JP2002122168A - 道路車両用のブレーキ - Google Patents

道路車両用のブレーキ

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JP2002122168A
JP2002122168A JP2001223673A JP2001223673A JP2002122168A JP 2002122168 A JP2002122168 A JP 2002122168A JP 2001223673 A JP2001223673 A JP 2001223673A JP 2001223673 A JP2001223673 A JP 2001223673A JP 2002122168 A JP2002122168 A JP 2002122168A
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friction
rotor
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Joachim Feldmann
ヨアヒム・フエルトマン
Marc Bodet
マルク・ブデ
Paul Antony
パウル・アントニー
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 車輪ボス温度を上昇することなく、熱放出を
改善するように、道路車両用の円板ブレーキ、とくに内
部拡張式クラッチ形ブレーキを改善する。 【解決手段】 ロータ円板とそれぞれロータ円板の方に
向いた摩擦円板との間に、ブレーキライニングセグメン
ト21,22の間に配置された空気案内通路23,24
の形の冷却手段が設けられており、これらの空気案内通
路は、ロータ円板における半径方向切り欠き29から摩
擦円板にまで延びているので、冷却空気は、摩擦熱を直
接その発生の場所から取り除く。一方においてブレーキ
ライニングセグメントの加熱は、おおいに制限されてお
り、かつ他方においてブレーキライニングセグメント
は、摩擦円板とロータ円板との間の断熱要素としても作
用するので、ロータ円板自体は、きわめてわずかな程度
にしか加熱されない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロータ円板として
形成された制動すべき円板が設けられており、この円板
が、車両の車輪に回らないように結合されており、この
車輪が、車両の車軸上に回転可能に支持されており;回
転方向に確保されかつ軸線方向に可動の摩擦円板が設け
られており;分離した機械的な部分として構成された少
なくとも1つのブレーキライニング構成部分が設けられ
ており;ブレーキライニング構成部分が、ロータ円板上
においてリング状の範囲内に回らないように配置されて
おり;締付け装置が設けられており、この締付け装置
が、車両の車軸に結合されているか、又は浮動しかつ回
りを囲むサドルとして構成されており、締付け装置の操
作によって、摩擦円板とロータ円板の摩擦結合した結合
が行なわれており;冷却部材が設けられている;ブレー
キに関し、とくに内部拡張式クラッチ形ブレーキに関す
る。
【0002】
【従来の技術】このような円板ブレーキは、米国特許第
3830345号明細書により公知である。
【0003】公知の明細書において、2つのハウジング
ユニット(ここではハウジングセクション20、24)
が設けられており、これらのハウジングユニット内に同
様な2つのブレーキシュー締付け装置が収納されてお
り、これらのブレーキシュー締付け装置は、均一な力を
及ぼすために、ブレーキ円板(ここでは36)の対向す
る側に配置されている。
【0004】ブレーキ円板は、車輪の車輪ボス(ここで
は12)に結合されている。ブレーキ円板の両方の側
に、ブレーキライニング要素(ここでは2つのライニン
グエレメント42)が取付けられており;ブレーキ円板
の形に相応して、要素はリング状に配置されている。
【0005】締付けは、ブレーキ円板に対して可動の1
対のブレーキシュー(ここではブレーキシュー46)を
介して行なわれ、これらのブレーキシューは、ブレーキ
円板の両方の側に配置されている。そのためにブレーキ
シューは、流体操作されるホース(ここでは64)を介
してリング状に構成された1対の可動のピストン(ここ
では60)によって、ブレーキ円板との摩擦結合を行な
うために、力を加えられる。
【0006】ブレーキ円板から離れた方のブレーキシュ
ーの表面に、周囲空気による冷却のための第1の冷却手
段として冷却フィン(ここでは80)が設けられてい
る。
【0007】第2の様式の冷却手段として、ブレーキシ
ューの空いている範囲に冷却フィン(ここではリブ部分
82)が設けられている。
【0008】ブレーキライニング要素は、金属製の又は
良好に熱伝導する材料から構成されているので、摩擦熱
は、ブレーキシューに良好に伝達される。
【0009】PCT第WO98/55776号明細書に
記載の円板ブレーキは、制動すべき車輪に回らないよう
に結合されたロータ円板(ここではディスクロータ2
0)、及び車軸に対して回らないように配置されたステ
ータ円板(ここではディスクステータ30、40)を示
しており、これらのステータ円板は、軸線方向には自由
に可動である。それぞれステータ円板の方に向いたロー
タ円板の面、及びロータ円板の方に向いたステータ円板
の面は、摩擦面を形成している。ロータ円板上へのステ
ータ円板の力作用によって、これは、ブレーキ作用を発
生するために締付けられ、その際、軸線方向力は、接触
装置(ここではプレークドアプイ80)によって吸収さ
れる。同軸的なリングとして構成されたステータ及びロ
ータ円板は、熱構造材料からなり、その際、少なくとも
摩擦面の範囲において同軸的なリング状の摩擦ライニン
グは、円板の心に設けられたものとは別の熱構造材料か
らなる。その回転防止のために、ステータ円板において
ロータ円板から離れた方の側に回転防止要素(ここでは
ロゲメンツラディアウクス36)が設けられており、こ
れらの回転防止要素は、接触装置における相補要素(こ
こではクラベッツ64)と共同作用する。これらの回転
防止要素は、ロータ円板から離れた方の境界面に空気空
間(ここではラメドエア66)が生じ、これらの空気空
間は、ブレーキの通風に貢献する。ロータ円板の内部
