JP4641801B2 - サンプルホールドパルス信号生成回路及び情報記録/再生装置 - Google Patents

サンプルホールドパルス信号生成回路及び情報記録/再生装置 Download PDF

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Description

本発明は、サンプルホールドパルス信号を生成する回路に関し、特に、光ディスク等の情報記録/再生装置に適用して好適とされるサンプルホールドパルス信号生成回路、及び該サンプルホールドパルス信号生成回路を備えた情報記録/再生装置に関する。
よく知られているように、光ディスクでは、互いに反射率の異なるマーク領域とスペース領域のそれぞれの長さと、それらの組み合わせとによって情報が記録される。すなわち、光ディスクに情報を記録する際には、書き込みデータに対応してマーク領域及びスペース領域がそれぞれ形成されるように記録レーザビームのパワーが制御される。例えばDVD−RW、DVD+RW等の書き換え可能な光ディスク(相変化型の光ディスク)では、急熱・急冷により形成されるアモルファス(非晶質)状態によりマーク領域が形成され、徐熱・徐冷により形成される結晶状態によりスペース領域が形成され、マーク領域は、スペース領域よりも反射率が低くなる。データ再生時には、反射してくる光の量の多少によりデータが読み出される。マーク及びスペースの長さは、基準周期(1チャネルビット期間)をTとして例えば3Tから11T及び14Tまで10通りの離散値をとるように符号化される。一例としてDVD−RAMにおいては、ESM(Eight-to-Sixteen Modulation)変調が行われ、3T〜11T及び14Tの各マークに対して半導体レーザの発光パルスをマルチパルス化して記録波形を生成している。その際、3Tマークは単一パルス(先頭パルス)によって記録され、4Tは2つのパルス(先頭パルスと終端パルス)、14Tマークは12個のマルチパルス(先頭パルスと10個のパルスよりなるパルストレインと終端パルス)によって記録され、パルスの直後には、消去パワーに相当するバイアスパワーよりも低い値に設定された部分を有し、マルチパルスの先頭パルス、終端パルスの幅は1T程度とされる。
半導体レーザの発光パワーは、ドライバから供給される駆動電流により制御され、光源では駆動電流の一部が熱に変化するため、駆動電流が一定であっても発光パワーが変動する。そこで、記録時に、発光パワーをモニタし、その変動を制御するAPC(Automatic Power Control)が行われる。具体的には、記録用のレーザビームの光ディスクからの反射光(戻り光)を監視して、反射光のレベルに応じて、発光パワーを制御する。
記録時の光ビームのパワーを正確に制御するための構成として、例えば特許文献1(特開平11−250459号公報)には、図7に示すような光ディスク装置が開示されている。図7を参照すると、色素型の光ディスク201は、スピンドルモータ202によって回転駆動され、光ピックアップ203は、光ディスク201の半径方向に駆動制御され、半導体レーザから出力される記録用の光ビームは、光ディスク201の記録面に照射され、光ディスク201から反射された反射光は、光ピックアップ203で受光され、反射信号S2として光ピックアップ203から出力される。なお、色素型の光ディスク201においても、マーク領域は半導体レーザの発光パワーを大として形成され、スペース領域は、発光パワーを再生時と同程度に小として形成され、マーク領域の反射率をスペース領域よりも低くしている。反射信号S2はHFアンプ204で増幅されたのち、サンプルホールド回路205に供給され、サンプルホールド回路205は、サンプリングパルス発生回路206から出力されるサンプリングパルスに応じて反射信号S2’をサンプルホールドする。サンプルホールドされた値S4は、ウインドウコンパレータよりなる比較回路207に、その一方の入力として与えられ、他方の入力には、サンプルホールド値S4を平均化するローパスフィルタ(LPF)208の出力S5が基準レベルとして与えられ、比較回路207の出力は、ゲイン調整回路209を経て、レーザパワー低下防止用のリミッタ210を介して自動レーザパワー制御(ALPC)回路211に供給される。ALPC回路211は、比較回路207の出力に基づいて、記録手段212から出力される記録信号S1を記録するためのレーザパワーをコントロールする。そして、光ディスク201の種類に応じてサンプリングパルスS3の発生タイミング(位置)やパルス幅が最適値に設定され、ディスクID識別手段213は、光ディスク201の記録速度倍率や材質等の種類をディスクIDから識別し、この識別結果に基づいてサンプリングパルス幅情報ROM214及びサンプリングパルス位置情報ROM215からサンプリングパルスS3の発生位置及び幅に関する情報を読み出して、サンプリングパルス発生回路206に与える。ROM214、215には、各光ディスク種別毎の最適パルス位置及び幅がテーブルとして記憶されている。これにより、サンプリングパルス発生回路206は、光ディスク201の種類に適したサンプリングパルスS3を発生させることができる。なお、ディスクID識別手段213は光ディスク201がCD−Rの場合、差動アンプ207aの出力を、CD−RWの場合、差動アンプ207bの出力を、それぞれスイッチ207cで選択する。
近時、光ディスクに記録される記録密度が大幅に高くなってきている(非特許文献1参照)。そして、例えば相変化型光ディスク装置等においては、転送レートの高速化に伴い、マルチパルスの先頭パルス、終端パルスのパルス幅は短くなり(転送レート100MHzの場合で、先頭パルス、終端パルスのパルス幅は10ns程度)、サンプルホールド回路で記録時の発光値を正確にサンプリングして記録パワーを制御することは難しくなる。
