JPH05143741A - フレーム・バツフア・アクセス装置 - Google Patents

フレーム・バツフア・アクセス装置

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JPH05143741A
JPH05143741A JP3300404A JP30040491A JPH05143741A JP H05143741 A JPH05143741 A JP H05143741A JP 3300404 A JP3300404 A JP 3300404A JP 30040491 A JP30040491 A JP 30040491A JP H05143741 A JPH05143741 A JP H05143741A
Authority
JP
Japan
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drawing processing
frame buffer
processor
command
data
Prior art date
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Pending
Application number
JP3300404A
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English (en)
Inventor
Shigetsugu Ikeda
滋亜 池田
Atsushi Kobayashi
淳 小林
Setsu Yoshida
節 吉田
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2次元図形の描画と3次元図形の描画とを並
行して行なう場合における描画処理速度を向上する。 【構成】 プロセッサ1から出力されるコマンド、デー
タに基づいて描画処理部4によりフレーム・バッファ5
に対する2次元図形の描画を行なっている場合に、描画
処理部4の休止時間に対応してコマンド選択部3により
出力用FIFOメモリ2bを通してGA2からのコマン
ド、データを選択して描画処理部4によりフレーム・バ
ッファ5に対する3次元図形の描画を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はフレーム・バッファ・
アクセス装置に関し、さらに詳細にいえば、描画処理負
荷が大きいアプリケーション・プログラムの実行に当っ
て描画速度を高めるためにプロセッサによる描画処理の
一部を分担する補助描画処理部を設けるとともに、描画
処理負荷が小さいアプリケーション・プログラムの実行
に当っては補助描画処理部をバイパスすることにより全
体としての効率化を図るフレーム・バッファ・アクセス
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】グラフィックス表示装置においては、描
画の高速化のみならずマルチ・ウィンドウ機能に代表さ
れるマルチ・タスク処理機能を持たせることが強く要望
されている。このような要望を満足するために、プロセ
ッサ61とフレーム・バッファ65との間に描画処理の
一部を分担する補助描画処理部(以下、グラフィックス
・アクセラレータと称し、またはGAと略称する)62
を設けることが提案されている。また、描画処理負荷が
大きいアプリケーション・プログラム(例えば、3次元
図形の描画を行なうためのアプリケーション・プログラ
ム)を実行する場合にのみGA62を使用し、描画処理
負荷が小さいアプリケーション・プログラム(例えば、
2次元図形の描画を行なうためのアプリケーション・プ
ログラム)を実行する場合にはアクセス切換え部63に
よりGA62をバイパスして描画処理部64による描画
処理を行なうようにしている(図5参照)。この構成を
採用すれば、描画のための演算量が多い3次元イメージ
等の描画を高速化できるとともに、演算量が少ないマル
チ・ウィンドウ管理プログラムによるメニュー描画等を
GA62をバイパスして行なうことにより対話性を高め
ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のグラフィッ
クス表示装置においては、GA62をバイパスしてフレ
