JPH05146187A - サーボモータの共振振動の抑制方法 - Google Patents

サーボモータの共振振動の抑制方法

Info

Publication number
JPH05146187A
JPH05146187A JP3308772A JP30877291A JPH05146187A JP H05146187 A JPH05146187 A JP H05146187A JP 3308772 A JP3308772 A JP 3308772A JP 30877291 A JP30877291 A JP 30877291A JP H05146187 A JPH05146187 A JP H05146187A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gain
resonance
current
speed
processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3308772A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Ino
芳浩 井野
Shinobu Kake
忍 懸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP3308772A priority Critical patent/JPH05146187A/ja
Publication of JPH05146187A publication Critical patent/JPH05146187A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 サーボモータの負荷との共振振動を最小に抑
制する。 【構成】 サーボモータが動作中に共振振動を発生した
時に起こる、電流振幅値が周期的に大小を繰り返す電流
アンバランスをステップ3で検出し、検出時にステップ
4で電流アンバランス偏差量を記憶し、ステップ5で速
度制御回路の比例,積分ゲインを変更し、設定後さらに
ステップ6で電流アンバランス偏差量を記憶し、ステッ
プ7で前回値と比較し、前回値の方が大きければそのま
まのゲインで継続し、前回値の方が小さければステップ
8で共振時第2ゲインの設定を行い、さらに電流アンバ
ランス偏差量が最小になるまで順次繰り返し、サーボモ
ータの共振振動が最も小さくなる最適なゲインを設定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ACサーボモータを駆
動源とする多関節型産業用ロボット等で発生する共振振
動を抑制する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ロボットアームの共振振動を防止
する方法として、駆動源であるACサーボモータに供給
している正弦波電流のフィードバック値から電流振幅値
が周期的に大小を繰り返す電流アンバランスを検出し、
検出した時、速度ゲインの比例項や積分項の値を変更
し、振動を小さくするようにしていた。図3の共振処理
回路を含む制御ブロック図に示すように、共振処理回路
33で速度指令値21とU,V,W各相の電流フィード
バック値30,31,32から共振発生の有無を判定
し、状況に応じた速度ゲインの比例,積分項23,24
を設定し、速度指令値21と速度フィードバック値22
から速度制御を行って、トルク指令値25を出力し、そ
れを3相正弦波化回路26で3相の正弦波に分解し、
U,V,W各相の電流指令値27,28,29を作成
し、各相の電流フィードバック値30,31,32とか
ら各相の電流制御を行っている。
【0003】共振処理回路33の電流アンバランス判定
の方法は図2の流れ図に示すように、電流フィードバッ
ク値IBの正負での絶対値の最大値を記憶し、それぞれ
において今回値と前回値との差が規準値との比較を行
い、規準値以上であれば電流アンバランスありと判断
し、以下であれば電流アンバランスなしと判断する。共
振振動は、モータ1回転当たりに整数回の周期を持つモ
ータのコギングや減速機の伝達誤差が振動源となってお
り、モータがある回転数に達し、振動源の周波数がロボ
ットアームの固有周波数と一致した時に起こる。この
時、速度フィードバック値も同じ周期で変動するので、
トルク指令も同様に変動する。この変動周期はモータ1
回転当たりに整数回なので、モータに供給すべき正弦波
電流の周期と一致または1/2となるため、電流フィー
ドバック値に周期的な電流アンバランスが発生する。し
たがって、電流アンバランスの検出は、共振振動発生の
検出に有効となる。
【0004】共振振動発生時は、速度ゲインの比例項や
積分項を通常のままで使用していると、フィードバック
の位相遅れのため振動を逆に大きくしてしまうので、実
速度に問題のない程度にゲインを下げる必要がある。し
かし、共振振動が発生する速度域以外では、ロボットア
ーム先端の軌跡制度を良くするため、ゲインをできるだ
け上げる必要がある。したがって、従来より、通常は通
常時ゲインを使用し、共振時は前記した共振振動発生検
出方法を使って、共振振動を検出し、図4に示すように
