JPH05143925A - 磁気ヘツド及びその製造方法 - Google Patents

磁気ヘツド及びその製造方法

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JPH05143925A
JPH05143925A JP32832891A JP32832891A JPH05143925A JP H05143925 A JPH05143925 A JP H05143925A JP 32832891 A JP32832891 A JP 32832891A JP 32832891 A JP32832891 A JP 32832891A JP H05143925 A JPH05143925 A JP H05143925A
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JP
Japan
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magnetic
circuit
slope
thin film
head
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JP32832891A
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English (en)
Inventor
Seiichi Ogata
誠一 小形
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 金属磁性薄膜59,62と磁気コア基板5
8,61よりなる一対の磁気コア半体60,63により
閉磁路が構成されてなる磁気ヘッドにおいて、上記金属
磁性薄膜59,62は磁気ギャップg2 に対して斜交し
て突き合わされ、これら突合わせ面間に磁気ギャップg
2 を形成し、且つ上記金属磁性薄膜59,62の磁気ギ
ャップ形成面59aとこれと対向する磁気コア半体63
のコア端面63a,63bとのなす角度θ5 ,θ6 のう
ち大きい方をオーバーライト側に配する。 【効果】 サイドイレーズによるグレーゾーンの発生が
抑えられ、十分なS/Nを確保することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばディジタルVT
R(ディジタルビデオテープレコーダ)等に使用して有
用な磁気ヘッド及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カラービデオ信号をディジタル化
して磁気テープ等の記録媒体に記録するディジタルVT
R(ディジタルビデオテープレコーダ)としては、放送
局用のD1フォーマットのコンポーネント形のディジタ
ルVTR及びD2フォーマットのコンポジット形のディ
ジタルVTRが実用化されている。
【0003】ところが、これらディジタルVTRは、共
に放送局用に使用されることを前提として設計されてい
るため、画質最優先とされ、1サンプルが例えば8ビッ
トにA/D変換されたディジタルカラービデオ信号を実
質的に圧縮することなしに記録するようになされてい
る。このため、上述のディジタルVTRでは、データの
記録密度としては約0.49×105 bit/mm2
度であり、テープ幅19mmの磁気テープを用いた場合
でも高々1.5時間程度の再生時間しか得られず、民生
用のVTRとして使用するには適当でない。
【0004】一方、例えば、5μmのトラック幅に対し
て記録波長0.5μmの信号を記録するようにすれば、
8×105 bit/mm2 の記録密度を実現することが
でき、記録情報量を再生歪みが少ないような形で圧縮す
る方法を併用することによって、テープ幅が8mm或い
はそれ以下の幅狭の磁気テープを使用しても長時間の記
録再生が可能となる。
【0005】この場合、長時間の記録再生を実現するた
めには、一対の磁気ヘッドを用いて磁気テープの記録ト
ラックに同時に記録再生する方法を採用し、且つ民生用
のビデオテープレコーダ等で採用されているガードバン
ドの無いいわゆるベタ書きのアジマス記録を採用する必
要がある。さらに、トラック幅5μmの記録再生を行う
ためには、再生時のトラッキングを8mmのビデオテー
プレコーダ等で採用されている隣接するトラックの信号
を拾いながら記録再生するATF(オートトラッキン
グ)方式を採用する必要がある。
【0006】かかるATF方式を採用して記録再生を行
う場合には、例えば図19に示すように互いに異なるア
ジマス角を有する磁気ギャップg1 ,g2 を有した一対
の磁気ヘッド101,102をヘッド走行方向に相対向
して所定のギャップ間距離GLを持って近接配置し、且
つ各トラックが一部重なるように磁気ギャップg1 ,g
2 位置をトラックピッチ方向に所定距離ずらして配置す
るようにする。なお、記録トラックを5μmとするに
は、ATFを考慮して各磁気ヘッド101,102のト
ラック幅を7μm程度とすることが望ましい。
【0007】上述のように配置した磁気ヘッドによる記
録パターンは、図20に示すように、先行する磁気ヘッ
ド102で記録された磁気テープ103上の記録トラッ
ク104の一部(同図中斜線で示す部分、以下これをオ
ーバーライト部106と称する。)が後続する磁気ヘッ
ド101の記録トラック105によって重ね書き(オー
バーライト)され、結果として図21に示すようにトラ
ックピッチ5μmを持って記録されることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ディジタル
画像信号を高密度に記録再生するには、磁気ギャップ部
に透磁率の高い強磁性金属材料よりなる金属磁性薄膜を
配し、且つ疑似ギャップの影響を考慮して金属磁性薄膜
を斜めに突合わせてなる磁気ヘッドを使用することが望
ましい。かかるヘッドの構成としては、例えば図22に
示すように、磁気コア基板107,108の対向部を斜
めに切り欠き、この斜めに切り欠かれた一方の傾斜面1
07a,108aにのみ金属磁性薄膜109,110を
被着し、これら斜め膜の金属磁性薄膜109,110同
士の突合わせ面に磁気ギャップgを形成するようにす
る。
【0009】ところが、上述の磁気ヘッドを用いた場合
には、製造工程上金属磁性薄膜109,110の突合わ
せ不良から生ずるトラック幅方向へのずれにより、重ね
書きされるオーバーライト側にずれた金属磁性薄膜10
9,110のエッジより漏洩磁束が発生する。すなわ
ち、図23に示すように、金属磁性薄膜109,110
がトラック幅方向にずれると、磁気ギャップ形成面とこ
れと対向するコア端面とのなす角度θが鋭角となり、そ
の金属磁性薄膜110のエッジ110aより漏洩磁束が
発生する。特に、上記角度θが鋭角の場合、漏洩磁界の
