JP2007018581A - レーザ発光素子駆動制御回路、光ディスク装置、レーザ発光素子駆動制御方法 - Google Patents

レーザ発光素子駆動制御回路、光ディスク装置、レーザ発光素子駆動制御方法 Download PDF

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【課題】 記録形態に対応して、レーザ発光素子に供給されるレーザ駆動信号波形の立ち上がり時に発生するオーバーシュート波形を一義的に設定することにより、いずれの記録形態においても高精度で高品質な記録が可能な最適記録を実現する。
【解決手段】 外部より入力される、記録パワーに関する情報と、ストラテジ情報と、複数種類の光ディスクの倍速に対応づけたオーバーシュート波形に関する情報との組み合わせに基づいて生成したレーザ駆動信号を、レーザ発光素子LDに供給して、複数種類の光ディスクのそれぞれに対して最適な倍速記録を可能とするレーザ発光素子駆動制御方法であって、レーザ発光素子LDに供給するためのレーザ駆動信号を、前記組み合わせに基づいて、レーザ発光素子LDと択一的に接続して生成する(ステップS70)し、レーザ駆動信号の立ち上がり時に、この組み合わせに最適なオーバーシュート波形を得る。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数種類の光デイスクに対して1倍速から高倍速に至る複数の倍速のうちから択一した倍速に最適な記録を可能とするべく、記録パワーに関する情報と、ストラテジ情報と、複数種類の光ディスクのそれぞれに対して1倍速から高倍速に至る間の少なくとも1の倍速に対応づけたオーバーシュート波形に関する情報との組み合わせに基づいて生成したレーザ駆動信号をレーザ発光素子に供給して、複数種類の光ディスクのそれぞれに対して最適な倍速記録を可能とするレーザ発光素子駆動制御回路、光ディスク装置、レーザ発光素子駆動制御方法に関する。
従来では、光ディスクの記録時において、レーザ駆動信号であるパルス信号列でレーザ発光素子を発光させると、レーザ駆動信号出力回路の出力端からレーザ発光素子に至る回路線路上に生じる寄生インダクタンスと浮遊容量成分によりレーザ駆動信号波形の立ち上がり時にオーバーシュートやリンギングが発生するため、この回路線路に接続するスナバ回路により寄生インダクタンスと浮遊容量成分により発生する高周波成分を効果的に抑制吸収する対策が講じられている。
このような対策が講じられた発明としては、例えば特許文献1に開示されたものが報告されている。この特許文献1に開示された発明は、光ディスクの記録時に記録領域に対して最適記録を行うためパルストレイン(レーザ駆動信号)によりレーザ発光素子を発光駆動するものの、このパルストレインには高周波成分が含まれ、レーザ発光素子までの配線の寄生インダクタンスによりこのレーザ駆動信号波形の立ち上がり時にオーバーシュートやリンギングが発生し、こうしたレーザ駆動信号をそのまま用いてレーザ発光素子を発光駆動して光ディスクへの記録を行うと、最適な記録がなされないから、記録エラーの原因になるので、この不都合を未然に防止するために、レーザ発光素子と並行にスナバ回路を挿入して寄生インダクタンスと浮遊容量成分を抑制吸収するようにしている。
特開平10−308026号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された発明では、レーザ発光素子を発光駆動するためのレーザ駆動信号の立ち上がり時に生じる、光ディスクの種類の相違により発生するオーバーシュートの程度の差にそれぞれ応じて、最適なレーザ駆動信号波形の波形整形を行うための対策は何ら講じられておらず、こうした多様な記録形態に拘わらず、全ての場合において単一のスナバ回路で対応するという方式を採用している。
これではこうした多様な記録形態の状況に応じて個別にオーバーシュート波形の調整をする場合には不十分であるという問題があった。
すなわち、上記特許文献1に開示された発明のように、オーバーシュートやリンギングを吸収するスナバ回路を、レーザ駆動信号出力回路の出力端からレーザ発光素子に至る回路線路上に単一に挿入するだけでは、複数種類の光ディスク(DVD−Rなどの追記型光ディスク、DVD−RW,DVD−RAMなどの繰り返し記録型光ディスク)及び1倍速から高倍速に至る複数の倍速のうちから択一した倍速の組み合わせにそれぞれ対応して最適な記録ができないから、汎用で最適なスナバ回路ではなくなってしまうという問題があった。
スナバ回路は、設定した時定数に応じて前記配線の寄生インダクタンス成分によって生じるオーバーシュートやリンギングを効果的に抑制し低減できる特徴を有しているものの、抑制し吸収したり、或はあえてオーバーシュートを形成したりするレベルは、光ディスクの種類の違いによる記録層(膜)を形成する材質・組成の相違や記録領域の相違、これに伴うレーザ発光素子に供給するパワーの相違、高倍速から低倍速にいたる記録速度の大きな相違などの多様化を全て包含するレベルであることが必須である。そのため、単一のスナバ回路だけでは、こうした多様化、多くの状況に対応するのが困難であるという問題があった。
そこで本発明は、上記した課題に鑑みてなされたものであり、追記型あるいは繰り返し記録型光ディスクの記録層(膜)を形成する材質・組成の相違や記録領域の相違、これに伴うレーザ発光素子に供給するパワーの相違、ストラテジの相違、1倍速から高倍速に至る複数の倍速のうちから択一した倍速の組み合わせに応じて、予めこの記録形態を例えば駆動回路内にセットしておき、このセットしておいた中から、現状必要な記録形態を選択して、選択した記録形態に対応して、レーザ発光素子に供給されるレーザ駆動信号波形の立ち上がり時に発生するオーバーシュート波形(オーバーシュートのピークレベル)を一義的に設定することにより、いずれの記録形態においても高精度で高品質な記録が可能な最適記録を実現することができるレーザ発光素子駆動制御回路、光ディスク装置、レーザ発光素子駆動制御方法を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明は、下記(1)〜(5)の構成を有するレーザ発光素子駆動制御回路、光ディスク装置、レーザ発光素子駆動制御方法を提供する。
(1) 外部から供給される、記録パワーに関する情報と、ストラテジ情報と、複数種類の光ディスクのそれぞれに対して1倍速から高倍速に至る間の少なくとも1の倍速に対応づけたオーバーシュート波形に関する情報との組み合わせに基づいて生成したレーザ駆動信号を、レーザ発光素子に供給して、複数種類の光ディスクのそれぞれに対して最適な倍速記録を可能とするレーザ発光素子駆動制御回路であって、
