JPH0526479Y2 - - Google Patents

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JPH0526479Y2
JPH0526479Y2 JP19619887U JP19619887U JPH0526479Y2 JP H0526479 Y2 JPH0526479 Y2 JP H0526479Y2 JP 19619887 U JP19619887 U JP 19619887U JP 19619887 U JP19619887 U JP 19619887U JP H0526479 Y2 JPH0526479 Y2 JP H0526479Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、たとえば、金属やセラミツクス等の
粉末を加熱しながら圧縮成形して焼結体を製作す
るホツトプレス装置等のプレス装置に関するもの
である。
[従来の技術] 上記ホツトプレス装置の一例としては、第4図
に示すように、真空容器1内の上方の処理ゾーン
1aに配設された加熱室2内に、上下のラム3,
4で挟んだ状態で、試料を充填したダイス5を設
置し、このダイス5を周囲のヒータ6で加熱しつ
つ、油圧シリンダ7によつて下ラム4を上昇さ
せ、これによつてダイス5内の試料を圧縮するこ
とにより加圧するような構成のものがある。前記
真空容器1、上下のラム3,4は、基盤Sに立設
されたプレスフレーム8に装置されており、下ラ
ム4を駆動する前記油圧シリンダ7は、基盤Sに
掘られたピツト9内に配設されている。
この装置の場合、真空容器1の下方側部に設け
られたドア10から、あらかじめ下降された下ラ
ム4の上端に試料を定置した後、油圧シリンダ7
で下ラム4を上昇させることにより、ダイス5を
加熱室2内でセツトするようになつており、処理
後ダイス5を取り出すときには、この逆の手順を
行なう。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、上記のような装置では、油圧シリン
ダ7の駆動による下ラム4の昇降ストロークが長
大であることから、油圧シリンダ7を含めた装置
の全高が大きくなつて設備が大型化し、また、基
盤Sから上の高さを小さくするために、油圧シリ
ンダ7をピツト9内に配設しているものの、この
ために、油圧シリンダ7の取替え等メンテナンス
がやりにくいといつた問題点があつた。
[問題点を解決するための手段] 本考案は上記問題点を解決するためになされた
ものであり、上下に対向配置したラムのうち、下
ラム上端部に定置した試料を、下ラムを上昇させ
ることにより処理ゾーンに移動した後、この処理
ゾーンにおいて、上下のラムにより、試料を挟ん
だ状態で試料を加圧するプレス装置において、前
記下ラムを、上下動可能な上側分割体と、略水平
方向に移動可能な下側分割体との2つの分割体で
構成し、さらに、上側、下側の分割体をそれぞれ
移動させる移動機構を備えたことを特徴としてい
る。
[作用] 下ラムの上端に試料を定置したり、あるいはそ
こから取り出す場合、下ラムの下側分割体を水平
移動させた後、上側分割体を下降して行なう。試
料を下ラムに定置する際の位置と処理ゾーンとの
間を移動させるに必要な距離が、下側分割体を水
平移動することにより、この下側分割体の長さの
分短くなり、装置の全高をそれだけ低くすること
ができる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を第1図ないし第3図
を参照して説明する。
第1図において、Sは基盤、11は基盤Sに立
設されたプレスフレーム11、12はプレスフレ
ーム11内に配設された真空容器である。
プレスフレーム11は、上中下のフレーム11
a〜11cが4本のポスト11dによつて連結固
定されたもので、下フレーム11cが基盤Sに固
定されている。
真空容器12は、下フレーム11cに固定され
て中フレーム11bを貫通しており、その内部
は、中フレーム11bの上側が試料を加熱成形す
る処理ゾーン12a、下側が処理前後の試料を真
空容器12内に対して出し入れする装入出ゾーン
12bとなつている。
処理ゾーン12aには、筒状の断熱壁13に囲
まれ、ヒータ14を備える加熱室15が配設さ
れ、この加熱室15内に、内部に試料Mが装入さ
れる型枠16が配設されるようになつている。こ
の型枠16は、筒状のダイス17と、このダイス
17の上下開口を塞ぐとともに試料Mを上下から
挟む上下のパンチ18,19とからなり、上パン
チ18はダイス17内に摺動自在に挿入され、下
