JPS6348807Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6348807Y2 JPS6348807Y2 JP19965783U JP19965783U JPS6348807Y2 JP S6348807 Y2 JPS6348807 Y2 JP S6348807Y2 JP 19965783 U JP19965783 U JP 19965783U JP 19965783 U JP19965783 U JP 19965783U JP S6348807 Y2 JPS6348807 Y2 JP S6348807Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller body
- jacket
- jacket chamber
- roller
- circumferential direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 6
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Landscapes
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は冷却ローラ装置に関する。
所定の速度で走行する高温の、樹脂フイルム、
繊維、金属シート、金属ストリツプ等の熱負荷を
連続的に冷却するのに冷却ローラ装置が使用され
る。冷却ローラ装置は駆動源によつて回転される
ローラ本体を備え、その表面に前記熱負荷を添纒
させながら走行せしめるようにしてある。前記ロ
ーラ本体の内部には水その他の冷媒を循環させて
冷却している。
繊維、金属シート、金属ストリツプ等の熱負荷を
連続的に冷却するのに冷却ローラ装置が使用され
る。冷却ローラ装置は駆動源によつて回転される
ローラ本体を備え、その表面に前記熱負荷を添纒
させながら走行せしめるようにしてある。前記ロ
ーラ本体の内部には水その他の冷媒を循環させて
冷却している。
このような冷却ローラ装置において、前記ロー
ラ本体の表面温度を軸方向に沿つて均一化するこ
とが望まれており、そのためにローラ本体の周壁
内部に、気液二相の熱媒体を真空封入したジヤケ
ツト室を、ローラ本体の軸方向に沿つて構成する
ことが考えられている。前記熱媒体は高温域では
蒸発して蒸発潜熱を奪い、又低温域では凝縮して
凝縮潜熱を与える。
ラ本体の表面温度を軸方向に沿つて均一化するこ
とが望まれており、そのためにローラ本体の周壁
内部に、気液二相の熱媒体を真空封入したジヤケ
ツト室を、ローラ本体の軸方向に沿つて構成する
ことが考えられている。前記熱媒体は高温域では
蒸発して蒸発潜熱を奪い、又低温域では凝縮して
凝縮潜熱を与える。
第1図はジヤケツト室を設けた冷却ローラ装置
を示し、1はローラ本体、2はその回転軸、3は
軸受である。図の例ではローラ本体1は外筒部4
と内筒部5とにより構成されており、両筒部間に
ジヤケツト室6が設置されてある。7はジヤケツ
ト室6内に真空封入された水その他の気液二相の
熱媒体である。ローラ本体1の内部に、その軸心
方向に沿つてのびるパイプ8が設置されてあり、
その一方の端部はロータリジヨイント9を介して
外部の冷媒供給源に連なつており、又他方の端部
は開口されてあつて、パイプ8により供給されて
きた冷媒10をローラ本体1内に矢印のように放
流する。放流された冷媒はローラ本体1内を通つ
てこれを冷却し、ロータリジヨイント9を介して
外部に排出される。11は熱負荷で、ローラ本体
1の表面を添纒しつつ走行する。
を示し、1はローラ本体、2はその回転軸、3は
軸受である。図の例ではローラ本体1は外筒部4
と内筒部5とにより構成されており、両筒部間に
ジヤケツト室6が設置されてある。7はジヤケツ
ト室6内に真空封入された水その他の気液二相の
熱媒体である。ローラ本体1の内部に、その軸心
方向に沿つてのびるパイプ8が設置されてあり、
その一方の端部はロータリジヨイント9を介して
外部の冷媒供給源に連なつており、又他方の端部
は開口されてあつて、パイプ8により供給されて
きた冷媒10をローラ本体1内に矢印のように放
流する。放流された冷媒はローラ本体1内を通つ
てこれを冷却し、ロータリジヨイント9を介して
外部に排出される。11は熱負荷で、ローラ本体
1の表面を添纒しつつ走行する。
ところでこのような構成の冷却ローラ装置にお
いて、熱負荷11の張力が大きいとき、或いは2
本のローラ本体に熱負荷を強制的に通過させよう
とするとき、ローラ本体に大きな曲げモーメント
がかかる。この曲げモーメントによつてもローラ
本体がわん曲することのないように、ローラ本体
の曲げ剛性を大きくすることが要求される。その
対策としてローラ本体1の周壁を厚く構成すれば
よいが、これを厚くするとローラ本体の内面と表
面との間の熱抵抗が当然のことながら増大する。
そのため熱負荷から与えられた熱はジヤケツト室
6に到達しにくくなるし、又ジヤケツト室6内で
の熱媒体による表面の冷却作用も阻害され、その
結果としてジヤケツト室6による均温効果がロー
ラ本体の表面に反映しにくくなるといつた欠点が
ある。
いて、熱負荷11の張力が大きいとき、或いは2
本のローラ本体に熱負荷を強制的に通過させよう
とするとき、ローラ本体に大きな曲げモーメント