前記レーザ発光素子に供給するためのレーザ駆動信号を、前記組み合わせに基づいて生成するスナバ回路を有し、
前記レーザ駆動信号の立ち上がり時に、前記組み合わせに最適なオーバーシュート波形を得ることを特徴とするレーザ発光素子駆動制御回路。
(2) 外部より入力される、記録パワーに関する情報と、ストラテジ情報と、複数種類の光ディスクのそれぞれに対して1倍速から高倍速に至る間の少なくとも1の倍速に対応づけたオーバーシュート波形に関する情報との組み合わせに基づいて生成したレーザ駆動信号を、レーザ発光素子に供給して、複数種類の光ディスクのそれぞれに対して最適な倍速記録を可能とするレーザ発光素子駆動制御回路であって、
前記レーザ発光素子に供給するためのレーザ駆動信号を、前記組み合わせに基づいて、前記レーザ発光素子と択一的に接続して生成するカレントミラー回路を有し、
前記レーザ駆動信号の立ち上がり時に、前記組み合わせに最適なオーバーシュート波形を得ることを特徴とするレーザ発光素子駆動制御回路。
(3) 複数種類の光ディスクのそれぞれに対して1倍速から高倍速に至る間の少なくとも1の倍速を用いて最適記録が可能な光ディスク装置であって、
光ディスクを記録走査するレーザ発光素子と、前記レーザ発光素子に対してレーザ駆動信号を出力するレーザ発光素子駆動制御回路と、前記レーザ発光素子と前記レーザ発光素子駆動制御回路との間に介挿接続されるスナバ回路又はカレントミラー回路とを有する光ピックアップと、
前記光ピックアップから出力する前記レーザ発光素子の記録走査により得られた出力に基づいて当該光ディスクの種類を判別し、かつ予め設定されている1倍速から高倍速に至る間の1の倍速を判別し、判別した倍速に係る記録パワーに関する情報と、判別した倍速に係るストラテジ情報と、判別した倍速に係るオーバーシュート波形に関する情報とを、前記レーザ発光素子駆動制御回路へ出力する信号制御部とを備えており、
前記レーザ発光素子駆動制御回路は、
前記信号制御部から入力される、記録パワーに関する情報と、ストラテジ情報と、複数種類の光ディスクのそれぞれに対して1倍速から高倍速に至る間の少なくとも1の倍速に対応づけたオーバーシュート波形に関する情報との組み合わせに基づいて、前記スナバ回路又はカレントミラー回路に対して制御信号を出力し、前記組み合わせに基づいて生成したレーザ駆動信号を、前記レーザ発光素子に供給して、複数種類の光ディスクのそれぞれに対して最適な倍速記録を可能とするように前記レーザ発光素子を駆動することを特徴とする光ディスク装置。
(4) 外部から供給される、記録パワーに関する情報と、ストラテジ情報と、複数種類の光ディスクのそれぞれに対して1倍速から高倍速に至る間の少なくとも1の倍速に対応づけたオーバーシュート波形に関する情報との組み合わせに基づいて生成したレーザ駆動信号を、レーザ発光素子に供給して、複数種類の光ディスクのそれぞれに対して最適な倍速記録を可能とするレーザ発光素子駆動制御方法であって、
前記レーザ発光素子に供給するためのレーザ駆動信号を、前記組み合わせに基づいて生成するステップを有し、
前記レーザ駆動信号の立ち上がり時に、前記組み合わせに最適なオーバーシュート波形を得ることを特徴とするレーザ発光素子駆動制御方法。
(5) 外部より入力される、記録パワーに関する情報と、ストラテジ情報と、複数種類の光ディスクのそれぞれに対して1倍速から高倍速に至る間の少なくとも1の倍速に対応づけたオーバーシュート波形に関する情報との組み合わせに基づいて生成したレーザ駆動信号を、レーザ発光素子に供給して、複数種類の光ディスクのそれぞれに対して最適な倍速記録を可能とするレーザ発光素子駆動制御方法であって、
前記レーザ発光素子に供給するためのレーザ駆動信号を、前記組み合わせに基づいて、前記レーザ発光素子と択一的に接続して生成するステップを有し、
前記レーザ駆動信号の立ち上がり時に、前記組み合わせに最適なオーバーシュート波形を得ることを特徴とするレーザ発光素子駆動制御方法。
上記した構成を有する本発明は、追記型あるいは繰り返し記録型光ディスクの記録層(膜)を形成する材質・組成の相違や記録領域の相違、これに伴うレーザ発光素子に供給するパワーの相違、ストラテジの相違、1倍速から高倍速に至る複数の倍速のうちから択一した倍速の組み合わせに応じて、予めこの記録形態を例えば駆動回路内にセットしておき、このセットしておいた中から、現状必要な記録形態を選択して、選択した記録形態に対応して、レーザ発光素子に供給されるレーザ駆動信号波形の立ち上がり時に発生するオーバーシュート波形(オーバーシュートのピークレベル)を一義的に設定することにより、いずれの記録形態においても高精度で高品質な記録が可能な最適記録を実現することができるレーザ発光素子駆動制御回路、光ディスク装置、レーザ発光素子駆動制御方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。但し、以下の実施の形態に記載されている構成要素の相対配置や表示図面等は、特に決定的な記載がない限り、本発明の範囲をそれらのみに限定するものではない。
〔第1実施形態〕
(全体構成)
図1は本発明の光ディスク装置の第1実施形態の主要部を示すブロック図である。図1に示すように、光ディスク装置は、ピックアップ3、フロントエンド12を備えている。
光ディスク1は、DVD−R(Digital Versatile Disc-Recordable),DVD−RW(Digital Versatile Disc-Rewritable),DVD−RAM(Digital Versatile Disc-RAM)やCD(Compact Disc)等の光ディスクである。
ピックアップ3は、記録、再生時に光ディスク1にレーザ光を照射するレーザ発光素子LDと、レーザ光を照射した光ディスク1からの反射光を受光するフォトディテクタPDと、スナバ回路4と、駆動回路5とを有している。
駆動回路5はオーバーシュート調整回路18を備えている。上記した構成のピックアップ3は光ディスク1に対してレーザ光を照射してデータを記録した後、記録されたデータを光学的に読み出してフォトディテクタPDにて受光してRF再生出力を外部へ出力する。
信号処理部7は、ピックアップ3から出力されたRF再生信号から再生データを生成するとともに、ディスク判別信号を生成して信号制御部13に出力する。信号制御部13は、ディスク判別制御部9と倍速判別制御部11とを有している。
特に、ディスク判別制御部9は、信号処理部7から供給されるディスク判別信号に基づいて当該光ディスクの種類を判別し、倍速判別制御部11は、ホストコンピュータ15により予め設定されている1倍速から高倍速に至る間の1つの倍速を判別する。