に、種々の構成(ここでは例えば図14による)の空気
通路の形の冷却手段が設けられている。この明細書にお
いて、冷却のために摩擦熱は、その発生の場所からロー
タ円板における空気通路へ、又は対流冷却のためにステ
ータ円板を通って導かれなければならず;したがって冷
却は、間接的に、かつ熱流によって流通される構成部分
を強力に加熱しながら行なわれる。さらにこの明細書に
おいて、主として強力な制動の際に、接触装置(ここで
は50)の弾性変形によって、不均一な面押付けが生じ
ることは不利であり、その際、これは、内径に対して大
幅に減少する。その結果、外径において、相応した比例
を越える磨耗を伴う出力集中が生じる。
【0010】米国特許第5205380号明細書によれ
ば、内部拡張式クラッチ形ブレーキが公知であり、この
内部拡張式クラッチ形ブレーキは、動作及び駐車ブレー
キとして、又は動作及び駐車ブレーキの組合せとして構
成することができる。内部拡張式クラッチ形ブレーキの
ブレーキ円板は、内側歯部を利用することができ、かつ
その上、周範囲において形状結合されているが、軸線方
向に可動にスプライン軸に結合されており、このスプラ
イン軸は、他方において形状結合して制動すべき車輪
(ここでは12)に結合されている。車輪は、転がり軸
受(ここでは14)を介して車両の定置の車軸(ここで
は10)に回転可能に結合されている。内部拡張式クラ
ッチ形ブレーキの締付け装置は、形状結合して車軸に結
合されており;ブレーキ操作の際、締付け装置は、リン
グ状のブレーキライニング(ここでは76、38)が、
ブレーキ操作に相応する通常力によってブレーキ円板の
それぞれ対向する側にこれに向かって押付けられるの
で、摩擦面(ここでは40、80)においてブレーキラ
イニングとブレーキ円板との間の摩擦結合が生じること
を引起こす。内部拡張式クラッチ形ブレーキの冷却は、
ブレーキ円板に半径方向に配置された通路(ここではベ
ンチレイションチャネル42)を介して行なわれ、これ
らの通路は、冷却空気によって流通される。この明細書
において、摩擦熱が摩擦面から半径方向通路に伝達され
なければならないことは不利であり、このことは、ブレ
ーキ円板の加熱に通じる。弾性変形は、ここでも前記の
ように、外径における比例を越えた磨耗に通じる。
【0011】ドイツ連邦共和国特許出願公開第2746
758号明細書によれば、種々の構成の冷却通路を有す
るブレーキ円板構造が公知である。ドイツ連邦共和国特
許出願公開第2746758号明細書は、両方の側にブ
レーキ面を備えたブレーキ円板(ここでは53)を示し
ており、このブレーキ円板は、車輪(ここでは12)に
回らないが制限されて軸線方向に可動に結合されてい
る。ブレーキ円板の両方の側においてブレーキハウジン
グ内に、回転防止されているが軸線方向に可動のブレー
キキャリパ(ここでは88)が設けられておりこれらの
ブレーキキャリパは、それぞれブレーキ円板の側に取付
けられたブレーキライニング要素(ここでは97)を有
する例えば金属製のブレーキキャリパ円板(ここでは8
9)からなり、これらは、一緒になってそれぞれ1つの
大きなリング状の接触面を形成する。流体的に操作され
る袋(ここでは116、117)の膨張によって、キャ
リパ円板は、ブレーキライニング要素がブレーキ円板の
所属のブレーキ面(ここでは56、57)に摩擦接触す
るように操作される。両方のブレーキ面を形成するブレ
ーキ円板の壁の間に、複数の弧状の中間壁(ここでは8
0)が設けられており、これらの中間壁は、周方向に互
いに間隔を置いて配置された複数の半径方向通路を区画
しており、これらの通路は、その内側端部(ここでは8
3)においてブレーキ円板の内周面(ここでは58)
を、かつその外側端部(ここでは84)において外周面
(ここでは54)を通過しており;これらの通路は、冷
却手段をなしている。隣接する通路分離壁の間に、空気
乱流形成のため、したがって熱放出を支援するために、
大体において半径方向の内方に向けられた羽根(ここで
は86)が設けられている。通路は、ブレーキ円板の外
周面に負圧が発生され、かつそれ故にブレーキ円板中央
の範囲において冷却空気がブレーキハウジング内に吸入
されるように形成されている。1つの構成において、通
路は、外方に発散する弧状の通路(ここでは82)とし
て構成されており、かつその湾曲は、前進走行の際のブ
レーキ円板の回転方向と反対であり;別の構成におい
て、通路は、S状の通路(ここでは142)として形成
されており、かつこれらは、同様に外方に発散するが、
その入口(ここでは144)は、前進走行の際のブレー
キ円板の回転方向に向けられている。この明細書におい
ても、ブレーキ円板によるブレーキ熱は、冷却通路に導
かれなければならず;熱放出の別の方法は、流体的に操
作される袋によって阻止される。ライニング押付けは、
均一であるが、流体的に操作される2つの袋による比較
的多くの技術的費用を犠牲にする。
【0012】重い商用車における円板ブレーキに対して
ブレーキ円板に、ブレーキ動作において高い温度が生じ
ることがある。このようにしてこのような円板ブレーキ
は、例えば“ワーストケース”停止制動(例えば110
km/hから停止状態までの全積載のセミトレーラ列の
制動)の際、800°Cまで円板温度が上昇するように
構成されている。このように加熱されたブレーキ円板を
環境温度に冷却することは、動作条件に応じて10ない
し20分の時間がかかる。
【0013】ただしブレーキ円板は、停止制動の際では
なく、例えば峠道のつづら折りを介する下り走行の際に
行なわれるような整合制動の際に、最も高い温度負荷を
受ける。この場合、(非常識ではあるが実際に起こるこ
とがある走行様式を前提として)それぞれのつづら折り
転向の際に、円板ブレーキを介して速度は低下されるの
で、短い時間的な連続において、中間の時間にブレーキ
円板を冷却することができずに、整合制動が行なわれ
る。経験が示すように、このようにしてブレーキ円板
に、ほぼ1000°Cの温度が生じることもある。
【0014】初めに挙げたあらかじめ公知の明細書にお
いて、ブレーキライニング要素は、金属製の又は良好に
熱伝導する材料から構成されているので、摩擦熱は、良
好にブレーキシューに伝達される(第2欄、第30〜3
5行参照)。この明細書に記載の円板ブレーキにおい
て、基本的に考察して、ブレーキ円板は、まず加熱さ
