JPS593034B2 - 誘導発熱ロ−ラ装置 - Google Patents

誘導発熱ロ−ラ装置

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JPS593034B2
JPS593034B2 JP8330980A JP8330980A JPS593034B2 JP S593034 B2 JPS593034 B2 JP S593034B2 JP 8330980 A JP8330980 A JP 8330980A JP 8330980 A JP8330980 A JP 8330980A JP S593034 B2 JPS593034 B2 JP S593034B2
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JP
Japan
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roller
magnetic flux
electromagnetic coil
magnetic
phase power
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Expired
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JP8330980A
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English (en)
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JPS579094A (en
Inventor
弘喜 「つつみ」
幸三 岡本
行雄 堀江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokuden Co Ltd Kyoto
Original Assignee
Tokuden Co Ltd Kyoto
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Publication date
Application filed by Tokuden Co Ltd Kyoto filed Critical Tokuden Co Ltd Kyoto
Priority to JP8330980A priority Critical patent/JPS593034B2/ja
Publication of JPS579094A publication Critical patent/JPS579094A/ja
Publication of JPS593034B2 publication Critical patent/JPS593034B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は誘導発熱ローラ装置に関する。
周知のようにこの種ローラ装置は、回転するローラの内
部に、ローラと同軸心の鉄心と、その外周に巻装される
電磁コイルとを配置することによ 。
つて構成される。そして変圧器の1次コイルに相当する
前記電磁コイルを交流電源によつて励磁すると、前記鉄
心に、ローラの軸心方向に沿つて磁束が発生し、これが
ローラの周壁を磁路とする閉磁路を通るようになる。こ
の磁束により変圧器の2次コイルに相当するものとみな
されるローラは5−回巻のコイルとして作用して起電力
を誘起する。この起電力によつてローラの円周方向に電
流が流れ、この電流によるジュール熱によつてローラが
発熱し、負荷に熱を供給する。上記の説明からも理解さ
れるように、発生したO 磁束のための閉磁路は、鉄心
、ローラの周壁によつて完成される一磁路であるため、
電磁コイルの励磁のための電源は単相電源に限らざるを
得なかつた。
もし電磁コイルを三分割して三相電源によつてそれぞれ
励磁したとすれば、起電力は誘起せ5 ずしたがつてロ
ーラの発熱は不可能である。このようにこの種ローラ装
置としては単相電源のみによる加熱が可能であるため、
一般工場等のように三相電源を動力源としているところ
では、三相間の電源のアンバランスを引きおこし、電源
の利用0 効率を低限させて(゛る。この発明は三相電
源によつてもローラの誘導加熱を可能とすることを目的
とする。
この発明は回転するローラの内部に、鉄心及び電磁コイ
ルからなる磁束発生機構の3個を、前記5 ローラの軸
心に沿つて並設するとともに、前記各磁束発生機構によ
つて発生する磁束の各磁路を前記各磁束発生機構の電磁
コイルと向かい合う前記”ローラの周壁のそれぞれ異な
る部分を含んで互〜・に独立する閉磁路としてなり、前
記各電磁コイル0 を三相電源によつて励磁することを
特徴とする。
このように各磁束発生機構により発生する磁束の磁路が
それぞれ独立していれば、各電磁コイルを三相電源によ
つて励磁しても、各磁路を通る磁束によつてローラに起
電力が誘起されるようになる。5 各磁路を通る磁束を
独立させる一手段としては、各磁束発生機構の間に継鉄
部を設ければよいo以下この発明の実施例を図によつて
説明する。
:ワー1は磁性材料からなるローラでその両端は回転軸
2,3に連なるフランジ4,5に連結されてあり一方の
回転軸が回転駆動源によつて回転されると夷、ローラ1
は回転するようになつて℃・る。
6はローラ1の周壁にその円周方向に沿つて環状に形
!成されたジヤケツト室で、内部に熱媒体が封入されて
(・る。
この熱媒体はローラ1の発熱によつて蒸発気化し、これ
がローラ1内の温度の低〜・部分に触れたときに凝縮し
て潜熱を発生し、この熱によつて前記温度の低〜・部分
を加熱する。これによ 1つてローラ1の温度は均一化
されるようになる。7は回転軸2,3内を通る固定され
た軸、8〜10は軸7に支持され、軸7の軸心方向に沿
つて並ぶ磁束発生機構で、それぞれは軸7に支持された
鉄心(たとえば巻鉄心)11及び鉄心11に巻装された
電磁コイル12によつて構成されて(・る。
電磁コイル12はこの発明にしたがい三相電源によつて
励磁されるのであるが、この励磁によつて発生する磁束
のための磁路がそれぞれ独立するように各電磁コイル1
2間に円盤状の継鉄部13を設置する。なお両側の電磁
コイル12の外端にも図のように継鉄部13と同形状の
継鉄部14を設置して℃・るが、これに代えてフランジ
