JPH05144862A - タブデバイスのモールドプレス装置 - Google Patents
タブデバイスのモールドプレス装置Info
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- JPH05144862A JPH05144862A JP30738791A JP30738791A JPH05144862A JP H05144862 A JPH05144862 A JP H05144862A JP 30738791 A JP30738791 A JP 30738791A JP 30738791 A JP30738791 A JP 30738791A JP H05144862 A JPH05144862 A JP H05144862A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film carrier
- block
- mold
- runner
- resin
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- Granted
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
- B29C45/14639—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles for obtaining an insulating effect, e.g. for electrical components
- B29C45/14655—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles for obtaining an insulating effect, e.g. for electrical components connected to or mounted on a carrier, e.g. lead frame
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 半導体チップがインナーリードボンディング
されたフィルムキャリアにモールド体を形成する手段を
提供する。 【構成】 下型21とモールド用樹脂供給部41の間に
あって、この下型上21に位置決めされたフィルムキャ
リア1の側端部の上面を覆うカバー部31bを有する昇
降自在な湯道形成用ブロック31と、このブロック31
の昇降駆動手段37とを設け、且つ上記上型の下面にこ
のブロック31の頭部31aが嵌入して湯道を形成する
凹入部34を凹設した。
されたフィルムキャリアにモールド体を形成する手段を
提供する。 【構成】 下型21とモールド用樹脂供給部41の間に
あって、この下型上21に位置決めされたフィルムキャ
リア1の側端部の上面を覆うカバー部31bを有する昇
降自在な湯道形成用ブロック31と、このブロック31
の昇降駆動手段37とを設け、且つ上記上型の下面にこ
のブロック31の頭部31aが嵌入して湯道を形成する
凹入部34を凹設した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はタブデバイスのモールド
プレス装置に係り、詳しくは、フィルムキャリアにイン
ナーリードボンディングされた半導体チップをモールド
するモールド体を形成するための装置に関する。
プレス装置に係り、詳しくは、フィルムキャリアにイン
ナーリードボンディングされた半導体チップをモールド
するモールド体を形成するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フィルムキャリアに半導体チップをイン
ナーリードボンディングした後、このフィルムキャリア
のリード部を金型により打ち抜いてデバイスを製造する
ことはTAB法として知られている。また、フィルムキ
ャリアにインナーリードボンディングされた半導体チッ
プは、一般に樹脂のポッティング手段により保護され
る。図7は、従来手段により形成されたタブ(TAB)
デバイスDを示すものであって、Pは半導体チップ、L
はフィルムキャリアを打ち抜いて成形されたリード、5
1はポッティング手段により塗布された樹脂である。こ
の樹脂51は半導体チップPを保護するとともに、リー
ドLと半導体チップPの接合部を接着する。
ナーリードボンディングした後、このフィルムキャリア
のリード部を金型により打ち抜いてデバイスを製造する
ことはTAB法として知られている。また、フィルムキ
