JPH05144933A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH05144933A
JPH05144933A JP3303060A JP30306091A JPH05144933A JP H05144933 A JPH05144933 A JP H05144933A JP 3303060 A JP3303060 A JP 3303060A JP 30306091 A JP30306091 A JP 30306091A JP H05144933 A JPH05144933 A JP H05144933A
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JP
Japan
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region
groove
conductive film
conductivity type
insulating film
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JP3303060A
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English (en)
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Naotaka Hashimoto
直孝 橋本
Toshiaki Yamanaka
俊明 山中
Akihiro Shimizu
昭博 清水
Koji Hashimoto
孝司 橋本
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Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
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Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】素子の高集積化に優れた、キンクの生じない素
子分離構造およびその製造方法を提供する。 【構成】素子分離領域に充填された導電膜は単一導電型
であり、導電膜は同一導電型のウェル2内では溝の底面
で基板1と接しており、他の導電型のウェル3内では配
線電極15により電位が固定されている。 【効果】製造工程を簡略化でき、メモリ素子の高集積化
を妨げることなくキンク電流を防止するなどの素子の安
定化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置およびその製
造方法に係り、特に、高集積に不可欠な微細な素子分離
構造およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】これまでの素子分離は、主にLOCOS
(Local Oxidation of Silicon)に代表される選択酸化法
が用いられてきた。しかし素子領域の微細化に伴い、選
択酸化時に生じるバーズビークと呼ばれるフィールド酸
化膜の横方向への延びにより、素子領域の確保が困難と
なってきた。
【0003】そのため、種々の素子分離技術が検討さ
れ、その一つとしてフィールド酸化を用いない、フィー
ルドシールド型がある。この断面構造を、図12に示
す。本構造では、素子分離領域上に形成されたシールド
層36によって素子分離領域の基板電位を固定してい
る。
【0004】またその他、微細化には溝型素子分離が有
効であると考えられている。
【0005】溝型素子分離には、溝内への充填物とし
て、絶縁膜と導電膜に大別される。前者の絶縁膜を充填
する方法は、主にエッチバック法が用いられ、後者の導
電膜を充填する方法は、エッチバックおよび溝の底面を
成長面とした選択成長法等がある。図13に示す断面構
造は、特開平2−205340 号公報で論じられているフィー
ルド酸化前の構造であり、溝内に充填された導電膜37
は溝底面で基板1と接することで電位が固定されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】まず、図12に示すフ
ィールドシールド型では、シールド層36が半導体基板
1の主面より突出した形状をしているため、その後の配
線層の加工が困難となる。さらにシールド層36と上層
との層間容量を軽減させるにはシールド層36を覆うフ
ィールド酸化膜をさらに厚くする必要があり、前述の加
工性はさらに困難となり、素子の活性領域の減少が大き
くなる。
【0007】つぎに溝型素子分離において、絶縁膜を溝
内に充填する方法には、MOSトランジスタのサブスレ
ッシュホールド特性にキンクが生じるという問題があ
る。この原因は、素子分離領域の絶縁膜内へ広がった電
