JPH05143743A - ベクトル画像描画装置 - Google Patents

ベクトル画像描画装置

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JPH05143743A
JPH05143743A JP3332467A JP33246791A JPH05143743A JP H05143743 A JPH05143743 A JP H05143743A JP 3332467 A JP3332467 A JP 3332467A JP 33246791 A JP33246791 A JP 33246791A JP H05143743 A JPH05143743 A JP H05143743A
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JP
Japan
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drawn
edge part
value
range
coordinate value
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Pending
Application number
JP3332467A
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English (en)
Inventor
Hitomi Kumazaki
ひとみ 熊崎
Yoshiaki Haniyu
嘉昭 羽生
Takashi Sato
隆 佐藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アンチエイリアシング処理を高速に行うこと
を目的とする。 【構成】 CPU202において,描画すべき左エッジ
部の開始x座標値,描画すべき右エッジ部の開始x座標
値,描画すべき左エッジ部の範囲,及び,描画すべき右
エッジ部の範囲を算出し,直線描画装置206におい
て,描画すべき図形濃度値,描画すべきy座標値,描画
すべき左エッジ部の開始x座標値,描画すべき右エッジ
部の開始x座標値,描画すべき左エッジ部の範囲,及
び,描画すべき右エッジ部の範囲を入力パラメータとし
て,各エッジ部画素の近似面積率を決定し,指定された
ラインのx軸方向の直線描画を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はPDL言語等で記述され
たベクトル画像を出力するベクトル画像描画装置に関
し,より詳細には,アンチエイリアシング処理の高速化
を図ったベクトル画像描画装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年,パーソナルコンピュータを用いた
出版システム,所謂,DTP(デスク・トップ・パブリ
ッシング)の普及に伴い,コンピュータ・グラフィクス
で扱うようなベクトル画像を印字するシステムが広く使
われるようになっている。その代表的なものとして,例
えば,アドビ社のポスト・スクリプトを用いたシステム
がある。ポスト・スクリプトは,ページ記述言語(Page
Description Language:以下,PDLと記述する)と呼
ばれる言語ジャンルに属し,1枚のドキュメントを構成
する内容について,その中に入るテキスト(文字部分)
や,グラフィックス,或いは,それらの配置や体裁まで
を含めたフォームを記述するためのプログラミング言語
であり,このようなシステムでは,文字フォントとして
ベクトルフォントを採用している。従って,文字の変倍
を行っても,ビットマップフォントを使用したシステム
(例えば,従来のワードプロセッサ等)と比べて,格段
に印字品質を向上させることができ,また,文字フォン
トとグラフィックスとイメージを混在させて印字するこ
とができるという利点がある。
【0003】ところが,これらのシステムで使用される
レーザープリンタ等の出力装置の解像度は,せいぜい2
40dpi〜400dpiのものが多く,解像度が低い
ために図形のエッジ部分にキザキザ(エイリアスと呼ば
れる)が発生するという不都合がある。従って,印字画
像をより美しくするためにベクトル画像描画装置におい
てアンチエイリアシング処理という手法が用いられてい
る。この処理は,エッジ部の階段上のギザギザ部分に濃
度変調をかけ,視覚的に印字画像を滑らかにするもので
ある。
【0004】図9は,従来のベクトル画像描画装置の一
例を示す。ベクトル画像描画装置900は,コンピュー
タ等のアプリケーション・ソフトウェアを使用して,P
DL言語で記述された文書(ベクトル画像データ)を入
力データとして,ベクトル画像データにアンチエイリア
シング処理を施しながら多値のイメージデータに展開
