JPH0514131A - 自動等化器 - Google Patents

自動等化器

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JPH0514131A
JPH0514131A JP3186988A JP18698891A JPH0514131A JP H0514131 A JPH0514131 A JP H0514131A JP 3186988 A JP3186988 A JP 3186988A JP 18698891 A JP18698891 A JP 18698891A JP H0514131 A JPH0514131 A JP H0514131A
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automatic equalizer
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input
output signal
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JP3186988A
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Kosaku Aida
幸作 会田
Tomohiro Ezaki
智宏 江崎
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 デイジタル移動通信において、伝搬歪の時間
変動および大きさを検出し、その値より自動等化器のタ
ツプ係数の更新に用いるアルゴリズムを選択し、演算量
を減らし、処理装置のクロツク周波数を下げることによ
り低消費電力化を図る。 【構成】 入力信号とトランスバーサルフイルタ1の出
力信号の差を伝搬歪検出器34で、ある一定期間監視す
ることにより伝搬歪の時間変動と大きさを検出し、その
値に応じて更新アルゴリズム選択器5から最も演算量が
少なく、十分等化可能なアルゴリズムを選択し、タツプ
係数更新器6においてトランスバーサルフイルタ1のタ
ツプ係数を更新する。同時にクロツク制御器7で、等化
の演算に必要最小限のクロツクを与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動等化器、特にデイ
ジタル移動無線通信端末に使用する自動等化器の低消費
電力化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】デイジタル移動通信を行う場合、その伝
搬路は多くの反射、回折、および散乱を受けた多重波が
重なるために受信波に歪が生じる。この伝搬路特性には
大きく分けると、距離特性、短区間中央値変動、瞬時値
変動、および遅延歪の4種類がある。このうち瞬時値変
動、および遅延歪は受信端末の移動に伴い、非常に速
く、また不規則に変動する。
【0003】受信端末が停止している場合、上記瞬時値
変動はほとんどなく、伝搬路の時間変動もほとんどな
い。一方、受信端末が移動する場合は、移動速度により
定められる瞬時値変動がみられる。この場合は伝搬路の
時間変動もみられる。このような現象は一様フエージン
グと呼ばれ、またこれに遅延歪が含まれると周波数選択
性フエージングと呼ばれる。
【0004】デイジタル移動通信においては、以上述べ
たフエージングによる波形歪によつて伝送誤りが生じ
る。この伝送誤りはある一定以上の誤りが生じると、そ
の後の誤り訂正回路でも訂正不可能となり、その結果、
音声品質の劣化やデータ誤りが生じる。こうしたフエー
ジング対策の一つとして自動等化器が検討されている。
【0005】図2に代表的なトランスバーサルフイルタ
構造の自動等化器の例を示す。以下、扱う信号は、T秒
間隔でサンプリングされた複素デイジタル信号とする。
【0006】図においてトランスバーサルフイルタ1
は、タツプ間隔が一定遅延時間T秒でタツプ数がM個で
あるタツプ付き遅延線12と、この各タツプ出力信号に
重みを付けるM個の乗算器13と、この乗算器13の出
力信号を加算する加算器14から構成されている。誤差
信号算出器3において加算器14の出力信号と、参照信
号入力端子102から入力された参照信号の差分を求め
て誤差信号103を発生させ、この誤差信号103はタ
ツプ係数更新器6に与えられ、ここでトランスバーサル
フイルタ1内の乗算器13の重みを与える個々のタツプ
係数を発生させる。ここで参照信号とは、例えばTDM
A通信のフレーム同期信号のように送信局から送られて
くる既知の信号である。
【0007】次にタツプ係数更新動作について説明す