パンチ19は、ダイス17下部に固定されてい
る。ここで、20はヒータ14の電極、21は加
熱室15内の温度を計測する熱電対温度計であ
る。
プレスフレーム11の上フレーム11aには、
油圧シリンダ22によつて上下に駆動される上ラ
ム23が、また、真空容器12内には、装入出ゾ
ーン12bから処理ゾーン12aにわたつて下ラ
ム24が配設されている。
上ラム23は、真空容器12から加熱室15内
に貫通していて、油圧シリンダ22が伸びると下
降し、これにより、上パンチ18が下降するとと
もにダイス17内に挿入されるようになつてい
る。真空容器12の上ラム23の貫通部には、真
空容器12内を密閉し、かつ油圧シリンダ22の
上下動に追従して伸縮するシール部材25が装着
されている。一方、下ラム24は、下パンチ19
を支持することにより、型枠16全体を支持して
いる。
そして、上述のように、上ラム23が下降して
上パンチ18が下降することにより、上下のパン
チ18,19を介してダイス17内の試料Mが加
圧されるようになつている。
前記下ラム24は、真空容器12内の装入出ゾ
ーン12b上方において、上側分割体24aと、
下側分割体24bとに2分割されている。
上側分割体24aは、前記型枠16を直接支持
しており、その下端部には水平に延びる梁26が
固定されている。この梁26の両端部には、プレ
スフレーム11の中フレーム11bを貫通して真
空容器12内に挿入された上下方向に延びるねじ
ロツド27がそれぞれ連結されている。これらね
じロツド27は、ねじロツド27の中フレーム1
1bに対する貫通部に設けられたスクリユジヤツ
キ(移動機構)28を回動操作することにより、
軸線方向に沿つて上下動可能とされ、これにとも
なつて、上側分割体24aは梁26を介して上下
動可能となつている。
なお、上側分割体24aには、加熱室15を形
成する断熱壁13の一部を構成し、分割可能とさ
れている断熱壁13の底部13aが一体に固定さ
れており、上側分割体24aが最も上昇した位置
において、底部13aは、断熱壁13と一体化し
て加熱室15内を閉じるようになつている。
一方、下側分割体24bは、上側分割体24a
が最も上昇した状態にいおいて、真空容器12内
の装入出ゾーン12b底部に配設された水平なガ
イドレール29に沿つて、垂直に立つたまま水平
に移動するようになつている。
下側分割体24bの移動は、真空容器12の下
方に装着されたエアシリンダ(移動機構)30に
よつて行われ、下側分割体24bは、エアシリン
ダ30を伸ばすと、前進して上側分割体24aと
同軸となつてこの上側分割体24aを支持し、エ
アシリンダ30を縮めると、後退して装入出ゾー
ン12bの図中右側膨出した退避スペース31に
位置する。ガイドレール29は、前記梁26の長
さ方向に沿つて配設されており、下側分割体24
bが前進する際には、その上端部が、第3図に示
すように、前記梁26の下面に形成された溝26
aに遊嵌していくようになつている。
なお、真空容器12の前記退避スペース31側
には、外部に連通し、真空排気装置が接続される
排気口32があいており、この真空排気口32
は、蓋33によつて密閉されている。また、真空
容器12には、前記真空排気口32の他に、外部
から装入出ゾーン12b内に連通して試料Mの出
し入れを行うための装入出口34が設けられ、こ
の装入出口34は、第2図に示すように、ドア3
5によつて開閉されるようになつている。
続いて、上記装置の使用方法ならびに作用等を
順を追つて説明する。
試料Mのセツト まず、下ラムの下側分割体24bを、エアシリ
ンダ30により退避スペース31に後退させ、続
いて上側分割体24aを、スクリユジヤツキ28
を回動操作して第1図中2点鎖線に示す位置まで
下降させておく。これによつて、上側分割体24
aの上端は、真空容器12内の装入出ゾーン12
bに配される。
ドア35を開けて、試料Mを装入した型枠16
を装入出口34から装入出ゾーン12b内に入
れ、上側分割体24aの上端に下パンチ19を下
にして定置する。続いて、上側分割体24aをス
クリユジヤツキ28によつて上昇させ、型枠16
を加熱室15内に配する。これと同時に、断熱壁
13の底部13aは、断熱壁13と一体となる。
下側分割体24bをエアシリンダ30により前
進させて上側分割体24aと同軸に配置し、下側
分割体24bによつて上側分割体24aを支持す
る。
加熱プレス処理 ドア35を閉じて、真空排気口32に接続した
図示せぬ真空排気装置により、真空容器12内
(処理ゾーン12aおよび装入出ゾーン12b)
を、一定の真空度まで真空排気する。続いてヒー