倍速判別制御部11により判別した倍速に係る記録パワーに関するパワーデータと、判別した倍速に係るストラテジデータと、判別した倍速に係るオーバーシュート波形に関するオーバーシュート制御データとを、駆動回路5に出力する。
上述した駆動回路5は、信号制御部13から入力される、記録パワーに関するパワーデータと、ストラテジデータと、複数種類の光ディスクのそれぞれに対して1倍速から高倍速に至る間の少なくとも1の倍速に対応づけたオーバーシュート波形に関するオーバーシュート制御データとの組み合わせに基づいて、スナバ回路又はカレントミラー回路に対して制御信号を出力し、上述した組み合わせに基づいて生成したレーザ駆動信号を、レーザ発光素子LDに供給して、複数種類の光ディスクのそれぞれに対して最適な倍速記録を可能とするようにレーザ発光素子LDを駆動する。
(全体の基本的な作用)
次に、本実施形態のディスク装置の作用を図2に示すフローチャートを参照して説明する。
(1) 光ディスクの種類により制御する場合
DVD−R,RW,RAMの光ディスクの記録ストラテジ波形の違いにより、オーバーシュートレベルも異なる。また、DVD-Rでは波形のオーバーシュートが大きくても立上り時間が早い方を優先したほうが記録品質が良くなる。これに対して、DVD−RWやDVD−RAMなど相変化型書き換えメディアでは、オーバーシュートが大きいと消去時に書き込まれたデータが消えないという弊害が生じる。そのため、それぞれのメディアに最適な駆動回路を選択すればよい。
(2) 記録倍速により制御する場合
倍速数(例えば16倍速等)に応じて記録パワーのオーバーシュート量の影響が異なってくる。つまり、高倍速(例えば16倍速等)の場合はハイパワー出力なため全体の記録パワーに対するオーバーシュートの影響度は少ないが、低倍速時(例えば1倍速等)は高倍速時に比べて記録パワーが低いので、オーバーシュートの影響(割合)が大きくなり、DVD−RWやDVD−RAMなどでは記録品質に悪影響を与える。そこで、低倍速時と高倍速時でオーバーシュートの調整が必要になる。そのため記録速度に応じた最適なスナバ回路4を選択すればよい。
次に、本実施形態のディスク装置の作用を図2に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS10では、レーザ発光素子LDにレーザ光を発光させて光ディスク1にレーザ光を照射する。そして、ピックアップ3に設けられたフォトダイオードPDにより光ディスク1から光信号を読み出す。
次いで、ステップS20では、この光信号を受光したフォトダイオードPDに流れる電流信号を抵抗に流して再生信号に変換して信号処理部7に出力し、信号処理部7によりフォーカスエラー、RF信号レベル、反射率を検出する。
次いで、ステップS30では、信号処理部7により検出されたフォーカスエラー、RF信号レベル、反射率を信号制御部13に出力し、ディスク判別制御部9にてディスク種類を判別する。
次いで、ステップS40では、フォーカス、トラッキングサーボをONしてディスクのコントロールデータを読む。次いで、ステップS50では、ディスク情報(ストラテジデータ、パワーデータ)をホストコンピュータ15(バックエンド)にフィードバックする。次いで、ステップS60では、ホストコンピュータ15はメディア毎の記録速度データを信号制御部13に転送する。
次いで、ステップS70では、信号制御部13はディスク判別データ及び記録速度データをデコードして判別した倍速に係るオーバーシュート制御データを生成し、ステップS80では、判別した倍速に係るストラテジデータ、判別した倍速に係る記録パワーに関するパワーデータなどの制御信号に加え、オーバーシュート制御データを駆動回路5に出力してオーバーシュート調整回路18を制御する。
さらに、スナバ回路4又はカレントミラー回路に対して制御信号を出力し、上述したストラテジデータ、パワーデータ、オーバーシュート制御データの組み合わせに基づいて生成したレーザ駆動信号を、レーザ発光素子LDに供給して、複数種類の光ディスクのそれぞれに対して最適な倍速記録を可能とするようにレーザ発光素子LDを駆動する。
(全体の詳細な作用)
次に、本実施形態のディスク装置の詳細な作用を説明する。
レーザ光を光ディスク1の記録面に集光して記録を行うとき、レーザ駆動信号であるパルス信号列でレーザ光を発光させると、駆動回路5とレーザ発光素子LD間の回路線路上に存在する寄生インダクタンス成分と浮遊容量成分により、レーザ駆動信号の波形の立ち上がり時にオーバーシュートやリンギングが発生する。
このため、一般的には、スナバ回路により高周波成分を吸収する対策がなされていることは既述したとおりであるが、しかしながら、オーバーシュートやリンギングのレベルは、追記型あるいは繰り返し記録型光ディスクの記録層(膜)を形成する材質・組成の相違や記録領域の相違、これに伴うレーザ発光素子に供給するパワーの相違、高倍速から低倍速にいたる広い倍速範囲内で設定可能な1の倍速記録の速度(光ディスクの回転速度)など多種多様な組み合わせである記録形態のそれぞれに応じて、異なっており、単一の時定数を有するスナバ回路を用いるだけでは、各条件によってスナバ回路の特性が最適な状態ではなくなり、図4に示すようにオーバーシュートやリンギングを効果的に発生させたり抑制させたりすることができなかった。
図3(A),(B),(C)は光ディスク1の種類(DVD−R,DVD−RW,DVD−RAM)の違いによる記録レーザ光発光波形の違いを示す波形図である。DVD−Rは、記録膜として有機色素膜を使用した追記型の光ディスクであり、DVD−RW、DVD−RAMはそれぞれ相変化型の光ディスクであるが、DVD−RWはグループ記録、DVD−RAMはランドグループ記録であり、記録すべき領域が相違している。
このため、DVD−R,DVD−RW,DVD−RAMはそれぞれ、マークを記録する(高倍速記録)時のマーク形成時に生じる熱分布を制御する方法が異なり、図3(A),(B),(C)に示す最適な記録発光波形がそれぞれ異なっている。
すなわち、図3(A)に示すDVD−R時の最適な発光波形では、マークを記録する時にレーザパワー(記録ストラテジ波形)を再生レベルから記録レベルへ大きく瞬時に立ち上げているから、レベル変動が大きくなる。この結果、DVD−R時のオーバーシュートのピークレベルはDVD−RW時,DVD−RAM時の各オーバーシュートのピークレベルに比べて最も高くなり、リンギングの変動幅も最も大きい特徴がある。そして、レーザ発光素子LDからDVD−R記録膜にレーザ光を照射した場合の反射率は、60%以上の値である。
