JPH05144808A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH05144808A
JPH05144808A JP30762691A JP30762691A JPH05144808A JP H05144808 A JPH05144808 A JP H05144808A JP 30762691 A JP30762691 A JP 30762691A JP 30762691 A JP30762691 A JP 30762691A JP H05144808 A JPH05144808 A JP H05144808A
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JP
Japan
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insulating film
contact hole
diffusion barrier
conductor
copper wire
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JP30762691A
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English (en)
Inventor
Motohiro Suwa
元大 諏訪
Shinichi Fukada
晋一 深田
Kazue Kudo
一恵 工藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体装置用薄膜配線に銅配線8を用いる場
合において、銅による半導体1の汚染を防止し、かつ配
線抵抗が低い配線を用いた半導体装置を提供する。 【構成】 コンタクトホ−ル4に埋め込んだ導体5の上
部にコンタクトホ−ルより広い拡散バリア層6を埋め込
み導体5の端部を被うように形成する。この上に接着層
7と銅配線8を形成する。 【効果】 絶縁膜3と、埋め込み導体5界面の銅8の速
い拡散を防止し、かつ配線抵抗を増加させない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、Cu配線を用いた高速
動作可能な高集積の半導体装置及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来半導体装置には、その薄膜配線とし
てAlを主成分とする配線が用いられてきた。しかしな
がら、半導体装置の高集積化に伴う配線の微細化によ
り、配線が、絶縁膜から受ける応力により断線してしま
うストレスマイグレーション、及び高電流密度通電によ
り断線するエレクトロマイグレーションという現象が問
題となってきた。この問題に対応するためAl配線を合
金化したり、Alと高融点金属を積層したりといった方
法が講じられてきた。しかしながらこれらの技術を用い
ても十分な信頼性が確保できないほど近年の半導体装置
は高集積化している。
【0003】そこで近年、Alよりも低抵抗で、ストレ
スマイグレーションにもエレクトロマイグレーションに
も強いCuを主成分とする配線を、半導体装置に用いる
ことが検討されている。しかしながらCuは、Alと異
なり、Si表面への拡散により、わずかでも存在する
と、その特性を劣化する。そこで特開昭63−299250号公
報のように、Cu配線の下部にバリア膜を敷くことが必
要となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年の半導体装置用配
線においては、半導体とのコンタクトホールに配線との
電気的接続を取る埋め込み導体が用いられている。この
様な配線構造を持つ半導体装置ではCuは、埋め込み導
体と絶縁膜の界面を最も速く拡散することが発明者らの
検討の結果明らかになった。このため上記従来技術で
は、この部分での拡散を防止するため、従来考えられて
いたより厚い拡散バリア膜が必要となり、配線全体にし
める高抵抗のバリア膜の割合が多くなる。このため従来
技術では配線抵抗が大きくなり、半導体デバイスの動作
速度が遅くなるという問題があった。
【0005】本発明の目的は、コンタクトホール端部付
近のみバリア層を敷くことにより、そのほかの配線部分
は薄い接着層のみにでき、配線抵抗が低い配線を有する
半導体装置及びその製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、半導体上の絶縁膜と、この絶縁膜に形成され
たコンタクトホールと、このコンタクトホールに埋め込
まれた導体と、この導体及び絶縁膜上に形成された配線
を有する半導体装置であって、前記配線は、銅を主成分
とする銅線部分と、この銅線部分と前記絶縁膜の間に形
成された接着層と、前記銅が前記半導体側に拡散するの
を防止する拡散バリア層を備え、この拡散バリア層は、
銅線全域より小さく形成され、且つコンタクトホール端
