JPH0514264U - 防水床パン - Google Patents
防水床パンInfo
- Publication number
- JPH0514264U JPH0514264U JP5975891U JP5975891U JPH0514264U JP H0514264 U JPH0514264 U JP H0514264U JP 5975891 U JP5975891 U JP 5975891U JP 5975891 U JP5975891 U JP 5975891U JP H0514264 U JPH0514264 U JP H0514264U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bathtub
- water heater
- recess
- washing
- floor pan
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 洗い場と浴槽載置部が一体形成された構造
で、その浴槽載置部に半埋込式浴槽を配置した際に、そ
の浴槽と洗い場との段差の少ない構造の防水床パンを提
供する。 【構成】 浴槽載置部に配置される室内給湯器の側方の
洗い場の一部に、浴槽載置部の床面を延長した底面およ
びその載置部側に室内給湯器が通過し得る開放部を備え
た凹部を設けるとともに、その凹部の底面に排水孔を設
けている。このような凹部を設けることにより、浴槽載
置部を深くしても給湯器の着脱を洗い場側から簡単に行
うことが可能なる結果、所期の目的を達成できる。
で、その浴槽載置部に半埋込式浴槽を配置した際に、そ
の浴槽と洗い場との段差の少ない構造の防水床パンを提
供する。 【構成】 浴槽載置部に配置される室内給湯器の側方の
洗い場の一部に、浴槽載置部の床面を延長した底面およ
びその載置部側に室内給湯器が通過し得る開放部を備え
た凹部を設けるとともに、その凹部の底面に排水孔を設
けている。このような凹部を設けることにより、浴槽載
置部を深くしても給湯器の着脱を洗い場側から簡単に行
うことが可能なる結果、所期の目的を達成できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】 本考案は、例えば中高層住宅などの浴室に適用され る半埋込式浴槽の設置に用いられる防水床パンに関する。
【0002】
【従来の技術】 半埋込式浴槽を設置するのに使用される防水床パンとして は、洗い場とその床面より落ち込んだ浴槽載置部とを一体形成し、その載置部に 浴槽を落とし込みにより配置する構造のものが一般的である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】 ところで、半埋込式浴槽には、屋外給湯 と屋内給湯の二つのタイプのものがあり、このうち、屋内給湯タイプの浴槽に使 用する防水床パンにおいては、従来、浴槽載置部の洗い場に対する深さが、例え ば5cm程度と浅い構造のものが一般的であった。これは、浴槽載置部を深くする と、給湯器の設置時、あるいはメンテナンスを行う際の取り出しが困難となるた めで、その深さは、通常、排水管のつまり等を考慮し、防水床パン全体で浴槽の 満水量を貯水可能な範囲内で、なるべく浅くなるように決定されていた。このた め、従来の防水床パンを用いて浴槽を設置すると、浴槽と洗い場との段差が非常 に大きくなってしまい、これにより浴槽への入出浴がし難く、例えば高齢者や身 障者には適さない浴室となっていた。
【0004】 なお、従来の防水床パンによると、洗い場と浴槽載置部のそれぞれに排水孔が 設けられており、それらの排水管の引き回しの自由度が少ないといった欠点もあ る。 本考案は、上記の従来の問題点および欠点に鑑みてなされたもで、その目的と することろは、半埋込式浴槽と洗い場との段差が少なく、また排水管の接続が容 易な構造の防水床パンを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成するための構成を、実施 例に対応する図1を参照しつつ説明すると、本考案は、洗い場11と、その床面 11aより落ち込んだ形状の浴槽載置部12が一体形成され、その浴槽載置部1 2に、浴槽101および室内給湯器102が、その各側面が洗い場11側に向く よう配置される床パン1において、室内給湯器102が配置される部位の側方位 置の洗い場11の一部に、浴槽載置部12の床面12aを延長した底面2aと、 浴槽載置12側に室内給湯器102が通過し得る開放部2bを備えた凹部2を形 成するとともに、その凹部2の底面2aに排水孔3を設けたことによって特徴づ けられる。
【0006】