大きさが強くなる。
【0010】このため、上記オーバーライト部106で
の強い漏洩磁界によって、図24に示すように、先行す
る磁気ヘッド102で記録されたトラック幅の記録トラ
ック104の一部が消去(サイドイレーズ)されてしま
う。以下、サイドイレーズされた同図中斜線で示す領域
をグレーゾーン111と称する。この結果、グレーゾー
ン111が大きくなり、十分なS/Nが確保できなくな
る。特に、5μmという狭幅のトラックに対して1μm
消去されると、再生出力はそれだけで2dBも低下する
ことになり、できる限りグレーゾーン11の拡大を抑え
る必要がある。
【0011】そこで本発明は、かかる従来の実情に鑑み
て提案されたものであって、サイドイレーズによるグレ
ーゾーンの発生を極力抑え、十分なS/Nを確保するこ
とが可能な磁気ヘッド及びその製造方法を提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明は、金属磁性薄膜と磁気コア基板よりなる
一対の磁気コア半体により閉磁路が構成されてなる磁気
ヘッドにおいて、上記金属磁性薄膜は磁気ギャップに対
して斜交して突き合わされ、これら突合わせ面間に磁気
ギャップを形成し、且つ上記金属磁性薄膜の突合わせ面
となる磁気ギャップ形成面とこれと対向する磁気コア半
体のコア端面とのなす角度のうち大きい方がオーバーラ
イト側に配されることを特徴とするものである。
【0013】さらに本発明は、第1の斜面を有する第1
の溝を基板に複数形成する工程と、上記第1の溝の間に
第1の斜面の傾斜角度とは異なる傾斜角度の第2の斜面
を有する第2の溝を形成する工程と、これら第1の溝及
び第2の溝を含めて基板上に強磁性金属薄膜を被着形成
した後、上記斜面上に成膜された金属磁性薄膜の端面が
磁気ギャップ形成面として露出するまで該金属磁性薄膜
を平面研磨する工程と、上記第1の斜面及び第2の斜面
に近接してトラック幅を規制するための第3の溝を形成
する工程とによりヘッドコアブロックを作製し、第1の
斜面上の金属磁性薄膜と第2の斜面上の金属磁性薄膜の
端面同士を相対向させてヘッドコアブロック同士を接合
した後、ヘッドチップに切り出すことを特徴とするもの
である。
【0014】
【作用】本発明にかかる磁気ヘッドにおいては、磁気ギ
ャップ形成面とこれと対向する磁気コア半体のコア端面
とのなす角度のうち大きい方をオーバーライト側に配し
ているので、オーバーライト側における金属磁性薄膜の
エッジ部からの漏洩磁束はこれと反対側の金属磁性薄膜
のエッジ部からの漏洩磁束よりも小さなものとなり、サ
イドイレーズによるグレーゾーンの発生が抑えられる。
【0015】一方、本発明の製法においては、第1の斜
面を有する第1の溝の間にこの第1の斜面と異なる傾斜
角度とした第2の斜面を有する第2の溝を形成した後、
これら第1の溝及び第2の溝77を含めて基板上に金属
磁性薄膜を被着形成する。その後、基板上の金属磁性薄
膜を平面研磨すると、第1の斜面上に形成される金属磁
性薄膜の端面の長さと、第2の斜面上に形成される金属
磁性薄膜の端面の長さとが異なって形成される。そし
て、これら端面長さの異なる金属磁性薄膜同士を相対向
させるようにして一対のヘッドコアブロックを突合わせ
れば、互いに異なる傾斜角度とされた斜面上の金属磁性
薄膜同士が磁気ギャップに対して斜交して設けられる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を適用した具体的な実施例につ
いて図面を参照しながら詳細に説明する。本実施例は、
記録情報量を再生歪みの少ない形で圧縮し、トラック幅
5μm以下とし記録波長0.5μmで8×105 bit
/mm2 以上の高密度記録を持って、ビットエラーレー
トの少ない形でテープ幅8mm以下の幅狭の磁気テープ
に対して、本発明にかかる磁気ヘッドによりディジタル
画像信号の長時間記録再生を可能とした例である。
【0017】先ず、記録情報量を再生歪みの少ない形で
圧縮する方法について説明する。この方法は、入力ディ
ジタル画像信号を複数の画素データからなるブロック単
位のデータに変換してブロック化し、該ブロック化され
たデータをブロック単位に圧縮符号化し、該圧縮符号化
されたデータをチャンネル符号化し、該チャンネル符号
化されたデータを回転ドラムに装着された上述の磁気ヘ
ッドによって磁気テープに記録するものである。以下、
記録側の構成と再生側の構成とに分けて説明する。
【0018】図1は記録側の構成全体を示すものであ
り、1Y、1U、1Vでそれぞれ示す入力端子に、例え
ばカラービデオカメラからの三原色信号R,G,Bから
形成されたディジタル輝度信号Y、ディジタル色差信号
U、Vが供給される。この場合、各信号のクロックレー
トはD1フォーマットの各コンポーネント信号の周波数
と同一とされる。すなわち、それぞれのサンプリング周
波数が13.5MHz、6.75MHzとされ、且つこ
れらの1サンプル当たりのビット数が8ビットとされて
いる。したがって、入力端子1Y、1U、1Vに供給さ
れる信号のデータ量としては、約216Mbpsとな
る。この信号のうちブランキング時間のデータを除去
し、有効領域の情報のみを取り出す有効情報抽出回路2
によってデータ量が約167Mbpsに圧縮される。
【0019】有効情報抽出回路2の出力のうちの輝度信
号Yが周波数変換回路3に供給され、サンプリング周波
数が13.5MHzからその3/4に変換される。この
周波数変換回路3としては、例えば間引きフィルタが使
用され、折り返し歪みが生じないようになされている。
周波数変換回路3の出力信号がブロック化回路5に供給
され、輝度データの順序がブロックの順序に変換され
る。ブロック化回路5は、後段に設けられたブロック符
号化回路8のために設けられている。
【0020】図3は、符号化の単位のブロックの構造を
示す。この例は、3次元ブロックであって、例えば2フ
レームに跨がる画面を分割することにより、同図に示す
ように(4ライン×4画素×2フレーム)の単位ブロッ
クが多数形成される。なお、図3において実線は奇数フ
ィールドのラインを示し、破線は偶数フィールドのライ
ンを示す。
【0021】また、有効情報抽出回路2の出力のうち、
2つの色差信号U、Vがサブサンプリング及びサブライ
ン回路4に供給され、サンプリング周波数がそれぞれ
6.75MHzからその半分に変換された後、2つのデ
ィジタル色差信号が互いにライン毎に選択され、1チャ
ンネルのデータに合成される。したがって、このサブサ
ンプリング及びサブライン回路4からは線順次化された
ディジタル色差信号が得られる。このサブサンプリング
及びサブライン回路4によってサブサンプル及びサブラ
イン化された信号の画素構成を図4に示す。図4中、○
は第1の色差信号Uのサブサンプリング画素を示し、△
