JPS5844557Y2 - 回転加熱ロ−ラ - Google Patents

回転加熱ロ−ラ

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Publication number
JPS5844557Y2
JPS5844557Y2 JP14693879U JP14693879U JPS5844557Y2 JP S5844557 Y2 JPS5844557 Y2 JP S5844557Y2 JP 14693879 U JP14693879 U JP 14693879U JP 14693879 U JP14693879 U JP 14693879U JP S5844557 Y2 JPS5844557 Y2 JP S5844557Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller body
roller
temperature
heat
holes
Prior art date
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Expired
Application number
JP14693879U
Other languages
English (en)
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JPS5664697U (ja
Inventor
弘喜 塘
良夫 北野
Original Assignee
トクデン株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by トクデン株式会社 filed Critical トクデン株式会社
Priority to JP14693879U priority Critical patent/JPS5844557Y2/ja
Publication of JPS5664697U publication Critical patent/JPS5664697U/ja
Application granted granted Critical
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  • General Induction Heating (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は回転加熱ローラに関する。
この種ローラにおいて、内部に加熱体を配置したローラ
本体の肉厚部に、軸方向に平行な孔を同心円周方向に沿
って多数設け、この基孔を円周方向に沿って相互に連通
し、基孔に熱媒体を封入した構成はよく知られている。
この構成によれば、ローラ本体の表面に局部的な熱負荷
が加えられてその表面に温度差が生じた場合、熱媒体が
低温部で凝縮して凝縮潜熱を与え、又高温度で蒸発して
蒸発潜熱を奪い、これによって前記表面の温度差が均一
になる。
又基孔が相互に連結しているので蒸発、凝縮の潜熱が大
きくなり、ローラ本体を均一に加熱するのに都合がよく
、かつ高温、高圧に充分に耐えることができるといった
各種の利点が得られる。
一方この種ローラ本体では、その前端(ローラ本体の閉
塞端部側)と、後端(ローラ本体の開放端部側)とは放
熱が助長される関係上、ローラ本体の中央部に比較して
温度が降下することが知られており、一般にはローラ本
体の回転軸心に沿うその表面の温度分布図を画くと、台
形状となる。
このような温度分布によれば、前後両端における低温帯
域では被加工物の加熱には供し得ないため前記加熱に供
し得る中央の高温帯域の幅は必然的に狭まくならざるを
得ない。
このような温度分布の傾向は前記した従来の構成によっ
ても避けられない。
このような傾向を改善する一手段として熱媒の蒸発、凝
縮熱量を増大すればよいことが考えられその対策として
熱媒の伝熱面積を増大させればよいこととなる。
しかしそのためにローラ本体に形成した孔の数を増すか
、又はその断面積を大きくすると、前者の場合、ローラ
本体の肉厚部における半径方向の熱抵抗は大きくなるし
、後者の場合ローラ本体の機械的強度が弱まるようにな
る。
特に前者の場合のように熱抵抗が大きくなることは、ロ
ーラ本体の内周面と外周面との温度差が大きくなること
を意味しており、温度の制御応答性から言ってこの温度
差は可及的に小さいことが望ましい。
又熱抵抗が大きいときは、発熱エネルギーの熱伝導が阻
害され、表面を同じ温度まで上昇させるのに、大きな発
熱エネルギーを発生させる必要がある。
この考案は、ローラ本体の熱抵抗の増大、機械的強度の
低下をまねくことなく、ローラ本体の端部近辺における
温度降下を防ぐことを目的とする。
この考案はローラ本体の端部附近での熱媒の凝縮伝熱面
積を増加させるように、そのために前記端部附近のみに
、ローラ本体の肉厚部に形成された孔に連通ずる別の空
洞を形成したことを特徴とする。
この考案の実施例を図によって説明すると、1は熱伝導
性の磁性材料よりなるローラ本体で適宜支持された回転
軸2に一体的に連結され、回転軸2の回転によって回転
される。
ローラ本体1の周壁にはローラ本体1の回転軸方向に平
行する孔3が、ローラ本体1の円周方向にわたって所定
間隔を置いて複数形成されである。
この孔3はローラ本体1の回転軸方向に沿うほぼ全長に
わたる長さとしである。
そして基孔3はその一端においてローラ本体1の円周に
沿って形成された環状孔4に開口し、これによって基孔
3はこの環状孔を経て互いに連通ずるようになる。
基孔3及び環状孔4により形成された密封空間には水の
ような熱媒体5(油でもよい。
)が封入されており、ローラ本体の温度が、設定された
温度となったとき、熱媒体5の液相部5aが沸騰して気
相となるように所定の圧力に設定されである。
6は加熱体の鉄心、7は鉄心6に巻装された誘導加熱用
のコイルで、このコイル7を交番電源で励磁することに
よってローラ本体1が交番磁束と鎖交してローラ本体1
が誘導加熱されることになる。
以上の構成は前記した従来のローラと大差はなく、ロー
