JPH0514475Y2 - - Google Patents

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JPH0514475Y2
JPH0514475Y2 JP1986067046U JP6704686U JPH0514475Y2 JP H0514475 Y2 JPH0514475 Y2 JP H0514475Y2 JP 1986067046 U JP1986067046 U JP 1986067046U JP 6704686 U JP6704686 U JP 6704686U JP H0514475 Y2 JPH0514475 Y2 JP H0514475Y2
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JP
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magnetic flux
roll
generating coil
flux generating
fixed shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は磁束発生コイルを有するロール装置
に関するものである。
〔従来の技術〕
従来この種装置として例えば特開昭59−56387
号公報に示されたものがあり、これを改良した従
来装置を第6図に示す。第6図において、1は固
定軸、2はこの固定軸1に装着された磁束発生コ
イル、3はこの磁束発生コイル2の外周側に配設
され、固定軸1に軸受4aとブラケツト4bとか
らなる軸受機構4を介して回転自在に支持された
中空のロールである。
次に動作について説明する。固定軸1に装着し
た磁束発生コイル2によつて発生する交番磁束に
よつてロール3に電流を誘導させ、その電流によ
つてロール3を発熱するようにしている。
ロール3の長手方向の領域における発熱分布は
第7図に示すような特性となり、例えばロール3
の中央部の発熱割合を100%とした条件における
ロール3の発熱割合分布は曲線A1の特性となる。
即ち、ロール3の両端部での放熱量が大きなもの
となつている。
ロール3の長手方向の領域における温度分布は
第8図に示すような特性となり、例えばロール3
の表面温度が100℃の条件におけるロール3の表
面温度分布は曲線B1の特性となる。即ち、ロー
ル3の両端部での放熱量が大きなものとなつてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら上述した従来装置では、ロール3
の両端部の温度が中央部の温度に比し著しく低下
し、ロール3の長手方向の領域における温度分布
が不均一となる問題点があつた。
この考案は上記のような問題点を解消するため
になされたものであり、ロールの長手方向の領域
における温度分布を均一化できるロール装置を得
ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係るロール装置は、磁束発生コイル
の外周側の両端部に環状コイルを円周方向に複数
配列し、磁束発生コイルにより形成される磁束回
路と別の磁束回路を形成し且つ各々独立した磁束
回路を有する磁束手段を装着したものである。
〔作用〕
この考案におけるロール装置は、磁束発生コイ
ルの外周側の両端部側に環状コイルを円周方向に
複数配列して装着した磁束手段によりロールの長
手方向の領域における温度分布を均一化する。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例を第1図、第2図、
第3図に基づいて説明する。これら各図におい
て、1は固定軸、2は磁束発生コイル、3はロー
ル、4は軸受機構、4aは軸受、4bはブラケツ
ト、5はロール3の内周面にそのロール3との間
にフロン、水等の作動液体6が封入される中空室
7を形成する円筒状体、8は磁束発生コイル2の
外周側でその両端部側に環状コイル8aを円周方
向に複数配列して装着された磁束手段であり、磁
束発生コイル2により形成される磁束回路とは別
の磁束回路を形成し且つ各々独立した磁束回路を
有する。
次に動作について説明する。磁束発生コイル2
の外周側の両端部側に装着した磁束手段8の作用
によりロール3の両端部の発熱割合及び温度が上
昇し、第4図に示すように、ロール3の発熱割合
分布は曲線A2の特性となり、従来の発熱割合分
布の曲線A1に比し、ロール3の長手方向の領域
における発熱割合分布の均一化が図れる。また、
第5図に示すように、ロール3の温度分布は曲線
B2の特性となり、従来の温度分布の曲線B1に比
し、ロール3の長手方向の領域における温度分布
の均一化が図れる。
ところで、ロール3の内周面にはそのロール3
との間に作動液体6が封入される中空室7を形成
する円筒状体5を具備しており、固定軸1に装着
された磁束発生コイル2の作用によりロール3が
発熱する。この熱により中空室7内の作動液体は
加熱されてその熱分を蒸発潜熱として奪い蒸気化
し、中空室7内の低温側へ移動する。低温側に移
動した作動液体6の蒸気は凝縮して液化し、凝縮
潜熱を放出する。凝縮して液化した作動液体は中
空室7内部で蒸発部に還流する。このようにして
中空室7内の作動液体6の蒸気化、液化の繰り返
しにより、ロール3の長手方向の領域における温
度分布が均一化される。即ち、ロール3の中央部
(高温部)の熱分が両端部(低温部)に熱輸送さ
れることになり、中央部の温度が下降し両端部の
温度が上昇し、ロール3の長手方向の領域におけ
る温度分布をさらに均一化することができる。
なお、上記実施例ではロールの内周面に円筒状
体を具備する場合について述べたが、円筒状体を
具備しないものにおいても所期の目的を達成する
ことができる。
〔考案の効果〕
この考案は以上説明した通り、磁束発生コイル
の外周側の両端部に環状コイルを円周方向に複数
配列し、磁束発生コイルにより形成される磁束回
路と別の磁束回路を形成し且つ各々独立した磁束
回路を有する磁束手段を設けたことにより、ロー
ルの長手方向の領域における温度分布を均一化す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例によるロール装置
を示す縦断面図、第2図は第1図−線におけ
る断面図、第3図はこの考案に係る磁束手段を示
す要部平面図、第4図、第5図はそれぞれこの考
案に係る特性図、第6図は従来のロール装置を示
す縦断面図、第7図、第8図はそれぞれ従来の特
性を示す特性図である。 図において、1は固定軸、2は磁束発生コイ
ル、3はロール、4は軸受機構、8は磁束手段で
ある。なお、図中同一符号は同一、又は相当部分
を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 固定軸に装着された磁束発生コイルと、この
    磁束発生コイルの外周側に配設され上記固定軸
    に軸受機構を介して回転自在に支持された中空
    のロールとを有するロール装置において、上記
    磁束発生コイルの外周側の両端部側に環状コイ
    ルを円周方向に複数配列して装着され、上記磁
    束発生コイルにより形成される磁束回路とは別
    の磁束回路を形成し且つ各々独立した磁束回路
    を有する磁束手段を備えたことを特徴とするロ
    ール装置。 (2) ロールの内周面にはそのロールとの間に作動
    液体が封入される中空室を形成する円筒状体を
    具備するとを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載のロール装置。
JP1986067046U 1986-04-30 1986-04-30 Expired - Lifetime JPH0514475Y2 (ja)

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JP1986067046U JPH0514475Y2 (ja) 1986-04-30 1986-04-30

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JP1986067046U JPH0514475Y2 (ja) 1986-04-30 1986-04-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62178496U JPS62178496U (ja) 1987-11-12
JPH0514475Y2 true JPH0514475Y2 (ja) 1993-04-16

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ID=30905596

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57557U (ja) * 1980-05-28 1982-01-05

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57557U (ja) * 1980-05-28 1982-01-05

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Publication number Publication date
JPS62178496U (ja) 1987-11-12

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