は第2の色素信号Vのサンプリング画素を示し、×はサ
ブサンプルによって間引かれた画素の位置を示す。
【0022】サブサンプリング及びサブライン回路4の
線順次化出力信号がブロック化回路6に供給される。ブ
ロック化回路6では一方のブロック化回路5と同様に、
テレビジョン信号の走査の順序の色差データがブロック
の順序のデータに変換される。このブロック化回路6
は、一方のブロック化回路5と同様に、色差データを
(4ライン×4画素×2フレーム)のブロック構造に変
換する。そしてこれらブロック化回路5及びブロック化
回路6の出力信号が合成回路7に供給される。
【0023】合成回路7では、ブロックの順序に変換さ
れた輝度信号及び色差信号が1チャンネルのデータに変
換され、合成回路7の出力信号がブロック符号化回路8
に供給される。このブロック符号化回路8としては、後
述するようにブロック毎のダイナミックレンジに適応し
た符号化回路(ADRCと称する。)、DCT(Dis
crete Cosine Transform)回路
等が適用できる。ブロック符号化回路8の出力信号がフ
レーム化回路9に供給され、フレーム構造のデータに変
換される。このフレーム化回路9では、画素系のクロッ
クと記録系のクロックとの乗り換えが行われる。
【0024】フレーム化回路9の出力信号がエラー訂正
符号のパリティ発生回路10に供給され、エラー訂正符
号のパリティが生成される。パリティ発生回路10の出
力信号がチャンネルエンコーダ11に供給され、記録デ
ータの低域部分を減少させるようなチャンネルコーディ
ングがなされる。チャンネルエンコーダ11の出力信号
が記録アンプ12A,12Bと回転トランス(図示は省
略する。)を介して一対の磁気ヘッドチップ13A,1
3Bに供給され、磁気テープに記録される。なお、オー
ディオ信号と、ビデオ信号とは別に圧縮符号化され、チ
ャンネルエンコーダ11に供給される。
【0025】上述の信号処理によって、入力のデータ量
216Mbpsが有効走査期間のみを抽出することによ
って約167Mbpsに低減され、さらに周波数変換と
サブサンプル、サブラインとによってこれが84Mbp
sに減少される。このデータは、ブロック符号化回路8
で圧縮符号化することにより、約25Mbpsに圧縮さ
れ、その後のパリティ、オーディオ信号等の付加的な情
報を加えて、記録データ量としては31.56Mbps
となる。
【0026】次に、再生側の構成について図2を参照し
ながら説明する。図2において磁気ヘッドチップ13
A,13Bからの再生データが回転トランス及び再生ア
ンプ14A,14Bを介してチャンネルデコーダ15に
供給される。チャンネルデコーダ15において、チャン
ネルコーディングの復調がされ、チャンネルデコーダ1
5の出力信号がTBC回路(時間軸補正回路)16に供
給される。このTBC回路16において、再生信号の時
間軸変動成分が除去される。TBC回路16からの再生
データがECC回路17に供給され、エラー訂正符号を
用いたエラー訂正とエラー修整とが行われる。ECC回
路17の出力信号がフレーム分解回路18に供給され
る。
【0027】フレーム分解回路18によって、ブロック
符号化データの各成分がそれぞれ分離されるとともに、
記録系のクロックから画素系のクロックへの乗り換えが
なされる。フレーム分解回路18で分離された各データ
がブロック複号回路19に供給され、各ブロック単位に
原データと対応する復元データが複号され、複号データ
が分配回路20に供給される。この分配回路20で複号
データが輝度信号と色差信号に分離される。輝度信号及
び色差信号がブロック分解回路21,22にそれぞれ供
給される。ブロック分解回路21,22は、送信側のブ
ロック化回路5,6とは逆に、ブロックの順序の複号デ
ータをラスター走査の順に変換する。
【0028】ブロック分解回路21からの複号輝度信号
が補間フィルタ23に供給される。補間フィルタ23で
は、輝度信号のサンプリングレートが3fsから4fs
(4fs=13.5MHz)に変換される。補間フィル
タ23からのディジタル輝度信号Yは出力端子26Yに
取り出される。
【0029】一方、ブロック分解回路22からのディジ
タル色差信号が分配回路24に供給され、線順次化され
たディジタル色差信号U,Vがディジタル色差信号U及
びVにそれぞれ分離される。分配回路24からのディジ
タル色差信号U,Vが補間回路25に供給され、それぞ
れ補間される。補間回路25は、復元された画素データ
を用いて間引かれたライン及び画素のデータを補間する
もので、補間回路25からはサンプリングレートが2f
sのディジタル色差信号U及びVが得られ、出力端子2
6U,26Vにそれぞれ取り出される。
【0030】ところで上述のブロック符号化回路8とし
ては、ADRC(AdaptiveDynamic R
ange Coding)エンコーダが用いられる。こ
のADRCエンコーダは、各ブロックに含まれる複数の
画素データの最大値MAXと最小値MINを検出し、こ
れら最大値MAX及び最小値MINからブロックのダイ
ナミックレンジDRを検出し、このダイナミックレンジ
DRに適応した符号化を行い、原画素データのビット数
よりも少ないビット数により、再量子化を行うものであ
る。ブロック符号化回路8の他の例としては、各ブロッ
クの画素データをDCT(Discrete Cosi
ne Transtorm)した後、このDCTで得ら
れた係数データを量子化し、量子化データをランレング
ス・ハフマン符号化して圧縮符号化する構成を用いても
よい。
【0031】ここでは、ADRCエンコーダを用い、さ
らにマルチダビングした時にも画質劣化が生じないエン
コーダの例を図5を参照しながら説明する。図5におい
て、入力端子27に例えば1サンプルが8ビットに量子
化されたディジタルビデオ信号(或いはディジタル色差
信号)が図1の合成回路7より入力される。入力端子2
7からのブロック化データが最大値,最小値検出回路2
9及び遅延回路30に供給される。最大値,最小値検出
回路29は、ブロック毎に最小値MIN、最大値MAX
を検出する。遅延回路30からは、最大値及び最小値が
検出されるのに要する時間、入力データを遅延させる。
遅延回路30からの画素データが比較回路31及び比較
回路32に供給される。
【0032】最大値,最小値検出回路29からの最大値
MAXが減算回路33に供給され、最小値MINが加算
回路34に供給される。これらの減算回路33及び加算
回路34には、ビットシフト回路35から4ビット固定
長でノンエッジマッチング量子化した場合の1量子化ス
テップ幅の値(△=1/16DR)が供給される。ビッ
トシフト回路35は、(1/16)の割算を行うよう
に、ダイナミックレンジDRを4ビットシフトする構成
