JPH05144582A - 無電極放電灯点灯装置 - Google Patents
無電極放電灯点灯装置Info
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- JPH05144582A JPH05144582A JP30788391A JP30788391A JPH05144582A JP H05144582 A JPH05144582 A JP H05144582A JP 30788391 A JP30788391 A JP 30788391A JP 30788391 A JP30788391 A JP 30788391A JP H05144582 A JPH05144582 A JP H05144582A
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- Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
- Discharge Lamps And Accessories Thereof (AREA)
- Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高周波発振回路および中間増幅回路の誤動
作、動作の不安定を防止する。 【構成】 無電極放電ランプ１の近傍に励起用コイル２
を配設している。励起用コイル２へは、順に消費電力が
大きい高周波発振回路３，中間増幅回路および電力増幅
回路５からなる高周波回路ブロック９から点灯用の高周
波電力を供給し、高周波回路ブロック９へは、直流電源
回路７から直流電力を供給するようにしている。直流電
源回路７の給電点７ｃと高周波発振回路３，中間増幅回
路４および電力増幅回路５の各受電点３ｃ，４ｃ，５ｃ
との間の実装配線長を、電力増幅回路５が最短となり中
間増幅回路４および高周波発振回路３がこの順に長くな
るように設定している。 【効果】 誘導電流が浮遊容量を通して中間増幅回路４
および高周波発振回路３に帰還するのを抑制し、高周波
発振回路３および中間増幅回路５の誤動作、動作の不安
定を防止することができる。
作、動作の不安定を防止する。 【構成】 無電極放電ランプ１の近傍に励起用コイル２
を配設している。励起用コイル２へは、順に消費電力が
大きい高周波発振回路３，中間増幅回路および電力増幅
回路５からなる高周波回路ブロック９から点灯用の高周
波電力を供給し、高周波回路ブロック９へは、直流電源
回路７から直流電力を供給するようにしている。直流電
源回路７の給電点７ｃと高周波発振回路３，中間増幅回
路４および電力増幅回路５の各受電点３ｃ，４ｃ，５ｃ
との間の実装配線長を、電力増幅回路５が最短となり中
間増幅回路４および高周波発振回路３がこの順に長くな
るように設定している。 【効果】 誘導電流が浮遊容量を通して中間増幅回路４
および高周波発振回路３に帰還するのを抑制し、高周波
発振回路３および中間増幅回路５の誤動作、動作の不安
定を防止することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、内部に放電性の希ガ
スおよび水銀蒸気等を封入した無電極放電ランプを点灯
させる無電極放電灯点灯装置に関するもので、特に無電
極放電ランプの近傍に配設した励起用コイルに点灯用の
高周波電力を供給するための高周波回路ブロックを構成
する高周波発振回路，中間増幅回路および電力増幅回路
への直流電源供給のためのプリント基板上での実装に係
るものである。
スおよび水銀蒸気等を封入した無電極放電ランプを点灯
させる無電極放電灯点灯装置に関するもので、特に無電
極放電ランプの近傍に配設した励起用コイルに点灯用の
高周波電力を供給するための高周波回路ブロックを構成
する高周波発振回路，中間増幅回路および電力増幅回路
への直流電源供給のためのプリント基板上での実装に係
るものである。
【０００２】
【従来の技術】図２に無電極放電灯点灯装置の従来例の
基本構成の回路ブロック図を示す。図２において、１は
内部に放電性の希ガスおよび水銀蒸気等を封入した無電
極放電ランプ、２は無電極放電ランプ１の外周上に巻い
た励起用コイルである。３は高周波発振回路、４は中間
増幅回路、５は電力増幅回路であり、これらは高周波回
路ブロック９を構成する。６は無電極放電ランプ１およ
び励起用コイル２からなる負荷と電力増幅回路５とのイ
ンピーダンス整合を図るインピーダンス整合回路であ
る。７は直流電源回路であり、商用電源８から整流し、
直流電圧を高周波発振回路３，中間増幅回路４および電
力増幅回路５等に供給している。
基本構成の回路ブロック図を示す。図２において、１は
内部に放電性の希ガスおよび水銀蒸気等を封入した無電
極放電ランプ、２は無電極放電ランプ１の外周上に巻い
た励起用コイルである。３は高周波発振回路、４は中間
増幅回路、５は電力増幅回路であり、これらは高周波回
路ブロック９を構成する。６は無電極放電ランプ１およ
び励起用コイル２からなる負荷と電力増幅回路５とのイ
ンピーダンス整合を図るインピーダンス整合回路であ
る。７は直流電源回路であり、商用電源８から整流し、
直流電圧を高周波発振回路３，中間増幅回路４および電
力増幅回路５等に供給している。
【０００３】図３に図２に示した従来の無電極放電灯点
灯装置の具体回路図を示す。図３において、発振回路３
は、水晶振動子Ｘを用いて発振を行う回路であり、コイ
ルＬ 6 およびコンデンサＣ15により低Ｑの同調回路を構
成し、無調整の発振器としている。Ｑ2 は発振用のトラ
ンジスタ、Ｒ4 〜Ｒ7 は抵抗、Ｃ7 ，Ｃ8，Ｃ14はコン
デンサである。
灯装置の具体回路図を示す。図３において、発振回路３
は、水晶振動子Ｘを用いて発振を行う回路であり、コイ
ルＬ 6 およびコンデンサＣ15により低Ｑの同調回路を構
成し、無調整の発振器としている。Ｑ2 は発振用のトラ
ンジスタ、Ｒ4 〜Ｒ7 は抵抗、Ｃ7 ，Ｃ8，Ｃ14はコン
デンサである。
【０００４】発振回路３の発振出力を増幅する中間増幅
回路４は、トランジスタＱ4 によりＣ級増幅を行ってい
る。コイルＬ5 およびコンデンサＣ17により発振周波数
に同調するようにしている。抵抗Ｒ8 〜Ｒ10からなる回
路は減衰器を構成しており、抵抗Ｒ11はコイルＬ5 のＱ
を下げるために入れている。Ｒ3 は抵抗、Ｃ6 ，Ｃ16は
コンデンサである。
回路４は、トランジスタＱ4 によりＣ級増幅を行ってい
る。コイルＬ5 およびコンデンサＣ17により発振周波数
に同調するようにしている。抵抗Ｒ8 〜Ｒ10からなる回
路は減衰器を構成しており、抵抗Ｒ11はコイルＬ5 のＱ
を下げるために入れている。Ｒ3 は抵抗、Ｃ6 ，Ｃ16は
コンデンサである。
【０００５】フィルタ回路１０は、コイルＬ3 およびコ
ンデンサＣ4 等から構成され、高周波が電源に帰還する
ことを防いでいる。中間増幅回路４の出力をさらに高周
波電力増幅する電力増幅回路５は、電力用ＭＯＳＦＥＴ
（以下、単にトランジスタと称する）Ｑ5 による増幅器
となっている。コイルＬ7 は、トランジスタＱ5 の入力
キャパシタンスを打ち消すために入れてあり、抵抗Ｒ12
はトランジスタＱ5の入力インピーダンスを中間増幅回
路４の出力と整合させるために入れてある。Ｃ5 はコン
デンサ、Ｌ4 はコイルである。
ンデンサＣ4 等から構成され、高周波が電源に帰還する
ことを防いでいる。中間増幅回路４の出力をさらに高周
波電力増幅する電力増幅回路５は、電力用ＭＯＳＦＥＴ
（以下、単にトランジスタと称する）Ｑ5 による増幅器
となっている。コイルＬ7 は、トランジスタＱ5 の入力
キャパシタンスを打ち消すために入れてあり、抵抗Ｒ12
はトランジスタＱ5の入力インピーダンスを中間増幅回
路４の出力と整合させるために入れてある。Ｃ5 はコン
デンサ、Ｌ4 はコイルである。
【０００６】インピーダンス整合回路６は、コンデンサ
Ｃ18〜Ｃ20および可変コンデンサＣ ver で構成され、電