高転送レートにおいても半導体レーザのパワーを正確に制御することのできる相変化型光ディスク記録装置として、例えば特許文献2(特開平11−213429号公報)には、パワー制御モードとなると、マルチパルスよりもパルス幅の大きな出力制御パルス(NRZIパルス)を生成し、出力制御パルスにより、半導体レーザに照射パルスを出射させ、サンプルホールド回路は、生成されたパルス幅の大きな出力制御パルス(NRZIパルス)に基づき、半導体レーザの出射光のレーザパワー(ピークパワー)をサンプルホールドし、サンプルホールドされたレーザパワーが所定値となるように制御することで、マルチパルスのパルス幅が例えば10ns以下になってもレーザビームのパワーを制御することができるようにした構成が開示されている。
前述したように、光ディスク(媒体)の種類、回転数、製造メーカ毎の製造方法などに応じて、サンプリングパルスを生成する必要がある。前記したように特許文献1では、サンプリングパルスの位置と幅をROMに格納して対応している。
光ディスクの駆動装置において、複数のサンプルホールド回路を備え、それぞれに入力されるアナログ信号をサンプリングし該サンプリングされた信号に対して信号処理を施すアナログ信号処理LSIと、アナログ信号処理LSIの複数のサンプルホールド回路に対してサンプリングパルスを供給するサンプリングパルス生成回路を備えたサンプリングLSI(デジタルLSI)とを、基板上に備える構成とした場合、アナログ信号処理LSIに供給すべき複数のサンプリングパルスの位置及びパルス幅等に関して、それぞれ、異なる値に設定することが必要とされる等、製品等に応じて、各種要求に対応することが必要とされる。
図8は、光ディスクの駆動装置におけるサンプリングパルス生成回路の典型的な構成の一例を示す図である。図8を参照すると、サンプルホールドパルスS/H1〜S/H4を生成するサンプルホールドパルス生成回路(「S/Hパルス生成回路」ともいう)55を備えたサンプリングLSI1’と、サンプリングLSI1’から出力されたサンプルホールドパルスS/H1〜S/H4をそれぞれ入力する複数のサンプルホールド回路(不図示)を備えた信号処理LSI5とが、光ディスクの駆動装置の不図示の印刷配線基板に実装されている。サンプリングLSI1’のS/Hパルス生成回路55は、生成したサンプルホールドパルスS/H1〜S/H4を出力端子(出力ピン)51’〜54’からそれぞれ出力する。信号処理LSI5には、サンプルホールドパルスS/H1〜S/H4を入力する入力端子(入力ピン)51〜54が設けられており、不図示のサンプルホールド回路は、入力端子51〜54よりそれぞれ入力されたサンプルホールドパルスS/H1〜S/H4によってオン・オフ制御されるスイッチにより、光ディスク(図7の201)からの戻り光を電気信号に変換した信号(図7の反射信号S2)をサンプルし、サンプルした値をホールドする。
なお、サンプルホールド回路は、例えば図10(A)に示すように、入力端子INに一端が接続され、サンプルホールドパルスS/Hによってオン・オフされるスイッチSWと、スイッチSWの他端とグランド間に接続された容量Cと、容量Cの端子電圧を非反転入力端子(+)に入力し、反転入力端子(−)に出力端子OUTが帰還入力されたボルテージフォロワ構成のOPアンプ(演算増幅器)から構成される。図10(B)に示すように、サンプルホールドパルスS/HがHIGHレベルのときスイッチSWはオンし入力信号電圧が容量Cにサンプルされ、サンプルホールドパルスがLOWレベルのときホールド状態とされ(0次ホールド)、出力端子OUTより、容量Cの端子電圧が出力される。
ところで、図8に示した構成例の場合、サンプリングLSI1’の出力端子(出力ピン)51’〜54’は、サンプリングLSI1’の一辺(信号処理LSI5に対向する辺)において51’〜54’の順に配設されているが、出力端子51’〜54’に対応する信号処理LSI5の入力端子(入力ピン)51〜54は、この順に配設されていない。すなわち、サンプリングLSI1’の一辺に対向する一辺に、2本の入力端子53、52が配設され、一辺に直交し相対する2辺にそれぞれ入力端子51、54が配設されており、出力端子51’と入力端子51は配線l51にて接続され、出力端子52’と入力端子52は配線l52にて接続され、出力端子53’と入力端子53は配線l53にて接続され、出力端子54’と入力端子54は配線l54にて接続されている。
配線l51は、サンプリングLSI1’の一辺の端子列の上端側に位置する端子51’から信号処理LSI5の下辺の入力端子51にまで引き回されており、配線l54は、サンプリングLSI1’の一辺の端子列の下端側に位置する端子54’から信号処理LSI5の上辺の入力端子54にまで引き回されており、それぞれの配線長が長くなる。
そして、配線l51は、配線l54、l53、l52と交差しており、配線l52は、配線l5lのほか、配線l54、l53と交差する。また、配線l53は、配線l5l、l52のほか、配線l54と交差する。したがって、配線l54は、3本の配線l5l、l52、l53の全てと交差している。
図8に模式的に示す例では、入力端子51〜54は、出力端子51’〜54’に対応した順に配置されていないため、交差なく順番に配置することはできない(交差なく配線しようとする場合、迂回配線等が必要となる)。また、配線l51〜l54は、いずれも配線長が長くなる。このように、出力端子と対応する入力端子間の配線長が長くなり、配線が相互に交差するという場合、配線容量に起因する配線遅延や、波形なまりを生じるだけでなく、配線間容量に起因するクロストークノイズ等が発生し、誤動作する場合がある。
特開平11−250459号公報(第1図) 特開平11−213429号公報(第4図〜第6図) 日経BP 「解体新書・次世代光ディスク」、第19頁、2003年
上記したように、図8に示した構成においては、S/Hパルス生成回路の出力端子と対応する信号処理LSIのサンプルホールド回路の入力端子間の配線が長くなり、配線同士が交差する場合、配線容量に起因する配線遅延や波形なまりを生じる。このため、サンプルホールド回路において信号のサンプリング位置に誤差を生じ、特性が劣化する。さらに、配線間容量に起因するクロストークが発生し、誤動作するという問題がある。