とされている。減算回路33からは(MAX−△)のし
きい値が得られ、加算回路34からは(MIN+△)の
しきい値が得られる。これらの減算回路33及び加算回
路34からのしきい値が比較回路31,32にそれぞれ
供給される。なお、このしきい値を規定する値△は、量
子化ステップ幅に限らず、ノイズレベルに相当する固定
値としてもよい。
【0033】比較回路31の出力信号がANDゲート3
6に供給され、比較回路32の出力信号がANDゲート
37に供給される。ANDゲート36及びANDゲート
37には、遅延回路30からの入力データが供給され
る。比較回路31の出力信号は、入力データがしきい値
より大きい時にハイレベルとなり、したがってANDゲ
ート36の出力端子には、(MAX〜MAX−△)の最
大レベル範囲に含まれる入力データの画素データが抽出
される。一方、比較回路32の出力信号は、入力データ
がしきい値より小さい時にハイレベルとなり、したがっ
てANDゲート37の出力端子には、(MIN〜MIN
+△)の最小レベル範囲に含まれる入力データの画素デ
ータが抽出される。
【0034】ANDゲート36の出力信号が平均化回路
38に供給され、ANDゲート37の出力信号が平均化
回路39に供給される。これらの平均化回路38,39
は、ブロック毎に平均値を算出するもので、端子40か
らブロック周期のリセット信号が平均化回路38,39
に供給されている。平均化回路38からは、(MAX〜
MAX−△)の最大レベル範囲に属する画素データの平
均値MAX´が得られ、平均化回路39からは(MIN
〜MIN+△)の最小レベル範囲に属する画素データの
平均値MIN´が得られる。平均値MAX´から平均値
MIN´が減算回路41で減算され、減算回路41から
ダイナミックレンジDR´が得られる。
【0035】また、平均値MIN´が減算回路42に供
給され、遅延回路43を介された入力データから平均値
MIN´が減算回路42において減算され、最小値除去
後のデータPDIが形成される。このデータPDI及び
修整されたダイナミックレンジDR´が量子化回路44
に供給される。この実施例では、量子化に割り当てられ
るビット数nが0ビット(コード信号を転送しない)、
1ビット、2ビット、3ビット、4ビットの何れかとさ
れる可変長のADRCであって、エッジマッチング量子
化がなされる。割り当てビット数nは、ブロック毎にビ
ット数決定回路45において決定され、ビット数nのデ
ータが量子化回路44に供給される。
【0036】可変長ADRCは、ダイナミックレンジD
R´が小さいブロックでは、割り当てビット数nを少な
くし、ダイナミックレンジDR´が大きいブロックで
は、割り当てビット数nを多くすることで、効率の良い
符号化を行うことができる。すなわち、ビット数nを決
定する際のしきい値をT1〜T4(T1<T2<T3<
T4)とすると、(DR´<T1)のブロックは、コー
ド信号が転送されず、ダイナミックレンジDR´の情報
のみが転送され、(T1≦DR´<T2)のブロック
は、(n=1)とされ、(T2≦DR´<T3)のブロ
ックは、(n=2)とされ、(T3≦DR´<T4)の
ブロックは、(n=3)とされ、(DR´≧T4)のブ
ロックは、(n=4)とされる。
【0037】かかる可変長ADRCではしきい値T1〜
T4を変えることで、発生情報量を制御すること(いわ
ゆるバッファリング)ができる。したがって、1フィー
ルド或いは、1フレーム当たりの発生情報量を所定値に
することが要求されるこの発明のディジタルビデオテー
プレコーダのような伝送路に対しても可変長ADRCを
適用できる。
【0038】発生情報量を所定値にするためのしきい値
T1〜T4を決定するバッファリング回路46では、し
きい値の組(T1、T2、T3、T4)が複数例えば3
2組用意されており、これらのしきい値の組がパラメー
タコードPi(i=0、1、2・・・・31)により区
別される。パラメータコードPiの番号iが大きくなる
に従って、発生情報量が単調に減少するように設定され
ている。ただし、発生情報量が減少するに従って、復元
画像の画質が劣化する。
【0039】バッファリング回路46からのしきい値T
1〜T4が比較回路47に供給され、遅延回路48を介
されたダイナミックレンジDR´が比較回路47に供給
される。遅延回路48は、バッファリング回路46でし
きい値の組が決定されるのに要する時間、DR´を遅延
させる。比較回路47では、ブロックのダイナミックレ
ンジDR´と各しきい値とがそれぞれ比較され、比較出
力がビット数決定回路45に供給され、そのブロックの
割り当てビット数nが決定される。量子化回路44で
は、ダイナミックレンジDR´と割り当てビット数nと
を用いて遅延回路49を介された最小値除去後のデータ
PDIがエッジマッチングの量子化により、コード信号
DTに変換される。量子化回路44は、例えばROMで
構成されている。
【0040】遅延回路48、50をそれぞれ介して修整
されたダイナミックレンジDR´、平均値MIN´が出
力され、さらにコード信号DTとしきい値の組を示すパ
ラメータコードPiが出力される。この例では、一旦ノ
ンエッジマッチ量子化された信号が新たにダイナミック
レンジ情報に基づいて、エッジマッチ量子化されている
ためにダビングした時の画像劣化は少ないものとされ
る。
【0041】次に、上述のチャンネルエンコーダ11及
びチャンネルデコーダ15について説明する。チャンネ
ルエンコーダ11においては、図6に示すように、パリ
ティ発生回路10の出力が供給される適応型スクランブ
ル回路で、複数のM系列のスクランブル回路51が用意
され、その中で入力信号に対し最も高周波成分及び直流
成分の少ない出力が得られるようなM系列が選択される
ように構成されている。パーシャルレスポンス・クラス
4検出方式のためのプリコーダ52で、1/1−D
2 (Dは単位遅延用回路)の演算処理がなされる。この
プリコーダ52の出力を記録アンプ12A,13Aを介
して磁気ヘッドチップ13A,13Bにより、記録再生
し、再生出力を再生アンプ14A,14Bによって増幅
するようになされている。
【0042】一方、チャンネルデコーダ15において
は、図7に示すように、パーシャルレスポンス・クラス
4の再生側の演算処理回路53は、1+Dの演算が再生
アンプ14A,14Bの出力に対して行われる。また、
いわゆるビタビ複号回路54においては、演算処理回路
53の出力に対してデータの相関性や確からしさ等を用
いた演算により、ノイズに強いデータの複号が行われ
る。このビタビ複号回路54の出力がディスクランブル
回路55に供給され、記録側のスクランブル処理によっ
て並び変えられたデータが元の系列に戻されて原データ
が復元される。この実施例において用いられるビタビ複
号回路54によって、ビット毎の複号を行う場合より