力増幅回路５の出力と後段の無電極放電ランプ１および
励起用コイル２とのインピーダンス整合を行っているも
のである。無電極放電ランプ１は、希ガスと水銀蒸気等
を透光性のバルブの内部に封入したものであり、この無
電極放電ランプ１の外周には近接して数ターンの空心コ
イルからなる励起用コイル２が配設されている。この励
起用コイル２は、インピーダンス整合回路６を通して入
力された高周波電力を無電極放電ランプ１内の発光ガス
に供給して、励起させる。
Ｃ18〜Ｃ20および可変コンデンサＣ ver で構成され、電
力増幅回路５の出力と後段の無電極放電ランプ１および
励起用コイル２とのインピーダンス整合を行っているも
のである。無電極放電ランプ１は、希ガスと水銀蒸気等
を透光性のバルブの内部に封入したものであり、この無
電極放電ランプ１の外周には近接して数ターンの空心コ
イルからなる励起用コイル２が配設されている。この励
起用コイル２は、インピーダンス整合回路６を通して入
力された高周波電力を無電極放電ランプ１内の発光ガス
に供給して、励起させる。
【０００７】このような無電極放電灯点灯装置は、シー
ルドケースやフィルタ回路９を用いることにより、外部
への電気雑音の影響を軽減しているが、さらに励起用コ
イル２に供給する高周波電力の周波数を工業用に割り当
てられている周波数帯とし、通信機器等への障害を防止
している。例えば、励起用コイル２に工業用の周波数で
ある法定周波数１３．５６ＭHzの高周波電力を供給する
のである。
ルドケースやフィルタ回路９を用いることにより、外部
への電気雑音の影響を軽減しているが、さらに励起用コ
イル２に供給する高周波電力の周波数を工業用に割り当
てられている周波数帯とし、通信機器等への障害を防止
している。例えば、励起用コイル２に工業用の周波数で
ある法定周波数１３．５６ＭHzの高周波電力を供給する
のである。
【０００８】ここで、図２の回路ブロックをプリント基
板上に具体的に実装したモデル例を図３に示す。斜線部
がプリント基板上の銅箔となっており、銅箔のない部分
は図示を省略している。プリント基板の銅箔（電源ライ
ン）Ａは、直流電源回路（フィルタ回路１０も含む）７
の正側電源出力端子７ａに接続され、プリント基板の銅
箔（グラウンドライン）Ｂは直流電源回路７の負側電源
出力端子７ｂに接続されている。
板上に具体的に実装したモデル例を図３に示す。斜線部
がプリント基板上の銅箔となっており、銅箔のない部分
は図示を省略している。プリント基板の銅箔（電源ライ
ン）Ａは、直流電源回路（フィルタ回路１０も含む）７
の正側電源出力端子７ａに接続され、プリント基板の銅
箔（グラウンドライン）Ｂは直流電源回路７の負側電源
出力端子７ｂに接続されている。
【０００９】また、プリント基板の銅箔Ａには、高周波
発振回路３，中間増幅回路４および電力増幅回路５の各
正側電源入力端子３ａ，４ａ，５ａがそれぞれ接続さ
れ、プリント基板の銅箔Ａには、高周波発振回路３，中
間増幅回路４，電力増幅回路５およびインピーダンス整
合回路６の各負側電源入力端３ｂ，４ｂ，５ｂ，６ｂが
それぞれ接続されている。
発振回路３，中間増幅回路４および電力増幅回路５の各
正側電源入力端子３ａ，４ａ，５ａがそれぞれ接続さ
れ、プリント基板の銅箔Ａには、高周波発振回路３，中
間増幅回路４，電力増幅回路５およびインピーダンス整
合回路６の各負側電源入力端３ｂ，４ｂ，５ｂ，６ｂが
それぞれ接続されている。
【００１０】この図４では、プリント基板上の平行配列
した２本の銅箔Ａ，Ｂ間に、図上左側から高周波発振回
路３，中間増幅回路４，電力増幅回路５，インピーダン
ス整合回路６の順で配置されている。高周波発振回路
３，中間増幅回路４，電力増幅回路５の各正側受電点３
ｃ，４ｃ，５ｃも図上左側から順に銅箔Ａ上に設けられ
ている。また、高周波発振回路３，中間増幅回路４，電
力増幅回路５，インピーダンス整合回路６の各負側受電
点３ｄ，４ｄ，５ｄ，６ｄも図上左側から順に銅箔Ｂ上
