JP2546222Y2 - エンジン用消音器 - Google Patents

エンジン用消音器

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JP2546222Y2
JP2546222Y2 JP6153891U JP6153891U JP2546222Y2 JP 2546222 Y2 JP2546222 Y2 JP 2546222Y2 JP 6153891 U JP6153891 U JP 6153891U JP 6153891 U JP6153891 U JP 6153891U JP 2546222 Y2 JP2546222 Y2 JP 2546222Y2
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JP
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inlet pipe
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JP6153891U
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和之 小林
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、エンジン用排気消音器
に関し、特に消音器の組み立てに関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの排気騒音を低減する消音器
は、一般に共鳴現象を利用した1個以上の共鳴室と、管
路の途中に配置された1個以上の拡張室又は膨張室とを
組み合せて構成されている。実開平2−92016号公
報に開示されている従来の消音器を図7を参照して説明
すると、図中10は円筒状又は楕円筒状をなし、その両
端開口を端板12によって閉鎖された消音器本体であっ
て、同消音器本体内に筒軸線方向に適宜間隔を存して5
個の仕切板14a、14b、14c、14e及び14f
が並設されている。消音器本体10内には、上記仕切板
14a〜14fによって上流側から順次第1拡張室16
a、第1共鳴室18a、第2拡張室16b、第2共鳴室
18b、第3拡張室16c、及び第3共鳴室18cが区
画されている。
【0003】図示しないエンジンから排出された排気ガ
スは、入口管20から多数の小孔20′を経て第1拡張
室16a内に進入し、同拡張室16aから第1連通管2
2内に流れ多数の小孔22′から第2拡張室16b内に
流入する。排気ガスは、更に第2拡張室16bから第2
連通管24内に流れて多数の小孔24′から第3拡張室
16cに流入し、最後に出口管26から図示しないテー
ルパイプを経て外気に放出される。
【0004】排気ガスの音響エネルギは、排気ガスが入
口管20及び第1、第2の連通管22、24から多数の
小孔20′、22′及び24′を経て各々第1、第2及
び第3拡張室16a、16b及び16cに流入すること
によって一部減衰し、又他の一部は上記各室に連結され
た第1、第2及び第3共鳴室18a、18b及び18c
の共鳴減衰作用によって失われる。又、上記第1、第2
及び第3共鳴室18a、18b及び18cは、排気ガス
が保有する有力な騒音周波数に同調する共鳴振動数を有
するように各々容積が設定されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】前記した従来の消音器
本体の形状は、円筒状或は楕円形状であり、適宜の間隔
に配設される仕切板と連通管とで拡張室と共鳴室が各々
形成されている。この様に、消音器本体が円筒状或は楕
円状の場合には、入口と出口の位置が固定されている
が、連通管用の孔を穿設した仕切板は同じに製作して取
り付ける際に位置を異にすればよい。
【0006】しかしながら、機器によっては消音器の入
口位置に対し出口の位置を任意に変更できるようにする
必要がある。本考案は入口管と出口管の相対位置の変更
が可能で、且つ簡便に製作できる消音器を提供すること
を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】入口管と出口管用の孔を
穿設された略正方形面を有する箱状の本体と、連通孔を
穿設され前記本体に内装可能に形成された仕切板とによ
り、エンジン用排気消音器を構成する。前記仕切板を入
口管と出口管とを区画するように配設し、前記入口管或
は出口管として使用しない本体に穿設された孔に盲栓を
する。
【0008】
【作用】略正方形面を有する箱体状の本体の面に予め入
口管及び出口管を取り付ける位置に孔を穿設しておく。
一方、本体に内装可能な大きさの仕切板には連通孔を穿
設しておく。そして、仕切板を入口管と出口管とを区画
する位置に取り付け、入口管或は出口管として使用しな
い本体に穿設された孔に盲栓を施すか、又は第1拡張室
と第2拡張室との連通管の出口端部に盲栓を施す。排気
ガスは、入口管から連通孔もしくは連通管を通って出口
管から排出されるが、正方形に形成されている本体の面
に対して、仕切板は取付方向を変えることがてき、且つ
不要な孔に盲栓をするか、又は不要な孔に挿入された連
通管の出口端部に盲栓をすることによって、入口管と出
口管の位置関係を任意に選択できる。
【0009】
【実施例】(第1実施例) 図1は本実施例のエンジン用排気消音器(以下消音器と
いう。)の斜視図、図2は図1のA矢視図を示してい
る。全ての面が略正方形状の面を有する立方体形状の本
体は主本体6と従本体7に分割されていて、各々薄板金
属製で製作され、該従本体7の底板には入口管1用の孔
1aが穿設され、出口管4用の孔として主本体6の前面
に孔4a、従本体7の右側面に孔4bが穿設されてい
る。一方、本体6内に配設される仕切板2には連通孔3
aが端部に穿設されている。端部に小孔11aが形成さ
れている入口管1は孔1aに挿入固定され、一方、孔4
aには出口管4が挿入固定され、又、連通孔3aに小孔
11bが穿設されている連通管3が嵌装された仕切板2
は、該入口管1と出口管4とを区画する位置に入口管1