部を被って設けられたことを特徴とするものである。な
お、本発明において半導体装置とは、単結晶シリコン基
板を用いた半導体装置、化合物半導体基板を用いた半導
体装置、薄膜シリコンを用いた半導体装置、薄膜化合物
半導体を用いた半導体装置の総称である。
【0007】また本発明は、半導体上の絶縁膜と、この
絶縁膜に形成されたコンタクトホールと、このコンタク
トホールに埋め込まれた導体と、この導体及び絶縁膜上
に形成された配線を有する半導体装置であって、前記配
線は、銅を主成分とする銅線部分と、この銅線部分と前
記絶縁膜の間に形成された接着層と、前記銅が前記半導
体側に拡散するのを防止する拡散バリア層を備え、この
拡散バリア層は、銅線全域より小さく形成され、且つ前
記絶縁膜と該拡散バリア層が接している面とコンタクト
ホールの中心線を含む任意の鉛直平面とを交差した時に
できる交線の長さが0.2μm以上に形成されたことを
特徴とするものである。
【0008】また本発明は、半導体上の絶縁膜と、この
絶縁膜に形成されたコンタクトホールと、このコンタク
トホールに埋め込まれた導体と、この導体及び絶縁膜上
に形成された配線を有する半導体装置であって、前記配
線は、銅を主成分とする銅線部分と、この銅線部分と前
記絶縁膜の間に形成された接着層と、前記銅が前記半導
体側に拡散するのを防止する拡散バリア層を備え、この
拡散バリア層は、銅線全域より小さく形成され、且つ前
記絶縁膜と該拡散バリア層が接している面とコンタクト
ホールの中心線を含む任意の鉛直平面とを交差した時に
できる交線の長さが0.2μm以上に形成され、前記埋
め込み導体と該拡散バリア層と接している面とコンタク
トホールの中心線を含む任意の鉛直平面とを交差した時
にできる交線の長さが0.2μm以上に形成されたこと
を特徴とするものである。前記のいずれかにおいて、拡
散バリア層はチタン、タングステン、モリブデン、ニオ
ブ、タンタル、ジルコニウムの内いずれか1つ以上を主
成分とする金属または窒化物であり、接着層はチタン、
クロム、アルミニウム、ジルコニウム、珪素のうちいず
れか一つを主成分とする材料であるものがよい。
【0009】また本発明は、半導体上の絶縁膜と、この
絶縁膜に形成されたコンタクトホールと、このコンタク
トホールに埋め込まれた導体と、この導体及び絶縁膜上
に形成された配線を有する半導体装置であって、前記配
線は、銅を主成分とする銅線部分と、この銅線部分と前
記絶縁膜の間に形成された接着層と、前記銅が前記半導
体側に拡散するのを防止する拡散バリア層を備え、この
拡散バリア層は、銅線全域より小さく形成され且つコン
タクトホール端部を被って設けられ、接着層は拡散バリ
ア層と同じ材料で一体に形成されると共にコンタクトホ
ール端部を被う部分の層厚が他の部分より厚く形成され
たことを特徴とするものである。ここで、拡散バリア層
及び接着層は、チタン、タングステン、モリブデン、ニ
オブ、タンタル、ジルコニウムのうちいずれか1つ以上
を主成分とする金属または窒化物であるものがよい。
【0010】また本発明は、半導体上の絶縁膜と、この
絶縁膜に形成されたコンタクトホールと、このコンタク
トホールに埋め込まれた導体と、この導体及び絶縁膜上
に形成された配線を有する半導体装置であって、前記配
線は、銅を主成分とする銅線部分と、この銅線部分と前
記絶縁膜の間に形成された接着層と、前記銅が前記半導
体側に拡散するのを防止する拡散バリア層を備え、この
拡散バリア層は、銅線全域より小さく形成されると共に
該拡散バリア層は前記絶縁膜上面と接する面とコンタク
トホールの中心線を含む任意の鉛直平面が交差した時に
できる交線の長さが0.2μm以上に形成され、且つ前
記埋め込み導体は拡散バリア層と同じ材料で一体に形成
されたことを特徴とするものである。ここで、埋込み導
体はチタン、タングステン、モリブデン、ニオブ、タン
タル、ジルコニウムのうちいずれか1つ以上を主成分と
する金属または窒化物であり、接着層はチタン、クロ
ム、アルミニウム、ジルコニウム、珪素のうちいずれか
一つを主成分とする材料であるものがよい。
【0011】また本発明は、半導体上の絶縁膜と、この
絶縁膜に形成されたコンタクトホールと、このコンタク
トホールに埋め込まれた導体と、この導体及び絶縁膜上
に形成された配線を有する半導体装置の製造方法であっ
て、前記コンタクトホールに埋め込まれる導体として拡
散バリア材料を選択的化学的気相成長法を用い、この導
体がコンタクトホール内ではコンタクトホールと同じ寸
法で、コンタクトホールより上の部分では該コンタクト
ホールを形成する絶縁膜上面と接し、且つこの接面とコ
ンタクトホールの中心線を含む任意の鉛直平面が交差し
た時にできる交線の長さが0.2μm以上となるように
形成する工程と、過剰な拡散バリアをエッチバックによ
り除去する工程と、銅を主成分とする銅線部分及び該銅
線部分と絶縁膜の接着層とを備えた配線を形成する工程
