JPH0514322Y2 - - Google Patents

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JPH0514322Y2
JPH0514322Y2 JP2331085U JP2331085U JPH0514322Y2 JP H0514322 Y2 JPH0514322 Y2 JP H0514322Y2 JP 2331085 U JP2331085 U JP 2331085U JP 2331085 U JP2331085 U JP 2331085U JP H0514322 Y2 JPH0514322 Y2 JP H0514322Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は磁気録音再生装置に関し、特に磁気テ
ープ特性のバラツキに対する自動調整機能を持つ
た磁気録音再生装置に関する。
(従来の技術) この種の自動調整にはテスト信号の再生レベル
を正確に検出することが要求され、様々な条件に
より発生するドロツプアウト及びレベル変動の対
策が色々と考えられている。例えば、所定期間に
亘り、再生信号を積分し、その積分した値を再生
レベルに換算する検出方法では、その所定期間中
にドロツプアウトが発生すると、リセツトして再
検出する対策が採用され、また基準値と再生レベ
ルとの大小検出をN回行う検出方法では、その基
準値に対する再生レベルの大(小)の数が所定の
範囲内に入つた場合に、それらが同等の値を有す
ると判断するようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、これら従来の方法は、構成が複雑であ
り、また再生レベルの検出時間が長くなる等の欠
点があつた。
(問題を解決するための手段) テスト信号の再生レベルの検出値にもとづいて
録音条件を自動調整するようにした磁気録音再生
装置において、所定のサンプリング期間において
テスト信号の再生レベルをサンプリングするサン
プリンク手段と、前記サンプリング期間内におけ
る前記再生レベルの最大値を検出する最大値検出
手段と、該最大値から予め定められた一定値を引
き算する引き算手段とからなる。
(作用) 所定のサンプリング期間内における再生レベル
の最大値から実験値に基づく予め用意された一定
値を引き算することにより、再生レベルの検出値
を算出する。
(実施例) 第1図は本考案の一実施例を示した構成図で、
1はマイクロコンピユータ(以下マイコンと称
す)を示し、データ処理されたデジタル出力信号
をD/A変換器2に出力する。D/A変換器2は
これらデジタル信号をアナログ信号に変換してバ
イアス電流制御回路3及び信号レベル制御回路5
にそれぞれ制御信号S1,S2を出力する。バイアス
電流制御回路3は、この制御信号S1に基づいて、
録音バイアス電流発生回路4を制御して、所望の
録音バイアス電流をミキシング回路10に出力さ
せる。また、録音信号レベル制御回路5は、制御
信号S2に基づいて、電圧制御回路6(以下VCA
と称す)のゲインを制御して、所望の出力電圧信
号V3を出力させる。発振器7は、マイコン1の
出力ポートP1からの制御信号S3に基づいて、所
定の周波数及びレベルの正弦波信号V2を発信し
て、スイツチ8の一方の固定端子81に出力する。
スイツチ8はその他方の固定端子82に録音信号
入力端子17からの録音入力信号V1が入力され、
マイコン1の出力ポートP2からの反転命令信号
S4に基づいて、選択された出力信号をその可動端
子83からVCA6の入力部に出力する。VCA6
からの電圧信号V3は、録音アンプ9により所定
のイコライゼーシヨンで電流増幅され、さらにミ
キシング回路10で録音バイアス電流とミキシン
グされた後、録音ヘツド11に出力されて磁気テ
ーフ19に記録される。
一方、検波回路13は再生ヘツド12からの再
生信号の増幅、検波、整流を行つて、その出力電
圧V4をA/D変換器14に出力する。従つて、
A/D変換器14は再生信号レベルに応じたデジ
タル信号をマイコン1の入力ポートP3に出力し、
マイコン1による再生レベル検出を可能とする。
また再生ヘツド12からの再生信号は、通常の
再生イコライザーアンプ15、ラインアンプ16
を介して、出力端子18から出力信号として出力
される。
以上の構成において、その動作を説明する。
第2図乃至第5図は本考案の動作を示すマイコ