ャリアにインナーリードボンディングされた半導体チッ
プは、一般に樹脂のポッティング手段により保護され
る。図7は、従来手段により形成されたタブ(TAB)
デバイスDを示すものであって、Pは半導体チップ、L
はフィルムキャリアを打ち抜いて成形されたリード、5
1はポッティング手段により塗布された樹脂である。こ
の樹脂51は半導体チップPを保護するとともに、リー
ドLと半導体チップPの接合部を接着する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが樹脂のポッテ
ィング手段では、樹脂51は半導体チップPからはがれ
やすいものであり、またポッティング手段では樹脂51
の塗布量が安定せず、更には樹脂51表面の凹凸のため
に、マウンターにより基板に搭載する際に、移載ヘッド
のノズルに吸着しにくい等の問題点があった。
ィング手段では、樹脂51は半導体チップPからはがれ
やすいものであり、またポッティング手段では樹脂51
の塗布量が安定せず、更には樹脂51表面の凹凸のため
に、マウンターにより基板に搭載する際に、移載ヘッド
のノズルに吸着しにくい等の問題点があった。
【0004】上記問題点を解消する手段として、リード
フレームからQFP,SOPなどのデバイスを製造する
場合と同様に、上記ポッティング手段に替えて、モール
ドプレス手段により、半導体チップをモールドするモー
ルド体を形成することが考えられる。
フレームからQFP,SOPなどのデバイスを製造する
場合と同様に、上記ポッティング手段に替えて、モール
ドプレス手段により、半導体チップをモールドするモー
ルド体を形成することが考えられる。
【0005】ところが従来のモールドプレス手段をその
まま適用してフィルムキャリアにモールド体を形成する
と、湯道を通る溶融樹脂がフィルムキャリアのリード部
に付着し、この付着した樹脂が打抜き用金型によるリー
ド部の打ち抜きの障害物となり、打ち抜きがきわめて困
難若しくは不能となる。更には樹脂の一部がフィルムキ
ャリアのスプロケット孔内に付着し、フィルムキャリア
のスプロケットによるピッチ送りが困難となり、あるい
はスプロケット孔内に付着した樹脂がスプロケットのピ
ンより押し出されてリード部に付着し、金型によるリー
ド部の打ち抜きが益々困難となる問題点を生じる。
まま適用してフィルムキャリアにモールド体を形成する
と、湯道を通る溶融樹脂がフィルムキャリアのリード部
に付着し、この付着した樹脂が打抜き用金型によるリー
ド部の打ち抜きの障害物となり、打ち抜きがきわめて困
難若しくは不能となる。更には樹脂の一部がフィルムキ
ャリアのスプロケット孔内に付着し、フィルムキャリア
のスプロケットによるピッチ送りが困難となり、あるい
はスプロケット孔内に付着した樹脂がスプロケットのピ
ンより押し出されてリード部に付着し、金型によるリー
ド部の打ち抜きが益々困難となる問題点を生じる。
【0006】そこで本発明は、上記問題点を解消し、フ
ィルムキャリアにインナーリードボンディングされた半
導体チップを保護するモールド体を形成することを可能
とするモールドプレス装置を提供することを目的とす
る。
ィルムキャリアにインナーリードボンディングされた半
導体チップを保護するモールド体を形成することを可能
とするモールドプレス装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】このために本発明は、下
型上に位置決めされたフィルムキャリアの側端部の上面
を覆うカバー部を有する昇降自在な湯道形成用ブロック
と、このブロックの昇降駆動手段とを設け、且つ上記上
型の下面にこのブロックの頭部が嵌入して湯道を形成す
る凹入部を凹設したものである。
型上に位置決めされたフィルムキャリアの側端部の上面
を覆うカバー部を有する昇降自在な湯道形成用ブロック
と、このブロックの昇降駆動手段とを設け、且つ上記上
型の下面にこのブロックの頭部が嵌入して湯道を形成す
る凹入部を凹設したものである。
【0008】
【作用】上記構成によれば、フィルムキャリアの側端部
はブロックのカバー部に覆われ、このカバー部上を溶融
樹脂が通るので、フィルムキャリアに樹脂が付着するこ
とはなく、したがって金型によるリード部の打ち抜きが
支障なく行え、またスプロケット孔内に樹脂が付着する
こともない。
はブロックのカバー部に覆われ、このカバー部上を溶融
樹脂が通るので、フィルムキャリアに樹脂が付着するこ
とはなく、したがって金型によるリード部の打ち抜きが
支障なく行え、またスプロケット孔内に樹脂が付着する
こともない。
【0009】
【実施例】次に、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。
説明する。
【0010】図1はモールドプレス装置の斜視図であ
る。2は供給リール、3は巻取リールであり、供給リー
ル2に巻回されたフィルムキャリア1を巻取リール3に
巻き取りながら、モールドプレス作業を行う。
る。2は供給リール、3は巻取リールであり、供給リー
ル2に巻回されたフィルムキャリア1を巻取リール3に
巻き取りながら、モールドプレス作業を行う。
【0011】4はモールドプレス装置の本体テーブルで
あり、フィルムキャリア1の送行路には上型ベース5と
下型ベース6が設置されており、上型ベース5はガイド
シャフト7に沿って昇降する。8は昇降駆動用モータ、
9はギヤボックスである。10は層間紙11の巻取りリ
ールであり、供給リール2に巻回された層間紙11を巻
き取る。12は上型ベース5の下面に装着された上型、
13は下型ベース6の上面に装着された下型ホルダーで
ある。
あり、フィルムキャリア1の送行路には上型ベース5と
下型ベース6が設置されており、上型ベース5はガイド
シャフト7に沿って昇降する。8は昇降駆動用モータ、
9はギヤボックスである。10は層間紙11の巻取りリ
ールであり、供給リール2に巻回された層間紙11を巻
き取る。12は上型ベース5の下面に装着された上型、
13は下型ベース6の上面に装着された下型ホルダーで
ある。
【0012】図2は要部の断面図である。21は下型ホ
ルダー13にセットされた下型であり、その上面を上記
フィルムキャリア1がピッチ送りされる。Pはフィルム
キャリア1にインナーリードボンディングされた半導体
チップである。下型21上にはピン22が立設されてい
る。このピン22はフィルムキャリア1の側縁部に沿っ
て穿孔されたスプロケット孔に嵌入し、フィルムキャリ
ア1を下型21上のモールドプレス位置に位置決めす
る。25は上型12の下面に形成されたピン22の逃げ
用孔部であり、ピン22はこの孔部25に嵌入する。
ルダー13にセットされた下型であり、その上面を上記
フィルムキャリア1がピッチ送りされる。Pはフィルム
キャリア1にインナーリードボンディングされた半導体
チップである。下型21上にはピン22が立設されてい
る。このピン22はフィルムキャリア1の側縁部に沿っ
て穿孔されたスプロケット孔に嵌入し、フィルムキャリ
ア1を下型21上のモールドプレス位置に位置決めす
る。25は上型12の下面に形成されたピン22の逃げ
用孔部であり、ピン22はこの孔部25に嵌入する。
【0013】図5は、フィルムキャリア1のスプロケッ
ト孔1aにピン22を嵌入させて、フィルムキャリア1
をモールドプレス位置に位置決めする手段を示してい
る。15,16はフィルムキャリア1のガイドロールで
あり、それぞれシリンダ17,18のロッド17a,1
8aに支持されている。したがってロッド17a,18
aが突没すると、ガイドロール15,16は上下動し
て、スプロケット孔1aはピン22に嵌入し、またピン
22から抜け出す。なおフィルムキャリア1に対して下
型ホルダー13を上下動させることにより、ピン22を
ピン孔1aに挿脱させてもよい。
ト孔1aにピン22を嵌入させて、フィルムキャリア1
をモールドプレス位置に位置決めする手段を示してい
る。15,16はフィルムキャリア1のガイドロールで
あり、それぞれシリンダ17,18のロッド17a,1
8aに支持されている。したがってロッド17a,18
aが突没すると、ガイドロール15,16は上下動し
て、スプロケット孔1aはピン22に嵌入し、またピン
22から抜け出す。なおフィルムキャリア1に対して下
型ホルダー13を上下動させることにより、ピン22を
ピン孔1aに挿脱させてもよい。
【0014】図2において、下型21の上面には、溶融
樹脂が圧入されるキャビティ23が凹設されており、ま
たこのキャビティ23に対向する上型12の下面にもキ
ャビティ24が凹設されている。下型21は、コイルば
ね26に下方から昇降自在に弾支されている。また下型
21にはエジェクタピン27が貫通しており、半導体チ
ップPをモールドするモールド体を形成した後、上型1
2が上昇した状態で、このエジェクタピン27により、
モールド体を下方から突き上げる。28はエジェクタピ
ン27を上下動させるためのシリンダである。
樹脂が圧入されるキャビティ23が凹設されており、ま
たこのキャビティ23に対向する上型12の下面にもキ
ャビティ24が凹設されている。下型21は、コイルば