も、再生C/N換算が3dBで改良が得られる。
【0043】次に、上述の方法によってチャンネル符号
化されたデータを磁気テープに記録するための磁気ヘッ
ドについて説明する。本実施例では、ディジタル画像情
報の長時間記録再生を可能となすために、図8に示すよ
うに、一対の磁気ヘッド56,57を所定の位置関係を
持って対向配置させ、これら磁気ヘッド56,57によ
り磁気テープに対して同時に記録再生を行う。なお、上
記磁気ヘッド56,57は、前述の図1及び図2に示す
磁気ヘッド13A,13Bに相当するものである。
【0044】先ず、これら磁気ヘッド56,57のう
ち、一方の磁気ヘッド56を例にとって説明する。上記
磁気ヘッド56は、図9に示すように、強磁性酸化物材
料よりなる磁気コア基板58及びこの磁気コア基板58
に真空薄膜形成技術により被着形成される金属磁性薄膜
59から構成される第1の磁気コア半体60と、同様に
強磁性酸化物材料よりなる磁気コア基板61及び金属磁
性薄膜62より構成される第2の磁気コア半体63と
が、上記金属磁性薄膜59,62同士を突合わせ面とし
て融着ガラス64により接合一体化されて構成されてい
る。
【0045】上記第1の磁気コア半体60を構成する磁
気コア基板58は、例えばMn−ZnフェライトやNi
−Znフェライト等の強磁性酸化物材料よりなり、第2
の磁気コア半体63との対向面に記録信号を供給し或い
は磁気テープからの再生信号を取り出すコイルを巻回さ
せるためのコイル巻線溝(図示は省略する。)を有して
いる。上記コイル巻線溝は、断面略台形状をなす溝とし
て磁気テープとの対接面となる磁気コア基板58の磁気
記録媒体対接面近傍部に設けられ、その磁気記録媒体対
接面側の傾斜面でこの磁気ヘッド56の磁気ギャップg
2 のデプスを規制するようになっている。
【0046】そして、上記磁気コア基板58の上記第2
の磁気コア半体63との対向部は、磁気ギャップg2
対して斜めに切り欠かれた斜面58aと磁気ギャップg
2 のトラック幅Tw2 を規制するトラック幅規制溝58
bとによって平面形状が尖頭状となされている。上記斜
面58aは、磁気ギャップg2 を形成する金属磁性薄膜
59の磁気ギャップ形成面59aに対してなす角度θ4
なる傾斜角度を持って傾斜されている。一方、トラック
幅規制溝58bは、磁気ギャップ形成面59aと略直交
する切り立った面とこれと直交する面とからなってい
る。なお、本実施例では、上記斜面58aの磁気ギャッ
プ形成面59aに対するなす角度θ4 を30度とした。
【0047】一方、金属磁性薄膜59は、例えばセンダ
スト等の強磁性金属材料よりなり、上記磁気コア基板5
8の斜面58aに沿って磁気記録媒体対接面よりこれと
反対側のバック面に亘って連続した膜として被着形成さ
れている。なお、この金属磁性薄膜59の磁気ギャップ
形成面59aは、当該磁気ギャップg2 にアジマスを付
与するために時計回り方向にθ2 なる角度で傾斜されて
いる。
【0048】上記金属磁性薄膜59には、高飽和磁束密
度を有し且つ軟磁気特性に優れた強磁性金属材料が使用
される。かかる強磁性金属材料としては、Fe−Al−
Si系合金、Fe−Al系合金、Fe−Si−Co系合
金、Fe−Ni系合金、Fe−Al−Ge系合金、Fe
−Ga−Ge系合金、Fe−Si−Ge系合金、Fe−
Co−Si−Al系合金等の強磁性金属材料、或いはF
e−Ga−Si系合金、さらには上記Fe−Ga−Si
系合金の耐蝕性や耐摩耗性の一層の向上を図るために、
Fe,Ga,Co(Feの一部をCoで置換したものを
含む。),Siを基本組成とする合金に、Ti,Cr,
Mn,Zr,Nb,Mo,Ta,W,Ru,Os,R
h,Ir,Re,Ni,Pb,Pt,Hf,Vの少なく
とも一種を添加したものであってもよい。
【0049】また、強磁性非晶質合金、いわゆるアモル
ファス合金(例えば、Fe,Ni,Coの一つ以上の元
素とP,C,B,Siの一つ以上の元素とからなる合
金、またはこれを主成分としAl,Ge,Be,Sn,
In,Mo,W,Ti,Mn,Cr,Zr,H,Nb等
を含んだ合金等のメタル−メタロイド系アモルファス合
金、或いはCo,Hf,Zr等の遷移元素や希土類元素
等を主成分とするメタル−メタル系アモルファス合金)
等も使用される。
【0050】これら強磁性金属材料の中でも、8×10
5 bit/mm2 以上の高記録密度を可能なものとなす
ことから、特に飽和磁束密度が14kG以上のものがよ
り好適であり、例えば飽和磁束密度14.5kGのFe
−Ga−Si−Ru系合金が好ましい。このような高飽
和磁束密度を有する強磁性材料を使用すれば、高抗磁力
の磁気テープに対しても磁気飽和を生じることなく記録
が行える。
【0051】なお、上記強磁性金属材料の膜付け方法と
しては、真空薄膜形成技術、例えば蒸着法,スパッタリ
ング法,イオンプレーティング法等が挙げられる。
【0052】一方、第2の磁気コア半体63を構成する
磁気コア基板61は、先の第1の磁気コア半体60と同
様に強磁性酸化物材料からなり、該磁気コア基板58と
略同一形状として形成されている。すなわち、上記磁気
コア基板61の第1の磁気コア半体60との対向部は、
磁気ギャップg2 に対して斜めに切り欠かれた斜面61
aと磁気ギャップg2 のトラック幅Tw2 を規制するト
ラック幅規制溝61bとによって平面形状が尖頭状とな
されている。上記斜面61aは、磁気ギャップg2 を形
成する金属磁性薄膜59の磁気ギャップ形成面59aに
対してなす角度θ3 なる傾斜角度を持って傾斜されてい
る。一方、トラック幅規制溝61bは、磁気ギャップ形
成面59aと略直交する切り立った面とこれと直交する
面とからなっている。なお、本実施例では、上記斜面6
1aの磁気ギャップ形成面59aに対するなす角度θ3
を45度とした。
【0053】一方、金属磁性薄膜62は、先の第1の磁
気コア半体60の金属磁性薄膜59と同様にセンダスト
等の強磁性金属材料からなり、上記磁気コア基板61の
斜面61aに沿って磁気記録媒体対接面よりこれと反対
側のバック面に亘って連続した膜として被着形成されて
いる。なお、先の金属磁性薄膜59の磁気ギャップ形成
面59aにおける端面幅W2 は、これと対向する金属磁
性薄膜62の端面幅W1 よりも大きくなされている。
【0054】そして、上記のようにして構成されてなる
第1の磁気コア半体60と第2の磁気コア半体63と
は、互いの金属磁性薄膜59,62同士をギャップ膜
(図示は省略する。)を介して突き合わせ、それぞれの
トラック幅規制溝58b,61b内に融着ガラス64を
充填させることにより接合一体化されている。この結
果、これら金属磁性薄膜59,62の突合わせ面にトラ
ック幅Tw2とされたアジマス角θ2 を有した磁気ギャ