に設けられている。さらに、直流電源回路７の正側給電
点７ｃおよび負側給電点７ｄは、銅箔Ａ，Ｂ上ににおい
て、高周波発振回路３の正側受電点３ｄおよび負側受電
点３ｄに最も近い図上左端に設けられている。
した２本の銅箔Ａ，Ｂ間に、図上左側から高周波発振回
路３，中間増幅回路４，電力増幅回路５，インピーダン
ス整合回路６の順で配置されている。高周波発振回路
３，中間増幅回路４，電力増幅回路５の各正側受電点３
ｃ，４ｃ，５ｃも図上左側から順に銅箔Ａ上に設けられ
ている。また、高周波発振回路３，中間増幅回路４，電
力増幅回路５，インピーダンス整合回路６の各負側受電
点３ｄ，４ｄ，５ｄ，６ｄも図上左側から順に銅箔Ｂ上
に設けられている。さらに、直流電源回路７の正側給電
点７ｃおよび負側給電点７ｄは、銅箔Ａ，Ｂ上ににおい
て、高周波発振回路３の正側受電点３ｄおよび負側受電
点３ｄに最も近い図上左端に設けられている。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】ここで、従来例の実装
構造による問題点について説明する。図４のように高周
波回路ブロック９および直流電源回路７をプリント基板
上に実装した場合において、直流電源回路７から電力増
幅回路５に流れる電流をｉ1 とし、中間増幅回路４に流
れる電流をｉ2 とし、高周波発振回路３に流れる電流を
ｉ3 とすると、各々の電流はｉ1 ＞ｉ2 ＞ｉ3 となる。
つまり、電力増幅回路５の消費電力が最大で、中間増幅
回路４の消費電力がそのつぎで、高周波発振回路３の消
費電力が最小であるということである。
構造による問題点について説明する。図４のように高周
波回路ブロック９および直流電源回路７をプリント基板
上に実装した場合において、直流電源回路７から電力増
幅回路５に流れる電流をｉ1 とし、中間増幅回路４に流
れる電流をｉ2 とし、高周波発振回路３に流れる電流を
ｉ3 とすると、各々の電流はｉ1 ＞ｉ2 ＞ｉ3 となる。
つまり、電力増幅回路５の消費電力が最大で、中間増幅
回路４の消費電力がそのつぎで、高周波発振回路３の消
費電力が最小であるということである。
【００１２】一方、図４のプリント基板の銅箔Ａには、
直流電源回路７の給電点７ｃより左方向に順次、Ｃ1 ，
Ｃ1 ′，Ｃ2 ，Ｃ2 ′，Ｃ3 ，Ｃ3 ′の浮遊容量が存在
すると考えられる。図４に示す実装構造では、電力増幅
回路５に流れる電流ｉ1 は中間増幅回路４，高周波発振
回路３の正側受電点３ｃ，４ｃ付近にプリント基板の銅
箔Ａを通じて流れる。つまり、電流ｉ1 はプリント基板
の銅箔Ａの最も長く広い面積上を流れる。このとき、電
流ｉ1 または電流ｉ1 による誘導磁界Φ1 により浮遊容
量Ｃ1 ，Ｃ1 ′，Ｃ2 ，Ｃ2 ′，Ｃ3 ，Ｃ3 ′を介して
微小な誘導電流（帰還電流）が流れる。
直流電源回路７の給電点７ｃより左方向に順次、Ｃ1 ，
Ｃ1 ′，Ｃ2 ，Ｃ2 ′，Ｃ3 ，Ｃ3 ′の浮遊容量が存在
すると考えられる。図４に示す実装構造では、電力増幅
回路５に流れる電流ｉ1 は中間増幅回路４，高周波発振
回路３の正側受電点３ｃ，４ｃ付近にプリント基板の銅
箔Ａを通じて流れる。つまり、電流ｉ1 はプリント基板
の銅箔Ａの最も長く広い面積上を流れる。このとき、電
流ｉ1 または電流ｉ1 による誘導磁界Φ1 により浮遊容
量Ｃ1 ，Ｃ1 ′，Ｃ2 ，Ｃ2 ′，Ｃ3 ，Ｃ3 ′を介して
微小な誘導電流（帰還電流）が流れる。
【００１３】この微少な誘導電流は、プリント基板上に
おいて、中間増幅回路４および高周波発振回路３付近を
流れるため、中間増幅回路４および高周波発振回路３に
誤動作、動作の不安定といった悪い影響を及ぼす。同様
に、中間増幅回路４に流れる電流ｉ2 または電流ｉ2 に
よる誘導磁界Φ2 により浮遊容量Ｃ1 ，Ｃ1 ′，Ｃ2 ，
Ｃ2 ′を介して微少な誘導電流（帰還電流）が流れる。
この誘導電流は、プリント基板上において、高周波発振
回路３付近を流れるため、高周波発振回路３に誤動作、
