搬送されてくる積み重ね
状態のシート状鋼板sを下から持ち上げて供給装置5に
対して供給するものである。
アベルト33の間には上記した昇降台6bと同様な昇降
台51が3台並べて設置してある。この昇降台51は戻
しコンベア4によって終端まで搬送されてくる積み重ね
状態のシート状鋼板sを下から持ち上げて供給装置5に
対して供給するものである。
【0017】供給装置5は上記した昇降台51上に積み
重ねられた状態でスタックされるシート状鋼板sを一枚
ずつ取り上げて往路コンベア1の始端に供給するもので
あり、上記した昇降台51の直上に沿って数個のバキュ
ウムパット5aを一列状に配設すると共に、これらのバ
キュウムパット5aを昇降自在、且つ往路コンベア1へ
向けて水平移動自在に支持して構成してある。
重ねられた状態でスタックされるシート状鋼板sを一枚
ずつ取り上げて往路コンベア1の始端に供給するもので
あり、上記した昇降台51の直上に沿って数個のバキュ
ウムパット5aを一列状に配設すると共に、これらのバ
キュウムパット5aを昇降自在、且つ往路コンベア1へ
向けて水平移動自在に支持して構成してある。
【0018】次ぎに上記した如く構成した自動圧延装置
によってシート状鋼板sを圧延加工する際の作動を行程
順に説明する。作業者が戻しコンベア4の終端部に設け
られる昇降台51にシート状鋼板sを積み上げて載置す
ると、供給装置5のバキュウムパット5aが降下して上
記したように昇降台51の上に積み重ねられた状態でス
タックされるシート状鋼板sを最上部のものから吸着し
て持ち上げ、往路コンベア1の始端部まで水平移動した
後に降下してバキュウムパット3の吸引を解除し、上記
コンベア1上に鋼板sを載置する。供給装置5は上記し
た行程を繰り返して積み重ねた状態でスタックされるシ
ート状鋼板sを一枚ずつ往路コンベア1に対して供給す
る。これに伴って昇降台51上にて積み重ねられるシー
ト状鋼板sは少しずつ持ち去られて最上部のレベルが下
がっていくが、それに対応して昇降台51を徐々に上昇
させることによりシート状鋼板sの最上部の高さが常時
一定の高さに保たれてバキュウムパット5aによる吸着
が確実に行われるようになる。
によってシート状鋼板sを圧延加工する際の作動を行程
順に説明する。作業者が戻しコンベア4の終端部に設け
られる昇降台51にシート状鋼板sを積み上げて載置す
ると、供給装置5のバキュウムパット5aが降下して上
記したように昇降台51の上に積み重ねられた状態でス
タックされるシート状鋼板sを最上部のものから吸着し
て持ち上げ、往路コンベア1の始端部まで水平移動した
後に降下してバキュウムパット3の吸引を解除し、上記
コンベア1上に鋼板sを載置する。供給装置5は上記し
た行程を繰り返して積み重ねた状態でスタックされるシ
ート状鋼板sを一枚ずつ往路コンベア1に対して供給す
る。これに伴って昇降台51上にて積み重ねられるシー
ト状鋼板sは少しずつ持ち去られて最上部のレベルが下
がっていくが、それに対応して昇降台51を徐々に上昇
させることによりシート状鋼板sの最上部の高さが常時
一定の高さに保たれてバキュウムパット5aによる吸着
が確実に行われるようになる。
【0019】一方、往路コンベア1の始端に置かれたシ
ート状鋼板sは同コンベア1の駆動により圧延機aに向
けて搬送され、該圧延機aの圧延ローラ6a,6bの間
を通過して第1回目の圧延が行われる(図3)。圧延機
aを通過したシート状鋼板sはさらに往路コンベア1の
後半部に載って搬送され、同コンベア1の終端に突設し
たストッパ1aに突き当たって停止する。その直後、油
圧シリンダ22が作動して移しコンベア3が上昇する
と、往路コンベア1の終端にて停止するシート状鋼板s
が移しコンベア3により持ち上げられ、さらに同コンベ
ア3の駆動により復路コンベア2の始端へ向けて平行移
動される。そして、移しコンベ3はシート状鋼板sを終
端まで搬送した時点で駆動を停止して降下し、搬送して
きたシート状鋼板sを復路コンベア2の上に載せ換える
(図5)。
ート状鋼板sは同コンベア1の駆動により圧延機aに向
けて搬送され、該圧延機aの圧延ローラ6a,6bの間
を通過して第1回目の圧延が行われる(図3)。圧延機
aを通過したシート状鋼板sはさらに往路コンベア1の
後半部に載って搬送され、同コンベア1の終端に突設し
たストッパ1aに突き当たって停止する。その直後、油
圧シリンダ22が作動して移しコンベア3が上昇する
と、往路コンベア1の終端にて停止するシート状鋼板s
が移しコンベア3により持ち上げられ、さらに同コンベ
ア3の駆動により復路コンベア2の始端へ向けて平行移
動される。そして、移しコンベ3はシート状鋼板sを終
端まで搬送した時点で駆動を停止して降下し、搬送して
きたシート状鋼板sを復路コンベア2の上に載せ換える
(図5)。
【0020】復路コンベア2に載ったシート状鋼板sは
同コンベア2の駆動によりピンチローラ10へ向けて搬
送され、誘導ローラ8a,8bの間に挟み込まれてレベ
ルローラbのローラ列7a,7bの間に誘導させながら
送り込まれる。レベルローラbのローラ列7a,7bの
間に送り込まれたシート状鋼板sは該ローラ間を蛇行し
ながら何回か屈曲し、これにより圧延によって生じた曲
りや反りの変形が補正される(図6)。レベラーロール
bを通過したシート状鋼板sは復路コンベア2の後半部
に載ってコンベア2終端まで搬送され、そこに突設する
ストッパ2aに突き当って停止する(図7)。上記した
ように搬送されたきたシート状鋼板sが復路コンベア2
の終端にて停止すると、シリンダ38が縮動して取り出
し機構6傾動枠6aが引き上げられて傾斜し、これによ
って上記したシート状鋼板sが傾動枠6aの傾斜に沿っ
て落下する。尚、上記した傾動枠の横杆36の上辺には
滑べりローラ36aが並設してあり、これによりシート
状鋼板sの滑べり落下が円滑に行なわれるようにしてい
る。
同コンベア2の駆動によりピンチローラ10へ向けて搬
送され、誘導ローラ8a,8bの間に挟み込まれてレベ
ルローラbのローラ列7a,7bの間に誘導させながら
送り込まれる。レベルローラbのローラ列7a,7bの
間に送り込まれたシート状鋼板sは該ローラ間を蛇行し
ながら何回か屈曲し、これにより圧延によって生じた曲
りや反りの変形が補正される(図6)。レベラーロール
bを通過したシート状鋼板sは復路コンベア2の後半部
に載ってコンベア2終端まで搬送され、そこに突設する
ストッパ2aに突き当って停止する(図7)。上記した
ように搬送されたきたシート状鋼板sが復路コンベア2
の終端にて停止すると、シリンダ38が縮動して取り出
し機構6傾動枠6aが引き上げられて傾斜し、これによ
って上記したシート状鋼板sが傾動枠6aの傾斜に沿っ
て落下する。尚、上記した傾動枠の横杆36の上辺には
滑べりローラ36aが並設してあり、これによりシート
状鋼板sの滑べり落下が円滑に行なわれるようにしてい
る。
【0021】傾動枠6aから落下したシート状鋼板sは
ガイド板40a,40bの間でガイドされながら昇降台
6b上に一枚ずつ積み重ねられていく。昇降台6bの上
に積み重ねられるシート状鋼板sは復路コンベア2の終
端に鋼板sが搬送されてきて傾動枠6aの傾動により取
り出される度に一枚ずつ増えていくが、これに対して昇
降台6bが徐々に降下するので、最上部のシート上鋼板
sの高さが常時ガイド板40a,40bの下辺部より幾
分上に維持される。これによりシート状鋼板sの積み重
ねを確実に行うことができる。そして、昇降台6bの上
に所定枚数のシート状鋼板sが積み重ねられた時点で、
該昇降台6bは最低位置までゆっくりと降下し、戻しコ
ンベア4の始端に積み重ねた状態のシート状鋼板sを上
側の載置台39’を敷いた状態で載置する。戻しコンベ
ア4は始端に載置されたシート状鋼板sを昇降台51が
設置される終端部まで搬送して停止する。次ぎに昇降台
51が上昇して戻しコンベア4から載置台39’を敷い
た状態のシート状鋼板sを受け取って所定の高さまで持
ち上げ、前記バキュウムパット5aの真下に供給する。
以後、自動圧延装置は上記したと同じ行程を合計3回繰
り返して圧延加工を終える。
ガイド板40a,40bの間でガイドされながら昇降台
6b上に一枚ずつ積み重ねられていく。昇降台6bの上
に積み重ねられるシート状鋼板sは復路コンベア2の終
端に鋼板sが搬送されてきて傾動枠6aの傾動により取
り出される度に一枚ずつ増えていくが、これに対して昇
降台6bが徐々に降下するので、最上部のシート上鋼板
sの高さが常時ガイド板40a,40bの下辺部より幾
分上に維持される。これによりシート状鋼板sの積み重
ねを確実に行うことができる。そして、昇降台6bの上
に所定枚数のシート状鋼板sが積み重ねられた時点で、
該昇降台6bは最低位置までゆっくりと降下し、戻しコ
ンベア4の始端に積み重ねた状態のシート状鋼板sを上
側の載置台39’を敷いた状態で載置する。戻しコンベ
ア4は始端に載置されたシート状鋼板sを昇降台51が
設置される終端部まで搬送して停止する。次ぎに昇降台
51が上昇して戻しコンベア4から載置台39’を敷い
た状態のシート状鋼板sを受け取って所定の高さまで持
ち上げ、前記バキュウムパット5aの真下に供給する。
以後、自動圧延装置は上記したと同じ行程を合計3回繰
り返して圧延加工を終える。
【0022】従って、上記した自動圧延装置によれば、
最初に作業者の手により昇降台51の上にシート状鋼板
sを積み重ねた状態で供給するだけで、その後は装置が
圧延と鋼板に生じる変形の補正を自動的に繰り返して目
的する圧延加工を能率的に行うことができる。
最初に作業者の手により昇降台51の上にシート状鋼板
sを積み重ねた状態で供給するだけで、その後は装置が
圧延と鋼板に生じる変形の補正を自動的に繰り返して目
的する圧延加工を能率的に行うことができる。
【図1】 本発明を実施した自動圧延装置を示す平面
図。
図。
【図2】 図1におけるZ−Z線断面図。
【図3】 図1におけるW−W線断面図。
【図4】 図1におけるX−X線断面図。
【図5】 移しコンベアが上昇した状態におけるX−
X線断面。
X線断面。
【図6】 図1におけるY−Y線断面図。
【図7】 復路コンベアの終端部を示す側面図。
s・・・シート状鋼板 a・・・圧延機 b・・・レベララーロール 1・・・往路コンベア 2・・・復路コンベア 3・・・移しコンベア 4・・・戻しコンベア 5・・・供給装置 6・・・取り出し機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65H 29/48 9147−3F 29/58 C 9147−3F (72)発明者 加藤 晴久 新潟県燕市大字燕5025番地 明道金属株式 会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 シート状鋼板を搬送する往路コンベアと
復路コンベアとを略平行状に設置し、上記往路コンベア
の中間部に圧延機を、復路コンベアの中間部にレベラー
ロールを各々配設し、両コンベアの一端部同士の間に往
路コンベアの終端まで搬送されてきたシート状鋼板を復
路コンベアの始端へ平行移動させる移しコンベアを設け
る共に、両コンベアの他端部同士の間に復路コンベアの
終端から往路コンベアの始端へ向けてシート状鋼板を平
行移動させる戻しコンベアを設け、上記復路コンベア終
端部と戻しコンベア始端との間に復路コンベアの終端ま
で搬送されたシート状鋼板を一枚ずつ取り出して定位置
に積み重ねてから戻しコンベアの始端に載置する取り出
し機構を設けると共に、同戻しコンベア終端と往路コン
ベア始端との間には戻しコンベアの終端まで平行移動さ
れた積み重ね状態のシート状鋼板を一枚ずつ取り上げて
往路コンベアの始端に供給する供給機構を設けてなるシ
ート状鋼板の自動圧延装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31218691A JPH0722772B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | シート状鋼板の自動圧延装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31218691A JPH0722772B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | シート状鋼板の自動圧延装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05146813A true JPH05146813A (ja) | 1993-06-15 |
JPH0722772B2 JPH0722772B2 (ja) | 1995-03-15 |
Family
ID=18026257
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31218691A Expired - Lifetime JPH0722772B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | シート状鋼板の自動圧延装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0722772B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114572608A (zh) * | 2022-03-11 | 2022-06-03 | 苏州浪潮智能科技有限公司 | 一种用于服务器机箱的自动补偿装置 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08332256A (ja) * | 1995-06-07 | 1996-12-17 | Senoo Kk | 運動競技演出方法及びその装置 |
CN106276185B (zh) * | 2016-08-30 | 2018-09-28 | 苏州库浩斯信息科技有限公司 | 一种具有位置调节装置的输送单元 |
-
1991
- 1991-11-27 JP JP31218691A patent/JPH0722772B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114572608A (zh) * | 2022-03-11 | 2022-06-03 | 苏州浪潮智能科技有限公司 | 一种用于服务器机箱的自动补偿装置 |
CN114572608B (zh) * | 2022-03-11 | 2024-05-24 | 苏州浪潮智能科技有限公司 | 一种用于服务器机箱的自动补偿装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0722772B2 (ja) | 1995-03-15 |
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