JPH05141902A - リード測定機用位置決め治具 - Google Patents
リード測定機用位置決め治具Info
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- JPH05141902A JPH05141902A JP30628991A JP30628991A JPH05141902A JP H05141902 A JPH05141902 A JP H05141902A JP 30628991 A JP30628991 A JP 30628991A JP 30628991 A JP30628991 A JP 30628991A JP H05141902 A JPH05141902 A JP H05141902A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 VTR用シリンダを水平方向と垂直方向とか
ら位置決めして、位置決めの繰り返し精度の向上を図
る。 【構成】 穴部46Aに連通し軸46の周面に開口する
案内穴を少なくとも3個放射状に形成し、ボール部材を
移動自在に配設し、また、内周にテーパ面52Aが形成
されたロック部材52を、テーパ面52Aがボール部材
を受け軸46の穴部46A方向に移動するロック位置と
テーパ面52Aとボール部材との当接を開放する開放位
置間を昇降可能に設けた。ロック部材52の上端部には
第1の圧縮ばね部材54が設けられ、支持板44とロッ
ク部材52の下端部間にはロック部材52を上方に付勢
する第2の圧縮ばね部材58が配設されている。これに
より、シリンダ22は基準面42Aとボール部材とで垂
直方向と水平方向との位置決めが行われる。
ら位置決めして、位置決めの繰り返し精度の向上を図
る。 【構成】 穴部46Aに連通し軸46の周面に開口する
案内穴を少なくとも3個放射状に形成し、ボール部材を
移動自在に配設し、また、内周にテーパ面52Aが形成
されたロック部材52を、テーパ面52Aがボール部材
を受け軸46の穴部46A方向に移動するロック位置と
テーパ面52Aとボール部材との当接を開放する開放位
置間を昇降可能に設けた。ロック部材52の上端部には
第1の圧縮ばね部材54が設けられ、支持板44とロッ
ク部材52の下端部間にはロック部材52を上方に付勢
する第2の圧縮ばね部材58が配設されている。これに
より、シリンダ22は基準面42Aとボール部材とで垂
直方向と水平方向との位置決めが行われる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はリード測定機用位置決
め治具に係り、特にVTR用シリンダドラムのリードを
測定する際に使用されるリード測定機用位置決め治具に
関する。
め治具に係り、特にVTR用シリンダドラムのリードを
測定する際に使用されるリード測定機用位置決め治具に
関する。
【0002】
【従来の技術】VTR用シリンダドラムリードのリード
角や真直度は、回転テーブルに固定されたシリンダドラ
ムのリードにVTRリード測定機の触針を当接すると共
に回転テーブルを回転して測定される。そして、回転テ
ーブルへのシリンダドラムの固定は、シリンダドラムに
組み付けられたシャフトをスクロールチャックで固定す
るスクロールチャック方式や、基準穴ヘシリンダドラム
に組み付けられたシャフトを挿入すると共にシリンダド
ラムに錘を載置して固定するインロー方式で行われる。
角や真直度は、回転テーブルに固定されたシリンダドラ
ムのリードにVTRリード測定機の触針を当接すると共
に回転テーブルを回転して測定される。そして、回転テ
ーブルへのシリンダドラムの固定は、シリンダドラムに
組み付けられたシャフトをスクロールチャックで固定す
るスクロールチャック方式や、基準穴ヘシリンダドラム
に組み付けられたシャフトを挿入すると共にシリンダド
ラムに錘を載置して固定するインロー方式で行われる。
【0003】一方、シリンダドラムリードのリード角や
真直度の測定値は高精度であることが要求されている。
そして、リード角や真直度の測定精度はシリンダドラム
の位置決め精度に左右される。そして、シリンダドラム
を回転テーブルに固定する際の位置決め精度は1μm以
下であることが要求されている。
真直度の測定値は高精度であることが要求されている。
そして、リード角や真直度の測定精度はシリンダドラム
の位置決め精度に左右される。そして、シリンダドラム
を回転テーブルに固定する際の位置決め精度は1μm以
下であることが要求されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スクロ