タ14に通電して型枠16内の試料Mを所定温度
で加熱し、その後、油圧シリンダ22を作動させ
て上ラム23を下降して上パンチ18を下降し、
これによつて所定の圧力で試料Mを加圧する。
所定時間加熱を続けた後ヒータ14への通電を
停止し試料Mを冷却する。この際、必要に応じて
冷却ガスを真空排気口32から真空容器12内に
導入する。冷却後、油圧シリンダ22により上ラ
ム23を上昇させる。
以上で加熱プレス処理を終了する。
試料Mの取り出し エアシリンダ30により、下ラム24の下側分
割体24bを退避スペース31に後退させ。スク
リユジヤツキ28により上側分割体24aを下降
させて型枠16を装入出ゾーン12bに配し、続
いてドア35を開けて、ローダ等により型枠16
を真空容器12外に搬出する。その後、型枠16
内の処理後の試料Mを得る。
以上により試料Mの処理を終えるが、本実施例
のホツトプレス装置によれば、下たラム24が上
側および下側の分割体24a,24bに分割さ
れ、下ラム24の上端を加熱室15内の装入出ゾ
ーン12b内に配して、型枠16を下ラム24の
上端に定置したり、あるいはそこから取り出す場
合には、下側分割体24bを退避スペース31に
水平移動させた後、上側分割体24aを下降す
る。つまり、型枠16の、加熱室15内と装入出
ゾーン12bとの移動させるに必要な距離が、下
側分割体24bを水平移動することから、この下
側分割体24bの長さの分だけ短くなつており、
装置の全高がそれだけ低くなつている。これによ
つて設備のコンパクト化が図られる。
また、試料Mを加圧する油圧シリンダ22は、
プレスフレーム11の上フレーム11aに装着さ
れ、また、下ラムの上側分割体24aを移動させ
るスクリユジヤツキ28は中フレーム11bに設
けられているため、基盤Sにこれらを配するため
のピツトを掘る必要がないとともに、外部に露出
していることからメンテナンス等がやりやすい。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案のプレス装置によ
れば、上下に対向配置したラムのうち、下ラム上
端部にセツトした試料を、下ラムを上昇させるこ
とにより処理ゾーンに移動した後、この処理ゾー
ンにおいて、上下のラムにより、試料を挟んだ状
態で試料を加圧するプレス装置において、前記下
ラムを、上下動可能な上側分割体と、略水平方向
に移動可能な下側分割体との2つの分割体で構成
し、さらに、上側、下側の分割体をそれぞれ移動
させる移動機構を備えたことを特徴とするもの
で、下ラムの上端に試料を定置したり、あるいは
そこから取り出す場合には、下ラムの下側分割体
を水平移動させた後、上側分割体を下降する。つ
まり、試料をセツト位置と処理ゾーンとの間を移
動させるに必要な距離が、下側分割体を水平移動
することにより、この下側分割体の長さの分短く
なり、装置の全高をそれだけ低くすることができ
る。したがつて、設備のコンパクト化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示す
図であつて、第1図は一部を断面とした側面図、
第2図は第1図−線矢視図、第3図は第2図
−線矢視図、第4図は従来装置の略側面図で
ある。 12a……処理ゾーン、23……上ラム、24
……下ラム、24a……上側分割体、24b……
下側分割体、28……スクリユジヤツキ(移動機
構)、30……エアシリンダ(移動機構)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上下に対向配置したラムのうち、下ラム上端部
    に定置した試料を、下ラムを上昇させることによ
    り処理ゾーンに移動した後、この処理ゾーンにお
    いて、上下のラムにより、試料を挟んだ状態で試
    料を加圧するプレス装置において、 前記下ラムを、上下動可能な上側分割体と、略
    水平方向に移動可能な下側分割体との2つの分割
    体で構成し、さらに、上側、下側の分割体をそれ
    ぞれ移動させる移動機構を備えたことを特徴とす
    るプレス装置。
JP19619887U 1987-12-24 1987-12-24 Expired - Lifetime JPH0526479Y2 (ja)

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JP19619887U JPH0526479Y2 (ja) 1987-12-24 1987-12-24

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