ーム・バッファ65に対する描画を行なう場合に、プロ
セッサ61からアクセス切換え部63に対してコマンド
実行中断指令を与えることによりGA62から供給され
るコマンドの描画処理部64における処理を中断してプ
ロセッサ61から供給されるコマンドの処理を行なって
バッファメモリ65への描画を行ない、該当する描画が
終了した後にプロセッサ61からアクセス切換え部63
に対してコマンド実行再開指令を与えることにより中断
された処理を再開しなければならない。
【0004】この結果、GA62は描画処理部64によ
る描画が終了するまで待たなければならず、この間は描
画計算等の描画処理が中断されてしまうので、中断され
ている時間に対応して描画処理速度が低下するという不
都合がある。
【0005】
【発明の目的】この発明は上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、描画処理部に対してGAをバイパスして
描画処理を行なうべきことが指示された場合であっても
可能な場合にはGAによる処理およびGAから出力され
るコマンドの描画処理部による処理を行なって全体とし
ての描画速度を向上させることができる新規なフレーム
・バッファ・アクセス装置を提供することを目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの、請求項1のフレーム・バッファ・アクセス装置
は、複数のアプリケーション・プログラムを実行するプ
ロセッサと、描画処理負荷が大きいアプリケーション・
プログラムの実行に際して描画処理の一部を分担する補
助描画処理手段と、フレーム・バッファに対する描画の
ための処理を行なう描画処理手段と、プロセッサから直
接描画処理手段に対して描画処理が指示されており、か
つ描画処理手段が実際には描画処理を行なっていないこ
とを条件として補助描画手段からの描画コマンドを描画
処理手段に供給する制御手段と、補助描画処理手段から
の出力のためのFIFOメモリ手段とを含んでいる。
【0007】請求項2のフレーム・バッファ・アクセス
装置は、プロセッサおよび補助描画処理手段をそれぞれ
複数有しているとともに、制御手段が該当するプロセッ
サまたは補助描画処理手段からのコマンドを描画処理手
段に選択的に供給すべく制御を行なうものである。請求
項3のフレーム・バッファ・アクセス装置は、補助描画
処理手段による描画処理の中断が生じたことに応答して
フレーム・バッファに対するアクセス権をプロセッサに
与えるアクセス権調停手段をさらに含んでいる。
【0008】
【作用】請求項1のフレーム・バッファ・アクセス装置
であれば、プロセッサにより複数のアプリケーション・
プログラムを実行してフレーム・バッファに対する描画
を行なう場合に、描画処理負荷が大きいアプリケーショ
ン・プログラムの実行に際して補助描画処理手段により
描画処理の一部を分担し、補助描画手段から出力される
コマンドを描画処理手段により処理してフレーム・バッ
ファに描画することにより描画処理負荷が大きい3次元
イメージ等の描画を高速化できる。また、描画処理負荷
が小さい2次元画像、メニュー画像等の描画に際して
は、プロセッサから出力されるコマンドを直接描画処理
手段により処理してフレーム・バッファに描画すること
ができる。
【0009】また、補助描画処理手段をバイパスして描
画処理を行なう場合には、描画処理手段が常時動作して
いるのではなく、プロセッサにおいて演算を行なってい
る間は描画処理手段は休止している。したがって、この
ような場合に、制御手段により、補助描画処理手段を動
作させてコマンドを描画処理手段に供給することにより
補助描画処理手段を介在させる描画処理を実行させ、全
体としての描画処理速度を向上できる。さらに、描画処
理手段が休止していなくても、FIFOメモリ手段によ
り許容できる範囲内において補助描画処理手段の処理を
継続できるので、描画処理速度を一層向上できる。
【0010】請求項2のフレーム・バッファ・アクセス
装置であれば、各プロセッサによりアプリケーション・
プログラムを同時に実行でき、描画処理負荷が大きいア
プリケーション・プログラムを実行する場合には補助描
画処理手段により対応する描画処理の一部を分担させて
全体としての処理を高速化できる。そして、各プロセッ