ールチャック方式やインロー方式ではシリンダドラムの
位置決めの繰り返し精度は5μm程度が限界であり、所
望の測定精度を得ることができないという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、シリ
ンダドラムの位置決めの繰り返し精度の向上を図ること
ができるリード測定機用位置決め治具を提供することを
目的とする。
ールチャック方式やインロー方式ではシリンダドラムの
位置決めの繰り返し精度は5μm程度が限界であり、所
望の測定精度を得ることができないという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、シリ
ンダドラムの位置決めの繰り返し精度の向上を図ること
ができるリード測定機用位置決め治具を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成する為に、端部に基準面が形成された筒体と、該筒体
内に同軸上に配設されると共にVTR用シリンダドラム
部材のシャフトが嵌入可能な穴部が形成され、該穴部に
連通すると共に周面に開口する案内穴が少なくとも3個
放射状に形成された受け軸と、前記案内穴内に移動自在
に配設されたボール部材と、前記受け軸に外嵌されると
共に内周にテーパ面が形成され、前記テーパ面が前記ボ
ール部材に当接して該ボール部材を前記穴部方向に移動
するロック位置と、前記テーパ面とボール部材との当接
を開放する開放位置間を昇降する環状のロック部材と、
該ロック部材の上端部に設けられた第1の圧縮ばね部材
と、前記支持板とロック部材の下端部間に配設され、前
記ロック部材を上方に付勢する第2の圧縮ばね部材と、
から成り、前記第1の圧縮ばね部材に前記シリンダドラ
ム部材が載置されると、前記シリンダドラム部材は、前
記第1の圧縮ばね部材の付勢力に抗して下降して前記筒
体の基準面に載置されると共に前記第2の圧縮ばねの付
勢力に抗して前記ロック部材をロック位置に移動し、前
記シリンダドラム部材を前記第1の圧縮ばねから除去す
ると前記第2の圧縮ばねの付勢力で前記ロック部材を開
放位置に移動することを特徴とする。
成する為に、端部に基準面が形成された筒体と、該筒体
内に同軸上に配設されると共にVTR用シリンダドラム
部材のシャフトが嵌入可能な穴部が形成され、該穴部に
連通すると共に周面に開口する案内穴が少なくとも3個
放射状に形成された受け軸と、前記案内穴内に移動自在
に配設されたボール部材と、前記受け軸に外嵌されると
共に内周にテーパ面が形成され、前記テーパ面が前記ボ
ール部材に当接して該ボール部材を前記穴部方向に移動
するロック位置と、前記テーパ面とボール部材との当接
を開放する開放位置間を昇降する環状のロック部材と、
該ロック部材の上端部に設けられた第1の圧縮ばね部材
と、前記支持板とロック部材の下端部間に配設され、前
記ロック部材を上方に付勢する第2の圧縮ばね部材と、
から成り、前記第1の圧縮ばね部材に前記シリンダドラ
ム部材が載置されると、前記シリンダドラム部材は、前
記第1の圧縮ばね部材の付勢力に抗して下降して前記筒
体の基準面に載置されると共に前記第2の圧縮ばねの付
勢力に抗して前記ロック部材をロック位置に移動し、前
記シリンダドラム部材を前記第1の圧縮ばねから除去す
ると前記第2の圧縮ばねの付勢力で前記ロック部材を開
放位置に移動することを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明によれば、筒体の一方の端部に支持板を
設けると共に他方の端部に基準面を形成し、また、受け
軸を筒体内に同軸上に配設すると共に支持板に植設し
た。そして、受け軸の端部にシリンダドラム部材のシャ
フトが嵌入可能な穴部を形成し、この穴部に連通すると
共に受け軸の周面に開口する案内穴を少なくとも3個放
射状に形成した。案内穴内にはボール部材を移動自在に
配設した。
設けると共に他方の端部に基準面を形成し、また、受け
軸を筒体内に同軸上に配設すると共に支持板に植設し
た。そして、受け軸の端部にシリンダドラム部材のシャ
フトが嵌入可能な穴部を形成し、この穴部に連通すると
共に受け軸の周面に開口する案内穴を少なくとも3個放
射状に形成した。案内穴内にはボール部材を移動自在に
配設した。
【0007】さらに、内周にテーパ面が形成されたロッ
ク部材は、テーパ面がボール部材に当接してボール部材
を受け軸の穴部方向に移動するロック位置と、テーパ面
とボール部材との当接を開放する開放位置間を昇降す
る。また、ロック部材の上端部には第1の圧縮ばね部材
が設けられ、支持板とロック部材の下端部間にはロック
部材を上方に付勢する第2の圧縮ばね部材が配設されて