を有することを特徴とするものである。
【0012】また本発明は、半導体上の絶縁膜と、この
絶縁膜に形成されたコンタクトホールと、このコンタク
トホールに埋め込まれた導体と、この導体及び絶縁膜上
に形成された配線を有する半導体装置であって、前記配
線は、銅を主成分とする銅線部分と、この銅線部分と前
記絶縁膜の間に形成された接着層と、前記銅が前記半導
体側に拡散するのを防止する拡散バリア層を備え、この
拡散バリア層は、銅線全域より小さく形成されると共に
該拡散バリア層は前記絶縁膜上面と接する面とコンタク
トホールの中心線を含む任意の鉛直平面が交差した時に
できる交線の長さが0.2μm以上に形成され、前記埋
め込み導体は絶縁膜より薄い良導電性導体と拡散バリア
材料を積層したものであることを特徴とする。ここで、
埋込み導体のうち良導電性導体はタングステン、モリブ
デン、チタンのいずれか一つを主成分とする金属であ
り、拡散バリア材料はチタン、タングステン、モリブデ
ン、ニオブ、タンタル、ジルコニウムのうちいずれか1
つ以上を主成分とする金属または窒化物であり、接着層
はチタン、クロム、アルミニウム、ジルコニウム、珪素
のうちいずれか一つを主成分とする材料であることを特
徴とする半導体装置。
【0013】また本発明は、半導体上の絶縁膜と、この
絶縁膜に形成されたコンタクトホールと、このコンタク
トホールに埋め込まれた導体と、この導体及び絶縁膜上
に形成された配線を有する半導体装置の製造方法であっ
て、上記コンタクトホールに埋め込む導体として良導電
性導体を絶縁膜より薄く形成する行程と、この上に拡散
バリア材料を選択的化学的気相成長法を用いて絶縁膜内
ではコンタクトホールと同じ寸法で、コンタクトホール
より上の部分でこのコンタクトホールを形成する絶縁膜
上面と接し、且つこの接面とコンタクトホールの中心線
を含む任意の鉛直平面が交差した時にできる交線の長さ
が0.2μm以上となるように形成する工程と、過剰な
拡散バリアをエッチバックにより除去する工程と、銅を
主成分とする銅線部分及び該銅線部分と絶縁膜の接着層
とを備えた配線を形成する工程を有することを特徴とす
るものである。
【0014】また本発明は、半導体上の絶縁膜と、この
絶縁膜に形成されたコンタクトホールと、このコンタク
トホールに埋め込まれた導体と、この導体及び絶縁膜上
に形成された配線を有する半導体装置であって、前記配
線は、銅を主成分とする銅線部分と、この銅線部分と前
記絶縁膜の間に形成された接着層を備え、前記銅が前記
半導体側に拡散するのを防止する拡散バリア層は、銅線
全域より小さく形成されると共に、該拡散バリア層はコ
ンタクトホール下部の前記絶縁膜の下面と半導体との間
に設けられ、該絶縁膜の下面と接する面とコンタクトホ
ールの中心線を含む任意の鉛直平面が交差した時にでき
る交線の長さが0.2μm以上に形成されたことを特徴
とするものである。ここで、拡散バリア材料はチタン、
タングステン、モリブデン、ニオブ、タンタル、ジルコ
ニウムのうちいずれか1つ以上を主成分とする金属また
は窒化物であり、接着層はチタン、クロム、アルミニウ
ム、ジルコニウム、珪素のうちいずれか一つを主成分と
する材料であるものがよい。
【0015】また本発明は、半導体上の絶縁膜と、この
絶縁膜に形成されたコンタクトホールと、このコンタク
トホールに埋め込まれた導体と、この導体及び絶縁膜上
に形成された配線を有する半導体装置であって、前記配
線は、銅を主成分とする銅線部分と、この銅線部分と前
記絶縁膜の間に形成された接着層と、前記銅が前記半導
体側に拡散するのを防止する拡散バリア層を備え、この
拡散バリア層は、銅線全域より小さく形成され、且つコ
ンタクトホール上部であって前記銅線部分と接着層との
間に該コンタクトホール端部を被って設けられたことを
特徴とするものである。ここで、拡散バリア層は、コン
タクトホール端部側面を垂直上方に伸ばしてできる面を
基準として、その外側及び内側の長さが0.2μm以上
に形成されたものがよい。また、拡散バリア材料はチタ
ン、タングステン、モリブデン、ニオブ、タンタル、ジ
ルコニウムのうちいずれか1つ以上を主成分とする金属
または窒化物であり、接着層はチタン、クロム、アルミ
ニウム、ジルコニウム、珪素のうちいずれか一つを主成
分とする材料であるものがよい。
【0016】
【作用】半導体装置の配線の信頼性を向上するため、C
u配線を用いる場合、Cuが拡散して半導体表面に到達
するのを防止しなくてはならない。半導体装置の高集積
化にともない、コンタクトホール、配線が微細化した。
このため、コンタクトホールに導体を埋め込む手法が使
われるようになってきた。Cuの拡散は、この埋め込み
導体と、絶縁膜の界面で最も速いことが発明者等により
明らかにされ、この拡散を防止することが必要となって
きた。しかしながら一般に拡散バリア材料は比抵抗が高
いので、この拡散を防止するため配線の下部全域にバリ
ア層を厚く敷いたのでは、配線抵抗が増加してしまう。
