JPH05141446A - 多板締結要素 - Google Patents
多板締結要素Info
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- JPH05141446A JPH05141446A JP3125794A JP12579491A JPH05141446A JP H05141446 A JPH05141446 A JP H05141446A JP 3125794 A JP3125794 A JP 3125794A JP 12579491 A JP12579491 A JP 12579491A JP H05141446 A JPH05141446 A JP H05141446A
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- Japan
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- spline
- clutch
- spline teeth
- press
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D25/00—Fluid-actuated clutches
- F16D25/12—Details not specific to one of the before-mentioned types
- F16D25/123—Details not specific to one of the before-mentioned types in view of cooling and lubrication
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D25/00—Fluid-actuated clutches
- F16D25/06—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch
- F16D25/062—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces
- F16D25/063—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially
- F16D25/0635—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially with flat friction surfaces, e.g. discs
- F16D25/0638—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially with flat friction surfaces, e.g. discs with more than two discs, e.g. multiple lamellae
Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動変速機等にクラッチやブレーキ等として
適用される多板締結要素において、低コスト，低重量で
高い冷却性を図ること。 【構成】 クラッチハブ１をプレス成形によるハブにす
ると共にスプライン歯上面１ａに潤滑油孔１０を開孔
し、クラッチハブ１の先端のスプライン歯開口を閉鎖し
た。
適用される多板締結要素において、低コスト，低重量で
高い冷却性を図ること。 【構成】 クラッチハブ１をプレス成形によるハブにす
ると共にスプライン歯上面１ａに潤滑油孔１０を開孔
し、クラッチハブ１の先端のスプライン歯開口を閉鎖し
た。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機等にクラッ
チやブレーキ等として適用される多板締結要素に関す
る。
チやブレーキ等として適用される多板締結要素に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、潤滑油をハブの内面に溜め、冷却
性を高めた多板締結要素としては、例えば、特開平２−
１４２９２６号公報に記載のものが知られている。
性を高めた多板締結要素としては、例えば、特開平２−
１４２９２６号公報に記載のものが知られている。
【０００３】この従来出典には、図６に示すように、ハ
ブの先端部下面に油溜め用堰を形成し、回転遠心力によ
りハブの内側に導かれた潤滑油を、油溜め用堰によりハ
ブの内面に溜め、遠心油圧により潤滑油孔からドライブ
プレートやドリブンプレートに噴出させて締結摩擦熱に