れ、それからブレーキライニングとブレーキ円板を介し
て環境温度にまで延びた温度勾配が形成され、かつこの
温度勾配と良好に熱伝導する材料に基づいて、それから
ブレーキ円板内に蓄積された摩擦熱の崩壊が行なわれ
る。
【0015】しかしまず前記のように、ブレーキ円板は
加熱され、かつブレーキ円板の通常同様に良好な熱伝導
能力によって、車輪ボスの温度も上昇され、この車輪ボ
スは、ブレーキ円板に結合されている(第4欄、第30
〜35行参照)。このようにしてボスが、許容されずに
例えば120°Cの温度以上に加熱され、このことが、
前記のブレーキ円板の高い限界温度において容易に起こ
り得ると、ボスの転がり軸受軸受リング内における油脂
は、希薄液状になり、かつ遠心力によって外方に押され
る。この状態は、軸受潤滑特性の故障に、したがって車
輪ボスの損傷に通じることがある。高い温度のために特
殊なシール及び特殊油脂を利用すれば、保守作業の際
に、誤った種類のシール及び油脂を使用する危険が存在
し、このことは、軸受の故障に通じる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】それ故に本発明の課題
は、車輪ボス温度を上昇することなく、熱放出を改善す
るように、初めに挙げた明細書に相当する円板ブレー
キ、とくに内部拡張式クラッチ形ブレーキを改善するこ
とにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】この課題は、特許請求の
範囲第1項に記載の本発明によって次のようにして解決
される。すなわち冷却部材が、ロータ円板と少なくとも
1つの摩擦円板との間の範囲に配置されている。本発明
の変形及び有利な実施例は、特許請求の範囲従属請求項
に記載されている。
【0018】本発明は、熱い部分、すなわち後に述べる
少なくとも1つの摩擦円板7又は8が準静的である(移
動だけしかせず、動的に回転しない)という利点を有
し;これは、さらに構成要素の簡単な配置によってわず
かな保守費用しか必要としないという利点を有する。
【0019】有利なように熱を吸収する部分は、車輪ボ
ス2に取付けられておらず;少なくとも1つの摩擦円板
7又は8は、長い熱案内路を介して直接車軸2に結合さ
れている。
【0020】後に説明するロータ円板6が、摩擦円板7
及び8の間に配置された本発明の変形は、壊れやすい部
分、すなわちロータ円板が良好に保護されており、かつ
それにより完成した締付けユニットが、水又はほこりの
ような環境の影響に対して良好にカプセル化されている
という利点を有する。
【0021】ブレーキライニングセグメント21、22
がロータ円板に固定的に結合された本発明の変形は、比
較的軽いブレーキライニングセグメントに基づいて、ロ
ータ円板6に対して比較的小さな慣性モーメントが生じ
るという利点を有する。
【0022】ブレーキライニングセグメント21、22
が第1の面成分を覆っている本発明の変形は、大きな摩
擦面が存在するという利点を有し、このことは、ブレー
キライニングセグメントの安定性を高める。
【0023】摩擦円板7又は8を介して回転対称に構成
された締付け装置により、締付け力に無関係でありかつ
摩擦面にわたって考察して均一なライニング押付け分散
が達成され、それにより磨耗は、第1にこのようなもの
として減少するが、第2にとりわけ均一化される。それ
によりそれにしたがってロータ円板6の磨耗によって引
起こされる交換を行なわなければならない走行能力が上
昇する。
【0024】回転するセラミック円板がバランスされた
複合部分、セラミック円板/鋼ボスとして構成されてい
る別の円板ブレーキ構成に対して、本発明は、セラミッ
クに好都合な円板構成の利点を有する。
【0025】
【発明の実施の形態】次に本発明を図面に示した実施例
によって詳細に説明する。
【0026】図1による概観とともに、図2及び図3に
よる断面経過が説明されており;それ故に図1における
表示は、図2及び図3による拡大した表示によって説明
する。
【0027】図2に相応して車軸1において車輪3の車
輪ボス2は、ねじ結合部46を介して軸線方向に固定的
であるが回転軸受33及び34によって回転可能に、車
軸1に結合されている。軸受範囲は、シール35及びカ
バー36によって軸受の回りを囲む範囲に対して密閉さ
れている。
【0028】車輪3は、そのリムベッド4とともに、結
合ねじ5を介して車輪ボス2に結合されており;これら
の結合ねじを介して、車輪3のブレーキのために使われ
かつロータ円板として形成された制動すべき円板6が、
車輪ボス2に固定的に結合されている。
【0029】ブレーキライニングは、リング状の基本形
に形成されている。制動すべき円板6上において両方の
側に、ブレーキライニングが、回転防止されて円板に結
合されており、その際、図1による構成において、ブレ
ーキライニングは、ロータ円板6上に接着されており;
後に述べる第1の内側摩擦円板7の方向において、これ
は、リング状の基本形に形成されたブレーキライニング
11であり、後に述べる第2の外側摩擦円板8の方向に
おいて、これは、リング状の基本形に形成されたブレー
キライニング12である。
【0030】ブレーキモーメント支持のため及びブレー
キ締付けのために、リング状の保持部が設けられてお
り;これらのリング状のブレーキ支持体保持部9は、取
付け部40を介して形状結合して車軸1に結合されてい
る。ブレーキ支持体保持部9に、周にわたって分散され
かつそれぞれ120度に互いに離されて(図1cに関し
て拡大した表示、図3において、これは、角度位置3
0、31及び32である)、3つのブレーキ支持体10
が、それぞれねじ38及び39を介してブレーキ支持体
保持部9に固定的に結合されている。ブレーキ支持体1
0は、円形リング角度セグメントの横断面を有する円筒
形の要素として形成されている(円形リング角度セグメ
ント:全体で360°の円形リングから所定の角度のセ
グメントが切り抜かれている。)。
【0031】ロータ円板6との摩擦結合した結合を行な
うために、第1の内側の摩擦円板7及び第2の外側の摩
擦円板8が設けられており;両方の摩擦円板は、内径及
び外径を有する円形リング円板として形成されており、
かつこれらは、ブレーキ支持体10によって車軸1に対
して回転方向に確保されており、その際、これらは、軸
線方向にロータ円板6に接するように可動である。その
回転防止部によって3つのブレーキ支持体10は、ブレ
ーキモーメントを伝達し、このブレーキモーメントは、
一方において制動すべき円板6と他方において第1の摩
擦円板7及び第2のもの8との間の摩擦結合によって、
車軸1に発生される。
【0032】摩擦結合は、締付け装置13によって行な
われ、この締付け装置は、制動の場合に締付け力を発生
し、この締付け力は、通常力として、第1の摩擦円板7
及び第2のもの8からロータ円板6に作用する。
【0033】締付け装置13のために次の部分が設けら
れており:すなわち液圧リングシリンダ14が設けられ
ており、その底面は、内径及び外径を有する円形リング
として形成されており、かつそのピストン空間37は、
リングシリンダ底面に相応してリングシリンダの形を有
し、その際、ピストン空間37に、穴41を介し図示し
ない弁装置を介して液圧液が供給又は放出され、リング
ピストン15が設けられており、このリングピストン
は、締付け力を導入するためにリングシリンダ状のピス
トン棒20に一片に結合されており、このピストン棒
は、そのリングピストン15から離れた方の側にピスト
ン棒リング16を装備しており、かつその際、ピストン
空間37の密閉は、ピストン空間パッキン47及び48
を介して行なわれ;引っ張り要素として使われる6つの
リングシリンダ拡張棒17が設けられており、これらの
拡張棒は、リングシリンダ14の外周面の拡張部とし
て、円形リング角度セグメントの横断面を有する棒の形
に形成されており;締付け反作用力を伝達するリング状
の力伝達リング19が設けられており、この力伝達リン
グは、6つの半径方向力伝達棒18を装備しており、こ
れらの力伝達棒は、その半径方向の延びの端部範囲に穴
を有し;その穴を介してリングシリンダ拡張棒17に力
伝達棒18を結合する6つの取付けねじ28が設けられ
ている。
【0034】ピストン棒リング16を備えたピストン棒
20は、ブレーキの端から端まで延びた通気を保証する
ため、周に沿って分散された冷却空気通口49を有す
る。
【0035】液圧リングシリンダ17を利用したここに
示した締付けは、相応して構成された気圧シリンダに置
き換えることもできることに注意し;さらに締付けを機
械的又は電磁的な装置として構成することが可能であ
る。
【0036】締付け装置13の組立状態において、リン
グピストン15に結合されるリングシリンダ14は、こ
れに結合されたリングシリンダ拡張棒17を介して力伝
達棒18に接触しており、かつこれらすべての部分は、
取付けねじ28によって互いに結合されている。
【0037】このように結合された締付け装置13は、
軸線方向に不動のロータ円板6及び軸線方向に固定の摩
擦円板7及び8の上方に、自由に吊されており;この締
付け装置は、不動のかつ360°にわたって回りを囲む
サドルをなしており、その際、ライニングの磨耗は、ピ
ストン棒20の増加した送達によって補償される(明確
に図示しない空気遊び後調節は、専門家にとって周知の
ピストン空間パッキン47及び48の弾性的な形成によ
って行なわれる。)。したがって磨耗の補償のために、
拡大するピストン棒送達によって締付け装置は、軸線方
向に不動のロータ円板6に対して軸線方向に動かされ;
この軸線方向移動は、磨耗補償をなしている。磨耗によ
ってブレーキライニング11及び12は薄くなるが、こ
れらは、車軸1に対するこれらの摩擦面に関する軸線方
向位置を変化させない。
【0038】両方の摩擦円板、第1の摩擦円板7及び第
2のものは、その形について同様に構成されている。円
形リング円板としてのその前記の基本形の他に、これら
は、その外側境界において円形リング角度セグメントの
形の2種類の切り欠きを利用することができ;このこと
は、第2の外側摩擦円板8に対して図1cに見ることが
できる外側輪郭42において明らかである。
【0039】第1の様式の円形リング角度セグメント切
り欠きは、3つの切り欠き43をなしている。図1cの
拡大した表示である図3において、セグメント切り欠き
の外側境界面は、ブレーキ支持体10の側方境界面に直
線的に接していることが示されており、このことは、す
でに前に述べた両方の摩擦円板7及び8の回転防止を引
起こす。
【0040】第2の様式の切り欠きは、6つの円形リン
グ角度セグメント切り欠き44によって与えられてお
り;これらの切り欠きに対する中心線は、ブレーキ支持
体角度位置30、31及び32に対して、それぞれ±3
0°だけずらして配置されている。
【0041】図3は、リングシリンダ拡張棒17が交互
に円形リング角度セグメント切り欠き44の左及び右の
側方境界面に接するように、組立た状態において摩擦円
板7及び8が挿入されていることを示している。取付け
ねじ28による固定によって、締付け装置13は、この
ようなものとして心出しされ、かつ組立られ、かつさら
に両方の回転方向における締付け装置13に対する摩擦
円板7及び8の回転防止が保証されている。
【0042】一方において車軸1におけるボス2におけ
るロータ円板6による車輪3の取付け、及び他方におい
てブレーキ支持体保持部9及び車軸1における締付け装
置13の取付けは、次のステップにおいて実行される: −車軸1上におけるブレーキ支持体保持部9のかぶせ、
及び溶接(取付け部40)。 −車軸1上におけるパッキン35と回転軸受34のかぶ
せ。 −車輪ボス2内への回転軸受33の押込み、それから車
軸1上へのこの組立部のかぶせ。 −ねじ結合部46を介した確保、それからカバー36の
かぶせ。 −3つのブレーキ支持体10が、ねじ38、39によっ
てブレーキ支持体保持部9に結合される。 −液圧リングシリンダ14が、ピストン空間パッキン4
7、48及びピストン棒20を有するリングピストン1
5を備える。 −ここまで準備されたがまだ完成していないこの締付け
装置13が、3つのブレーキ支持体10内に押込まれ
る。 −第1の内側摩擦円板7の押込み、それから完全にリン
グ状のブレーキライニング11及び12を備えたロータ
円板6の後からの押込み。 −3つのブレーキ支持体10上への第2の外側の摩擦円
板8のかぶせ。 −力伝達リング19を有する力伝達棒18のかぶせ、及
びねじ28による取付け、したがって締付け装置13
は、それ自体取付けられ、かつ車軸1に回らないように