そこでバリア層を配線の下部全面に敷くのではなく、最
も拡散の速いコンタクトホール部を被うように拡散バリ
ア層を形成すれば良い。これにより埋め込み金属と絶縁
膜の界面での拡散を防止できる。この拡散を防止するた
めには、バリア層はコンタクトホール端部より0.2μ
m以上広くしなくては、絶縁膜とバリア層の界面でのC
uの拡散による半導体の汚染を防止することができな
い。
【0017】特にコンタクトホール内からバリア材料を
形成する場合、その形成法としては選択CVD法を用い
るのが有効である。これは、そのほかの作製方法を用い
たのでは、バリア材料をパターニングするためマスク行
程が1枚多くなるからである。選択CVD法によりコン
タクトホール内をバリア材料で埋め込んだ後、さらにバ
リア材料の堆積を続けると、絶縁膜上部では、等方的に
成長し、絶縁膜と、埋め込み金属(この場合にはバリア
材料)の界面を被うことができる。しかしながらこの界
面を被うためのバリア材料を堆積している間、上方にも
堆積されるので、過剰にバリア材料が堆積してしまう。
このためこの過剰なバリア材料をエッチバックにより除
去する必要が生じる。しかしながら本方法は、マスク工
程を1つ除くことができその有効性は大きい。
【0018】また、コンタクトホール内下層に良導電性
導体を埋め込むことによりコンタクト抵抗の低減を図る
ことができる。
【0019】本発明の効果は、バリア層を以上述べてき
たようにコンタクトホールの上に形成することで得られ
るが、その他にも、コンタクトホールの下にバリア層を
形成しても同様の効果が得られる。
【0020】
【実施例】本発明を先ず概略的に説明する。上記目的を
達成するために、拡散バリア層をコンタクトホール端部
を被い、且つ銅線部分全域より小さい領域、例えば、コ
ンタクトホール上部に有る配線が太くなった部分のみ
(ドッグボーン部)に形成し、その他の配線部はCuと絶
縁膜の接着層、及びCuを主成分とする配線を形成し
た。ここでコンタクトホール端部とは、絶縁膜上部とコ
ンタクトホールが交わる部分である。
【0021】Cuと絶縁膜、例えば酸化シリコン膜は、
一般に接着強度が弱いとされており、Cu配線には接着
層が必要である。この時接着層は、絶縁膜中にCuの拡
散を防止できるに十分である程度で良く、それほど厚く
する必要はない。このため、本発明の構造の配線を用い
ることで、Cuに比べ抵抗が高いバリア膜の配線全体に
占める割合を小さくでき、抵抗が低いCu配線を有する
半導体装置を得られる。なお、本発明において半導体装
置とは、単結晶シリコン基板を用いた半導体装置、化合
物半導体基板を用いた半導体装置、薄膜シリコンを用い
た半導体装置、薄膜化合物半導体を用いた半導体装置の
総称である。本発明において、コンタクトホール内部
は、導体が全体に埋め込まれている。
【0022】この時拡散バリア層の大きさには、下限が
有り、この大きさは、発明者等の検討の結果、絶縁膜と
拡散バリア層が接している面とコンタクトホールの中心
線を通る任意の平面が交差する線の長さが0.2μm以
上であり、またリング状の拡散バリア層にした場合に
は、更に埋め込み導体と拡散バリア層が接している面と
コンタクトホール中心線を通る任意の鉛直平面が交差す
る線の長さが0.2μm以上であるのがよいことがわか
った。すなわち、コンタクトホール端部から拡散バリア
層端部までの距離が、0.2μm以上必要であることが
わかった。
【0023】さらに本発明の目的を達成するために、前
記接着層を、絶縁膜及びCuとの接着性が良いCuのバ
リア材料にし、バリア層と接着層を同一の材料にするこ
とも可能である。この時拡散バリア層の厚さは、コンタ
クトホール端部を被う部分で他の部分より厚くなくては
ならない。これは、この部分のバリア層は、コンタクト
ホール内部に埋め込まれている金属と、絶縁膜との界面
のCuの速い拡散を防止する必要が有るのにたいし、絶
縁膜中のCuの拡散はそれほど速くないので、この部分
以外のバリア膜は、それほど厚くなくても良からであ
る。この時拡散バリア層としては、チタン、タングステ
ン、モリブデン、ニオブ、タンタル、ジルコニウムのう
ちいずれか1つ以上を主成分とする金属または窒化物が
望ましい。
【0024】さらに本発明の目的は、以下のような手段
によっても達成できる。コンタクトホールに埋め込む金
属を、Cuの拡散バリア材料にし、この金属を例えば選
択的化学的気相成長法(以降選択CVD法と呼ぶ)によ
り、絶縁膜より上の部分においてこの材料を横方向に成
長させ、コンタクトホールより広く形成する。この時バ
リア材料は、上方向にも形成されるので、この時形成さ
れた余分な拡散バリア材料をエッチバックにより除去す
る。さらにこの上に接着層、及びCuを主成分とする配
線を形成する。以上の手段によっても本発明の目的は達
成できる。この時埋め込み金属としては、チタン、タン
グステン、モリブデン、ニオブ、タンタル、ジルコニウ
