JPH05141352A - 密閉型圧縮機 - Google Patents

密閉型圧縮機

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Publication number
JPH05141352A
JPH05141352A JP30160791A JP30160791A JPH05141352A JP H05141352 A JPH05141352 A JP H05141352A JP 30160791 A JP30160791 A JP 30160791A JP 30160791 A JP30160791 A JP 30160791A JP H05141352 A JPH05141352 A JP H05141352A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
force
vibration
crank
compressor unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30160791A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironari Akashi
浩業 明石
Takao Yoshimura
多佳雄 吉村
Takashi Koyama
隆 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
Priority to JP30160791A priority Critical patent/JPH05141352A/ja
Publication of JPH05141352A publication Critical patent/JPH05141352A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/007Other engines having vertical crankshafts

Landscapes

  • Compressor (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は密閉型圧縮機の振動および騒音の低
減を図ることを目的とする。 【構成】 ピストン10の往復慣性力、前記コンロッド
12の往復慣性力及び遠心力、前記クランク偏心部11
aの遠心力、前記バランスウェイト20の遠心力の合力
が、クランク1回転中で最小となる方向、ただし合力の
最小値が0となる場合はピストン10の往復方向に対し
て直角方向で、コンプレッサユニット16の重心を通
り、前記クランク軸11に垂直となる直線上にばね取付
板18を配し、前記ばね取付板18でコイルばね7を介
して前記コンプレッサユニット16を前記密閉容器4に
支持する構成とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍冷蔵装置等に使用
される往復式密閉型圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の密閉型圧縮機は、アメニティーの
点より低騒音、低振動が強く望まれている。そのため、
メカ部の振動が密閉容器に伝達し、密閉容器が振動して
しまうことにより生じる騒音と振動の発生を防止するた
め、メカ部を密閉容器にばねにて弾性支持する方法とし
て、例えば、実公昭49−18245号公報に示されて
いるような密閉型圧縮機がある。
【0003】以下、図面を参照しながら、上述した従来
の密閉型圧縮機の一例について説明する。
【0004】図4は従来の密閉型圧縮機の断面図であ
る。図において、1は密閉型圧縮機であり、上シェル
2、下シェル3よりなる密閉容器4内には、上方のメカ
部5、下方にモータ部6が位置するようにコイルばね7
にて弾性支持されている。メカ部5は、ブロック8と一
体に設けられたシリンダ9,ピストン10,クランク偏
心部11aを有するクランク軸11,コンロッド12,
ベアリング13等により構成されている。又、モータ部
6は、ロータ14、ステータ15より構成されており、
ロータ14は前記クランク軸11に焼ばめ固定され、ス
テータ15は前記ブロック8にねじ止め固定されている
ことでメカ部5と前記モータ部6が一体となり、コンプ
レッサユニット16を形成している。更に、前記ステー
タ15の下端部にはスタッド17を有するばね取付板1
8を設けてあり、前記コイルばね7を挿入することで前
記コンプレッサユニット16を支持している。
【0005】以上のように構成された密閉型圧縮機につ
いて、以下その動作を説明する。メカ部5にて冷媒を圧
縮する際、ピストン10,コンロッド12等の往復並び
にクランク軸11のクランク偏心部11a等の回転のア
ンバランス、更には冷媒の圧縮仕事に伴いコンプレッサ
ユニット16に振動が発生するが、モータ部6を下端部
にてコイルばね7により弾性的に支持しているため、コ
ンプレッサユニット16により発生する振動は密閉容器
4に伝達する際にコイルばね7にて減衰され、密閉容器
4が振動することにより生じる騒音の発生を抑制してい
る。
【0006】その上、コンプレッサユニット16による
振動の加振力としては、ピストン10,コンロッド12
等の往復並びにクランク軸11のクランク偏心部11a
等の回転のアンバランス力が比較的大きく、かつコイル
ばね7によりコンプレッサユニット16の本来の振動モ
ードを拘束しているためメカ部5の上方部がよく振動し
てしまう。そのため、モータ部6の下端部の方が振動は
小さくなり、コイルばね7によりコンプレッサユニット
16をモータ部6の下端部にて支持していることから、
