JPH0495619A - 多板ブレーキ - Google Patents
多板ブレーキInfo
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- JPH0495619A JPH0495619A JP2214013A JP21401390A JPH0495619A JP H0495619 A JPH0495619 A JP H0495619A JP 2214013 A JP2214013 A JP 2214013A JP 21401390 A JP21401390 A JP 21401390A JP H0495619 A JPH0495619 A JP H0495619A
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- rotor
- wheel
- rim
- heat
- stator
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Links
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D65/00—Parts or details
- F16D65/78—Features relating to cooling
- F16D2065/781—Features relating to cooling involving phase change of material
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、多板ブレーキに関する。
従来の多板ブレーキとしては、例えば、特開昭61−2
48926号公報に開示されるものがある。この多板ブ
レーキは、航空機等用であり、タイヤを保持するリム部
と、リム部に接続し、支持軸に回転自在に支持されるデ
ィスク部とを有するホイールを用い、リム部の内周部の
ロータ係合部に中心軸線方向の移動自在でかつ相対回転
不可能に係合する複数のロータと、ロータを挟装するよ
うに非回転部材に設けられ、中心軸線方向の移動自在で
かつ回転不可能に係合する複数のステータと、非回転部
材に設けられるシリンダ、ピストン等からなり、ステー
タを作動させるシリンダ装置とを有する。そして、シリ
ンダ装置に面する1番目のステータとスラスト手段との
間に第1の断熱手段がはさまれており、最後のステータ
と非回転の支持体に設けた保持板との間に第2の断熱手
段が配設されている。
48926号公報に開示されるものがある。この多板ブ
レーキは、航空機等用であり、タイヤを保持するリム部
と、リム部に接続し、支持軸に回転自在に支持されるデ
ィスク部とを有するホイールを用い、リム部の内周部の
ロータ係合部に中心軸線方向の移動自在でかつ相対回転
不可能に係合する複数のロータと、ロータを挟装するよ
うに非回転部材に設けられ、中心軸線方向の移動自在で
かつ回転不可能に係合する複数のステータと、非回転部
材に設けられるシリンダ、ピストン等からなり、ステー
タを作動させるシリンダ装置とを有する。そして、シリ
ンダ装置に面する1番目のステータとスラスト手段との
間に第1の断熱手段がはさまれており、最後のステータ
と非回転の支持体に設けた保持板との間に第2の断熱手
段が配設されている。
しかして、このような多板ブレーキによれば、制動作動
時にステータとロータとが互いに摩擦して発生する摩擦
熱は、かなり低い熱伝導率を有する第1及び第2の断熱
手段が熱シールドの役割をするので、シリンダ装置に直
接的に伝達されなくなり、油圧液及び防水リングの温度
限界が比較的低いものであっても、許容される温度範囲
内とすることができ、油圧液からの出火、ステータの支
持不良等を防止できるとしている。
時にステータとロータとが互いに摩擦して発生する摩擦
熱は、かなり低い熱伝導率を有する第1及び第2の断熱
手段が熱シールドの役割をするので、シリンダ装置に直
接的に伝達されなくなり、油圧液及び防水リングの温度
限界が比較的低いものであっても、許容される温度範囲
内とすることができ、油圧液からの出火、ステータの支
持不良等を防止できるとしている。
しかしながら、このような従来の多板ブレーキにあって
は、第1及び第2の断熱手段を備えさせ、シリンダ装置
の著しい昇温を防止する構造であり、積極的な冷却装置
を備えないため、第1及び第2の断熱手段によって熱的
に隔離されたステータ及びロータが、第1及び第2の断
熱手段を有しない場合より以上に摩擦熱によって昇温し
、ロータからホイールに500°C以上の熱が伝達され
、ホイールに保持されたゴム製のタイヤを早期に劣化さ
せ、バーストを生じて危険ですらある。このようなタイ