【作用】 屋内給湯器102の設置は、まず、給湯器102を凹部2内に落 とし込み、次いで給湯器102を浴槽載置部12内へとスライドさせるという作 業を行えばよい。一方、給湯器102を取り外す際には、給湯器102を凹部2 内へとスライドさせた後に、上方へと持ち上げるといった作業を行えばよく、そ の両者の作業を洗い場側から簡単に行うことが可能となる。従って、浴槽載置部 12の深さを深くしても、室内給湯器102の着脱作業を容易に行うことが可能 となる結果、所期の目的を達成できる。
【0007】 また、排水孔3を、防水床パン1の最底部である凹部の底面2aに設けること で、洗い場11と浴槽載置部12の双方の排水を一つの排水孔で処理することが 可能となる。
【0008】
【実施例】 本考案の実施例を、以下、図面に基づいて説明する。 図1は本考案実施例の構造を示す図で、(a) および(b) は、その実施例の斜視 図および平面図をそれぞれ示す。 防水床パン1は、洗い場11と、その床面11aから落ち込んだ浴槽載置部1 2とが一体形成されたもので、その浴槽載置部12は、半埋込式の浴槽101お よびその室内給湯器102を、その各側面を洗い場11側に向けて配置できる形 状寸法となっている。
【0009】 また、洗い場11の浴槽載置部12の近傍位置には、その浴槽載置部の側壁1 2aに対して平行にかつ一様幅でのびる溝11bが設けられている。この溝11 bは、洗い場11の排水を、後述する排水孔3へと導くためのものである。 さて、室内給湯器102の配置位置の側方の洗い場11の一部には、その床面 11aから落ち込んだ形状の凹部2が設けられている。この凹部2の一側面は浴 槽載置部12内への開放部2bとなっており、その開口幅は、(b) に示すように 室内給湯器102が通過できる程度の大きさとなっている。また、凹部2の底面 2aは、浴槽載置部の床面12aと一体形成されており、その中央部には排水孔 3が設けられている。
【0010】 なお、洗い場の床面11aは、溝11bに向けて下り勾配が付けられており、 また、溝11bは凹部2に向けて下り勾配が付けられている。さらに、浴槽載置 部12の床面12aは凹部2の排水孔3に向けて下り勾配が付けられている。 次に、本考案実施例の作用を、防水床パン1および浴槽101の設置手順とと もに述べる。
【0011】 まず、防水床パン1を浴室床面上に脚ボルト等を用いて据え付けた後、防水床 パン1のその浴槽載置部12に浴槽101を配置し、次いで室内給湯器102を 配置するわけであるが、この給湯器の設置は、室内給湯器102を凹部2内へ一 度落とし込んで、次いで、浴槽載置部12側へとスライドさせるといった手順で 行う。従って、その設置作業を防水床パン1の洗い場11側から行うことが可能 となる。なお、これらの設置作業が完了した後に、凹部3の上方開口部には、そ の内部を隠蔽するための簀の子(図示せず)を装着する。
【0012】 一方、室内給湯器102のメンテナンス等を行う際に、給湯器を取り外す場合 には、室内給湯器102を凹部2内へとスライドさせた後に、上方へと持ち上げ るといった作業を行えばよい。 このように、室内給湯器102の着脱を、洗い場11側から簡単に行うことが できるので、浴槽載置部12の洗い場11に対する深さを深くすることが可能と なる。例えば、その深さが、従来、洗い場の床面11aに対して5cm程度であっ たのに対し、本考案実施例では、その床面11aからの深さを20cm程度とする ことが可能となる。
【0013】 なお、以上の本考案実施例においては、防水床パン1に室内給湯タイプの浴槽 を配置する例について説明したが、その防水床パン1は、屋外給湯タイプの浴槽 用として用いることも可能である。
【0014】
【考案の効果】 以上説明したように、本考案によれば、浴槽載置部に配置 される室内給湯器の側方の洗い場の一部に、浴槽載置部の床面を延長した底面お よびその載置部側に室内給湯器が通過し得る開放部を備えた凹部を設けたので、 浴槽載置部を深くしても給湯器の着脱を床パンの洗い場側から簡単に行うことが 可能となり、これによって、浴槽と洗い場との段差を少なくすることができる結 果、例えば高齢者や身障者を対象とした浴室の実現化を達成できる。
【0015】 また、最底部である凹部の底面に排水孔を設けたので、洗い場と浴槽載置部の 排水を一つの排水孔で処理することが可能となり、これによって、防水床パンへ の排水管の接続は1箇所でよく、その排水管の引き回し方向の自由度が高いとい った利点もある。
【図1】 本考案実施例の構造を示す図
【符号の説明】 1・・・・防水床パン 11・・・・洗い場 11a・・・・洗い場の床面 12・・・・浴槽載置部 12a・・・・浴槽載置部の床面 2・・・・凹部 2a・・・・凹部の底面 2b・・・・開放部 3・・・・排水孔 4・・・・溝 101・・・・半埋込式の浴槽 102・・・・屋内給湯器
Claims (1)
