JPH05144002A - 光情報記録方法及びその装置 - Google Patents

光情報記録方法及びその装置

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JPH05144002A
JPH05144002A JP3302097A JP30209791A JPH05144002A JP H05144002 A JPH05144002 A JP H05144002A JP 3302097 A JP3302097 A JP 3302097A JP 30209791 A JP30209791 A JP 30209791A JP H05144002 A JPH05144002 A JP H05144002A
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pit
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Ryuichi Sunakawa
隆一 砂川
Hiroo Shimizu
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録時における熱干渉の影響を考慮して情報
の記録を行う光情報記録方法並びにその装置を提供する
こと。 【構成】 主制御部5によりアナログスイッチ25,3
3を切り替え、所定の特定パタ−ンにおける最小時間幅
のピット部或いは非ピット部からの反射光強度のピ−ク
値を検出し、これらのピ−ク値に基づいて基準ディジタ
ル信号Aのハイレベルあるいはロ−レベルの時間幅を増
減した記録信号Eを生成し、この記録信号Eによってレ
−ザ光を出射し、光ディスク1にピットを形成する。 【効果】 情報記録時におけるピット部間の熱干渉の影
響を低減することができ、基準ディジタル信号の時間幅
に対応した長さのピット部及び非ピット部からなるピッ
トを形成することができる。これにより、記録再生特性
を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主としてEFM(Eight
to Fourteen Modulation)方式を用いた光ディスク等の
光情報記録媒体への情報記録方法の記録再生特性の改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光情報記録媒体、例えばWOディ
スク等の光ディスクに大容量の情報を記録する技術が一
般に普及してきた。光ディスクに例えば音響信号を記録
する場合、再生時における歪みや雑音等を排除するため
に、記録時において音響信号をディジタル化して記録す
る方法が一般に行われている。また、ディジタル化され
た音響信号(以下、基準ディジタル信号と称する)に対
してCIRC(Cross Interleaved Reed-Solomon Code)
により誤り訂正のためのパリティが付加されると共に、
さらにこれをEFM方式により変調することにより再生
特性の向上を図っている。
【0003】前述したEFM変調を行うことにより、基
準ディジタル信号のハイレベル及びロ−レベルの時間幅
として、所定の基準時間幅Tの3〜11倍の9通りの時
間幅が与えられる。この基準ディジタル信号に基づいて
光ディスクにレ−ザ光が照射され、記録層にピット部が
形成される。例えば、基準ディジタル信号のハイレベル
の期間にピット部を形成できる強度のレ−ザ光が照射さ
れる。
【0004】また、基準ディジタル信号に基づいて光デ
ィスクにレ−ザ光を照射して前記記録層を溶解或いは変
質させてピットを形成した場合、光ディスクにレ−ザ光
を照射した際に記録層に熱が吸収されるまでに時間がか
かると共に、レ−ザ光の照射を停止した際に記録層に蓄
えられた熱が発散するまでに時間がかかる。このため、
実際に記録層に形成されるピット部及び非ピット部の長
さは、前述した基準ディジタル信号のハイ又はロ−レベ
ルの時間幅に対応しない場合があり、再生特性が低下す
るという問題点があった。
【0005】即ち、図2に示すようにレ−ザ光の照射開
始時には、レ−ザ出力の積分値が増加し、記録層に熱が
吸収されるまでに時間がかかるため、ピット部Paの先
端は基準ディジタル信号Aの先端よりも少し遅れて形成
される。
【0006】また、レ−ザ光の照射停止時には記録層に
吸収された熱エネルギ−の量、及び熱エネルギ−の伝達
により、ピット部Paの後端が後方に引き伸ばされて形
成される。この傾向はレ−ザ光の照射時間が長い場合、
即ち光ディスクの温度が時間に比例して上昇するため、
前記時間幅が大きい場合に特に顕著に現れ、この場合ピ
ット部Paの形状が涙形状となってピット部後部の幅が
広がってしまうと共に、反射率の低下及びトラック間の
クロスト−クの悪化を招く。
【0007】前記時間幅が最小のものについては熱エネ
ルギ−の量が少ないため、ピット部Paの後端が引き伸
ばされることは少ないが、他のピット部に比べて短くな
り過ぎてしまう場合がある。
【0008】従って、ピット部Pa間の熱干渉によって
生じるピット部Paの長さのずれによりジッタが大きく
なり、記録再生特性が低下するという問題点があった。
【0009】前述した問題点を解決するため、従来、基
準ディジタル信号Aのハイレベル或いはロ−レベルの時
間幅を一様に小さくしたり、又は特定の時間幅のハイレ
ベル或いはロ−レベルの時間幅を変更した記録信号を生
成し、この記録信号によって光ディスクに高い光強度の
レ−ザ光を照射して、基準ディジタル信号の時間幅に対
応した長さのピット部及び非ピット部からなるピットを
形成していた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た手段を用いても完全に熱影響を除去することができ
ず、記録再生特性は低いものであった。これは、基準デ
ィジタル信号のハイレベル或いはロ−レベルの時間幅を
一様に補正していたためであり、各ピット部間の熱干渉
等の影響を考慮していなかったためである。これによ
り、長さの短いピット部、非ピット部の長さが基準ディ
ジタル信号のハイレベル、ロ−レベルの時間幅に対応し
ないものとなった。特に長さの短いピット部、非ピット
部に続く最小時間幅、即ち基準時間幅の3倍の時間幅
(以下、3T時間幅と称する)に対応するピット部及び
非ピット部の長さが基準ディジタル信号の時間幅に対応
しないものとなった。
【0011】本発明の目的は上記の問題点に鑑み、記録
時における熱干渉の影響を考慮して情報の記録を行う光
情報記録方法並びにその装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、請求項1では、記録対象の情報に対応す
ると共に、ピット部を形成できる強度のレ−ザ光を照射
する期間を表す第1の信号レベルと前記強度よりも低い
強度のレ−ザ光を照射する期間或いはレ−ザ光の照射停
止期間を表す第2の信号レベルとを有し、該第1及び第
2の信号レベルは所定の基準時間幅の整数倍となる等差
級数をなす時間幅をもつ基準ディジタル信号に基づき、
光情報記録媒体に対して所定の強度のレ−ザ光を照射
し、ピットを形成する光情報記録方法において、情報の
正式記録を行う前に、前記光情報記録媒体の試験領域
に、前記基準ディジタル信号に基づいて試験的に情報を
記録した後、該情報を再生する工程を複数回繰り返し
て、レ−ザの適正光強度を求めると共に、前記適正光強
度のレ−ザ光を用いて試験的に形成したピットからの反
射光強度を検出し、前記基準時間幅の所定倍の時間幅を
比較対象時間幅とし、該比較対象時間幅以外の所定の時
間幅を有する前記第1の信号レベルに続く最小時間幅の
第2の信号レベルに対応する非ピット部からの反射光強
度の極大値が前記比較対象時間幅を有する第1の信号レ
ベルに続く最小時間幅の第2の信号レベルに対応する非
ピット部からの反射光強度の極大値にほぼ一致するよう
