JP3039317B2 - リードフレーム用絶縁テープの打抜き金型装置 - Google Patents

リードフレーム用絶縁テープの打抜き金型装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リードフレームで使用
される絶縁テープを製造する打抜き金型装置に関し、特
に内抜き部を有する枠形状の絶縁テープを製造する打抜
き金型装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体実装において、ワイヤボンディン
グ方式のリードフレームにおけるインナリード固定用絶
縁テープや、フィルムマウント型リードフレームにおけ
る半導体マウント用絶縁テープや、放熱板付きリードフ
レームにおける放熱板固定用絶縁テープ、あるいは、多
層リードフレームにおける接地、電源プレーン固定用絶
縁テープなどとして使用される絶縁テープは、一般に、
両面にホットメルト型接着剤が塗布されたポリイミド樹
脂等による樹脂テープにより構成され、多くは内抜き部
を有する枠形状をなしている。
【0003】図5はインナリード固定用絶縁テープの使
用例を例示している。リードフレームFは半導体チップ
が載置される正方形のアイランド部Iを中央部に有し、
アイランド部Iは四隅を微細幅ブリッジbによりリード
フレームFの本体枠部fで支持されている。インナリー
ド部Riはアイランド部Iの各辺に沿って微細ピッチを
もって配列されており、このインナリード部Riの先端
部はアイランド部Iの各辺に隣接した位置にて加工途中
における変形防止のために相互接続片cにより接続され
ている。
【0004】インナリード固定用絶縁テープTは、アイ
ランド部Iより一回り大きい正方形の内抜き部を有する
四角枠状をなしており、インナリード部Riの先端近傍
部にホットタックにより貼り付けられ、インナリード部
Riの先端近傍を相互に絶縁状態で接続し、インナリー
ド部Riの変形、特にピッチ変動を防止している。相互
接続片cはインナリード固定用絶縁テープTの貼り付け
後に切断除去されるが、インナリード固定用絶縁テープ
Tは、取り除かれることはなく、ワイヤボンディング完
了後に半導体およびワイヤボンディング部を封止する樹
脂内にはめ込まれる。また、フィルムマウント型リード
フレームにおいては、リードフレームに半導体チップを
搭載する際に、樹脂テープを用い、リードフレームと半
導体チップを接着する。形状としては、テープが吸湿す
るため、なるべくテープの面積を小さくする必要がある
等の理由から、内抜き部を有する枠形状が好ましく用い
られる。放熱板付きリードフレームにおいては、リード
フレームのアイランドもしくはインナーリードの先端付
近部に、内抜き部を有する枠形状の樹脂テープを用い放
熱板を貼り合わせる。放熱板としてはリードフレーム部
と同材質のものや、銅合金板が用いられる。多層リード
フレームは、リードフレームのアイランドもしくはイン
ナーリードの先端付近部に、やはり内抜き部を有する枠
形状の樹脂テープを用い、電源板または接地板、あるい
はその両方を貼り合わせるものである。
【0005】従来、この種のリードフレーム用絶縁テー
プの製造は、長尺の素材テープを先ず第一ステーション
に送り、第一ステーションにて素材テープに内抜き加工
を行い、次に素材テープをテープ長手方向に定寸送りし
て第二ステーションへ搬送し、第二ステーションにて内
抜き加工部の外側に外抜き加工を行うトランスファプレ
ス方式により行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】リードフレーム用絶縁
テープにおいては、テープ枠幅の寸法精度は、今まで±
0.2mm程度を要求され、近年は半導体の超集積化、
小型化により、それ以上の寸法精度、例えば、0.1m
m程度の寸法精度を要求される傾向がある。しかしなが
ら、トランスファプレス方式による絶縁テープの製造で
は、テープ枠幅の寸法精度は、第一ステーションと第二
ステーシュンとの間の素材テープの送り精度に依存し、
従来のトランスファプレス方式における送り精度は、±
0.2mm程度が限度になっている。従って、従来のト
ランスファプレス方式における送り精度を現状より上げ
ることは不可能ではないにしても極めて困難で、また、
生産性を低下することになると考えられる。本発明は上
述の如き問題点に着目してなされたものであり、本発明
は、生産性よく寸法精度の高いリードフレーム用絶縁テ
ープを製造する打抜き金型装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、絶縁性の長尺な素材テープからリードフレー
ム用の枠状の絶縁テープを打抜く打抜き金型装置であっ
て、外抜き用金型と、前記外抜き用金型に設けられ素材
テープをその長手方向に搬送可能で素材テープの厚み方
向の動きを規制する素材テープの搬送路と、前記絶縁テ
ープの外郭形状と同一形状で前記外抜き用金型の搬送路
に臨む部分に設けられた外抜き用ホールと、前記外抜き
用ホール内に移動可能に配置され前記絶縁テープと同一
の外郭形状と内郭形状を有する第1内抜き用金型と、前
記第1内抜き用金型の内郭形状をなす内抜き用ホール
と、前記第1内抜き用金型を前記外抜き用ホール内で移
動させる駆動手段と、前記外抜き用金型に対向しかつ前
記第1内抜き用金型と軸心を合致させて配置され前記絶
縁テープの内郭形状と同一形状を有する第2内抜き用金
型と、前記絶縁テープと同一の外郭形状と内郭形状を有
し前記第2内抜き用金型の外面に移動可能に嵌合される
スリーブと、前記スリーブを前記外抜き用金型側に付勢
する付勢手段と、前記スリーブに当接しスリーブの前記
外抜き用金型側への最大限進出位置を決定するストッパ
手段とを備えることを特徴とする。
【0008】また、本発明は、前記外抜き用金型の上方
に前記第2内抜き用金型が配置されることを特徴とす
る。また、本発明は、前記スリーブが前記第1内抜き用
金型に臨む先端面には空気吸引口が開口されていること
を特徴とする。また、本発明は、前記第2内抜き用金型
側にはストリッパブロックが設けられ、ストリッパブロ
ックが外抜き用金型に当接した状態で、前記外抜き用ホ
ール内に前記第2内抜き用金型とスリーブが進入するこ
とを特徴とする。また、本発明は、前記外抜き用ホール
内に前記第2内抜き用金型とスリーブが進入した状態
で、前記第2内抜き用金型の先端面とスリーブの先端面
は同一面となることを特徴とする。
【0009】また、本発明は、前記第2内抜き用金型と
スリーブは上下左右に移動可能な移送アームにより支持
されていることを特徴とする。また、本発明は、前記移
送アームには、スリーブが前記最大限進出位置よりも前
記外抜き用金型から離れる方向に移動した位置で、該位
置にスリーブを保持するクリック機構が設けられている
ことを特徴とする。また、本発明は、前記移送アームに
は、前記スリーブに当接可能なクリック解除ピンが前記
スリーブの軸心と平行する方向に移動可能に設けられて
いることを特徴とする。
【0010】
【作用】打ち抜き工程では、まず、第1内抜き用金型が
溝部の素材テープから離れた箇所に位置し、第2内抜き
用金型とスリーブが第1外抜き用金型の外抜き用ホール
に進入している。次いで、第1内抜き用金型が第2内抜
き用金型側に移動し、絶縁テープの外郭打抜きが行われ
る。次いで、第1内抜き用金型が更に移動することで、
第1内抜き用金型と第2内抜き用金型との間に、前記外
郭打抜きされた絶縁テープが挟まれる。次いで、第1内
抜き用金型が更に移動することで、第1内抜き用金型の
内抜き用ホールに第2内抜き用金型が進入し、スリーブ
が後退して絶縁テープの内郭打抜きが行われる。すなわ
ち、一つの打抜き加工位置において枠状の絶縁テープT
