JPH05141008A - 棒状体用ジヨイント金具 - Google Patents

棒状体用ジヨイント金具

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JPH05141008A
JPH05141008A JP30612291A JP30612291A JPH05141008A JP H05141008 A JPH05141008 A JP H05141008A JP 30612291 A JP30612291 A JP 30612291A JP 30612291 A JP30612291 A JP 30612291A JP H05141008 A JPH05141008 A JP H05141008A
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JP
Japan
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rod
bodies
connecting plate
shaped
fastening member
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Pending
Application number
JP30612291A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Maeda
謙一 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP30612291A priority Critical patent/JPH05141008A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長尺のボルトや鉄筋相互間の連結結合を簡単
な動作によって行うことができる簡単かつ安価な構成の
棒状体ショイント金具10を得ること。 【構成】 連結すべき2本の棒状体34、36のそれぞ
れの一端部側面に固着用プレート体12a、12bを固
着した。そして、この固着用プレート体にそれぞれ上記
各棒状体34、36の伸長方向にほぼ直交する方向とな
るように連結用プレート体14a、14bを固定した。
そして、この連結用プレート体に締結部材挿通用穴16
a、16bを形成し、この挿通用穴に締結部材18を挿
通させて両連結用プレート体を固定結合するものとし
た。このように極めて簡単な構成部材の固着並びに固定
作業によってジョイント金具が構成され、かつボルトナ
ットなどの締結部材による締結動作という簡単な動作に
よって2本の棒状体の連結作業を終了させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は棒状体用ジョイント金
具、特に長尺のボルト、PC鋼棒、鉄筋などの種々の棒
状体相互をそれらの端部側で連結するための棒状体用ジ
ョイント金具の構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、建物ユニット相互間を上下方向
に結合するような場合等のように、結合部相互間が比較
的離反した状態にある状況では、それら相互を結合する
長尺ボルトなどの棒状体を中間位置にて結合する必要性
が生じる。
【0003】従来、上記のような種々の状況において長
尺ボルトなどの棒状体をそれぞれの端部で結合する場
合、図3(A)及び(B)に示したようなカプラ30が
用いられていた。このカプラ30は図示のように例えば
その外径を6角柱形状に形成し、一方の側面30aから
他方の側面30bまでに貫通孔32を形成しこの内側を
ねじ切りすることによって全体を形成している。そし
て、連結すべき長尺ボルト34及び36のそれぞれの一
端をカプラ30の貫通孔32にそれぞれ上下から螺入さ
せるものである。その動作としては、まずカプラ30を
一方の長尺ボルト34側に少しねじ込み、その状態で他
方の長尺ボルト36を同様に少しねじ込む。そして、カ
プラを所定方向100に回転させることによって両長尺
ボルト34及び36を矢印200、300方向にそれぞ
れ引き寄せ螺入させるものである(同図(B)参照)。
すなわち、各長尺ボルト34及び36はそれぞれ逆方向
にねじ切りされたボルトであり、従って一方向にねじ切
りされたカプラ30を所定方向(矢印100方向)に回
転させると各長尺ボルト34及び36はそれぞれ下方及
び上方へカプラ30によって引っ張られることとなりこ
れによって両長尺ボルト34と36が引き寄せられた状
態で連結されるものである。
【0004】なお、特公平2−22176号公報では、
柱(管体)相互の接合構造としてカプラなどを用いるこ
となく柱体の端面部で接合を行うようにした構成が示さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにジョイント金具としてカプラ30を用いて連結す
る場合、連結すべき2つの棒状体の位置合わせの精度を
高くする必要がある。すなわち、カプラ30の貫通孔3
2にそれぞれ連結すべき棒状体の端部が挿入される必要
があるので、互いに精度良く位置合わせされた状態でカ
プラ30側に伸長されていなければならない。従って、
その位置合わせのための作業が非常に困難であるという
問題があった。
【0006】また、上記従来のカプラ30はその製造の