ヤの早期劣化は、第1及び第2の断熱手段を備えずに、
1番目のステータとスラスト手段との間を直接接触させ
、かつ、最後のステータと非回転の支持体に設けた保持
板との間を直接接触させる場合であっても、ぼぼ同様に
生ずるものである。
は、第1及び第2の断熱手段を備えさせ、シリンダ装置
の著しい昇温を防止する構造であり、積極的な冷却装置
を備えないため、第1及び第2の断熱手段によって熱的
に隔離されたステータ及びロータが、第1及び第2の断
熱手段を有しない場合より以上に摩擦熱によって昇温し
、ロータからホイールに500°C以上の熱が伝達され
、ホイールに保持されたゴム製のタイヤを早期に劣化さ
せ、バーストを生じて危険ですらある。このようなタイ
ヤの早期劣化は、第1及び第2の断熱手段を備えずに、
1番目のステータとスラスト手段との間を直接接触させ
、かつ、最後のステータと非回転の支持体に設けた保持
板との間を直接接触させる場合であっても、ぼぼ同様に
生ずるものである。
この発明は、このような従来の技術的課題に鑑みてなさ
れたものであり、その構成は、タイヤを保持するリム部
と、該リム部に接続し、内周部が支持軸に回転自在に支
持されるディスク部とを有するホイールを用い、該リム
部の内周面に形成されるロータ係合部に中心軸線方向の
移動自在でかつ相対回転不可能に係合する複数のロータ
と、該ロータと交互に設けられ、中心軸線方向の移動自
在でかつ回転不可能に非回転部材のステータ係合部に係
合する複数のステータと、非回転部材に設けられるシリ
ンダと、該シリンダに摺動自在に嵌合して液圧室を区画
し、該ステータを作動させるブレーキピストンとを有す
る多板ブレーキにおいて、ロータ係合部付近の該リム部
内に形成され、中心軸線方向に延在する熱交換部と、該
熱交換部に接続させて該ディスク部内に形成され、径方
向に延在する冷却部とを備える空洞部を形成し、該空洞
部内に冷媒を封入する多板ブレーキである。
れたものであり、その構成は、タイヤを保持するリム部
と、該リム部に接続し、内周部が支持軸に回転自在に支
持されるディスク部とを有するホイールを用い、該リム
部の内周面に形成されるロータ係合部に中心軸線方向の
移動自在でかつ相対回転不可能に係合する複数のロータ
と、該ロータと交互に設けられ、中心軸線方向の移動自
在でかつ回転不可能に非回転部材のステータ係合部に係
合する複数のステータと、非回転部材に設けられるシリ
ンダと、該シリンダに摺動自在に嵌合して液圧室を区画
し、該ステータを作動させるブレーキピストンとを有す
る多板ブレーキにおいて、ロータ係合部付近の該リム部
内に形成され、中心軸線方向に延在する熱交換部と、該
熱交換部に接続させて該ディスク部内に形成され、径方
向に延在する冷却部とを備える空洞部を形成し、該空洞
部内に冷媒を封入する多板ブレーキである。
そして、冷却部付近となるディスク部の側面に、冷却フ
ィンを形成することができる。
ィンを形成することができる。
しかして、この多板ブレーキによれば、液圧室に圧液を
供給すれば、ブレーキピストンが突出作動し、ステータ
を押圧して各ステータとロータとを圧接させるので、ホ
イールの制動作動状態が得られる。液圧室の圧液を排出
すれば、各ステータとロータとの圧接状態が解除され、
ホイールの制動解除状態が得られる。
供給すれば、ブレーキピストンが突出作動し、ステータ
を押圧して各ステータとロータとを圧接させるので、ホ
イールの制動作動状態が得られる。液圧室の圧液を排出
すれば、各ステータとロータとの圧接状態が解除され、
ホイールの制動解除状態が得られる。
しかして、制動作動の継続により、ステータとロータと
の摺動摩擦面が次第に昇温する。ホイールの回転状態に
おいては、空洞部内の冷媒は、遠心力を受けて径方向外
側へ移動し、ホイールのリム部内に形成した熱交換部に
集合している。このため、制動作動に伴って各ロータが
昇温し、各ロータを支持するロータ係合部を介してリム
部及び吸熱部が昇温すると、冷媒が吸熱して気化し、気
化潜熱を奪うので、リム部及びロータ係合部が冷却され
、リム部に保持されたタイヤの過熱が防止される。気化
した冷媒は、拡散浮遊して冷却部に至り、放熱されて復
液し、再度吸熱作用に供される。
の摺動摩擦面が次第に昇温する。ホイールの回転状態に
おいては、空洞部内の冷媒は、遠心力を受けて径方向外
側へ移動し、ホイールのリム部内に形成した熱交換部に
集合している。このため、制動作動に伴って各ロータが
昇温し、各ロータを支持するロータ係合部を介してリム
部及び吸熱部が昇温すると、冷媒が吸熱して気化し、気
化潜熱を奪うので、リム部及びロータ係合部が冷却され
、リム部に保持されたタイヤの過熱が防止される。気化
した冷媒は、拡散浮遊して冷却部に至り、放熱されて復
