JPH0514156Y2 - - Google Patents

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JPH0514156Y2
JPH0514156Y2 JP19900387U JP19900387U JPH0514156Y2 JP H0514156 Y2 JPH0514156 Y2 JP H0514156Y2 JP 19900387 U JP19900387 U JP 19900387U JP 19900387 U JP19900387 U JP 19900387U JP H0514156 Y2 JPH0514156 Y2 JP H0514156Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、金属やセラミツクス等の焼結炉に用
いられるホツトプレス装置に関するものである。
[従来の技術] 一般に、金属やセラミツクス等の粉末を加圧焼
結する場合、第3図に示すように、加熱室1の中
に、粉体試料Mを充填したダイス2を配し、ダイ
ス2内部の試料Mを、上下に配された上下のパン
チ3,4間に挾み、上ラム5を下方に移動して上
パンチ3を介して試料Mを押圧することにより加
圧し、その状態で加熱することにより焼結製品を
得ている。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、上記のような装置では、試料Mが押
圧されていくにしたがい、試料Mとダイス2との
内面間には摩擦力が生じ、この摩擦力に相当する
力がダイス2を介して下パンチ4に作用する。こ
の摩擦力は、押圧される試料Mの上側が大きく、
下にいくにつれ減少していくので、試料Mには、
上側は密に、また下側は粗になるという密度むら
が生じる問題点があつた。
[問題点を解決するための手段] 本考案は上記問題点を解決するためになされた
ものであつて、ダイス内部に装入した試料を2つ
のパンチ間に挟み、これらパンチを、シリンダ機
構によつて駆動される各ラムにより移動させ、こ
れによつて前記試料を加熱しながら一軸加圧成型
するホツトプレス装置において、前記ダイスを、
両パンチに対して相対移動可能に装備し、また、
前記各ラムを駆動する各シリンダ機構に対し、こ
れら各シリンダ機構の駆動出力を互いに同値と
し、かつ、試料の熱膨張を吸収する出力制御機構
と、各シリンダ機構の駆動ストロークの変位量を
検出するとともに、一方のシリンダ機構のストロ
ーク変位量に他方のシリンダ機構のストローク変
位量を同調させて各シリンダ機構の変位量の差を
零にすべく調整するストローク同調機構とを設け
たことを特徴としている。
[作用] 各ラムにより各パンチを介して試料を押圧して
加圧していく際、試料が収縮する段階で、ストロ
ーク同調機構を働かせて各ラムの移動量を同調さ
せることにより、収縮する試料とダイスとの間に
生じる両端における摩擦抵抗は互いに等しくその
摩擦抵抗は互いに打ち消し合い、したがつて、収
縮量は等しくなるとともに、ダイスの移動が防が
れ試料の均熱性が保持される。また、出力制御機
構により、試料を加圧する段階で各ラムの圧力を
同値とするとともに、試料が加熱されることによ
つて生じる熱膨張を吸収し、これによつて、試料
はほとんど密度むらのない圧粉体となる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を第1図ないし第2図
を参照して説明する。
第1図は装置全体の側断面図であつて、符号1
0で示されるものは、加熱炉本体11、炉蓋12
とからなる真空加熱炉である。加熱炉本体11の
内部には、やはり本体13a、蓋13bからなる
断熱壁13が配されており、この断熱壁13の内
部が加熱室14とされている。加熱炉本体11に
は真空排気口11aが形成され、また、加熱室1
4内にはヒータ14aが取り付けられている。
加熱炉10の上下には、プレスフレーム15
a,15bが配されており、これらは複数本のプ
レスロツド16によつて連結されている。そし
て、上側のプレスフレーム15aには、下方に進
出するロツド17aを有する上側油圧シリンダ1
7が、また、下側のプレスフレーム15bには、
上方に進出するロツド18aを有する下側油圧シ
リンダ18がそれぞれ設けられている。
前記加熱室14の中には、金属あるいはセラミ
ツクス等の粉末試料Mが装入される筒状のダイス
19が配置されている。このダイス19は、皿状
の台20の上に載せられるようになつているが、
この台20は、断熱壁13底部を摺動自在に貫通
する複数本の支持ロツド21に支持されており、
この支持ロツド21は、炉底外部に装備されたエ
アシリンダ22のロツド22aに連結されてい
る。すなわち、ダイス19は台20、支持ロツド
21を介してエアシリンダ22のロツド22aに
支持されている。なお、エアシリンダ22のロツ
ド22aは、最も伸長した状態でダイス19を支
持するようになつている。
また、エアシリンダ22の出力は、ダイス19