に該第1の信号レベルの時間幅の増減値を求め、情報の
正式記録時には、前記第1の信号レベルの時間幅に対す
る増減値を用いて、前記基準ディジタル信号の第1の信
号レベルの時間幅を補正した記録信号を生成し、該記録
信号により前記光情報記録媒体にレ−ザ光を照射してピ
ットを形成する光情報記録方法を提案する。
【0013】また、請求項2では、記録対象の情報に対
応すると共に、ピット部を形成できる強度のレ−ザ光を
照射する期間を表す第1の信号レベルと前記強度よりも
低い強度のレ−ザ光を照射する期間或いはレ−ザ光の照
射停止期間を表す第2の信号レベルとを有し、該第1及
び第2の信号レベルは所定の基準時間幅の整数倍となる
等差級数をなす時間幅をもつ基準ディジタル信号に基づ
き、光情報記録媒体に対して所定の強度のレ−ザ光を照
射し、ピットを形成する光情報記録方法において、情報
の正式記録を行う前に、前記光情報記録媒体の試験領域
に、前記基準ディジタル信号に基づいて試験的に情報を
記録した後、該情報を再生する工程を複数回繰り返し
て、レ−ザの適正光強度を求めると共に、前記適正光強
度のレ−ザ光を用いて試験的に形成したピットからの反
射光強度を検出し、前記基準時間幅の所定倍の時間幅を
比較対象時間幅とし、該比較対象時間幅以外の所定の時
間幅を有する前記第1の信号レベルに続く最小時間幅の
第2の信号レベルに対応する非ピット部からの反射光強
度の極大値が前記比較対象時間幅を有する第1の信号レ
ベルに続く最小時間幅の第2の信号レベルに対応する非
ピット部からの反射光強度の極大値にほぼ一致するよう
に該第1の信号レベルの時間幅の増減値を求めると共
に、前記比較対象時間幅以外の所定の時間幅を有する前
記第2の信号レベルに続く最小時間幅の第1の信号レベ
ルに対応するピット部からの反射光強度の極小値が前記
比較対象時間幅を有する第2の信号レベルに続く最小時
間幅の第1の信号レベルに対応するピット部からの反射
光強度の極小値にほぼ一致するように該第2の信号レベ
ルの時間幅の増減値を求め、情報の正式記録時には、前
記第1及び第2の信号レベルの時間幅に対する増減値を
用いて、前記基準ディジタル信号の第1及び第2の信号
レベルの時間幅を補正した記録信号を生成し、該記録信
号により前記光情報記録媒体にレ−ザ光を照射してピッ
トを形成する光情報記録方法を提案する。
【0014】また、請求項3では、記録対象の情報に対
応すると共に、ピット部を形成できる強度のレ−ザ光を
照射する期間を表す第1の信号レベルと前記強度よりも
低い強度のレ−ザ光を照射する期間或いはレ−ザ光の照
射停止期間を表す第2の信号レベルとを有し、該第1及
び第2の信号レベルは所定の基準時間幅の整数倍となる
等差級数をなす時間幅をもつ基準ディジタル信号に基づ
き、光情報記録媒体に対して所定の強度のレ−ザ光を照
射し、ピットを形成する光情報記録装置において、前記
光情報記録媒体からの反射光の強度を検知する光強度検
知手段と、前記光強度検知手段により検知された光強度
に基づいて、非ピット部からの反射光強度の極大値を検
出する極大値検出手段と、前記基準時間幅の所定倍の時
間幅を比較対象時間幅とし、前記極大値検出手段の検出
結果に基づき、比較対象時間幅以外の所定の時間幅を有
する前記第1の信号レベルに続く最小時間幅の第2の信
号レベルに対応する非ピット部からの反射光強度が前記
比較対象時間幅を有する第1の信号レベルに続く最小時
間幅の第2の信号レベルに対応する非ピット部からの反
射光強度にほぼ一致するように該第1の信号レベルの時
間幅の増減値を求める補正時間幅選定手段と、前記補正
時間幅選定手段により選定された増減値を用いて、前記
基準ディジタル信号の第1の信号レベルの時間幅を補正
して記録信号となす記録信号生成手段と、該記録信号に
基づいて、レ−ザの駆動を制御するレ−ザ駆動制御手段
とを設けた光情報記録装置を提案する。
【0015】さらに、請求項4では、記録対象の情報に
対応すると共に、ピット部を形成できる強度のレ−ザ光
を照射する期間を表す第1の信号レベルと前記強度より
も低い強度のレ−ザ光を照射する期間或いはレ−ザ光の
照射停止期間を表す第2の信号レベルとを有し、該第1
及び第2の信号レベルは所定の基準時間幅の整数倍とな
る等差級数をなす時間幅をもつ基準ディジタル信号に基
づき、光情報記録媒体に対して所定の強度のレ−ザ光を
照射し、ピットを形成する光情報記録装置において、前
記光情報記録媒体からの反射光の強度を検知する光強度
検知手段と、前記光強度検知手段により検知された光強
度に基づいて、非ピット部からの反射光強度の極大値を
検出する極大値検出手段と、前記光強度検知手段により
検知された光強度に基づいて、前記ピット部からの反射
光強度の極小値を検出する極小値検出手段と、前記基準
時間幅の所定倍の時間幅を比較対象時間幅とし、前記極
大値検出手段の検出結果に基づき、比較対象時間幅以外
の所定の時間幅を有する前記第1の信号レベルに続く最
小時間幅の第2の信号レベルに対応する非ピット部から
の反射光強度が前記比較対象時間幅を有する第1の信号
レベルに続く最小時間幅の第2の信号レベルに対応する
非ピット部からの反射光強度にほぼ一致するように該第
1の信号レベルの時間幅の増減値を求める第1の補正時
間幅選定手段と、前記極小値検出手段の検出結果に基づ
き、前記比較対象時間幅以外の所定の時間幅を有する前
記第2の信号レベルに続く最小時間幅の第1の信号レベ
ルに対応するピット部からの反射光強度が前記比較対象
時間幅を有する第2の信号レベルに続く最小時間幅の第
1の信号レベルに対応するピット部からの反射光強度に
ほぼ一致するように該第2の信号レベルの時間幅の増減
値を求める第2の補正時間幅選定手段と、前記第1及び
第2の補正時間幅選定手段により選定された増減値を用
いて、前記基準ディジタル信号の第1及び第2の信号レ
ベルの時間幅を補正して記録信号となす記録信号生成手
段と、該記録信号に基づいて、レ−ザの駆動を制御する
レ−ザ駆動制御手段とを設けた光情報記録装置を提案す
る。
【0016】
【作用】本発明の請求項1によれば、情報の正式記録を
行う前に、基準ディジタル信号に基づいて光情報記録媒
体の試験領域に試験的に情報を記録し、この情報を再生
する工程を複数回繰り返して、レ−ザの適正光強度を求
める。さらに、前記適正光強度のレ−ザ光を用いて試験
的に形成したピットからの反射光強度を検出し、基準時
間幅の所定倍の時間幅、例えば11倍の時間幅を比較対
象時間幅とし、この比較対象時間幅以外の所定の時間幅
を有する第1の信号レベルに続く最小時間幅の第2の信
号レベルに対応する非ピット部からの反射光強度の極大
値が前記比較対象時間幅を有する第1の信号レベルに続
く最小時間幅の第2の信号レベルに対応する非ピット部
からの反射光強度の極大値にほぼ一致するように該第1
の信号レベルの時間幅の増減値を求める。ここで、時間
幅の短い信号レベルに対応するピット部或いは非ピット
部からの反射光強度のピ−ク値はそのピット部或いは非
ピット部の長さにほぼ対応したものとなり、前記ピ−ク
値によってピット部或いは非ピット部の長さを知ること
ができる。この後、情報の正式記録時には、前記第1の
信号レベルの時間幅に対する増減値を用いて、前記基準
ディジタル信号の第1の信号レベルの時間幅を補正した
記録信号を生成し、該記録信号により前記光情報記録媒
体にレ−ザ光を照射してピットが形成される。
【0017】また、請求項2によれば、情報の正式記録
を行う前に、基準ディジタル信号に基づいて光情報記録
媒体の試験領域に試験的に情報を記録し、この情報を再
生する工程を複数回繰り返して、レ−ザの適正光強度を
求める。また、前記適正光強度のレ−ザ光を用いて試験
的に形成したピットからの反射光強度を検出し、基準時
間幅の所定倍の時間幅、例えば11倍の時間幅を比較対
象時間幅とし、この比較対象時間幅以外の所定の時間幅
を有する第1の信号レベルに続く最小時間幅の第2の信
号レベルに対応する非ピット部からの反射光強度の極大