液し、再度吸熱作用に供される。
上記サイクルの繰り返しにより、制動時にステータとロ
ータとの摺動摩擦面に発生する摩擦熱が、冷媒の潜熱と
して冷却部に運ばれ、冷却される、冷却部付近に冷却フ
ィンを形成すれば、外気に接する冷却フィンによって大
量の熱が効率良く冷却されるので、復液が促される。
ータとの摺動摩擦面に発生する摩擦熱が、冷媒の潜熱と
して冷却部に運ばれ、冷却される、冷却部付近に冷却フ
ィンを形成すれば、外気に接する冷却フィンによって大
量の熱が効率良く冷却されるので、復液が促される。
以下、この発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
る。
第1〜3図は、この発明の1実施例を示す。
第1図中において符号10はホイールを示し、ゴム製の
タイヤlを保持するリム部11と、リム部11に接続し
、環状をなすディスク部12とからなる。このホイール
10は、2つ割り構造を有し、インナ一部材13とアウ
タ一部材14とを周方向に複数個配設したボルト・ナツ
ト2によって結合して構成されている。このようなホイ
ール10は、内周部にベアリング3.4を介在させて非
回転の支持軸5に回転自在に支持される。ここで、支持
軸5は、航空機の着陸装置の一部を構成している。
タイヤlを保持するリム部11と、リム部11に接続し
、環状をなすディスク部12とからなる。このホイール
10は、2つ割り構造を有し、インナ一部材13とアウ
タ一部材14とを周方向に複数個配設したボルト・ナツ
ト2によって結合して構成されている。このようなホイ
ール10は、内周部にベアリング3.4を介在させて非
回転の支持軸5に回転自在に支持される。ここで、支持
軸5は、航空機の着陸装置の一部を構成している。
インナ一部材13は、第1.2図に示す構造をなし、リ
ム部11には、外周側から順次に環状突起部13a、シ
ールリング6を受は入れるための環状溝13b、中心軸
線CL力方向延在し、後記するスプライン歯13d付近
内部に形成される熱交換部13c、及び内周面に形成さ
れ、中心軸線CL力方向延在するスプライン歯13dが
形成され、また、ディスク部12には、外周側から順次
に熱交換部13cに接続させて形成され、径方向に延在
する冷却部13e、シールリング7を受は入れるための
環状溝13f、円周方向の適当間隔にて穿設したボルト
孔13g及びヘアリング3のアウターレースを固定する
環状段部13hが形成されている。
ム部11には、外周側から順次に環状突起部13a、シ
ールリング6を受は入れるための環状溝13b、中心軸
線CL力方向延在し、後記するスプライン歯13d付近
内部に形成される熱交換部13c、及び内周面に形成さ
れ、中心軸線CL力方向延在するスプライン歯13dが
形成され、また、ディスク部12には、外周側から順次
に熱交換部13cに接続させて形成され、径方向に延在
する冷却部13e、シールリング7を受は入れるための
環状溝13f、円周方向の適当間隔にて穿設したボルト
孔13g及びヘアリング3のアウターレースを固定する
環状段部13hが形成されている。
アウタ一部材14は、第1.3図に示す構造をなし、リ
ム部11には、外周側から順次にインナ一部材13の環
状突起部13aを受は入れる環状凹部14a、リム部1
1からディスク部12に亘る環状の凹所14b、また、
ディスク部12には、環状の凹所14b付近となる外面
に環状に数個形成した突条からなる冷却フィン14c、
円周方向の適当間隔にて穿設したボルト孔14d及びベ
アリング4のアウターレースを固定する環状段部14e
が形成されている。
ム部11には、外周側から順次にインナ一部材13の環
状突起部13aを受は入れる環状凹部14a、リム部1
1からディスク部12に亘る環状の凹所14b、また、
ディスク部12には、環状の凹所14b付近となる外面
に環状に数個形成した突条からなる冷却フィン14c、
円周方向の適当間隔にて穿設したボルト孔14d及びベ
アリング4のアウターレースを固定する環状段部14e
が形成されている。
一方、8は支持部材であり、航空機本体側に支持されて
制動時の非回転部材を構成している。この支持部材8に
は、シリンダ装W20が装備される。シリンダ装置20
は、支持部材8にボルト・ナツト9によって固設され、
シリンダ21が形成されたシリンダ部材22と、シリン
ダ21に摺動自在に嵌合し、シールリング23によって
液蜜が保持されて液圧室25を区画するブレーキピスト
ン24とを備える。
制動時の非回転部材を構成している。この支持部材8に
は、シリンダ装W20が装備される。シリンダ装置20
は、支持部材8にボルト・ナツト9によって固設され、
シリンダ21が形成されたシリンダ部材22と、シリン
ダ21に摺動自在に嵌合し、シールリング23によって