ン1のフローチヤートで、第2図は主に録音信号
レベル調整のフローを示す。スタート命令入力端
子(図示せず)からのスタート命令信号によりそ
のフローが開始され、録音テープの種類(例え
ば、メタル、クローム、ノーマルなど)別に予め
用意されたレベル、バイアスの各標準データが6
ビツトのデジタル信号でD/A変換器2に出力さ
れる。D/A変換器2は、このデジタル信号をア
ナログ電圧信号に変換してバイアス電流制御回路
3に制御信号S1を出力してバイアス電流を設定す
ると共に、録音信号レベル制御回路5に制御信号
S2を出力してVCA6のゲインを設定した後、こ
れら制御信号S1,S2の出力を保持する。次に、そ
の出力ポートP1からの制御信号S3で発振器7か
ら所定レベルの400Hzの正弦波信号V2を出力す
ると共に、その出力ポートP2からの制御信号S4
でスイツチ8の可動端子83を固定端子81側に切
り換えて、磁気テープ19を用いて400Hz正弦波
信号の録音再生を行う。そして録音ヘツド11と
再生ヘツド12間のテープ走行時間ロスを考慮し
て所定時間だけ待つた後、再生ヘツド12で再生
された再生信号を検波回路13、A/D変換器1
4を介して入力し、その再生レベルの検出を行
う。
尚、マイコンによる再生レベル検出方法につい
ては後で詳しく説明する。
次に、発振器7の発振出力を停止させ、マイコ
ン1の内部ROMに予め用意したスケールを基
に、再生レベルが所望する基準レベルと等しくな
るようにVCA6の新たにゲイン設定を行う。こ
のスケールには検出した再生レベルと基準レベル
との差に基づいたゲイン設定用データがメモリさ
れている。
次に録音バイアス電流調整のフローとなり、6
ビツトのバイアスデータ100000に基づく録音バイ
アス電流が録音バイアス電流発生回路4からミキ
シング回路10に出力される。そして発振器7は
所定レベルの15kHzの正弦波を発信し、テープ走
行ロス時間だけ待つた後、その再生レベル検出を
行う。
第3図はMSB(BIT5)の信号設定のフローで、
所望の基準レベルと検出された再生レベルとの比
較を行つて、その差が所定誤差範囲内にあれば、
このバイアスデータをそのまま出力してENDと
し、それより低い場合には、バイアスデータを
010000として出力し、逆に高い場合には110000と
して出力して、再び再生レベル検出を行う。
第4図は次ビツト(BIT4)の設定フローで、
新たに設定されたバイアス電流値による再生レベ
ル検出を行つて再び基準レベルとの比較をし、そ
の差が所定誤差範囲内にあれば、このバイアスデ
ータをそのまま出力してENDとし、それより低
い場合は、バイアスデータを×01000(×は設定済
みビツトを示す)として出力し、逆に高い場合は
×11000として出力して、再び再生レベル検出を
行う。
同様のフローにより、それ以後の各ビツト
(BIT3〜BIT1)を定めて、第5図に示すLSB
(BITO)のフローに移る。
ここでも同様のフローを行うが、最後にバイア
スデータを出力した後、ENDとする。この様に
MSBから順に各ビツトの設定を行うことにより、
最大6回の再生レベル検出で6ビツトのバイアス
データを決定することが出来る。
以上の例に示したような磁気テープ特性のバラ
ツキに対する自動調整を行うに当つて、特に重要
なことは再生レベル検出を正確に行うことであ
る。
ここで、その再生レベルの検出方法について詳
しく説明する。
第6図に磁気テープを用いた録音再生装置の一
般的な再生波形61を示す。この中に含まれるド
ロツプアウト62,63などによるレベルの誤認
を防ぐ為、所定の測定期間(実施例では
200msec)に所定回数(実施例では10回)のデー
タD1〜D10の取り込みを行い、その中から最大値
Dmax(第6図中に於いてはD9)を選び出す。そ
して選ばれた最大値Dmaxから所定の値を引いた
ものを再生レベルの検出値として採用する。
第7図は、これら一連の動作のフローを示した
もので、簡単にその説明をする。
先ず、再生レベル取り込みフローが開始される
と、その取り込み回数がセツトされる。更に、用
意されたメモリーがクリアされ、20msec待つた
後にデータD1の取り込み(検出範囲0.5V〜2Vを
リニアに6ビツトで読む)が行なわれる。そして
メモリーに入つているデータ(初回は000000)と
大小比較がなされ、メモリーは大きい方のデータ
D1に書き換えられる。そして20msec待つた後に
2回目のデータD2が取り込まれ、再びメモリー