図3(B)に示すDVD−RW時の最適な発光波形では、マークを記録する時にレーザパワーをまず再生レベルから消去レベルへ立ち上げた後にこの消去レベルから記録レベルまで瞬時に立ち上げているから、記録レベルまでのレベル変動がDVD−R時の変動よりも小となる。
この結果、DVD−RW時のオーバーシュートのピークレベルはDVD−R時のオーバーシュートのピークレベルに比べて少し低くDVD−RAM時のそれと同様なレベルとなり、またリンギングもDVD−R時と同様の変動幅であるがDVD−RAM時のそれよりは大きい特徴がある。そして、レーザ発光素子LDからDVD−RW記録膜にレーザ光を照射した場合の反射率は、18%を超えて30%以下の値である。
図3(C)に示すDVD−RAM時の発光波形では、マークを記録する時にレーザパワーをまず再生レベルから消去レベルへ立ち上げた後に、この消去レベルから記録レベルまで立ち上げている。このため、DVD−RAM時のオーバーシュートのピークレベルはDVD−RW時のオーバーシュートのピークレベルと同様であるが、オーバーシュートのピークレベルと記録レベルまでの変動幅はDVD−RW時に比べて小となる特徴がある。そして、レーザ発光素子LDからDVD−RAM記録膜にレーザ光を照射した場合の反射率は、15%〜25%の値である。
そこで、本実施形態では、図4に示すように光ディスクの種類やレーザ発光素子の種類、記録速度の多様化によるそれぞれの場合にも、後述する図16の(A),図17の(A),図18の(A)に示す最適な記録発光波形を形成するオーバーシュート波形やリンギング波形を得ることが出来るように、図4におけるコンデンサCとインダクタンスLによりオーバーシュートを形成したり、ダンピングさせたりするように波形を制御することができるものである。
具体的には、レーザ発光素子LDと並列に接続可能な複数のスナバ回路19a,19b,19cを設け、それぞれのケースでオーバーシュートレベルやリンギングを効果的に制御するため、複数のスナバ回路19a,19b,19cを制御信号により選択スイッチSW0,SW1,SW2で切り換えて用いることができるように構成したものである。これにより、複数のスナバ回路19a,19b,19cのいずれかを介して駆動回路5からレーザ発光素子LDに供給する記録ストラテジ波形を、図3に示した最適な記録発光波形に波形整形することができるので、高精度な記録品質で記録を行うことが可能になる。因みに、再生の際には、駆動回路5からレーザ発光素子LDに供給するレーザ駆動信号はHFM信号を印加するのでスナバ回路19a,19b,19cを介さずにスルー供給しても良い。
次に、光ディスク1の種類により制御する場合について具体的に説明する。
DVD−R,DVD−RW,DVD−RAM等の光ディスク1における記録ストラテジ波形の違い(図3(A)〜(C))により、オーバーシュートのピークレベルも異なる。また、DVD−Rでは波形のオーバーシュートのピークレベルが大きくても立ち上がり時間が早い方を優先すると記録品質が良くなるのに対し、DVD−RWやDVD−RAMなど相変化型書き換えメディアでは、DVD−Rのようにオーバーシュートのピークレベルが高いと消去時に書き込まれたデータが消えないという弊害が生じる。そのため、それぞれの光ディスク1に最適なスナバ回路を複数のスナバ回路19a,19b,19cから選択することが必要である。
すなわち、図1に示すように、本記録に先立ち試し書きをした光ディスク1から読み出した光信号をピックアップ3上に設けられたフォトダイオードPDで電気信号に変換し、信号処理部7の電気回路によりこの再生信号からフォーカスエラー、RF信号レベルを検出してディスク判別制御部9に出力し、ディスク判別制御部9では信号処理部7により入力された再生信号からディスク判別データを生成する。
次に、光ディスク1への記録倍速により制御する場合について具体的に説明する。
ホストコンピュータ13から出力された記録倍速に応じた速度制御信号を受け付けた信号制御部13では、高倍速記録(例えば8倍速、12倍速、16倍速など)か、低倍速記録(例えば2倍速、4倍速、6倍速など)かにより記録パワーのオーバーシュート量(オーバーシュートのピークレベル)の影響が異なってくる。
つまり、高倍速の場合は、ハイパワー出力であるため全体の記録パワーに対するオーバーシュート影響度は比較的少ないが、低倍速時は高倍速時に比べ記録パワーが低いので、オーバーシュートの影響が大きくなり、記録品質に大きく悪影響を与える。よって、低倍速時は、高倍速時よりもオーバーシュートを軽減させなくてはならない。そのため、本実施形態では、複数のスナバ回路19a,19b,19cから記録速度に応じた最適なスナバ回路を選択するようにしている。
すなわち、図1に示すように光ディスク1から読み出した光信号をピックアップ3上に設けられたフォトダイオードPDで電気信号に変換されて再生され、信号処理部7の電気回路によりこの再生信号からフォーカスエラー、RF信号レベルを検出してディスク判別制御部9に出力し、ディスク判別制御部9では信号処理部7により入力された再生信号からディスク判別データを生成する。また、ホストコンピュータ13から入力される倍速に係る速度制御信号が倍速判別制御部11に入力され、ディスク判別データに示される倍速を上限として速度制御信号から記録速度データが生成される。
さらに、このディスク判別データ及び記録速度データを倍速判別制御部9でオーバーシュート制御データの形式にデコードし、ピックアップ3に設けられたオーバーシュート調整回路18を制御するようにしている。
このように本実施形態によれば、記録速度の多様化や、記録媒体の種類、レーザ発光素子の種類に応じて、オーバーシュートレベルやリンギングレベルは多種多様であるが、それぞれのケースにおいて個別にスナバ回路19a,19b,19cの切換を制御することができるので、各条件においてより高精度な記録品質で記録を行うことが可能になる。
(具体的構成)
次に、光ディスク1の種類により制御する場合の構成を図5に基づいてさらに具体的に説明する。
図5は第1実施形態における光ディスク装置の回路図である。なお、図5の構成は、制御データをシリアル転送するシリアルタイプの駆動回路5を使用した場合であり、スナバ回路を切り換えるための制御信号を駆動回路5に入力されるストラテジデータ、パワーデータ、オーバーシュート制御データを用いて生成するようにしている。
図5に示すように、シリアル転送タイプの場合には、記録媒体、レーザ発光素子LD、記録速度の判別信号を信号制御部13において、ストラテジデータ、パワーデータと別に、オーバーシュート制御データを形成し、これらを駆動回路5内部に設けたレジスタ(図示しない)にシリアル転送し、そのレジスタ値に対応した制御信号レベルをデコードしてレーザ駆動信号を得るようにしている。また、フロントエンド12に設けられた信号制御部13からは、本来の信号であるSCLK(シリアルクロック)信号、ストラテジデータ、パワーデータと別に、オーバーシュート制御データを駆動回路5のオーバーシュート調整回路18に転送する。そして、スナバ回路19a,19b,19cを選択する選択手段としてのスイッチSW0,SW1,SW2を制御する。