して共振時専用のゲインに変更する方法をとっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の方法では、速度ゲインを変更してから、共振振動
が実際に減少したかどうかの判別をしておらず、設定し
たゲインが妥当かどうかの確認ができていなかった。ま
た一律的に共振時ゲインを決定していたため、ロボット
アームの姿勢が変化してもその時に応じた最適なゲイン
が決定できてはいなかった。このためゲインを変更して
も充分振動が抑えきれなかったり、逆に振動が大きくな
ったりする問題があった。
【0006】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、ゲイン変更後の状態をチェックし、さらに最適なゲ
インに変更して行くことでサーボ製造の共振振動を抑制
する方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、ACサーボモータの速度が共振振動が発
生する速度域となった時、ACサーボモータに供給して
いる正弦波電流のフィードバック値から、電流振幅値が
周期的に大小が変動する電流アンバランスを検出しかつ
電流アンバランス偏差量aUBを記憶し、共振時ゲインを
設定し、共振時ゲイン設定時フラグを1に設定する。さ
らに、共振時ゲイン設定フラグが1の時、電流正弦波を
2周期分サンプリング制御を繰り返しその時の電流アン
バランス偏差量bUBを記憶する。そして上記aUBとbUB
を比較し、bUBがaUB以下の時は設定したゲインのまま
にし、共振時ゲイン設定フラグを解除する。bUBがaUB
より大きい時は共振時ゲインをさらに変更し、再び電流
正弦波を2周期分サンプリング制御を繰り返し、電流ア
ンバランス偏差量の前回との比較を行い、ゲインをさら
に変更することが必要かどうかを判定する。このように
して共振時に振動がもっとも抑制できるゲインを設定す
る。
【0008】
【作用】上記した方法により、ロボットアームの共振振
動が発生している時におこる電流アンバランスが最も減
少するようにゲインを設定できるので共振振動が抑制で
きる。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1は本発明の共振処理回路内で行
う処理内容の流れ図である。図1において、1は速度域
判定処理、2は通常ゲイン設定処理、3は電流アンバラ
ンス判定処理、4は電流アンバランス偏差量aUBの記憶
処理、5は共振時第1ゲイン設定および共振時ゲイン設
定時フラグ1設定処理、6は電流アンバランス偏差量b
UBの設定処理、7は前回との偏差量比較判定処理、8は
共振時第2ゲイン設定処理、9は共振時ゲイン設定フラ
グ解除処理、10は共振時ゲイン設定フラグ判定処理を
示す。
【0010】以上のように構成された共振処理回路にお
いて、1サンプリング制御周期中に、まず処理10で共
振時ゲイン設定フラグが1になっているかどうかを判定
し、1でなければ、処理1において速度指令値が共振速
度域内であるかどうかを判定する。共振速度域でなけれ
ば、処理2で速度ゲインの比例項,積分項を通常ゲイン
に設定する。共振速度域であれば、処理3において図2
と同じ方法で電流アンバランスかどうかを判定し、アン
バランスでなければ処理2で通常ゲイン設定を行う。電
流アンバランスであれば処理4で電流アンバランス偏差
量aUBを記憶し、処理5においてあらかじめ設定してお
いた共振時第1ゲインに速度ゲインの比例項と積分項を
変更する。また処理5においては共振時ゲイン設定フラ
グを1に設定する。この後、次のサンプリング制御周期
を繰り返す。
【0011】処理10で共振時ゲイン設定フラグが1で
あれば、処理6で電流アンバランス偏差量bUBを、電流
正弦波2周期分サンプリング制御周期を繰り返して決定
し、処理7でbUBがaUB以下であれば処理9で共振時ゲ
イン設定フラグを解除し、次のサンプリング制御周期を
繰り返す。bUBがaUB以上であれば、処理8であらかじ
め設定しておいた共振時第2ゲインに速度ゲインの比例
項と積分項を変更し、aUB=bUBとして、再びサンプリ
ング制御を処理6から繰り返すようにする。このように
して共振時ゲインを順次変更して行き、最適なゲインが
得られるようにする。
【0012】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
方法は、サーボモータの共振振動発生時に振動を最も抑
制するゲインを決定できるので共振振動抑制に有効であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の共振振動を防止する共振処理回路内で
の処理内容を示す流れ図
【図2】共振処理回路の電流アンバランス判定の方法を
示す流れ図
【図3】共振処理回路を含む制御ブロック図
【図4】従来方法による共振振動を防止する共振処理回
路内での処理内容を示す流れ図
【符号の説明】
1 速度域判定処理 2 通常ゲイン設定処理 3 電流アンバランス判定処理 4 電流アンバランス偏差量aUBの記憶処理 5 共振時第1ゲイン設定および共振時ゲイン設定時
フラグ1設定処理 6 電流アンバランス偏差量bUBの設定処理 7 前回との偏差量比較判定処理 8 共振時第2ゲイン設定処理 9 共振時ゲイン設定フラグ解除処理 10 共振時ゲイン設定フラグ判定処理