ね26に下方から昇降自在に弾支されている。また下型
21にはエジェクタピン27が貫通しており、半導体チ
ップPをモールドするモールド体を形成した後、上型1
2が上昇した状態で、このエジェクタピン27により、
モールド体を下方から突き上げる。28はエジェクタピ
ン27を上下動させるためのシリンダである。
【0015】図2において、31は下型21の側部に昇
降自在に配設された湯道形成用ブロックである。その頭
部31aは下型21の上方まで突出しており、且つこの
頭部31aにはフィルムキャリア1の側端部の上面を覆
うカバー部31bが一体的に突設されている。32はブ
ロック31を支持するシャフト、33は弾発用コイルば
ねである。また上型12の下面には、この頭部31aが
嵌入する凹入部34が凹設されている。この凹入部34
は通路35を介してキャビティ24に連続している。図
3に示すように、上型12が下降し頭部31aが凹入部
34に嵌入した状態で、この頭部31aと凹入部34に
より、キャビティ23,24に通じる湯道が形成され
る。
降自在に配設された湯道形成用ブロックである。その頭
部31aは下型21の上方まで突出しており、且つこの
頭部31aにはフィルムキャリア1の側端部の上面を覆
うカバー部31bが一体的に突設されている。32はブ
ロック31を支持するシャフト、33は弾発用コイルば
ねである。また上型12の下面には、この頭部31aが
嵌入する凹入部34が凹設されている。この凹入部34
は通路35を介してキャビティ24に連続している。図
3に示すように、上型12が下降し頭部31aが凹入部
34に嵌入した状態で、この頭部31aと凹入部34に
より、キャビティ23,24に通じる湯道が形成され
る。
【0016】図2において、41は合成樹脂から成るタ
ブレットであり、下型ホルダー13に形成された孔部4
2に収納されている。43はタブレット41の押し上げ
ピース、44は押し上げピンである。また上記ブロック
31と孔部42の間には、カル(湯道36に残存して硬
化した樹脂の残骸)の突き上げ用ピン45が設けられて
いる。46は弾発用コイルばねである。
ブレットであり、下型ホルダー13に形成された孔部4
2に収納されている。43はタブレット41の押し上げ
ピース、44は押し上げピンである。また上記ブロック
31と孔部42の間には、カル(湯道36に残存して硬
化した樹脂の残骸)の突き上げ用ピン45が設けられて
いる。46は弾発用コイルばねである。
【0017】下型ホルダー13の下方には台板47が配
設されており、この台板47上には、上記シャフト32
やピン45を突き上げるピン48,49が立設されてお
り、また上記ピン44はこの台板47に立設されてい
る。37はモータ、38は台板47に螺合するボールね
じであり、モータ37が駆動すると、台板47は上下動
する。図2,図3,図4は、動作順の要部を示すもので
あり、次に動作の説明を行う。
設されており、この台板47上には、上記シャフト32
やピン45を突き上げるピン48,49が立設されてお
り、また上記ピン44はこの台板47に立設されてい
る。37はモータ、38は台板47に螺合するボールね
じであり、モータ37が駆動すると、台板47は上下動
する。図2,図3,図4は、動作順の要部を示すもので
あり、次に動作の説明を行う。
【0018】図2に示すように、フィルムキャリア1が
下型21上に位置決めされると、上型12が下降し、下
型21と上型12の間にフィルムキャリア1上の半導体
チップPが密閉される(同図鎖線参照)。次に図3に示
すように、モータ37が駆動して台板47が上昇する
と、加熱手段(図外)により予め加熱溶融されたタブレ
ット41の溶融樹脂はピース43に押し上げられて湯道
36を通り、更にブロック31の頭部31aと凹入部3
4で形成される湯道を通って、キャビティ23,24に
圧入される。この時、フィルムキャリア1の側端部はブ
ロック31のカバー部31bに覆われているので、湯道
を流れる溶融樹脂はこの側端部に付着しない。
下型21上に位置決めされると、上型12が下降し、下
型21と上型12の間にフィルムキャリア1上の半導体
チップPが密閉される(同図鎖線参照)。次に図3に示
すように、モータ37が駆動して台板47が上昇する
と、加熱手段(図外)により予め加熱溶融されたタブレ
ット41の溶融樹脂はピース43に押し上げられて湯道
36を通り、更にブロック31の頭部31aと凹入部3
4で形成される湯道を通って、キャビティ23,24に
圧入される。この時、フィルムキャリア1の側端部はブ
ロック31のカバー部31bに覆われているので、湯道