る。タツプ係数を更新するアルゴリズムとしては多数存
在するが、ここでは代表的な例としてLMS(Leas
t Mean Squares)法、RLS(Recu
rsive Least Squares)法について
説明する。
【0008】タツプ数Mのトランスバーサルフイルタ1
への入力信号x(n)は、図6の(数1)で表される。
また、等化出力y(n)、タツプ係数c(n)、誤差信
号e(n)、参照信号d(n)は、更新係数をαとする
と、複素数型LMS法の更新アルゴリズムは、図6の
(数2),(数3),(数4)のようになる。ここで
(*)は共役複素数を示す。(数4)の右辺第2項が補
正量であり、入力信号と誤差信号との積から求めてい
る。
【0009】一方、複素数型RLSアルゴリズムは、忘
却係数をλとすると図7の(数5),(数6),(数
7),(数8),(数9)ように表される。ここでG
(n)はゲインベクトル、P(n)は誤差相関行列であ
る。前記(数9)の右辺第2項が補正量であるが、タツ
プ数分だけの時系列データを持つているG(n)を演算
に使つている。
【0010】RLS法は、LMS法に比較するとタツプ
係数の収束度特性が速いため、周波数選択性フエージン
グ等による伝搬路の時間変動が速い場合でも、追従特性
が良いという利点があるが、演算量が大幅に増えるため
に実時間処理を行うには処理装置の動作クロツク周波数
を高速に、またハードウエア規模を大きくしなければな
らなく、それに伴い消費電力が大きくなるという欠点が
ある。
【0011】しかし伝搬路の時間変動が小さい場合はL
MS法、またはタツプ係数の更新を停止しても十分誤り
なく復号可能という場合や、また受信状態がよく伝搬路
歪がほとんどなければ自動等化器がなくても十分誤りな
く復号可能という場合もあり得る。
【0012】特開平2−186839号公報記載のよう
に、以上の問題点を解決し低消費電力化を図る目的で誤
差信号のレベルを検出し、その値が予め定められた値よ
り小さい場合は常に供給されていたタツプの更新を行う
制御回路への電源供給を停止するという方式が考えられ
ている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動等化器は以
上のように構成されているので、伝搬歪の時間変動およ
び大きさが少ない場合でも、入力信号に対して、常に個
々のタツプ係数の更新が行われており、また自動等化器
が持つタツプ係数更新アルゴリズムはただ一つであつ
た。そのため常に自動等化器を実現する処理装置、例え
ばDSP(Digital Signal Proce
ssor)の動作は伝搬歪の時間変動が大きくても、等
化可能にするため収束が速く演算量が多い更新アルゴリ
ズムを動作可能なクロツク周波数で行つていた。
【0014】その結果、伝搬路の時間変動が小さく、収
束が遅いアルゴリズムで十分等化可能となる場合でも、
常にタツプ係数の更新に高速のクロツクで処理装置を動
作させなければならなくなり、そのクロツク周波数で定
まる電力を消費することになる。このことは、低消費電
力化の大きな妨げとなる。また、デイジタル移動通信端
末の通話時間、待ち受け時間の長時間化、電池の小型化
による端末の小型化、軽量化に不利となる。
【0015】また、誤差信号のレベルを検出し、その値
が予め定めた値より小さい場合、タツプ係数の更新を行
う制御回路への電源供給を停止するという方法は、電源
供給を行うか、停止するかの二通りしかない。そのため
伝搬路の時間変動が小さく収束の遅いアルゴリズムで等
化可能となる場合でも、伝搬路の時間変動が検出されれ
ば収束の速いアルゴリズムで等化処理を行つていた。
【0016】また伝搬路の時間変動および歪がなく等化
器がなくても十分な場合でも、タツプ係数の更新を行う
制御回路の電源供給を停止するが等化器の畳み込み演算
が行われているため、低消費電力化という面では不十分
であつた。
【0017】本発明は、以上の問題点を解決し、より消
費電力の少ない自動等化器を提供することを目的とす
る。
【0018】また、低消費電力化を図ることにより、デ
イジタル移動通信端末の通話時間や待ち受け時間を延ば
したり、また電池を小型化することにより、端末の小
型、軽量化を可能とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、適応等化を行う適応フイルタと、伝搬歪
の時間変動および大きさを検出する伝搬歪検出器と、前
記適応フイルタの更新アルゴリズムを切り替える更新ア
ルゴリズム選択器と、処理装置の動作用クロツク周波数
を切り替えるクロツク制御器とを有する自動等化器を対