し,多値カラー・レーザー・プリンタ等の出力装置へ出
力するものである。
【0005】具体的には,図9において,先ず,CPU
902はROM905に格納されているプログラムに従
って,受信装置901で受信した入力データ(ベクトル
画像データ)を内部システム・バス908を介してRA
M904に格納する。1ページ分のデータを受信した
後,CPU902は図10のフローチャートに従ってR
AM904内の図形要素にアンチエイリアシング処理を
施し,多値のイメージデータをページ・メモリ906に
格納する。尚,同図において903はベクトル・フォン
トが格納されているROMを示し,907はページ・メ
モリ906に格納されているデータを多値カラー・レー
ザー・プリンタ等の出力装置へ送信する送信装置を示
す。
【0006】次に,図10のフローチャートを参照して
アンチエイリアシング処理について説明する。PDL言
語はグラフィックスも文字も全てベクトルで記述されて
いる。先ず,処理(A)において,PDL言語を入力し
て,もしその要素が曲線ベクトルであったなら,それら
を直線に近似して直線として登録する。この処理を全て
の図形及び文字要素に対して行い,全ての要素を直線に
近似する。
【0007】次に,処理(B)において,直線要素をそ
の直線の開始y座標でソーティングする。
【0008】続いて,処理(C)において,y座標を1
つずつ更新しながら,スキャン・ラインによる塗り潰し
処理を行う。図11はスキャン・ラインによる塗り潰し
処理のようすを示し,ある走査線YCを走査している時
には,AET(アティブ・エッジ・テーブル)にその走
査線YCを横切る辺の要素とその走査線YCを横切るx
座標の値(x1 ,x2 ,x3 ,x4 )が登録される。A
ETに登録される順番は,処理(A)で登録されている
順番となるので,走査線YCを横切るx座標が小さい順
に登録されているとは限らない。従って,AET内の各
辺の要素をx座標の小さい順にソーティングした後,A
ETの最初の要素から2つをペアーにしてその間を塗り
潰す(スキャン・ラインによる塗り潰し処理)。アンチ
エイリアシング処理はこの塗り潰しをサブピクセル単位
で行うことで実現する。
【0009】次に,スキャン・ラインによる塗り潰し処
理中に行われるアンチエイリアシング処理について,図
12から図15を参照して具体的に説明する。尚,AE
T内の偶数番目の要素は左側エッジを示し,奇数番目の
要素は右側エッジである。従って,アンチエイリアシン
グ処理は,図12に示すように,左側エッジ部の処理,
右側エッジ部の処理,図形内部の処理の順序で行う。
【0010】図13は,アンチエイリアシング処理のフ
ローチャートを示す。先ず,エッジ部画素に対してサブ
ピクセル塗り潰し処理を行う。図14(a)は4*4の
サブピクセル分割の例を示し,例えば,左側エッジ画素
Aの場合,4*4のサブピクセル分割を行った後,直線
(画像部分と非画像部分の境界)のかかったサブピクセ
ル及び直線の右側にあるサブピクセルを全て塗り潰す。
次に,近似面積率算出処理で4*4のフィルターを用い
て近似面積率を算出する。フィルターとしては,例え
ば,数1の,で示すフィルターがある。尚,は均
一平均化法と呼ばれる処理で用いられるフィルター,
は重み付け平均化法と呼ばれる処理で用いられるフィル
ターである。
【0011】
【数1】
【0012】ここで,で示す均一平均化法のフィルタ
ーを用いて近似面積率を求めると,図14(a)に示す
左側エッジ画素Aの近似面積率はk=4/16,左側エ
ッジ画素Bの近似面積率はk=14/16となる。
【0013】次に,濃度決定処理において,上記の近似
面積率kを用いて,数2の式によりプリンタ濃度値PD
(16値プリンタ)を決定する。
【0014】
【数2】
【0015】数2の式はリード・モディファイ・ライト
処理と呼ばれ,背景の上に図形を描画した時,アンチエ
イリアシング処理された図形エッジ画素が白抜けするの
を防止するためのものであり,背景濃度値(以前塗られ
た濃度値)はページ・メモリ906のデータを参照する
ことで与えられる。このようにして求めたPDは,図1
4(b)に示すように,左側エッジ画素AがPD=4,
左側エッジ画素BがPD=14となる。
【0016】右側エッジ画素に対しても同様のアンチエ
イリアシング処理が実行され,図14(a)の右側エッ
ジ画素G,Hの近似面積率は,それぞれ,13/16,
1/16と求められ,そのプリンタ濃度値PDは同図
(b)に示すように,13及び1となる。
【0017】尚,図形内部の処理では,サブピクセル塗
り潰し処理,近似面積率算出処理を行うことなく,濃度
決定処理が実施される。但し,通常は,数2の式を用い
ずに図形濃度値をそのまま使用する。ここでは,図形濃
度値を15としている。もし,図形濃度値がプリンタの
最高濃度値と同一でない場合には,数3の式に従ってプ
リンタ濃度値PDを算出する。
【0018】
【数3】
【0019】以上の処理でページ・メモリ906内に1
ページ分の多値イメージデータが格納される。1ページ
分のデータの処理が終了すると,CPU902は送信装
置907を通して,多値カラー・レーザー・プリンタに
印刷開始命令を送信する。多値カラー・レーザー・プリ
ンタは,所定の同期信号(ライン同期信号,画素クロッ
ク等)をベクトル画像描画装置200へ送出し,ページ
・メモリ906内の多値・イメージデータを順番に読み
出して印字する。前述の図形を記録紙上に形成した場合
のトナー像を図15に示す。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,従来の
ベクトル画像描画装置によれば,アンチエイリアシング
処理におけるサブピクセル塗り潰し処理,近似面積率算
出処理,及び,リード・モディファイ・ライト処理を全
てソフトウェアによるCPU制御によって行っているた
め,処理速度が遅くなるという問題点があった。
【0021】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,アンチエイリアシング処理を高速に行うことを目的
とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために,ベクトル画像にアンチエイリアシング処
理を施して,プリンタ,CRT等へ出力するベクトル画
像描画装置において,描画すべき左エッジ部の開始x座
標値,描画すべき右エッジ部の開始x座標値,描画すべ
き左エッジ部の範囲,及び,描画すべき右エッジ部の範
囲を算出するエッジ部情報算出手段と,描画すべき図形
濃度値,描画すべきy座標値,描画すべき左エッジ部の
開始x座標値,描画すべき右エッジ部の開始x座標値,
描画すべき左エッジ部の範囲,及び,描画すべき右エッ
ジ部の範囲を入力パラメータとして,各エッジ部画素の
近似面積率を決定し,指定されたラインのx軸方向の直
線描画を行う直線描画手段とを備えたベクトル画像描画
装置を提供するものである。
【0023】
【作用】本発明のベクトル画像描画装置において,直線
描画手段は,エッジ部情報算出手段で算出した描画すべ
き左エッジ部の開始x座標値,描画すべき右エッジ部の
開始x座標値,描画すべき左エッジ部の範囲,及び,描
画すべき右エッジ部の範囲と,図形濃度値とをパラメー
タとして入力し,ハード的に各エッジ部画素の近似面積
率を決定することにより,アンチエイリアシング処理を
施しながら指定されたラインのx軸方向の直線描画を行
う。
【0024】
【実施例】以下,本発明のベクトル画像描画装置の一実
施例について図面を参照して詳細に説明する。
【0025】図1は,本発明のベクトル画像描画装置を
PDLコントローラ200として組み込んだ画像形成シ
ステムの構成を示す。使用者は,ホスト・コンピュータ
100のアプリケーション・ソフトウェアを使って,ポ
スト・スクリプトで代表されるようなPDL言語(Page
Description Language )で記述された文書を作成す
る。この文書はページ毎にPDLコントローラ200に
送られる。PDLコントローラ200は入力したPDL
言語にアンチエイリアシング処理を施しながら,多値の
イメージデータに展開し,所定のページ・メモリに格納
する。1ページ分の処理が終了した後,多値カラー・レ
ーザー・プリンタ300を介して印字する。
【0026】図2は,PDLコントローラ(本発明のベ
クトル画像描画装置)200の構成を示し,ホスト・コ
ンピュータ100からのデータを受信する受信装置20
1と,各種制御プログラムに従って装置全体の制御を行
うCPU202と,ベクトル・フォントを格納したRO
M203と,制御プログラム上で使用するデータを一時
的に格納及び読み出しするためのRAM204と,CP
U202で使用する各種制御プログラムを格納したRO
M205と,所定のパラメータに従って直線描画を行う
直線描画装置206と,1ページ分の画像データ(ここ
では,画素単位のデータ)を格納するためのページ・メ
モリ207と,ページ・メモリ207に格納された画像
データを多値カラー・レーザー・プリンタ300へ送信
するための送信装置208と,内部システム・バス20
9とから構成される。尚,直線描画装置206はベクト
ル情報をパラメータとして動作し,ページ・メモリ20
7に対し,リード・モディファイ・ライト処理を行う。
【0027】図3は,直線描画装置206の構成を示
す。直線描画装置206が動作を開始するのは,CPU
202から以下のパラメータを入力した直後からであ