(具体的作用)
図5に示すように、シリアル転送タイプの駆動回路5の場合、駆動回路5内にレジスタ(図示しない)を備えている。信号制御部13は、ストラテジデータ、パワーデータ、オーバーシュート制御データを駆動回路5に出力する。そのレジスタに、記録媒体、レーザ発光素子、記録速度の判別データを格納するアドレスを確保し、シリアルデータとしてシリアルクロックSCLKとともに転送する。
レジスタ17に転送されたシリアルデータを、予め決められた制御信号レベルに対応させるデコード処理を行い、レーザ制御信号をLD信号線Aを介してレーザ発光素子LDに出力する。
例えば、シリアルデータが000(DVD−Rに対応)のとき5V、001(DVD−RWに対応)のとき3V、という形にデコード処理して、制御信号を出力する。なお、シリアルデータが010の場合はDVD−RAMに対応し、011の場合は16倍速(×16_R)に対応している。
したがって、図5では、フロントエンド12に設けられた信号制御部13から本来の信号であるSCLK信号、ストラテジ・パワーデータとは別に、オーバーシュート制御データを駆動回路5のオーバーシュート調整回路18に転送して保持させ、スナバ回路19a,19b,19cを選択する選択手段としてのスイッチSW0,SW1,SW2を制御する。なお、スイッチSW0,SW1,SW2は、オーバーシュート調整回路18から出力される制御データがHighレベルのとき接点をONし、LowレベルのときOFFするようになっていることとする。
このように本実施例によれば、新たに信号ラインを増やすことなく、駆動回路5に入力している信号を用いて、スナバ回路を選択する制御信号を得ることができる。
〔第2実施形態〕
図6は本発明の第2実施形態における光ディスク装置を示す回路図、図7は第2実施形態においてW1〜W3端子のEnable端子による使い分けを示す説明図である。なお、以下の各実施例では、前記実施形態と同一または対応する部分に同一の符号を用いて説明する。
第2実施形態では、制御データをパラレル転送するコンベンショナルタイプの駆動回路を使用した場合であり、スナバ回路を切り換えるための制御信号を駆動回路の入力制御信号を用いて生成するようにしている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
図6に示すように、駆動回路5におけるWrite1〜3(W1〜3)は、本来記録パルスの端子であるが、駆動回路5のEnable端子をLowレベルに設定し、駆動回路5が動作しないようにした後、記録パルスが出ないようにしてオーバーシュート制御データの入力端子として兼用する。
そして、フロントエンド12に設けられた信号制御部13は、W1〜W3端子にオーバーシュート制御データを出力し、OSCEN端子(本来は高周波重畳スイッチ)にLow からHighレベルとなる単パルスを加える。この時、インバータINV1の出力端子からHighレベルのEnable信号がDラッチ回路21〜23のEnable端子に入力されると有効になり、Dラッチ回路21〜23に入力されているオーバーシュート制御データのそれぞれのBitデータがラッチされて保持されスイッチSW0,SW1,SW2に送られる。
さらに、信号制御部13は、駆動回路5のEnable端子をHighレベルにすると、Dラッチ回路21〜23の入力が無効になり、駆動回路5に送られているW1〜W3のみが有効になり、W1〜W3端子は本来の記録パルス出力端子として用いることができる。
したがって、本実施形態は、フロントエンド12に設けられた信号制御部13から本来の信号とは別に、記録前の端子に入力される信号が無いときに、Enable端子をLowにし、W1〜W3端子を用いてオーバーシュート制御データをDラッチ回路21〜23でラッチして保持し、スイッチSW0,SW1,SW2を制御するようにしてスナバ回路19a,19b,19cを選択することができる。各動作についてまとめると、図7に示すようになる。
このように本実施例によれば、新たに信号ラインを増やすことなく、駆動回路5に入力している信号を用いて制御信号を得ることができる。
〔第3実施形態〕
図8は本発明の第3実施形態における光ディスク装置を示す回路図、図9は第3実施形態において制御信号電圧とONすべきスイッチとの関係を示す説明図である。すなわち、図8では複数値制御でのスナバ回路切換回路の一例として、1本のオーバーシュート制御信号Bを用いて3値制御によりスナバ回路を切り換える回路を示している。
図8において、記録媒体の種類やレーザの種類、記録速度の違いにより、記録パワーに関するパワーデータと、ストラテジデータと、複数種類の光ディスクのそれぞれに対して1倍速から高倍速に至る間の少なくとも1の倍速に対応づけたオーバーシュート波形に関する情報との組み合わせに基づいて生成したオーバーシュート制御データを、フロントエンド12に設けられた信号制御部13のD/A変換器25に入力してアナログ信号に変換させ、D/A変換器25より出力されるオーバーシュート制御信号Bを2つのコンパレータComp1,Comp2の+入力端子に入力される。
図9に示すように、オーバーシュート制御信号Bがminレベル〜レベル1の間にある時には、スイッチSW0のみがONし、オーバーシュート制御信号Bがレベル1〜レベル2の間にある時には、スイッチSW1のみがONし、オーバーシュート制御信号Bがレベル2〜maxレベルの間にある時には、スイッチSW2のみがONするように対応させ、スナバ回路19a,19b,19cから制御信号によって常に1つだけのスナバ回路を選択できるようにしている。
オーバーシュート制御信号Bがminレベル〜レベル1の間にある場合には、図8に示す2つのコンパレータComp1,Comp2でレベル1、レベル2の電圧と比較され、それぞれLowレベルが出力され、AND3の出力のみがHighレベルになることでスイッチSW0のみONとなり、スナバ回路19aが選択されてレーザ発光素子に並列に接続される。
オーバーシュート制御信号Bがレベル1〜レベル2の場合、レベル2〜maxレベルの場合も同様に、レベル1、レベル2の電圧でコンパレートされ、その出力に応じて、それぞれスイッチSW1、SW2のみONとなり、ただ1つのスナバ回路19bまたは19cが選択される。