が製造される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1〜図4は本発明による打抜き金型装置
の一実施例を示している。打抜き金型装置は固定配置の
ベース部材1を有し、ベース部材1は第1外抜き用金型
3と第2外抜き用金型5とを固定支持している。第1外
抜き用金型3と第2外抜き用金型5は、絶縁テープTの
外郭形状と同一形状の外抜き用ホール7を有し、外抜き
用ホール7は第1外抜き用金型3と第2外抜き用金型5
を上下に貫通している。第2外抜き用金型5は、第1外
抜き用金型3の底面に配置され、第2外抜き用金型5に
形成された溝部9の底面上に素材テープMが載置され、
前記外抜き用ホール7は溝部9の底面の中央を貫通して
いる。素材テープMは長尺で、この素材テープMは溝部
9内で紙面を貫通する方向に送られ、実施例では、溝部
9と第1外抜き用金型3の底面により素材テープMの搬
送路が構成されている。
【0012】前記外抜き用ホール7には中空形状の第1
内抜き用金型13が上下動可能に嵌合している。第1内
抜き用金型13は、図示されていない駆動手段により上
下方向に往復駆動され、絶縁テープTと同一の外郭形状
と内郭形状で形成されている。そして、第1内抜き用金
型13の前記内郭形状は内抜き用ホール17で構成さ
れ、第1内抜き用金型13が第1外抜き用金型3の外抜
き用ホール7内に進入することにより絶縁テープTの外
郭打抜きを行う。
【0013】打ち抜き工程では、ベース部材1の上方に
移送アーム19が位置する。移送アーム19は第2内抜
き用金型21を、その軸心を第1内抜き用金型13に合
致させて下向きに固定支持している。第2内抜き用金型
21は、絶縁テープTと同一の内郭形状を有し、第1内
抜き用金型13の内抜き用ホール17内に進入すること
により絶縁テープTの内郭打抜きを行う。
【0014】第2内抜き用金型21の外側にはノックア
ウトスリーブ23が上下動可能に嵌合している。ノック
アウトスリーブ23は、絶縁テープTと同一の外郭形状
と内郭形状で形成されている。ノックアウトスリーブ2
3は、第1内抜き用金型13の先端面13aと対向する
ノックアウト面23aを有し、移送アーム19に固定さ
れているストリッパブロック25とフランジ部23bが
当接することにより、第1内抜き用金型13側に最大限
進出する最大限進出位置が設定される。この最大限進出
位置は、図1に示されているように、ノックアウト面2
3aが第2内抜き用金型21の先端面21aと面一で、
ストリッパブロック25の先端面25aより少しだけ下
方に変位している。
【0015】打ち抜き工程では、図1に示されているよ
うに、ストリッパブロック25の先端面25aが第1外
抜き用金型3の上面3aに当接することにより、ノック
アウトスリーブ23が第1外抜き用金型3の外抜き用ホ
ール7に嵌合する。この嵌合によって第1外抜き用金型
3、第1内抜き用金型13に対する第2内抜き用金型2
1の位置決めが機械的に高精度に行われる。
【0016】移送アーム19にはノックアウトスリーブ
23の受け入れ孔27が形成され、受け入れ孔27内に
ノックアウトばね29が設けられている。ノックアウト
ばね29はノックアウトスリーブ23を第1内抜き用金
型13の側へ、即ち初期位置へ向けて付勢している。移
送アーム19にはばね31のばね力によってノックアウ
トスリーブ23の外周面へ向けて付勢されたクリックボ
ール33が設けられている。クリックボール33は、ノ
ックアウトスリーブ23が初期位置より所定量上昇した
後退位置(図3参照)に位置することにより、ノックア
ウトスリーブ23の外周面に形成されているクリック係
合溝35に係合し、クリックストッパとしてノックアウ
トスリーブ23を後退位置に保持し、これによりノック
アウトスリーブ23のクリック機構が構成される。
【0017】移送アーム19の上方部には支持部材37
が設けられ、支持部材37にはマウントブロック39に