対する冷却性を高めるようにしている。
ブの先端部下面に油溜め用堰を形成し、回転遠心力によ
りハブの内側に導かれた潤滑油を、油溜め用堰によりハ
ブの内面に溜め、遠心油圧により潤滑油孔からドライブ
プレートやドリブンプレートに噴出させて締結摩擦熱に
対する冷却性を高めるようにしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の多板締結要素にあっては、下記に列挙するような問
題点がある。
来の多板締結要素にあっては、下記に列挙するような問
題点がある。
【０００５】（１）公報に示されるような油溜め用堰の
形状は切削加工でしかできない為、多大な加工工数を要
し、ハイコストになると共に重量的にも重い。
形状は切削加工でしかできない為、多大な加工工数を要
し、ハイコストになると共に重量的にも重い。
【０００６】（２）従来構造の場合、図７に示すよう
に、油溜め用堰の高さが潤滑油に遠心油圧を与える層と
なるが、堰の高さは通常0.5mm 程度であり、この油層に
より得られる遠心油圧は低油圧であり十分な冷却性の向
上を望めない。
に、油溜め用堰の高さが潤滑油に遠心油圧を与える層と
なるが、堰の高さは通常0.5mm 程度であり、この油層に
より得られる遠心油圧は低油圧であり十分な冷却性の向
上を望めない。
【０００７】本発明は、上記のような問題に着目してな
されたもので、自動変速機等にクラッチやブレーキ等と
して適用される多板締結要素において、低コスト，低重
量で高い冷却性を図ることを課題とする。
されたもので、自動変速機等にクラッチやブレーキ等と
して適用される多板締結要素において、低コスト，低重
量で高い冷却性を図ることを課題とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の請求項１の多板締結要素では、ハブをプレス成
形ハブにすると共にスプライン歯上面に潤滑油孔を開孔
し、ハブの先端のスプライン歯開口を閉鎖した。
本発明の請求項１の多板締結要素では、ハブをプレス成
形ハブにすると共にスプライン歯上面に潤滑油孔を開孔
し、ハブの先端のスプライン歯開口を閉鎖した。
【０００９】即ち、ハブとドラムの一方にドライブプレ
ートがスプライン結合され、他方にドリブンプレートが
スプライン結合された多板締結要素において、前記ハブ
をスプライン一体成形のプレス成形ハブにすると共にス
プライン歯上面に潤滑油孔を開孔し、かつ、プレス成形
によるハブの先端に形成されるスプライン歯開口を閉鎖
したことを特徴とする。
ートがスプライン結合され、他方にドリブンプレートが
スプライン結合された多板締結要素において、前記ハブ
をスプライン一体成形のプレス成形ハブにすると共にス
プライン歯上面に潤滑油孔を開孔し、かつ、プレス成形
によるハブの先端に形成されるスプライン歯開口を閉鎖
したことを特徴とする。
【００１０】また、請求項２の多板締結要素では、前記
プレス成形ハブの先端に形成されるスプライン歯開口
を、先細状に閉鎖したことを特徴とする。
プレス成形ハブの先端に形成されるスプライン歯開口
を、先細状に閉鎖したことを特徴とする。
【００１１】
【作用】ハブの製造時には、板材からプレス成形により
スプラインが一体成形され、このスプラインのスプライ
ン歯上面に潤滑油孔が打ち抜き等で開孔される。そし
て、プレス成形ハブの先端に形成されるスプライン歯開
口が、スプライン歯端部両側面をプレスにより押し潰す
こと等で閉鎖される。
スプラインが一体成形され、このスプラインのスプライ
ン歯上面に潤滑油孔が打ち抜き等で開孔される。そし
て、プレス成形ハブの先端に形成されるスプライン歯開
口が、スプライン歯端部両側面をプレスにより押し潰す
こと等で閉鎖される。
【００１２】多板締結要素のハブの回転時には、回転遠
心力によりハブの内側に導かれた潤滑油が、スプライン
歯開口を閉鎖することにより形成されたスプライン歯内
側空間部に溜められ、高い遠心油圧によりスプライン歯
上面に開孔された潤滑油孔からドライブプレートやドリ
ブンプレートに噴出され、締結時や解放時に発生する摩
擦熱が冷却される。
心力によりハブの内側に導かれた潤滑油が、スプライン
歯開口を閉鎖することにより形成されたスプライン歯内
側空間部に溜められ、高い遠心油圧によりスプライン歯
上面に開孔された潤滑油孔からドライブプレートやドリ
ブンプレートに噴出され、締結時や解放時に発生する摩
擦熱が冷却される。
【００１３】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【００１４】まず、構成を説明する。
【００１５】図１は請求項１及び請求項２記載の発明に