位分布の影響により、素子端部におけるポテンシャルが
上昇することにある。これを解決するには、素子端部の
基板濃度を上げることが有効であるが、素子領域の微細
化に伴い、この基板濃度の高い領域を制御するのが困難
である。そのため、溝内に導電膜を充填し、素子分離領
域内への電位分布を抑制しようとする考えがある。
【0008】この導電膜を溝内に充填する方法では、溝
内に充填された導電膜37の電位が固定されていない場
合、他の配線電極や隣接する素子によって電位が変動
し、隣接する素子に悪影響をおよぼす可能性がある。こ
れは溝内側壁の絶縁膜が厚い場合には何ら問題はない
が、これでは絶縁膜を充填したようになり、キンクとい
う問題が生じる。このキンクという問題は、素子の微細
化に伴う基板濃度の上昇によって顕著となる。従来、こ
れについて何ら考慮されていなかった。そのため、溝内
に充填した導電膜の電位を固定する必要があり、配線電
極により行う方法が最も簡単であるが、そのための接続
穴の面積や配線を通す余裕が必要となり高集積化の妨げ
となる。これに対し、溝内で基板と導電膜を接触させる
ことにより電位を固定すれば、高集積化の妨げとはなら
ない。この断面構造の一例を図13に示す。しかし、こ
の場合、相補正型の半導体装置ではnとpの領域がある
ため、溝内に充填する導電膜37に関してもそれぞれの
半導体領域に合わせる必要がある。つまり、n領域3で
はn型導電膜37′を、p領域2ではp型導電膜37を
それぞれ溝内に充填する必要性がある。これではこの導
電膜型の作り分けのためにプロセスが複雑になるという
問題が生じる。
【0009】
【課題を解決するための手段】素子分離領域の溝内に充
填する導電膜は一導電型とし、この導電膜は片方の導電
型領域でのみ溝内で基板と接続させ、他方の導電型領域
では配線電極によって電位を固定する。例えば、MOS
メモリでは、最も高集積であるメモリ素子を形成する領
域と素子分離領域の溝内に充填する導電膜の導電型を同
一とする。つまり、主にメモリ素子はnチャネルMOS
であり、その領域はp型である。従って、溝内に充填す
る導電膜はp型となる。この場合、pチャネルMOSを
形成するn型領域では、素子分離領域の溝内導電膜の電
位固定は配線により行う。また、メモリ素子にpチャネ
ルMOSを使用する場合には、溝内に充填する導電膜は
n型となり、nチャネルMOS領域における電位固定は
配線により行うものとする。さらに溝内に充填した導電
膜の不純物濃度を、基板表面よりも高くすることによ
り、導電膜表面に反転層が形成されることを更に抑制で
きる。
【0010】
【作用】メモリ素子領域における溝内の充填物である導
電膜は溝内の一部で基板と接するため電位が基板電位に
固定される。また、他の導電型領域では、配線電極によ
り、溝内導電物の電位固定を行う。これにより溝内に充
填する導電膜は一導電型となるため、隣接する素子に影
響を与えることなくプロセスの簡略化が可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図を用いて順に説
明する。
【0012】図1は本発明の第一の実施例を表す断面図
である。これは、図2のレイアウト図の一例におけるA
−A′の断面に対応している。p型半導体基板1上に
は、それよりも濃度が二桁程度高いpウェル2及びnウ
ェル3が形成されており、その表面には素子領域とそれ
を分離するための素子分離領域が存在する。素子領域に
は、ゲート絶縁膜10を介してゲート電極11が存在
し、拡散層へは層間絶縁膜14に形成された接続穴を介
して配線電極15,21,22が形成されている。ここ
で素子分離領域で、溝内に充填された導電膜5はp型で
pウェル2内では溝の底面で基板と接しており、nウェ
ル3内では配線電極22によって電位が固定されてい
る。これにより、溝内に充填された導電膜5はウェルの
電位に固定されることとなる。また、導電膜の側面は薄
い絶縁膜4によって覆われ、上面はフィールド酸化膜7
で覆われている。なお、それぞれのウェルの電位固定
は、pウェル2ではp型拡散層13を介して配線電極2
1によって行われ、nウェル3ではn型拡散層12を介
して配線電極22によって行われている。つまり、配線
21は接地線であり、配線22は電源線である。ここで
pウェルとnウェルの境界では、溝内導電膜5は接地電
位に固定されているが、pチャネルMOSとの間にnウ
ェルと同電位の拡散12を設ければ問題はない。ここで
8および9は、埋込型チャネルストッパである。
【0013】図2は本発明の第一の実施例を示す平面図
であり、インバータ回路を例にとっている。ここで配線
電極20は入力端子であり、配線電極15は出力端子で
ある。本実施例では、pチャネルMOS領域で、素子分
離領域19内に充填された導電膜の電位を固定するため
に、接続穴17が形成されている。この接続穴17はウ