を流れる溶融樹脂はこの側端部に付着しない。
【0019】次にキャビティ23,24内の樹脂が硬化
すると、図4に示すように上型12を上昇させ、モータ
37を回転させる。するとブロック31,ピース43,
ピン45は上昇し、湯道で硬化した樹脂の残骸(カル)
41aを押し上げる。次いでシリンダ28が作動して、
エジェクタピン27はキャビティ23,24内のモール
ド体41bを突き上げ、フィルムキャリア1は下型21
から浮き上がり、またスプロケット孔1aはピン22か
ら離脱する。この状態でリール2,3は回転し、フィル
ムキャリア1は巻取リール3に巻き取られるとともに、
供給リール2から導出され、上記と同様の動作が繰り返
される。なお図4に示すように、ブロック31が上昇し
た状態で、カバー部31bはフィルムキャリア1の送行
の障害にならないように、フィルムキャリア1の上方へ
浮き上る。
すると、図4に示すように上型12を上昇させ、モータ
37を回転させる。するとブロック31,ピース43,
ピン45は上昇し、湯道で硬化した樹脂の残骸(カル)
41aを押し上げる。次いでシリンダ28が作動して、
エジェクタピン27はキャビティ23,24内のモール
ド体41bを突き上げ、フィルムキャリア1は下型21
から浮き上がり、またスプロケット孔1aはピン22か
ら離脱する。この状態でリール2,3は回転し、フィル
ムキャリア1は巻取リール3に巻き取られるとともに、
供給リール2から導出され、上記と同様の動作が繰り返
される。なお図4に示すように、ブロック31が上昇し
た状態で、カバー部31bはフィルムキャリア1の送行
の障害にならないように、フィルムキャリア1の上方へ
浮き上る。
【0020】上述のようにモールドプレスを行う際に
は、フィルムキャリア1の上面側端部は、ブロック31
のカバー部31bにより覆われているで、フィルムキャ
リア1のリード部やスプロケット孔1aに樹脂が付着す
ることはなく、したがって後工程において、打抜き用金
型によりこのリード部を支障なく打ち抜いて、タブデバ
イスを得ることができる。図6は上記方法により製造さ
れたタブデバイスDを示しており、半導体チップPはモ
ールド体41bによりモールドされている。
は、フィルムキャリア1の上面側端部は、ブロック31
のカバー部31bにより覆われているで、フィルムキャ
リア1のリード部やスプロケット孔1aに樹脂が付着す
ることはなく、したがって後工程において、打抜き用金
型によりこのリード部を支障なく打ち抜いて、タブデバ
イスを得ることができる。図6は上記方法により製造さ
れたタブデバイスDを示しており、半導体チップPはモ
ールド体41bによりモールドされている。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、半
導体チップがインナーリードボンディングされたフィル
ムキャリアにモールド体を形成することができ、しかも
フィルムキャリアのリード部やスプロケット孔に溶融し
た樹脂が付着することはないので、後工程において打抜
き用金型によりリード部を支障なく打ち抜くことがで
き、且つスプロケットによるフィルムキャリアのピッチ
送りも支障なく行える。
導体チップがインナーリードボンディングされたフィル
ムキャリアにモールド体を形成することができ、しかも
フィルムキャリアのリード部やスプロケット孔に溶融し
た樹脂が付着することはないので、後工程において打抜
き用金型によりリード部を支障なく打ち抜くことがで
き、且つスプロケットによるフィルムキャリアのピッチ
送りも支障なく行える。
【図1】本発明に係るモールドプレス装置の斜視図
【図2】本発明に係るモールドプレス装置の要部断面図
【図3】本発明に係るモールドプレス装置の要部断面図
【図4】本発明に係るモールドプレス装置の要部断面図
【図5】本発明に係るモールドプレスシステムの全体側
面図
面図
【図6】本発明に係るタブデバイスの断面図
【図7】従来のタブデバイスの断面図
【符号の説明】 1 フィルムキャリア 12 上型 21 下型 31 湯道形成用ブロック 31a 頭部 31b カバー部 34 凹入部 37 昇降駆動手段 42 樹脂の供給部 D タブ(TAB)デバイス
Claims (1)
- 【請求項1】フィルムキャリアの送行路に設けられた上
型及び下型と、この下型とモールド用樹脂供給部の間に
あって、この下型上に位置決めされたフィルムキャリア
の側端部の上面を覆うカバー部を有する昇降自在な湯道
形成用ブロックと、このブロックの昇降駆動手段とを備
え、且つ上記上型の下面にこのブロックの頭部が嵌入し
て湯道を形成する凹入部を凹設したことを特徴とするタ