いる。
ク部材は、テーパ面がボール部材に当接してボール部材
を受け軸の穴部方向に移動するロック位置と、テーパ面
とボール部材との当接を開放する開放位置間を昇降す
る。また、ロック部材の上端部には第1の圧縮ばね部材
が設けられ、支持板とロック部材の下端部間にはロック
部材を上方に付勢する第2の圧縮ばね部材が配設されて
いる。
【0008】そして、第1の圧縮ばね部材にシリンダド
ラム部材が載置されると、シリンダドラム部材は、第1
の圧縮ばね部材の付勢力に抗して下降して筒体の基準面
に載置されると共に第2の圧縮ばねの付勢力に抗してロ
ック部材をロック位置に移動してシリンダドラム部材が
位置決めされる。また、シリンダドラム部材を第1の圧
縮ばねから除去すると第2の圧縮ばねの付勢力でロック
部材を開放位置に移動してシリンダドラム部材が位置決
め治具から開放される。
ラム部材が載置されると、シリンダドラム部材は、第1
の圧縮ばね部材の付勢力に抗して下降して筒体の基準面
に載置されると共に第2の圧縮ばねの付勢力に抗してロ
ック部材をロック位置に移動してシリンダドラム部材が
位置決めされる。また、シリンダドラム部材を第1の圧
縮ばねから除去すると第2の圧縮ばねの付勢力でロック
部材を開放位置に移動してシリンダドラム部材が位置決
め治具から開放される。
【0009】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係るリード測
定機用位置決め治具について詳説する。図1には本発明
に係るリード測定機用位置決め治具が使用されるVTR
リード測定機が示されている。同図に示すようにリード
測定機10の支持体12は垂直柱14に昇降自在に設け
られ、支持体12には差動変圧器16のコイルが設けら
れている。このコイルには差動変圧器16のコアが嵌入
され、コアはレバー18の右端部に設けられている。レ
バー18の左端部には触針20が設けられていて、触針
20はシリンダドラム22のリード22Aに接触されて
いる。シリンダドラム22は後述する位置決め治具40
に固定されていて、位置決め治具40は測定用のテーブ
ル24に載置されている。
定機用位置決め治具について詳説する。図1には本発明
に係るリード測定機用位置決め治具が使用されるVTR
リード測定機が示されている。同図に示すようにリード
測定機10の支持体12は垂直柱14に昇降自在に設け
られ、支持体12には差動変圧器16のコイルが設けら
れている。このコイルには差動変圧器16のコアが嵌入
され、コアはレバー18の右端部に設けられている。レ
バー18の左端部には触針20が設けられていて、触針
20はシリンダドラム22のリード22Aに接触されて
いる。シリンダドラム22は後述する位置決め治具40
に固定されていて、位置決め治具40は測定用のテーブ
ル24に載置されている。
【0010】この状態でテーブル24を回転すると、触
針20はリード22Aに沿って上下動する。触針20の
上下動による変位量はスケール26を介して読取りヘッ
ド28で読み取られると共に差動変圧器16でも検出さ
れる。そして、差動変圧器16で検出された変位量が0
になるようにモータ30が駆動して、支持体12を触針
20の変位量に追従するように上下動する。これによ
り、触針20の測定力が一定に維持されて、リード22
Aのリード角や真直度を高精度に測定することができ
る。 尚、図1上で39は基台である。
針20はリード22Aに沿って上下動する。触針20の
上下動による変位量はスケール26を介して読取りヘッ
ド28で読み取られると共に差動変圧器16でも検出さ
れる。そして、差動変圧器16で検出された変位量が0
になるようにモータ30が駆動して、支持体12を触針
20の変位量に追従するように上下動する。これによ
り、触針20の測定力が一定に維持されて、リード22
Aのリード角や真直度を高精度に測定することができ
る。 尚、図1上で39は基台である。
【0011】このように構成されているVTRリード測
定機10の回転テーブル24には前述した位置決め治具
40が設けられている。位置決め治具40は図2に示す
ように筒体42を備えていて、筒体42は下端部に支持
板44が設けられると共に上端部に基準面42Aが形成
されている。筒体42内には同軸上に受け軸46が配設
され、受け軸46は支持板44に植設されている。受け
軸46の上端部は円錐面状に形成されていて、更に受け
軸46の上端部にはシリンダドラム22のシャフト48
を嵌入可能な穴部46Aが形成されている。
定機10の回転テーブル24には前述した位置決め治具
40が設けられている。位置決め治具40は図2に示す