と台20とを合わせて重さにつり合うよう調節さ
れており、これ以上の反力を受けると、その分下
降するようになつている。
前記ダイス19の内部には、上パンチ23およ
び下パンチ24が、それぞれダイス19の軸方向
に沿つて移動自在に設けられている。すなわち、
ダイス19は、上下のパンチ23,14に対し相
対移動可能となつている。
上パンチ23の上方には、この上パンチ23を
上から押圧する上ラム25が取り付けられてい
る。この上ラム25は、前記上側油圧シリンダ1
7のロツド17aに連結されており、この上側油
圧シリンダ17の作動によつて上下動するように
なつている。
また、下パンチ24は、前記台20に対し下方
に脱落せぬよう貫通しており、この下パンチ24
の下方には、下パンチ24を下から押圧する下ラ
ム26が取り付けられている。この下ラム26
は、下側油圧シリンダ18のロツド18aに連結
されており、この下側油圧シリンダ18の作動に
よつて上下動するようになつている。
そして、試料Mは、ダイス19内において、上
記上下のパンチ23,24間に挾まれ、前記各油
圧シリンダ17,18をそれぞれ下降、上昇させ
ることにより、上下のラム25,26、上下のパ
ンチ23,24を介して押圧されるようになつて
いる。
次に、前記上側および下側の油圧シリンダ1
7,18に油圧を供給する油圧ユニツトについて
説明するが、この油圧ユニツトは下記に示す出力
制御および同調制御を行い得るものである。
第2図はそのユニツトの構成を示し、27は油
圧ポンプ、28は電磁切替弁である。
出力制御:ユニツトを構成する油圧配管の本
管からは、上下の油圧シリンダ17,18のヘ
ツド側へ油圧配管が分岐し、本管側に設けた電
磁比例式リリーフ弁29により、上下のシリン
ダ17,18の駆動出力が同値となるよう制御
される。これによつて試料Mは、上下のラム2
5,26、上下のパンチ23,24を介して、
上下方向から同圧力で加圧されるようになる。
また、試料Mが加熱されて熱膨張が生じた際に
は、電磁比例式リリーフ弁29が作動して油圧
を逃がすことにより過負荷が防止されるように
なつている。すなわち、その電磁比例式リリー
フ弁29が、各シリンダ17,18の出力を同
値とするとともに試料Mの熱膨張を吸収する出
力制御機構とされている。
同調制御:上下のシリンダ17,18のヘツ
ド側への油圧配管のうちの一方(この場合であ
れば下側油圧シリンダ18に対する配管)に、
流量調整弁30が、また他方(上側油圧シリン
ダ17)に、電磁比例式流量調整弁31が設け
られている。また、このユニツトには、上下の
シリンダ17,18のそれぞれのロツド17
a,18aのストロークの変位量(進出量)を
検出する変位センサ32,33が設けられ、さ
らに、これら変位センサ32,33の検出値を
比較し、下側油圧シリンダ18のロツド18a
の変位量を基準とした両油圧シリンダ17,1
8のストローク量の差を示す変位差計34が設
けられている。
そして、この変位差計34の表示に応じ、その
表示が零となるよう前記電磁比例式流量調整弁3
1により、上側油圧シリンダ17のロツド17a
の変位量を調整して上下のシリンダ17,18の
各ロツド17a,18aの変位量の差を零にする
ことができるように、つまり、上下のシリンダ1
7,18の各ロツド17a,18aのストローク
量を、常に同調させることができるようになつて
いる。
このような操作は、変位差計34の下流にある
変位調節計35、並びに電磁比例式流量調整弁3
1の制御用アンプ36によつて行なわれる。すな
わち、電磁比例式流量調整弁31、変位センサ3
2,33、変位差計34、変位調節計35等によ
り、両油圧シリンダ17,18の各ロツド17
a,18aの変位量の同調機構が構成されてい
る。
なお、第2図中、37,38はそれぞれ両油圧
シリンダ17,18の各ロツド17a,18aの
変位量を示す変位量指示計、39は油圧発信器、
40は上部および下部油圧シリンダ17,18の
出力指示調節計、41は電磁比例式リリーフ弁2
9の制御用アンプ、42は変換器、43はカウン
タバランス弁である。
次いで、上の装置によつて、試料Mを焼結させ
るには、まず、加熱炉本体11の真空排気口11
aに図示せぬ真空排気装置を接続し、この真空排
気装置により加熱炉10内を真空排気する。
次いで、上下の油圧シリンダ17,18の各ロ
ツド17a,18aを進出させ、上下のラム2
5,26、上下のパンチ23,24を介して、試
料Mを押圧することにより加圧する。この上下の
油圧シリンダ17,18を作動させる際には、各
ロツド17a,18aのストローク量が、上記し
た油圧ユニツトの同調制御により同一となるよう
制御される。
この加圧作業の初期は、試料Mは収縮するが、
この試料Mの収縮によりダイス19内面との間に
は摩擦抵抗が生じる。しかし、上記のように油圧
シリンダ17,18の各ロツド17a,18aが
同一ストロークで進出するために、これら上下の
ロツド17a,18aによる上下の摩擦抵抗が互