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ACサーボモータに供給している正弦波
    電流の振幅値が周期的に大小を繰り返す電流アンバラン
    スを検出することで共振振動を検出し、検出時に速度ゲ
    インの比例,積分項を変更して設定し、変更後前記電流
    アンバランスの減少の度合いを調べ、減少していれば上
    記設定したゲインのままで動作を継続させ、減少してい
    なければさらにゲインを変更することを特徴とするサー
    ボモータの共振振動の抑制方法。
JP3308772A 1991-11-25 1991-11-25 サーボモータの共振振動の抑制方法 Pending JPH05146187A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3308772A JPH05146187A (ja) 1991-11-25 1991-11-25 サーボモータの共振振動の抑制方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3308772A JPH05146187A (ja) 1991-11-25 1991-11-25 サーボモータの共振振動の抑制方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05146187A true JPH05146187A (ja) 1993-06-11

Family

ID=17985120

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3308772A Pending JPH05146187A (ja) 1991-11-25 1991-11-25 サーボモータの共振振動の抑制方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05146187A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102130648A (zh) * 2010-01-08 2011-07-20 Ls产电株式会社 用于控制逆变器系统的运行的装置和方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04285492A (ja) * 1991-03-13 1992-10-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 同期電動機のデジタル制御方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04285492A (ja) * 1991-03-13 1992-10-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 同期電動機のデジタル制御方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102130648A (zh) * 2010-01-08 2011-07-20 Ls产电株式会社 用于控制逆变器系统的运行的装置和方法
KR101101471B1 (ko) * 2010-01-08 2012-01-03 엘에스산전 주식회사 인버터 시스템의 운전 제어장치 및 방법
US8450956B2 (en) 2010-01-08 2013-05-28 Ls Industrial Systems Co., Ltd. Apparatus and method for controlling operation of inverter system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07328965A (ja) 制振制御方法および固有振動周期測定方法および制振制御装置
JP3169838B2 (ja) サーボモータの制御方法
JPH05146187A (ja) サーボモータの共振振動の抑制方法
JPH06335279A (ja) 同期電動機の電流制御方法
JPH03150090A (ja) 主軸モータの制御方式
JPH0728527A (ja) クーロン摩擦の補正処理方法
JP2008209967A (ja) フィードバック制御装置及びフィードバック制御方法
JPS6151212A (ja) 電動機の周期運転制御方式
JP3217145B2 (ja) 電流検出器のオフセット自動調整装置
JPH06253576A (ja) 電動機制御装置
JPH07322664A (ja) 電動機の制御装置
JPH04362702A (ja) 繰り返し制御における速度制御方法
JP3337058B2 (ja) 位置制御装置
JP3259352B2 (ja) 電動機の速度補正演算方法
JPH04314109A (ja) ロボットアームのサーボ制御装置
JP3902745B2 (ja) 産業用機器制御方法および産業用機器
JP2003209990A (ja) モートルの速度制御装置
JPH05204461A (ja) ディジタルサーボ制御装置
JP2626173B2 (ja) 誘導電動機の速度変動抑制制御方法
JPS63103682A (ja) サ−ボモ−タの速度制御装置
JPH0751976A (ja) 主軸異常負荷時停止制御方式
JP3589251B2 (ja) 速度フィードバック遅れ補正方法
JP3259614B2 (ja) モータ制御装置およびその制御方法
JPH06121574A (ja) 外乱トルクの自動補正装置
JPH02188178A (ja) 無整流子電動機