値が前記比較対象時間幅を有する第1の信号レベルに続
く最小時間幅の第2の信号レベルに対応する非ピット部
からの反射光強度の極大値にほぼ一致するように該第1
の信号レベルの時間幅の増減値を求める。さらに、比較
対象時間幅以外の所定の時間幅を有する第2の信号レベ
ルに続く最小時間幅の第1の信号レベルに対応する非ピ
ット部からの反射光強度の極小値が、前記比較対象時間
幅を有する第2の信号レベルに続く最小時間幅の第1の
信号レベルに対応する非ピット部からの反射光強度の極
小値にほぼ一致するように該第2の信号レベルの時間幅
の増減値を求める。ここで、時間幅の短い信号レベルに
対応するピット部或いは非ピット部からの反射光強度の
ピ−ク値はそのピット部或いは非ピット部の長さにほぼ
対応したものとなり、前記ピ−ク値によってピット部或
いは非ピット部の長さを知ることができる。この後、情
報の正式記録時には、前記第1及び第2の信号レベルの
時間幅に対する増減値を用いて、前記基準ディジタル信
号の第1及び第2の信号レベルの時間幅を補正した記録
信号を生成し、該記録信号により前記光情報記録媒体に
レ−ザ光を照射してピットが形成される。
【0018】また、請求項3によれば、光情報記録媒体
に情報の試験的な記録再生を行った際に、光強度検知手
段により光情報記録媒体からの反射光の強度が検知さ
れ、該検知結果に基づいて極大値検出手段により、非ピ
ット部からの反射光強度の極大値が検出される。さら
に、補正時間幅選定手段により、基準時間幅の所定倍の
時間幅、例えば11倍の時間幅が比較対象時間幅とさ
れ、前記極大値検出手段の検出結果に基づき、比較対象
時間幅以外の所定の時間幅を有する前記第1の信号レベ
ルに続く最小時間幅の第2の信号レベルに対応する非ピ
ット部からの反射光強度が、前記比較対象時間幅を有す
る第1の信号レベルに続く最小時間幅の第2の信号レベ
ルに対応する非ピット部からの反射光強度にほぼ一致す
るように該第1の信号レベルの時間幅の増減値が求めら
れる。ここで、時間幅の短い信号レベルに対応するピッ
ト部或いは非ピット部からの反射光強度のピ−ク値はそ
のピット部或いは非ピット部の長さにほぼ対応したもの
となり、前記ピ−ク値によってピット部或いは非ピット
部の長さを知ることができる。この後、正式な情報記録
を行う際には、記録信号生成手段により、前記補正時間
幅選定手段によって選定された増減値を用いて、前記基
準ディジタル信号の第1の信号レベルの時間幅が補正さ
れた記録信号が生成され、該記録信号に基づいて、レ−
ザ駆動制御手段によってレ−ザの駆動が制御され、前記
光情報記録媒体にピットが形成される。
【0019】さらに、請求項4によれば、光情報記録媒
体に情報の試験的な記録再生を行った際に、光強度検知
手段により光情報記録媒体からの反射光の強度が検知さ
れ、該検知結果に基づいて、極大値検出手段により非ピ
ット部からの反射光強度の極大値が検出されると共に、
極小地検出手段によりピット部からの反射光強度の極小
値が検出される。さらに、第1の補正時間幅選定手段に
より、基準時間幅の所定倍の時間幅、例えば11倍の時
間幅が比較対象時間幅とされ、前記極大値検出手段の検
出結果に基づき、比較対象時間幅以外の所定の時間幅を
有する前記第1の信号レベルに続く最小時間幅の第2の
信号レベルに対応する非ピット部からの反射光強度が、
前記比較対象時間幅を有する第1の信号レベルに続く最
小時間幅の第2の信号レベルに対応する非ピット部から
の反射光強度にほぼ一致するように該第1の信号レベル
の時間幅の増減値が求められる。また、第2の補正時間
選定手段により、前記極大値検出手段の検出結果に基づ
き、比較対象時間幅以外の所定の時間幅を有する前記第
1の信号レベルに続く最小時間幅の第2の信号レベルに
対応する非ピット部からの反射光強度が、前記比較対象
時間幅を有する第1の信号レベルに続く最小時間幅の第
2の信号レベルに対応する非ピット部からの反射光強度
にほぼ一致するように該第1の信号レベルの時間幅の増
減値が求められる。ここで、時間幅の短い信号レベルに
対応するピット部或いは非ピット部からの反射光強度の
ピ−ク値はそのピット部或いは非ピット部の長さにほぼ
対応したものとなり、前記ピ−ク値によってピット部或
いは非ピット部の長さを知ることができる。この後、正
式な情報記録を行う際には、記録信号生成手段により、
前記第1及び第2の補正時間幅選定手段によって選定さ
れた増減値を用いて、前記基準ディジタル信号の第1及
び第2の信号レベルの時間幅が補正された記録信号が生
成され、該記録信号に基づいて、レ−ザ駆動制御手段に
よってレ−ザの駆動が制御され、前記光情報記録媒体に
ピットが形成される。
【0020】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す光情報記録装
置の構成図である。図において、1は光情報記録媒体の
光ディスクで、周知のように情報記録時において、光デ
ィスク1は図示せぬスピンドルモ−タ等によって回転さ
れる。
【0021】また、光情報記録装置は、信号変換部2、
特定パタ−ン検出部3、ピ−ク値検出部4、主制御部
5、表示部6、スイッチ部7及び記録部8によって構成
されている。
【0022】信号変換部2は、光ピックアップ21、R
Fアンプ22、ACカップリング23、反転器24、1
回路2接点のアナログスイッチ25、及びコンパレ−タ
26によって構成されている。光ピックアップ21は、
レ−ザダイオ−ド、フォトトランジスタ等から構成さ
れ、光ディスク1にレ−ザ光を照射し光ディスク1から
の反射光を受けてその光強度に比例した電圧を出力す
る。RFアンプ22は、光ピックアップ21の出力信号
を増幅した信号RFを出力する。この信号RFは、AC
カップリング23によって信号RF1とされた後、反転
器24及びアナログスイッチ25の第1の接点25aに
入力される。
【0023】反転器24は、入力した信号RF1の極性
を反転した信号RF2をアナログスイッチ25の第2の
接点25bに入力する。アナログスイッチ25の接片2
5cは、主制御部5からの切り替え信号SEL1によっ
て第1或いは第2の接点25a,25bに接続され、接
片25cから出力される信号RF1或いは信号RF2
は、コンパレ−タ26及び後述するピ−クホ−ルド回路
43に入力される。コンパレ−タ26は、入力した信号
RF1或いは信号RF2を所定のしきい値電圧と比較
し、例えばTTLレベルの電圧を有するディジタル信号
RDに変換して出力する。
【0024】特定パタ−ン検出部3は、時間幅検出回路
31、L3T検出回路32、アナログスイッチ33、遅
延回路34及びAND回路35から構成されている。時
間幅検出回路31は、シフトレジスタ、2入力のAND
回路等から構成され、信号RFを入力し、そのロ−レベ
ルの時間幅を検出して、この時間幅に対応した出力端子
よりパルス信号P3T〜P11Tを出力する。即ち、光
ディスク1から再生された信号RDは、前述したように
EFM変調されたものであり、そのハイレベル或いはロ
−レベルの時間幅は、基準時間幅Tの3乃至11倍の幅
を有している。このロ−レベルの時間幅を、基準時間幅
Tに等しい周期のクロック信号CPを用いて検出し、検
出したロ−レベルの立ち上がりから2クロックCP後に
1クロックCP幅の正のパルス信号P3T〜P11Tを
出力する。これらのパルス信号P3T〜P11Tは、対
応するアナログスイッチ33の第1乃至第9の接点33
a〜33iに入力されている。
【0025】L3T検出回路32は、シフトレジスタ、
AND回路等から構成され、信号RFを入力し、そのハ
イレベルの時間幅を検出して、その時間幅が基準時間幅
Tの3倍に等しいときに、このロレベルの立ち下がりか
ら2クロックCP後に1クロックCP幅の正のパルス信
号L3TをAND回路35に出力する。
【0026】アナログスイッチ33は、種制御部5から
の切り替え信号SEL2に基づいて、その接片33jを