象とするものである。そして、前記伝搬歪検出器で検出
された伝搬歪の時間変動および大きさに応じて、前記更
新アルゴリズム選択器によつて更新アルゴリズムを切り
替え、前記クロツク制御器によつて処理装置の動作用ク
ロツクのクロツク周波数を切り替えることを特徴とする
ものである。
【0020】
【作用】適応フイルタの入力信号と、出力信号から伝搬
歪の時間変動および大きさを、伝搬歪検出器で、ある一
定時間監視し、予め設定されたレベルと比較することに
より伝搬歪の時間変動および大きさを検出する。その結
果、伝搬歪に時間変動がある場合は、切り替えスイツチ
を適応フイルタの出力側に接続し、伝搬歪検出器の検出
結果から適応等化に必要最小限の演算量を持つたアルゴ
リズムを更新アルゴリズム選択器で選択する。また選択
した更新アルゴリズムを実行する必要最小限度のクロツ
ク周波数をクロツク制御器で設定し、そのクロツク周波
数で処理装置を動作させることにより低消費電力を実現
する。
【0021】また伝搬路の時間変動はないが歪がある場
合は、適応フイルタの更新動作を停止し、さらに伝搬路
の時間変動がなく歪も非常に小さい場合は、切り替えス
イツチを適応フイルタの入力側に切り替えることにより
適応フイルタの動作を行わないことで演算量を減らし、
それによつてクロツク周波数を必要最小限まで下げ低消
費電力化を図る。
【0022】適応フイルタをトランスバーサルフイルタ
で構成した場合、遅延波の遅延時間を検出し、それによ
り前記トランスバーサルフイルタの乗算器を減らし、畳
み込み演算の演算量を低減する。
【0023】
【実施例】本発明の実施例を以下に述べる。本実施例は
DSPを用いてソフトウエア処理でトランスバーサル型
の等化器を実現する例である。図1は本発明の第1の実
施例を示したブロツク図である。
【0024】適応フイルタは図1に示したトランスバー
サルフイルタ1とし、そのトランスバーサルフイルタ1
は、図2に示すようなタツプ付き遅延線12、各タツプ
出力信号にそれぞれ重みを与える乗算器13、その各乗
算器出力を加算する加算器14から構成され、畳み込み
演算を行う。
【0025】34は伝搬歪検出器、5は更新アルゴリズ
ム選択器、6はタツプ係数更新器、7はクロツク制御
器、8は切り替えスイツチ、100は入力端子、101
は出力端子、102は参照信号入力端子、103a、お
よび103bは誤差信号である。伝搬歪検出器34は、
誤差信号算出器3a、および3bと、レベル比較器4か
ら構成される。切り替えスイツチ8は二つの端子を持つ
ており、端子aはトランスバーサルフイルタ1の入力側
に接続され、端子bはトランスバーサルフイルタ1の出
力側に接続されている。この切り替えスイツチ8の切り
替えの制御はレベル比較器4で行われる。
【0026】以下、動作を説明する。まず入力信号端子
100から信号が入力されると、入力信号はトランスバ
ーサルフイルタ1に入力され、最も収束度特性の速い更
新アルゴリズムでタツプ係数更新器6を動作させ、トラ
ンスバーサルフイルタの各タツプ係数の更新を行い、ト
ランスバーサルフイルタ1で畳み込み演算した後、出力
信号が出力される。
【0027】トランスバーサルフイルタ1の出力信号
は、誤差信号算出器3aで参照信号入力端子102から
入力される参照信号との差分を求め、誤差信号103a
として出力される。また同時に、入力端子100から入
力された入力信号は、誤差信号算出器3bにおいて参照
信号入力端子102から入力される参照信号との差分を
求め、誤差信号103bとして出力される。レベル比較
器4で、誤差信号103aと誤差信号103bの二乗平
均誤差、あるいは絶対値とその差である等化量を計算
し、この等化量をある一定期間監視することにより、伝
搬歪の時間変動および大きさを検出する。等化量の変動
周期が短ければ伝搬路の時間変動が大きく、等化量の値
が大きければ伝搬路の歪が大きくなるものである。
【0028】以上のような方法で検出した伝搬歪の時間
変動および大きさを、予め設定されたレベルとレベル比
較器4で比較し、それに応じて自動等化器の以後の動作
を決定する。
【0029】レベル比較器4において、伝搬歪の時間変
動が検出された場合、レベル比較器4は切り替えスイツ
チ8を端子bに接続し、更新アルゴリズム選択器5に信
号を送り、同時にレベル比較器4からクロツク制御器7
に信号を送る。
【0030】更新アルゴリズム選択器5は、トランスバ
ーサルフイルタ1の各々のタツプ係数を更新するための
更新アルゴリズムを選択する。このとき選択する更新ア
ルゴリズムは最も演算量が少なく、伝搬歪の時間変動に
十分追従できるものとする。この更新アルゴリズム選択