液蜜が保持されて液圧室25を区画するブレーキピスト
ン24とを備える。
27は、非回転部材たる固定側支持部材であり、中心軸
線CL力方向延在するスプライン歯27aが外周面に形
成された筒状部27bと、筒状部27bの内側端部に形
成され、ボルト・ナツト9によって支持部材8に固着さ
れる内向きフランジ部27cと、筒状部27bの外端部
に形成され、断熱性を備える環状支持部材26を支持す
る外向きフランジ部27dとが形成されている。
線CL力方向延在するスプライン歯27aが外周面に形
成された筒状部27bと、筒状部27bの内側端部に形
成され、ボルト・ナツト9によって支持部材8に固着さ
れる内向きフランジ部27cと、筒状部27bの外端部
に形成され、断熱性を備える環状支持部材26を支持す
る外向きフランジ部27dとが形成されている。
そして、インナ一部材13のロータ係合部となるスプラ
イン歯13dには、複数個(第1図上では2個)の環状
をなすロータ30が中心軸線CL力方向移動自在でかつ
相対回転不可能にスプライン結合している。また、固定
側支持部材27のステータ係合部となるスプライン歯2
7aには、複数個(第1図上では2個)の環状をなすス
テータ31が中心軸線CL力方向移動自在でかつ相対回
転不可能にスプライン結合し、ロータ30と交互に配置
されてロータ30を挟装している。内端に位置するステ
ータ31には、断熱部材33を介してブレーキピストン
24が当接し、また、外端に位置するロータ30の外側
面には、環状支持部材26によって支持され、スプライ
ン歯27aとは係合しない回動可能なステータ部材34
が支持されている。
イン歯13dには、複数個(第1図上では2個)の環状
をなすロータ30が中心軸線CL力方向移動自在でかつ
相対回転不可能にスプライン結合している。また、固定
側支持部材27のステータ係合部となるスプライン歯2
7aには、複数個(第1図上では2個)の環状をなすス
テータ31が中心軸線CL力方向移動自在でかつ相対回
転不可能にスプライン結合し、ロータ30と交互に配置
されてロータ30を挟装している。内端に位置するステ
ータ31には、断熱部材33を介してブレーキピストン
24が当接し、また、外端に位置するロータ30の外側
面には、環状支持部材26によって支持され、スプライ
ン歯27aとは係合しない回動可能なステータ部材34
が支持されている。
上記構造のインナ一部材13及びアウタ一部材14は、
一方の環状溝13bにシールリング6を環装し、他方の
環状溝13fにシールリング7を環装し、熱交換部13
cに冷媒Aを適宜に入れた状態で、それぞれのボルト孔
14d、13gに挿通したボルト・ナツト2によって一
体に結合され、熱交換部13c、冷却部13e及び環状
の凹所14bによって区画された空洞部15を液蜜かつ
気密に形成している。冷媒Aとしては、例えばジフェニ
ール、水等を使用できる。
一方の環状溝13bにシールリング6を環装し、他方の
環状溝13fにシールリング7を環装し、熱交換部13
cに冷媒Aを適宜に入れた状態で、それぞれのボルト孔
14d、13gに挿通したボルト・ナツト2によって一
体に結合され、熱交換部13c、冷却部13e及び環状
の凹所14bによって区画された空洞部15を液蜜かつ
気密に形成している。冷媒Aとしては、例えばジフェニ
ール、水等を使用できる。
次に、作用について説明する。
航空機の着地に際し、タイヤ1が接地した後にシリンダ
装置20の液圧室25に外部から圧液を供給すれば、ピ
ストン24及び断熱部材33を介してステータ31が押
し出され、各ステータ31によって各ロータ30を挟圧
してホイール10の制動作動状態が得られる。液圧室2
5の圧液を排出すれば、ブレーキピストン24はシール
リング23の弾性的復元力によって没入作動し、各ステ
ータ31とロータ30との圧接状態が解除され、ホイー
ル10の制動解除状態が得られる。
装置20の液圧室25に外部から圧液を供給すれば、ピ
ストン24及び断熱部材33を介してステータ31が押
し出され、各ステータ31によって各ロータ30を挟圧
してホイール10の制動作動状態が得られる。液圧室2
5の圧液を排出すれば、ブレーキピストン24はシール
リング23の弾性的復元力によって没入作動し、各ステ
ータ31とロータ30との圧接状態が解除され、ホイー
ル10の制動解除状態が得られる。
いま、ホイール10が高速回転しているので、空洞部1
5内の冷媒Aは、遠心力を受けて径方向外側へ移動し、
ホイール10のリム部11の熱交換部13cに集合して
いる。そして、高速回転するホイール10の制動作動に
伴って各ロータ30とステータ31との摺動摩擦面が昇
温し、各日〜り30を支持するスプライン歯13dを介