接点33a〜33iのいずれかに接続し、接片33jか
ら出力されるパルス信号P3T〜P11Tは遅延回路3
4に入力される。
【0027】遅延回路34は、入力したパルス信号P3
T〜P11Tを3クロックCP遅延して、信号PTとし
て出力する。この信号PTはAND回路35に入力さ
れ、信号L3Tと論理積されて信号SAとして後述する
サンプルホ−ルド回路44に出力される。
【0028】ピ−ク値検出部4は、遅延回路41、2入
力のOR回路42、ピ−クホ−ルド回路43、サンプル
ホ−ルド回路44、ロ−パスフィルタ45及びアナログ
/ディジタル(以下、A/Dと称する)変換器46から
構成されている。遅延回路41は、コンパレ−タ26か
ら出力される信号RDを2クロックCP遅延して信号D
Rとして出力し、この信号DRはOR回路42によって
信号RDと論理和されて信号HLとしてピ−クホ−ルド
回路43に出力される。
【0029】ピ−クホ−ルド回路43は、信号HLがハ
イレベルの間に入力した信号RF1或いは信号RF2の
正のピ−ク電圧を保持してこの電圧VAをサンプルホ−
ルド回路44に出力し、この保持された電圧VAは信号
HLがロ−レベルになったときにリセットされて0Vに
される。
【0030】サンプルホ−ルド回路44は、信号SAが
ハイレベルの間に入力している電圧VAを保持し、この
保持電圧VBをロ−パスフィルタ45に出力する。保持
電圧VBは、ロ−パスフィルタ45によってノイズ成分
等が除去された電圧VCとしてA/D変換器46に入力
される。A/D変換器46は、電圧VCをディジタル値
に変換したデ−タDA1と、変換終了信号CSとを主制
御部5に出力する。
【0031】主制御部5は、CPU等によって構成さ
れ、表示部6の表示制御を行うと共に、スイッチ部7の
スイッチ操作に基づいて各部の駆動制御及び後述する演
算処理を行うと共に、後述する記録信号生成回路に補正
デ−タDATを出力する。また、スイッチ部7は、記録
スイッチ、デ−タ選定スイッチ、リセットスイッチ等の
モ−メンタリスイッチを備えている。
【0032】記録部8は、EFMエンコ−ダ81、記録
信号生成回路82、レ−ザ駆動制御回路83及びレ−ザ
ダイオ−ド84から構成されている。EFMエンコ−ダ
81は、記録対象のディジタル情報をEFM変調して基
準ディジタル信号Aとして記録信号生成回路82に出力
し、記録信号生成回路82によって基準ディジタル信号
Aのハイレベル及びロ−レベルの時間幅が補正され、信
号Eとしてレ−ザ駆動制御回路83に出力される。レ−
ザ駆動制御回路83は信号Eがハイレベルのときにレ−
ザダイオ−ド84に所定の電流を流し、光ディスクの記
録層にピット部を形成できる高光強度のレ−ザ光を出射
する、また、記録信号Eがロ−レベルのときには、レ−
ザダイオ−ド84に非ピット部を形成できる低光強度の
レ−ザ光を出射する電流を通電するか、或いはレ−ザダ
イオ−ド84への通電を停止する。
【0033】記録信号生成回路82は、光ディスク1へ
の記録対象となる情報に対応した基準ディジタル信号A
とこれに同期したクロック信号CPとを入力し、補正デ
−タDATに基づいて基準ディジタル信号Aを補正した
記録信号Eを生成して、この記録信号Eによりレ−ザ駆
動制御回路83を介してレ−ザダイオ−ド84を駆動
し、光ディスク1に情報を記録する。また、ここでは光
ディスク1としては、例えばトラッキング用グル−ブが
形成された基板上にシアニン色素によって記録層が形成
され、さらにこの記録層の上に金の反射層及び紫外線硬
化樹脂による保護層が形成された光ディスクが用いられ
る。さらに、基準ディジタル信号Aがハイレベルのとき
にピット部を形成できる高強度のレ−ザ光を光ディスク
に照射し、ロ−レベルのときに非ピット部を形成できる
低強度のレ−ザ光を光ディスクに照射するか或いはレ−
ザ光の照射を停止して前記記録媒体にピットを形成する
ように設定されている。
【0034】記録信号生成回路82は図3に示すよう
に、後端パルス生成回路100 、複数の遅延回路201 〜20
6 、電圧制御回路300 、信号合成回路400 によって構成
されている。後端パルス生成回路100 は、クロック信号
CPに基づいて、基準ディジタル信号Aのハイレベル及
びロ−レベルの時間幅を検出し、ハイレベルの時間幅が
基準時間幅Tの3〜6倍であるときに、各時間幅に対応
して基準時間幅Tの正のパルス信号P3〜P6を出力す
ると共に、ロ−レベルの時間幅が基準時間幅Tの3倍或
いは4倍であるときに、各時間幅に対応して基準時間幅
Tの正のパルス信号L3,L4を出力する。
【0035】また、後端パルス生成回路100 は、シフト
レジスタ111 、NOT回路112 〜118 、4入力のAND
回路119 〜124 から構成され、シフトレジスタ111 のク
ロック入力端子CKにはクロック信号CPが入力され、
シリアルデ−タ入力端子ABには基準ディジタル信号A
が入力されている。シフトレジスタ111 の出力端子Qa
は、AND回路123,124 のそれぞれの第1の入力端子に
接続されると共に、NOT回路112 を介してAND回路
119 〜122 のそれぞれの第1の入力端子に接続されてい
る。シフトレジスタ111 の出力端子Qbは、AND回路
119 〜122 のそれぞれの第2の入力端子及び信号合成回
路400 に接続されると共に、NOT回路113 を介してA
ND回路123,124 のそれぞれの第2の入力端子に接続さ
れている。シフトレジスタ111 の出力端子Qdは、AN
D回路119 の第3の入力端子に接続されると共に、NO
T回路114を介してAND回路123 の第3の入力端子に
接続されている。シフトレジスタ111 の出力端子Qe
は、AND回路120 の第3の入力端子に及びAND回路
123 の第4の入力端子に接続されると共に、NOT回路
115 を介してAND回路119 の第4の入力端子及びAN
D回路124 の第3の入力端子に接続されている。シフト
レジスタ111 の出力端子Qfは、AND回路121 の第3
の入力端子及びAND回路124 の第4の入力端子に接続
されると共に、NOT回路116 を介してAND回路120
の第4の入力端子に接続されている。シフトレジスタ11
1 の出力端子Qgは、AND回路122 の第3の入力端子
に接続されると共に、NOT回路117 を介してAND回
路121 の第4の入力端子に接続されている。シフトレジ
スタ111 の出力端子Qhは、NOT回路118 を介してA
ND回路122 の第4の入力端子に接続されている。
【0036】これにより、基準ディジタル信号Aのハイ
レベルの時間幅が基準時間幅Tの3倍、4倍、5倍、6
倍のときに、AND回路119,120,121,122 からパルス信
号P3,P4,P5,P6がそれぞれ出力される。ま
た、基準ディジタル信号Aのロ−レベルの時間幅が基準
時間幅Tの3倍、4倍のときに、AND回路123,124 か
らパルス信号L3,L4がそれぞれ出力される。
【0037】遅延回路201 〜206 のそれぞれは、図4に
示すように、NPN型のトランジスタ211,212 、NOT
回路213,214 、ダイオ−ド215 、抵抗器R1〜R3、及
びコンデンサC1から構成され、トランジスタ211 のコ
レクタには所定の正の電圧+V1、例えば+5Vが印加
され,ベ−スは抵抗器R1を介してAND回路119 〜12
2 の出力端子にそれぞれ対応して接続されている。さら
に、トランジスタ211のエミッタ−コレクタ間にはコン
デンサC1が接続されると共に、エミッタはトランジス
タ212 のコレクタ、ダイオ−ド215 のカソ−ド及びNO
T回路213 の入力端子に接続されている。ダイオ−ド21
5 のアノ−ドは接地され、NOT回路213 の出力端子は
NOT回路214 の入力端子に接続されている。また、ト
ランジスタ212 のエミッタには抵抗器R2を介して所定
