JPH0129316Y2 - - Google Patents
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- JPH0129316Y2 JPH0129316Y2 JP8931486U JP8931486U JPH0129316Y2 JP H0129316 Y2 JPH0129316 Y2 JP H0129316Y2 JP 8931486 U JP8931486 U JP 8931486U JP 8931486 U JP8931486 U JP 8931486U JP H0129316 Y2 JPH0129316 Y2 JP H0129316Y2
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- JP
- Japan
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- sliding
- heat
- sliding ring
- hollow part
- ring
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- Expired
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Landscapes
- Mechanical Sealing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、機器の軸封に用いるメカニカルシー
ルの改良に関する。
ルの改良に関する。
従来から、第2図に示すように機器のハウジン
グaの軸孔内周にOリングbを介して気密的に嵌
着された非回転側摺動環cと、シヤフトdにOリ
ングeを介して気密的に外挿されバネ部材fによ
つて軸方向に付勢された回転側摺動環gとを備
え、両摺動環c,gが互いに密接摺動することに
よつてハウジングaとシヤフトd間の密封を行な
うメカニカルシールが広く知られている。
グaの軸孔内周にOリングbを介して気密的に嵌
着された非回転側摺動環cと、シヤフトdにOリ
ングeを介して気密的に外挿されバネ部材fによ
つて軸方向に付勢された回転側摺動環gとを備
え、両摺動環c,gが互いに密接摺動することに
よつてハウジングaとシヤフトd間の密封を行な
うメカニカルシールが広く知られている。
しかし、このようなメカニカルシールは、高圧
や高速回転の条件で使用される場合、両摺動環
c,gの摺動面に高い摺動熱が発生し、該熱によ
る摺動面の変形、焼損、異常摩耗をもたらし、密
封性能が早期に損なわれる問題があつた。
や高速回転の条件で使用される場合、両摺動環
c,gの摺動面に高い摺動熱が発生し、該熱によ
る摺動面の変形、焼損、異常摩耗をもたらし、密
封性能が早期に損なわれる問題があつた。
本考案は、上記問題点に鑑み、摺動発熱量が大
となるような使用条件において該熱を摺動面から
効率よく除去し、長期に亘つて安定した密封性能
を得ることを目的としてなされたものである。
となるような使用条件において該熱を摺動面から
効率よく除去し、長期に亘つて安定した密封性能
を得ることを目的としてなされたものである。
このため本考案メカニカルシールは、シヤフト
外周に気密的に装着される回転側摺動環を中空と
し、該中空部内に飽和蒸気が得られる所要量の冷
媒液を封入した構造を備えてなるものである。
外周に気密的に装着される回転側摺動環を中空と
し、該中空部内に飽和蒸気が得られる所要量の冷
媒液を封入した構造を備えてなるものである。
すなわち本考案は、回転側摺動環の中空部内に
おける冷媒の相転移(液相から気相への変化およ
び気相から液相への変化)に伴なう潜熱の授受を
利用して摺動熱の除去を行なうよう構成したもの
で、中空部内の摺動面側空間において、冷媒液が
蒸発する際の潜熱として摺動熱を吸収する一方、
中空部内の他側空間において、飽和した冷媒蒸気
が凝結して復液する際に、吸収した前記熱を放出
する。
おける冷媒の相転移(液相から気相への変化およ
び気相から液相への変化)に伴なう潜熱の授受を
利用して摺動熱の除去を行なうよう構成したもの
で、中空部内の摺動面側空間において、冷媒液が
蒸発する際の潜熱として摺動熱を吸収する一方、
中空部内の他側空間において、飽和した冷媒蒸気
が凝結して復液する際に、吸収した前記熱を放出
する。
以下、本考案の実施例を第1図に基いて説明す
る。
る。
図において符合3はハウジング1の軸孔内周に
Oリング2を介して気密的に嵌着された非回転側
摺動環、6はシヤフト4にOリング5を介して気
密的に外挿され、該シヤフト4とともに回転しか
つ図示しないバネ部材により軸方向に付勢されて
前記非回転側摺動環3に対して密接摺動する回転
側摺動環である。該回転側摺動環6は中空体であ
つて、すなわち内部に摺動面9側において広く形
成された断面台形状の中空部7を有しており、該
中空部7には適量の冷媒液8Lが封入されている。
この冷媒液8Lとしては、たとえばフロン、水、
ジフエニール系油、ベンゼン、メタノール、アセ
トン、アンモニア等が用いられ、当該メカニカル
シールの回転数や圧力等の使用条件によつて適宜
選定する。
Oリング2を介して気密的に嵌着された非回転側
摺動環、6はシヤフト4にOリング5を介して気
密的に外挿され、該シヤフト4とともに回転しか
つ図示しないバネ部材により軸方向に付勢されて
前記非回転側摺動環3に対して密接摺動する回転
側摺動環である。該回転側摺動環6は中空体であ