る。 data:図形濃度値 y :描画y座標値 x1 :描画すべき左エッジ部の開始x座標値 x2 :描画すべき右エッジ部の開始x座標値 l−edge:描画すべき左エッジ部の範囲 r−edge:描画すべき右エッジ部の範囲
【0028】図示の如く,直線描画装置206は,CP
U202によって書き込まれる6個のパラメータを入力
する6個のFIFO(ファースト・イン・ファースト・
アウト)206aと,メモリ同期制御部206bと,図
形濃度値,近似面積率,及び,図形の背景濃度値を入力
して,対応する画素のプリンタ濃度値を出力するLUT
(ルック・アップ・テーブル)206cと,画素クロッ
クCLKを出力するOSC(水晶発振器)206dと,
x1をカウントするXカウンタ206eと,x2とr−
edgeとを加算する加算器206fと,Xカウンタ2
06eの出力Xと加算器206fの出力とを比較する比
較器206gとから構成される。
【0029】尚,FIFO206aに格納されたdat
a,y,x1,x2,l−edge,r−edgeはメ
モリ同期制御部206bのリード信号(RDバー信号)
によってFIFO206aから出力される。
【0030】また,EMバーはFIFO206aが空に
なったことを示す信号,RDバーをメモリからデータを
読み出すことを示す信号,DATAは濃度データを示す
信号,Yは処理するラインのY座標を示す信号,Xは処
理するラインのX座標を示す信号,STはXカウンタ2
06eにカウント開始を知らせる信号,CLKはOSC
206dから出力される画像クロック(同期信号),E
Qバーは加算器206fから出力された値とXカウンタ
206eから出力された値とが等しいことを示す信号,
LEは左エッジの長さを示す信号(l−edgeと同
じ),REは右エッジの長さを示す信号(r−edge
と同じ),ADRはメモリへの書き込みアドレスを示す
信号,kは近似面積率を示す信号,MWRバーはメモリ
への書き込みのタイミングを知らせる信号,PDはメモ
リに書き込まれるデータを示す信号,MDは背景濃度値
を示す信号である。
【0031】以上の構成において,CPU202によ
るエッジ部情報算出処理,直線描画装置206による
直線描画処理の順にその動作を説明する。
【0032】CPU202によるエッジ部情報算出処
理 CPU202は,ROM205に格納されている制御プ
ログラムに従ってエッジ部情報算出処理を実行し,x1
(描画すべき左エッジ部の開始x座標値),x2(描画
すべき右エッジ部の開始x座標値),l−edge(描
画すべき左エッジ部の範囲),及び,r−edge(描
画すべき右エッジ部の範囲)の4つのパラメータをFI
FO206aに出力する。
【0033】これらの4つのパラメータは,図4に示す
関係にある。従って,描画すべき左エッジ部の開始x座
標値(x1=4)から左エッジのライン方向の長さ(l
−edge=4)が左エッジ部であり,描画すべき右エ
ッジ部の開始x座標値(x2=21)から右エッジのラ
イン方向の長さ(r−edge=2)が右エッジ部であ
り,左エッジ部と右エッジ部の間が画像部分(data
で示される図形内部濃度値の部分)である。
【0034】CPU202は,図5に示すエッジ部情報
算出処理のフローチャートに従って,先ず,l−edg
eの算出を行う(S501)。l−edgeの値は,左
エッジ部を形成するベクトルデータと上下走査線との交
点の座標値から容易に求めることができる。例えば,上
走査線の交点a(xa,ya),下走査線の交点b(x
b,yb)とすると,|xa−xb|を切上げて整数化
した値(即ち,画像単位の値)がl−edgeとなる。
【0035】次に,同様にr−edgeの算出を行い
(S502),x1,x2,l−edge,及び,r−
edgeの4つのパラメータをFIFO206aに出力
する(S503)。
【0036】直線描画装置206による直線描画処理 次に,直線描画装置206による直線描画処理を説明す
る。直線描画装置206は,CPU202から送られた
x1,x2,l−edge,r−edge,及び,da
ta,yの6つパラメータをFIFO206aに受け取
ると,FIFO206a出力のEMバー信号がアクティ
ブとなり,メモリ同期制御部206bがFIFO206
aに対してRDバー信号を発し,FIFO206a内の
上記パラメータを読み出す。このうちdata,y,l
−edgeがそれぞれDATA,Y,LEとしてメモリ
同期制御部206bに送られ,所定のタイミング(処理
終了)までラッチされる。また,x1はXカウンタ20
6eのロード値となり,x2は加算器206fと比較器
206gに送られ,加算器206fでr−edgeと加
算されて比較器2066gに送られる。r−edgeは
加算器206fとメモリ同期制御部206bに送られ
る。メモリ同期制御部206bに送られたx2(X’)
とr−edge(RE)はDATA信号と共に,所定の