データD1との大小比較が行なわれ、大きい方の
データがメモリーされる。以下、同じ動作が10回
繰り返され、最終的に取り込みデータD1〜D10
の最大値Dmaxがメモリーデータとして残る。次
に、この最大値Dmaxから1ステツプ分のデータ
(検出範囲0.5V〜2Vをリニアに6ビツトで読むた
めに23mVに相当する)を引き、これを再生検出
レベルとする。
従つて、第6図中に示したドロツプアウト6
2,63の影響を受けるデータD4,D7を除くこ
とが出来る。また、前記した最大値Dmaxは測定
期間中での最大レベル値となる確率が高く(この
確率が十分高くなるようにデータの取り込み回数
を設定する)、この最大値Dmaxは測定期間中の
平均再生レベル値Daよりも多少高めになること
が予想される。
一方、第6図中の波形61の様な一般的な再生
波形に於ける実験データによると、前記した最大
値Dmaxと平均レベル値Daとの差は略一定であ
ることがわかり、実施例ではその最大値Dmaxか
ら1ステツプ分を引くことにより、略平均レベル
Daとすることが出来た。
尚、実施例ではマイコンを用いたが、本考案
は、最大値検出にピークホールド回路を用いるな
ど、他の方法でも実施しうることはいうまでもな
い。
(考案の効果) 本考案はドロツプアウトには影響されず、レベ
ル変動に対しても比較的影響されにくい再生レベ
ルを得ることが出来る。また、マイコンを用いる
ものに於いては、データの平均値計算をする必要
がないので、データ処理時間の短縮を図れるだけ
でなく、簡単な構成で、しかも、メモリ容量が小
さくて済むなど構成、性能、コスト面で、様々な
効果を生むものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示したブロツク
図、第2図〜第5図、及び第7図は動作の流れを
示したフローチヤート、第6図は本考案の説明に
供する図。 1……マイクロコンピユータ、2……D/A変
換器、3……録音バイアス電流制御回路、4……
録音バイアス電流発生回路、5……録音信号レベ
ル制御回路、6……電圧制御回路、7……発振
器、8……スイツチ、9……録音アンプ、10…
…ミキシング回路、11……録音ヘツド、12…
…再生ヘツド、13……検波回路、14……A/
D変換器、15……再生イコライザーアンプ、1
6……ラインアンプ、17……録音信号入力端
子、18……信号出力端子、19……磁気テー
プ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) テスト信号の再生レベルの検出値にもとづい
    て録音条件を自動調整するようにした磁気録音
    再生装置において、所定のサンプリング期間に
    おいてテスト信号の再生レベルをサンプリング
    するサンプリンク手段と、前記サンプリング期
    間内における前記再生レベルの最大値を検出す
    る最大値検出手段と、該最大値から予め定めら
    れた一定値を引き算する引き算手段とからな
    り、前記最大値から前記一定値を引いた値を前
    記再生レベルの検出値としたことを特徴とする
    磁気録音再生装置。 (2) 前記サンプリング手段は、前記サンプリング
    期間における再生レベルの瞬時値を複数回サン
    プリングすることを特徴とする実用新案登録請
    求第1項記載の磁気録音再生装置。
JP2331085U 1985-02-20 1985-02-20 Expired - Lifetime JPH0514322Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP2331085U JPH0514322Y2 (ja) 1985-02-20 1985-02-20

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JP2331085U JPH0514322Y2 (ja) 1985-02-20 1985-02-20

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Publication Number Publication Date
JPS61140409U JPS61140409U (ja) 1986-08-30
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