の負の電圧−V2、例えば−5Vが印加されていると共
に、ベ−スは抵抗器R3の一端に接続されている。さら
に、抵抗器R3の他端には電圧制御回路300 によって後
述する所定の電圧v1 〜v6 が印加されている。
【0038】これにより、遅延回路201 〜206 において
は、後端パルス生成回路100 から各遅延回路201 〜204
に入力されるパルス信号P3〜P6,L3,L4によっ
て、トランジスタ211 のオン、オフ状態が切り替えら
れ、NOT回路214 の出力端子からはパルス信号P3〜
P6,L3,L4の後端が所定時間t1 〜t6 だけ遅延
された正のパルス信号Pd3〜Pd6,Ld3,Ld4
が出力される。
【0039】即ち、図5に示すように、パルス信号P3
〜P6,L3,L4が入力され、トランジスタ211 のベ
−ス電圧VEがハイレベルになると、トランジスタ211
はオン状態となり、コンデンサC1は放電すると共に、
NOT回路213 の入力電圧Vinは電圧+V1となり、N
OT回路214 の出力電圧Vout はハイレベルとなる。ま
た、トランジスタ211 のベ−ス電圧VEがロ−レベルに
なると、トランジスタ211 はオフ状態となり、コンデン
サC1にはトランジスタ212 のベ−ス電圧と抵抗器R3
の抵抗値に基づく電流が流れ、コンデンサC1の充電が
開始される。これにより、NOT回路213 の入力電圧V
inは、コンデンサC1の充電が進につれて徐々に低下
し、NOT回路213 のしきい値電圧以下になると、NO
T回路214の出力電圧Vout はロ−レベルとなる。
【0040】電圧制御回路300 は、例えば主制御部5か
ら入力する補正デ−タDATを保持するレジスタ、複数
の抵抗器及びアナログスイッチ等から構成され、補正デ
−タDATに基づいて、各遅延回路201 〜206 に出力す
る制御電圧v1〜v6の値を変える。
【0041】信号合成回路400 は、3入力のOR回路40
1 〜403 、3入力のAND回路404〜406 、及びNOT
回路407,408 から構成されている。OR回路401 の第1
の入力端子は接地され、第2及び第3の入力端子のそれ
ぞれは遅延回路201,202のNOT回路214 の出力端子に
接続されている。OR回路402 の第1の入力端子は接地
され、第2及び第3の入力端子のそれぞれは遅延回路20
3,204 のNOT回路214 の出力端子に接続されている。
【0042】また、OR回路403 の第1の入力端子は、
直列接続されたAND回路404 ,405 を介して後端パル
ス生成回路100 のシフトレジスタ111 の出力端子Qbに
接続されている。即ち、AND回路404 の3つの入力端
子は共にシフトレジスタ111の出力端子Qbに接続さ
れ、AND回路404 の出力端子はAND回路405 の3つ
の入力端子に接続され、さらにAND回路405 の出力端
子はOR回路403 の第1の入力端子に接続されている。
OR回路403の第2及び第3の入力端子はそれぞれOR
回路401 、402 の出力端子に接続され、OR回路403 の
出力端子はAND回路406 の第1の入力端子に接続され
ている。AND回路406 の第2及び第3の入力端子は、
NOT回路407,408 を介して対応する遅延回路205,206
のNOT回路214 の出力端子にそれぞれ接続され、AN
D回路406 の出力端子はレ−ザ駆動制御回路83を介し
てレ−ザダイオ−ド84に接続されている。
【0043】また、前述した各遅延回路201 〜206 にお
ける抵抗器の抵抗値、コンデンサC1の容量は予め実験
等によって求めた適切な値に設定されている。
【0044】次に、前述の構成よりなる本実施例の動作
を図6乃至図9に示すタイミングチャ−ト、図10に示
すフロ−チャ−ト、図11に示す補正値選定テ−ブル及
び図12に示す特定パタ−ン図に基づいて説明する。信
号変換部2、特定パタ−ン検出部3、ピ−ク値検出部4
及び主制御部5では、光ディスク1に試験的に形成され
たピットから特定のパタ−ンにおける最小時間幅(基準
時間幅Tの3倍の時間幅、以下3T時間幅と称する)を
有するピット部Pa或いは非ピット部Pbからの反射光
強度のピ−ク値を電圧値として複数検出し、この検出結
果に基づいて、光ディスク1への正式な情報記録時にお
ける基準ディジタル信号Aのハイレベル及びロ−レベル
の時間幅に対する補正値を選定する。また、ここでいう
ピ−ク値とは、非ピット部Pbからの反射光の極大値
と、ピット部Paからの反射光の極小値をいう。
【0045】本実施例では、特定パタ−ンとして図12
に示すように、第1乃至第8のパタ−ンを設定してい
る。即ち、第1乃至第5の特定パタ−ンとしては、基準
時間幅Tの3〜6倍及び11倍の時間幅のピット部Pa
の後に3T時間幅の非ピット部Pbが続くパタ−ンを、
また第6乃至第8の特定パタ−ンとしては、基準時間幅
の3倍、4倍及び11倍の時間幅の非ピット部Pbの後
に3T時間幅のピット部Paが続くパタ−ンをそれぞれ
設定し、第5及び第8の特定パタ−ンを比較基準として
いる。前記補正値は、これらの特定パタ−ンから検出し
た前記ピ−ク値及び予め実験等により求められている図
11に示す補正値選定テ−ブルに基づいて選定される。
【0046】補正値選定テ−ブルにおける各補正値は、
基準時間幅Tの3〜6倍の時間幅のピット部Paのそれ
ぞれに続く3T時間幅の非ピット部Pbの前記ピ−ク値
の平均値が、比較基準とする11T時間幅のピット部P
aに続く3T時間幅の非ピット部Pbの前記ピ−ク値の
平均値にほぼ等しくなるように、また基準時間幅Tの
3,4倍の時間幅の非ピット部Pbのそれぞれに続く3
T時間幅のピット部Paの前記ピ−ク値の平均値が、比
較基準とする11T時間幅の非ピット部Pbに続く3T
時間幅のピット部Paの前記ピ−ク値の平均値にほぼ等
しくなるように設定されている。さらに、それぞれの特
定パタ−ンにおけるピ−ク値の平均値と前記比較基準と
する平均値との差に対応して各補正値が選定できるよう
になっている。
【0047】また、補正値の選定に際しては、予め光デ
ィスク1へのピット形成に対して最適となるレ−ザの光
強度を求め、この最適光強度によって光ディスク1に形
成されたピットからの再生信号を用い、補正値に基づい
て生成された記録信号によって情報を記録する際にもレ
−ザ光の強度は前記最適光強度とされ、信号変換部2、
特定パタ−ン検出部3、ピ−ク値検出部4及び主制御部
5は、次のように動作する。例えば、11T時間幅のピ
ット部Paに続く3T時間幅の非ピット部Pbからの反
射光のピ−ク値を検出する場合には、主制御部5は、切
り替え信号SEL1によってアナログスイッチ25を切
り替えてコンパレ−タ26及びピ−クホ−ルド回路43
に信号RF1を入力すると共に、切り替え信号SEL2
によってアナログスイッチ33を切り替えて遅延回路3
4にパルス信号P11Tを入力する。これにより図6に
示すように、RFアンプ22の出力信号RFはACカッ
プリングされてコンパレ−タ26及びピ−クホ−ルド回
路43に入力される。この場合、信号RF1において、
非ピット部Pbからの反射光強度は正の電圧とされ、ピ
ット部Paからの反射光強度は負の電圧とされる。ピ−
クホ−ルド回路43は、信号RF1における正の電圧の
保持とリセットを繰り返す。
【0048】一方、特定パタ−ン検出部3により、再生
ディジタル信号RDから、11T時間幅のロ−レベルの
後に3T時間幅のハイレベルが続くパタ−ンが検出され
たときにパルス信号SAが出力される。即ち、時間幅検
出回路31によって11T時間幅のロ−レベルが検出さ
れたときにパルス信号P11Tが出力され、L3T検出
回路32によって3T時間幅のハイレベルが検出された
ときにパルス信号L3Tが出力される。パルス信号P1
1Tは遅延回路34によってパルス信号L3Tとタイミ
ングが合わされたパルス信号PTとされる。これにより
AND回路35からパルス信号SAが出力される。