結合されている。 −車輪3のかぶせ、及びねじ5を介した車輪ボスとの取
付け。
【0043】ロータ円板6と摩擦円板7及び8との間の
範囲に、冷却手段が設けられており、これらの冷却手段
は、空気案内のための通路として実現されており;これ
らは、図6における斜視図に示されている。
【0044】図6において、空気案内通路を示すため
に、ロータ円板6は、摩擦円板7及び8の内径の範囲に
おいて断たれており;この断絶部によりハッチングで示
した断絶面51が生じる。ロータ円板6内に、外方に向
かって空いた空気供給通路が設けられており;第1の内
側摩擦円板7の方向において、これは、新しい空気供給
通路23であり(見易くするためにこの参照符号は、新
しい空気供給通路のうちの1つだけに記入されてい
る)、かつ第2の外側の摩擦円板8の方向において、こ
れは、新しい空気供給通路24である(見易くするため
にこの参照符号は、新しい空気供給通路のうちの1つだ
けに記入されている。)。
【0045】空気供給通路23のために、第1の摩擦円
板7の方に向いた側においてロータ円板に、新しい空い
た半径方向切り欠き29が持ち込まれており(参照符号
は1つの例だけに)、これらの切り欠きは、第1の内側
摩擦円板7の方に延びた空気案内通路23のためのベー
スとして使われる。これらの半径方向切り欠きによって
定義される側方の境界面は、リング状のブレーキライニ
ングを通って摩擦円板7にまで延びている(制動されな
い状態において存在する空気遊びを除く)。意味的に同
様に同様な半径方向切り欠きは、第2の外側摩擦円板8
の方に向いた方向において、ロータ円板6に設けられて
いる。これらの半径方向切り欠きに相応して、空気案内
通路23及び24の側方の境界面は、直線的な面として
形成されている。
【0046】空気案内通路の構造によって、ブレーキラ
イニング11及び12は、それぞれの新しいブレーキラ
イニングセグメント21又は22の形に構成されてお
り、これらのブレーキライニングセグメントの合成は、
円形リングの基本形を生じる。その際、図6に示すよう
に、円形リング範囲は、内径ri52及び外径ra53
によって確定されており、その中にブレーキライニング
セグメント21又は22が配置されている。したがって
この円形リング範囲の面は、ブレーキライニングセグメ
ントのための第1の面成分、及び空気案内通路のための
第2の面成分に分割される。ブレーキライニング11の
ため及びブレーキライニング12のために、第1の面成
分は、それぞれ新しいブレーキライニングセグメント2
1又は22の面からなる合計をなしており、かつそれぞ
れ新しい空気通路23又は24の底面からなる合計は、
第2の面成分を生じる。
【0047】図面を理解するために、図2においてロー
タ円板6は回転位置において示されており、その際、図
面の上側部分において通路24を通って断面が、かつ図
面の下側部分において通路23を通って断面が進んでい
る。図6においてロータ円板6のそれぞれの側に示され
たそれぞれ新しいブレーキライニングセグメント及び空
気案内通路(21及び23又は22及び24)は、1つ
の例をなしており;これらの数は、実現の際に存在する
トポロジーの状態に相応して選択され;摩擦円板7の方
に向いたブレーキライニング11のために、摩擦円板8
の方向に向いたブレーキライニング12とは異なった数
のブレーキライニングセグメント及び空気案内通路を設
けることも可能である。
【0048】図7は、空気案内通路の別の様式の構成を
有するロータ円板6を示しており;その際、ロータ円板
6は、図6におけるものと同様に断たれており、かつ断
絶面51は、再びハッチングによって示されている。
【0049】面の状態に関してここでも図6において説
明した状況、すなわち内径riと外径ra(わかりやす
くするために図7において省略されている)によって定
義される円形リング範囲が、ブレーキライニングのため
の第1の面成分、及び空気案内通路のための第1の面成
分に分割されているということが成立つ。
【0050】図6による空気案内通路とは相違して、ロ
ータ円板6における半径方向切り欠き29は、側方境界
面が湾曲した面として形成されているように構成されて
いる。これらの湾曲した面の曲線形は、タービン羽根の
技術により周知の判定基準にしたがって、空気がロータ
円板6の内側範囲から外側へ動く間に、加速されるの
で、高められた空気流通が生じるように構成されてい
る。
【0051】例えばこの時、図7に示すように、熱吸収
によって引き起こされる容積拡大を考慮して、その半径
方向内側の入口範囲における空気案内通路23又は24
の横断面が、ロータ円板6の半径方向外側の端部におけ
るその出口範囲におけるものよりも小さい。
【0052】図6に相応して(直線的な側方境界面)及
び図7に相応して(湾曲した側方境界面)半径方向切り
欠きの配置は、ロータ円板6の一方の側において、他方
の側に対してずらした角度位置になるように配置されて
いるように行なわれている。それぞれの側におけるそれ
ぞれ新しい空気案内通路に相応して、これらの空気案内
通路は、互いにそれぞれ60°の角度間隔を置いて両方
の側に配置されており;相互のずれは、一方の側におけ
る新しい空気案内通路からなる配置が、他方の側におけ
る空気案内通路の配置に対して30°の角度だけ旋回さ
れていることによって生じる。
【0053】空気案内通路の相互のずれによってロータ
円板6の改善された冷却が生じる。なぜなら冷却は、全
く主として空気案内通路を介した対流によって行なわれ
るからである。
【0054】この配置において、ロータ円板6の一方の
側におけるブレーキライニングセグメントに、他方の側
における正確に同じ位置において空気案内通路が対向し
ている。この通路は、その側における対流によって、直
接対向する側におけるブレーキセグメントによって加熱
されるロータ円板6の範囲を冷却する。その粗悪な熱伝
導能力によって、このブレーキライニングセグメント
は、ブレーキ熱をすぐにこの範囲に伝達しないが、範囲
は、多数の連続する制動の際に加熱することができる。
したがって直接対向する空気案内通路は、このようにし
てロータ円板6に達するブレーキ熱を対流によって停滞
なく取り除くことを保証する。
【0055】ブレーキライニングセグメントの粗悪な熱
伝導能力の他に、摩擦円板7及び8及びロータ円板6