したがって、本実施形態は、フロントエンド12に設けられた信号制御部13のD/A変換器25によりD/A変換する場合、オーバーシュート制御信号Bがminレベル〜レベル1の間にある時には、スイッチSW0のみがONし、オーバーシュート制御信号Bがレベル1〜レベル2の間にある時には、スイッチSW1のみがONし、オーバーシュート制御信号Bがレベル2〜maxレベルの間にある時には、スイッチSW2のみがONするように対応させ、オーバーシュート制御信号Bによって常に1つだけのスナバ回路を選択できるようにしている。
このように本実施形態によれば、多値制御信号により記録媒体の種類やレーザ発光素子の種類、記録速度の違いにより、複数のオーバーシュート制御用のスナバ回路19a,19b,19cを複数値制御ラインにより切り換えることができる。
〔第4実施形態〕
図10は本発明の第4実施形態における光ディスク装置を示す回路図である。図10では、図8と同様に複数値制御を用いてスナバ回路を切換る一例として、フロントエンド側から直接デジタルデータを送り3値制御によりスナバ回路を切り換える回路を示している。
図10において、第4実施形態では、記録媒体の種類やレーザの種類、記録速度の違いにより、駆動回路5に設けられたD/A変換器27からスナバ回路19a,19b,19cを選択させる3レベルのオーバーシュート制御信号Bが2つのコンパレータComp1,Comp2の+入力端子に入力される。その他の構成及び作用は、前記第3実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
〔第5実施形態〕
図11は本発明の第5実施形態における光ディスク装置を示す回路図で、フロントエンド側からのオーバーシュート制御信号を駆動回路でD/Aする方式である。図12は第5実施形態においてオーバーシュート制御電圧Bがベース入力電圧として入力された場合のトランジスタのON抵抗特性を示す図である。
図11に示すように、本実施形態は、コンデンサC4とトランジスタTrのエミッタe−コレクタcを直列接続し、かつ、コンデンサC4の一端とエミッタeとにコンデンサCを並列接続してなるスナバ回路19を、レーザ発光素子LDと並列に接続しておき、光ディスク1からの反射光を受光し、反射率およびディスクデータに基づいて、光ディスク1の種類を判別し、この判別された種別結果に応じたオーバーシュート制御信号Bの電圧を抵抗Rを介してスナバ回路19に設けられたトランジスタTrのベースbにD/A変換器29から印加するようにしている。そして、駆動回路5でD/A変換する場合、本来の制御ラインに加え、オーバーシュート制御データをフロントエンド12に設けられた信号制御部13から駆動回路5に設けられたD/A変換器29に転送している。
すなわち、図11では、複数値制御でのスナバ回路の切換回路の一例として、オーバーシュート制御信号Bを抵抗Rを介してトランジスタTrのベースbに入力することでインピーダンスを可変してスナバ回路の特性を制御する回路を示している。
図11において、記録媒体の種類やレーザ発光素子の種類、記録速度の違いにより、スナバ回路19の特性を変化させるために、D/A変換器29から出力されるオーバーシュート制御信号Bが抵抗Rを介してトランジスタTrのベースbに入力される。このオーバーシュート制御信号Bは、図8または図10に示した信号制御部に設けられたD/A変換器25,27から出力されるオーバーシュート制御信号Bである。
図12に示すように、オーバーシュート制御信号Bの電圧を変化させることにより、抵抗Rを介してトランジスタTrのベースb−エミッタe間を流れるベース電流が変化する。このベース電流が変化したことで、トランジスタTrのコレクタc−エミッタe間のON抵抗を変化させることができ、結果的にスナバ回路19の抵抗成分を可変することができる。
このように本実施形態によれば、オーバーシュート制御信号Bを用いてスナバ回路19の特性を変化させることにより、記録媒体の種類やレーザ発光素子の種類、記録速度の違う場合でも、オーバーシュートやリンギングを抑制することができ、各条件においてより高精度な記録品質で記録を行うことが可能になる。
〔第6実施形態〕
図13は本発明の第6実施形態における光ディスク装置を示す回路図である。図13において、記録媒体の種類やレーザの種類、記録速度の違いにより、フロントエンド12に設けられた信号制御部13のD/A変換器31からスナバ回路19の特性を変化させるためにオーバーシュート制御信号Bが入力される。
すなわち、本実施形態のようにフロントエンド12に設けられた信号制御部13のD/A変換器31によりD/A変換する場合、フロントエンド12から直接トランジスタTrのベース抵抗Rにオーバーシュート制御信号Bを入力し、トランジスタTrのコレクタc−エミッタe間のON抵抗を制御するようにしている。その他の構成及び作用は、前記第5実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
〔第7実施形態〕
図14は本発明の第6実施形態における光ディスク装置を示す回路図、図15はレーザ駆動波形にオーバーシュートやリンギングが発生した状態を示す波形図である。なお、本実施形態では、図6に示す前記第2実施形態と同一または対応する部分に同一の符号を用いて説明する。
第7実施形態では、コンベンショナルタイプの駆動回路を使用した場合であり、1対のトランジスタからなる差動回路に対して時間差制御によりオーバーシュートの制御駆動を行うようにしている。
フロントエンド12に設けられた信号制御部13は、記録前の端子に入力される信号が無いときに、Enable端子をLowに設定し、オーバーシュート制御データをレーザ発光素子LDの駆動回路5へ出力する。オーバーシュート調整回路18では、信号制御部13から入力されたオーバーシュート制御データがDラッチ21,22,23に保持されこのデータに応じて光ディスクの再生または記録に適合する遅延量が遅延回路DYa,DYb,DYcに設定される。
なお、例えば遅延回路DYaは、Dラッチ21にから出力されるデータがHighレベルのときには入力信号をt1だけ遅延して出力し、Lowレベルのときには入力信号をt2だけ遅延して出力するように構成されている。
また、信号制御部13から出力されるストラテジデータ(Write Level)をDラッチ43に保持されこのデータに応じて光ディスク1の再生または記録に適合する電流量をカレントミラー回路に設けられたD/A変換器45aに設定される。