ように筒体42を備えていて、筒体42は下端部に支持
板44が設けられると共に上端部に基準面42Aが形成
されている。筒体42内には同軸上に受け軸46が配設
され、受け軸46は支持板44に植設されている。受け
軸46の上端部は円錐面状に形成されていて、更に受け
軸46の上端部にはシリンダドラム22のシャフト48
を嵌入可能な穴部46Aが形成されている。
【0012】また、受け軸46の上端部には穴部46A
に連通すると共に受け軸46の周面に開口する案内穴4
6B、46B、46Bが放射状に形成されている(図3
参照)。そして、各々の案内穴46B、46B、46B
内には、それぞれボール部材50、50が移動自在に設
けられている。案内穴46Bの長さ寸法は、ボール部材
50が案内穴46Bに2個設けられると、ボール部材5
0の球面が案内穴46Bから突出するように設定されて
いる。
に連通すると共に受け軸46の周面に開口する案内穴4
6B、46B、46Bが放射状に形成されている(図3
参照)。そして、各々の案内穴46B、46B、46B
内には、それぞれボール部材50、50が移動自在に設
けられている。案内穴46Bの長さ寸法は、ボール部材
50が案内穴46Bに2個設けられると、ボール部材5
0の球面が案内穴46Bから突出するように設定されて
いる。
【0013】受け軸46には環状のロック部材52が昇
降自在に嵌入されていて、環状のロック部材52の内周
上端部にはテーパ面52Aが形成されている。そして、
環状のロック部材52が所定量下降してロック位置に配
置されると、テーパ面52Aがボール50に当接してボ
ール50を穴部46Aの方向に移動する。一方、環状の
ロック部材52がロック位置から上昇して開放位置に配
置されると、テーパ面52Aとボール50との当接が開
放される。
降自在に嵌入されていて、環状のロック部材52の内周
上端部にはテーパ面52Aが形成されている。そして、
環状のロック部材52が所定量下降してロック位置に配
置されると、テーパ面52Aがボール50に当接してボ
ール50を穴部46Aの方向に移動する。一方、環状の
ロック部材52がロック位置から上昇して開放位置に配
置されると、テーパ面52Aとボール50との当接が開
放される。
【0014】ロック部材52の上端部には第1の圧縮ば
ね54の下端部が設けられ、第1の圧縮ばね54の上端
部にはプレート56が設けられている。これにより、プ
レート56に押下げ力が作用すると第1の圧縮ばね54
が圧縮して付勢力がロック部材52へ作用する。プレー
ト56の中央にはシリンダドラム22のシャフト48を
嵌入可能な穴56Aが形成されてる。また、支持板44
とロック部材46の下端部間には第2の圧縮ばね58が
配設されている。第2の圧縮ばね58はロック部材52
を上方に付勢している。
ね54の下端部が設けられ、第1の圧縮ばね54の上端
部にはプレート56が設けられている。これにより、プ
レート56に押下げ力が作用すると第1の圧縮ばね54
が圧縮して付勢力がロック部材52へ作用する。プレー
ト56の中央にはシリンダドラム22のシャフト48を
嵌入可能な穴56Aが形成されてる。また、支持板44
とロック部材46の下端部間には第2の圧縮ばね58が
配設されている。第2の圧縮ばね58はロック部材52
を上方に付勢している。
【0015】シリンダドラム22には錘60が載置され
ていて、錘60の下端部にはシリンダドラム22のシャ
フト62が嵌入可能な穴60Aが形成されている。この
ように構成された本発明に係るリード測定機用位置決め
治具の作用について説明する。先ず、シャフト48及び
シャフト62が取り付けられたシリンダドラム22を筒
体42の基準面42Aに載置する。これにより、シリン
ダドラム22の垂直方向の位置決めがおこなわれる。ま
た、シリンダドラム22が筒体42の基準面42Aに載
置されると、フランジ部22Bがプレート56に当接し
て第1の圧縮ばね54を圧縮する。第1の圧縮ばね54
が圧縮されると、第1の圧縮ばね54の付勢力が第2の
圧縮ばね58の付勢力に勝るので、ロック部材52がロ
ック位置まで下降する。従って、テーパ面52Aがボー
ル50に当接してボール50を穴部46Aの方向に移動
して、シャフト48の周面に当接する。これにより、シ
リンダドラム22の水平方向の位置決めがおこなわれ
る。
ていて、錘60の下端部にはシリンダドラム22のシャ
フト62が嵌入可能な穴60Aが形成されている。この
ように構成された本発明に係るリード測定機用位置決め
治具の作用について説明する。先ず、シャフト48及び
シャフト62が取り付けられたシリンダドラム22を筒
体42の基準面42Aに載置する。これにより、シリン
