JPH0514516U - エンジン用消音器 - Google Patents

エンジン用消音器

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JPH0514516U
JPH0514516U JP6153891U JP6153891U JPH0514516U JP H0514516 U JPH0514516 U JP H0514516U JP 6153891 U JP6153891 U JP 6153891U JP 6153891 U JP6153891 U JP 6153891U JP H0514516 U JPH0514516 U JP H0514516U
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JP
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outlet pipe
hole
pipe
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inlet pipe
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和之 小林
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は入口管と出口管の相対位置の変更が
可能で、且つ簡便に製作できるエンジンの排気消音器を
提供するものである。 【構成】 入口管接続用孔と、出口管接続用孔を穿設し
てなる少なくとも対向する2面を正方形とした箱状のマ
フラ本体と、同本体内に内装され、本体内を入口管が連
通される室と出口管が連通される室とに区画する連通孔
を備えた仕切板とからなるエンジン用消音器において、
前記入口管接続用孔及び出口管接続用孔の少なくともい
ずれか一方の孔を複数個前記本体の異なる面に穿設し、
同複数個の孔のいずれかに入口管又は出口管を接続し、
他の孔に盲栓を施すと共に、前記仕切板を同入口管又は
出口管の接続位置に応じて内装状態を変更可能としたエ
ンジン用消音器。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、エンジン用排気消音器に関し、特に消音器の組み立てに関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンの排気騒音を低減する消音器は、一般に共鳴現象を利用した1個以上 の共鳴室と、管路の途中に配置された1個以上の拡張室又は膨張室とを組み合せ て構成されている。実開平2−92016号公報に開示されている従来の消音器 を図7を参照して説明すると、図中10は円筒状又は楕円筒状をなし、その両端 開口を端板12によって閉鎖された消音器本体であって、同消音器本体内に筒軸 線方向に適宜間隔を存して5個の仕切板14a、14b、14c、14e及び1 4fが並設されている。消音器本体10内には、上記仕切板14a〜14fによ って上流側から順次第1拡張室16a、第1共鳴室18a、第2拡張室16b、 第2共鳴室18b、第3拡張室16c、及び第3共鳴室18cが区画されている 。
【0003】 図示しないエンジンから排出された排気ガスは、入口管20から多数の小孔2 0′を経て第1拡張室16a内に進入し、同拡張室16aから第1連通管22内 に流れ多数の小孔22′から第2拡張室16b内に流入する。排気ガスは、更に 第2拡張室16bから第2連通管24内に流れて多数の小孔24′から第3拡張 室16cに流入し、最後に出口管26から図示しないテールパイプを経て外気に 放出される。
【0004】 排気ガスの音響エネルギは、排気ガスが入口管20及び第1、第2の連通管2 2、24から多数の小孔20′、22′及び24′を経て各々第1、第2及び第 3拡張室16a、16b及び16cに流入することによって一部減衰し、又他の 一部は上記各室に連結された第1、第2及び第3共鳴室18a、18b及び18 cの共鳴減衰作用によって失われる。又、上記第1、第2及び第3共鳴室18a 、18b及び18cは、排気ガスが保有する有力な騒音周波数に同調する共鳴振 動数を有するように各々容積が設定されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
前記した従来の消音器本体の形状は、円筒状或は楕円形状であり、適宜の間隔 に配設される仕切板と連通管とで拡張室と共鳴室が各々形成されている。この様 に、消音器本体が円筒状或は楕円状の場合には、入口と出口の位置が固定されて いるが、連通管用の孔を穿設した仕切板は同じに製作して取り付ける際に位置を 異にすればよい。
【0006】 しかしながら、機器によっては消音器の入口位置に対し出口の位置を任意に変 更できるようにする必要がある。 本考案は入口管と出口管の相対位置の変更が可能で、且つ簡便に製作できる消 音器を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
入口管と出口管用の孔を穿設された略正方形面を有する箱状の本体と、連通孔 を穿設され前記本体に内装可能に形成された仕切板とにより、エンジン用排気消 音器を構成する。 前記仕切板を入口管と出口管とを区画するように配設し、前記入口管或は出口 管として使用しない本体に穿設された孔に盲栓をする。
【0008】
【作用】
略正方形面を有する箱体状の本体の面に予め入口管及び出口管を取り付ける位 置に孔を穿設しておく。一方、本体に内装可能な大きさの仕切板には連通孔を穿 設しておく。そして、仕切板を入口管と出口管とを区画する位置に取り付け、入 口管或は出口管として使用しない本体に穿設された孔に盲栓を施すか、又は第1 拡張室と第2拡張室との連通管の出口端部に盲栓を施す。排気ガスは、入口管か ら連通孔もしくは連通管を通って出口管から排出されるが、正方形に形成されて いる本体の面に対して、仕切板は取付方向を変えることがてき、且つ不要な孔に 盲栓をするか、又は不要な孔に挿入された連通管の出口端部に盲栓をすることに よって、入口管と出口管の位置関係を任意に選択できる。
【0009】
【実施例】