ップg2 が形成される。上記磁気ギャップg2 のトラッ
ク幅Tw2 は、磁気ギャップ部における対向幅の小さい
第2の磁気コア半体63の金属磁性薄膜62によって規
制されている。すなわち、第2の磁気コア半体63の金
属磁性薄膜62の端面幅W1 が上記磁気ギャップg2
トラック幅Tw2 となる。
【0055】なお、上記磁気ギャップg2 に付与するア
ジマス角θ2 は、他方の磁気ヘッド57の磁気ギャップ
1 からのクロストークを低減するために、10度以上
とすることが望ましい。本実施例では、上記磁気ギャッ
プg2 のアジマス角θ2 は20度とした。
【0056】また、上記磁気ギャップg2 のトラック幅
Tw2 は、ATF(オートトラッキング)の場合、隣接
するトラックの信号を拾いながら記録再生するので、磁
気テープ上のトラックピッチPより+0μm〜+3μm
広くすることが望ましい。なお、磁気ギャップg2 のト
ラック幅Tw2 を余り広げ過ぎると、再生時の隣接クロ
ストークが大きくなってしまうため、上記の範囲が最も
望ましい。具体的には、トラックピッチPを10μm以
下とするので上記磁気ギャップg2 のトラック幅Tw2
は10μm〜13μmとなる。本実施例では、磁気テー
プ上のトラックピッチPを5μmとするため、上記トラ
ック幅Tw2 を7μmとした。
【0057】他方の磁気ヘッド57も同様の構成で、図
8に示すように、強磁性酸化物材料よりなる磁気コア基
板65及びこの磁気コア基板65に被着形成される金属
磁性薄膜66とからなる第3の磁気コア半体67と、同
様に強磁性酸化物材料よりなる磁気コア基板68及び金
属磁性薄膜69より構成される第4の磁気コア半体70
とが、上記金属磁性薄膜66,69同士を突合わせ面と
して融着ガラス71により接合一体化されて構成されて
いる。
【0058】この磁気ヘッド57においても、先の磁気
ヘッド56と同様に各磁気コア基板65,68の対向部
の形状が磁気ギャップg1 を境として略対称形状とされ
ている。すなわち、上記磁気コア基板65,68の対向
部は、それぞれ磁気ギャップg1 に対して斜めに切り欠
かれた斜面65a,68aと磁気ギャップg1 のトラッ
ク幅Tw1 を規制するトラック幅規制溝65b,68b
とによって平面形状が尖頭状となされている。そして同
様に、一方の斜面65aの傾斜角度が30度され、他方
の斜面68aの傾斜角度が45度されている。なお、一
方の磁気コア基板65の第4の磁気コア半体70との対
向面には、コイルを巻装するための巻線溝(図示は省略
する。)が設けられている。
【0059】一方、金属磁性薄膜66,69も同様に、
上記斜面65a,68aに沿って磁気記録媒体対接面よ
りこれと反対側のバック面に亘って連続した膜として被
着形成されている。なお、先の金属磁性薄膜66の磁気
ギャップ形成面66aにおける端面幅は、これと対向す
る金属磁性薄膜69の端面幅よりも大きなものとなされ
ている。
【0060】そしてこの磁気ヘッド57においては、上
記第3の磁気コア半体67と第4の磁気コア半体70と
が互いの金属磁性薄膜66,69同士をギャップ膜(図
示は省略する。)を介して突き合わせ、それぞれのトラ
ック幅規制溝65b,68b内に融着ガラス71を充填
させることにより接合一体化されている。したがって、
この磁気ヘッド57においても、これら金属磁性薄膜6
6,69の突合わせ面にトラック幅Tw1 とされたアジ
マス角θ1 を有した磁気ギャップg1 が形成される。ま
た、上記磁気ギャップg1 のトラック幅Tw1 は、先の
磁気ヘッド56と同様に磁気ギャップ部における端面幅
の小さい第4の磁気コア半体70の金属磁性薄膜69の
端面幅によって規制されている。なお、上記磁気ギャッ
プg1 は、先の磁気ヘッド56の磁気ギャップg2 のア
ジマスの向きとは反対向き、すなわち反時計回り方向に
θ1 なる角度で傾斜されている。
【0061】そして、上述のように構成された一対の磁
気ヘッド56,57は、ヘッド走行方向に相対向して所
定の位置関係を持って近接配置され、先行する磁気ヘッ
ド56で磁気テープに記録した記録パターンの一部を後
続する磁気ヘッド57で重ね書きして記録再生するよう
に配置される。
【0062】すなわち、上記一対の磁気ヘッド56,5
7を、図8中矢印Yで示すトラックピッチ方向に、これ
ら磁気ヘッド56,57によって記録される図10で示
す磁気テープ72上のトラックピッチPと略等しい段差
DAを持って設ける。なお、ここに言う段差DAは、ト
ラックピッチ方向における各磁気ヘッド56,57の磁
気ギャップg1 ,g2 のトラック幅方向での下端側の端
部間距離を指す。また、上記段差DAは、磁気テープ7
2上のトラックピッチPを5μmとするので、上記段差
DAをこれに合わせて5μmとした。これにより、各磁
気ヘッド56,57のトラック幅Tw1 ,Tw2 がそれ
ぞれ7μmであることから、これら磁気ヘッド56,5
7によって記録される記録パターンは2μmの範囲で重
ね書きされることになる。
【0063】特に、本実施例では、上記磁気ヘッド5
6,57の配置についてグレーゾーンの減少を図るため
に、一方の金属磁性薄膜59,66の磁気ギャップ形成
面59a,66aとこれと対向する磁気コア半体63,
70のコア端面63a,63b及び70a,70bとの
なす角度θ5 ,θ6 及びθ7 ,θ8 のうち大きい方をオ
ーバーライト側に配する。すなわち、上記角度θ5 ,θ
7 がオーバーライト側にくるように配置する。特に、上
記角度θ5 ,θ7 を鈍角とすれば、これら金属磁性薄膜
59,62及び66,69のエッジからの漏洩磁界が弱
くなり、サイドイレーズされるグレーゾーンの発生をよ
り一層抑えることができる。
【0064】また、本例では、予め金属磁性薄膜59,
62,66,69の端面幅W1 ,W2 を異なる寸法に形
成しているので、これら金属磁性薄膜59,62,6
6,69の突合わせ工程を高精度に行う必要がなく、比
較的ラフにトラック位置合わせができる。
【0065】そしてさらに、これら磁気ヘッド56,5
7をヘッド走行方向に図10で示す磁気テープ72上の
トラック間段差dの距離と等しいギャップ間距離GLを
持って対向配置する。なお、ここに言うトラック間段差
dは、各記録トラック73,74の記録領域のヘッド走
行方向での端部間距離を指す。一方、ギャップ間距離G
Lは、ヘッド走行方向における各磁気ヘッド56,57
の磁気ギャップg1 ,g2 のトラック幅Tw1 ,Tw2
のセンター間距離を指す。
【0066】上記ギャップ間距離GLは、画像信号の記
録領域の確保から選定され、例えば500μm以下に設
定される。ギャップ間距離GLが500μm以上である
と、画像信号領域が狭くなり長時間再生に不利となる。
逆に、近すぎると対向する磁気コア基板61,68のコ
