JPH0514238Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0514238Y2 JPH0514238Y2 JP1984182620U JP18262084U JPH0514238Y2 JP H0514238 Y2 JPH0514238 Y2 JP H0514238Y2 JP 1984182620 U JP1984182620 U JP 1984182620U JP 18262084 U JP18262084 U JP 18262084U JP H0514238 Y2 JPH0514238 Y2 JP H0514238Y2
- Authority
- JP
- Japan
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- sample
- primary
- fluorescent
- ray
- rays
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- Expired - Lifetime
Links
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 3
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
本考案は一次X線を照射される試料面が円形と
なるように試料を試料セルに装着し、前記円形試
料面に対し斜め方向からX線管にて一次X線を照
射し、試料から発生する蛍光X線を検出器にて検
出するようにした蛍光X線分析装置に関する。
なるように試料を試料セルに装着し、前記円形試
料面に対し斜め方向からX線管にて一次X線を照
射し、試料から発生する蛍光X線を検出器にて検
出するようにした蛍光X線分析装置に関する。
<従来の技術>
蛍光X線分析装置において、本来、試料面に対
して蛍光X線取出し角φ(第5図参照)のみなら
ず一次X線照射角も90°となることが理想ではあ
るが、X線管1及び検出器2の物理的形状から、
第5図に示すように、試料面Sに対し一次X線照
射角が略45°となるようにX線管1が配置され
る。
して蛍光X線取出し角φ(第5図参照)のみなら
ず一次X線照射角も90°となることが理想ではあ
るが、X線管1及び検出器2の物理的形状から、
第5図に示すように、試料面Sに対し一次X線照
射角が略45°となるようにX線管1が配置され
る。
<考案が解決しようとする問題点>
ところが、従来のものは、コリメータ3の穴4
が円形であるため一次X線照射面Pが楕円形とな
り、次のような不都合があつた。
が円形であるため一次X線照射面Pが楕円形とな
り、次のような不都合があつた。
即ち、試料面Sが円形であるため、試料面S全
体に一次X線を照射すると、第6図に示すように
一次X線照射面Pが試料セル5部分にまではみ出
し、試料セル5に含まれる元素をX線が励起して
螢光X線が発生しバツクグランドが高くなる。例
えば、試料セル5がアルミニウム製の場合、アル
ミニウムの螢光X線が検出され、それがバツクグ
ランドとなる。
体に一次X線を照射すると、第6図に示すように
一次X線照射面Pが試料セル5部分にまではみ出
し、試料セル5に含まれる元素をX線が励起して
螢光X線が発生しバツクグランドが高くなる。例
えば、試料セル5がアルミニウム製の場合、アル
ミニウムの螢光X線が検出され、それがバツクグ
ランドとなる。
さらに、単位秒あたりに処理可能な螢光X線の
数(CPS)は限られているので、試料セル5から
の螢光X線を処理すると検出効率がそれだけ低下
する。本考案は簡単な構造改良を施すだけで上記
従来の問題点を解決するものである。
数(CPS)は限られているので、試料セル5から
の螢光X線を処理すると検出効率がそれだけ低下
する。本考案は簡単な構造改良を施すだけで上記
従来の問題点を解決するものである。
<問題点を解決するための手段>
本考案は、上記問題点を解決するため、試料セ
ルの円形の穴に試料が装着されて円形の試料面が
形成され、その円形試料面に対し斜め方向からX
線管の先端に取付けられるコリメータを介してX
線管からの一次X線を平行光線束にして照射し、
前記試料から発生する蛍光X線を検出器にて検出
するようにした蛍光X線分析装置において、前記
X線管の先端に取付けられるコリメータの穴の形
状を略卵形とし、もつて前記円形試料面と、試料
面に一次X線によつて形成される一次X線照射面
とを略一致させるように構成してある蛍光X線分
析装置である。
ルの円形の穴に試料が装着されて円形の試料面が
形成され、その円形試料面に対し斜め方向からX
線管の先端に取付けられるコリメータを介してX
線管からの一次X線を平行光線束にして照射し、
前記試料から発生する蛍光X線を検出器にて検出
するようにした蛍光X線分析装置において、前記
X線管の先端に取付けられるコリメータの穴の形
状を略卵形とし、もつて前記円形試料面と、試料
面に一次X線によつて形成される一次X線照射面
とを略一致させるように構成してある蛍光X線分
析装置である。
<実施例>
以下、本考案の一実施例を第1図ないし第4図
に基いて説明する。
に基いて説明する。
第1図において、10はたとえばアルミニウム
製の試料セルで円形の穴11が設けられており、
そこに試料12が装着されて円形の試料面Sが形
成される。13はX線発生源14を内蔵する公知
構造のX線管であり、一次X線照射角が約45°
となるよう試料面Sに対し斜めに配置されてい
る。このX線管13は従来品と異なり、その先端
に取付けられたコリメータ15の穴16が第3,
4図に示すように略卵形(第1,3,4図におけ
る上方部分が細く、下方部分が太い卵形)に形成
されている。17は従来公知の検出器であつて試
料12からの螢光X線取出し角φが約90°となる
ように試料面Sの上方に配置されている。