は、良好な熱伝導能力を有する。摩擦熱は、摩擦円板7
及び8とブレーキライニングセグメント21又は22と
の間の摩擦面に生じる。ロータ円板6における空気案内
通路を介して冷却空気は、直接摩擦円板7及び8摩擦面
を介して案内されるので、摩擦熱は、直接その発生の場
所において取り除かれ、したがって、ブレーキライニン
グセグメント21及び22の加熱は、比較的きわめて制
限されたままである。
【0056】さらにブレーキライニングセグメント2
1、22は、摩擦円板6及び7の摩擦面とロータ円板と
の間において断熱するように作用する。両方の効果、ブ
レーキライニング自体の制限された加熱及びその断熱作
用は、ロータ円板6が、比較的きわめてわずかな程度に
しか加熱されないことを引起こす。
【0057】ロータ円板6は、通常金属製の材料から製
造されており、ただしこのことは、必然的ではない。金
属製のロータ円板6は、良好に熱伝導し;これが、制動
の際、前記のように、比較的冷却されたままであると
き、車輪ボスも、その損傷に通じる程度に加熱されるこ
とはない。
【0058】両方のブレーキ円板7及び8のための材料
は、大きな磨耗強さ、高い温度安定性、良好な熱伝導能
力及びできるだけわずかな比重を持たなければならな
い。そのために全く特別に、セラミック複合材料が適し
ており、その際、セラミック基礎基板内に焼結要素とし
て炭素繊維が埋め込まれており、これらの焼結要素は、
弾性及び熱衝撃特性を大幅に改善し;このような材料か
らなる摩擦円板は、例えばねずみ鋳鉄と比較して、ほぼ
3倍の熱伝導能力を有し、かつその際、半分しか重さを
持たず、さらにこれらは、実質的に磨耗しない。適当な
セラミック複合材料は、例えば繊維強化SISICであ
る。
【0059】セラミック複合材料における摩擦円板7及
び8の構成は、材料特性及びセラミックに適当な構成に
基づいて、本発明の有利な構成をなしている。基本的に
摩擦円板は、あらゆる種類のブレーキ円板材料、例えば
鋳鋼、ねずみ鋳鉄又はALMMC(アルミニウムベース
の円板材料)を利用して製造することができる。
【0060】空気案内通路23及び24による前記の冷
却は、摩擦面から直接的な第1の熱放出をなしている。
第2の熱放出は、ロータ円板6から離れた方の摩擦円板
6及び7の側方境界面において全範囲で行なわれる。こ
の境界面は、実質的に空いている(前記の冷却通路4
9、摩擦円板7又は8とのそれぞれの接触円線に沿った
ピストン棒リング16及び力伝達リング19の実質的に
“直線状の”かぶせについての指摘)。熱放出は、これ
らの側方の境界面から環境空気に直接対流によって行な
われ、その際、対流は、走行風によってなお強化され
る。セラミックは、その良好な熱伝導能力の他に、良好
な熱蓄積能力も有する。したがってまず摩擦円板に伝達
された熱量は、“一時的に蓄積され”、かつそれから前
記のように、急速に取り除かれる。
【0061】摩擦円板7及び8のために流体冷却を考慮
することも可能であることを、なお述べておく。このよ
うな構成において、一方又は両方の摩擦円板において、
流体回路を形成するために流体入口及び流体出口のため
のそれぞれ1つの接続部を有する流体冷却通路が設けら
れている。このような流体冷却通路は、例えば丸い横断
面を有する通路として実現されており、この通路は、摩
擦円板内に埋め込まれて、流体入口の位置から出発して
流体出口の位置まで延びており、かつ所定の半径を有す
る円弧セグメントとして形成されている(例えば300
°の周角度にわたって、すなわちほぼ全周にわたっ
て)。
【0062】図4による構成において締付け装置13
は、取付け部45を介して車軸1に固定的に結合されて
おり;それ故にこの締付け装置は、360°にわたって
回りを囲む固定のサドルをなしている(図4において新
しい構成における図2の上側部分だけしか示されていな
い。なぜならそれにより締付け装置13における変更が
十分に説明されていつからである。)。
【0063】ロータ円板6は、もはや車輪ボス2に固定
的に結合されておらず;その代わりに、このロータ円板
は、摺動部分として構成されており、この摺動部分は、
長手歯部50を介して、回らないが軸線方向に可動に車
輪ハブ2に結合されている。軸線方向に固定の締付け装
置13において、ライニング磨耗の際に、ピストン棒2
0の増加した送達により、ロータ円板6自体が、軸線方
向に移動し、かつこの軸線方向移動は、磨耗補償をなし
ている。磨耗とともに薄くなるブレーキライニング11
及び12は、磨耗によって、車軸1に対するその摩擦面
に関する軸線方向位置を変更する。
【0064】図4において、締付け装置13は、締付け
支持体54の形に形成されており、この締付け支持体
は、取付け部45を介して形状結合して車軸に結合され
ている。図2により分離して形成された液圧リングシリ
ンダ14は、図4において、直接締付け支持体54に統
合された構成部分をなしている。
【0065】図4による締付け装置のために、図6及び
7による前記のロータ円板は、同様に使用することがで
き;前記の断たれた表示によって、図4による締付け表
示における利用(ロータ円板6は長手歯部50を介して
回らないように車軸1に結合されている)と比較して、
図2による締付け装置の利用(ロータ円板6は車軸に固
定的に結合されている)の相違点は、これらの図面にお
いて全く見ることができない。なぜならこれらの相違点
は、断絶によって省略されたロータ円板6の部分にしか
関連しないからである。
【0066】図5による構成における締付け装置は、ロ
ータ円板6が図2におけるように結合ねじ5を介して車
輪ボス2に固定的に結合されていることを除いて、図4
による構成と同じである。
【0067】ブレーキライニングは、板状に形成された
ブレーキライニング構成部分の形に構成されており;こ
れらのブレーキライニング板25は、ロータ円板6の中
に配置されている。ブレーキライニング板25は、ロー
タ円板6において相応する開口内に、切り欠き26内に
押込まれており;これらのブレーキライニング板は、ロ
ータ円板6内において回らないが軸線方向に可動に支持
されているので、ブレーキライニング板25を介して、
第1の摩擦円板7及び第2のもの8とこれらの板の摩擦
結合によって生じるブレーキモーメントは、ロータ円板
6に伝達される。形状安定性を高めるために、ブレーキ