図9は、従来のS/Hパルス生成回路の動作を説明するためのタイミング図である。従来のS/Hパルス生成回路においては、サンプルホールドパルス(「S/Hパルス」ともいう)のタイミング波形として、例えば図9(A)に示すように、記録データに関するマーク記録期間の開始時点及び終了時点を基準として、S/Hパルスのパルス位置と幅が規定されている。例えば、S/Hパルス1のパルス位置及び幅は、マーク記録期間の開始時点からt1、Δt1とされ、S/Hパルス2のパルス位置及び幅は、スペース記録期間の開始時点からt2、Δt2とされている。
このように、S/Hパルス1、2の位置が,マークまたはスペースの開始時点を基準として固定されていると、例えば図9(B)に示すように、マーク記録期間の長さまたはマーク記録期間の長さが、例えば8T〜11Tのように長くなった場合、S/Hパルス1、2の位置は、マーク長またはスペース長に対して、常に、前方に配置されてしまうことになる。このままでは、マーク長、スペース長の終端側の戻り光等をサンプリングすることはできない。
したがって、本発明の主たる目的は、複数のサンプリングパルスの位置及び幅を可変自在とするサンプルホールドパルス信号生成回路及び該回路を備えた情報記録/再生装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、マーク及びスペース領域にわたって任意の時点で、サンプリングパルスを生成可能とするサンプルホールドパルス信号生成回路及び該回路を備えた情報記録/再生装置を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、複数のサンプルホールド回路を含むLSIと間の配線の最適化を可能とするサンプルホールドパルス信号生成回路及び該回路を備えた情報記録/再生装置を提供することにある。
本願で開示される発明は、前記目的を達成するため、概略以下のように構成される。
本発明の1つのアスペクトに係る回路は、複数の出力端子から複数のパルス信号を出力するパルス信号生成回路であって、計時手段と、第1の基準時点から、前記計時手段による計時結果に基づき、第1の時間経過した時点にて、第1のエッジを有する第1の信号を生成する第1のエッジ生成回路と、前記計時手段による計時結果に基づき、前記第1のエッジの時点に第2の時間を加算した時点、又は、前記第1の基準時点に後続する第2の基準時点から第2の時間減算した時点にて、第2のエッジを有する第2の信号を生成する第2のエッジ生成回路と、前記第1及び第2の信号を入力し前記第1のエッジ及び第2のエッジをそれぞれ前縁及び後縁とするパルス信号を生成する回路と、を含む単位回路を、前記複数の出力端子の各々に対応して備えている。
本発明において、前記複数の出力端子から出力される複数のパルス信号が、複数のサンプルホールド回路にサンプルホールドパルスとして供給される。
本発明に係る装置は、前記パルス信号生成回路と、前記パルス信号生成回路からの複数のパルス信号をサンプルホールドパルスとしてそれぞれ入力する複数のサンプルホールド回路を備えた情報記録/再生装置であって、前記第1、第2の基準時点として、マーク記録期間開始時点とマーク記録期間終了時点、及びスペース記録期間開始時点とスペース記録期間終了時点のいずれか一方を選択制御信号に基づき選択する手段を備えている。
本発明によれば、サンプルホールドパルス発生回路は、複数の出力端子からパルス開始位置と幅が、可変自在とされる複数のサンプルホールドパルスを生成する構成とされており、サンプルホールドパルス発生回路の複数の出力端子と複数のサンプルホールド回路の入力端子とを最適に配線することを可能としている。本発明によれば、サンプルホールドパルス発生回路の複数の出力端子と複数のサンプルホールド回路の入力端子の配線長の短縮により、配線容量が縮減されるため、S/Hパルスの高速転送を実現可能としており、このため高速転送レートの情報記録/再生装置への対応を容易化している。さらに、本発明によれば、交差配線等を不要とすることで、クロストークノイズ等による誤動作を防止することが出来る。
また、本発明によれば、マーク長またはスペース長が長くなった場合にも、マークまたはスペースの特定箇所に偏ることなく、任意の位置に、S/Hパルスを配置することが出来る。
上記した本発明についてさらに詳細に説述すべく、添付図面を参照してこれを説明する。図1は、本発明の一実施の形態の構成を示す図であり、図8に示した構成に対応している。図1を参照すると、サンプルホールドパルス生成回路(「S/Hパルス生成回路」ともいう)15を備えたサンプリングLSI1と、サンプリングLSI1の出力端子out1〜out4から出力されるサンプルホールドパルス(「S/Hパルス」ともいう)S/H1〜S/H4を入力端子51〜54から入力し、入力されたS/HパルスS/H1〜S/H4を用いて、光ディスク装置の光ピックアップからの戻り光データなどをサンプルホールドするサンプルホールド回路を備えた信号処理LSI5とを含む。サンプルホールド回路は、図10(A)に示した構成等が用いられ、S/Hパルスによってサンプルホールド回路のスイッチがオン・オフ制御され、サンプル及びホールド動作を行う。なお、図1には、単に説明のため、サンプリングLSI1、信号処理LSI5は、それぞれ、4本の出力端子と入力端子を有する構成が示されているが、本発明はかかる構成に限定されるものでないことは勿論である。また、特に制限されないが、本実施の形態では、デジタル信号処理装置を構成するサンプリングLSI1と、アナログ信号処理装置を構成する信号処理LSI5は、光ディスク装置の駆動装置を構成する印刷配線基板上に配設されている。
サンプリングLSI1のサンプルホールドパルス生成回路15は、複数の出力端子out1〜out4から、パルスの開始位置と幅が可変とされるS/HパルスS/H1〜S/H4をそれぞれ出力する。
複数の入力端子51〜54においてそれぞれ要求されるS/Hパルス信号の要求特性(例えばタイミング特性)を満たすように、出力端子out1〜out4からそれぞれ出力されるS/Hパルス信号のパルス開始位置とパルス幅(または終了位置)を、出力端子毎に、個別に可変制御することにより、例えば、入力端子51〜54と、対応する出力端子out1〜out4とをそれぞれ接続する配線L1〜L4に関して、いずれの配線も、最短の長さで配線することができる(迂回配線や交差を不要としている)。図1に示すように、配線L1〜L4は、相互に交差することはなく、このため、配線間の配線容量によるクロストークが生じることもない。