よってクリック解除ピン41が取り付けられている。ク
リック解除ピン41は移送アーム19に形成された係合
孔43に挿入され先端にてノックアウトスリーブ23の
上面と対向し、支持部材37が降下することによりノッ
クアウトスリーブ23を下方に押してクリックボール3
3によるノックアウトスリーブ23の保持を解除する。
【0018】ノックアウトスリーブ23はノックアウト
面23aに開口した空気吸引口45を有している。空気
吸引口45は、空気通路47をもって移送アーム19の
空気通路49と連通し、図示されていない真空ポンプに
より負圧、即ち空気吸引力が空気吸引口45に作用す
る。
【0019】移送アーム19は、図1〜3に示されてい
る打抜き加工位置と、図4に示されているように、絶縁
テープTをリードフレームFに接着する接着位置との間
で移動される。接着位置には、ヒートブロック51が配
置されており、ヒートブロック51上にリードフレーム
Fが位置決め載置される。
【0020】次に図1〜図4を参照して打抜き金型装置
による絶縁テープの打抜き加工工程を説明する。図1に
示されている打抜き加工の初期状態、即ち、第1内抜き
用金型13が溝部9の素材テープMより下方に位置し、
移送アーム19が打抜き加工位置にあって、ストリッパ
ブロック25の先端面25aが第1外抜き用金型3の上
面3aに当接してノックアウトスリーブ23が第1外抜
き用金型3の外抜き用ホール7に嵌合し、第1内抜き用
金型13に対して第2内抜き用金型21の位置決めがな
されている状態において、先ず溝部9の素材テープMが
パルスモータ駆動の図示されていないテープ送り機構に
よって定寸送りされる。
【0021】この定寸送りが完了すると、第1内抜き用
金型13の上昇移動が開始され、この上昇移動により第
1内抜き用金型13が第1外抜き用金型3との間に素材
テープMを挟み、図2に示されているように、第1内抜
き用金型13が第1外抜き用金型3の外抜き用ホール7
内に進入することにより、素材テープMより絶縁テープ
Tの外郭打抜きが行われる。そして、素材テープMの外
郭部分は溝部9に残り、外郭打抜きされた絶縁テープT
が第1内抜き用金型13の上面13aに載せられた状態
で、第1内抜き用金型13の上昇移動に伴い外抜き用ホ
ール7内を上昇移動する。
【0022】更に、第1内抜き用金型13が上昇移動す
ることにより、第1内抜き用金型13と第2内抜き用金
型21との間で絶縁テープTを挟み、図3に示されてい
るように、第1内抜き用金型13の内抜き用ホール17
に第2内抜き用金型21を受け入れることにより、換言
すれば、第2内抜き用金型21が内抜き用ホール17内
に進入することにより絶縁テープTの内郭打抜きが行わ
れる。これにより一つの打抜き加工位置にて材料送りす
ることなく枠状の絶縁テープTが完成し、寸法精度、特
にテープ枠幅の寸法精度が高い絶縁テープTが効率良く
製造される。
【0023】内抜き用ホール17に第2内抜き用金型2
1を受け入れることに伴い、絶縁テープTが第1内抜き
用金型13の先端面13aとノックアウトスリーブ23
のノックアウト面23aとの間に挟まれ、ノックアウト
スリーブ23がノックアウトばね29のばね力に抗して
後退移動(上昇移動)する。図3に示されているよう
に、絶縁テープTの内郭打抜きが完了した時点では、ノ
ックアウトスリーブ23が後退位置に位置することによ
りクリックボール33がクリック係合溝35に係合し、
この係合によりノックアウトスリーブ23がその後退位
置に保持される。また、この時には空気吸引口45が空
気吸引することにより、第2内抜き用金型21の外周に
嵌合している枠状の絶縁テープTがノックアウトスリー
ブ23のノックアウト面23aに真空吸引式に吸着され
る。したがって内郭打抜き後に第1内抜き用金型13が
元の位置に降下移動しても、絶縁テープTがノックアウ
トスリーブ23より吸着保持される。
【0024】この後に、移送アーム19が、図4に示さ