カレントミラー回路41は、レーザ発光素子LDと直列に接続し、送信データを2系統に分割して一方の送信データにのみ遅延回路DYaを介在させてオンオフ動作し、他方の送信データに応じてオンオフ作動する1対のトランジスタTr13,14からなる差動回路とともに、この1対のスイッチ素子に電流を供給するカレントミラー素子Tr11,12を複数有する。すなわち、カレントミラー回路41は、Dラッチ21,22,23にそれぞれラッチさせて保持したそれぞれのオーバーシュート制御データ、Dラッチ43にそれぞれラッチさせて保持したそれぞれのストラテジデータW1set,W2set,W3setを入力してレーザ発光素子LDを駆動するカレントミラー回路41a,41b,41cから構成されており、1つのレーザ発光素子LDのカソードに対して、カレントミラー回路41a,41b,41cにそれぞれ設けられたトランジスタTr13のドレインdが共通接続されている。
これらの駆動回路を代表してカレントミラー回路41aの構成について説明する。
図14に示すように、カレントミラー回路41aの反転増幅器G1と増幅器G2との間に遅延回路DYaを設けている。NチャネルMOSトランジスタTr12のドレインは、NチャネルMOSトランジスタTr13、Tr14のソースに共通接続され、これらトランジスタTr13、Tr14は、ストラテジ波形W1を含む送信データSDによりスイッチングされるように構成している。なお、NチャネルMOSトランジスタからなるトランジスタTr13、Tr14は、送信データSDに応じて駆動電流のパスを切り換えるためのスイッチを構成し、線形領域で動作する。トランジスタTr11、Tr12はD/A変換器45aの出力電流をレーザ発光素子LDの駆動に必要な電流に増幅するためのカレントミラー回路を構成している。
ここで、図14に示すカレントミラー回路41の動作を説明する。なお、説明の簡略化のためカレントミラー回路41aの動作に特化して説明する。
フロントエンド12に設けられた信号制御部13から出力されるストラテジデータW1setをDラッチ43にラッチさせて保持し、Dラッチ43から出力されるデータをカレントミラー回路41aに設けられたそれぞれのD/A変換器45aに設定する。なお、Dラッチ43にラッチさせて保持する電流設定データW1setは複数Bitであり、D/A変換器45aから出力されるアナログ電圧は所定の範囲で任意に設定できることはいうまでもない。
D/A変換器45aでは、ストラテジデータ(電流値を決める電圧)EDに対応した電圧が出力され、さらにこの電圧に対した設定電流IがトランジスタTr11のドレイン−ソース間に流れるので、この設定電流Iのミラー電流がTr12のドレイン−ソース間に流れる。
フロントエンド12に設けられた信号制御部13が、Enable端子をHighに設定し、このとき信号制御部13から出力されるパワーデータW1が送信データSDとして増幅器G2と遅延器DYaに入力されると、論理値により、トランジスタTr14またはTr13の片方どちらかが相互補完的にONになる。
しかし、トランジスタTr13、Tr14が切り替わる時、両方のトランジスタが高抵抗になる期間があり、トランジスタTr12が定電流を維持できなくなり、図15に示すように、B点の電位が一時的に下がる。
B点の電圧が元の電位になるまでの時間では、レーザ発光素子LDとトランジスタTr13を介して、B点の寄生容量をチャージアップする電流が過渡的に流れる。
この過渡電流が電流波形にとってオーバーシュートとなり光波形のオーバーシュートとして現れる。
したがって、増幅器G2と反転増幅器G1との間に設けられた遅延回路DYaにより、遅延量を調節することによって、B点の電位が下がる時間を調整でき、オーバーシュートのレベルを調節できるようになる。
遅延回路DYaの遅延時間tdは、光ディスクの種類、記録速度の情報によって得られたオーバーシュート制御データによって制御される。フロントエンド12に設けられた信号制御部13から出力されるオーバーシュート制御データW1はDラッチ21に設定され、Dラッチ21に設定されたオーバーシュート制御データW1が遅延回路DYaの遅延時間tdに対応するので、最適なオーバーシュート量を設定でき、高品位な記録が可能になる。
このように、記録速度の多様化や、記録媒体の種類、レーザ発光素子の種類に応じて、オーバーシュートレベルやリンギングレベルは多種多様であるものの、それぞれのケースにおいて個別にオーバーシュート時期やリンギング時期の変更が制御できるので、各条件においてより高精度な記録品質で記録を行うことが可能になる。
(効果の説明)
次に、上述した各実施形態の全体の効果について説明する。図16〜図18はDVD−R,DVD−RW,DVD−RAMにおいて記録媒体毎にオーバーシュートを最適化した場合とオーバーシュートを最適化しない場合でのストラテジ波形を示している。
図16(A)はDVD−Rにおいてオーバーシュートを最適化した場合を示し、ジッタ値が9%である。図16(B)はオーバーシュートの最適化なしの場合を示し、ジッタ値が13%である。図16(A)と図16(B)を比較すると、図16(A)に示すようにオーバーシュートを持たせ、立ち上がり時間を速くすることにより、記録品位を向上させることができる。
図17(A)はDVD−RWにおいてオーバーシュートを最適化した場合を示し、図17(B)はオーバーシュートの最適化なしの場合を示している。図18(A)はDVD−RAMにおいてオーバーシュートを最適化した場合を示し、図17(B)はオーバーシュートの最適化なしの場合を示している。図17(A)及び図18(A)に示すように、オーバーシュートを最適化することにより、ディスク書き換え時の記録品位を向上させることができる。
なお、オーバーシュートが大きい場合には、ディスク書き換え時にデータが残る等の不具合が発生するため、書き換え型の記録媒体の場合は、オーバーシュートを軽減させた方が書き換え時に記録品位の低下が少なく抑えられる。
さらに、図19に示すように、オーバーシュートを個別調整した場合には、個別調整しない場合と比較して繰り返し記録回数に対するジッタ値が抑えられ、繰り返し特性が向上したことが判る。
このように各実施形態によれば、記録速度の多様化や、記録媒体の種類、レーザ発光素子の種類に応じて、オーバーシュートレベルやリンギングレベルは多種多様であるが、それぞれのケースにおいて個別にスナバ回路の切換または定数の変更が制御できるので、従来に比べ、各条件においてより高精度な記録品質で記録を行うことが可能になる。
また、各実施形態によれば、スナバ回路を切り換えるための制御信号を、駆動回路5に入力されるパワーデータのバス線を時分割して利用することで、新たに信号ラインを増やすことなく、駆動回路5に入力している信号を用いて制御信号を得ることができ、回路規模の増加や回路変更に伴うコストの増加を抑えることができる。