器5で選択されたアルゴリズムを用いてタツプ係数更新
器6でタツプの更新が行われる。このときタツプ係数更
新に必要な誤差信号103aは、タツプ係数更新器6に
入力される。クロツク制御器7は、更新アルゴリズムに
要する演算量に必要最小限のクロツク周波数にDSPの
クロツク周波数を下げる制御を行う。その結果、DSP
で消費される電力を低減することが可能となる。
【0031】クロツク周波数を下げる手段としては、あ
る一つのクロツク周波数をクロツク制御器7により制御
される分周器で分周する方法、あるいは予めクロツク周
波数の異なるクロツク発信器を複数個設け、クロツク制
御器7により複数のクロツク発信器を切り替えることに
よつて実現する方法も考えられる。
【0032】次に、レベル比較器4で、伝搬路の時間変
動はないが伝搬歪が検出された場合、タツプ係数更新器
6におけるタツプ係数の更新を停止し、クロツク制御器
7で、クロツク周波数をトランスバーサルフイルタ1の
畳み込み演算のみを行うだけの動作速度を与えるクロツ
ク周波数までクロツク周波数を下げ、低消費電力化を実
現する。
【0033】この時、更新を停止する直前のタツプ係数
をタツプ係数更新器6に記憶しておき、ある一定期間後
に再びレベル比較器4で更新アルゴリズムを選択し、更
新が再び開始されたとき、タツプ係数更新器6に記憶さ
れているタツプ係数を更新開始時の初期値として用いる
ようにする。
【0034】さらにレベル比較器4で検出された伝搬路
の時間変動がなく歪も非常に小さい場合は、更新アルゴ
リズム選択器5に信号を与えずに切り替えスイツチ8を
端子aに接続する。すなわちトランスバーサルフイルタ
1への入力を停止し、トランスバーサルフイルタ1での
畳み込み演算を行わずに出力端子101に出力する。こ
れにより演算量をさらに低減でき、クロツク制御器7に
よりクロツクを下げ、より低消費電力化を実現する。以
上の等化動作はある一定期間継続した後、再び最初の動
作に戻る。
【0035】本実施例の動作を示すフローチヤートを図
4に示す。以上述べたように本実施例によると、DSP
の動作用クロツク周波数を下げることで、低消費電力化
を実現することができる。
【0036】図3に、本発明の第2の実施例を示す。2
は判定器、10は判定帰還型のトランスバーサルフイル
タ、11は加算器である。本方式は第1の実施例に、判
定器2とその出力信号を入力とする判定帰還型のトラン
スバーサルフイルタ10を設けたもので、その出力は、
トランスバーサルフイルタ1の出力と加算器11で加算
される構成の、いわゆる判定帰還型自動等化器である。
この場合も第1の実施例と同様の動作で低消費電力化を
実現する。さらに第1の実施例中のレベル比較器4で検
出した伝搬路の時間変動が小さい場合は、判定帰還型の
トランスバーサルフイルタ10の畳み込み演算を行わ
ず、トランスバーサルフイルタ1のみの畳み込み演算を
行うことによつて、演算量の低減を図り、低消費電力化
を実現する。
【0037】図4に、本発明の第3の実施例を示す。5
0は第1、あるいは第2の実施例に示す自動等化器、1
5は相関器である。入力端子100から入力される入力
信号と参照信号入力端子102から入力される参照信号
の相関関数を、相関器15で計算し、入力信号に含まれ
る遅延波の遅延時間を検出する。検出された遅延時間が
小さい場合は、自動等化器50のトランスバーサルフイ
ルタ1、または第2のトランスバーサルフイルタ10の
乗算器の個数を減らし、畳み込み演算の演算量を低減す
る。これから第1の実施例と同様の動作で低電力化を実
現する。
【0038】以上、DSPを用いた場合について説明し
たが、全て、または一部をハードウエアで実現した場合
でも本実施例を用いることができ、同様の効果が得られ
る。
【0039】
【発明の効果】本発明により、フエージングによる伝搬
歪の時間変動が存在する場合は、等化に必要最小限な演
算量を持つたアルゴリズムを選択し、自動等化器を用い
てデータ伝送品質の劣化を防ぐことができる。また伝搬
路の時間変動がなく伝搬歪が存在する場合は、タツプ係
数の更新を停止し、演算量を低減する。さらに伝搬路の
時間変動がなく伝搬歪も非常に小さい場合は、自動等化
器を省略し、演算量を低減する。
【0040】以上の結果、必要最小限度のクロツク周波
数でDSP等の処理装置を動作させることができ、消費
電力を抑えることができる。低消費電力を図ることによ
りデイジタル移動通信端末の通話時間や待ち受け時間を
延ばしたり、電池を小型化することにより移動通信端末
の小型、軽量化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である自動等化器のブロ