振動の小さい位置にて支持している事となり、メカ部5
等の上方部にて支持する場合に比べて密閉容器4に伝達
する振動を小さくすることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、コンプレッサユニットの振動モードは、
本来コンプレッサユニットの重心を中心とした振動であ
るにもかかわらず、ステータ下面にてコンプレッサユニ
ットを支持しているためにコンプレッサユニット本来の
振動モード形態とならない。従ってバランス形態やメカ
部設計諸元によってはコンプレッサユニットの振動はそ
の支持点で必ずしも小さくなるとはいえない。そのため
にコンプレッサユニットの振動がコイルばねを介して密
閉容器に伝達しやすいという欠点があった。
【0008】本発明は従来の課題を解決するもので、コ
ンプレッサユニットからコイルばねを介して密閉容器に
伝達する振動を小さくし、密閉容器が振動することによ
り生じる騒音の発生を抑え、低振動で、低騒音の密閉型
圧縮機とすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明の密閉型圧縮機は、ピストン,コンロッド,クラ
ンク偏心部を有するクランクの軸等のメカ部とモータ部
とからなるコンプレッサユニットを密閉容器内に収納
し、かつ前記クランク軸あるいは前記モータ部のロータ
にバランスウェイトを有する密閉型圧縮機において、前
記ピストンの往復慣性力、前記コンロッドの往復慣性力
及び遠心力、前記クランク偏心部の遠心力、前記バラン
スウェイトの遠心力の合力が、クランク1回転中で最小
となる方向、ただし合力の最小値が0となる場合はピス
トン往復方向に対して直角方向で、前記コンプレッサユ
ニットの重心を通り、前記クランク軸に垂直となる直線
上にばね取付板を配し、前記ばね取付板でコイルばねを
介して前記コンプレッサユニットを前記密閉容器に支持
する構成となっている。
【0010】
【作用】本発明は上記した構成によって、密閉型圧縮機
の運転中にコンプレッサユニットの振動はピストン往復
方向またはピストン往復方向に対して直角方向に大きく
なるようにしているため、その振動はコンプレッサユニ
ットの重心を通り、かつ振動の小さな方向でクランク軸
に垂直となる直線を中心とする振動となるので、前記直
線上は振動が最小となっている。従って前記直線上でコ
ンプレッサユニットをコイルばねで支えることにより、
コンプレッサユニットの振動はコイルばねを介して密閉
容器にほとんど伝達しないので、密閉容器に伝達する振
動を小さくすることができ、密閉容器が振動することに
より生じる騒音の発生を抑え、極めて低振動で、低騒音
の密閉型圧縮機とすることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の密閉型圧縮機の実施例につい
て図面を参照しながら説明する。なお、従来と同一構成
については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0012】図1,図2は本発明の密閉型圧縮機の実施
例を示すものである。図1,図2において、18はステ
ータ15の上端部に固定されたばね取付板であり、19
は下シェル3に固定されたばね支持板である。コイルば
ね7は前記ばね取付板18と前記ばね支持板19の間に
介在されることで、コンプレッサユニット16を密閉容
器4に弾性的に支持しており、前記ばね取付板18は、
ピストン10の往復方向に対して直角方向で、前記コン
プレッサユニット16の重心Gを通り、クランク軸11
に垂直となる直線上に位置するように取付けている。
【0013】また、20はクランク軸11にその軸心か
ら偏心距離rkだけ隔てられた重心を有して備えられた
バランスウェイトである。
【0014】図3は図1,図2の実施例における静バラ
ンス特性を示す特性図である。図3において、Faは前
記ピストン10の往復慣性力、コンロッド12の往復慣
性力および遠心力、クランク偏心部11aの遠心力の合
力であり、前記Faと前記バランスウェイト20の遠心
力Fbとの合力Fa+Fbが前記ピストン10の往復方
向に大きく、前記ピストン10の往復方向に対して直角
方向に小さくなるように前記バランスウェイト20の質
量あるいは前記バランスウェイト20の重心から前記ク
ランク軸11までの偏心距離raを調整している。
【0015】以上のように構成された密閉型圧縮機につ
いて、以下その動作を説明する。モータ部6によりクラ
ンク軸11が回転し、クランク偏心部11aが偏心して
回転する。そのため、クランク偏心部11aにコンロッ
ド12を介して連接されているピストン10はシリンダ
9に内挿されていることからシリンダ9内で往復運動し
冷媒を圧縮する。その際、コンプレッサユニット16の
静バランス形態をピストン10の往復方向に大きくなる
ようにしているため運転時の振動はピストン10の往復
方向に大きくなり、コンプレッサユニット16に拘束力
がない場合重心Gを中心とするコンプレッサユニット1
6の本来の振動モード形態となる。その上、コンプレッ
サユニット16の支持点をピストン10の往復方向に対
して直角方向で、重心Gを通り、クランク軸11に垂直
となる直線上すなわち振動モードの節線上にしているた
め、コンプレッサユニット16に対しての振動モードの
拘束力がなく、コンプレッサユニット16本来の重心G
を中心とした振動モードが維持される。さらにコンプレ
ッサユニット16の振動が最も小さい前記直線上のばね
取付板18の位置でコンプレッサユニット16をコイル
ばね7で支持しているため、密閉容器4に伝達する振動
を小さくすることができ、密閉容器4が振動することに