【0049】従って、サンプルホ−ルド回路44には、
検出対象となる特定パタ−ンにおけるピ−ク値、即ち1
1T時間幅のピット部Paに続く3T時間幅の非ピット
部Pbからの反射光のピ−ク値に対応する電圧Vaが保
持される。この電圧Vaの値は、A/D変換器46によ
ってディジタル値に変換され、変換終了後にデ−タDA
1として主制御部5に読み取られる。
【0050】第1乃至第4の特定パタ−ンにおけるピ−
ク値、即ち3〜6T時間幅のピット部Paに続く3T時
間幅の非ピット部Pbからの反射光のピ−ク値を検出す
る場合には、これに対応してアナログスイッチ33が切
り替えられる。
【0051】また、第6乃至第8の特定パタ−ンにおけ
るピ−ク値を検出する場合には、アナログスイッチ25
が切り替えられて、コンパレ−タ26及びピ−クホ−ル
ド回路43に信号RF2が入力される。これにより、ピ
ット部Paからの反射光強度は正の電圧とされ、非ピッ
ト部Pbからの反射光強度は負の電圧とされので、前述
と同様にしてピ−ク値が検出される。例えば、11T時
間幅の非ピット部Pbに続く3T時間幅のピット部Pa
からの反射光のピ−ク値を検出する場合、図7に示すよ
うにピット部Paからの反射光強度の極小値に対応する
正の電圧Vbがサンプルホ−ルド回路44に保持され、
この電圧値がデ−タDA1として主制御部5に読み込ま
れる。
【0052】主制御部5は、デ−タ選定スイッチ、記録
スイッチ或いはリセットスイッチがオンされたか否かを
常に監視し(S1,S2,S3)、デ−タ選定スイッチ
がオンされたときは、予め設定されている検出対象とな
る複数種の特定パタ−ンの中の1番目の特定パタ−ンを
選択し、これに対応してアナログスイッチ25,33を
切り替える(S4)。次いで、この特定パタ−ンにおけ
るピ−ク値を所定数、例えば100個検出し(S5)、
これらの平均値を算出する(S6)。この後、検出対象
となる特定パタ−ンのピ−ク値を全て検出したか否かを
判定し(S7)、検出が終了していないときは前記S4
の処理に移行する。また、検出が終了したときは、前記
特定パタ−ンの中の比較基準となる特定パタ−ンのピ−
ク値とその他の特定パタ−ンのピ−ク値との差を算出し
(S8)、この算出結果及び予め設定されている補正値
選定テ−ブルに基づいて補正値を選定する(S9)。
【0053】ここでは、3T〜6T時間幅のピット部P
aに続く3T時間幅の非ピット部Pbのピ−ク値の平均
値から、比較基準とする11T時間幅のピット部Paに
続く3T時間幅の非ピット部Pbのピ−ク値の平均値を
減算し、これらの差の値M3〜M6 を求める。さらに、
3T及び4T時間幅の非ピット部Pbに続く3T時間幅
のピット部Paのピ−ク値の平均値から、比較基準とす
る11T時間幅の非ピット部Pbに続く3T時間幅のピ
ット部Paのピ−ク値の平均値を減算し、これらの差の
値N3 ,N4 を求める。この後、これらの差の値M3 〜
M6 ,N3 ,N4 と補正値選定テ−ブルとを対応させて
補正値を選定する。
【0054】補正値の選定に際しては、各差の値M3 〜
M6 ,N3 ,N4 が、図11の補正値選定テ−ブルにお
ける選定基準範囲 0〜K1,K2〜K3,K4〜K5,K6〜K7,K8
〜のいずれに入るかによって、それぞれの補正値が選定
される。また、補正値選定テ−ブルにおいて、P3T〜
P6Tはそれぞれ基準ディジタル信号Aにおける3〜6
T時間幅のハイレベルに対する補正値であり、L3T及
びL4Tは3T或いは4T時間幅のロ−レベルに対する
補正値である。ここで例えば、3T時間幅のピット部P
aに続く3T時間幅の非ピット部Pbのピ−ク値の平均
値から、比較基準とする11T時間幅のピット部Paに
続く3T時間幅の非ピット部Pbのピ−ク値の平均値を
減算した差の値M3 が、K4以上で且つK5よりも小さいと
き(K4=<M3 <K5)は、3T時間幅のピット部Paに
対応する基準ディジタル信号Aにおける3T時間幅のハ
イレベルに対する時間幅の補正値として補正時間t33 が
選定される。
【0055】主制御部5は前述のように各補正時間を選
定し、これに対応する制御電圧値v31 〜v85 を主制御部
5に備わるメモリに記憶する。次いで、表示部6の選定
終了ランプを所定時間点灯し(S10)、この後、前記
S1の処理に移行する。
【0056】また、前記S2の判定の結果、記録スイッ
チがオンされたときは、主制御部5は前記メモリに記憶
されている制御電圧値v31 〜v85 を記録信号生成回路8
2の電圧制御回路300 に設定する(S11)。これによ
り、記録信号生成回路82によって基準ディジタル信号
Aのハイレベル或いはロ−レベルの時間幅が補正された
記録信号Eが生成され、この記録信号Eによって光ディ
スク1への情報記録が行われる。
【0057】即ち、記録信号生成回路82は次のように
動作する。後端パルス生成回路100 から出力されるパル
ス信号P3〜P6,L3,L4のそれぞれは、図8及び
図9に示すように、シフトレジスタ111 の出力端子Qb
から出力される信号、即ち基準ディジイタル信号Aを2
クロックパルスCP分だけ遅延させた信号Bに対応した
ものとなり、パルス信号P3〜P6の後端は基準ディジ
タル信号Aにおける基準時間幅Tの3〜6倍の時間幅を
もつハイレベルの後端に一致し、パルス信号L3,L4
の後端は基準ディジタル信号Aにおける基準時間幅Tの
3,4倍の時間幅をもつロ−レベルの後端に一致するよ
うに出力される。また、これらのパルス信号P3〜P
6,L3,L4のそれぞれの時間幅は、基準時間幅Tに
等しいものとされる。
【0058】後端パルス生成回路100 から出力されたパ
ルス信号P3〜P6,L3,L4のそれぞれは、前述し
たように、対応する遅延回路201 〜206 によって、その
後端が所定の時間t1〜t6だけ遅延されて出力され
る。
【0059】この後、信号合成回路400 によって、パル
ス信号Pd3〜Pd6,Ld3,Ld4と信号Bとが合
成され、信号Eとしてレ−ザ駆動制御回路2に入力され
る。即ち、信号合成回路400 において、パルス信号Pd
3〜Pd6はOR回路401 〜403 によって信号Bと論理
和され、信号Dとされる。これにより信号Dにおいて、
基準時間幅Tの3〜6倍の時間幅をもつハイレベルの時
間幅はそれぞれ時間t1〜t4だけ長くされ、これらに
続くロ−レベルの時間幅がその分短くされる。
【0060】さらに、信号Dは、AND回路406 によっ
て、パルス信号Ld3,Ld4を反転した信号Ld3
−,Ld4−と論理積され、記録信号Eとして出力され
る。これにより、記録信号Eにおいて基準時間幅Tの3
倍、4倍の時間幅をもつロ−レベルの後端部はそれぞれ
時間t5,t6だけ引き伸ばされ、これらに続くハイレ
ベルの時間幅がその分短くされる。この記録信号Eがレ
−ザ駆動制御回路83に入力される。
【0061】レ−ザ駆動制御回路83は、記録信号Eが
ハイレベルのときにレ−ザダイオ−ド84に所定の電流
を流し、光ディスクの記録層にピット部を形成できる高
光強度のレ−ザ光を出射する、また、記録信号Eがロ−
レベルのときには、レ−ザダイオ−ド84に非ピット部
を形成できる低光強度のレ−ザ光を出射する電流を通電
するか、或いはレ−ザダイオ−ド84への通電を停止す
る。
【0062】また、前記S3の判定の結果、リセットス
イッチがオンされたときは、主制御部5は、前記メモリ
に記憶した補正値を消去して(S12)、前記S1の処
理に移行する。
【0063】従って、本実施例によれば、主制御部5
は、熱干渉の影響が顕著に現れる3T時間幅のピット部
Pa及び非ピット部Pbの反射光強度のピ−ク値に基づ
いて、電圧制御回路300 への制御電圧の設定値を変え、
基準ディジタル信号Aのハイレベル或いはロ−レベルの
時間幅を個別に且つ連続的に変えているので、情報記録
時におけるピット部間の熱干渉の影響を低減することが
でき、基準ディジタル信号Aの時間幅に対応した長さの