サ、補助描画処理手段から出力されるコマンドを制御手
段により選択的に描画処理手段に供給することにより、
描画処理手段が殆ど処理の休止を行なわない状態でフレ
ーム・バッファに対する描画を行なうことができ、全体
としての処理速度を著しく向上できる。
【0011】請求項3のフレーム・バッファ・アクセス
装置であれば、プロセッサにエラーが発生し、補助描画
処理手段が描画処理を中断し、またはエラーのために休
止している場合であっても、アクセス権調停手段により
アクセス権を強制的にプロセッサに与えるのであるか
ら、補助描画処理手段の状態に拘らずプロセッサにより
フレーム・バッファをアクセスしてエラー表示等を行な
うことができる。
【実施例】以下、実施例を示す添付図面によって詳細に
説明する。
【0012】図1はこの発明のフレーム・バッファ・ア
クセス装置の一実施例を示すブロック図であり、複数の
アプリケーション・プログラムを実行するプロセッサ1
と、描画処理の一部を分担するGA2と、GA2に対す
る入出力用のFIFOメモリ2a,2bと、プロセッサ
1から出力されるコマンド、データまたはFIFOメモ
リ2bから出力されるコマンド、データを選択するコマ
ンド選択部3と、コマンド選択部3により選択されたコ
マンドの処理を行なってフレーム・バッファ5に対する
アクセスを行なう描画処理部4とを有している。
【0013】上記プロセッサ1はマルチタスク処理可能
なものであり、マルチ・ウィンドウ管理プログラム、2
次元図形描画プログラム、3次元図形描画プログラムを
必要に応じて実行し、生成されたコマンド、データを順
次出力する。また、マルチ・ウィンドウ管理プログラム
の実行時には、排他処理を実現するためのコマンド(例
えば、Pipeline Pause、Pipeline Continue )を出力す
る。さらに、マルチ・ウィンドウ管理プログラム、2次
元図形描画プログラムの処理に伴なって順次出力するコ
マンド、データを描画処理部4に供給し、3次元図形描
画プログラムの処理に伴なって順次出力するコマンド、
データを入力用FIFOメモリ2aを介してGA2に供
給する。
【0014】GA2は、入力用FIFOメモリ2aを介
してプロセッサ1から供給されるコマンド、データに基
づいてクリップ処理、座標変換処理、輝度計算等を行な
い、出力用FIFOメモリ2bを介して描画処理部4に
供給する。コマンド選択部3は、プロセッサ1からコマ
ンド・データが描画処理部4にされるアプリケーション
・プログラムの実行が終了していないことを検出し、か
つ描画処理部4がプロセッサ1からのコマンド、データ
を待っている状態を検出して出力用FIFOメモリ2b
を動作させるとともに、出力用FIFOメモリ2bを介
してGA2から出力されるコマンド、データを描画処理
部4に供給してGA2を介在させることが好ましい3次
元図形描画処理を実行させる。そして、出力用FIFO
メモリ2bから出力されるコマンド、データに基づく描
画処理部4の処理を行なっている間にプロセッサ1から
描画処理部4に供給すべきコマンド、データが出力され
ることに応答して出力用FIFOメモリ2bからのコマ
ンド、データの出力を中断し、プロセッサ1から出力さ
れるコマンド、データを描画処理部4に供給して2次元
図形、メニュー画像等の描画処理を実行させる。
【0015】図2はコマンド選択部3の構成を詳細に説
明するブロック図であり、プロセッサ1から出力される
アドレスおよびデータの描画処理部4への供給を制御す
るプロセッサ用ゲート3aと、GA2から出力されるア
ドレスおよびデータを一時的に保持する出力用FIFO
メモリ2bから出力されるアドレスおよびデータの描画
処理部4への供給を制御するGA用ゲート3bと、両ゲ
ート3a,3bの状態を制御する調停部3cと、出力用
FIFOメモリ2bの状態に基づくGA2の制御を行な
うFIFO制御部3dとを有している。上記調停部3c
はプロセッサ1から出力されるアドレスを入力としてフ
レーム・バッファ5に対するアクセスが指示されている
か否かを判別し、フレーム・バッファ5に対するアクセ
スが指示されている場合にのみ両ゲート3a,3bを制
御するものである。但し、プロセッサ用ゲート3aを開
くためにの条件として描画処理部4から出力される描画