ライニング板25のためにそれぞれ1つの支持スリーブ
を設けることが可能であり、これらの支持スリーブは、
その外側輪郭に沿って、しかもその軸線方向移動の範囲
においてこれらの板に形状結合して結合されており;こ
れらの支持スリーブは、ブレーキライニング板移動の際
にロータ円板の切り欠き26の内側輪郭との摺動接触を
行ない、これらの切り欠き内にブレーキライニング板2
5が支持されている。
【0068】軸線方向に固定の締付け装置13及び軸線
方向に移動しないロータ円板6において、ライニング磨
耗の際、ピストン棒20の増加した送達によってブレー
キライニング板25は軸線方向に移動し、かつこの移動
は、磨耗補償をなしており;磨耗によって薄くなるブレ
ーキライニング板25は、磨耗によって車軸1に対する
その軸線方向位置を変える。
【0069】図6及び図7により周知の断たれた様式に
おいて、図8は、図4による締付け装置13に対して構
成されたような構成におけるロータ円板6を示してい
る。前記のロータ円板6の円形リング範囲に沿って、6
つの切り欠き26が持ち込まれており、これらの切り欠
き内に6つのブレーキライニング板が押込まれており;
斜視図において、必要な磨耗予備のために比較的幅広く
構成されたブレーキライニング板25が、押込まれた状
態において比較的狭いロータ円板6から両方の側に突出
しているので、それぞれ隣接するブレーキライニング板
25の間に空いた中間空間27が生じる(ブレーキライ
ニング板25、切り欠き26、空いた中間空間27は、
6つのブレーキライニング板25のうちの1つにおいて
記入されている。)ことが認識できる。構造条件により
もちろん6つの切り欠きの数の代わりに、それぞれ別の
数の切り欠きを選択してもよいことを補充しておく。
【0070】空いた中間空間27は、締付け装置13の
組立られた状態において、図4に相応して6つのブレー
キライニング板25と第1の摩擦円板7及び第2のもの
8との間の空気循環レーンを形成しており、かつこれら
の空気循環レーンは、円板ブレーキのための冷却手段を
なしている。空いた中間空間に基づいて生じる空気循環
レーンは、図6及び図7によって空気案内通路23及び
24に関連して説明したものと基本的に同様なロータ円
板6の冷却を引起こす。図8による冷却の構成は、これ
らの解決策に対して、大きな面積の結合部(ここではロ
ータ円板6におけるブレーキライニングセグメント21
又は22の接着による)が存在せず、かつそれによりこ
れらの構成に対してロータ円板6の加熱がなおさらに減
少しているという利点を有する。
【0071】別の利点は、ライニング交換の際のわずか
な費用にあり、すなわちロータ円板6は、ブレーキライ
ニング板が取り除かれた摩擦円板8の側から押込むこと
ができるので、分解する必要がない。
【0072】ブレーキライニング板25は、コスト的に
望ましい交換可能な置き換え部分をなしている。これら
のブレーキライニング板は、分離して支持することがで
き、かつロータ円板6のための追加的な結合手段を必要
としない。ブレーキライニング板25のこの構成によっ
てロータ円板6のための製造コストは減少する。
【0073】空いた中間空間27に基づいて、ブレーキ
板25は、内径52及び外径53によって確定される円
形リング範囲の面の一部だけを覆っている。
【0074】公開されていないドイツ連邦共和国特許出
願第P19936394号明細書に示すように(ここで
はそらまめ形の通過開口3内に押込まれたそらまめ形の
外側輪郭を有する図9によるブレーキライニング)、ブ
レーキライニング板25は、そらまめ形に形成されてい
る。ブレーキライニング板25のそらまめ形の形成は、
一方においてそらまめ形の非対称によりロータ円板6に
対する回転防止が簡単に行なわれているという利点を有
し;他方においてそらまめ形は、ほぼロータ円板6の回
転運動に相当し、それにより改善された磨耗特性の利点
が生じる。
【0075】前記のすべての構成において、回転防止さ
れかつ軸線方向に可動の2つの摩擦円板7及び8の代わ
りに、1つだけの摩擦円板7又は8を設けることが可能
であることも補充しておき、その際この時、冷却手段
は、ロータ円板6とこの一方の摩擦円板7又は8との間
に配置されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】内部拡張式クラッチ形ブレーキを3つの部分図
に、すなわち右からの側面図、図1のcに記入された断
面経過を有する断面図AA及び図1のbに記入された断
面経過を有する断面図BBに細分化して示す略図であ
る。
【図2】図1のbを拡大して示す図である。
【図3】図1のcを拡大して示す図である。
【図4】円板部分として制動すべき円板を有する構成を
示す図である。
【図5】ブレーキライニングセグメントが軸線方向に可
動に制動すべき円板内に支持されている構成を示す図で
ある。
【図6】直線的な側方境界面を有する空気案内通路が構
成された図2ないし図4による構成のためのロータ円板
として形成された制動すべき円板を示す図である。
【図7】湾曲した側方境界面を有する空気案内通路が構
成された図2ないし図4による構成のためのロータ円板
を示す図である。
【図8】図5による構成のためのロータ円板の図であ
る。
【符号の説明】
1 車軸 2 車輪ボス 3 車輪 4 リムベッド 5 結合ねじ 6 ロータ円板 7 摩擦円板 8 摩擦円板 9 ブレーキ支持体保持部 10 ブレーキ支持体 11 ブレーキライニング 12 ブレーキライニング 13 締付け装置 14 リングシリンダ 15 リングピストン 21 ブレーキライニングセグメント 22 ブレーキライニングセグメント 23 空気案内通路 24 空気案内通路 25 ブレーキライニング板 26 切り欠き 27 中間空間 29 半径方向切り欠き 49 冷却通路
フロントページの続き (72)発明者 マルク・ブデ ドイツ連邦共和国ノーセン・グローセ・シ ユトラーセ33アー (72)発明者 パウル・アントニー ドイツ連邦共和国ヴオルムス・オストーフ エネル・シユトラーセ52 Fターム(参考) 3J058 AA37 AA44 AA53 AA58 AA69 AA77 AA83 AA87 BA37 DE02 DE05 EA14 FA17

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)ロータ円板として形成された制動す