動作の不安定といった悪い影響を及ぼす。
おいて、中間増幅回路４および高周波発振回路３付近を
流れるため、中間増幅回路４および高周波発振回路３に
誤動作、動作の不安定といった悪い影響を及ぼす。同様
に、中間増幅回路４に流れる電流ｉ2 または電流ｉ2 に
よる誘導磁界Φ2 により浮遊容量Ｃ1 ，Ｃ1 ′，Ｃ2 ，
Ｃ2 ′を介して微少な誘導電流（帰還電流）が流れる。
この誘導電流は、プリント基板上において、高周波発振
回路３付近を流れるため、高周波発振回路３に誤動作、
動作の不安定といった悪い影響を及ぼす。
【００１４】なお、Φ3 は電流Ｉ3 による誘導磁界であ
る。したがって、この発明の目的は、プリント基板上に
存在する浮遊容量による高周波発振回路および中間増幅
回路の誤動作、動作の不安定を防止することができる無
電極放電灯点灯装置を提供することである。
る。したがって、この発明の目的は、プリント基板上に
存在する浮遊容量による高周波発振回路および中間増幅
回路の誤動作、動作の不安定を防止することができる無
電極放電灯点灯装置を提供することである。
【００１５】
【課題を解決するための手段】この発明の無電極放電灯
点灯装置は、希ガスと金属蒸気とを封入した透光性バル
ブよりなる無電極放電ランプの近傍に励起用コイルを配
設している。励起用コイルへは、順に消費電力が大きい
高周波発振回路，中間増幅回路および電力増幅回路から
なる高周波回路ブロックから点灯用の高周波電力を供給
し、高周波回路ブロックへは、直流電源回路から直流電
力を供給するようにしている。
点灯装置は、希ガスと金属蒸気とを封入した透光性バル
ブよりなる無電極放電ランプの近傍に励起用コイルを配
設している。励起用コイルへは、順に消費電力が大きい
高周波発振回路，中間増幅回路および電力増幅回路から
なる高周波回路ブロックから点灯用の高周波電力を供給
し、高周波回路ブロックへは、直流電源回路から直流電
力を供給するようにしている。
【００１６】上記高周波回路ブロックおよび直流電源回
路をプリント基板に実装する場合に、直流電源回路の給
電点と高周波発振回路，中間増幅回路および電力増幅回
路の各受電点との間の実装配線長を、電力増幅回路が最
短とし中間増幅回路および高周波発振回路がこの順に長
くなるように設定している。
路をプリント基板に実装する場合に、直流電源回路の給
電点と高周波発振回路，中間増幅回路および電力増幅回
路の各受電点との間の実装配線長を、電力増幅回路が最
短とし中間増幅回路および高周波発振回路がこの順に長
くなるように設定している。
【００１７】
【作用】この発明の構成によれば、プリント基板上で直
流電源回路から電力増幅回路へ供給される電流は高周波
発振回路および中間増幅回路の受電点付近には流れず、
電力増幅回路へ供給される電流による誘導電流がプリン
ト基板上に存在する浮遊容量を通して高周波発振回路お
よび中間増幅回路の近傍には流れることがない。また、
プリント基板上で直流電源回路から中間増幅回路へ供給
される電流は高周波発振回路の受電点付近には流れず、
中間増幅回路へ供給される電流による誘導電流がプリン
ト基板上に存在する浮遊容量を通して高周波発振回路の
近傍には流れることがない。
流電源回路から電力増幅回路へ供給される電流は高周波
発振回路および中間増幅回路の受電点付近には流れず、
電力増幅回路へ供給される電流による誘導電流がプリン
ト基板上に存在する浮遊容量を通して高周波発振回路お
よび中間増幅回路の近傍には流れることがない。また、
プリント基板上で直流電源回路から中間増幅回路へ供給
される電流は高周波発振回路の受電点付近には流れず、
中間増幅回路へ供給される電流による誘導電流がプリン
ト基板上に存在する浮遊容量を通して高周波発振回路の
近傍には流れることがない。
【００１８】したがって、電力増幅回路から中間増幅回
路および高周波発振回路への電流帰還、ならびに中間周
波増幅回路から高周波発振回路への電流帰還を抑制する