ピット部及び非ピット部からなるピットを形成すること
ができる。これにより、記録再生特性を向上させること
ができると共に、記録時におけるレ−ザ光の強度を低く
設定できるので、2倍速記録も可能となる。さらに、光
ピックアップ21、レ−ザダイオ−ド84、レ−ザ光の
波長、或いは光ディスク1等が変わっても即座にこれに
対応することができ、常に高い記録再生特性を維持する
ことができる。
【0064】尚、本実施例では、基準ディジタル信号A
における時間幅が基準時間幅Tの3〜6倍であるハイレ
ベルの時間幅と、時間幅が基準時間幅Tの3倍或いは4
倍であるロ−レベルの時間幅を変化させた記録信号Eを
生成したが、これに限定されることはなく、必要に応じ
て補正の対象を変えても良い。
【0065】さらに、本実施例では基準ディジタル信号
におけるハイレベル或いはロ−レベルの時間幅を増加し
て補正するようにしたが、時間幅を減少させて補正する
ようにしても良いし、またハイレベルの時間幅を一律に
減少させた後、各時間幅を増加して補正するようにして
も良い。
【0066】また、本実施例の回路構成は一例であり、
これに限定されないことは言うまでもないことである。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
によれば、熱干渉の影響が顕著に現れる最小時間幅の第
2の信号レベルに対応する非ピット部からの反射光強度
の極大値、及び比較対象時間幅を有する第1の信号レベ
ルに続く最小時間幅の第2の信号レベルに対応する非ピ
ット部からの反射光強度の極大値に基づいて、基準ディ
ジタル信号の第1の信号レベルの時間幅を補正した記録
信号を生成し、該記録信号により前記光情報記録媒体に
レ−ザ光を照射してピットを形成しているので、情報記
録時におけるピット部間の熱干渉の影響を低減すること
ができ、基準ディジタル信号の時間幅に対応した長さの
ピット部及び非ピット部からなるピットを形成すること
ができる。これにより、記録再生特性を向上させること
ができると共に、記録時におけるレ−ザ光の強度を低く
設定できるので、2倍速記録も可能となる。さらに、光
ピックアップ、レ−ザ光の波長、或いは光情報記録媒体
等が変わっても即座にこれに対応することができ、常に
高い記録再生特性を維持することができる。
【0068】また、請求項2によれば、熱干渉の影響が
顕著に現れる最小時間幅の第2の信号レベルに対応する
非ピット部からの反射光強度の極大値、及び最小時間幅
の第1の信号レベルに対応するピット部からの反射光強
度の極小値に基づいて基準ディジタル信号の第1及び第
2の信号レベルの時間幅を補正した記録信号を生成し、
該記録信号により前記光情報記録媒体にレ−ザ光を照射
してピットを形成しているので、情報記録時におけるピ
ット部間の熱干渉の影響を低減することができ、基準デ
ィジタル信号の時間幅に対応した長さのピット部及び非
ピット部からなるピットを形成することができる。これ
により、記録再生特性を向上させることができると共
に、記録時におけるレ−ザ光の強度を低く設定できるの
で、2倍速記録も可能となる。さらに、光ピックアッ
プ、レ−ザ光の波長、或いは光情報記録媒体等が変わっ
ても即座にこれに対応することができ、常に高い記録再
生特性を維持することができる。
【0069】また、請求項3によれば、極大値検出手段
により熱干渉の影響が顕著に現れる最小時間幅の第2の
信号レベルに対応する非ピット部からの反射光強度の極
大値、及び比較対象時間幅を有する第1の信号レベルに
続く最小時間幅の第2の信号レベルに対応する非ピット
部からの反射光強度の極大値が検出され、補正時間幅選
定手段によりこれらの極大値が比較されて、記録信号生
成手段により基準ディジタル信号の第1の信号レベルの
時間幅を補正した記録信号が生成され、該記録信号によ
り前記光情報記録媒体にレ−ザ光を照射してピットが形
成されるので、情報記録時におけるピット部間の熱干渉
の影響を低減することができ、基準ディジタル信号の時
間幅に対応した長さのピット部及び非ピット部からなる
ピットを形成することができる。これにより、記録再生
特性を向上させることができると共に、記録時における
レ−ザ光の強度を低く設定できるので、2倍速記録も可
能となる。さらに、光ピックアップ、レ−ザ光の波長、
或いは光情報記録媒体等が変わっても即座にこれに対応
することができ、常に高い記録再生特性を維持すること
ができる。
【0070】さらに、請求項4によれば、熱干渉の影響
が顕著に現れる最小時間幅の第2の信号レベルに対応す
る非ピット部からの反射光強度の極大値に基づいて、第
1の補正時間幅選定手段により基準ディジタル信号の第
1の信号レベルの時間幅の増減値が求めるられると共
に、同様に熱干渉の影響が顕著に現れる最小時間幅の第
1の信号レベルに対応するピット部からの反射光強度の
極小値に基づいて、第2の補正時間幅選定手段により基
準ディジタル信号の第1の信号レベルの時間幅の増減値
が求められ、これらの増減値を用いて前記基準ディジタ
ル信号の第1及び第2の信号レベルの時間幅を補正した
記録信号が生成され、該記録信号により前記光情報記録
媒体にレ−ザ光を照射してピットが形成されるので、情
報記録時におけるピット部間の熱干渉の影響を低減する
ことができ、基準ディジタル信号の時間幅に対応した長
さのピット部及び非ピット部からなるピットを形成する
ことができる。これにより、記録再生特性を向上させる
ことができると共に、記録時におけるレ−ザ光の強度を
低く設定できるので、2倍速記録も可能となる。さら
に、光ピックアップ、レ−ザ光の波長、或いは光情報記
録媒体等が変わっても即座にこれに対応することがで
き、常に高い記録再生特性を維持することができるとい
う非常に優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の光情報記録装置を示す構成
【図2】従来例における基準ディジタル信号とピットと
の関係を示す図
【図3】本発明の一実施例における記録信号生成回路の
詳細を示す構成図
【図4】一実施例における遅延回路の構成図
【図5】一実施例における遅延回路のタイミングチャ−
【図6】一実施例における補正値選定時のタイミングチ
ャ−ト
【図7】一実施例における補正値選定時のタイミングチ
ャ−ト
【図8】一実施例における情報記録時のタイミングチャ
−ト
【図9】一実施例における情報記録時のタイミングチャ
−ト
【図10】一実施例における制御フロ−チャ−ト
【図11】一実施例における補正値選定テ−ブルを示す
【図12】一実施例における特定パタ−ンを示す図
【符号の説明】
1…光ディスク、2…信号変換部、21…光ピックアッ
プ、22…RFアンプ、23…ACカップリング、24
…反転器、25…アナログスイッチ、26…コンパレ−
タ、3…特定パタ−ン検出部、31…時間幅検出回路、
32…L3T検出回路、33…アナログスイッチ、34
…遅延回路、35…AND回路、4…ピ−ク値検出部、
41…遅延回路、42…OR回路、43…ピ−クホ−ル
ド回路、44…サンプルホ−ルド回路、45…ロ−パス
フィルタ、46…A/D変換器、5…主制御部、6…表
示部、7…スイッチ部、8…記録部、81…EFMエン
コ−ダ、82…記録信号生成回路、83…レ−ザ駆動制
御回路、84…レ−ザダイオ−ド、100 …後端パルス生
成回路、201 〜206 …遅延回路、300 …電圧制御回路、
400 …信号合成回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録対象の情報に対応すると共に、ピッ
    ト部を形成できる強度のレ−ザ光を照射する期間を表す
    第1の信号レベルと前記強度よりも低い強度のレ−ザ光
    を照射する期間或いはレ−ザ光の照射停止期間を表す第
    2の信号レベルとを有し、該第1及び第2の信号レベル
    は所定の基準時間幅の整数倍となる等差級数をなす時間