ために高度な加工技術が必要とされている。例えば、切
削や高精度のタップ切りを行う必要があり、その製造に
おける加工技術を高度なものとしなければならなかっ
た。また、このカプラ30を製造するにあたり高価な極
太の丸鋼が必要であることから、上記高精度の加工技術
並びに高価な材料という条件の下でその製造費全体がコ
スト高いになるという問題も生じている。
【0007】また、上記特公平2−22176号公報に
開示された柱の接合構造では、柱の端面相互間でそれぞ
れ結合する構成が示されているが、比較的複雑な構成の
案内ピンや精度を要する形状の挿通孔、さらに種々の係
止プレートなど複雑な構成となっており、本発明が目的
とする棒状体相互間の簡単な構成部材でかつ簡単な動作
による結合という作用を期待することはできないもので
あった。
【0008】この発明は上記事情に鑑みなされたもので
あり、その目的は連結すべき棒状体の位置合わせを比較
的ラフに行うことができ、かつ製造作業が極めて簡単で
安価な棒状体用ジョイント金具を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る棒状体用ジョイント金具によれば、
2本の棒状体相互をそれぞれ一端側で連結するための棒
状体用ジョイント金具において、前記2本の棒状体それ
ぞれの一端部側面に固定された固着用プレート体と、該
各固着用プレート体に前記各棒状体の伸長方向にほぼ直
交するようにそれぞれ固定された連結用プレート体と、
該連結用プレート体にそれぞれ形成された締結部材挿通
用穴と、前記連結用プレート体の外側平面同士を当接さ
せた状態で前記2つの締結用部材挿通用穴に挿通され連
結用プレート体相互を締結固定する締結部材、とを有す
ることを特徴とする。
【0010】一方、請求項2に係る棒状体用ジョイント
金具は、前記締結部材は前記締結部材挿通用穴に挿通さ
れるボルト部と、該ボルト部を両端側から締め付け前記
連結用プレート体相互を締結するナット部とを備え、前
記締結部材挿通用穴の内径は前記締結部材のボルト部の
外径よりも遊びをもたせた大きな径としたことを特徴と
する。
【0011】また、上記固着用プレート体の棒状体側面
部への固着は、特にその手段を限定するものではないが
例えば溶接などによって固着するのが好適である。ま
た、この固着用プレート体への連結用プレート体の固定
についても同じくその手段は限定されるものではないが
溶接などにより固定するのが好適である。さらに、その
連結用プレート体の固着用プレート体への固定状態を安
定させるため、補助部材を両者に結合することも好適で
ある。
【0012】
【作用】上記構成の請求項1に係る棒状体用ジョイン金
具によれば、その全体構成が固着用プレート体、連結用
プレート体、その連結用プレート体に形成された締結部
材挿通用穴及び締結部材という比較的簡単な構成の部材
の結合のみによってなされているので、その製造も極め
て容易であり材料に係るコストも極めて安価なものとな
る。例えば、その製造作業は各プレート体を形成するた
めの切断作業、さらに固着並びに固定作業を行うための
溶接作業という高精度を必要としない作業によって製造
を行うことができる。
【0013】また、2本の棒状体の連結作業についても
上記当接された連結用プレート体の各締結部材挿通用穴
に締結部材を挿通させて2つの連結用プレート体を結合
固定するという熟練を要しない簡単な動作によって行う
ことが可能である。
【0014】さらに、請求項2に係る棒状体用ジョイン
ト金具によれば、上記締結部材を上記締結部材挿通用穴
に挿通されるボルト部とこのボルト部を両端側から締め
付けるナット部とから構成し、そのボルト部が挿通され
る締結部材挿通用穴の内径をそのボルト部の外径よりも
大きくして遊びをもたせるような径としたので、当接さ
れた連結用プレート体が多少位置ずれした状態にある場
合でもボルト部の挿通作業を行うことができる。すなわ
ち、2本の棒状体が精度良く位置合わせされておらずそ
れぞれの一端部に設けられている連結用プレート体相互
が位置ずれした状態にありそれらに設けられた締結部材
挿通用穴相互間が位置ずれしている状態であってもそれ
ぞれの締結部材挿通用穴はボルト部に対し遊びをもった
大きな径とされているので、多少位置ずれした状態であ
ってもそのボルト部を挿通させることができる。これに
よって、位置ずれした状態でも両者の締結作業を簡単に
行うことができ2本の棒状体のジョイントには何ら支障
を生じない。
【0015】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て詳細に説明する。
【0016】図1(A)、(B)及び(C)は実施例に
係る棒状体用ジョイント金具によって2本の棒状体であ
る長尺ボルトが連結されている状態を示しており、
(A)は正面図、(B)は平面断面図、(C)は側面図
をそれぞれ示している。
【0017】図において、棒状体用ジョイント金具10
は連結すべき棒状体である長尺ボルト34、36のそれ
ぞれの一端部の側面に溶接により固着された固着用プレ
ート体12a及び12b、この固着用プレート体12
a、12bにそれぞれ固定された連結用プレート体14
a、14b、さらにこれら連結用プレート体14a、1
4bにそれぞれ形成された締結部材挿通用穴16a及び
16bに挿通された締結部材としてのボルト18及びナ
ット20をその基本的構成部材として形成されている。
【0018】固着用プレート体12及び連結用プレート