ェル3電位取り出しのためのn型拡散層12(ガードバ
ンド)へもまたがるように形成されており、電源線22
により互いの電位が固定されている。また、nチャネル
MOS領域では、素子分離領域に充填された導電膜は図
1に示したように溝の底面で基板と接しているため、特
に素子分離領域18に接続穴を開けて接地線21で電位
を固定するようなことは行ってないが、pチャネルMO
S領域と同様に接続穴を開けて電位固定を行うことも可
能である。ただし、本実施例のようにガードバンドが素
子に隣接してある場合には有効であるが、メモリ素子領
域のように素子とガードバンドが離れて存在する場合に
は、溝内導電膜の電位が不安定になるため、溝の底面で
基板と接触させ電位を固定する方法が有効であり、面積
も小さくできる。
【0014】つぎに、図3から図8を用いて本発明の形
成工程を順を追って説明する。まず、図3に示すよう
に、例えば基板濃度が1015/cm3 程度のp型半導体基
板1上にイオン打ち込みと熱拡散により不純物濃度が1
17/cm3 程度のpウェル2およびnウェル3を形成す
る。このあと熱酸化により酸化膜23を化学気相成長法
により耐酸化性絶縁膜である窒化珪素膜24をそれぞ
れ、例えば、厚さ20nm,200nm形成したのち、
公知のリソグラフィ、および、ドライエッチングにより
パターニングを行い、素子領域に残存させたのち、これ
らの除去された素子分離領域へは、さらに反応性イオン
エッチングにより深さ400nm程度の溝を形成する。
【0015】つぎに図4に示すように、熱酸化を施すこ
とにより先ほど形成した溝内へ厚さ20nm程度の熱酸
化膜4を形成したのち、nウェル領域3をレジスト膜2
5で覆い、pウェル2領域は窒化珪素膜24をマスクと
しエッチングを施すことによりpウェル2領域内の溝底
面の酸化膜を除去し、溝底面より半導体基板を露出させ
る。このあとレジスト膜25を除去したのち、図5に示
すように、例えば、硼素を1018/cm3 以上添加した多
結晶シリコン膜を、例えば、厚さ500nm程度堆積
し、公知のエッチバック技術により全ての溝内へp型導
電膜5を充填する。さらに、1000℃程度の酸化雰囲
気中でフィールド酸化を施すことにより導電膜5上に厚
さ100nm程度のフィールド酸化膜7を形成する。こ
の時、溝内の導電膜5と基板が接している個所では、硼
素が染みだし高濃度のp型領域6が形成される。
【0016】つぎに、図6に示すように、レジスト25
をマスクとしてnチャネルMOS領域に硼素(B)を、例
えば、100keVで1013/cm2 程度注入し、埋込型
のチャネルストッパ8を形成する。また、これとは逆の
マスクパターンを用いて、pチャネルMOS領域には同
じように、例えば、リン(P)を注入しチャネルストッパ
9を形成する。この埋込型チャネルストッパの形成条件
は、素子分離領域の溝の深さやMOSトランジスタの目
標性能によって異なってくる。
【0017】このあと図7に示すように、基板表面に熱
酸化等で例えば厚さ10nm程度のゲート絶縁膜10を
形成し、ついでリンを添加した多結晶シリコン膜等で所
望の領域へゲート電極11を形成する。さらに、レジス
トをマスクとしてpチャネルMOSのソース・ドレイン
拡散層およびnチャネルMOSのガードバンドに硼素
を、例えば、加速エネルギ5keV,ドーズ量2×10
15/cm2 程度でイオン注入しp型拡散層13を形成す
る。また、これとは逆のマスクパターンを用いてnチャ
ネルMOSのソース・ドレイン拡散層およびpチャネル
MOSのガードバンドにヒ素を、例えば、加速エネルギ
15keV,ドーズ量2×1015/cm2 程度でイオン注
入しn型拡散層12を形成する。
【0018】さらに、図8に示すように、リンガラス等
で層間絶縁膜14を形成した後、所望の領域へ図2で示
したような接続穴を開口し、アルミニウム(Al)等で配
線電極15,21,22を形成する。ここで素子分離領
域に充填した導電膜5の電位固定のための接続穴(例え
ば図2−17)は、他の拡散相上への接続穴に比べ深い
ため、拡散層への接続穴が素子分離領域へ近接している
場合、これとは個別に開口する必要がある。なぜなら
ば、拡散層への接続穴が素子分離領域上へ合わせずれに
より重なった場合、不必要な個所で拡散層と素子分離領
域内の導電膜が短絡する恐れがあるためである。そのた
め、これを回避する方法として、これらの接続穴を別の
ものとしてそれぞれ開口するか、全ての接続穴を、一
旦、浅い接続穴に合わせてエッチングしたのち、レジス
ト膜を残したまま浅い接続穴をさらにレジストで覆い深
い穴だけを追加エッチングすることで可能となる。
【0019】本実施例によれば、素子分離領域の溝内に
充填した導電膜5はp型多結晶シリコンであり、導電膜
はnチャネルMOS領域では溝の底面で基板と接してい
るため接地電位に固定され、pチャネルMOS領域では