    べき円板が設けられており、この円板が、車両の車輪に
    回らないように結合されており、この車輪が、車両の車
    軸上に回転可能に支持されており; b)回転方向に確保されかつ軸線方向に可動の摩擦円板
    が設けられており; c)分離した機械的な部分として構成された少なくとも
    1つのブレーキライニング構成部分が設けられており; d)ブレーキライニング構成部分が、ロータ円板上にお
    いてリング状の範囲内に回らないように配置されてお
    り; e)締付け装置が設けられており、この締付け装置が、
    車両の車軸に結合されているか、又は浮動しかつ回りを
    囲むサドルとして構成されており、 f)締付け装置の操作によって、摩擦円板とロータ円板
    の摩擦結合した結合が行なわれており; g)冷却部材が設けられている;ブレーキにおいて、 h)冷却部材が、ロータ円板と少なくとも1つの摩擦円
    板との間の範囲に配置されていることを特徴とする、ブ
    レーキ。
  2. 【請求項2】 少なくとも1つのブレーキライニング構
    成部分が、ロータ円板と少なくとも1つの摩擦円板との
    間の範囲に配置されていることを特徴とする、請求項1
    に記載のブレーキ。
  3. 【請求項3】 a)冷却部材が、空気案内のための通路
    として実現されており、 b)ロータ円板内に、外方に向かって空いた空気案内通
    路が設けられており、これらの空気案内通路が、回転方
    向に確保された少なくとも1つの摩擦円板の方向に延び
    た円板内の空いた切り欠きによって形成されており; c)回転方向に確保された少なくとも1つの摩擦円板
    が、ロータ円板から離れた方の空気案内通路の境界面を
    なしていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の
    ブレーキ。
  4. 【請求項4】 a)回転方向に確保されかつ軸線方向に
    可動の2つの摩擦円板が設けられており; b)ロータ円板内に、両方の側に外方に向かって空いた
    空気案内通路が設けられており、これらの空気案内通路
    が、回転方向に確保された両方の摩擦円板の方向に延び
    た円板内の空いた切り欠きによって形成されており; c)回転方向に確保された両方の摩擦円板が、それぞれ
    ロータ円板から離れた方の空気案内通路の境界面をなし
    ていることを特徴とする、請求項3に記載のブレーキ。
  5. 【請求項5】 ブレーキライニング構成部分が、ロータ
    円板に固定的に結合されたブレーキライニングセグメン
    トとして実現されており、これらのブレーキライニング
    セグメントが、ロータ円板上におけるリング状の範囲内
    において第1の面成分を覆っていることを特徴とする、
    請求項3又は4に記載のブレーキ。
  6. 【請求項6】 ロータ円板上におけるリング状の範囲内
    に、空気案内通路のための第1の面成分が設けられてい
    ることを特徴とする、請求項6に記載のブレーキ。
  7. 【請求項7】 第1と第2の面成分からなる合計が、ロ
    ータ円板上におけるリング状範囲の面積に等しいことを
    特徴とする、請求項6に記載のブレーキ。
  8. 【請求項8】 少なくとも円板の範囲においてロータ円
    板における切り欠きの形によって決まる空気案内通路の
    側方の境界面が、直線の面として形成されていることを
    特徴とする、請求項3ないし7の1つに記載のブレー
    キ。
  9. 【請求項9】 少なくとも円板の範囲においてロータ円
    板における切り欠きの形によって決まる空気案内通路の
    側方の境界面が、湾曲した面として形成されていること
    を特徴とする、請求項3ないし7の1つに記載のブレー
    キ。
  10. 【請求項10】 円板の範囲においてロータ円板におけ
    る切り欠きの形によって決まる空気案内通路の側方の境
    界面が、ブレーキライニング構成部分の範囲にも延びて
    いることを特徴とする、請求項8又は9に記載のブレー
    キ。
  11. 【請求項11】 ロータ円板内に両方の側に設けられた
    外方に向かって空いた空気案内通路の切り欠きが、他方
    の側に対してずらされた角度位置になるように一方の側
    に配置されていることを特徴とする、請求項4ないし1
    0の1つに記載のブレーキ。
  12. 【請求項12】 ブレーキライニング構成部分が、軸線
    方向に可動にロータ円板に支持されていることを特徴と
    する、請求項1に記載のブレーキ。
  13. 【請求項13】 a)ブレーキライニング構成部分が、
    ブレーキ板として構成されており; b)冷却部材が、空気循環レーンとして実現されてお
    り、これらの空気循環レーンが、ブレーキライニング構
    成部分の間の空いた中間空間によって形成されており; c)回転方向に確保された少なくとも1つの摩擦円板
    が、ロータ円板から離れた方の空気循環レーンの境界面
    をなしていることを特徴とする、請求項12に記載のブ
    レーキ。
  14. 【請求項14】 a)回転方向に確保されかつ軸線方向
    に可動の2つの摩擦円板が設けられており; b)ロータ円板に、外方に向かって両方の側に空気循環
    レーンが設けられており; c)回転方向に確保された両方の摩擦円板が、それぞれ
    ロータ円板から離れた方の空気循環レーンの境界面をな
    していることを特徴とする、請求項13に記載のブレー
    キ。
  15. 【請求項15】 ロータ円板上におけるリング状の範囲
    内においてブレーキ板が、リング状の範囲の面の一部だ
    けを覆っていることを特徴とする、請求項13又は14
    に記載のブレーキ。
  16. 【請求項16】 回転方向に確保されかつ軸線方向に可
    動の少なくとも1つの摩擦円板のために、セラミック複
    合材料が選択されていることを特徴とする、請求項1な
    いし15の1つに記載のブレーキ。
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