の方向と同方向に立設され、前記主本体6と従本体7と
をかしめて、各々第1拡張室16a、第2拡張室16b
を形成する。又、孔4bは出口として使用しないため盲
栓5が施されている。
【0010】排気ガスは、入口管1の小孔11aから第
1拡張室16aに流入し、音響エネルギーは減衰し、連
通管3に形成されている小孔11bを通って第2拡張室
16bに入り、更に音響エネルギーが減衰された後、出
口管4より排出される。ここで消音器の入口管1及び出
口管4の出口部における流動音の抑制に対して、多孔や
メツシユ構造が効果を持っていることは既に公知になっ
ている。拡張室16a、16b間を連通する連通管3
は、出口側端部を塞ぎ、その周囲に小孔11bを設けて
あるので、連通管3から流出する排ガスは、1つの大き
な噴流とならず外周に分散するので、ここでの噴気音を
最小限に留めることができる。又この構造では絞りはあ
くまで連通管3の内径であり、長さを持った絞りとして
減音特性を高める役目をする。連通管3の周囲に設けた
小孔11b自身は、全通路面積を挿入管断面積よりもか
なり大きくできるので、この部分の流速を過大にする必
要がない。また連通管3の入口側端部をR或は面取り構
造とすることにより、この部分で連通管3に流入する気
流が発生させる渦を最小限に留めることができる。 (第2実施例) 図3及び図4は本実施例を示す図であり、各々図1、図
2に対応するものであって、本実施例は第1実施例と同
じ部品を使用しているが出口管の位置を異にすることが
出来る例を示している。
【0011】即ち、入口管1は同じ位置であるが、仕切
板2は本体6と垂直方向に対して内装可能であるため、
仕切板2を90°水平に回転させて取り付けてある。
又、出口管4を右側面に形成してある孔4bを利用す
る。そして、連通管3の出口端に盲栓5を施すか、もし
くは盲栓5を第1実施例の出口として使用した孔4aに
施す。この様にして組み立てた消音器の作用等は第1実
施例と同じであるため説明を省略する。
【0012】本実施例と第1実施例とでは、同じ部品を
使用しているが、入口の方向に対して出口の位置を直角
方向に変更したものである。尚、仕切板を横設(入口に
対して垂直)して取り付けることによって、入口と出口
を同じ方向に形成することもできる。 (第3実施例) 本実施例は、正方形の面118a、118bを有する直
方体形状の本体106についてであり、図5及び図6を
参照して説明する。図5及び図6は共に、仕切板102
を該正方形面118a、118b間に嵌装して、第1拡
張室116a、第2拡張室116bを形成すると共に、
入口管101と出口管104とを区画している。尚、図
5と図6とは、図から明らかなように、仕切板102を
90°回転して取り付けてあり、この様に仕切板102
を回転できるのは、本体106が正方形面118a、1
18bを有するからである。この様に、本体106に正
方形面を有することによって、同じ仕切板102でもっ
て取り付けができ、入口に対して出口の位置を変えるこ
とが可能である。尚、使用しない本体に穿設された孔に
盲栓105をすること、連通管103、小孔111bを
有することは前記実施例と同じである。
【0013】上記実施例はいずれも出口管用の孔を複数
の面に設けた例について述べているが、入口管用の孔を
複数の面に設けることによっても、同様の使い方ができ
ることはもちろんである。
【0014】
【考案の効果】本考案は、入口管接続用孔と、出口管接
続用孔を穿設してなる少なくとも対向する2面を正方形
とした箱状のマフラ本体と、同本体内に内装され、本体
内を入口管が連通される室と出口管が連通される室とに
区画する連通孔を備えた仕切板とからなるエンジン用消
音器において、前記入口管接続用孔及び出口管接続用孔
の少なくともいずれか一方の孔を複数個前記本体の異な
る面に穿設し、同複数個の孔のいずれかに入口管又は出
口管を接続し、他の孔に盲栓を施すと共に、前記仕切板
を同入口管又は出口管の接続位置に応じて、内装状態を
変更可能としたことにより、次の効果を有する。
【0015】消音器の入口管と出口管の位置を、消音器
の構成部品を変更することなしに、簡単に変更すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の斜視図である。
【図2】図1のA矢視図である。
【図3】本考案の第2実施例の斜視図である。
【図4】図2のB矢視図である。
【図5】本考案の第3実施例の斜視図である。
【図6】第3実施例の他の形態の斜視図である。
【図7】従来の消音器の概略断面図である。
【符号の説明】
1 入口管 2 仕切板 3 連通管 4 出口管 5 盲栓 6 主本体 7 従本体 11a 小孔 16a 第1拡張室 16b 第2拡張室

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口管接続用孔と、出口管接続用孔を穿
    設してなる少なくとも対向する2面を正方形とした箱状
    のマフラ本体と、同本体内に内装され、本体内を入口管
    が連通される室と出口管が連通される室とに区画する連
    通孔を備えた仕切板とからなるエンジン用消音器におい
    て、 前記入口管接続用孔及び出口管接続用孔の少なくともい
    ずれか一方の孔を複数個前記本体の異なる面に穿設し、
    同複数個の孔のいずれかに入口管又は出口管を接続し、
    他の孔に盲栓を施すと共に、前記仕切板を同入口管又は
    出口管の接続位置に応じて、内装状態を変更可能とした
    ことを特徴とするエンジン用消音器。
JP6153891U 1991-08-05 1991-08-05 エンジン用消音器 Expired - Lifetime JP2546222Y2 (ja)

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JPH0514516U JPH0514516U (ja) 1993-02-26
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