配線電極22にガードバンドが接続されているため電源
電位に固定される。これにより、通常pチャネルMOSは
周辺回路のみに使用されるため、個々のpチャネルMO
Sに隣接して素子分離領域の溝内導電膜5への接続穴を
形成しても素子の高集積化に対する障壁とはならない。
また、この場合、メモリ素子はnチャネルMOSで構成
されるが、溝内導電膜5はガードバンドと離れていても
溝の底面で基板と接しているため、電位の安定を妨げる
ことはなく高集積化が可能となる。
【0020】上記の実施例では、素子分離領域内におけ
る溝側壁の絶縁膜を酸化膜4のみとしたが、図9(a)に
示すように、熱酸化等で酸化膜4を形成した後化学気相
成長法で、例えば、厚さ20nm程度の窒化珪素膜26
とし、(b)に示すように窒化珪素膜24をマスクとし選
択酸化を行いフィールド酸化膜7を形成する時点で、素
子領域端部27では窒化珪素膜26により横方向へのフ
ィールド酸化膜7の成長が阻止されるため、結晶欠陥発
生を抑制することができる。ここでは溝底面の絶縁膜を
除去していないが、本質的には素子表面側へは関与しな
いため、溝底面の絶縁膜がなくとも同様の効果を得るこ
とができる。
【0021】つぎに図10及び図11を用いて、本発明
の第二の実施例を説明する。
【0022】図10は、MOSメモリにおけるチップレ
イアウトの一例を示したものである。ここでMOSメモ
リは、主にチップ10上でメモリ領域29とこれに対し
てデータの出し入れを行う周辺回路30によって構成さ
れている。本実施例では、素子分離領域における溝底面
において、メモリ領域29では絶縁膜が除去されてお
り、周辺回路領域では絶縁膜が残存されている。第一の
実施例では、pチャネルMOSの領域のみ溝底面の絶縁
膜を残存させたが、本実施例では周辺回路30のみnチ
ャネルMOS領域でも溝底面の絶縁膜を残存させた。こ
れは前でも述べたように、周辺回路30ではある程度レ
イアウト的に余裕があるため、pウェル電位と溝内導電
膜の電位をpチャネルMOS領域と同様の手法により固
定させることが可能なためである。なお、第一の実施例
と同様に、周辺回路領域30で、nチャネルMOSの素
子分離領域における溝内導電膜の電位を基板から取るこ
ともできる。これの詳細を図11を用いて説明する。
【0023】図11は、積層型の容量を持つダイナミッ
クRAMへ本発明を適用した場合の断面図の一例であ
る。ここで濃度が1015/cm3 程度のp型半導体基板1
上にはnチャネルMOS領域に濃度が1017/cm3 程度
のpウェル2が形成され、その内部にはチャネルストッ
パ8が形成されている。また、素子分離領域の溝内には
側壁を絶縁膜4で覆うようにp型導電膜5が埋め込ま
れ、その上面には厚さ100nm程度のフィールド酸化膜
が形成されている。ここでこの導電膜5は、メモリセル
領域では溝の底面で基板1と接することで電位が固定さ
れており、周辺回路領域では配線電極35によってガー
ドバンドであるp型拡散層13′と接続されることで電
位が固定されている。本実施例では周辺回路領域におけ
るnチャネルMOSトランジスタの素子分離領域の溝内
導電膜の電位を配線電極によって固定したが、メモリ領
域と同様に溝の底面で基板と接触させることにより電位
を固定してもよい。
【0024】なお、素子領域では、ゲート酸化膜10を
介してゲート電極11が存在し、これをマスクとしてソ
ース・ドレイン拡散層12が形成されている。ここでメ
モリセル領域のMOSトランジスタのドレイン拡散層に
は、層間絶縁膜14に形成された接続穴を介してデータ
線34が接続されており、ソース拡散層には蓄積容量の
下部電極32が接続され、その上部には蓄積容量の上部
電極33が形成されている。なお、31はワード線であ
る。
【0025】本実施例によれば、メモリセル領域で溝内
に充填されたp型導電膜5は溝の底面で基板1と接する
ことで電位が固定されるため、電位固定のための配線電
極が必要なく高集積化を妨げるようなことはない。本実
施例ではメモリセル内トランジスタをnチャネルMOS
で構成したが、これをpチャネルMOSとした場合、メ
モリ素子が形成される領域はnウェルとなるため、素子
分離領域の溝内に充填される導電膜5はn型となる。
【0026】なお、本発明の実施例は、ダイナミックR
AMだけに留まらず、他の半導体集積回路装置への適用
も可能である。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、溝内に充填する高濃度
導電膜を単一導電型とすることで工程の簡略化が図れ、
メモリセル領域では溝内導電膜の電位を基板側から取る
ことによって高集積化が可能となる。さらに溝内に充填
された導電膜の電位が固定されることにより、素子の安
定性が増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示す断面図。