体14はそれぞれ平板状に形成され、連結用プレート体
14a、14bはそれぞれ長尺ボルト34及び36の伸
長方向に対しほぼ直角の方向で伸長するように固着用プ
レート体12a及び12bにそれぞれ溶接によって固定
されている。
【0019】また、各連結用プレート体14a及び14
bに形成された締結部材挿通用穴16a及び16bは、
ほぼ円形に形成されその内径はボルト18の外径よりも
ゆとりをもった大きな径として形成されている。
【0020】更に、この実施例では、固着用プレート体
12と連結用プレート体14との直接の接触面が小さい
ことからその固定状態が不安定になることを防止するた
め、両者の間に補助プレート22をそれぞれ取り付けて
いる(22a、22b)。
【0021】次に、上記構成の実施例による長尺ボルト
相互の連結作業について以下説明する。
【0022】まず、図2(A)に示したようにそれぞれ
固着用プレート体12及び連結用プレート体14を取り
付けた長尺ボルト34及び36をそれぞれ矢印400及
び500方向に移動させ各連結用プレート体14a及び
14bの外側面を当接させる。その状態で、ボルト18
を締結部材挿通用穴16a及び16bに挿通させナット
20によって下方から締め付け、2つの連結用プレート
体14a及び14bを固定する。このような簡単な動作
によって2本の長尺ボルト34及び36は安定した状態
で連結固定されたこととなる。
【0023】上記各連結用プレート体14a及び14b
の当接動作の際に、同図(B)に示したように互いに位
置ずれが生じる場合があるが、この場合でも締結部材挿
通用穴16a及び16bはそれぞれボルト18の外径よ
りもゆとりをもった大きな径とされているので、その位
置ずれした状態のままボルト18を挿通させることがで
きる。これによって、その位置ずれした状態のままでボ
ルト18及びナット20による締結作業を行うことがで
き何ら問題なく2本の長尺ボルト34、36を連結する
ことが可能である。従って、従来のように連結すべき2
本の長尺ボルト34、36を連結前に精度良く位置決め
するという作業を行う必要がない。
【0024】なお、この発明は、上記実施例に限定され
るものではなくその発明の要旨の範囲内で種々の変形が
可能である。例えば、上記実施例では各固着用プレート
体12及び連結用プレート体14の形状は上記のように
四角形の平面形状としたが、それに限られず種々の形状
のものを用いることが可能である。また、上記実施例で
は長尺ボルト34、36を連結したが、本発明は棒状体
であればその他種々の部材の連結に用いることが可能で
ある。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び2に
係る棒状体用ジョイント金具によれば、種々の棒状体の
相互間の連結結合を極めて簡単かつ安価な部材にて行う
ことができ、その結合作業においても結合すべき棒状体
相互間の位置合わせを高精度に行う必要がなくかつ熟練
を要することのない簡単な動作によって行うことができ
る。
【0026】これによって、種々の場面で必要とされる
棒状体相互間の結合作業をより迅速に行うことが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)、(B)及び(C)は実施例に係る棒状
体用ジョイント金具の正面図、平面断面図及び側面図を
それぞれ示している。
【図2】(A)は実施例による棒状体の連結作業を示す
説明図、(B)は同じく実施例による作用説明図であ
る。
【図3】(A)及び(B)は従来のジョイント金具であ
るカプラの構成並びにカプラを用いた連結作業の説明図
である。
【符号の説明】
10 棒状体用ジョイント金具 12a、12b 固着用プレート体 14a、14b 連結用プレート体 16a、16b 締結部材挿通用穴 18 ボルト 20 ナット 22a、22b 補助プレート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2本の棒状体相互をそれぞれ一端側で連結
    するための棒状体用ジョイント金具において、 前記2本の棒状体それぞれの一端部側面に固定された固
    着用プレート体と、 該各固着用プレート体に前記各棒状体の伸長方向にほぼ
    直交するようにそれぞれ固定された連結用プレート体
    と、 該連結用プレート体にそれぞれ形成された締結部材挿通
    用穴と、 前記連結用プレート体の外側平面同士を当接させた状態
    で前記2つの締結用部材挿通用穴に挿通され連結用プレ
    ート体相互を締結固定する締結部材、とを有することを
    特徴とする棒状体用ジョイント金具。
  2. 【請求項2】請求項1に係る棒状体用ジョイント金具に
    おいて、 前記締結部材は前記締結部材挿通用穴に挿通されるボル
    ト部と、 該ボルト部を両端側から締め付け前記連結用プレート体
    相互を締結するナット部とを備え、 前記締結部材挿通用穴の内径は前記締結部材のボルト部
    の外径よりも遊びをもたせた大きな径としたことを特徴
    とする棒状体用ジョイント金具。
JP30612291A 1991-11-21 1991-11-21 棒状体用ジヨイント金具 Pending JPH05141008A (ja)

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