ブデバイスのモールドプレス装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30738791A JP3008610B2 (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | タブデバイスのモールドプレス装置およびモールドプレス方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30738791A JP3008610B2 (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | タブデバイスのモールドプレス装置およびモールドプレス方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05144862A true JPH05144862A (ja) | 1993-06-11 |
JP3008610B2 JP3008610B2 (ja) | 2000-02-14 |
Family
ID=17968441
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30738791A Expired - Fee Related JP3008610B2 (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | タブデバイスのモールドプレス装置およびモールドプレス方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3008610B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07211739A (ja) * | 1994-01-18 | 1995-08-11 | Citizen Watch Co Ltd | Icを実装した回路基板の樹脂封止方法及びその成形金型 |
EP0688650A1 (en) * | 1994-01-13 | 1995-12-27 | Citizen Watch Co. Ltd. | Method of resin-sealing semiconductor devices |
EP1689050A1 (en) * | 2005-02-04 | 2006-08-09 | Meioukasei Co., Ltd. | Method and apparatus for terminal row insert molding |
CN114619622A (zh) * | 2022-03-10 | 2022-06-14 | 深圳市维嘉美橡塑电子有限公司 | 一种能够自动进料的硅胶注塑装置 |
-
1991
- 1991-11-22 JP JP30738791A patent/JP3008610B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0688650A1 (en) * | 1994-01-13 | 1995-12-27 | Citizen Watch Co. Ltd. | Method of resin-sealing semiconductor devices |
EP0688650A4 (en) * | 1994-01-13 | 1997-06-11 | Citizen Watch Co Ltd | RESIN WELDING PROCESS OF SEMICONDUCTOR DEVICES |
JPH07211739A (ja) * | 1994-01-18 | 1995-08-11 | Citizen Watch Co Ltd | Icを実装した回路基板の樹脂封止方法及びその成形金型 |
EP1689050A1 (en) * | 2005-02-04 | 2006-08-09 | Meioukasei Co., Ltd. | Method and apparatus for terminal row insert molding |
CN114619622A (zh) * | 2022-03-10 | 2022-06-14 | 深圳市维嘉美橡塑电子有限公司 | 一种能够自动进料的硅胶注塑装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3008610B2 (ja) | 2000-02-14 |
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