がかかる。この曲げモーメントによつてもローラ
本体がわん曲することのないように、ローラ本体
の曲げ剛性を大きくすることが要求される。その
対策としてローラ本体1の周壁を厚く構成すれば
よいが、これを厚くするとローラ本体の内面と表
面との間の熱抵抗が当然のことながら増大する。
そのため熱負荷から与えられた熱はジヤケツト室
6に到達しにくくなるし、又ジヤケツト室6内で
の熱媒体による表面の冷却作用も阻害され、その
結果としてジヤケツト室6による均温効果がロー
ラ本体の表面に反映しにくくなるといつた欠点が
ある。
この考案はローラ本体の曲げ剛性を大きくして
もジヤケツト室による均温効果が阻害されないよ
うにすることを目的とする。
もジヤケツト室による均温効果が阻害されないよ
うにすることを目的とする。
この考案の実施例を第3図により説明する。な
お第1図と同じ符号を附した部分は同一又は対応
する部分を示す。第3図に示す実施例はローラ本
体1の軸方向にのびる複数のジヤケツト室12を
ローラ本体1の円周方向に並べて構成する。各ジ
ヤケツト室12の端部は、ローラ本体1の円周方
向に沿う環状溝13によつて互いに連通し合つて
いる。そしてジヤケツト室12の端部と環状溝1
3との連通は連通部14を介して行なわれる。こ
の連通部14はジヤケツト室12よりも細径とし
て段部15を形成するなどして、ジヤケツト室1
2の、ローラ本体1の軸心側の壁面を、連通部1
4の段部15の段面より、ローラ本体1の軸心側
に位置せしめておく。これによりジヤケツト12
のローラ本体1の軸心側の壁面よりも段部15が
高くなる。
お第1図と同じ符号を附した部分は同一又は対応
する部分を示す。第3図に示す実施例はローラ本
体1の軸方向にのびる複数のジヤケツト室12を
ローラ本体1の円周方向に並べて構成する。各ジ
ヤケツト室12の端部は、ローラ本体1の円周方
向に沿う環状溝13によつて互いに連通し合つて
いる。そしてジヤケツト室12の端部と環状溝1
3との連通は連通部14を介して行なわれる。こ
の連通部14はジヤケツト室12よりも細径とし
て段部15を形成するなどして、ジヤケツト室1
2の、ローラ本体1の軸心側の壁面を、連通部1
4の段部15の段面より、ローラ本体1の軸心側
に位置せしめておく。これによりジヤケツト12
のローラ本体1の軸心側の壁面よりも段部15が
高くなる。
ローラ本体1の表面からジヤケツト室12まで
の距離は、剛性上支障のない程度に短かく設定し
てある。したがつてこの間の熱抵抗は可能な限り
小さく設定される。この場合第1図の例ではジヤ
ケツト室6はローラ本体1の円周方向に連続して
構成されてあるので、第3図に示すように円周方
向にジヤケツト室12を復数並設した場合よりも
剛性が小さい。したがつてローラ本体1の表面か
らジヤケツト室までの距離を剛性上支障のない程
度に短かくしたといつても、第1図に比較すれば
第3図の構成の方がこの距離は充分短かいことは
明らかである。したがつて同一材質からなるロー
ラ本体では第3図の構成の方がローラ本体1の表
面とジヤケツト12との間の熱抵抗は小さい。
の距離は、剛性上支障のない程度に短かく設定し
てある。したがつてこの間の熱抵抗は可能な限り
小さく設定される。この場合第1図の例ではジヤ
ケツト室6はローラ本体1の円周方向に連続して
構成されてあるので、第3図に示すように円周方
向にジヤケツト室12を復数並設した場合よりも
剛性が小さい。したがつてローラ本体1の表面か
らジヤケツト室までの距離を剛性上支障のない程
度に短かくしたといつても、第1図に比較すれば
第3図の構成の方がこの距離は充分短かいことは
明らかである。したがつて同一材質からなるロー
ラ本体では第3図の構成の方がローラ本体1の表
面とジヤケツト12との間の熱抵抗は小さい。
ローラ方体1が低速回転しているときは、液相
熱媒体7は重力により下方のジヤケツト12及び
環状溝13内にたまつた状態となる。そしてロー
ラ本体1の回転につれて、たまつている液相部の
水位以上にまでジヤケツト室が上昇すると、ジヤ
ケツト室内の液相熱媒体は連通部14、環状溝1
3を経由して下方に流出する。しかし段部15を
こえてまで流出することはできず、そのため一定
量の液相熱媒体7は、上昇したジヤケツト室12
内に第3図、第4図に示すように残るようにな
る。すなわちジヤケツト室12のいずれにも液相
熱媒体7が存在することになる。
熱媒体7は重力により下方のジヤケツト12及び
環状溝13内にたまつた状態となる。そしてロー
ラ本体1の回転につれて、たまつている液相部の
水位以上にまでジヤケツト室が上昇すると、ジヤ
ケツト室内の液相熱媒体は連通部14、環状溝1
3を経由して下方に流出する。しかし段部15を
こえてまで流出することはできず、そのため一定
量の液相熱媒体7は、上昇したジヤケツト室12
内に第3図、第4図に示すように残るようにな
る。すなわちジヤケツト室12のいずれにも液相
熱媒体7が存在することになる。
そのため熱負荷11がローラ本体1の表面のど
の位置から接触しても熱負荷からローラ本体1の
表面に移動した熱により液相熱媒体7は効率よく
蒸発し、この熱を潜熱に変換する。そしてジヤケ
ツト室12の軸方向及び環状溝13を経由する蒸
気の流れを生じ、低温部に至つて凝縮する。以上
によつてローラ本体1の軸方向及び円周方向の温