タイミング(処理終了)までラッチされる。
【0037】メモリ同期制御部206bからのST信号
の出力タイミング(図6参照)は,FIFO206aか
らのDATA,Y,LEを読み込んだ直後にアクティブ
となり,その結果,Xカウンタ206eがOSC206
d出力のCLKの立ち上がりでX1からのカウント動作
を開始しその出力であるX信号がx2と一致すると,比
較器206gからのEQバー信号がアクティブとなり,
ST信号がネゲートされるまで行われる。
【0038】メモリ同期制御部206bでは,Yを上位
ビット,Xを下位ビットとしたアドレスを求め,ADR
信号としてMWRバー信号と共にページ・メモリ207
へ図6に示すタイミングで出力し,同時にラッチしてい
るDATAの値を出力する。このADR信号で示される
アドレスの番地にイメージデータ(DATA)が格納さ
れることになる。
【0039】また,LE,X’,RE信号によってX信
号で示される対象画素が左側エッジ部,図形内部,右側
エッジ部の何れであるかどうかを判断し,エッジ部では
LE,RE,X信号によって画素の近似面積率を算出
し,近似面積率kとして出力する。尚,図形内部での面
積率は1である。
【0040】ここで,図7のフローチャートを参照し
て,メモリ同期制御部206bにおけるエッジ部判定処
理と近似面積率算出処理について説明する。
【0041】先ず,描画開始時のX(即ち,描画すべき
左エッジ部の開始x座標値)をX0として格納し(S7
01),次に,X0 ,LEを用いて左エッジ部の範囲を
X0≦X<(X0 +LE)と定義し,対象画素Xが上記
の条件に該当するか否か判定する(S702)。対象画
素XがX0 ≦X<(X0 +LE)であれば,左エッジと
判定し(S703),k=(X−X0 +1)/(LE+
1)を用いて近似面積率kを決定する(S704)。
【0042】一方,対象画素XがX0 ≦X<(X0 +L
E)でない場合には,対象画素Xが(X0 +LE)≦X
≦X’であるか否か判定し(S705)。対象画素Xが
(X0 +LE)≦X≦X’でない場合には,右エッジと
判定し(S706),k=(X’+RE−X+1)/
(RE+1)を用いて近似面積率kを決定する(S70
7)。また,対象画素Xが(X0 +LE)≦X≦X’を
満たす場合には,図形内部と判定し(S708),近似
面積率kを1に設定する(S709)。その後,近似面
積率kをLUT206cに出力して処理を終了する(S
710)。
【0043】例えば,図4に示した図形の場合,近似面
積率kは図8に示す値となる。但し,エッジ部の近似面
積率の開始と終了の値を,「0」から最大値「1」まで
の範囲においてどのように設定するかによって,S70
4,S707の計算式を代えても良い。また,図1に示
す多値カラー・レーザー・プリンタ300の多値レベル
に基づいて近似面積率kを規格化して出力すると都合が
良い。例えば,16値プリンタの場合には,近似面積率
1/5を3/16として出力すると良い。
【0044】このようにして求められた近似面積率k
は,LUT206cの入力となる。LUT602cの中
には,数4の式を用いて予め計算された値が格納されて
おり,後述するシーケンスでリード・モディファイ・ラ
イト処理が行われる。
【0045】
【数4】
【0046】先ず,内部システム・バス209に対する
書き込み信号がMWRバー信号で,図6に示すタイミン
グでリード・モディファイ・ライト・アクセスを行う。
従って,内部システム・バス209に接続されたデータ
線(図3においてPD信号が出力される線)は,リード
・シーケンスでページ・メモリ207内のADR信号で
示された番地から背景のデータ(MD:背景濃度値)を
読み出し,数4の演算を行い,その結果をライト・シー
ケンスでページ・メモリ207内のADR信号で示され
た番地に書き込む。
【0047】1ページ分の処理が終わり,1ページ分の
多値イメージ画像データがページ・メモリ207内に格
納されると,それらが送信装置208を介して多値カラ
ー・レーザー・プリンタ300へ送られ,多値出力が行
われる。
【0048】前述したように本実施例では,直線描画を
ハードウェアである直線描画装置206を用いて行うこ
とにより,高速,且つ,リアル・タイムに処理できる。
【0049】また,前述した実施例では,リード・モデ
ィファイ・ライト処理をLUTを用いて実現したが,特
にこれに限定するものではなく,複数の演算器を組み合
わせて構成しても良い。但し,LUTを用いることによ
り,処理の高速化,構成の簡略化,及び,コストの低減
を図ることができる。
【0050】また,CPUからのパラメータをFIFO
206aを用いて入力することにより,CPUと非同期
で直線描画装置を動作させることができ,CPUの待ち