ア厚が薄くなり、コア断面積の減少によりヘッド効率が
低下する。本実施例では、画像領域の確保とヘッド効率
を考慮して上記ギャップ間距離GLを200μmとし
た。
【0067】そして、上述のように配置された磁気ヘッ
ド56,57は、ビデオテープレコーダの回転ドラムに
取付けられ、回転走査されることによって、当該回転ド
ラムの周面に沿って相対的に移送する磁気テープ72上
に上記磁気ヘッド56,57によって図10に示す如く
記録パターンが形成される。このとき、磁気ヘッド5
6,57のヘッド走行方向でのギャップ間距離GLと磁
気テープ72上のトラック間段差dとが等しくなるよう
に、単位時間当たりの磁気テープ72の移送量と磁気ヘ
ッドの回転数が定められる。
【0068】上記一対の磁気ヘッド56,57により記
録される磁気テープ72上の記録トラック73,74
は、先行する磁気ヘッド56で記録された記録トラック
74の一部が後続する磁気ヘッド57の記録トラック7
3によって重ね書き(オーバーライト)され、結果とし
て図10に示すようにトラックピッチP=5μmで記録
されることになる。このとき、上記磁気ヘッド56,5
7の相対向する金属磁性薄膜59,62及び66,69
のエッジ部より漏洩磁束が発生するが、オーバーライト
側では一方の金属磁性薄膜59,66の磁気ギャップ形
成面59a,66aとこれと対向する磁気コア半体6
3,70のコア端面63a,63b及び70a,70b
とのなす角度θ5 ,θ6 及びθ7 ,θ8 のうち大きい方
が配されるため、オーバーライト側に設けられる金属磁
性薄膜59,62及び66,69のエッジ部からの漏洩
磁束がこれと反対側の金属磁性薄膜59,62及び6
6,69のエッジ部からの漏洩磁束よりも弱くなる。し
たがって、サイドイレーズされるグレーゾーンの発生が
抑制でき、十分なS/Nを確保することができる。
【0069】また、上記一対の磁気ヘッド56,57に
より記録される磁気テープ72上の記録トラック73,
74は、これら磁気ヘッド56,57のヘッド走行方向
でのギャップ間距離GLと等しい段差dを持って記録さ
れることになる。したがって、上記各磁気ヘッド56,
57は、それぞれの記録トラック73,74の画像領域
73a,74a又は音声領域73b,74bの端部に同
時に到達する。この結果、音声信号を後で記録するアフ
ターレコーディングを行う場合には、他の信号に影響を
与えることなく各信号のアフターレコーディグが良好に
行える。また、一対の磁気ヘッド56,57によって同
時に記録再生を行うので、テープ幅8mm以下とした磁
気テープ72に対して8×105 bit/mm2 以上の
高密度で記録再生しても、異常トラックパターンによる
ビットエラーレートが高くなることなくディジタル画像
信号の長時間記録再生が可能となる。
【0070】ところで、上述の磁気ヘッドを作製するに
は、以下のようにして行う。先ず、図11に示すよう
に、Mn−Znフェライト或いはNi−Znフェライト
等よりなる酸化物磁性材料からなる平板状の基板75の
一主面75aに、断面略V字状をなす第1の溝76を回
転砥石等の加工により全幅に亘って所定ピッチで複数平
行に形成する。
【0071】上記第1の溝76は、上記基板75の主面
75aに対してなす角度θ9 =45度の傾斜角度を持つ
第1の斜面76aと、当該主面75aに対して直角に切
り立った面76bを有するように形成する。
【0072】次に、図12に示すように、上記第1の溝
76の間に同様に断面略V字状をなす第2の溝77を形
成する。上記第2の溝77は、上記第1の斜面76aの
傾斜角度θ9 とは異なる傾斜角度θ10とした第2の斜面
77aと、当該主面75aに対して直角に切り立った面
77bを有するように形成する。
【0073】上記第2の斜面77aの傾斜角度θ10は、
先の第1の斜面76aの傾斜角度θ9 比べて若干緩い3
0度とした。
【0074】次に、図13に示すように、上記第1の溝
76及び第2の溝77内を含めて基板75の主面75a
全面に亘ってセンダスト等の強磁性金属材料をスパッタ
リングし、所定膜厚とした金属磁性薄膜78を形成す
る。本実施例では、金属磁性薄膜78の膜厚が7μmと
なるように強磁性金属材料を被着した。次いで、上記主
面75a上に被着形成された金属磁性薄膜78を平面研
磨して除去し、図14に示すように第1の斜面76a上
に被着形成される金属磁性薄膜78aの端面幅W1 が7
μmとなるように、また第2の溝77上に被着形成され
る金属磁性薄膜78bの端面幅W2 が12μmとなるよ
うに研磨する。
【0075】なお、この金属磁性薄膜78a,78bの
端面は、磁気ギャップを形成する磁気ギャップ形成面に
なる。
【0076】次に、図15に示すように、上記第1の斜
面76a及び第2の斜面77aに近接してトラック幅を
規制するための断面略コ字状をなす第3の溝79を形成
する。第3の溝79は、第1の斜面76a及び第2の斜
面77aに近接してこれら第1の溝76及び第2の溝7
7と平行となるように形成するとともに、当該第3の溝
79の切削位置がそれぞれの斜面76a,77a上に形
成される金属磁性薄膜78a,78bの端部78a1
78b1 と略一致するような位置とする。
【0077】この結果、第1の斜面76a及び第2の斜
面77a上にそれぞれ成膜された金属磁性薄膜78a,
78bの端面幅W1 ,W2 が、上記第3の溝79によっ
て規制されることになる。
【0078】次に、図16に示すように、コイルを巻装
するための巻線溝80を基板75に形成する。上記巻線
溝80は、第1の溝76と第2の溝77に対して略直交
する方向に断面略台形状をなす溝として形成する。この
結果、以上の工程によりヘッドコアブロックが作製され
る。
【0079】次に、上記基板75に対して第1の溝76
と略直交する方向に図16中線a−aで示す位置でスラ
イシング加工を施し、当該基板75を二分する。この結
果、図17に示すような一対のヘッドコアブロック8
1,82が作製される。次いで、これらヘッドコアブロ
ック81,82の金属磁性薄膜78a,78bの端面が
露出する磁気ギャップ形成面となる面を鏡面研磨した
後、一方の磁気ギャップ形成面となる面にギャップ膜を
成膜する。
【0080】かかるギャップ膜には、例えばSiO2
ZrO2,Ta2 5 ,Cr等よりなる膜が使用され
る。
【0081】次に、巻線溝80が形成されたヘッドコア
ブロック81に対して他方のヘッドコアブロック82を
図17中矢印X方向に回転させ、これらヘッドコアブロ
ック81,82にそれぞれ設けられた第1の斜面76a
上の金属磁性薄膜78aと第2の斜面77a上の金属磁
性薄膜78bの端面同士を相対向させるようにして重ね
合わせる。
【0082】この結果、図18に示すように、互いに斜
交して設けられる金属磁性薄膜78a,78bの突合わ