完了通知信号が調停部3cに供給されている。したがっ
て、プロセッサ1からフレーム・バッファ5に対するア
クセス・アドレスが出力されれば、調停部3cがフレー
ム・バッファ5に対するプロセッサ1のアクセスが要求
されていると判別し、直ちにGA用ゲート3bを閉じ
る。この時点においては描画処理部4による描画処理が
終了している保証がないので描画処理部4から描画完了
通知信号が出力されるまで待ってからプロセッサ用ゲー
ト3aを開いてGA2をバイパスする描画を行なう。こ
の間においてGA2からコマンド、データが出力され、
出力用FIFOメモリ2bに順次格納される。そして、
出力用FIFOメモリ2bのFULL状態をFIFO制
御部3dにより検出した場合にはGA2に対してBUS
Y信号を供給してGA2を休止させる。その後は、描画
処理部4から描画完了通知信号が出力された時点で、調
停部3cがバス解放通知信号を出力し、現実にバスが解
放されたことを示すバス解放信号を待つ。そして、バス
解放信号が調停部3cに供給されたことを条件として両
ゲート3a,3bが上記と逆の状態に制御され、GA2
の処理を経由する描画を行なう。
【0016】描画処理部4は、与えられたコマンド・デ
ータに基づいて直線補間処理、隠面処理等を行なって多
数の画素データを生成し、フレーム・バッファの該当領
域に画素データを描画する。上記構成のフレーム・バッ
ファ・アクセス装置の作用は次のとおりである。プロセ
ッサ1において2次元図形描画プログラムおよび3次元
図形描画プログラムが時分割処理等により同時に処理さ
れている場合には、3次元図形描画プログラムの処理に
より順次出力されるコマンド、データが入力用FIFO
メモリ2aを介してGA2に供給され、クリップ処理、
座標変換処理、輝度計算等を行ない、これら処理の結果
生成されるコマンド、データを出力用FIFOメモリ2
bに供給する。他方、2次元図形描画プログラムの処理
により順次生成されるコマンド、データは描画処理部4
に供給されるべく出力される。
【0017】ここで、出力用FIFOメモリ2bからの
コマンド、データを描画処理部4に供給すべく制御され
ている場合には、GA2においてコマンドを生成して出
力用FIFOメモリ2bを介して連続的に描画処理部4
にコマンドを供給するので、GA2のみならず描画処理
部4の処理負荷が大きく、両者は3次元図形の描画のた
めに殆ど処理の休止を伴なうことなく必要な処理を行な
う。したがって、この処理を行なっている間はプロセッ
サ1において生成されるコマンド、データの描画処理部
4への供給を行なわない。
【0018】また、プロセッサ1からの2次元図形描画
のためのコマンド、データを描画処理部4に供給すべく
制御されている場合には、プロセッサ1においてクリッ
プ処理、座標変換処理、輝度計算等を行なってコマン
ド、データを生成し、描画処理部4に供給する。したが
って、プロセッサ1における各種処理と描画処理部4に
おける描画処理とが並行して行なわれることになるので
あるが、描画処理部4における処理負荷が小さいのであ
るから、描画処理部4が処理を休止して次のコマンド、
データを待っている期間がかなり長くなる。このような
場合に、コマンド選択部3が出力用FIFOメモリ2b
からのコマンド、データを描画処理部4に供給すべく制
御されるのであるから、2次元図形の描画処理に関して
描画処理部4が休止している期間に出力用FIFOメモ
リ2bから供給されるコマンド、データに基づく描画処
理を行ない、3次元図形の描画を行なうことができる。
さらに、2次元図形の描画処理の描画処理部4への処理
負荷が変動した場合であっても、GA2から出力される
コマンド、データが出力用FIFOメモリ2bに一時的
に保持されるのであるから、GA2が処理を休止する期
間が一層短くなる。即ち、描画処理部4の休止時間を大
巾に低減して全体としての描画処理速度を高めることが
できる。
【0019】さらに、プロセッサ1からのマルチ・ウィ
ンドウ管理プログラム実行に伴なうコマンド、データを
描画処理部4に供給すべく制御されている場合には、排
他処理が必須になるのであるから、描画処理部4におけ
る処理負荷が小さく、休止期間が発生するにも拘らずコ
マンド選択部3による制御を行なうことなく、プロセッ
サ1から出力されるコマンド“Pipeline Pause”、“Pi