対応する第１実施例の自動変速機用多板クラッチ（多板
締結要素の一例）のクラッチハブの要部を示す斜視図、
図２は第１実施例の自動変速機用多板クラッチを示す縦
断面図である。
対応する第１実施例の自動変速機用多板クラッチ（多板
締結要素の一例）のクラッチハブの要部を示す斜視図、
図２は第１実施例の自動変速機用多板クラッチを示す縦
断面図である。
【００１６】第１実施例の自動変速機用多板クラッチＡ
は、図２に示すように、クラッチハブ１に複数のドライ
ブプレート２がスプライン結合され、クラッチドラム３
に複数のドリブンプレート４がスプライン結合され、隣
接するドリブンプレート４，４間にウェーブスプリング
５が介装され、一端部にはクラッチピストン６が配置さ
れ、他端部にはリテーナ７がスナップリング８により固
定されている。そして、前記ドライブプレート２の両面
には、フェーシング材９が貼られている。
は、図２に示すように、クラッチハブ１に複数のドライ
ブプレート２がスプライン結合され、クラッチドラム３
に複数のドリブンプレート４がスプライン結合され、隣
接するドリブンプレート４，４間にウェーブスプリング
５が介装され、一端部にはクラッチピストン６が配置さ
れ、他端部にはリテーナ７がスナップリング８により固
定されている。そして、前記ドライブプレート２の両面
には、フェーシング材９が貼られている。
【００１７】前記クラッチハブ１は、図１に示すよう
に、スプライン歯が一体に成形されたプレス成形ハブに
よるものであると共に、スプライン歯上面１ａには、隣
接するドライブプレート２，２の間の位置に潤滑油孔１
０が開孔されている。
に、スプライン歯が一体に成形されたプレス成形ハブに
よるものであると共に、スプライン歯上面１ａには、隣
接するドライブプレート２，２の間の位置に潤滑油孔１
０が開孔されている。
【００１８】そして、クラッチハブ１の先端にプレス成
形であるがゆえに形成されるスプライン歯開口を、スプ
ライン歯端部両側面１ｂ，１ｂをプレスにより押し潰す
ことで閉鎖し、閉鎖部１ｃを形成している。
形であるがゆえに形成されるスプライン歯開口を、スプ
ライン歯端部両側面１ｂ，１ｂをプレスにより押し潰す
ことで閉鎖し、閉鎖部１ｃを形成している。
【００１９】次に、作用を説明する。
【００２０】（イ）クラッチハブ製造時 クラッチハブ１の製造時には、板材からプレス成形によ
りスプラインが一体成形され、このスプラインのスプラ
イン歯上面１ａに潤滑油孔が打ち抜き等で開孔される。
りスプラインが一体成形され、このスプラインのスプラ
イン歯上面１ａに潤滑油孔が打ち抜き等で開孔される。
【００２１】そして、プレス成形によりスプラインを形
成するがゆえにその先端に形成されるスプライン歯開口
は、図３に示すように、外径を規定するリテーナＢ内に
クラッチハブ１を装着し、押し潰しプレス型Ｃを矢印の
ように押し込み、スプライン歯端部両側面１ｂ，１ｂを
外径を増すことなく押し潰すことで閉鎖部１ｃが形成さ
れる。
成するがゆえにその先端に形成されるスプライン歯開口
は、図３に示すように、外径を規定するリテーナＢ内に
クラッチハブ１を装着し、押し潰しプレス型Ｃを矢印の
ように押し込み、スプライン歯端部両側面１ｂ，１ｂを
外径を増すことなく押し潰すことで閉鎖部１ｃが形成さ
れる。
【００２２】（ロ）クラッチ組付時 クラッチ組付時には、スプライン歯端部両側面１ｂ，１
ｂが押し潰されていてこれがドライブプレート２のスプ
ライン歯を組み付ける時のガイド役となることで、多数
のドライブプレート２のスプライン歯の位置を整然と合
わせておく必要なく、ドライブプレート２をスプライン
結合することができる。
ｂが押し潰されていてこれがドライブプレート２のスプ
ライン歯を組み付ける時のガイド役となることで、多数
のドライブプレート２のスプライン歯の位置を整然と合
わせておく必要なく、ドライブプレート２をスプライン
結合することができる。
【００２３】（ハ）クラッチハブ回転時 自動変速機用多板クラッチのクラッチハブ１の回転時に
は、回転遠心力によりクラッチハブ１の内側に導かれた
潤滑油が、スプライン歯開口を閉鎖することにより形成
されたスプライン歯内側空間部に溜められ、高い遠心油
圧によりスプライン歯上面１ａに開孔された潤滑油孔１
０からドライブプレート２やドリブンプレート４に噴出
され、締結時や解放時に発生する摩擦熱が冷却される。
ここで、遠心油圧は、図４に示すように、スプライン歯
の深さｄにより得られるものであり、この深さｄは従来
の堰の高さに比べて遥かに大きなものとなることで、高
い油圧となる。
は、回転遠心力によりクラッチハブ１の内側に導かれた
潤滑油が、スプライン歯開口を閉鎖することにより形成