ムのうちいずれか1つ以上を主成分とする金属または窒
化物が、又接着層としては、Ti,Cr,Al,Zr,
Siのうちいずれか一つを主成分とするものであること
が望ましい。
【0025】本発明の目的を達成するためには、以下の
手段を用いても良い。コンタクトホールに埋め込む導体
として、半導体側に拡散バリア材料より導電性が良好な
導体(良導電性導体)を絶縁膜より薄く堆積し、その上に
Cuの拡散バリア材料を例えば選択CVD法により、絶
縁膜より上の部分においてこの材料を横方向に成長さ
せ、コンタクトホールより広く形成する。この時バリア
材料は、上方向にも形成されるので、この時形成された
余分な拡散バリア材料をエッチバックにより除去する。
さらにこの上に接着層、及びCuを主成分とする配線を
形成する。以上の手段によっても本発明の目的は達成で
きる。この時、良導電性導体としては、タングステン、
モリブデン、チタンのうちいずれか一つを主成分とする
金属を、拡散バリア材料としては、チタン、タングステ
ン、モリブデン、ニオブ、タンタル、ジルコニウムのう
ちいずれか1つ以上を主成分とする金属または窒化物
が、又接着層としては、Ti,Cr,Al,Zr,Si
のうちいずれか一つを主成分とするものであることが望
ましい。
【0026】さらに本発明の目的は、拡散バリア層を、
コンタクトホールの上部でなく下部に、すなわち半導体
とコンタクトホールの間に形成してもよい。この際拡散
バリア層が拡散層端部を被っていると、半導体をショー
トさせてしまいデバイス特性を損失してしまうので、拡
散バリア層は、拡散層端部を被ってはならない。この時
拡散バリア層としては、チタン、タングステン、モリブ
デン、ニオブ、タンタル、ジルコニウムのうちいずれか
1つ以上を主成分とする金属または窒化物が望ましく、
又接着層としては、Ti,Cr,Al,Zr,Siのう
ちいずれか一つを主成分とするものであることが望まし
い。
【0027】さらに本発明の目的は、拡散バリア層を、
Cuと絶縁膜の接着層と、Cu配線の間に形成しても達
せられる。ただしこの場合にも、拡散バリア層は、配線
全域にはなく、コンタクトホール端部の垂直上方にはな
くてはならない。この場合にも拡散バリア層としては、
チタン、タングステン、モリブデン、ニオブ、タンタ
ル、ジルコニウムのうちいずれか1つ以上を主成分とす
る金属または窒化物が望ましく、又接着層としては、T
i,Cr,Al,Zr,Siのうちいずれか一つを主成
分とするものであることが望ましい。
【0028】(実施例1)本発明の1実施例の断面図を
図1に示す。1は半導体としてのシリコン基板、2は拡
散層、3は絶縁膜としての酸化シリコン、4はコンタク
トホ−ル、5は埋め込み導体としてのタングステン、6
は拡散バリアとしての窒化チタン、7は接着層としての
チタン、8は銅配線、9は保護膜としての酸化シリコン
である。この作製方法を以下に示す。シリコン基板1に
拡散層2を形成し、この上に厚さ0.3μmの酸化シリ
コン膜3を形成後、直径0.8μmのコンタクトホ-ル4
を形成する。ここにタングステン5を選択CVD法によ
り酸化シリコン膜3と同じ厚さ形成する。この上に0.
1μmの窒化チタン6を形成し、一辺1.4μmの正方形
に加工する。この上に厚さ10nmのチタン7を形成
後、厚さ0.3μmの銅8、さらに厚さ10nmのチタ
ン7を形成し、チタン7及び銅8を同時にパタ−ニング
し配線とする。この上に酸化シリコン9を形成し保護膜
とする。
【0029】本発明の効果を説明するため、図12に従
来技術を用いて作製したサンプルの断面図を示す。ここ
では、配線抵抗を同じにするため、バリア層としての窒
化チタンの厚さを10nmとした。以下にその作製方法
を示す。シリコン基板1に拡散層2を形成し、この上に
厚さ0.3μmの酸化シリコン膜3を形成後、直径0.
8μmのコンタクトホ−ル4を形成する。ここにタング
ステン5を選択CVD法により酸化シリコン膜3と同じ
厚さ形成する。厚さ0.3μmの銅8、さらに厚さ10
nmのチタン7を形成し、チタン7及び銅8を同時にパ
タ−ニングし配線とする。この上に酸化シリコン9を形
成し保護膜とする。
【0030】以上のようにして作製したサンプルのダイ
オ−ド特性(pn接合逆方向特性)を、Al配線を用い
て作製した場合と比べ比較した。その結果を図3に示
す。従来技術を用いたのでは、逆方向耐圧が低下し、半
導体デバイスの特性低下が見られる。これに対し本発明
の技術を用いると、その特性は従来より実績の有るAl
を用いた場合とほぼ同等であり、Cu配線を用いること
による半導体の特性低下は見られない。さらに本発明は
Cu配線を用いているので、配線抵抗が低くかつ耐マイ
グレイション性が優れた配線を実現することができる。
【0031】次に拡散バリア層の形状が図2に示したよ
うにリング状に形成されたとして、その大きさが絶縁膜
3と拡散バリア層6が接している面とコンタクトホ−ル
4の中心線を通る任意の平面が交差する線の長さが0.