ことができる。
路および高周波発振回路への電流帰還、ならびに中間周
波増幅回路から高周波発振回路への電流帰還を抑制する
ことができる。
【００１９】
【実施例】この発明の一実施例の無電極放電灯点灯装置
を図１を参照しながら説明する。図１は図２の回路ブロ
ックをプリント基板上に具体的に実装した実施例を示す
ものである。図４の実装状態との相違点は、プリント基
板上の銅箔Ａにおいて、直流電源回路７の給電点７ｃを
電力増幅回路５の正側受電点５ｃの近傍に設けたもの
で、その他の構成は図４と同様である。
を図１を参照しながら説明する。図１は図２の回路ブロ
ックをプリント基板上に具体的に実装した実施例を示す
ものである。図４の実装状態との相違点は、プリント基
板上の銅箔Ａにおいて、直流電源回路７の給電点７ｃを
電力増幅回路５の正側受電点５ｃの近傍に設けたもの
で、その他の構成は図４と同様である。
【００２０】つまり、高周波回路ブロック９および直流
電源回路１０をプリント基板に実装する場合に、直流電
源回路７の給電点７ｃと高周波発振回路３，中間増幅回
路４および電力増幅回路５の各受電点３ｃ，４ｃ，５ｃ
との間の実装配線長を、電力増幅回路５が最短とし、中
間増幅回路５および高周波発振回路３がこの順（消費電
力が少なくなる順）に長くなるように設定している。
電源回路１０をプリント基板に実装する場合に、直流電
源回路７の給電点７ｃと高周波発振回路３，中間増幅回
路４および電力増幅回路５の各受電点３ｃ，４ｃ，５ｃ
との間の実装配線長を、電力増幅回路５が最短とし、中
間増幅回路５および高周波発振回路３がこの順（消費電
力が少なくなる順）に長くなるように設定している。
【００２１】上記図１に示す実装構造では、電力増幅回
路５に流れる電流ｉ1 は、プリント基板の銅箔Ａ上にお
いて、中間増幅回路４，高周波発振回路３に比べて最も
短く狭い面積において流れる。つまり、従来のように大
きな電流ｉ1 がプリント基板の銅箔Ａ上の中間増幅回路
４および高周波発振回路３の受電点３ｃ，３ｄ付近を流
れることはないので、電流ｉ1 または電流ｉ1 による誘
導磁界Φ1 により浮遊容量を介して微少な誘導電流が流
れるが、この電流ｉ1 による誘導電流が流れる浮遊容量
は従来例の図４に比べて小さく、つまり、電力増幅回路
５へ供給される電流ｉ1 による誘導電流がプリント基板
上に存在する浮遊容量を通して高周波発振回路３および
中間増幅回路４の近傍には流れることがなく、電力増幅
回路５から中間増幅回路４および高周波発振回路３への
電流帰還を抑制でき、中間増幅回路４および高周波発振
回路３に誤動作、動作の不安定といった悪い影響を及ぼ
すことはない。
路５に流れる電流ｉ1 は、プリント基板の銅箔Ａ上にお
いて、中間増幅回路４，高周波発振回路３に比べて最も
短く狭い面積において流れる。つまり、従来のように大
きな電流ｉ1 がプリント基板の銅箔Ａ上の中間増幅回路
４および高周波発振回路３の受電点３ｃ，３ｄ付近を流
れることはないので、電流ｉ1 または電流ｉ1 による誘
導磁界Φ1 により浮遊容量を介して微少な誘導電流が流
れるが、この電流ｉ1 による誘導電流が流れる浮遊容量
は従来例の図４に比べて小さく、つまり、電力増幅回路
５へ供給される電流ｉ1 による誘導電流がプリント基板
上に存在する浮遊容量を通して高周波発振回路３および
中間増幅回路４の近傍には流れることがなく、電力増幅
回路５から中間増幅回路４および高周波発振回路３への
電流帰還を抑制でき、中間増幅回路４および高周波発振
回路３に誤動作、動作の不安定といった悪い影響を及ぼ
すことはない。
【００２２】また、電力増幅回路５のつぎに消費電力の
大きい中間増幅回路４の受電点４ｃと直流電源回路７の
給電点７ｃとの間の実装配線長を電力増幅回路５の次に
優先して短くしているので、上記と同様に、中間増幅回
路４へ供給される電流ｉ2 による誘導電流がプリント基
板上に存在する浮遊容量を通して高周波発振回路３の近
傍には流れることがなく、中間周波増幅回路４から高周