されたスプライン歯内側空間部に溜められ、高い遠心油
圧によりスプライン歯上面１ａに開孔された潤滑油孔１
０からドライブプレート２やドリブンプレート４に噴出
され、締結時や解放時に発生する摩擦熱が冷却される。
ここで、遠心油圧は、図４に示すように、スプライン歯
の深さｄにより得られるものであり、この深さｄは従来
の堰の高さに比べて遥かに大きなものとなることで、高
い油圧となる。
【００２４】以上説明してきたように第１実施例の自動
変速機用多板クラッチＡにあっては、下記に列挙する効
果が得られる。
変速機用多板クラッチＡにあっては、下記に列挙する効
果が得られる。
【００２５】（１）クラッチハブ１をプレス成形による
ハブにすると共にスプライン歯上面１ａに潤滑油孔１０
を開孔し、クラッチハブ１の先端のスプライン歯開口を
閉鎖した為、従来のように切削加工でハブを製造する場
合に比べて低コスト，低重量でありながら、スプライン
歯の深さｄによる高い遠心油圧により高冷却性を図るこ
とができる。
ハブにすると共にスプライン歯上面１ａに潤滑油孔１０
を開孔し、クラッチハブ１の先端のスプライン歯開口を
閉鎖した為、従来のように切削加工でハブを製造する場
合に比べて低コスト，低重量でありながら、スプライン
歯の深さｄによる高い遠心油圧により高冷却性を図るこ
とができる。
【００２６】（２）クラッチハブ１の先端のスプライン
歯開口を閉鎖するにあたって、スプライン歯端部両側面
１ｂ，１ｂを外径を増すことなく押し潰すことで先細状
の閉鎖部１ｃを形成した為、閉鎖構造をプレス成形によ
り容易に製造することができると共に、ドライブプレー
ト２のクラッチハブ１への組付時、先細状の閉鎖部１ｃ
がガイド機能を果たすため組付性を良好にすることがで
きる。
歯開口を閉鎖するにあたって、スプライン歯端部両側面
１ｂ，１ｂを外径を増すことなく押し潰すことで先細状
の閉鎖部１ｃを形成した為、閉鎖構造をプレス成形によ
り容易に製造することができると共に、ドライブプレー
ト２のクラッチハブ１への組付時、先細状の閉鎖部１ｃ
がガイド機能を果たすため組付性を良好にすることがで
きる。
【００２７】この結果、例えば、複雑な多板クラッチや
多板ブレーキのレイアウトを持つ自動変速機である場
合、組み付け性を心配することなく採用することができ
る。
多板ブレーキのレイアウトを持つ自動変速機である場
合、組み付け性を心配することなく採用することができ
る。
【００２８】次に、第２実施例について説明する。
【００２９】図５は第２実施例の自動変速機用多板クラ
ッチのクラッチハブを示す斜視図である。
ッチのクラッチハブを示す斜視図である。
【００３０】第２実施例のクラッチハブ１は、図５に示
すように、スプラインを一体成形する時、スプライン歯
上面１ａの延長位置に閉鎖端部１ｄを残しておき、この
閉鎖端部１ｄを内側に折り曲げることでスプライン歯開
口を閉鎖するようにした例である。
すように、スプラインを一体成形する時、スプライン歯
上面１ａの延長位置に閉鎖端部１ｄを残しておき、この
閉鎖端部１ｄを内側に折り曲げることでスプライン歯開
口を閉鎖するようにした例である。
【００３１】従って、この第２実施例では、上記閉鎖部
１ｃのように組み付けガイド機能は持たないものの、低
コスト，低重量でありながら、高冷却性を図ることがで
きる。
１ｃのように組み付けガイド機能は持たないものの、低
コスト，低重量でありながら、高冷却性を図ることがで
きる。
【００３２】以上、実施例を図面により説明してきた
が、具体的な構成は実施例に限られるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加等があ
っても本発明に含まれる。
が、具体的な構成は実施例に限られるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加等があ
っても本発明に含まれる。
【００３３】例えば、実施例では、自動変速機用多板ク
ラッチへの適用例を示したが、他の用途として適用され
る多板クラッチにも適用することができるし、また、多
板ブレーキに適用することもできる。
ラッチへの適用例を示したが、他の用途として適用され
る多板クラッチにも適用することができるし、また、多
板ブレーキに適用することもできる。
【００３４】
【発明の効果】以上説明してきたように請求項１記載の
本発明にあっては、自動変速機等にクラッチやブレーキ
等として適用される多板締結要素において、ハブをプレ
ス成形ハブにすると共にスプライン歯上面に潤滑油孔を
開孔し、ハブの先端のスプライン歯開口を閉鎖した為、
低コスト，低重量で高い冷却性を図ることができるとい
