JPH05146266A - 麺類食品とその製造法 - Google Patents
麺類食品とその製造法Info
- Publication number
- JPH05146266A JPH05146266A JP3355477A JP35547791A JPH05146266A JP H05146266 A JPH05146266 A JP H05146266A JP 3355477 A JP3355477 A JP 3355477A JP 35547791 A JP35547791 A JP 35547791A JP H05146266 A JPH05146266 A JP H05146266A
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- JP
- Japan
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- starch
- noodle
- noodles
- green gram
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 少量で優れた改質効果を有する麺類食品の新
規の改質剤を添加することによって麺類食品の品質を向
上させるためのものである。 【構成効果】 緑豆澱粉の添加によって著しい品質の向
上が認められる。
規の改質剤を添加することによって麺類食品の品質を向
上させるためのものである。 【構成効果】 緑豆澱粉の添加によって著しい品質の向
上が認められる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は中華麺類またはそば類用
改質剤に関するもので、従来の改質剤に比べ、少量の使
用でゆで特性(物理的性質、煮くずれ等)の改善に効果
を発揮し、コストを抑えることも可能な新規の改質剤に
関するものである。
改質剤に関するもので、従来の改質剤に比べ、少量の使
用でゆで特性(物理的性質、煮くずれ等)の改善に効果
を発揮し、コストを抑えることも可能な新規の改質剤に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】中華麺等の麺類食品のゆで特性を改善す
べく、従来より種々の技術が提案されている。例えば卵
白の加熱によるゲル化を利用し、中華麺に練り込むこと
により改善を計っているが、卵白は高価であり、コスト
アップにつながるし、また、小麦粉から分離された活性
グルテンも広く使用されているが、食感がボソついたり
ゆでのび防止効果が思ったほど改善されていないなど、
必ずしも優れた改質剤とはなっていない。
べく、従来より種々の技術が提案されている。例えば卵
白の加熱によるゲル化を利用し、中華麺に練り込むこと
により改善を計っているが、卵白は高価であり、コスト
アップにつながるし、また、小麦粉から分離された活性
グルテンも広く使用されているが、食感がボソついたり
ゆでのび防止効果が思ったほど改善されていないなど、
必ずしも優れた改質剤とはなっていない。
【0003】そばに対しては、時代によるし好の変化か
ら喉ごしの良いつるつるしたものが好まれるようになっ
てきた為、馬鈴薯澱粉等が使用されているが、混入量を
多くしないと特徴が出せず、つながりが悪くなるなどの
欠点があり、良好な改質剤とはいえない。
ら喉ごしの良いつるつるしたものが好まれるようになっ
てきた為、馬鈴薯澱粉等が使用されているが、混入量を
多くしないと特徴が出せず、つながりが悪くなるなどの
欠点があり、良好な改質剤とはいえない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は従来の麺類食品の改質剤よりも少量で優れた改質効果
を有する新規の改質剤を添加することによって麺類食品
の品質を向上させることである。
は従来の麺類食品の改質剤よりも少量で優れた改質効果
を有する新規の改質剤を添加することによって麺類食品
の品質を向上させることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは研究の結
果、中華麺類、そば類を製造するに際して緑豆澱粉を混
入し、常法に従って製造することによってこれらの問題
を解決することに成功した。緑豆澱粉は未処理のままで
も良いが、軽い酸化処理やアルファー化を施したもので
も良く、また粉体混合の他に、加水分の水で予め糊化し
ておき加水しても良く、食感の改善、溶出(煮くずれ
等)の防止、ゆでのび防止等の効果があり、従来の技術
に比べてコストダウンも可能となるものである。緑豆澱
粉は黄緑色であり、その糊液もまた黄緑色を呈する。よ
って軽い酸化処理を施した緑豆澱粉を使用することが、
本来の色を損なうことがなくすすめられるものである。
また本発明の麺類としては中華麺や日本そば等の側類の
他、ぎょうざ、ワンタン、ラビオリ等の所謂皮もの食品
も含まれることは自明である。
果、中華麺類、そば類を製造するに際して緑豆澱粉を混
入し、常法に従って製造することによってこれらの問題
を解決することに成功した。緑豆澱粉は未処理のままで
も良いが、軽い酸化処理やアルファー化を施したもので
も良く、また粉体混合の他に、加水分の水で予め糊化し
ておき加水しても良く、食感の改善、溶出(煮くずれ
等)の防止、ゆでのび防止等の効果があり、従来の技術
に比べてコストダウンも可能となるものである。緑豆澱
粉は黄緑色であり、その糊液もまた黄緑色を呈する。よ
って軽い酸化処理を施した緑豆澱粉を使用することが、
本来の色を損なうことがなくすすめられるものである。
また本発明の麺類としては中華麺や日本そば等の側類の
他、ぎょうざ、ワンタン、ラビオリ等の所謂皮もの食品
も含まれることは自明である。
【0006】
【実施例】以下に本発明の実施例を示す。 実施例1 中華麺 小麦粉100に対してそれぞれ緑豆澱粉2、その他澱粉
5、卵白1、活性グルテン2の混入割合でかん粉0.
5、加水38で製麺した。比較結果を表1に示す。
5、卵白1、活性グルテン2の混入割合でかん粉0.
5、加水38で製麺した。比較結果を表1に示す。
【0007】
【表1】
【0008】実施例2 即席中華麺 小麦粉100に対して各々、緑豆澱粉2、ワキシーコー
ンスターチ5、卵白1を混入し、それぞれ食塩0.2、
かん粉0.2を加え加水38で製麺した。蒸器でアルフ
ァー化後、通風乾燥器で120℃60分間乾燥した。結
果を表2に示す。
ンスターチ5、卵白1を混入し、それぞれ食塩0.2、
かん粉0.2を加え加水38で製麺した。蒸器でアルフ
ァー化後、通風乾燥器で120℃60分間乾燥した。結
果を表2に示す。
【0009】
【表2】
【0010】実施例3 ワンタンの皮 小麦粉100に対して澱粉5で行ない、かん粉0.5、
食塩0.5、加水38にて製造した。結果を表3に示
す。
食塩0.5、加水38にて製造した。結果を表3に示
す。
【0011】
【表3】
【0012】
【発明の効果】以上の実施例からも知られるように、本
発明によれば中華麺またはそば類に対しては、コチコチ
(適度な硬さと弾力がある)として歯切れが良く、のど
こしの良い食感が付与される。即席中華に対しては、湯
戻りが早くコチコチとした食感が、そしてワンタンの皮
に対しては作業性が良い為、薄く圧延しやすく、製造さ
れた皮は他に比べ変色が少ない。ゆでた皮は艶やかでハ
リがあり、歯切れの良いものとなる。
発明によれば中華麺またはそば類に対しては、コチコチ
(適度な硬さと弾力がある)として歯切れが良く、のど
こしの良い食感が付与される。即席中華に対しては、湯
戻りが早くコチコチとした食感が、そしてワンタンの皮
に対しては作業性が良い為、薄く圧延しやすく、製造さ
れた皮は他に比べ変色が少ない。ゆでた皮は艶やかでハ
リがあり、歯切れの良いものとなる。
【0013】全体にゆで溶出が他の改良剤に比べ少な
く、スープも 澄んで透明感があり、ゆでのびも卵白に
次いで良好な結果を得た。
く、スープも 澄んで透明感があり、ゆでのびも卵白に
次いで良好な結果を得た。
Claims (2)
- 【請求項1】 緑豆澱粉を混入することを特徴とする麺
類食品の製造方法。 - 【請求項2】 緑豆澱粉を含有することを特徴とする麺
類食品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3355477A JPH05146266A (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 麺類食品とその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3355477A JPH05146266A (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 麺類食品とその製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05146266A true JPH05146266A (ja) | 1993-06-15 |
Family
ID=18444176
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3355477A Pending JPH05146266A (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 麺類食品とその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05146266A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001069930A (ja) * | 1999-08-31 | 2001-03-21 | Ina Food Ind Co Ltd | 耐熱性餅 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5129262A (ja) * | 1974-06-28 | 1976-03-12 | Nitto Flour Milling | |
JPH04252147A (ja) * | 1990-12-27 | 1992-09-08 | Shimadaya Honten:Kk | 保存性包装蒸煮めんの品質改良法 |
-
1991
- 1991-11-27 JP JP3355477A patent/JPH05146266A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5129262A (ja) * | 1974-06-28 | 1976-03-12 | Nitto Flour Milling | |
JPH04252147A (ja) * | 1990-12-27 | 1992-09-08 | Shimadaya Honten:Kk | 保存性包装蒸煮めんの品質改良法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001069930A (ja) * | 1999-08-31 | 2001-03-21 | Ina Food Ind Co Ltd | 耐熱性餅 |
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