いに打ち消し合う。したがつて、ダイス19は、
どちらかのロツド17a,18aの作用により上
あるいは下に移動することなく固定状態が保たれ
る。したがつて、ダイス19内の試料Mの上下の
収縮量は同一でほとんど密度むらがないよう収縮
する。なお、第1図においてM1は加圧後の試料
を示している。
試料Mの収縮が終了した時点で、油圧ユニツト
の上記出力制御により、試料Mは上下の油圧シリ
ンダ17,18により上下から所定の等しい圧力
を受けながら加圧される。これにより、試料Mは
上下にほとんど密度むらがないよう加圧される。
そして、このように加圧すると同時に加熱室1
4をヒータ14aにより所定の焼結温度に加熱す
れば、試料Mの焼結製品が得られる。
なお、試料Mが加熱されて生じる熱膨張は、上
述したように、出力制御機構である電磁比例式リ
リーフ弁29により吸収される。
このように本装置によれば、上下の油圧シリン
ダ17,18によつて試料Mを加圧する際、各ロ
ツド17a,18aの進出量を同調させることに
よりダイス19の移動を防ぐことができ、このた
めに試料Mの均熱性が保持される。また、実際に
加圧状態になつた時点で上下から同じ圧力で加圧
されるので、ほとんど密度むらのない試料Mの圧
粉体を得ることができ、これは、長尺な試料Mを
加圧処理する際に非常に効果的である。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案の粉末加圧成型装
置によれが、ダイス内部に装入した試料を2つの
パンチ間に挟み、これらパンチを、シリンダ機構
によつて駆動される各ラムにより移動させ、これ
によつて前記試料を加熱しながら一軸加圧成型す
るホツトプレス装置において、前記ダイスを、両
パンチに対して相対移動可能に装備し、また、前
記各ラムを駆動する各シリンダ機構に対し、これ
ら各シリンダ機構の駆動出力を互いに同値とし、
かつ、試料の熱膨張を吸収する出力制御機構と、
各シリンダ機構の駆動ストロークの変位量を検出
するとともに、一方のシリンダ機構のストローク
変位量に他方のシリンダ機構のストローク変位量
を同調させて各シリンダ機構の変位量の差を零に
すべく調整するストローク同調機構とを設けたこ
とを特徴とするから、以下のような効果を奏す
る。
各ラムにより各パンチを介して試料を押圧して
加圧していく際、試料が収縮する段階でストロー
ク同調機構を働かせて各ラムの移動量を同調させ
ることにより、収縮する試料とダイスとの間に生
じる摩擦抵抗は両端において互いに等しく、した
がつてその摩擦抵抗は互いに打ち消し合うことに
なる。この結果、試料の両端部における収縮量は
互いに等しくなるとともに、ダイスの移動が防が
れ試料の均熱性が保持される。
また、出力制御機構により、試料を加圧する段
階で各ラムの圧力を同値とするとともに、試料が
加熱されることによつて生じる熱膨張を吸収する
ことにより、試料はほとんど密度むらのない圧粉
体となり、このため、長尺な試料を一軸加圧成型
する際特に有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第2図は本考案の一実施例を示す
図であつて、第1図はその側面図、第2図は油圧
ユニツトの構成を示す系統図、第3図は従来の技
術を示す断面図である。 17……上側油圧シリンダ(シリンダ機構)、
18……下側油圧シリンダ(シリンダ機構)、1
9……ダイス、23……上パンチ、24……下パ
ンチ、25……上ラム、26……下ラム、M……
試料。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ダイス内部に装入した試料を2つのパンチ間に
    挟み、これらパンチをシリンダ機構によつて駆動
    される各ラムにより移動させ、これによつて前記
    試料を加熱しながら一軸加圧成型するホツトプレ
    ス装置において、 前記ダイスを、両パンチに対して相対移動可能
    に装備し、また、前記各ラムを駆動する各シリン
    ダ機構に対し、これら各シリンダ機構の駆動出力
    を互いに同値とし、かつ、試料の熱膨張を吸収す
    る出力制御機構と、各シリンダ機構の駆動ストロ
    ークの変位量を検出するとともに、一方のシリン
    ダ機構のストローク変位量に他方のシリンダ機構
    のストローク変位量を同調させて各シリンダ機構
    の変位量の差を零にすべく調整するストローク同
    調機構とを設けたことを特徴とするホツトプレス
    装置。
JP19900387U 1987-12-28 1987-12-28 Expired - Lifetime JPH0514156Y2 (ja)

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JPH01102696U JPH01102696U (ja) 1989-07-11
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