つて、すなわち内部に摺動面9側において広く形
成された断面台形状の中空部7を有しており、該
中空部7には適量の冷媒液8Lが封入されている。
この冷媒液8Lとしては、たとえばフロン、水、
ジフエニール系油、ベンゼン、メタノール、アセ
トン、アンモニア等が用いられ、当該メカニカル
シールの回転数や圧力等の使用条件によつて適宜
選定する。
上記構成によれば、冷媒液8Lは中空部7にお
ける摺動面9の近傍空間7a外径側に遠心力によ
つて収束しており、両摺動環3,6の密接摺動に
伴なつて発生する摺動熱により加熱され、該熱を
潜熱として吸収しつつ盛んに蒸発し、冷媒蒸気8
Gとなる。該冷媒蒸気8Gは、前記空間7aで遠
心力と逆向き(内径方向)に作用する対流(図中
破線で矢示)によつて、摺動面9と離隔した放熱
側空間7bに流動し、メカニカルシール外部の冷
却空間10との間で熱交換が行なわれる該放熱側
空間7bで飽和して、盛んに潜熱を放出しつつ再
び液相すなわち冷媒液8Lとなり、遠心力によつ
てテーパ状周面6′に沿つて還流(図中太い実線
で矢示)される。
ける摺動面9の近傍空間7a外径側に遠心力によ
つて収束しており、両摺動環3,6の密接摺動に
伴なつて発生する摺動熱により加熱され、該熱を
潜熱として吸収しつつ盛んに蒸発し、冷媒蒸気8
Gとなる。該冷媒蒸気8Gは、前記空間7aで遠
心力と逆向き(内径方向)に作用する対流(図中
破線で矢示)によつて、摺動面9と離隔した放熱
側空間7bに流動し、メカニカルシール外部の冷
却空間10との間で熱交換が行なわれる該放熱側
空間7bで飽和して、盛んに潜熱を放出しつつ再
び液相すなわち冷媒液8Lとなり、遠心力によつ
てテーパ状周面6′に沿つて還流(図中太い実線
で矢示)される。
以上説明したとおり、本考案メカニカルシール
は、回転側摺動環に形成した中空部に冷媒液を封
入し、該冷媒液の相転移による冷却サイクルによ
つて、摺動面に発生する熱を効率よく放出するこ
とを可能としたもので、ことに、高速、高圧等苛
酷な条件下で使用されるメカニカルシールの摺動
面の熱による変形、焼損、早期摩耗等の不具合を
解消してシール耐久性を著しく向上させることが
できるようになる。
は、回転側摺動環に形成した中空部に冷媒液を封
入し、該冷媒液の相転移による冷却サイクルによ
つて、摺動面に発生する熱を効率よく放出するこ
とを可能としたもので、ことに、高速、高圧等苛
酷な条件下で使用されるメカニカルシールの摺動
面の熱による変形、焼損、早期摩耗等の不具合を
解消してシール耐久性を著しく向上させることが
できるようになる。
第1図は本考案メカニカルシールの一実施例を
示す要部半裁断面図、第2図は従来のメカニカル
シールの一例を示す半裁断面図である。 3……非回転側摺動環、4……シヤフト、6…
…回転側摺動環、7……中空部、8L……冷媒液、
8G……冷媒蒸気。
示す要部半裁断面図、第2図は従来のメカニカル
シールの一例を示す半裁断面図である。 3……非回転側摺動環、4……シヤフト、6…
…回転側摺動環、7……中空部、8L……冷媒液、
8G……冷媒蒸気。
Claims (1)
- シヤフト外周に気密的に装着される回転側摺動
環を中空とし、該中空部内に飽和蒸気が得られる
所要量の冷媒液を封入してなることを特徴とする
メカニカルシール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8931486U JPH0129316Y2 (ja) | 1986-06-13 | 1986-06-13 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8931486U JPH0129316Y2 (ja) | 1986-06-13 | 1986-06-13 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62200867U JPS62200867U (ja) | 1987-12-21 |
JPH0129316Y2 true JPH0129316Y2 (ja) | 1989-09-06 |
Family
ID=30948193
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8931486U Expired JPH0129316Y2 (ja) | 1986-06-13 | 1986-06-13 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0129316Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0229310Y2 (ja) * | 1986-09-22 | 1990-08-07 | ||
JPH0527702Y2 (ja) * | 1987-12-25 | 1993-07-15 | ||
JP2009024541A (ja) * | 2007-07-18 | 2009-02-05 | Sanden Corp | 軸シール |
-
1986
- 1986-06-13 JP JP8931486U patent/JPH0129316Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62200867U (ja) | 1987-12-21 |
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