4,5を利用するようにしてもよ〜・。各電磁コイル1
2はスター又はデルタ結線され三相電源の線間に接続さ
れる。
第2図はその結線の一例を示し、電磁コイル12はスタ
ー結線され三相電源端子15〜17に接続されてある。
18は電流制御装置たとえば可飽和リアクトルで、各電
磁コイル12に流れる電流を制御し、ローラの発生温度
を制御する。
19は主巻線、20は制御巻線である。
以上の構成にお〜・て、各電磁コイル12を三相電源に
よつて励磁した場合、これに基〜゛て誘起する磁束は点
線で示すような経路を通る。
すなわち軸7又は鉄心11、電磁コイル12の一方の端
部側にある継鉄部、ローラ1の周壁の電磁コイル12と
向か(・合う一部及び反対側にある継鉄部をもつてそれ
ぞれ独立した閉磁路が完成し、各閉磁路に磁束が通るよ
うになる。この各磁束によつてローラの周壁の、各閉磁
路に対応する部分毎に起電力が誘起し、この各起電力に
よつて電流がローラ1の円周方向に流れ、発熱する。既
述のように各電磁コイルを三相電源によつて励磁しても
、各電磁コイルの励磁によつて発生する磁束の磁路はそ
れぞれ独立して(・るので、単相電源によつて励磁した
ときと同じように各磁束によつて起電力は発生するよう
になる。この場合起電力は各継鉄部間粕相対する部分を
境界として三分割された各部分で誘起するが、この各部
分での誘起起電力の位相が異なるので、各部分の境界附
近では、誘起起電力を打ち消すべく軸方向の電流がロー
ラの周壁に流れるようになる。
一方前記各部分の境界附近では、磁束が減少することに
よつて発熱温度は低下するものの、前記軸方向に流れる
電流によつて境界附近での温度が大きく低下することが
回避できる。なお図のように中央の磁束発生機構9の電
磁コイル12の巻方向を、その両側の磁束発生機構8,
10の電磁コイル12とは逆向きにしておくと、外鉄型
三相変圧器と同じ理由により、継鉄部13を通る磁束は
、継鉄部14を通る磁束と等しくなるので継鉄部13を
継鉄部14と同じ断面積とすることができて都合がよ℃
・o第2図の例は可飽和リアクトル18を用〜・て各電
磁コイル12に流れる電流を制御し、これによつてロー
ラ1の各分割部分の発熱温度を同時に制御するようにし
ているが、これを個々に制御するようにするには、第3
図に示すように3個の可飽和リアクトル18a〜18c
を用℃・、その各主巻線19a〜19cを電磁コイル1
2のそれぞれに接続し、各制御巻線20a〜20cの電
流を個々に制御するようにすればよ℃・。
各継鉄部分間に相対する部分を境界として三分割された
各ローラ周壁部分にお〜・てその境界附近の温度が低下
すること、並びにその境界附近では軸方向に電流が流れ
ることによつて、その温度低下を補なうことは前述した
とおりである。
この温度低下を更に補なうにはジヤケツト室6とこれに
封入された熱媒体が有効に作用する。前記のように気化
した熱媒体が液相にもどるときの潜熱ぱローラを均熱化
するものであるから、このような熱媒体の使用によつて
前記境界部分での温度低下による不均熱化はこれをもつ
て充分回避できるようになる。以上詳述したようにこの
発明によれば、ローラ発熱のための磁束発生機構を構成
する電磁コイルを三分割し、これを三相電源によつて励
磁してもローラを発熱させることができるようになる・
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示すもので、部を断面とし
た正面図、第2図は回路図、第3図は他の実施例による
回路図である。 1・・・・・・ローラ、8〜10・・・・・・磁束発生
機構、11・・・・・・鉄心、12・・・・・・電磁コ
イル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 回転するローラの内部に、鉄心及び電磁コイルから
    なる磁束発生機構の3個を前記ローラの軸心に沿つて並
    設するとともに、前記各磁束発生機構によつて発生する
    磁束の各磁路を、前記各磁束発生機構の電磁コイルと向
    かい合う前記ローラの周壁のそれぞれ異なる部分を含ん
    で互いに独立する閉磁路としてなり、前記各電磁コイル
    を三相電源によつて励磁せしめてなる誘導発熱ローラ装
    置。
JP8330980A 1980-06-18 1980-06-18 誘導発熱ロ−ラ装置 Expired JPS593034B2 (ja)

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JP8330980A JPS593034B2 (ja) 1980-06-18 1980-06-18 誘導発熱ロ−ラ装置

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JP8330980A JPS593034B2 (ja) 1980-06-18 1980-06-18 誘導発熱ロ−ラ装置

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JPS579094A JPS579094A (en) 1982-01-18
JPS593034B2 true JPS593034B2 (ja) 1984-01-21

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ID=13798809

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62223057A (ja) * 1986-03-24 1987-10-01 日東電工株式会社 セラミツクスグリ−ンシ−ト
JPS62178494U (ja) * 1986-04-30 1987-11-12
US4877944A (en) * 1987-06-08 1989-10-31 Metcal, Inc. Self regulating heater
JP2686533B2 (ja) * 1988-04-15 1997-12-08 トクデン株式会社 誘導発熱ローラ装置

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JPS579094A (en) 1982-01-18

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