う効果が得られる。
本発明にあっては、自動変速機等にクラッチやブレーキ
等として適用される多板締結要素において、ハブをプレ
ス成形ハブにすると共にスプライン歯上面に潤滑油孔を
開孔し、ハブの先端のスプライン歯開口を閉鎖した為、
低コスト，低重量で高い冷却性を図ることができるとい
う効果が得られる。
【００３５】また、請求項２記載の本発明にあっては、
スプライン歯端部両側面をプレスにより押し潰すことで
先細状の閉鎖部を形成してハブの先端のスプライン歯開
口を閉鎖した為、上記効果に加え、閉鎖構造の製造容易
性と共に、スプライン結合によるプレート組付性を良好
にすることができるという効果が得られる。
スプライン歯端部両側面をプレスにより押し潰すことで
先細状の閉鎖部を形成してハブの先端のスプライン歯開
口を閉鎖した為、上記効果に加え、閉鎖構造の製造容易
性と共に、スプライン結合によるプレート組付性を良好
にすることができるという効果が得られる。
【図１】本発明第１実施例の自動変速機用多板クラッチ
（多板締結要素の一例）のクラッチハブを示す斜視図で
ある。
（多板締結要素の一例）のクラッチハブを示す斜視図で
ある。
【図２】第１実施例の自動変速機用多板クラッチを示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図３】第１実施例のクラッチハブのスプライン歯開口
をプレス成形により閉鎖する状態を示す図である。
をプレス成形により閉鎖する状態を示す図である。
【図４】第１実施例のクラッチハブによる潤滑油噴出状
態を示す断面図である。
態を示す断面図である。
【図５】本発明第２実施例の自動変速機用多板クラッチ
のクラッチハブを示す斜視図である。
のクラッチハブを示す斜視図である。
【図６】従来の自動変速機用多板クラッチを示す縦断面
図である。
図である。
【図７】従来クラッチのクラッチハブによる潤滑油噴出
状態を示す図である。
状態を示す図である。
Ａ 自動変速機用多板クラッチ（多板締結要素） １ クラッチハブ（ハブ） １ａ スプライン歯上面 １ｂ スプライン歯端部両側面 １ｃ 閉鎖部 ２ ドライブプレート ３ クラッチドラム（ドラム） ４ ドリブンプレート
Claims (2)
- 【請求項１】 ハブとドラムの一方にドライブプレート
がスプライン結合され、他方にドリブンプレートがスプ
ライン結合された多板締結要素において、 前記ハブをスプライン一体成形のプレス成形ハブにする
と共にスプライン歯上面に潤滑油孔を開孔し、かつ、プ
レス成形によるハブの先端に形成されるスプライン歯開
口を閉鎖したことを特徴とする多板締結要素。 - 【請求項２】 請求項１記載の多板締結要素において、 前記プレス成形ハブの先端に形成されるスプライン歯開
口を、先細状に閉鎖したことを特徴とする多板締結要
素。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3125794A JPH05141446A (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 多板締結要素 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3125794A JPH05141446A (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 多板締結要素 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05141446A true JPH05141446A (ja) | 1993-06-08 |
Family
ID=14919045
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3125794A Pending JPH05141446A (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 多板締結要素 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05141446A (ja) |
Cited By (16)
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-
1991
- 1991-05-29 JP JP3125794A patent/JPH05141446A/ja active Pending
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