2μm以上であり、また埋め込み導体5と拡散バリア層
6が接している面とコンタクトホ-ル4の中心線を通る
任意の鉛直平面が交差する線の長さが0.2μm以上必
要である理由について述べる。図1及び図2の実施例に
おいては、拡散バリア層6がコンタクトホ−ル端部から
0.3μmまでの領域に形成されている。比較例として
拡散バリア層6が1辺1.0μmの正方形にした場合の
サンプルのダイオ-ド特性を図4に示す。比較例では、
半導体デバイスの特性低下が見られ、拡散バリア層と絶
縁膜が重なっている部分が必要であり、この部分は最低
でも0.2μmは必要であることがわかる。
【0032】(実施例2)図1のチタン膜7のかわり
に、窒化チタン膜を用い、拡散バリア層と、接着層を同
じ材料にしても同様の効果が有る。この実施例の断面図
を図5に示す。これは、窒化チタンが絶縁膜である酸化
シリコン及び銅と密着性が良いからである。
【0033】(実施例3)埋め込み導体として、拡散バ
リア材料を用いた場合について述べる。この場合拡散バ
リア材料の堆積を選択CVD法により堆積するのが有効
であるので、この場合について述べる。その1実施例を
図6に示す。1は半導体としてのシリコン基板、2は拡
散層、3は絶縁膜としての酸化シリコン、4はコンタク
トホ−ル、5は埋め込み導体及び拡散バリア層を兼ねる
窒化チタン、7は接着層としてのチタン、8は銅配線、
9は保護膜としての酸化シリコンである。このサンプル
の作製法を以下に示す。シリコン基板1に拡散層2、酸
化シリコン3、コンタクトホ−ル4を形成する。このコ
ンタクトホ−ルに窒化チタン5を選択CVD法で形成す
る。これを、酸化シリコン3よりも0.2μm厚く形成
する。これにより同時にコンタクトホ-ル端部から、絶
縁膜に沿って窒化チタンが成長する(図7)。この窒化
チタン5をエッチバックし、絶縁膜より0.1μm厚い
厚さになるまでエッチバックする(図8)。この上にチ
タン7、銅配線8、酸化シリコン9を図1と同様の方法
で作製する。この様にして作製することで、図1におけ
る拡散バリア層をパタ−ニングするための工程を除去す
ることができる。この様にして作製したデバイスのダイ
オ−ド特性は、図1の実施例とほぼ同じ特性を示し、本
方法により作製したサンプルでも本発明の効果が発生す
ることがわかった。
【0034】(実施例4)また、図6の実施例の変形と
して、埋め込み導体5として、窒化チタンより導電性が
良いタングステンを絶縁膜3より薄く形成し、その上に
拡散バリア層6と埋め込み導体を兼ねる窒化チタンを形
成しても同様の効果が得られる(図9)。
【0035】(実施例5)本発明の効果は、拡散バリア
層6をコンタクトホ−ル4の底部に設置しても発生す
る。ただしこの場合もバリア層6は、絶縁膜3と拡散バ
リア層6が接している面とコンタクトホ−ル4の中心線
を通る任意の平面が交差する線の長さが0.2μm以上
であり、埋め込み導体5と拡散バリア層6が接している
面とコンタクトホ−ル4の中心線を通る任意の鉛直平面
が交差する線の長さが0.2μm以上であることが必要
である。この1実施例の断面図を図10に示す。図10
においてコンタクトホ−ル4は直径0.8μmであり、
拡散バリア層6は一辺1.4μmの正方形をしたものを
用いた。
【0036】(実施例6)本発明の目的は、拡散バリア
層6を接着層7と、銅8を主成分とする配線層の間に形
成しても達成できる。その1実施例を図11に示す。図
11において、拡散バリア層6は、配線全域にはなく、
かつコンタクトホ−ル4端面の垂直上方には必ず存在し
ている。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、銅配線を用いる半導体
装置において、銅による半導体の汚染を防止し、かつ配
線抵抗が低い銅配線を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の断面図である。
【図2】実施例1の変形例を示す断面図である。
【図3】本発明の効果を示すpn接合逆方向耐圧特性を
示す図である。
【図4】比較例と本発明のpn接合逆方向耐圧特性を示
す図である。
【図5】本発明の実施例2の断面図である。
【図6】本発明の実施例3の断面図である。
【図7】実施例3の作製過程(窒化チタン形成後)の断
面図である。
【図8】実施例3の作製過程(窒化チタンエッチバック
後)の断面図である。
【図9】本発明の実施例4の断面図である。
【図10】本発明の実施例5の断面図である。
【図11】本発明の実施例6の断面図である。
【図12】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 半導体 2 拡散層 3 絶縁膜 4 コンタクトホ−ル 5 埋め込み導体 6 拡散バリア層 7 接着層 8 銅配線 9 保護膜

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体上の絶縁膜と、この絶縁膜に形成
    されたコンタクトホールと、このコンタクトホールに埋
    め込まれた導体と、この導体及び絶縁膜上に形成された
    配線を有する半導体装置であって、前記配線は、銅を主
    成分とする銅線部分と、この銅線部分と前記絶縁膜の間
    に形成された接着層と、前記銅が前記半導体側に拡散す
    るのを防止する拡散バリア層を備え、この拡散バリア層
    は、銅線全域より小さく形成され、且つコンタクトホー
    ル端部を被って設けられたことを特徴とする半導体装
    置。
  2. 【請求項2】 半導体上の絶縁膜と、この絶縁膜に形成
    されたコンタクトホールと、このコンタクトホールに埋
    め込まれた導体と、この導体及び絶縁膜上に形成された
    配線を有する半導体装置であって、前記配線は、銅を主
    成分とする銅線部分と、この銅線部分と前記絶縁膜の間
    に形成された接着層と、前記銅が前記半導体側に拡散す
    るのを防止する拡散バリア層を備え、この拡散バリア層
    は、銅線全域より小さく形成され、且つ前記絶縁膜と該
    拡散バリア層が接している面とコンタクトホールの中心
    線を含む任意の鉛直平面とが交差した時にできる交線の
    長さが0.2μm以上に形成されたことを特徴とする半
    導体装置。
  3. 【請求項3】 半導体上の絶縁膜と、この絶縁膜に形成
    されたコンタクトホールと、このコンタクトホールに埋
    め込まれた導体と、この導体及び絶縁膜上に形成された
    配線を有する半導体装置であって、前記配線は、銅を主
    成分とする銅線部分と、この銅線部分と前記絶縁膜の間
    に形成された接着層と、前記銅が前記半導体側に拡散す
    るのを防止する拡散バリア層を備え、この拡散バリア層
    は、銅線全域より小さく形成され、且つ前記絶縁膜と該
    拡散バリア層が接している面とコンタクトホールの中心
    線を含む任意の鉛直平面とを交差した時にできる交線の
    長さが0.2μm以上に形成され、前記埋め込み導体と
    該拡散バリア層と接している面とコンタクトホールの中
    心線を含む任意の鉛直平面とを交差した時にできる交線
    の長さが0.2μm以上に形成されたことを特徴とする
    半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、拡散
    バリア層はチタン、タングステン、モリブデン、ニオ
    ブ、タンタル、ジルコニウムの内いずれか1つ以上を主
    成分とする金属または窒化物であり、接着層はチタン、
    クロム、アルミニウム、ジルコニウム、珪素のうちいず
    れか一つを主成分とする材料であることを特徴とする半
    導体装置。
  5. 【請求項5】 半導体上の絶縁膜と、この絶縁膜に形成
    されたコンタクトホールと、このコンタクトホールに埋
    め込まれた導体と、この導体及び絶縁膜上に形成された
    配線を有する半導体装置であって、前記配線は、銅を主
    成分とする銅線部分と、この銅線部分と前記絶縁膜の間
    に形成された接着層と、前記銅が前記半導体側に拡散す
    るのを防止する拡散バリア層を備え、この拡散バリア層
    は、銅線全域より小さく形成され且つコンタクトホール
    端部を被って設けられ、接着層は拡散バリア層と同じ材
    料で一体に形成されると共にコンタクトホール端部を被
    う部分の層厚が他の部分より厚く形成されたことを特徴
    とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、拡散バリア層及び接
    着層は、チタン、タングステン、モリブデン、ニオブ、
    タンタル、ジルコニウムのうちいずれか1つ以上を主成
    分とする金属または窒化物であることを特徴とする半導
    体装置。
  7. 【請求項7】 半導体上の絶縁膜と、この絶縁膜に形成
    されたコンタクトホールと、このコンタクトホールに埋
    め込まれた導体と、この導体及び絶縁膜上に形成された
    配線を有する半導体装置であって、前記配線は、銅を主
    成分とする銅線部分と、この銅線部分と前記絶縁膜の間
    に形成された接着層と、前記銅が前記半導体側に拡散す
    るのを防止する拡散バリア層を備え、この拡散バリア層
    は、銅線全域より小さく形成されると共に該拡散バリア
    層は前記絶縁膜上面と接する面とコンタクトホールの中
    心線を含む任意の鉛直平面が交差した時にできる交線の
    長さが0.2μm以上に形成され、且つ前記埋め込み導
    体は拡散バリア層と同じ材料で一体に形成されたことを
    特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、埋込み導体はチタ
    ン、タングステン、モリブデン、ニオブ、タンタル、ジ
    ルコニウムのうちいずれか1つ以上を主成分とする金属
    または窒化物であり、接着層はチタン、クロム、アルミ
    ニウム、ジルコニウム、珪素のうちいずれか一つを主成
    分とする材料であることを特徴とする半導体装置。
  9. 【請求項9】 半導体上の絶縁膜と、この絶縁膜に形成
    されたコンタクトホールと、このコンタクトホールに埋
    め込まれた導体と、この導体及び絶縁膜上に形成された
    配線を有する半導体装置の製造方法であって、前記コン
    タクトホールに埋め込まれる導体として拡散バリア材料
    を選択的化学的気相成長法を用い、この導体がコンタク
    トホール内ではコンタクトホールと同じ寸法で、コンタ
    クトホールより上の部分では該コンタクトホールを形成
    する絶縁膜上面と接し、且つこの接面とコンタクトホー
    ルの中心線を含む任意の鉛直平面が交差した時にできる
    交線の長さが0.2μm以上となるように形成する工程
    と、過剰な拡散バリアをエッチバックにより除去する工
    程と、銅を主成分とする銅線部分及び該銅線部分と絶縁
    膜の接着層とを備えた配線を形成する工程を有すること
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 半導体上の絶縁膜と、この絶縁膜に形
    成されたコンタクトホールと、このコンタクトホールに
    埋め込まれた導体と、この導体及び絶縁膜上に形成され
    た配線を有する半導体装置であって、前記配線は、銅を