れているように、接着位置へ移動する。この移動により
絶縁テープTがノックアウトスリーブ23より保持され
た状態で、接着位置に移送される。この移送完了後、空
気吸引口45による絶縁テープTの空気吸引を解除する
と共に、支持部材37を降下移動させてクリック解除ピ
ン41によりノックアウトスリーブ23を下側に押し、
クリックボール33によるノックアウトスリーブ23の
保持を解除する。これによりノックアウトスリーブ23
がノックアウトばね29のばね力により当初の位置に戻
り、第2内抜き用金型21の外周に嵌合していた絶縁テ
ープTが第2内抜き用金型21から抜き出され、絶縁テ
ープTがヒートブロック51上に位置決め載置されてい
るリードフレームF上に位置決めローディングされる。
【0025】なお、ストリッパブロック25に、図4に
想像線で示されているように、位置決めピン53を設け
ておくと、上述の接着位置において、位置決めピン53
をヒートブロック51の位置決め係合孔55に係合する
ことにより、接着位置における絶縁テープTの位置決め
が高精度に行われる。また、この絶縁テープTの移送と
は別に、第1内抜き用金型13が降下位置に戻ると次の
打抜き加工のために、溝部9内の素材テープMが定寸送
りされる。
【0026】なお、実施例では、第1内抜き用金型13
の移動のみにより、絶縁テープTの外郭打抜きと内郭打
抜きとを順に行うようにしたが、第2内抜き用金型21
を移動させて内抜き用ホール17内に進入させ、内郭打
抜きを行うようにすることも可能である。
【0027】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明
は、絶縁材料製の長尺な素材テープからリードフレーム
用の枠状の絶縁テープを打抜く打抜き金型装置であっ
て、外抜き用金型と、前記外抜き用金型に設けられ素材
テープをその長手方向に搬送可能で素材テープの厚み方
向の動きを規制する素材テープの搬送路と、前記絶縁テ
ープの外郭形状と同一形状で前記外抜き用金型の搬送路
に臨む部分に設けられた外抜き用ホールと、前記外抜き
用ホール内に移動可能に配置され前記絶縁テープと同一
の外郭形状と内郭形状を有する第1内抜き用金型と、前
記第1内抜き用金型の内郭形状をなす内抜き用ホール
と、前記第1内抜き用金型を前記外抜き用ホール内で移
動させる駆動手段と、前記外抜き用金型に対向しかつ前
記第1内抜き用金型と軸心を合致させて配置され前記絶
縁テープの内郭形状と同一形状を有する第2内抜き用金
型と、前記絶縁テープと同一の外郭形状と内郭形状を有
し前記第2内抜き用金型の外周面に移動可能に嵌合され
るスリーブと、前記スリーブを前記外抜き用金型側に付
勢する付勢手段と、前記スリーブに当接しスリーブの前
記外抜き用金型側への最大限進出位置を決定するストッ
パ手段とを備える構成とした。そのため、一つの打抜き
加工位置で外郭打抜きと内郭打抜きを行って枠状の絶縁
テープが得られ、生産性よく寸法精度の高いリードフレ
ーム用絶縁テープを製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるリードフレーム用絶縁テープの打
抜き金型装置の初期状態の縦断面図である。
【図2】本発明によるリードフレーム用絶縁テープの打
抜き金型装置の外郭打抜き状態の縦断面図である。
【図3】本発明によるリードフレーム用絶縁テープの打
抜き金型装置の内郭打抜き状態の縦断面図である。
【図4】本発明によるリードフレーム用絶縁テープの打
抜き金型装置による接着状態の縦断面図である。
【図5】インナリード固定用絶縁テープの使用例を例示
するリードフレームの平面図である。
【符号の説明】
1 ベース部材 3 第1外抜き用金型 5 第2外抜き用金型 T 絶縁テープ M 素材テープ 7 外抜き用ホール 13 第1内抜き用金型 17 内抜き用ホール 19 移送アーム 21 第2内抜き用金型 23 ノックアウトスリーブ 25 ストリッパブロック 29 ノックアウトばね 33 クリックボール 37 移送アーム 41 クリック解除ピン