度均一性が充分果されることになる。
の位置から接触しても熱負荷からローラ本体1の
表面に移動した熱により液相熱媒体7は効率よく
蒸発し、この熱を潜熱に変換する。そしてジヤケ
ツト室12の軸方向及び環状溝13を経由する蒸
気の流れを生じ、低温部に至つて凝縮する。以上
によつてローラ本体1の軸方向及び円周方向の温
度均一性が充分果されることになる。
又ローラ本体1が高速回転するときは、第5図
に示すように遠心力により液相熱媒体7は各ジヤ
ケツト室12内において、回転中心からみて外側
にはりついた状態となり、各ジヤケツト室内に液
相熱媒体7はほぼ均等に分配される。そのため熱
負荷11がローラ本体1の表面にどの位置から接
触しても前記したと同様ローラ本体1の軸方向、
円周方向の温度均一性が充分果されることにな
る。
に示すように遠心力により液相熱媒体7は各ジヤ
ケツト室12内において、回転中心からみて外側
にはりついた状態となり、各ジヤケツト室内に液
相熱媒体7はほぼ均等に分配される。そのため熱
負荷11がローラ本体1の表面にどの位置から接
触しても前記したと同様ローラ本体1の軸方向、
円周方向の温度均一性が充分果されることにな
る。
以上詳述したようにこの考案によれば、大きな
外力がローラ本体にかかるような場合でも、ロー
ラ本体の表面温度が均一化され、熱負荷全幅にわ
たつて均一な冷却が可能となるとともに、温度差
によるローラ本体直径の熱膨張差に起因するサー
マルクラウンを減少させることができ、熱負荷の
張力が安定するといつた効果を奏する。
外力がローラ本体にかかるような場合でも、ロー
ラ本体の表面温度が均一化され、熱負荷全幅にわ
たつて均一な冷却が可能となるとともに、温度差
によるローラ本体直径の熱膨張差に起因するサー
マルクラウンを減少させることができ、熱負荷の
張力が安定するといつた効果を奏する。
第1図は従来例の縦断面図、第2図は同横断面
図、第3図はこの考案の実施例を示す縦断面図、
第4図、第5図は同横断面図である。 1……ローラ本体、7……熱媒体、11……熱
負荷、12……ジヤケツト室、13……環状溝、
14……連通部、15……段部。
図、第3図はこの考案の実施例を示す縦断面図、
第4図、第5図は同横断面図である。 1……ローラ本体、7……熱媒体、11……熱
負荷、12……ジヤケツト室、13……環状溝、
14……連通部、15……段部。
Claims (1)
- 内部に冷媒を流すことによつて冷却されるロー
ラ本体の周壁に、前記ローラ本体の軸心方向に沿
う複数のジヤケツト室を前記ローラ本体の円周方
向に並べて設け、前記ジヤケツト室の端部を前記
ローラ本体の円周方向に沿う環状溝に連通し、又
前記ジヤケツト室に気液二相の熱媒体を封入して
なり、更に前記ジヤケツト室の端部と前記環状溝
とを、前記ジヤケツト室の、前記ローラ本体の軸
心側の壁面よりも高い段部を有する連通部を介し
て連通せしめてなる冷却ローラ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19965783U JPS60108819U (ja) | 1983-12-28 | 1983-12-28 | 冷却ロ−ラ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19965783U JPS60108819U (ja) | 1983-12-28 | 1983-12-28 | 冷却ロ−ラ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60108819U JPS60108819U (ja) | 1985-07-24 |
JPS6348807Y2 true JPS6348807Y2 (ja) | 1988-12-15 |
Family
ID=30759782
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19965783U Granted JPS60108819U (ja) | 1983-12-28 | 1983-12-28 | 冷却ロ−ラ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60108819U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2844149B2 (ja) * | 1992-10-27 | 1999-01-06 | 東洋鋼鈑株式会社 | 熱交換ロールおよびこれを用いた加熱、冷却ロール装置 |
JP4749041B2 (ja) * | 2005-06-09 | 2011-08-17 | トクデン株式会社 | 熱処理用ローラ装置 |
JP5611685B2 (ja) * | 2010-06-25 | 2014-10-22 | 株式会社ブリヂストン | 有機繊維ディップコードの製造方法、及び有機繊維ディップコードの製造装置 |
-
1983
- 1983-12-28 JP JP19965783U patent/JPS60108819U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60108819U (ja) | 1985-07-24 |
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