ダドラム22の垂直方向の位置決めがおこなわれる。ま
た、シリンダドラム22が筒体42の基準面42Aに載
置されると、フランジ部22Bがプレート56に当接し
て第1の圧縮ばね54を圧縮する。第1の圧縮ばね54
が圧縮されると、第1の圧縮ばね54の付勢力が第2の
圧縮ばね58の付勢力に勝るので、ロック部材52がロ
ック位置まで下降する。従って、テーパ面52Aがボー
ル50に当接してボール50を穴部46Aの方向に移動
して、シャフト48の周面に当接する。これにより、シ
リンダドラム22の水平方向の位置決めがおこなわれ
る。
【0016】この状態で、触針20をリード22Aの段
部に載置して、テーブル24を回動してリード22Aの
リード角や真直度を測定する。測定完了後、シリンダド
ラム22を筒体42の基準面42Aから上方に移動する
と、第1の圧縮ばね54の圧縮が開放されて、第2の圧
縮ばね58の付勢力が第1の圧縮ばね54の付勢力に勝
るので、ロック部材52がロック開放位置まで上昇す
る。従って、テーパ面52Aとボール50との当接が解
除されるので、ボール50が穴部46Aを移動すること
ができる。これにより、シャフト48がボール50の当
接から開放されて、シリンダドラム22が筒体42から
除去される。
部に載置して、テーブル24を回動してリード22Aの
リード角や真直度を測定する。測定完了後、シリンダド
ラム22を筒体42の基準面42Aから上方に移動する
と、第1の圧縮ばね54の圧縮が開放されて、第2の圧
縮ばね58の付勢力が第1の圧縮ばね54の付勢力に勝
るので、ロック部材52がロック開放位置まで上昇す
る。従って、テーパ面52Aとボール50との当接が解
除されるので、ボール50が穴部46Aを移動すること
ができる。これにより、シャフト48がボール50の当
接から開放されて、シリンダドラム22が筒体42から
除去される。
【0017】前記実施例では本発明に係るVTRリード
測定機用位置決め治具40をVTR用シリンダドラムの
リードを測定する場合について説明したが、本発明に係
る位置決め治具40はその他の被測定物にも適用するこ
とができる。
測定機用位置決め治具40をVTR用シリンダドラムの
リードを測定する場合について説明したが、本発明に係
る位置決め治具40はその他の被測定物にも適用するこ
とができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るリード
測定機用位置決め治具によれば、第1の圧縮ばね部材に
シリンダドラム部材が載置されると、シリンダドラム部
材は第1の圧縮ばね部材の付勢力に抗して下降して筒体
の基準面に載置される。これにより、シリンダドラム部
材は垂直方向の位置決めが行われ、同時に、第2の圧縮
ばねの付勢力に抗してロック部材をロック位置に移動す
る。これにより、シリンダドラム部材は水平方向の位置
決めが行われる。そして、シリンダドラム部材を第1の
圧縮ばねから除去すると第2の圧縮ばねの付勢力でロッ
ク部材を開放位置に移動してシリンダドラム部材が位置
決め治具から開放される。このように、シリンダドラム
部材を水平方向と垂直方向とから位置決めするので、位
置決めの繰り返し精度の向上を図ることができる。
測定機用位置決め治具によれば、第1の圧縮ばね部材に
シリンダドラム部材が載置されると、シリンダドラム部
材は第1の圧縮ばね部材の付勢力に抗して下降して筒体
の基準面に載置される。これにより、シリンダドラム部
材は垂直方向の位置決めが行われ、同時に、第2の圧縮
ばねの付勢力に抗してロック部材をロック位置に移動す
る。これにより、シリンダドラム部材は水平方向の位置
決めが行われる。そして、シリンダドラム部材を第1の
圧縮ばねから除去すると第2の圧縮ばねの付勢力でロッ
ク部材を開放位置に移動してシリンダドラム部材が位置
決め治具から開放される。このように、シリンダドラム
部材を水平方向と垂直方向とから位置決めするので、位
置決めの繰り返し精度の向上を図ることができる。
【図1】本発明に係るリード測定機用位置決め治具の断
面図
面図
【図2】本発明に係るリード測定機用位置決め治具の断
面図
面図
【図3】図2のA−A断面図
10…リード測定機 22…シリンダドラム 40…位置決め治具 42…筒体 42A…基準面 44…支持板 46…受け軸 46A…穴部 46B…案内穴 48…シャフト 50…ボール 52…ロック部材 52A…テーパ面 54…第1の圧縮ばね 58…第2の圧縮ばね
Claims (2)
- 【請求項1】 端部に基準面が形成された筒体と、 該筒体内に同軸上に配設されると共にVTR用シリンダ
ドラム部材のシャフトが嵌入可能な穴部が形成され、該