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性の長尺な素材テープからリードフ
    レーム用の枠状の絶縁テープを打抜く打抜き金型装置で
    あって、 外抜き用金型と、 前記外抜き用金型に設けられ素材テープをその長手方向
    に搬送可能で素材テープの厚み方向の動きを規制する素
    材テープの搬送路と、 前記絶縁テープの外郭形状と同一形状で前記外抜き用金
    型の搬送路に臨む部分に設けられた外抜き用ホールと、 前記外抜き用ホール内に移動可能に配置され前記絶縁テ
    ープと同一の外郭形状と内郭形状を有する第1内抜き用
    金型と、 前記第1内抜き用金型の内郭形状をなす内抜き用ホール
    と、 前記第1内抜き用金型を前記外抜き用ホール内で移動さ
    せる駆動手段と、 前記外抜き用金型に対向しかつ前記第1内抜き用金型と
    軸心を合致させて配置され前記絶縁テープの内郭形状と
    同一形状を有する第2内抜き用金型と、 前記絶縁テープと同一の外郭形状と内郭形状を有し前記
    第2内抜き用金型の外面に移動可能に嵌合されるスリー
    ブと、 前記スリーブを前記外抜き用金型側に付勢する付勢手段
    と、 前記スリーブに当接しスリーブの前記外抜き用金型側へ
    の最大限進出位置を決定するストッパ手段と、 を備えることを特徴とするリードフレーム用絶縁テープ
    の打抜き金型装置。
  2. 【請求項2】 前記外抜き用金型の上方に前記第2内抜
    き用金型が配置される請求項1記載のリードフレーム用
    絶縁テープの打抜き金型装置。
  3. 【請求項3】 前記スリーブが前記第1内抜き用金型に
    臨む先端面には空気吸引口が開口されている請求項1ま
    たは2記載のリードフレーム用絶縁テープの打抜き金型
    装置。
  4. 【請求項4】 前記第2内抜き用金型側にはストリッパ
    ブロックが設けられ、ストリッパブロックが外抜き用金
    型に当接した状態で、前記外抜き用ホール内に前記第2
    内抜き用金型とスリーブが進入する請求項1,2または
    3記載のリードフレーム用絶縁テープの打抜き金型装
    置。
  5. 【請求項5】 前記外抜き用ホール内に前記第2内抜き
    用金型とスリーブが進入した状態で、前記第2内抜き用
    金型の先端面とスリーブの先端面は同一面となる請求項
    4記載のリードフレーム用絶縁テープの打抜き金型装
    置。
  6. 【請求項6】 前記第2内抜き用金型とスリーブは上下
    左右に移動可能な移送アームにより支持されている請求
    項1,2,3,4または5記載のリードフレーム用絶縁
    テープの打抜き金型装置。
  7. 【請求項7】 前記移送アームには、スリーブが前記最
    大限進出位置よりも前記外抜き用金型から離れる方向に
    移動した位置で、該位置にスリーブを保持するクリック
    機構が設けられている請求項1,2,3,4,5または
    6記載のリードフレーム用絶縁テープの打抜き金型装
    置。
  8. 【請求項8】 前記移送アームには、前記スリーブに当
    接可能なクリック解除ピンが前記スリーブの軸心と平行
    する方向に移動可能に設けられている請求項7記載のリ
    ードフレーム用絶縁テープの打抜き金型装置。
JP9978195A 1995-03-31 1995-03-31 リードフレーム用絶縁テープの打抜き金型装置 Expired - Fee Related JP3039317B2 (ja)

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