時間及び占有時間を少なくすることができ,CPU利用
の効率化が図れる。
【0051】また,アンチエイリアシング処理におい
て,サブピクセル塗り潰し処理,面積率算出処理をCP
U(ソフトウェア)で行わずにエッジ部の長さをパラメ
ータとして与えるだけでハード的に近似面積率を求め,
更に,あるライン上の1つの図形処理について,直線描
画装置206を1回コールするだけで描画を行うことが
でき,従来に比較して高速に処理を行うことができる。
【0052】更に,図形内部画素のように連続した画素
を,1回のアクセスでまとめて処理できるので,メモリ
描画に要する全体のスループットが大幅に改善される。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明のベクトル画
像描画装置は,ベクトル画像にアンチエイリアシング処
理を施して,プリンタ,CRT等へ出力するベクトル画
像描画装置において,描画すべき左エッジ部の開始x座
標値,描画すべき右エッジ部の開始x座標値,描画すべ
き左エッジ部の範囲,及び,描画すべき右エッジ部の範
囲を算出するエッジ部情報算出手段と,描画すべき図形
濃度値,描画すべきy座標値,描画すべき左エッジ部の
開始x座標値,描画すべき右エッジ部の開始x座標値,
描画すべき左エッジ部の範囲,及び,描画すべき右エッ
ジ部の範囲を入力パラメータとして,各エッジ部画素の
近似面積率を決定し,指定されたラインのx軸方向の直
線描画を行う直線描画手段とを備えたため,アンチエイ
リアシング処理を高速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のベクトル画像描画装置をPDLコント
ローラとして組み込んだ画像形成システムの構成を示す
説明図である。
【図2】PDLコントローラ(本発明のベクトル画像描
画装置)の構成を示す説明図である。
【図3】直線描画装置の構成を示す説明図である。
【図4】描画すべき左エッジ部の開始x座標値,描画す
べき右エッジ部の開始x座標値,描画すべき左エッジ部
の範囲,及び,描画すべき右エッジ部の範囲の関係を示
す説明図である。
【図5】エッジ部情報算出処理のフローチャートであ
る。
【図6】直線描画装置の各信号のタイミングチャートで
ある。
【図7】エッジ部判定と近似面積率算出処理を示すフロ
ーチャートである。
【図8】図4に示した図形の近似面積率kを示す説明図
である。
【図9】従来のベクトル画像描画装置の一例を示す説明
図である。
【図10】従来のベクトル画像描画装置の動作を示すフ
ローチャートである。
【図11】スキャンラインによる塗り潰し処理を示す説
明図である。
【図12】従来のアンチエイリアシング処理の順序を示
すフローチャート。
【図13】従来のアンチエイリアシング処理を示すフロ
ーチャートである。
【図14】同図(a)は4*4のサブピクセル分割の例
を示す説明図,同図(b)は同図(a)の図形のプリン
タ濃度値PDを示す説明図である。
【図15】図14の図形を記録紙上に形成した場合のト
ナー像である。
【符号の説明】
100 ホスト・コンピュータ 200 P
DLコントローラ 201 受信装置 202 C
PU 203 ROM 204 R
AM 205 ROM 206 直
線描画装置 206a FIFO(ファースト・イン・ファースト
・アウト) 206b メモリ同期制御部 206c
LUT 206d OSC 206f
加算器 206g 比較器 207 ページ・メモリ 208 送
信装置 209 内部システム・バス 300 多値カラー・レーザー・プリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09G 5/36 8121−5G

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベクトル画像にアンチエイリアシング処
    理を施して,プリンタ,CRT等へ出力するベクトル画
    像描画装置において,描画すべき左エッジ部の開始x座
    標値,描画すべき右エッジ部の開始x座標値,描画すべ
    き左エッジ部の範囲,及び,描画すべき右エッジ部の範
    囲を算出するエッジ部情報算出手段と,描画すべき図形
    濃度値,描画すべきy座標値,描画すべき左エッジ部の
    開始x座標値,描画すべき右エッジ部の開始x座標値,
    描画すべき左エッジ部の範囲,及び,描画すべき右エッ
    ジ部の範囲を入力パラメータとして,各エッジ部画素の
    近似面積率を決定し,指定されたラインのx軸方向の直
    線描画を行う直線描画手段とを備えたことを特徴とする
    ベクトル画像描画装置。
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