製の試料セルで円形の穴11が設けられており、
そこに試料12が装着されて円形の試料面Sが形
成される。13はX線発生源14を内蔵する公知
構造のX線管であり、一次X線照射角が約45°
となるよう試料面Sに対し斜めに配置されてい
る。このX線管13は従来品と異なり、その先端
に取付けられたコリメータ15の穴16が第3,
4図に示すように略卵形(第1,3,4図におけ
る上方部分が細く、下方部分が太い卵形)に形成
されている。17は従来公知の検出器であつて試
料12からの螢光X線取出し角φが約90°となる
ように試料面Sの上方に配置されている。
上記構成によれば、第2図に示すように一次X
線照射面Pは略円形となつて試料面Sと略一致
し、試料面Sからはみだして試料セル10部分に
まで一次X線が照射されるということがない。
線照射面Pは略円形となつて試料面Sと略一致
し、試料面Sからはみだして試料セル10部分に
まで一次X線が照射されるということがない。
<考案の効果>
本考案は上述のように構成したので、一次X線
照射面が円形となつて円形の試料面のみに一次X
線が照射され、従つて、試料セルからの螢光X線
の発生を防止することができ、前述したバツクグ
ランドを低減できる。又、単位秒あたりに処理可
能な螢光X線は前述したごとく限られているが、
本考案では試料からの螢光X線のみを処理するの
で検出効率が向上する。
照射面が円形となつて円形の試料面のみに一次X
線が照射され、従つて、試料セルからの螢光X線
の発生を防止することができ、前述したバツクグ
ランドを低減できる。又、単位秒あたりに処理可
能な螢光X線は前述したごとく限られているが、
本考案では試料からの螢光X線のみを処理するの
で検出効率が向上する。
さらに、コリメータの穴の形状を略卵形にする
だけというように簡単な構造であり、既設の蛍光
X線分析装置のコリメータを取り替えるだけで上
記各効果を達成できる。
だけというように簡単な構造であり、既設の蛍光
X線分析装置のコリメータを取り替えるだけで上
記各効果を達成できる。
第1図は本考案装置の一実施例を示す概略説明
図、第2図は同上において、一次X線照射面と試
料面との関係を示す図、第3図はコリメータの側
面図、第4図は第1図A−A線矢視図、第5図は
従来装置を示す概略説明図、第6図は同上におい
て一次X線照射面と試料面との関係を示す図であ
る。 10……試料セル、12……試料、13……X
線管、15……コリメータ、16……コリメータ
の穴、17……検出器、S……試料面、P……一
次X線照射面。
図、第2図は同上において、一次X線照射面と試
料面との関係を示す図、第3図はコリメータの側
面図、第4図は第1図A−A線矢視図、第5図は
従来装置を示す概略説明図、第6図は同上におい
て一次X線照射面と試料面との関係を示す図であ
る。 10……試料セル、12……試料、13……X
線管、15……コリメータ、16……コリメータ
の穴、17……検出器、S……試料面、P……一
次X線照射面。
Claims (1)
- 試料セルの円形の穴に試料が装着されて円形の
試料面が形成され、その円形試料面に対し斜め方
向からX線管の先端に取付けられるコリメータを
介してX線管からの一次X線を平行光線束にして
照射し、前記試料から発生する蛍光X線を検出器
にて検出するようにした蛍光X線分析装置におい
て、前記X線管の先端に取付けられるコリメータ
の穴の形状を略卵形とし、もつて前記円形試料面
と、試料面に一次X線によつて形成される一次X
線照射面とを略一致させるように構成してある蛍
光X線分析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984182620U JPH0514238Y2 (ja) | 1984-12-01 | 1984-12-01 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984182620U JPH0514238Y2 (ja) | 1984-12-01 | 1984-12-01 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6197750U JPS6197750U (ja) | 1986-06-23 |
JPH0514238Y2 true JPH0514238Y2 (ja) | 1993-04-15 |
Family
ID=30740155
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984182620U Expired - Lifetime JPH0514238Y2 (ja) | 1984-12-01 | 1984-12-01 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0514238Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57114135A (en) * | 1981-01-08 | 1982-07-15 | Toshiba Corp | X-ray stop-down device |
-
1984
- 1984-12-01 JP JP1984182620U patent/JPH0514238Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57114135A (en) * | 1981-01-08 | 1982-07-15 | Toshiba Corp | X-ray stop-down device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6197750U (ja) | 1986-06-23 |
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