JPH0514627U - コネクテイングロツド - Google Patents

コネクテイングロツド

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Publication number
JPH0514627U
JPH0514627U JP5905691U JP5905691U JPH0514627U JP H0514627 U JPH0514627 U JP H0514627U JP 5905691 U JP5905691 U JP 5905691U JP 5905691 U JP5905691 U JP 5905691U JP H0514627 U JPH0514627 U JP H0514627U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
small end
connecting rod
bush
end portion
piston
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5905691U
Other languages
English (en)
Inventor
貴史 前田
淳 磯本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
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Publication of JPH0514627U publication Critical patent/JPH0514627U/ja
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  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐久性を高くした状態でコネクティングロッ
ドの剛性向上を図る。 【構成】 ピストンピンが摺動回転自在に支持される小
端部51に、端面51aに係合する鍔部を有する筒状の
ブッシュ53を設け、小端部51の小端穴52の摩耗
を、ブッシュ53の剛性を損なうことなく防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、内燃機関のピストンとクランクシャフトの連結を行なうコネクティ ングロッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
図3には一般的な内燃機関の燃焼機構、図4には従来のコネクティングロッド を示してある。
【0003】 図3に示すように、クランクシャフト11にはその中心から偏心した位置にク ランクアーム12を介してクランクピン13が取付けられており、そのクランク ピン13にはコネクティングロッド14の基端部(大端部)が連結されている。 コネクティングロッド14の先端部(小端部)にはピストンピン15によってピ ストン16が連結されている。従って、クランクシャフト11の駆動回転によっ てコネクティングロッド14が作動し、これによってピストン16がシリンダ1 7の内部を高速で往復移動できるようになっている。なお、18はバランスウエ イトである。
【0004】 このように内燃機関の燃焼機構において、従来のコネクティングロッド14は 、図4に示すように、クランクピン15によってピストン16が取付けられる小 端部32とクランクシャフト11のクランクピン13に取付けられる大端部33 とを有し、大端部33は二つ割りされ、両者は固定ボルト34及びナット35に よって連結されている。一般にコネクティングロッド14の材質はチタン合金が 採用され、軽量化及び高速回転化が図られている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
図5,図6には小端部の正面を示してある。図5に示すように、静的状態時に は小端部32とピストンピン15は嵌合した状態になっているが、図6に示すよ うに、高速回転時には、往復慣性力によりピストンピン15によって小端部32 が引っ張られて小端穴が楕円状態になる。上死点時、小端部32の上方に位置す るピストンピン15は、爆発荷重を受けて小端穴のロッド側にたたきつけられ図 7に示す面圧分布が生じる。この繰り返しにより、腐食生成物を生ずる摩擦であ るフレッチング・コロージョン(fretting corrosion)を生じる虞があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本考案の構成は、内燃機関のピストンとクランクシ ャフトの連結を行なうコネクティングロッドであって、ピストンピンが摺動回転 自在に支持される小端部に、端面に係合する鍔部を有する筒状のブッシュを設け たこと特徴とする。
【0007】
【作用】
鍔部を有する筒状のブッシュにより、小端部のロッド穴の摩擦がブッシュの剛 性を損なうことなく防止される。
【0008】
【実施例】
図1には本考案の一実施例に係るコネクティングロッドの要部断面を示してあ る。
【0009】 チタン製のコネクティングロッドの、ピストンピンが摺動自在に支持される小 端部51の小端穴52には筒状のブッシュ53が嵌合し、ブッシュ53には小端 部51の端面51aに係合する鍔部54が設けられている。ブッシュ53はスチ ール製で、ピストンピンが支持される内周面には銅メッキが施こされている。
【0010】 鍔部54を有するブッシュ53を小端穴52に嵌合する場合、図2に示すよう に、一方の鍔部54aを端面51aに係合した後、面取り部55をプレス加工し て他方の鍔部54bを形成し、図1の状態に組み付ける。
【0011】 鍔部14を有することで、ブッシュ53自体の剛性が高く、ブッシュ53を設 けたことで、フレッチング・コロージョンの発生を防ぐことができる。これによ り、フレッチング・コロージョンによるコネクティングロッドの破断が防止でき 、高速回転に対応した軽量のチタン製のコネクティングロッドの強度向上を図る ことができる。
【0012】
【考案の効果】
本考案のコネクティングロッドは、ピストンピンが摺動回転自在に支持される 小端部に、端面に係合する鍔部を有する筒状のブッシュを設けたので、小端部の 小端穴の摩耗がブッシュの剛性を損なうことなく防止される。この結果、耐久性 を高くした状態でコネクティングロッドの剛性向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るコネクティングロッド
の要部断面図。
【図2】ブッシュを組付ける前におけるコネクティング
ロッドの要部断面図。
【図3】内燃機関の燃焼機構説明図。
【図4】従来のコネクティングロッドの斜視図。
【図5】静的状態時における小端部の正面図。
【図6】高速回転時における小端部の正面図。
【図7】図6中のVII −VII 線矢視図。
【符号の説明】
51 小端部 51a 端面 52 小端穴 53 ブッシュ 54 鍔部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のピストンとクランクシャフト
    の連結を行なうコネクティングロッドであって、ピスト
    ンピンが摺動回転自在に支持される小端部に、端面に係
    合する鍔部を有する筒状のブッシュを設けたこと特徴と
    するコネクティングロッド。
JP5905691U 1991-07-26 1991-07-26 コネクテイングロツド Withdrawn JPH0514627U (ja)

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JP5905691U JPH0514627U (ja) 1991-07-26 1991-07-26 コネクテイングロツド

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JP5905691U JPH0514627U (ja) 1991-07-26 1991-07-26 コネクテイングロツド

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JPH0514627U true JPH0514627U (ja) 1993-02-26

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ID=13102299

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Effective date: 19951102