    主成分とする銅線部分と、この銅線部分と前記絶縁膜の
    間に形成された接着層と、前記銅が前記半導体側に拡散
    するのを防止する拡散バリア層を備え、この拡散バリア
    層は、銅線全域より小さく形成されると共に該拡散バリ
    ア層は前記絶縁膜上面と接する面とコンタクトホールの
    中心線を含む任意の鉛直平面が交差した時にできる交線
    の長さが0.2μm以上に形成され、前記埋め込み導体
    は絶縁膜より薄い良導電性導体と拡散バリア材料を積層
    したものであることを特徴とする半導体装置。
  11. 【請求項11】 請求項10において、埋込み導体のう
    ち良導電性導体はタングステン、モリブデン、チタンの
    いずれか一つを主成分とする金属であり、拡散バリア材
    料はチタン、タングステン、モリブデン、ニオブ、タン
    タル、ジルコニウムのうちいずれか1つ以上を主成分と
    する金属または窒化物であり、接着層はチタン、クロ
    ム、アルミニウム、ジルコニウム、珪素のうちいずれか
    一つを主成分とする材料であることを特徴とする半導体
    装置。
  12. 【請求項12】 半導体上の絶縁膜と、この絶縁膜に形
    成されたコンタクトホールと、このコンタクトホールに
    埋め込まれた導体と、この導体及び絶縁膜上に形成され
    た配線を有する半導体装置の製造方法であって、上記コ
    ンタクトホールに埋め込む導体として良導電性導体を絶
    縁膜より薄く形成する行程と、この上に拡散バリア材料
    を選択的化学的気相成長法を用いて絶縁膜内ではコンタ
    クトホールと同じ寸法で、コンタクトホールより上の部
    分でこのコンタクトホールを形成する絶縁膜上面と接
    し、且つこの接面とコンタクトホールの中心線を含む任
    意の鉛直平面が交差した時にできる交線の長さが0.2
    μm以上となるように形成する工程と、過剰な拡散バリ
    アをエッチバックにより除去する工程と、銅を主成分と
    する銅線部分及び該銅線部分と絶縁膜の接着層とを備え
    た配線を形成する工程を有することを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 半導体上の絶縁膜と、この絶縁膜に形
    成されたコンタクトホールと、このコンタクトホールに
    埋め込まれた導体と、この導体及び絶縁膜上に形成され
    た配線を有する半導体装置であって、前記配線は、銅を
    主成分とする銅線部分と、この銅線部分と前記絶縁膜の
    間に形成された接着層を備え、前記銅が前記半導体側に
    拡散するのを防止する拡散バリア層は、銅線全域より小
    さく形成されると共に、該拡散バリア層はコンタクトホ
    ール下部の前記絶縁膜の下面と半導体との間に設けら
    れ、該絶縁膜の下面と接する面とコンタクトホールの中
    心線を含む任意の鉛直平面が交差した時にできる交線の
    長さが0.2μm以上に形成されたことを特徴とする半
    導体装置。
  14. 【請求項14】 請求項13において、拡散バリア材料
    はチタン、タングステン、モリブデン、ニオブ、タンタ
    ル、ジルコニウムのうちいずれか1つ以上を主成分とす
    る金属または窒化物であり、接着層はチタン、クロム、
    アルミニウム、ジルコニウム、珪素のうちいずれか一つ
    を主成分とする材料であることを特徴とする半導体装
    置。
  15. 【請求項15】 半導体上の絶縁膜と、この絶縁膜に形
    成されたコンタクトホールと、このコンタクトホールに
    埋め込まれた導体と、この導体及び絶縁膜上に形成され
    た配線を有する半導体装置であって、前記配線は、銅を
    主成分とする銅線部分と、この銅線部分と前記絶縁膜の
    間に形成された接着層と、前記銅が前記半導体側に拡散
    するのを防止する拡散バリア層を備え、この拡散バリア
    層は、銅線全域より小さく形成され、且つコンタクトホ
    ール上部であって前記銅線部分と接着層との間に該コン
    タクトホール端部を被って設けられたことを特徴とする
    半導体装置。
  16. 【請求項16】 請求項15において、拡散バリア層
    は、コンタクトホール端部側面を垂直上方に伸ばしてで
    きる面を基準として、その外側及び内側の長さが0.2
    μm以上に形成されたことを特徴とする半導体装置。
  17. 【請求項17】 請求項15又は16において、拡散バ
    リア材料はチタン、タングステン、モリブデン、ニオ
    ブ、タンタル、ジルコニウムのうちいずれか1つ以上を
    主成分とする金属または窒化物であり、接着層はチタ
    ン、クロム、アルミニウム、ジルコニウム、珪素のうち
    いずれか一つを主成分とする材料であることを特徴とす
    る半導体装置。
JP30762691A 1991-11-22 1991-11-22 半導体装置及びその製造方法 Pending JPH05144808A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH08139090A (ja) * 1994-11-10 1996-05-31 Nec Corp 半導体集積回路装置
JP2008277564A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Fuji Electric Device Technology Co Ltd マイクロトランスの製造方法

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