波発振回路３への電流帰還を抑制でき、高周波発振回路
３に誤動作、動作の不安定といった悪い影響を及ぼすこ
とはない。
大きい中間増幅回路４の受電点４ｃと直流電源回路７の
給電点７ｃとの間の実装配線長を電力増幅回路５の次に
優先して短くしているので、上記と同様に、中間増幅回
路４へ供給される電流ｉ2 による誘導電流がプリント基
板上に存在する浮遊容量を通して高周波発振回路３の近
傍には流れることがなく、中間周波増幅回路４から高周
波発振回路３への電流帰還を抑制でき、高周波発振回路
３に誤動作、動作の不安定といった悪い影響を及ぼすこ
とはない。
【００２３】以上のように、消費電力の大きい回路部に
対する直流電源回路７からの実装配線長が消費電力の小
さい回路部に対する直流電源回路７からの実装配線長に
比べて短くなるようにプリント基板上に実装したことに
より、浮遊容量による誘導電流が小さく、誘導電流によ
る誤動作、動作が不安定といったことがなくなる。な
お、上記以外の点は従来例と同様である。
対する直流電源回路７からの実装配線長が消費電力の小
さい回路部に対する直流電源回路７からの実装配線長に
比べて短くなるようにプリント基板上に実装したことに
より、浮遊容量による誘導電流が小さく、誘導電流によ
る誤動作、動作が不安定といったことがなくなる。な
お、上記以外の点は従来例と同様である。
【００２４】また、この発明の説明では、工業用の法定
周波数である１３．５６ＭHzで説明したが、この周波数
に限定されるものではなく、例えば１ＭHz〜数百ＭHzま
での周波数であってもよい。
周波数である１３．５６ＭHzで説明したが、この周波数
に限定されるものではなく、例えば１ＭHz〜数百ＭHzま
での周波数であってもよい。
【００２５】
【発明の効果】この発明の無電極放電灯点灯装置によれ
ば、プリント基板上で直流電源回路から電力増幅回路へ
供給される電流は高周波発振回路および中間増幅回路の
受電点付近には流れず、電力増幅回路へ供給される電流
による誘導電流がプリント基板上に存在する浮遊容量を
通して高周波発振回路および中間増幅回路の近傍には流
れることがなく、また直流電源回路から中間増幅回路へ
供給される電流は高周波発振回路の受電点付近には流れ
ず、中間増幅回路へ供給される電流による誘導電流がプ
リント基板上に存在する浮遊容量を通して高周波発振回
路の近傍には流れることがないので、プリント基板上に
存在する浮遊容量による高周波発振回路および中間増幅
回路の誤動作、動作の不安定を防止することができる。
ば、プリント基板上で直流電源回路から電力増幅回路へ
供給される電流は高周波発振回路および中間増幅回路の
受電点付近には流れず、電力増幅回路へ供給される電流
による誘導電流がプリント基板上に存在する浮遊容量を
通して高周波発振回路および中間増幅回路の近傍には流
れることがなく、また直流電源回路から中間増幅回路へ
供給される電流は高周波発振回路の受電点付近には流れ
ず、中間増幅回路へ供給される電流による誘導電流がプ
リント基板上に存在する浮遊容量を通して高周波発振回
路の近傍には流れることがないので、プリント基板上に
存在する浮遊容量による高周波発振回路および中間増幅
回路の誤動作、動作の不安定を防止することができる。
【図１】この発明の一実施例の無電極放電灯点灯装置に
おける高周波回路ブロックおよび直流電源回路の周辺部
分の実装状態を示す概略図である。
おける高周波回路ブロックおよび直流電源回路の周辺部
分の実装状態を示す概略図である。
【図２】無電極放電灯点灯装置の従来例を示す回路ブロ
ック図である。
ック図である。
【図３】図２の無電極放電灯点灯装置の具体的な回路構
成を示す回路図である。
成を示す回路図である。
【図４】図３の無電極放電灯点灯装置における高周波回
路ブロックおよび直流電源回路の周辺部分の実装状態を
示す概略図である。
路ブロックおよび直流電源回路の周辺部分の実装状態を
示す概略図である。