なお、信号処理LSI5は、サンプリングLSI1が実装される基板面(表面)に対して反対側の面に実装される場合、端子の並び方は、基板表面に実装された場合と逆順となるが、本実施の形態においては、この場合にも、出力端子out1〜out4と、入力端子51〜54の並び順は同一であるため、出力端子out1〜out4と入力端子51〜54は、基板のスルーホール(不図示)を介して接続され、配線L1〜L4(基板スルーホールを介する配線)を最小配線長で配線することが出来る。この場合も、配線L1〜L4は、相互に交差することがないので、配線間の配線容量によるクロストークを防止することが出来る。
本発明の実施の形態において、サンプルホールドパルス生成回路15は、好ましくは、計時手段(図2の2)を備え、マーク又はスペース記録期間開始時点から第1の時間が経過した時点にて、第1のエッジを有する第1の信号を生成する第1のエッジ生成回路(図2の11A)と、第1のエッジに第2の時間加算した時点、又は、マーク又はスペース記録期間終了時点から第2の時間減算した時点にて、第2のエッジを有する第2の信号を生成する第2のエッジ生成回路(図2の11B)と、第1及び第2の信号を入力し前記第1のエッジ及び第2のエッジを、前縁及び後縁とするパルス信号を生成する回路(112)と、を含む単位回路(図2の1511)を、複数の出力端子out1〜out4に対応して備え、複数の出力端子out1〜out4から複数のS/Hパルス信号を出力する。
以下では、本発明の一実施例として、図1のサンプルホールドパルス生成回路15の構成を説明する。図2は、本発明の一実施例をなすサンプルホールドパルス生成回路の構成例を示す図であり、出力端子数をn個(ただし、nは2以上の所定の整数)としている。
図2を参照すると、サンプルホールドパルス生成回路15は、n個の単位サンプルホールドパルス生成回路1511〜115nと、カウンタ2と、を有する。カウンタ2は、基準周期Tのクロック信号に基づき、マーク長+スペース長分、カウント動作してオートクリアして次のマーク記録期間開始時点からカウントアップ動作する。例えばマーク長が6T(ただし、Tは1チャネルビット期間)、スペース長が5Tの場合、11T分カウントし、次のマーク記録期間開始時点からカウントアップ動作する。
単位サンプルホールドパルス生成回路1511〜151nの各々は、立ち上がりエッジ生成回路11A〜1nAと、立ち下がりエッジ生成回路11B〜1nBと、D型フリップフロップ回路112と、を備えている。立ち上がりエッジ生成回路11A〜1nAは、互いに同一構成とされており、図2では、立ち上がりエッジ生成回路11A、12Aの構成が示されている。ただし、入力されるマーク・スペース切替え信号等は個別に入力される。
立ち上がりエッジ生成回路11Aは、立ち上がりエッジの位置情報(周期Tを単位とする)を格納した立ち上がりエッジレジスタ1011と、立ち上がりエッジレジスタ1011に格納された立ち上がりエッジの位置情報と、マークデータSmark(マーク記録期間の長さを示すデータであり、周期Tを単位とする)とを入力して加算し加算結果を出力する加算器102と、マーク・スペース切り替え信号S11を選択制御信号として入力し、立ち上がりエッジレジスタ1011からの立ち上がりエッジの位置情報と加算器102の加算結果のいずれか一方を選択して出力するセレクタ103と、セレクタ103の出力とカウンタ2からのカウント値Cとを入力し両者が一致したとき活性状態(例えばHIGHレベル)の出力信号を出力する一致検出回路110とを備えている。なお、模式的に排他的否定論理和(EXCLUSIVE NOR)回路として図示される一致検出回路110は、カウンタ2のカウント出力(mビット;ただし、mは2以上の整数)と、セレクタ103の出力(mビット)とが互いに一致したとき、活性状態(HIGHレベル)の出力信号を出力する回路であり、カウンタ2の出力(mビット)のうちの1ビットと、セレクタ103の出力(mビット)の対応する1ビットを入力する2入力排他的否定論理和(EXCLUSIVE NOR)回路をm個備え、m個の2入力排他的否定論理和回路の出力を受け、m個の出力が全てHIGHレベルのときHIGHレベルを出力するm入力AND回路より構成される。
立ち上がりエッジ生成回路12A〜1nAは、それぞれに入力されるマーク・スペース切り替え信号が、立ち上がりエッジ生成回路11Aに入力されるマーク・スペース切り替え信号S11と相違しているだけであり、それぞれの構成は、立ち上がりエッジ生成回路11Aと同一である。すなわち、立ち上がりエッジ生成回路12A〜1nAは、各々のセレクタ103が、マーク・スペース切り替え信号S12〜S1nを選択制御信号としてそれぞれ入力し、立ち上がりエッジレジスタ1012〜101nからの立ち上がりエッジ情報と加算器102の加算結果のいずれか一方を選択して出力する点が立ち上がりエッジ生成回路11Aと相違している。
立ち下がりエッジ生成回路11Bは、立ち下がりエッジの位置情報(基準周期Tを単位とする)を格納した立ち下がりエッジレジスタ1061と、立ち下がりエッジレジスタ1061に格納された立ち下がりエッジの位置情報と、セレクタ103の出力とを入力して加算し加算結果を出力する加算器107と、マークデータSmarkとスペースデータSsp(スペース記録期間の長さを示すデータであり、基準周期Tを単位とする)とを加算する加算器104と、マーク・スペース切り替え信号S11により、マークデータSmarkと、加算器104の加算結果とのいずれか一方を選択して出力するセレクタ105と、セレクタ105の出力から立ち下がりエッジの位置情報を減算する減算器108と、S/Hパルス幅固定・可変切り替え信号S31により、加算器107の加算結果と減算器108の減算結果とのいずれか一方を選択して出力するセレクタ109と、セレクタ109の出力とカウンタ2からのカウント値Cとを入力し、両者が一致したときに、活性状態(HIGHレベル)の出力信号を出力する一致検出回路111とを備えている。なお、模式的に排他的否定論理和(EXCLUSIVE NOR)回路として図示される一致検出回路111は、カウンタ2のカウント出力(mビット;ただし、mは2以上の整数)と、セレクタ109の出力(mビット)とが互いに一致したとき、活性状態(HIGHレベル)の出力信号を出力する回路であり、カウンタ2の出力(mビット)のうちの1ビットと、セレクタ109の出力(mビット)の対応する1ビットを入力する2入力排他的否定論理和(EXCLUSIVE NOR)回路をm個備え、m個の2入力排他的否定論理和回路の出力を受け、m個の出力が全てHIGHレベルのときHIGHレベルを出力するm入力AND回路より構成される。