してリム部11が昇温するので、冷媒Aが吸熱して気化
し、気化潜熱を奪う。これにより、リム部11及びスプ
ライン歯13dが冷却され、リム部11に保持されたタ
イヤlの過熱が防止される。気化した冷媒Aは、拡散浮
遊して冷却部13e及び環状の凹所14bに至り、放熱
されて復液し、再度吸熱作用に供される。冷却部13e
は、アウタ一部材14の環状の凹所14bに接続し、環
状の凹所14bの付近には冷却フィン14cが形成され
ているので、復液が促される。
5内の冷媒Aは、遠心力を受けて径方向外側へ移動し、
ホイール10のリム部11の熱交換部13cに集合して
いる。そして、高速回転するホイール10の制動作動に
伴って各ロータ30とステータ31との摺動摩擦面が昇
温し、各日〜り30を支持するスプライン歯13dを介
してリム部11が昇温するので、冷媒Aが吸熱して気化
し、気化潜熱を奪う。これにより、リム部11及びスプ
ライン歯13dが冷却され、リム部11に保持されたタ
イヤlの過熱が防止される。気化した冷媒Aは、拡散浮
遊して冷却部13e及び環状の凹所14bに至り、放熱
されて復液し、再度吸熱作用に供される。冷却部13e
は、アウタ一部材14の環状の凹所14bに接続し、環
状の凹所14bの付近には冷却フィン14cが形成され
ているので、復液が促される。
上記サイクルの繰り返しにより、制動時にステータ31
とロータ30との摺動摩擦面に発生する摩擦熱が、冷媒
Aの潜熱として冷却部13eに運ばれ、外気に接する冷
却フィン14Cによって大量の熱が効率良く冷却される
。
とロータ30との摺動摩擦面に発生する摩擦熱が、冷媒
Aの潜熱として冷却部13eに運ばれ、外気に接する冷
却フィン14Cによって大量の熱が効率良く冷却される
。
ところで、上記実施例の空洞部15は、環状に形成した
が、空洞部15を円周方向の適当間隔にて形成した隔壁
によって複数個に分割することもできる。
が、空洞部15を円周方向の適当間隔にて形成した隔壁
によって複数個に分割することもできる。
以上の説明によって理解されるように、この発明によれ
ば、多板ブレーキの制動に伴う発熱が良好に吸熱され、
リム部の過熱が防止されるので、ゴム製のタイヤの劣化
及びバースト並びにロータとステータとの焼付きが効果
的に防止され、タイヤ及び多板ブレーキの耐久性及び信
鎖性が共に向上するという著効が得られる。
ば、多板ブレーキの制動に伴う発熱が良好に吸熱され、
リム部の過熱が防止されるので、ゴム製のタイヤの劣化
及びバースト並びにロータとステータとの焼付きが効果
的に防止され、タイヤ及び多板ブレーキの耐久性及び信
鎖性が共に向上するという著効が得られる。
第1〜3図はこの発明の1実施例を示し、第1図はホイ
ールの半部を示す断面図、第2図はインナ一部材を縮小
して示す図、第3図はアウタ一部材を縮小して示す図で
ある。 l:タイヤ、2:ボルト・ナツト 3,4:ベアリング
、5:支持軸58:支持部材(非回転部材)、10:ホ
イール、11:リム部、12:ディスク部、13:イン
ナ一部材、13c:熱交換部、13dニスプライン歯(
ロータ係合部)、13e:冷却部、14:アウタ一部材
、14b:凹所、14c:冷却フィン、15:空洞部、
20ニジリンダ装置、21ニジリンダ、22ニジリンダ
部材、24ニブレーキピストン、25:液圧室。 27:固定側支持部材(非回転部材)、21aニスプラ
イン歯(ステータ係合部)、27b:筒状部、27d:
外向きフランジ部、30:ロータ31:ステータ、A:
冷媒、CL:中心軸線。 代理人 弁理士 前 1)宏 之 第2図 第3図 手続補正書 平成2年9月10日 1、事件の表示 平成2年特許願第214013号 2、発明の名称 多板ブレーキ 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 埼玉県羽生市東5丁目4番71号名称 株式
会社曙ブレーキ中央技術研究所代表者 岡 野 茂 4、代理人 〒166 住所 東京都杉並区梅里2丁目40番17−1107号
5、補正命令の日付 7、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄。 8、補正の内容 (1)発明の詳細な説明の欄 ■、明明細書第9嬬4 の「液蜜」をそれぞれr液密」に訂正する。 以上
ールの半部を示す断面図、第2図はインナ一部材を縮小
して示す図、第3図はアウタ一部材を縮小して示す図で
ある。 l:タイヤ、2:ボルト・ナツト 3,4:ベアリング
、5:支持軸58:支持部材(非回転部材)、10:ホ
イール、11:リム部、12:ディスク部、13:イン
ナ一部材、13c:熱交換部、13dニスプライン歯(
ロータ係合部)、13e:冷却部、14:アウタ一部材
、14b:凹所、14c:冷却フィン、15:空洞部、