せ面に、記録再生ギャップとして動作する磁気ギャップ
gが形成される。このときの磁気ギャップgは、突合わ
せ面での端面幅W1 が狭い金属磁性薄膜78aによって
トラック幅Twが規制される。
【0083】次に、上記巻線溝80内にガラス棒を挿入
し、これを溶融して上記第1の溝76及び第2の溝77
内に融着ガラス83を充填する。この結果、上記一対の
ヘッドコアブロック81,82は、融着ガラス83によ
って接合一体化される。そして、接合一体化されたブロ
ックに対して所定の位置でスライシング加工を施し、磁
気記録媒体対接面を円筒研磨するとともに、外形状を切
削して整えれば前述した本実施例の磁気ヘッド56,5
7が得られる。
【0084】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の磁気ヘッドによれば、磁気ギャップ形成面とこれと
対向する磁気コア半体のコア端面とのなす角度のうち大
きい方をオーバーライト側に配しているので、オーバー
ライト側における金属磁性薄膜のエッジ部からの漏洩磁
束はこれと反対側の金属磁性薄膜のエッジ部からの漏洩
磁束よりも小さなものとなる。したがって、サイドイレ
ーズによるグレーゾーンの発生を抑えることができ、十
分なS/Nを確保することができる。
【0085】一方、本発明の方法においては、磁気ギャ
ップ形成面における端面幅の異なる金属磁性薄膜の端面
同士を突合わせるようにして一対のヘッドコアブロック
を接合した後、磁気ヘッドチップに切り出すようにして
いるので、これら金属磁性薄膜の突合わせ精度を比較的
ラフに行うことができる。したがって、トラック幅ずれ
の無い信頼性の高い磁気ヘッドを歩留りよく製造するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディジタル画像情報を再生歪みの少ない形で圧
縮する信号処理部の記録側の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】ディジタル画像情報を再生歪みの少ない形で圧
縮する信号処理部の再生側の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】ブロック符号化のためのブロックの一例を示す
線図である。
【図4】サブサンプリング及びサブラインの説明に用い
る線図である。
【図5】ブロック符号化回路の一例のブロック図であ
る。
【図6】チャンネルエンコーダの一例の概略を示すブロ
ック図である。
【図7】チャンネルデコーダの一例の概略を示すブロッ
ク図である。
【図8】ディジタル画像情報の長時間記録が可能となる
ように本発明に係る磁気ヘッドを相対向して近接配置し
た状態の正面図である。
【図9】本発明に係る磁気ヘッドの拡大正面図である。
【図10】図8の磁気ヘッドによってディジタル画像情
報と音声信号が記録された磁気テープのテープフォーマ
ットを示す図である。
【図11】本発明の製法によって磁気ヘッドを製造する
工程を順次示すもので、第1の溝形成工程を示す斜視図
である。
【図12】本発明の製法によって磁気ヘッドを製造する
工程を順次示すもので、第2の溝形成工程を示す斜視図
である。
【図13】本発明の製法によって磁気ヘッドを製造する
工程を順次示すもので、強磁性金属材料被着工程を示す
斜視図である。
【図14】本発明の製法によって磁気ヘッドを製造する
工程を順次示すもので、強磁性金属材料の平面研磨工程
を示す斜視図である。
【図15】本発明の製法によって磁気ヘッドを製造する
工程を順次示すもので、第3の溝形成工程を示す斜視図
である。
【図16】本発明の製法によって磁気ヘッドを製造する
工程を順次示すもので、巻線溝形成工程を示す斜視図で
ある。
【図17】本発明の製法によって磁気ヘッドを製造する
工程を順次示すもので、ヘッドコアブロックの切断工程
を示す斜視図である。
【図18】本発明の製法によって磁気ヘッドを製造する
工程を順次示すもので、ヘッドコアブロックの接合工程
を示す斜視図である。
【図19】従来の一対の磁気ヘッドによりATF方式を
採用して磁気テープに対して記録再生を行う例を示す図
である。
【図20】従来の一対の磁気ヘッドによって磁気テープ
に記録する様子を示す磁気テープのテープフォーマット
を示す図である。
【図21】従来の一対の磁気ヘッドによって磁気テープ
に記録した状態を示す磁気テープのテープフォーマット
を示す図である。
【図22】従来の磁気ヘッドの正面図である。
【図23】従来の磁気ヘッドの磁気ギャップ部を拡大し
て示す要部拡大正面図である。
【図24】図22の磁気ヘッドによってサイドイレーズ
された状態を示す磁気テープのテープフォーマットを示
す図である。
【符号の説明】
56,57・・・磁気ヘッド 58,61,65,68・・・磁気コア基板 59,62,66,69・・・金属磁性薄膜 63a,63b,70a,70b・・・コア端面 60・・・第1の磁気コア半体 63・・・第2の磁気コア半体 67・・・第3の磁気コア半体 70・・・第4の磁気コア半体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属磁性薄膜と磁気コア基板よりなる一
    対の磁気コア半体により閉磁路が構成されてなる磁気ヘ
    ッドにおいて、 上記金属磁性薄膜は磁気ギャップに対して斜交して突き
    合わされ、これら突合わせ面間に磁気ギャップを形成
    し、且つ上記金属磁性薄膜の突合わせ面となる磁気ギャ
    ップ形成面とこれと対向する磁気コア半体のコア端面と
    のなす角度のうち大きい方がオーバーライト側に配され
    ることを特徴とする磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 第1の斜面を有する第1の溝を基板に複
    数形成する工程と、上記第1の溝の間に第1の斜面の傾
    斜角度とは異なる傾斜角度の第2の斜面を有する第2の
    溝を形成する工程と、これら第1の溝及び第2の溝を含
    めて基板上に強磁性金属薄膜を被着形成した後、上記斜
    面上に成膜された金属磁性薄膜の端面が磁気ギャップ形
    成面として露出するまで該金属磁性薄膜を平面研磨する
    工程と、上記第1の斜面及び第2の斜面に近接してトラ
    ック幅を規制するための第3の溝を形成する工程とによ
    りヘッドコアブロックを作製し、第1の斜面上の金属磁
    性薄膜と第2の斜面上の金属磁性薄膜の端面同士を相対
    向させてヘッドコアブロック同士を接合した後、ヘッド
    チップに切り出すことを特徴とする磁気ヘッドの製造方
    法。
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