peline Continue ”に基づいて正確な排他制御を達成で
きる。
【0020】
【実施例2】図3はこの発明のフレーム・バッファ・ア
クセス装置の他の実施例を示すブロック図であり、図1
の実施例と異なる点は、プロセッサが2つ設けられてい
る点のみである。したがって、この実施例の場合には、
一方のプロセッサ1aにおいて2次元図形描画のための
各種処理を行なってコマンド、データを描画処理部4に
供給することにより2次元図形の描画を行ない、同時に
他方のプロセッサ1bにおいて3次元図形描画のための
各種処理を行なってコマンド、データをGA2に供給す
ることにより3次元図形の高速描画を行なうことができ
る。そして、マルチタスク処理のための時分割制御等が
不要になるのであるから、各プロセッサ1a,1bにお
ける処理負荷を低減できる。
【0021】
【実施例3】図4はこの発明のフレーム・バッファ・ア
クセス装置のさらに他の実施例を示すブロック図であ
り、図1の実施例と異なる点は、プロセッサ1によりア
クセスされるレジスタ6およびレジスタ6の内容に基づ
いて制御され、GA2によるフレーム・バッファ5のア
クセスを禁止するアクセス禁止部7とをさらに有してい
る点のみである。
【0022】アクセス禁止部7は、例えばGA2からフ
レーム・バッファ5へのアクセスにウェイトをかけ、ま
たはGA2の動作自体に対してウェイトをかけるもので
あればよい。したがって、この実施例の場合には、例え
ばGA2が動作を中断したまま待ち状態になっている場
合、GA2が暴走等の異常状態になった場合等に、プロ
セッサ1からレジスタ6にアクセスを行なって所定のデ
ータを書込み、レジスタ6に書込まれたデータに基づい
てアクセス禁止部7によりGA2によるフレーム・バッ
ファ5のアクセスを禁止するので、プロセッサ1が必要
なコマンド、データを描画処理部4に供給することによ
りエラー表示等を達成できる。
【0023】さらに詳細に説明すると、GA2はプロセ
ッサ1からのコマンド、データを受取ってフレーム・バ
ッファ5に対するアクセスを行なうのであるから、プロ
セッサ1において実行しているプロセスにエラーが発生
した場合には、プロセッサ1がGA2に文字コード・デ
ータを供給し、GA2が文字コード・データを描画すべ
くコマンド、データを描画処理部4に供給するので、所
定のエラー表示を行なうことができる。しかし、重大な
エラーが発生した場合には、上記エラー表示のための一
連の処理を行なえなくなってしまう可能性がある。例え
ば、(1)プロセッサ1からGA2へのコマンド、デー
タの供給が中途半端な状態で中断した場合には、GA2
はコマンド、データの続きを待つ状態になっている。そ
して、プロセッサ1からGA2にどのようなコマンド、
データを供給しても中断したコマンド、データの続きで
あると判断して処理を行なうのでGA2の動作の予測が
できない。即ち、所期のエラー表示を達成できない。
【0024】(2)プロセッサ1でエラーが発生したこ
とに起因して不正なコマンド、データがGA2に供給さ
れ、GA2がデッドロック、暴走等の状態になった場合
には、フレーム・バッファ5に対する正常なアクセスが
不可能になり、プロセッサ1からどのようなコマンド、
データをGA2に供給してもGA2は動作し得なくな
る。また、GA2が暴走している場合にはフレーム・バ
ッファ5をアクセスしている可能性があるので、そのま
までは、プロセッサ1から所定のコマンド、データを描
画処理部4に供給してエラー情報の書込みを行なおうと
してもフレーム・バッファ5に対するアクセスがぶつか
って正常なエラー表示を達成できない危険がある。
【0025】しかし、図4の実施例においては、プロセ
ッサ1がレジスタ6にアクセスし、アクセス禁止部7に
よってGA2によるフレーム・バッファ5のアクセスを
禁止し、その後にプロセッサ1によるフレーム・バッフ
ァ5のアクセスを行なうのであるから、GA2の状態に
拘らず正確なエラー表示を達成できる。尚、この発明は
上記の実施例に限定されるものではなく、例えば、i個
のプロセッサ、j個のGAおよび1個の描画処理部を設
けるとともに、コマンド選択部3として各プロセッサ、
GAにより生成されるコマンドを選択的に描画処理部4
に供給する構成を採用することが可能であるほか、この