(第1実施例) 図1は本実施例のエンジン用排気消音器(以下消音器という。)の斜視図、図 2は図1のA矢視図を示している。全ての面が略正方形状の面を有する立方体形 状の本体は主本体6と従本体7に分割されていて、各々薄板金属製で製作され、 該従本体7の底板には入口管1用の孔1aが穿設され、出口管4用の孔として主 本体6の前面に孔4a、従本体7の右側面に孔4bが穿設されている。一方、本 体6内に配設される仕切板2には連通孔3aが端部に穿設されている。端部に小 孔11aが形成されている入口管1は孔1aに挿入固定され、一方、孔4aには 出口管4が挿入固定され、又、連通孔3aに小孔11bが穿設されている連通管 3が嵌装された仕切板2は、該入口管1と出口管4とを区画する位置に入口管1 の方向と同方向に立設され、前記主本体6と従本体7とをかしめて、各々第1拡 張室16a、第2拡張室16bを形成する。又、孔4bは出口として使用しない ため盲栓5が施されている。
【0010】 排気ガスは、入口管1の小孔11aから第1拡張室16aに流入し、音響エネ ルギーは減衰し、連通管3に形成されている小孔11bを通って第2拡張室16 bに入り、更に音響エネルギーが減衰された後、出口管4より排出される。 ここで消音器の入口管1及び出口管4の出口部における流動音の抑制に対して 、多孔やメツシユ構造が効果を持っていることは既に公知になっている。拡張室 16a、16b間を連通する連通管3は、出口側端部を塞ぎ、その周囲に小孔1 1bを設けてあるので、連通管3から流出する排ガスは、1つの大きな噴流とな らず外周に分散するので、ここでの噴気音を最小限に留めることができる。又こ の構造では絞りはあくまで連通管3の内径であり、長さを持った絞りとして減音 特性を高める役目をする。連通管3の周囲に設けた小孔11b自身は、全通路面 積を挿入管断面積よりもかなり大きくできるので、この部分の流速を過大にする 必要がない。また連通管3の入口側端部をR或は面取り構造とすることにより、 この部分で連通管3に流入する気流が発生させる渦を最小限に留めることができ る。 (第2実施例) 図3及び図4は本実施例を示す図であり、各々図1、図2に対応するものであ って、本実施例は第1実施例と同じ部品を使用しているが出口管の位置を異にす ることが出来る例を示している。
【0011】 即ち、入口管1は同じ位置であるが、仕切板2は本体6と垂直方向に対して内 装可能であるため、仕切板2を90°水平に回転させて取り付けてある。又、出 口管4を右側面に形成してある孔4bを利用する。そして、連通管3の出口端に 盲栓5を施すか、もしくは盲栓5を第1実施例の出口として使用した孔4aに施 す。この様にして組み立てた消音器の作用等は第1実施例と同じであるため説明 を省略する。
【0012】 本実施例と第1実施例とでは、同じ部品を使用しているが、入口の方向に対し て出口の位置を直角方向に変更したものである。尚、仕切板を横設(入口に対し て垂直)して取り付けることによって、入口と出口を同じ方向に形成することも できる。 (第3実施例) 本実施例は、正方形の面118a、118bを有する直方体形状の本体106 についてであり、図5及び図6を参照して説明する。図5及び図6は共に、仕切 板102を該正方形面118a、118b間に嵌装して、第1拡張室116a、 第2拡張室116bを形成すると共に、入口管101と出口管104とを区画し ている。尚、図5と図6とは、図から明らかなように、仕切板102を90°回 転して取り付けてあり、この様に仕切板102を回転できるのは、本体106が 正方形面118a、118bを有するからである。この様に、本体106に正方 形面を有することによって、同じ仕切板102でもって取り付けができ、入口に 対して出口の位置を変えることが可能である。尚、使用しない本体に穿設された 孔に盲栓105をすること、連通管103、小孔111bを有することは前記実 施例と同じである。
【0013】 上記実施例はいずれも出口管用の孔を複数の面に設けた例について述べている が、入口管用の孔を複数の面に設けることによっても、同様の使い方ができるこ とはもちろんである。
【0014】
【考案の効果】
本考案は、入口管接続用孔と、出口管接続用孔を穿設してなる少なくとも対向 する2面を正方形とした箱状のマフラ本体と、同本体内に内装され、本体内を入 口管が連通される室と出口管が連通される室とに区画する連通孔を備えた仕切板 とからなるエンジン用消音器において、前記入口管接続用孔及び出口管接続用孔 の少なくともいずれか一方の孔を複数個前記本体の異なる面に穿設し、同複数個 の孔のいずれかに入口管又は出口管を接続し、他の孔に盲栓を施すと共に、前記 仕切板を同入口管又は出口管の接続位置に応じて、内装状態を変更可能としたこ とにより、次の効果を有する。
【0015】 消音器の入口管と出口管の位置を、消音器の構成部品を変更することなしに、 簡単に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の斜視図である。
【図2】図1のA矢視図である。
【図3】本考案の第2実施例の斜視図である。
【図4】図2のB矢視図である。
【図5】本考案の第3実施例の斜視図である。
【図6】第3実施例の他の形態の斜視図である。
【図7】従来の消音器の概略断面図である。
【符号の説明】
1 入口管 2 仕切板 3 連通管 4 出口管 5 盲栓 6 主本体 7 従本体 11a 小孔 16a 第1拡張室 16b 第2拡張室

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口管接続用孔と、出口管接続用孔を穿
    設してなる少なくとも対向する2面を正方形とした箱状
    のマフラ本体と、同本体内に内装され、本体内を入口管
    が連通される室と出口管が連通される室とに区画する連
    通孔を備えた仕切板とからなるエンジン用消音器におい
    て、 前記入口管接続用孔及び出口管接続用孔の少なくともい
    ずれか一方の孔を複数個前記本体の異なる面に穿設し、
    同複数個の孔のいずれかに入口管又は出口管を接続し、
    他の孔に盲栓を施すと共に、前記仕切板を同入口管又は
    出口管の接続位置に応じて、内装状態を変更可能とした
    ことを特徴とするエンジン用消音器。
JP6153891U 1991-08-05 1991-08-05 エンジン用消音器 Expired - Lifetime JP2546222Y2 (ja)

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JPH0514516U true JPH0514516U (ja) 1993-02-26
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