１ 無電極放電ランプ ２ 励起用コイル ３ 高周波発振回路 ４ 中間増幅回路 ５ 電力増幅回路 ６ インピーダンス整合回路 ７ 直流電源回路 ９ 高周波回路ブロック ３ｃ，３ｄ 受電点 ４ｃ，４ｄ 受電点 ５ｃ，５ｄ 受電点 ７ｃ，７ｄ 給電点
Claims (1)
- 【請求項１】 希ガスと金属蒸気とを封入した透光性バ
ルブよりなる無電極放電ランプと、この無電極放電ラン
プの近傍に配設した励起用コイルと、順に消費電力が大
きい高周波発振回路，中間増幅回路および電力増幅回路
からなり前記励起用コイルに対して点灯用の高周波電力
を供給する高周波回路ブロックと、前記高周波回路ブロ
ックに直流電力を供給する直流電源回路とを備え、 前記直流電源回路の給電点と前記高周波発振回路，中間
増幅回路および電力増幅回路の各受電点との間の実装配
線長を、前記電力増幅回路が最短となり前記中間増幅回
路および前記高周波発振回路がこの順に長くなるように
設定した状態で、前記直流電源回路および高周波回路ブ
ロックをプリント基板に実装したことを特徴とする無電
極放電灯点灯装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30788391A JPH05144582A (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 無電極放電灯点灯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30788391A JPH05144582A (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 無電極放電灯点灯装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05144582A true JPH05144582A (ja) | 1993-06-11 |
Family
ID=17974316
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30788391A Pending JPH05144582A (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 無電極放電灯点灯装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05144582A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8811463B2 (en) | 2012-02-02 | 2014-08-19 | Anritsu Corporation | Jitter measuring trigger generator, jitter measuring apparatus using the same, method of generating jitter measuring trigger, and method of measuring jitter |
-
1991
- 1991-11-22 JP JP30788391A patent/JPH05144582A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8811463B2 (en) | 2012-02-02 | 2014-08-19 | Anritsu Corporation | Jitter measuring trigger generator, jitter measuring apparatus using the same, method of generating jitter measuring trigger, and method of measuring jitter |
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