発明の要旨を変更しない範囲内において種々の設計変更
を施すことが可能である。
【0026】
【発明の効果】請求項1の発明は、各部の待ち時間を大
巾に低減して、マルチタスク処理時における全体として
のフレーム・バッファに対するアクセス速度を向上でき
るという特有の効果を奏する。請求項2の発明は、各プ
ロセッサにおいて時分割処理等を行なうことなくマルチ
タスク処理を達成でき、マルチタスク処理時における全
体としてのフレーム・バッファに対するアクセス速度を
向上できるという特有の効果を奏する。
【0027】請求項3の発明は、GAを通してのエラー
表示が行なえない場合であっても、フレーム・バッファ
に対するアクセスの競合を排除して確実なエラー表示を
達成できるという特有の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のフレーム・バッファ・アクセス装置
の一実施例を示すブロック図である。
【図2】コマンド選択部の構成を詳細に示すブロック図
である。
【図3】この発明のフレーム・バッファ・アクセス装置
の他の実施例を示すブロック図である。
【図4】この発明のフレーム・バッファ・アクセス装置
のさらに他の実施例を示すブロック図である。
【図5】従来のフレーム・バッファ・アクセス装置を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1,1a,1b プロセッサ 2 GA 2b 出
力用FIFOメモリ 3 コマンド選択部 4 描画処理部 5フレーム
・バッファ 6 レジスタ 7 アクセス禁止部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のアプリケーション・プログラムを
    実行するプロセッサ(1)(1a)(1b)と、描画処
    理負荷が大きいアプリケーション・プログラムの実行に
    際して描画処理の一部を分担する補助描画処理手段
    (2)と、フレーム・バッファ(5)に対する描画のた
    めの処理を行なう描画処理手段(4)と、プロセッサ
    (1)(1a)(1b)から直接描画処理手段(4)に
    対して描画処理が指示されており、かつ描画処理手段
    (4)が実際には描画処理を行なっていないことを条件
    として補助描画処理手段(2)からの描画コマンドを描
    画処理手段(4)に供給する制御手段(3)と、補助描
    画処理手段(2)からの出力のためのFIFOメモリ手
    段(2b)とを含むことを特徴とするフレーム・バッフ
    ァ・アクセス装置。
  2. 【請求項2】 プロセッサ(1)(1a)(1b)およ
    び補助描画処理手段(2)をそれぞれ複数有していると
    ともに、制御手段(3)が該当するプロセッサ(1)
    (1a)(1b)または補助描画処理手段(2)からの
    コマンドを描画処理手段(4)に選択的に供給すべく制
    御を行なうものである請求項1に記載のフレーム・バッ
    ファ・アクセス装置。
  3. 【請求項3】 補助描画処理手段(2)による描画処理
    の中断が生じたことに応答してフレーム・バッファ
    (5)に対するアクセス権をプロセッサ(1)に与える
    アクセス権調停手段(6)(7)をさらに含んでいる請
    求項1に記載のフレーム・バッファ・アクセス装置。
JP3300404A 1991-11-15 1991-11-15 フレーム・バツフア・アクセス装置 Pending JPH05143741A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997029456A1 (fr) * 1996-02-06 1997-08-14 Sony Computer Entertainment Inc. Imageur

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997029456A1 (fr) * 1996-02-06 1997-08-14 Sony Computer Entertainment Inc. Imageur
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