ツク図である。
【図2】トランスバーサルフイルタ構成の自動等化器の
ブロツク図である。
【図3】第2の実施例である判定帰還型の自動等化器の
ブロツク図である。
【図4】第3の実施例である自動等化器のブロツク図で
ある。
【図5】本実施例の動作を示すフローチヤートである。
【図6】数式を示す図である。
【図7】数式を示す図である。
【符号の説明】
1,10 トランスバーサルフイルタ 2 判定器 3a,3b 誤差信号算出器 4 レベル比較器 5 更新アルゴリズム選択器 6 タツプ係数更新器 7 クロツク制御器 8 切り替えスイツチ 11 加算器 15 相関器 34 伝搬歪検出器 50 自動等化器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適応等化を行う適応フイルタと、 前記適応フイルタの入力信号と、前記適応フイルタの出
    力信号から、伝搬歪の時間変動および大きさを検出する
    伝搬歪検出器と、 前記適応フイルタの更新アルゴリズムを切り替える更新
    アルゴリズム選択器と、処理装置の動作用クロツクのク
    ロツク周波数を切り替えるクロツク制御器とから構成さ
    れる自動等化器において、 前記伝搬歪検出器で検出された伝搬歪の時間変動および
    大きさに応じて前記更新アルゴリズム選択器によつて更
    新アルゴリズムを切り替え、 前記クロツク制御器によつて処理装置の動作用クロツク
    のクロツク周波数を切り替えることを特徴とする自動等
    化器。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記適応フイ
    ルタは、 前記伝搬歪検出器で検出された伝搬歪の時間変動および
    大きさに応じて、前記適応フイルタの更新動作を停止
    し、停止時のフイルタ係数を記憶する手段から構成され
    ることを特徴とする自動等化器。
  3. 【請求項3】 請求項1、および2の記載において、前
    記適応フイルタの入力信号と、出力信号とを選択的に切
    り替えて前記自動等化器の出力信号とする切り替えスイ
    ツチを設け、 前記伝搬歪検出器で検出された伝搬歪の時間変動および
    歪の大きさに応じて、前記切り替えスイツチを選択的に
    切り替えることを特徴とする自動等化器。
  4. 【請求項4】 請求項1、2、および3の記載におい
    て、前記適応フイルタの出力信号を入力とする判定器
    と、 前記判定器の出力信号を入力とする第2の適応フイルタ
    と、 前記第2の適応フイルタの出力と、請求項1、2、およ
    び3に記載の第1の適応フイルタの出力信号を加算する
    加算器とを設けることを特徴とする自動等化器。
  5. 【請求項5】 請求項4記載において、前記第1、およ
    び第2の適応フイルタは、 タツプ付き遅延線と、前記各タツプ出力信号に重みを与
    えるタツプ係数を乗算する複数の乗算器と、前記複数の
    乗算器出力を加算する加算器から成る第1、および第2
    のトランスバーサルフイルタと、 前記タツプ係数の更新を行うタツプ係数更新器とから構
    成されることを特徴とする自動等化器。
  6. 【請求項6】 請求項5の記載において、 入力信号に含まれる遅延波の遅延時間を検出する手段を
    有し、検出された遅延時間に応じて、前記第1、または
    第2のトランスバーサルフイルタの乗算器の個数、また
    は乗算回数を変えることを特徴とする自動等化器。
  7. 【請求項7】 請求項1の記載において、前記伝搬歪検
    出器は、 請求項1に記載の適応フイルタの出力信号が入力される
    第1の誤差信号算出器と、 前記適応フイルタの入力信号が入力される第2の誤差信
    号算出器と、 前記第1の誤差信号算出器の出力信号と、前記第2の誤
    差信号算出器の出力信号の差を求め、その値を予め設定
    してあるレベルと比較を行うレベル比較器とから構成さ
    れることを特徴とする自動等化器。
JP3186988A 1991-07-02 1991-07-02 自動等化器 Pending JPH0514131A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH08213880A (ja) * 1995-02-01 1996-08-20 Nec Corp 適応制御ろ波器
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