ラ本体1の回転中に、被加工物による熱負荷がその表面
に与えられたことによって局部的に温度差が生じたとき
、ローラ本体1の高温部では孔3の、ローラ本体外周側
の表壁に接した熱媒体5の液相部5aが沸騰して蒸発潜
熱が奪われて温度が低下し、又低温部では、孔3の、ロ
ーラ本体内周側の表壁に接した熱媒体5の蒸気5bが凝
縮して凝縮潜熱が加えられが温度が上昇する。
これによって局部的な熱負荷によっても均一な温度分布
が得られるようになる。
しかしながらこのような構成においても、ローラ本体1
の両端部におけるその中央部よりの温度降下は避けられ
ないことは前述のとおりである。
そのため第1図に示す実施例ではローラ本体1の両端部
附近のみに、孔3と平行する空洞8 a 、8 bをロ
ーラ本体1の円周方向にわたって適当な間隔を置いて形
成する。
空洞としては、孔3の断面積よりも小さくシ、又第3図
に示すように断面を円形としても、又第4図に示すよう
に方形としてもよい。
そして空洞8aは環状孔4に開口し、基孔3と相互に連
通ずる。
又空洞8bも、同じくローラ本体1の円周に沿って形成
された環状孔4Aに開口する。
環状孔4Aには基孔3の反対側の端部を開口させてあり
、これによって空洞8aも基孔3に相互に連通ずるよう
になる。
したがって各空洞8a8bにも熱媒体5が封入充填され
ることになる。
上記の構成において、孔3内にある熱媒体5の凝縮、蒸
発は前記したように行なわれるが、空洞8a、8b内に
おいても同じようにその内部における熱媒体5が凝縮、
蒸発する。
したがってローラ本体1の端部附近における熱媒体の伝
熱面積が、中央部よりも増えたことになり、その結果、
この端部附近における熱媒体の蒸発、凝縮熱量が増大し
、端部附近の温度が上昇するようになる。
この場合孔3の数を増していないので、ローラ本体1の
半径方向の熱抵抗の増大をうながすことはなく、シたが
って発熱エネルギーの熱伝導が特別に阻害されることは
ない。
又空洞はローラ本体の端部のみであるから、ローラ本体
の機械的強度の低下をまねくことはほとんどない。
第5図はこの考案の他の実施例を示し、ローラ本体1の
端部附近に複数の円環状の空洞9a、9bが形成しであ
る。
この空洞9 a 、9 bはすべての孔3を横切ってい
る。
したがってすべての孔3と相互に連通ずることになり、
その結果空洞9a、9b内の熱媒体は、上記した空洞8
a 、8 b内の熱媒体と同じ作用を果たし、ローラ
本体りの端部附近の温度降下を阻止する。
以上詳述したように、この考案によれば発熱エネルギー
の熱伝導を阻害せず、機械的強度を阻害することなく、
ローラ本体の端部近辺における熱媒体の凝縮伝熱面積を
増すことができ、これによって前記端部近辺における温
度降下を極力阻止することができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの考案の実施例を示す縦断側面図、第2図は
第1図のA−A’線断面図、第3図は第1図のB−13
’線及びC−C′線線断断面図第4図は他の実施例を示
すもので、第3図に対応する横断面図、第5図は更に他
の実施例を示す縦断面図、第6図は第5図の一部の拡大
図である。 1・・・・・・ローラ本体、2・・・・・・回転軸、3
・・・・・・孔、4,4A・・・・・・環状孔、5・・
・・・・熱媒体、6・・・・・・鉄心、7・・・・・・
コイル、8 a 、8 b 、9 a 、9 b −−
−−・−空洞。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)回転軸によって回転されるローラ本体の内部に前
    記ローラ本体を加熱する加熱体を設けてなる回転加熱ロ
    ーラにおいて、前記ローラ本体の肉厚部に、前記ローラ
    本体の軸方向に平行な孔を前記ローラ本体の円周方向に
    わたって複数形威し、前記基孔を前記円周方向に沿って
    相互に連通ずるとともに、前記ローラ本体の端部附近の
    みにおける前記ローラ本体の肉厚部に前記基孔に相互に
    連通ずる複数の空洞を形成し、前記基孔並びに空洞に熱
    媒体を封入してなる回転加熱ローラ
  2. (2)空洞をローラ本体の軸方向に平行に形成してなる
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の回転加熱ローラ
  3. (3)空洞をローラ本体の円周方向に沿って形成してな
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の回転加熱ローラ
JP14693879U 1979-10-22 1979-10-22 回転加熱ロ−ラ Expired JPS5844557Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14693879U JPS5844557Y2 (ja) 1979-10-22 1979-10-22 回転加熱ロ−ラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14693879U JPS5844557Y2 (ja) 1979-10-22 1979-10-22 回転加熱ロ−ラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5664697U JPS5664697U (ja) 1981-05-30
JPS5844557Y2 true JPS5844557Y2 (ja) 1983-10-08

Family

ID=29378091

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JP14693879U Expired JPS5844557Y2 (ja) 1979-10-22 1979-10-22 回転加熱ロ−ラ

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JPS5664697U (ja) 1981-05-30

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