立ち下がりエッジ生成回路12B〜1nBの回路構成は、立ち下がりエッジ生成回路11Bと基本的に同一であるが、立ち下がりエッジ生成回路12B〜1nBを構成する各セレクタ105には、立ち下がりエッジ生成回路11Bの加算器104の出力(マークデータSmark+スペースデータSsp)が供給されるため、立ち下がりエッジ生成回路12B〜1nBにおいて加算器104は省かれている。
単位サンプルホールドパルス生成回路1511〜151nのそれぞれのフリップフロップ112において、データ入力端子DはHIGHレベル(電源電位;論理”1”)に固定されており、クロック入力端子CKには、立ち上がりエッジ生成回路11A〜1nAの一致検出回路110の出力が入力され、リセット端子Rには、立ち下がりエッジ生成回路11B〜1nBの一致検出回路111の出力信号が入力されるエッジトリガー型のレジスタよりなる。フリップフロップ112は、立ち上がりエッジ生成回路11Aの一致検出回路110の出力信号の立ち上がりエッジに応答して、データ入力端子Dに与えられた信号(HIGHレベル)をサンプルして出力端子Qから出力し、立ち下がりエッジ生成回路11Bの一致検出回路111の出力信号の立ち上がりエッジに応答してリセットされ、出力端子QをLOWレベルとする。すなわち、立ち上がりエッジ生成回路11A〜1nAの出力信号の立ち上がりエッジに応答してセットされ、立ち下がりエッジ生成回路11B〜1nBからの出力信号の立ち上がりエッジに応答してリセットされるフリップフロップとして機能する。なお、フリップフロップ112は、D型フリップフロップに限定されるものでなく、任意のSRフリップフロップ等で構成してもよいことは勿論である。また、図2に示したフリップフロップ112による構成は、一致検出回路110による一致検出時、フリップフロップ112のデータ出力端子Qから出力されるS/HパルスをHIGHレベルとし、一致検出回路111による一致検出時、フリップフロップ112のデータ出力端子Qから出力されるS/HパルスをLOWレベルとする構成とされているが、S/HパルスがLOWアクティブの場合、フリップフロップ112の出力Qの反転信号(フリップフロップ112の図示されないQB端子)がS/Hパルスとして用いられる。
次に、図2に示した単位サンプルホールドパルス生成回路の動作について、図3と図4のブロック図、並びに図5のタイミング図を参照して説明する。n個の単位サンプルホールドパルス生成回路1511〜151nの動作はそれぞれ同様であるため、以下では、単位サンプルホールドパルス生成回路151m(ただし、mは1〜nの整数)の動作について説明する。
図3(A)は、単位サンプルホールドパルス生成回路151mにおいて、入力されるマーク・スペース切り替え信号S1mにより、立ち上がりエッジ生成回路1mAのセレクタ103が、立ち上がりエッジレジスタ101mに設定された設定値を選択し、立ち下がりエッジ生成回路1mBのセレクタ109が、S/Hパルス幅固定・可変切り替え信号S3mにより、加算器107の出力信号を選択した場合の回路構成を、ブロック図として示したものである。
カウンタ2のカウント値Cと、立ち上がりエッジレジスタ101mの出力を入力とする一致検出回路110は、2つの入力の値が一致したとき、HIGHレベルの信号を出力し、一致検出回路110の出力をクロック入力端子CKに受けるフリップフロップ112は、出力端子outmから出力するS/HパルスAをLOWレベルからHIGHレベルとする。
カウンタ2のカウント値Cと、加算器107(立ち上がりエッジレジスタ101mの出力と立ち下がりエッジレジスタ106mの出力を加算した値を出力)を入力とする一致検出回路111は、2つの入力の値が一致したとき、HIGHレベルの信号を出力し、一致検出回路111の出力をリセット端子Rに受けるフリップフロップ112は、リセットされ、S/HパルスAをLOWレベルとする。
したがって、単位サンプルホールドパルス生成回路151mの動作は、図5のS/HパルスAに示したように、マーク記録期間開始時点taから、立ち上がりエッジレジスタ101mに記憶された値(図5では、カウント値換算で3)だけ経過した時点にて、S/HパルスAがLOWレベルからHIGHレベルに立ち上がり、該立ち上がり時点から、立ち下がりエッジレジスタ106mに記憶された設定値(パルス幅に対応)だけ経過した時点(カウント値換算で1)で、S/HパルスAがHIGHレベルからLOWレベルに立ち下がる。このように、立ち上がりエッジレジスタ101mに記憶された設定値(位置情報)にしたがって、S/HパルスAの立ち上がりエッジのタイミングが設定され、立ち下がりエッジレジスタ106mに記憶された設定値にしたがって、S/HパルスAのパルス幅が設定される。立ち上がりエッジレジスタ101mと立ち下がりエッジレジスタ106mに記憶された設定値を可変に制御することにより、サンプリングLSI1および信号処理LSI5が動作中においても、マーク内の任意のタイミングで、所望のパルス幅を有するS/HパルスAを生成することが出来る。
図3(B)は、図2の単位サンプルホールドパルス生成回路151m(ただし、mは1〜nの整数)において、入力されるマーク・スペース切り替え信号S1mにより、立ち上がりエッジ生成回路1mAのセレクタ103が、立ち上がりエッジレジスタ101mに設定された設定値を選択し、立ち下がりエッジ生成回路1mBのセレクタ105がマークデータ(カウント値換算で6)を選択し、セレクタ109がS/Hパルス幅固定・可変切り替え信号S3mにより、減算器108の出力信号を選択した場合の構成をブロック図として示したものである。
カウンタ2のカウント値Cと、立ち上がりエッジレジスタ101mの出力を入力する一致検出回路110は、2つの入力の値が一致したとき、HIGHレベルの信号を出力し、一致検出回路110の出力をクロック入力端子CKに受けるフリップフロップ112は、出力端子outmから出力するS/HパルスBをLOWレベルからHIGHレベルとする。
カウンタ2のカウント値Cと、減算器108(マークデータ(例えば6)から立ち下がりエッジレジスタ106mの出力(例えば2)を減算した値を出力)を入力する一致検出回路111は、2つの入力の値が一致したとき、HIGHレベルの信号を出力し、一致検出回路111の出力をリセット端子Rに受けるフリップフロップ112は、リセットされ、S/HパルスBをLOWレベルとする。すなわち、単位サンプルホールドパルス生成回路151mの動作は、図5にS/HパルスBとして示したように、マーク記録期間開始時点taから、立ち上がりエッジレジスタ101mに記憶された設定値(図5では、カウント値換算で3)だけ経過した時点で、S/HパルスBが立ち上がり、マーク記録期間終了時点tb(図5では、カウント値換算で6)から、立ち下がりエッジレジスタ106mに記憶された設定値(図5では、カウント値換算で2)を減算した位置(図5のカウント値4の終了時点)において、S/HパルスBが立ち下がる。
また、図4(A)は、単位サンプルホールドパルス生成回路151mにおいて、マーク・スペース切り替え信号S1mにより、立ち上がりエッジ生成回路1mAのセレクタ103が加算器102の出力信号(マークデータ+立ち上がりエッジの位置)を選択し、立ち下がりエッジ生成回路1mBのセレクタ109が、S/Hパルス幅固定・可変切り替え信号S3mにより、加算器107の出力信号を選択した場合の構成を、ブロック図として示したものである。
カウンタ2のカウント値Cと、加算器102の出力(マークデータ+立ち上がりエッジの位置)を入力とする一致検出回路110は、2つの入力の値が一致したとき、HIGHレベルの信号を出力し、一致検出回路110の出力をクロック入力端子CKに受けるフリップフロップ112は、出力端子outmのS/HパルスCをLOWレベルからHIGHレベルとする。
カウンタ2のカウント値Cと、加算器107(加算器102の出力と立ち下がりエッジレジスタ106mの出力を加算した値を出力)を入力する一致検出回路111は、2つの入力の値が一致したとき、HIGHレベルの信号を出力し、一致検出回路111の出力をリセット端子Rに受けるフリップフロップ112は、リセットされ、出力端子outmのS/HパルスCをLOWレベルとする。すなわち、単位サンプルホールドパルス生成回路151mの動作は、図5にS/HパルスCとして示したように、マーク記録期間終了時点(スペース記録期間開始時点)tbから、立ち上がりエッジレジスタ101mに記憶された設定値(図5では、カウント値換算で2)だけ経過した時点(図5のカウント値8)で、S/HパルスCが立ち上がり、立ち下がりエッジレジスタ106mに記憶された設定値(図5では、カウント値換算で1)だけ経過した時刻(図5では、カウント値9と10の境界)でS/HパルスCが立ち下がるように動作する。
このように、スペース記録期間開始時点(マーク記録期間終了時点)tbから、立ち上がりエッジレジスタ101mに記憶された設定値分、S/HパルスCの立ち上がりエッジのタイミングを設定し、立ち下がりエッジレジスタ106mに記憶された設定値にしたがってS/HパルスCのパルス幅を設定している。立ち上がりエッジレジスタ101mと立ち下がりエッジレジスタ106mに記憶された設定値を可変制御することにより、スペース内において、任意の開始タイミング、任意のパルス幅を有するS/HパルスCを生成することが出来る。なお、サンプリングLSI1および信号処理LSI5が動作中においても、立ち上がりエッジレジスタ101mと立ち下がりエッジレジスタ106mに記憶された設定値を可変させるようにしてもよい。
図4(B)は、単位サンプルホールドパルス生成回路151mにおいてマーク・スペース切り替え信号S1mにより、セレクタ103が加算器102の出力信号を選択し、セレクタ105が加算器104の出力信号を選択し、セレクタ109がS/Hパルス幅固定・可変切り替え信号S3mにより、減算器108の出力信号を選択した場合の構成をブロック図にて示した図である。
カウンタ2のカウント値Cと、加算器102の出力(マークデータ+立ち上がりエッジの位置)を入力とする一致検出回路110は、2つの入力の値が一致したとき、HIGHレベルの信号を出力し、一致検出回路110の出力をクロック入力端子CKに受けるフリップフロップ112は、出力端子outmのS/HパルスDを、LOWレベルからHIGHレベルとする。
カウンタ2のカウント値Cと、減算器108(加算器104の出力から立ち下がりエッジレジスタ106mの出力を減算した値を出力)を入力する一致検出回路111は、2つの入力の値が一致したとき、HIGHレベルの信号を出力し、一致検出回路111の出力をリセット端子Rに受けるフリップフロップ112は、リセットされ、出力端子outmのS/HパルスDをLOWレベルとする。
単位サンプルホールドパルス生成回路151mの動作は、図5にS/HパルスDとして示したように、マーク記録期間終了時点(スペース記録期間開始時点)tbから、立ち上がりエッジレジスタ101mに記憶された設定値(図5では、カウント値換算で2)だけ経過した時刻(図5では、カウント値8)で、S/HパルスDが立ち上がり、スペース終了時点tc(カウント値11)から立ち下がりエッジレジスタ106mに記憶された設定値(図5では、カウント値換算で2)減算した位置(図5のカウント値=9)で、S/HパルスBが立ち下がるように動作する。
上記したように、各単位サンプルホールドパルス生成回路1511〜151nは、立ち上がりエッジレジスタ101mに記憶された設定値と立ち下がりエッジレジスタ106mに記憶された設定値により、S/HパルスA〜Dの立ち上がりタイミングと立ち下がりタイミングとを、独立して任意に制御することが出来る。これにより、出力端子out1〜outnから、マーク内、及びスペース内において任意の位置及び幅のS/Hパルスを出力することが出来る。
上記の説明において、図2のカウンタ2は、図5に示すように、マーク記録期間開始時点taからカウントアップ動作を行い、次のマーク記録期間開始時点tcでカウント値はオートクリアされ、再度カウントアップ動作を開始する。図5に示した例では、時点ta〜tc期間のマーク記録期間が6(マークデータSmark=6)、スペース記録期間が5(スペースデータSsp=5)であり、カウンタ2のカウント最大値は、6+5=11とされる。マーク記録開始時点taから不図示のクロック信号(周期T)に基づき、カウンタ2は1から順にカウントアップして行き、11までカウントアップすると、時点tcで再び1にリセットされ、1からカウントアップを実行する。時点tcからは、マーク記録期間(マーク長)が7、スペース記録期間(スペース長)が3であり、カウンタ2のカウント最大値は7+3=10とされ、カウンタ2は1から順に10までカウントアップすると、1にリセットされる動作を行う。
なお、加算器104は立ち下がりエッジ生成回路11Bの構成要素として説明したが、加算器104を、立ち下がりエッジ生成回路11Bの前段の回路とし、立ち下がりエッジ生成回路11Bを他の立ち下がりエッジ生成回路12B〜1nBと同一の加算器104を含まない回路構成としても良い。
図6を参照して、図1のサンプルホールドパルス生成回路15において、マーク長またはスペース長が長くなった場合のS/HパルスBとS/HパルスDについて以下に説明する。図6(A)は、マーク長またはスペース長が比較的短い場合のS/HパルスBとS/HパルスDのそれぞれの信号波形を示し、図6(B)は、マーク長またはスペース長が比較的長い場合のS/HパルスB’とS/HパルスD’のそれぞれの信号波形を示している。
S/Hパルス幅B、B’は、マーク記録開始時点からの時間t11と、マーク終了時点からの時間t12,t12’とによりそれぞれ規定されている。
S/Hパルス幅D、D’は、スペース開始時点(マーク終了時点)からの時間t21と、スペース終了時点からの時間t22、t22’とにより規定されている。
従来のS/Hパルス回路の場合、図9(B)に示したように、マーク長またはスペース長が長くなると、S/Hパルス1、S/Hパルス2は、マークまたはスペースの前方に固定幅のパルスとして生成される。
これに対して、本実施例によれば、サンプルホールドパルス生成回路15において、図6(B)に示すように、マーク長またはスペース長が長くなった場合でも、S/HパルスB’、S/HパルスD’は、マーク記録期間、スペース記録期間の全期間に亘って、位置及び幅が可変とされるパルスとして生成される。これにより、サンプルホールド回路はマーク領域、スペース領域の任意のタイミングにおける反射信号をサンプリングすることができる。
なお、図5に示す例では、S/Hパルスの立ち上がりと立ち下がりのタイミングは、単に、簡単のため、1T周期のクロック信号(カウンタ2のカウントアップ動作)のエッジに対応して、設定されているが、S/Hパルスの立ち上がりと立ち下がりのタイミングは、遅延同期ループ(DLL)回路等により、1T以内の分解能で、タイミング制御を行ってもよいことは勿論である。
以上、本発明を上記実施例に即して説明したが、本発明は上記実施例の構成にのみ限定されるものでなく、本発明の範囲内で当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
本発明の一実施例の構成を示す図である。 本発明の一実施例のサンプルホールドパルス生成回路の構成の一例を示す図である。 (A)、(B)は、本発明の一実施例のサンプルホールドパルス生成回路の動作モードを説明するための図である。 (A)、(B)は、本発明の一実施例のサンプルホールドパルス生成回路の動作モードを説明するための図である。 本発明の一実施例の動作を説明するためのタイミング図である。 (A)、(B)は、本発明の一実施例の動作を説明するためのタイミング図である。 特許文献1の構成を示す図である。 従来の光ディスク駆動装置の典型的な構成の一例を示す図である。 (A)、(B)は、従来のサンプルホールドパルス生成回路の動作を説明するためのタイミング図である。 (A)、(B)は、サンプルホールド回路の構成とS/Hパルスの波形をそれぞれ示す図である。
符号の説明
1,1’ サンプリングLSI
2 カウンタ
5 信号処理LSI
11A〜1nA 立ち上がりエッジ生成回路
11B〜1nB 立ち下がりエッジ生成回路
15 サンプルホールド(S/H)パルス生成回路
51〜54 入力端子
51’〜54’ 出力端子
55 S/Hパルス生成回路
102、104、107 加算器
103、105、109 セレクタ
108 減算器
110、111 一致検出回路
112 フリップフロップ
201 光ディスク
202 スピンドルモータ
203 光ピックアップ
204 HFアンプ
205 サンプルホールド回路
206 サンプリングパルス発生回路
207 比較回路
207a,207b 差動アンプ(コンパレータ)
207c スイッチ
208 ローパスフィルタ
209 ゲイン調整回路
210 リミッタ
211 ALPC
212 記録手段
213 ディスクID識別手段
214 サンプリングパルス幅情報ROM
215 サンプリングパルス位置情報ROM
1011〜101n 立ち上がりエッジレジスタ
1061〜106n 立ち下がりエッジレジスタ
1511〜151n 単位サンプルホールドパルス生成回路
L1〜L4、l1〜l4 配線
out1〜out4 出力端子
S11〜S1n マーク・スペース切替信号
S31〜S3n サンプルホールドパルス幅固定・可変切替信号
S/H1〜S/H4 サンプルホールドパルス
Smark マークデータ
Ssp スペースデータ




Claims (6)

  1. 計時手段と、
    前記計時手段による計時結果に基づき、第1の基準時点から、第1の時間経過した時点にて、第1のエッジを有する第1の信号を生成する第1のエッジ生成手段と、
    前記計時手段による計時結果に基づき、前記第1のエッジの時点に第2の時間を加算した時点、又は、前記第1の基準時点に後続する第2の基準時点から第2の時間減算した時点にて、第2のエッジを有する第2の信号を生成する第2のエッジ生成手段と、
    前記第1及び第2の信号を入力し前記第1のエッジ及び第2のエッジをそれぞれ前縁及び後縁とするパルス信号を生成するパルス生成手段と、
    を含む単位回路を、パルス信号を出力する出力端子に対応して備えているパルス信号生成回路を備え、
    前記パルス信号生成回路は、複数の前記出力端子を有し、前記単位回路を複数の前記出力端子に対応して複数備え、
    前記パルス信号生成回路の複数の出力端子から出力されるパルス信号をサンプルホールドパルス信号としてそれぞれ入力する複数のサンプルホールド回路をさらに備えた情報記録/再生装置であって、
    前記パルス信号生成回路が、前記第1の基準時点と前記第2の基準時点を、選択制御信号に基づき、マーク記録期間開始時点とマーク記録期間終了時点とするか、あるいは、スペース記録期間開始時点とスペース記録期間終了時点とするかを切替制御する手段を備えている、ことを特徴とする情報記録/再生装置。
  2. マーク記録期間開始時点からカウント動作し、マーク記録期間にスペース記録期間を加算した期間分カウントするとカウント値をクリアして次のマーク記録期間開始時点からカウント動作するカウンタと、
    第1の時間情報と第2の時間情報を記憶した記憶手段と、
    入力されたマーク記録期間の長さ情報と前記第1の時間情報とを加算する第1の加算器と、
    入力されたマーク・スペース切替信号に基づき、前記第1の時間情報又は前記第1の加算器の出力を選択する第1の選択回路と、
    前記マーク記録期間の長さ情報とスペース記録期間の長さ情報とを加算する第2の加算器と、
    前記マーク記録期間の長さ情報と、前記第2の加算器での加算結果とを入力し、入力された前記マーク・スペース切替信号に基づき、一方を出力する第2の選択回路と、
    前記第1の選択回路の出力と、前記第2の時間情報とを加算する第3の加算器と、
    前記第2の選択回路の出力から前記第2の時間情報を減算する減算器と、
    前記第3の加算器の出力と前記減算器の出力とを入力し、入力されたサンプルホールドパルス幅固定可変切替信号に基づき、前記第3の加算器の出力と前記減算器の出力との一方を選択して出力する第3の選択回路と、
    前記カウンタのカウント値と前記第1の選択回路の出力とが一致するか否か検出する第1の一致検出回路と、
    前記カウンタのカウント値と、前記第3の選択回路の出力とが一致するか否か検出する第2の一致検出回路と、
    前記第1の一致検出回路で一致が検出されたことに応答して、パルスの前縁を生成し、前記第2の一致検出回路で一致が検出されたことに応答して、前記パルスの後縁を生成し、出力端子から出力するパルス生成回路と、
    を有する単位回路を少なくとも1つ備えている、ことを特徴とするサンプルホールドパルス信号生成回路。
  3. 複数の出力端子を備え、前記単位回路を、前記複数の出力端子に対応して複数備え、
    前記複数の出力端子から複数のサンプルホールドパルス信号を複数のサンプルホールド回路に供給し、
    前記マーク記録期間の長さ情報とスペース記録期間の長さ情報とを加算する前記第2の加算器を、複数の前記単位回路に対して共通に1つ備えている、ことを特徴とする請求項2記載のサンプルホールドパルス信号生成回路。
  4. 前記マーク・スペース切替信号及びサンプルホールドパルス幅固定可変切替信号は、前記単位回路ごとに、個別に供給される、ことを特徴とする請求項3記載のサンプルホールドパルス信号生成回路。
  5. 光ディスクからの信号がマーク記録期間またはスペース記録期間に対応するものであるかを判別するためのマーク・スペース切替信号を入力し、前記マーク・スペース切替信号がマーク記録期間を示す場合、マーク記録期間内で可変自在にパルスの開始位置と幅が規定されるサンプルホールドパルス信号を生成し、前記マーク・スペース切替信号がスペース記録期間であることを示す場合、スペース記録期間内で可変自在にパルスの開始位置と幅が規定されるサンプルホールドパルス信号を生成し、
    前記サンプルホールドパルス信号の後縁を、マーク記録期間又はスペース記録期間の開始時点、あるいは、マーク記録期間又はスペース記録期間の終了時点から規定するかを切替制御する切替制御信号を入力し、
    前記切替制御信号が、サンプルホールドパルス信号の後縁をマーク記録期間又はスペース記録期間の終了時点から規定することを指示している場合、サンプルホールドパルス信号の前縁を、マーク記録期間開始時点又はスペース記録期間開始時点から予め定められた第1の時間離間した位置とし、前記サンプルホールドパルス信号の後縁を、マーク記録期間終了時点又はスペース記録期間終了時点から予め定められた第2の時間だけ減じた位置とし、
    前記切替制御信号が、サンプルホールドパルス信号の後縁をマーク記録期間又はスペース記録期間の開始時点から規定することを指示している場合、サンプルホールドパルス信号の前縁を、マーク記録期間開始時点又はスペース記録期間開始時点から予め定められた第1の時間離間した位置とし、前記サンプルホールドパルス信号の後縁を、前記マーク記録期間開始時点又はスペース記録期間開始時点から、前記第1の時間に予め定められた第2の時間を加算した時間だけ離間した位置とする手段を備えている、ことを特徴とするサンプルホールドパルス信号生成回路。
  6. サンプルホールドパルス信号生成回路として、請求項1記載のパルス信号生成回路、又は、請求項2乃至のいずれか一に記載のサンプルホールドパルス信号生成回路を備え、前記サンプルホールドパルス信号生成回路から出力されるサンプルホールドパルス信号を出力する出力端子を備えた第1の半導体集積回路装置と、
    請求項1又は3に記載のサンプルホールド回路と、前記サンプルホールド回路に供給するサンプルホールドパルス信号を入力する入力端子と、を備えた第2の半導体集積回路装置と、
    前記第1の半導体集積回路装置のサンプルホールドパルス信号出力用の前記出力端子と、前記第2の半導体集積回路装置のサンプルホールドパルス信号入力用の前記入力端子とを電気的に接続する配線と、
    を含む基板を備えている、ことを特徴とする情報記録/再生装置。
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