    幅をもつ基準ディジタル信号に基づき、光情報記録媒体
    に対して所定の強度のレ−ザ光を照射し、ピットを形成
    する光情報記録方法において、 情報の正式記録を行う前に、前記光情報記録媒体の試験
    領域に、前記基準ディジタル信号に基づいて試験的に情
    報を記録した後、該情報を再生する工程を複数回繰り返
    して、レ−ザの適正光強度を求めると共に、 前記適正光強度のレ−ザ光を用いて試験的に形成したピ
    ットからの反射光強度を検出し、 前記基準時間幅の所定倍の時間幅を比較対象時間幅と
    し、該比較対象時間幅以外の所定の時間幅を有する前記
    第1の信号レベルに続く最小時間幅の第2の信号レベル
    に対応する非ピット部からの反射光強度の極大値が前記
    比較対象時間幅を有する第1の信号レベルに続く最小時
    間幅の第2の信号レベルに対応する非ピット部からの反
    射光強度の極大値にほぼ一致するように該第1の信号レ
    ベルの時間幅の増減値を求め、 情報の正式記録時には、前記第1の信号レベルの時間幅
    に対する増減値を用いて、前記基準ディジタル信号の第
    1の信号レベルの時間幅を補正した記録信号を生成し、 該記録信号により前記光情報記録媒体にレ−ザ光を照射
    してピットを形成する、 ことを特徴とする光情報記録方法。
  2. 【請求項2】 記録対象の情報に対応すると共に、ピッ
    ト部を形成できる強度のレ−ザ光を照射する期間を表す
    第1の信号レベルと前記強度よりも低い強度のレ−ザ光
    を照射する期間或いはレ−ザ光の照射停止期間を表す第
    2の信号レベルとを有し、該第1及び第2の信号レベル
    は所定の基準時間幅の整数倍となる等差級数をなす時間
    幅をもつ基準ディジタル信号に基づき、光情報記録媒体
    に対して所定の強度のレ−ザ光を照射し、ピットを形成
    する光情報記録方法において、 情報の正式記録を行う前に、前記光情報記録媒体の試験
    領域に、前記基準ディジタル信号に基づいて試験的に情
    報を記録した後、該情報を再生する工程を複数回繰り返
    して、レ−ザの適正光強度を求めると共に、 前記適正光強度のレ−ザ光を用いて試験的に形成したピ
    ットからの反射光強度を検出し、 前記基準時間幅の所定倍の時間幅を比較対象時間幅と
    し、該比較対象時間幅以外の所定の時間幅を有する前記
    第1の信号レベルに続く最小時間幅の第2の信号レベル
    に対応する非ピット部からの反射光強度の極大値が前記
    比較対象時間幅を有する第1の信号レベルに続く最小時
    間幅の第2の信号レベルに対応する非ピット部からの反
    射光強度の極大値にほぼ一致するように該第1の信号レ
    ベルの時間幅の増減値を求めると共に、 前記比較対象時間幅以外の所定の時間幅を有する前記第
    2の信号レベルに続く最小時間幅の第1の信号レベルに
    対応するピット部からの反射光強度の極小値が前記比較
    対象時間幅を有する第2の信号レベルに続く最小時間幅
    の第1の信号レベルに対応するピット部からの反射光強
    度の極小値にほぼ一致するように該第2の信号レベルの
    時間幅の増減値を求め、 情報の正式記録時には、前記第1及び第2の信号レベル
    の時間幅に対する増減値を用いて、前記基準ディジタル
    信号の第1及び第2の信号レベルの時間幅を補正した記
    録信号を生成し、 該記録信号により前記光情報記録媒体にレ−ザ光を照射
    してピットを形成する、 ことを特徴とする光情報記録方法。
  3. 【請求項3】 記録対象の情報に対応すると共に、ピッ
    ト部を形成できる強度のレ−ザ光を照射する期間を表す
    第1の信号レベルと前記強度よりも低い強度のレ−ザ光
    を照射する期間或いはレ−ザ光の照射停止期間を表す第
    2の信号レベルとを有し、該第1及び第2の信号レベル
    は所定の基準時間幅の整数倍となる等差級数をなす時間
    幅をもつ基準ディジタル信号に基づき、光情報記録媒体
    に対して所定の強度のレ−ザ光を照射し、ピットを形成
    する光情報記録装置において、 前記光情報記録媒体からの反射光の強度を検知する光強
    度検知手段と、 前記光強度検知手段により検知された光強度に基づい
    て、非ピット部からの反射光強度の極大値を検出する極
    大値検出手段と、 前記基準時間幅の所定倍の時間幅を比較対象時間幅と
    し、前記極大値検出手段の検出結果に基づき、比較対象
    時間幅以外の所定の時間幅を有する前記第1の信号レベ
    ルに続く最小時間幅の第2の信号レベルに対応する非ピ
    ット部からの反射光強度が前記比較対象時間幅を有する
    第1の信号レベルに続く最小時間幅の第2の信号レベル
    に対応する非ピット部からの反射光強度にほぼ一致する
    ように該第1の信号レベルの時間幅の増減値を求める補
    正時間幅選定手段と、 前記補正時間幅選定手段により選定された増減値を用い
    て、前記基準ディジタル信号の第1の信号レベルの時間
    幅を補正して記録信号となす記録信号生成手段と、 該記録信号に基づいて、レ−ザの駆動を制御するレ−ザ
    駆動制御手段とを設けた、 ことを特徴とする光情報記録装置。
  4. 【請求項4】 記録対象の情報に対応すると共に、ピッ
    ト部を形成できる強度のレ−ザ光を照射する期間を表す
    第1の信号レベルと前記強度よりも低い強度のレ−ザ光
    を照射する期間或いはレ−ザ光の照射停止期間を表す第
    2の信号レベルとを有し、該第1及び第2の信号レベル
    は所定の基準時間幅の整数倍となる等差級数をなす時間
    幅をもつ基準ディジタル信号に基づき、光情報記録媒体
    に対して所定の強度のレ−ザ光を照射し、ピットを形成
    する光情報記録装置において、 前記光情報記録媒体からの反射光の強度を検知する光強
    度検知手段と、 前記光強度検知手段により検知された光強度に基づい
    て、非ピット部からの反射光強度の極大値を検出する極
    大値検出手段と、 前記光強度検知手段により検知された光強度に基づい
    て、前記ピット部からの反射光強度の極小値を検出する
    極小値検出手段と、 前記基準時間幅の所定倍の時間幅を比較対象時間幅と
    し、前記極大値検出手段の検出結果に基づき、比較対象
    時間幅以外の所定の時間幅を有する前記第1の信号レベ
    ルに続く最小時間幅の第2の信号レベルに対応する非ピ
    ット部からの反射光強度が前記比較対象時間幅を有する
    第1の信号レベルに続く最小時間幅の第2の信号レベル
    に対応する非ピット部からの反射光強度にほぼ一致する
    ように該第1の信号レベルの時間幅の増減値を求める第
    1の補正時間幅選定手段と、 前記極小値検出手段の検出結果に基づき、前記比較対象
    時間幅以外の所定の時間幅を有する前記第2の信号レベ
    ルに続く最小時間幅の第1の信号レベルに対応するピッ
    ト部からの反射光強度が前記比較対象時間幅を有する第
    2の信号レベルに続く最小時間幅の第1の信号レベルに
    対応するピット部からの反射光強度にほぼ一致するよう
    に該第2の信号レベルの時間幅の増減値を求める第2の
    補正時間幅選定手段と、 前記第1及び第2の補正時間幅選定手段により選定され
    た増減値を用いて、前記基準ディジタル信号の第1及び
    第2の信号レベルの時間幅を補正して記録信号となす記
    録信号生成手段と、 該記録信号に基づいて、レ−ザの駆動を制御するレ−ザ
    駆動制御手段とを設けた、 ことを特徴とする光情報記録装置。
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