【図2】本発明の第一の実施例の平面図。
【図3】本発明の第一の実施例の第一形成工程の断面
図。
【図4】本発明の第一の実施例の第二形成工程の断面
図。
【図5】本発明の第一の実施例の第三形成工程の断面
図。
【図6】本発明の第一の実施例の第四形成工程の断面
図。
【図7】本発明の第一の実施例の第五形成工程の断面
図。
【図8】本発明の第一の実施例の第六形成工程の断面
図。
【図9】本発明の補足説明図。
【図10】本発明の第二の実施例の平面図。
【図11】本発明の第二の実施例を示す断面図。
【図12】従来構造(フィールドシールド)の断面図。
【図13】従来構造(選択成長)の断面図。
【符号の説明】
1…p型シリコン基板、2…pウェル、3…nウェル、
4…絶縁膜、5…p型多結晶シリコン、6…p型染み出
し層、8…p型埋込層、9…n型埋込層、10…ゲート
酸化膜、11…ゲート電極、12…n型拡散層、13…
p型拡散層、14…層間絶縁膜、15…配線電極、21
…接地線、22…電源線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山中 俊明 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 清水 昭博 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 橋本 孝司 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一導電型の半導体基板主面は該半導体基
    板より不純物濃度が高い第一導電型領域並びに第二導電
    型領域によって区画され、各領域上には半導体素子が形
    成され、各半導体素子は前記主面に対しほぼ垂直の面を
    持つ溝型素子分離で各々が電気的に絶縁されており、前
    記溝型素子分離内に導電膜が充填されその表面が絶縁膜
    で覆われている半導体装置において、前記溝内に充填さ
    れた導電膜の導電型は記憶素子が形成される領域のウェ
    ルと同じ導電型であり、少なくとも記憶素子が形成され
    ている領域では前記溝内の導電膜は溝内の一部で基板と
    接することで電位が固定されており、他の領域で溝内に
    充填された導電膜は配線電極により電位が固定されるこ
    とを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、溝内に充填された導電
    膜の少なくとも表面の不純物濃度は、基板主面表面のそ
    れと同等かそれよりも高い半導体装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記第一導電型の半導
    体基板上にイオン注入と熱拡散により前記半導体基板よ
    り不純物濃度が高い第一導電型領域並びに第二導電型領
    域を形成する第一の工程と、前記各領域表面に熱酸化膜
    ならびに耐酸化性絶縁膜を形成しさらに素子分離領域の
    該絶縁膜を除去し半導体基板を露出させて溝を形成する
    第二の工程と、前記溝内に絶縁膜を形成した後、少なく
    とも記憶素子が形成される導電型以外の領域をレジスト
    膜で覆いエッチングを施すことにより記憶素子領域の溝
    底面の前記絶縁膜を除去する第三の工程と、全溝内に前
    記第一導電型の導電膜を充填する第四の工程と、ついで
    前記溝内の導電膜上にフィールド絶縁膜を形成する第五
    の工程とを含む半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記溝内の前記絶縁膜
    が少なくとも酸化膜および耐酸化性絶縁膜からなる半導
    体装置の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05259270A (ja) * 1992-01-17 1993-10-08 Mitsubishi Electric Corp 素子分離のための半導体装置およびその製造方法
EP0696059A3 (en) * 1994-08-03 2001-08-01 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device having trenches and method of forming trenches

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JPH05259270A (ja) * 1992-01-17 1993-10-08 Mitsubishi Electric Corp 素子分離のための半導体装置およびその製造方法
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