穴部に連通すると共に周面に開口する案内穴が少なくと
も3個放射状に形成された受け軸と、 前記案内穴内に移動自在に配設されたボール部材と、前
記受け軸に外嵌されると共に内周にテーパ面が形成さ
れ、前記テーパ面が前記ボール部材に当接して該ボール
部材を前記穴部方向に移動するロック位置と、前記テー
パ面とボール部材との当接を開放する開放位置間を昇降
する環状のロック部材と、 該ロック部材の上端部に設けられた第1の圧縮ばね部材
と、 前記支持板とロック部材の下端部間に配設され、前記ロ
ック部材を上方に付勢する第2の圧縮ばね部材と、 から成り、前記第1の圧縮ばね部材に前記シリンダドラ
ム部材が載置されると、前記シリンダドラム部材は、前
記第1の圧縮ばね部材の付勢力に抗して下降して前記筒
体の基準面に載置されると共に前記第2の圧縮ばねの付
勢力に抗して前記ロック部材をロック位置に移動し、前
記シリンダドラム部材を前記第1の圧縮ばねから除去す
ると前記第2の圧縮ばねの付勢力で前記ロック部材を開
放位置に移動することを特徴とするリード測定機用位置
決め治具。 - 【請求項2】 前記シリンダドラム部材には錘が載置さ
れて 第1の圧縮ばね及び第2の圧縮ばねの付勢力に抗
して前記シリンダドラム部材を筒体の基準面まで下降さ
せることを特徴とする請求項1のリード測定機用位置決
め治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30628991A JPH05141902A (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | リード測定機用位置決め治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30628991A JPH05141902A (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | リード測定機用位置決め治具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05141902A true JPH05141902A (ja) | 1993-06-08 |
Family
ID=17955305
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30628991A Pending JPH05141902A (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | リード測定機用位置決め治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05141902A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013103070A1 (ja) * | 2012-01-04 | 2013-07-11 | 株式会社東京精密 | 輪郭形状表面粗さ測定装置および輪郭形状表面粗さ測定方法 |
CN107525483A (zh) * | 2017-08-17 | 2017-12-29 | 安徽江淮汽车集团股份有限公司 | 一种压紧装置 |
-
1991
- 1991-11-21 JP JP30628991A patent/JPH05141902A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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GB2511979B (en) * | 2012-01-04 | 2016-05-04 | Tokyo Seimitsu Co Ltd | Contour and surface texture measuring instrument and contour and surface texture measuring method |
JP2017161548A (ja) * | 2012-01-04 | 2017-09-14 | 株式会社東京精密 | 輪郭形状表面粗さ測定装置および輪郭形状表面粗さ測定方法 |
CN107525483A (zh) * | 2017-08-17 | 2017-12-29 | 安徽江淮汽车集团股份有限公司 | 一种压紧装置 |
CN107525483B (zh) * | 2017-08-17 | 2019-06-28 | 安徽江淮汽车集团股份有限公司 | 一种压紧装置 |
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