本発明の第1実施形態における光ディスク装置の全体構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態の光ディスク装置の作用を説明するためのフローチャートである。 (A),(B),(C)は記録媒体の種類による記録発光波形の違いを示す波形図である。 本実施形態の複数のスナバ回路を示す回路図である。 第1実施形態における光ディスク装置を示す回路図である。 本発明の第2実施形態における光ディスク装置を示す回路図である。 第2実施形態においてW1〜W3端子のEnable端子による使い分けを示す説明図である。 本発明の第3実施形態における光ディスク装置を示す回路図である。 第3実施形態において制御信号の電圧レベルとONすべきスイッチとの関係を示す説明図である。 本発明の第4実施形態における光ディスク装置を示す回路図である。 本発明の第5実施形態における光ディスク装置を示す回路図である。 第5実施形態において制御電圧Bに対するトランジスタのON抵抗特性を示す図である。 本発明の第6実施形態における光ディスク装置を示す回路図である。 本発明の第7実施形態における光ディスク装置を示す回路図である。 レーザ駆動波形にオーバーシュートやリンギングが発生した状態を示す波形図である。 (A)はDVD−Rにおいてオーバーシュートを最適化した場合を示す波形図、(B)はオーバーシュートを最適化しない場合を示す波形図である。 (A)はDVD−RWにおいてオーバーシュートを最適化した場合を示す波形図、(B)はオーバーシュートを最適化しない場合を示す波形図である。 (A)はDVD−RAMにおいてオーバーシュートを最適化した場合を示す波形図、(B)はオーバーシュートを最適化しない場合を示す波形図である。 繰り返し記録回数に対するジッタ値を示す図である。
符号の説明
1 光ディスク
3 ピックアップ
5、41 駆動回路
7 信号処理部
9 ディスク判別制御部
11 倍速判別制御部
13 信号制御部
15 ホストコンピュータ
17 レジスタ
19,19a,19b,19c スナバ回路
29 D/A変換器
43 Dラッチ
45 D/A変換器
DYa 遅延回路

Claims (5)

  1. 外部から供給される、記録パワーに関する情報と、ストラテジ情報と、複数種類の光ディスクのそれぞれに対して1倍速から高倍速に至る間の少なくとも1の倍速に対応づけたオーバーシュート波形に関する情報との組み合わせに基づいて生成したレーザ駆動信号を、レーザ発光素子に供給して、複数種類の光ディスクのそれぞれに対して最適な倍速記録を可能とするレーザ発光素子駆動制御回路であって、
    前記レーザ発光素子に供給するためのレーザ駆動信号を、前記組み合わせに基づいて生成するスナバ回路を有し、
    前記レーザ駆動信号の立ち上がり時に、前記組み合わせに最適なオーバーシュート波形を得ることを特徴とするレーザ発光素子駆動制御回路。
  2. 外部より入力される、記録パワーに関する情報と、ストラテジ情報と、複数種類の光ディスクのそれぞれに対して1倍速から高倍速に至る間の少なくとも1の倍速に対応づけたオーバーシュート波形に関する情報との組み合わせに基づいて生成したレーザ駆動信号を、レーザ発光素子に供給して、複数種類の光ディスクのそれぞれに対して最適な倍速記録を可能とするレーザ発光素子駆動制御回路であって、
    前記レーザ発光素子に供給するためのレーザ駆動信号を、前記組み合わせに基づいて、前記レーザ発光素子と択一的に接続して生成するカレントミラー回路を有し、
    前記レーザ駆動信号の立ち上がり時に、前記組み合わせに最適なオーバーシュート波形を得ることを特徴とするレーザ発光素子駆動制御回路。
  3. 複数種類の光ディスクのそれぞれに対して1倍速から高倍速に至る間の少なくとも1の倍速を用いて最適記録が可能な光ディスク装置であって、
    光ディスクを記録走査するレーザ発光素子と、前記レーザ発光素子に対してレーザ駆動信号を出力するレーザ発光素子駆動制御回路と、前記レーザ発光素子と前記レーザ発光素子駆動制御回路との間に介挿接続されるスナバ回路又はカレントミラー回路とを有する光ピックアップと、
    前記光ピックアップから出力する前記レーザ発光素子の記録走査により得られた出力に基づいて当該光ディスクの種類を判別し、かつ予め設定されている1倍速から高倍速に至る間の1の倍速を判別し、判別した倍速に係る記録パワーに関する情報と、判別した倍速に係るストラテジ情報と、判別した倍速に係るオーバーシュート波形に関する情報とを、前記レーザ発光素子駆動制御回路へ出力する信号制御部とを備えており、
    前記レーザ発光素子駆動制御回路は、
    前記信号制御部から入力される、記録パワーに関する情報と、ストラテジ情報と、複数種類の光ディスクのそれぞれに対して1倍速から高倍速に至る間の少なくとも1の倍速に対応づけたオーバーシュート波形に関する情報との組み合わせに基づいて、前記スナバ回路又はカレントミラー回路に対して制御信号を出力し、前記組み合わせに基づいて生成したレーザ駆動信号を、前記レーザ発光素子に供給して、複数種類の光ディスクのそれぞれに対して最適な倍速記録を可能とするように前記レーザ発光素子を駆動することを特徴とする光ディスク装置。
  4. 外部から供給される、記録パワーに関する情報と、ストラテジ情報と、複数種類の光ディスクのそれぞれに対して1倍速から高倍速に至る間の少なくとも1の倍速に対応づけたオーバーシュート波形に関する情報との組み合わせに基づいて生成したレーザ駆動信号を、レーザ発光素子に供給して、複数種類の光ディスクのそれぞれに対して最適な倍速記録を可能とするレーザ発光素子駆動制御方法であって、
    前記レーザ発光素子に供給するためのレーザ駆動信号を、前記組み合わせに基づいて生成するステップを有し、
    前記レーザ駆動信号の立ち上がり時に、前記組み合わせに最適なオーバーシュート波形を得ることを特徴とするレーザ発光素子駆動制御方法。
  5. 外部より入力される、記録パワーに関する情報と、ストラテジ情報と、複数種類の光ディスクのそれぞれに対して1倍速から高倍速に至る間の少なくとも1の倍速に対応づけたオーバーシュート波形に関する情報との組み合わせに基づいて生成したレーザ駆動信号を、レーザ発光素子に供給して、複数種類の光ディスクのそれぞれに対して最適な倍速記録を可能とするレーザ発光素子駆動制御方法であって、
    前記レーザ発光素子に供給するためのレーザ駆動信号を、前記組み合わせに基づいて、前記レーザ発光素子と択一的に接続して生成するステップを有し、
    前記レーザ駆動信号の立ち上がり時に、前記組み合わせに最適なオーバーシュート波形を得ることを特徴とするレーザ発光素子駆動制御方法。

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