20ニジリンダ装置、21ニジリンダ、22ニジリンダ
部材、24ニブレーキピストン、25:液圧室。 27:固定側支持部材(非回転部材)、21aニスプラ
イン歯(ステータ係合部)、27b:筒状部、27d:
外向きフランジ部、30:ロータ31:ステータ、A:
冷媒、CL:中心軸線。 代理人 弁理士 前 1)宏 之 第2図 第3図 手続補正書 平成2年9月10日 1、事件の表示 平成2年特許願第214013号 2、発明の名称 多板ブレーキ 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 埼玉県羽生市東5丁目4番71号名称 株式
会社曙ブレーキ中央技術研究所代表者 岡 野 茂 4、代理人 〒166 住所 東京都杉並区梅里2丁目40番17−1107号
5、補正命令の日付 7、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄。 8、補正の内容 (1)発明の詳細な説明の欄 ■、明明細書第9嬬4 の「液蜜」をそれぞれr液密」に訂正する。 以上
Claims (2)
- (1)、タイヤを保持するリム部と、該リム部に接続し
、内周部が支持軸に回転自在に支持されるディスク部と
を有するホィールを用い、該リム部の内周面に形成され
るロータ係合部に中心軸線方向の移動自在でかつ相対回
転不可能に係合する複数のロータと、該ロータと交互に
設けられ、中心軸線方向の移動自在でかつ回転不可能に
非回転部材のステータ係合部に係合する複数のステータ
と、非回転部材に設けられるシリンダと、該シリンダに
摺動自在に嵌合して液圧室を区画し、該ステータを作動
させるブレーキピストンとを有する多板ブレーキにおい
て、ロータ係合部付近の該リム部内に形成され、中心軸
線方向に延在する熱交換部と、該熱交換部に接続させて
該ディスク部内に形成され、径方向に延在する冷却部と
を備える空洞部を形成し、該空洞部内に冷媒を封入する
ことを特徴とする多板ブレーキ。 - (2)、冷却部付近となるディスク部の側面に、冷却フ
ィンを形成する請求項(1)記載の多板ブレーキ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2214013A JPH0495619A (ja) | 1990-08-13 | 1990-08-13 | 多板ブレーキ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2214013A JPH0495619A (ja) | 1990-08-13 | 1990-08-13 | 多板ブレーキ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0495619A true JPH0495619A (ja) | 1992-03-27 |
Family
ID=16648830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2214013A Pending JPH0495619A (ja) | 1990-08-13 | 1990-08-13 | 多板ブレーキ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0495619A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009525917A (ja) * | 2006-02-07 | 2009-07-16 | ウィリアム, エドワード フェンナ, | 冷却機構付きブレーキ装置 |
US10578176B2 (en) | 2016-02-09 | 2020-03-03 | Airbus Operations Limited | Aircraft brake and cooling methods therefor |
-
1990
- 1990-08-13 JP JP2214013A patent/JPH0495619A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009525917A (ja) * | 2006-02-07 | 2009-07-16 | ウィリアム, エドワード フェンナ, | 冷却機構付きブレーキ装置 |
US10578176B2 (en) | 2016-02-09 | 2020-03-03 | Airbus Operations Limited | Aircraft brake and cooling methods therefor |
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