より生じる騒音の発生を抑え、極めて低振動で、低騒音
の密閉型圧縮機とすることができる。
【0016】以上のように本実施例の密閉型圧縮機は、
ピストン10,コンロッド12,クランク偏心部11a
を有するクランクの軸11等のメカ部5とモータ部6と
からなるコンプレッサユニット16を密閉容器4内に収
納し、かつ前記クランク軸11あるいは前記モータ部6
のロータ14にバランスウェイト20を有する密閉型圧
縮機1において、前記ピストン10の往復慣性力、前記
コンロッド12の往復慣性力及び遠心力、前記クランク
偏心部11aの遠心力、前記バランスウェイト20の遠
心力の合力が、クランク1回転中で最小となる方向、た
だし合力の最小値が0となる場合はピストン10の往復
方向に対して直角方向で、前記コンプレッサユニット1
6の重心を通り、前記クランク軸11に垂直となる直線
上にばね取付板18を配し、前記ばね取付板18でコイ
ルばね7を介して前記コンプレッサユニット16を前記
密閉容器4に支持する構成とされているので、密閉容器
4に伝達する振動を小さくすることができ、密閉容器4
が振動することにより生じる騒音の発生を抑え極めて低
振動で、低騒音の密閉型圧縮機とすることができる。
【0017】なお、本実施例においては静バランスをピ
ストン10の往復方向に大きくなるようにしたが、バラ
ンスウェイト20を調整することによって、静バランス
をピストン10の往復方向に対して直角方向に大きくす
ることができ、その場合はピストン10の往復方向で重
心Gを通り、クランク軸11に垂直となる直線上にばね
取付板18を設置することにより、本実施例と同様の効
果が得られる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ピスト
ン,コンロッド,クランク偏心部を有するクランクの軸
等のメカ部とモータ部とからなるコンプレッサユニット
を密閉容器内に収納し、かつ前記クランク軸あるいは前
記モータ部のロータにバランスウェイトを有する密閉型
圧縮機において、前記ピストンの往復慣性力、前記コン
ロッドの往復慣性力及び遠心力、前記クランク偏心部の
遠心力、前記バランスウェイトの遠心力の合力が、クラ
ンク1回転中で最小となる方向、ただし合力の最小値が
0となる場合はピストン往復方向に対して直角方向で、
前記コンプレッサユニットの重心を通り、前記クランク
軸に垂直となる直線上にばね取付板を配し、前記ばね取
付板でコイルばねを介して前記コンプレッサユニット前
記密閉容器に支持することにより、密閉容器に伝達する
振動を小さくすることができ、密閉容器が振動すること
により生じる騒音の発生を抑え、極めて低振動で、低騒
音の密閉型圧縮機とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す密閉型圧縮機の正面図
【図2】本発明の一実施例を示す密閉型圧縮機の横断面
【図3】図1,図2の静バランスを示す特性図
【図4】従来の密閉型圧縮機の横断面図
【符号の説明】
4 密閉容器 5 メカ部 6 モータ部 7 コイルばね 10 ピストン 11 クランク軸 11a クランク偏心部 12 コンロッド 14 ロータ 16 コンプレッサユニット 18 ばね取付板 20 バランスウェイト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストン,コンロッド,クランク偏心部
    を有するクランク軸等のメカ部とモータ部とからなるコ
    ンプレッサユニットを密閉容器内に収納し、かつ前記ク
    ランク軸あるいは前記モータ部のロータにバランスウェ
    イトを有する密閉型圧縮機において、前記ピストンの往
    復慣性力、前記コンロッドの往復慣性力及び遠心力、前
    記クランク偏心部の遠心力、前記バランスウェイトの遠
    心力の合力が、クランク1回転中で最小となる方向、た
    だし合力の最小値が0となる場合はピストン往復方向に
    対して直角方向で、前記コンプレッサユニットの重心を
    通り、前記クランク軸に垂直となる直線上にばね取付板
    を配し、前記ばね取付板でコイルばねを介して前記コン
    プレッサユニットを前記密閉容器に支持してなる密閉型
    圧縮機。
JP30160791A 1991-11-18 1991-11-18 密閉型圧縮機 Pending JPH05141352A (ja)

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JP30160791A JPH05141352A (ja) 1991-11-18 1991-11-18 密閉型圧縮機

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JP30160791A JPH05141352A (ja) 1991-11-18 1991-11-18 密閉型圧縮機

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JPH05141352A true JPH05141352A (ja) 1993-06-08

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109989903A (zh) * 2017-12-30 2019-07-09 王毅 具有独立减震弹簧支撑结构的压缩机
CN112648169A (zh) * 2020-12-28 2021-04-13 大丰全力机械有限公司 一种直线往复活塞式压缩机及其使用方法

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