- 【請求項1】 洗い場と、その床面より落ち込んだ形状
の浴槽載置部が一体形成され、上記浴槽載置部に浴槽お
よびその室内給湯器が、その各側面が上記洗い場側に向
くよう配置される床パンにおいて、上記室内給湯器が配
置される部位の側方位置の上記洗い場の一部に、上記浴
槽載置部の床面を延長した底面と、その載置部側に当該
室内給湯器が通過し得る開放部を備えた凹部を形成する
とともに、その凹部の底面に排水孔を設けたことを特徴
とする防水床パン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5975891U JP2535509Y2 (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | 防水床パン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5975891U JP2535509Y2 (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | 防水床パン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0514264U true JPH0514264U (ja) | 1993-02-23 |
JP2535509Y2 JP2535509Y2 (ja) | 1997-05-14 |
Family
ID=13122486
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5975891U Expired - Fee Related JP2535509Y2 (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | 防水床パン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2535509Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5039893U (ja) * | 1973-07-31 | 1975-04-23 |
-
1991
- 1991-07-30 JP JP5975891U patent/JP2535509Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5039893U (ja) * | 1973-07-31 | 1975-04-23 | ||
JPS545426Y2 (ja) * | 1973-07-31 | 1979-03-09 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2535509Y2 (ja) | 1997-05-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
NO990110L (no) | Prefabrikert dusjmodul samt fremgangsmÕte for dusjbygging | |
JPH0514264U (ja) | 防水床パン | |
JP2510899Y2 (ja) | 衛生設備室 | |
JPH0341563Y2 (ja) | ||
JPH022796Y2 (ja) | ||
JP2501289Y2 (ja) | 浴 槽 | |
JPH0584148A (ja) | 浴槽可動浴室ユニツト | |
JPH0414541Y2 (ja) | ||
JPS6017193Y2 (ja) | 風呂 | |
JPH0322990Y2 (ja) | ||
JPS62203358U (ja) | ||
JPS6135117Y2 (ja) | ||
JPH061028Y2 (ja) | 浴槽付洗場 | |
JPH0628071Y2 (ja) | 身障者用トイレにおける手洗い器付手摺り | |
JPH0145303Y2 (ja) | ||
JPH063190U (ja) | 浴槽と防水パンの組合わせユニット | |
JPS6020700Y2 (ja) | 流し台 | |
JPH0337927U (ja) | ||
JPS5841268Y2 (ja) | 浴室の床パン | |
JP3589647B2 (ja) | 洗面室ユニットのフロア構造 | |
JP2599501B2 (ja) | 浴室ユニット | |
JPH0317176Y2 (ja) | ||
JP2529634Y2 (ja) | 浴槽の設置構造 | |
JPS594595Y2 (ja) | 調理作業台 | |
JPH0619659Y2 (ja) | ユニットバスの排水接続管 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |