JPH05140573A - 潤滑剤及び潤滑剤の塗布方法と塗布装置並びに潤滑膜を形成した磁気記録媒体 - Google Patents

潤滑剤及び潤滑剤の塗布方法と塗布装置並びに潤滑膜を形成した磁気記録媒体

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JPH05140573A
JPH05140573A JP3304815A JP30481591A JPH05140573A JP H05140573 A JPH05140573 A JP H05140573A JP 3304815 A JP3304815 A JP 3304815A JP 30481591 A JP30481591 A JP 30481591A JP H05140573 A JPH05140573 A JP H05140573A
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C243/00Compounds containing chains of nitrogen atoms singly-bound to each other, e.g. hydrazines, triazanes
    • C07C243/24Hydrazines having nitrogen atoms of hydrazine groups acylated by carboxylic acids
    • C07C243/26Hydrazines having nitrogen atoms of hydrazine groups acylated by carboxylic acids with acylating carboxyl groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms
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Abstract

(57)【要約】 【目的】被処理材に強固に結合し、耐久性に優れた潤滑
材を提供すること。 【構成】潤滑剤の主成分を、例えば、下記の一般式
(1)で表わされるアジド化合物で構成する。この潤滑
剤を磁気記録媒体の炭素系保護膜上に塗布し、光又は熱
によって反応させれば、脱窒素反応を生じて保護膜に強
固に結合する。これにより潤滑剤の耐久性が向上し、そ
の結果として、信頼性が高く、長寿命の高密度磁気記録
媒体を得ることができる。 【化1】 一般式 N3-C64-R-COO-Rf …(1) ただし、Rはエステル結合を有する2価の有機基、R
fはフッ化アルキルポリエーテル基。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、摺動面に形成される潤
滑剤に係り、特に高密度磁気記録媒体の磁気ヘッド摺動
面に設けるのに好適な潤滑剤及び潤滑剤の塗布方法と塗
布装置並びに潤滑膜を形成した磁気記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録媒体、特に磁気ディスクに用い
られる潤滑剤としては、従来から様々なものが検討され
てきており、その中でもフッ素系ポリエ−テル誘導体が
効果的であることが知られている。なお、これに関連す
るものとしては例えば、特開昭64−59614号、特
開平1−131132号及び特開平1−268664号
の各公報が挙げられる。
【0003】最近、磁気ディスクの磁気記録密度の高度
化に伴い、ディスクを保護する保護膜の硬度が向上する
につれ、保護膜の厚さが低下してきている。この種の保
護膜としては種々ある中でも炭素系保護膜が有望とされ
ている。従来使用されてきた潤滑剤ではこれら炭素系保
護膜に対して吸着性が悪く、耐久性も低くなる傾向が見
られる。これらの問題を解決するために磁気ディスク表
面をアジドで処理した後に、潤滑剤を塗布する方法が知
られている。しかし、この方法は工程が複雑であり、実
用上の難点がある。なお、これに関連するものとしては
例えば、特開昭62−65226号及び特開昭62−1
09229号の各公報が挙げられる。
【0004】また、潤滑剤を塗布した後にDeep UV光
を照射するなどの方法も知られている。しかし、この方
法によると潤滑剤の塗布膜厚が薄すぎて耐久性が劣ると
いう問題があった。なお、これに関連するものとしては
例えば、米国化学会雑誌、ラングミュア、6号(199
0年)1524〜1524頁〔Langmuir,1990,6,
1522〜1524)〕が挙げられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、上記従来の問題点を解消することにあり、その
第1の目的は高い吸着性を持ち耐久性に優れた潤滑剤
を、第2の目的はそれを被処理材上に塗布する方法を、
第3の目的は塗布装置を、そして第4の目的はこの潤滑
剤で覆われた磁気記録媒体を、それぞれ提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記本発明の主たる目的
は、以下に具体的に説明するように、フッ化アルキルポ
リエーテル基を側鎖に持ち光もしくは熱により反応する
機能性アジド化合物を潤滑剤として活用することによ
り、達成される。ここで用いる潤滑剤の主成分となる反
応性アジド化合物の分子量は1,000〜200,00
0が望ましく、更に望ましくは2,000〜10,00
0のものである。分子量が500以下になると、塗布作
業中に潤滑剤が飛散し易く潤滑作用も低くなる傾向があ
る。分子量が500,000以上になると、アジドの相
対濃度が低下し吸着性が発揮しにくくなる。
【0007】以下に本発明の具体的な目的達成手段につ
いて説明する。先ず、上記第1の目的は、下記の一般式
(1)、(2)、(3)及び(4)で表される少なくと
も一種のアジド化合物を主成分とする潤滑剤により、達
成される。
【0008】
【化11】
【0009】
【化12】
【0010】
【化13】
【0011】
【化14】
【0012】ただし、上記各式中のRはエステル結合を
有する2価の有機基、Rfはフッ化アルキルポリエ−テ
ル基からなり、好ましくは上記各式中のRは、下記のR
1〜R4の群から選ばれる何れか一種のエステル結合を有
する2価の有機基からなり、Rfは下記のRf1もしく
はRf2何れかのフッ化アルキルポリエーテル基からな
り、nは4〜1,500からなる。
【0013】R1: −COOCH2CH2−, R2: −CH=CHCOOCH2CH2−, R3: −CH=C(CN)COOCH2CH2−, R4: −CH=CHCOOC64CH2CH2− Rf1: −CF2CF2−〔OCF2CF(CF3)〕n−
F, Rf2: −CF2CF2−(OCF2CF2CF2)n−F また、上記第1の目的は、下記の一般式(5)及び
(6)で表されるアジドベンゼンフッ素系ポリエーテル
化合物の少なくとも一種を主成分とする潤滑剤によって
も、達成される。
【0014】
【化15】
【0015】
【化16】
【0016】ただし、上記各式中のRfは、下記のRf
1もしくはRf2何れかのフッ化アルキルポリエーテル基
からなり、nは4〜1,500からなる。
【0017】 Rf1: −CF2CF2−〔OCF2CF(CF3)〕n−
F, Rf2: −CF2CF2−(OCF2CF2CF2)n−F さらにまた、上記第1の目的は、下記の一般式(7)、
(8)、(9)及び(10)で表される少なくとも一種
のアジド化合物を主成分とする潤滑剤によっても、達成
される。
【0018】
【化17】
【0019】
【化18】
【0020】
【化19】
【0021】
【化20】
【0022】ただし、上記各式中のRは、下記のR1
4の群から選ばれる何れか一種のエステル結合を有す
る2価の有機基からなり、kは4〜1,500からな
り、lは4〜1,500からなる。
【0023】R1: −COOCH2CH2−, R2: −CH=CHCOOCH2CH2−, R3: −CH=C(CN)COOCH2CH2−, R4: −CH=CHCOOC64CH2CH2− なお、潤滑剤成分としては、在来の成分を一部併用する
ことも可能である。
【0024】上記第2の目的は、第1の目的を達成する
上記潤滑剤を、フッ素系溶剤に溶解し、その溶液中に被
処理材を浸漬した後、被処理材を溶液から引き上げその
表面に潤滑剤の塗膜を形成する工程と、前記塗膜形成工
程の間、もしくは塗膜形成工程の後に前記塗膜を加熱す
るか、もしくはエネルギービームを照射して前記塗膜を
構成する潤滑剤に脱窒素反応を生じせしめる工程とを有
して成る潤滑剤の塗布方法により、達成される。
【0025】潤滑剤の濃度は、重量%で0.001〜1
%、好ましくは0.01〜0.1%であり、塗布膜の必
要な厚さに応じて調整することが望ましい。また、上記
潤滑剤に脱窒素反応を生じせしめる工程としては、例え
ば窒素等の非酸化性雰囲気中で行う工程とし、潤滑剤が
酸化されない条件下で反応させることが望ましい。被処
理材としては、磁気記録媒体(ディスク、テープを含
む)をはじめとして、その他、例えば粘着テープ、リソ
グラフィに用いる各種マスク、プラスチック成形用金型
等に適用でき、何れも潤滑膜を必要とする分野の表面処
理に有効である。
【0026】上記第3の目的は、潤滑剤貯槽と、前記潤
滑剤貯槽の開口部に連結された反応槽と、外部から被処
理材を潤滑剤貯槽内に導入し、浸漬すると共に浸漬後は
反応槽内を所定の速度で移動させながら引き上げる搬送
手段と、前記反応槽内を非酸化性ガス雰囲気に保持する
ガス導入手段と、前記反応槽の周囲に、被処理材の表面
に塗布された潤滑剤を脱窒素反応させる手段とを具備し
て成る潤滑剤の塗布装置であって、前記反応槽内を潤滑
剤の塗布された被処理材が通過する間に潤滑剤が脱窒素
反応を起こし、被処理材に強固に被着するようにして成
る潤滑剤の塗布装置により、達成される。非酸化性ガス
としては、潤滑剤を酸化させないものであれば良く、例
えば窒素ガス等が実用的で望ましい。また、潤滑剤を脱
窒素反応させる手段としては、例えば紫外線等の波長が
20〜400nmのものが望ましく、高圧水銀ランプが
実用的である。また、ヒータ等の加熱手段も有効であ
る。加熱温度としては、80〜250℃、好ましくは1
00〜200℃である。
【0027】上記第4の目的は、第1の目的を達成する
上記潤滑剤を、保護膜上に被覆形成された磁気記録媒体
により、達成される。そして、この保護膜としては周知
の金属酸化物、窒化物、炭素系等何れのものもに対して
も有効であるが、とりわけ本発明の潤滑剤は炭素系保護
膜と相性が良く、保護膜との結合が強固で安定した潤滑
膜を実現することができる。
【0028】
【作用】潤滑剤と被処理材との吸着性を向上させ、優れ
た耐久性を持たせるために、本発明ではフッ化アルキル
ポリエーテル化合物に光反応性の官能基であるアジドを
導入した。この化合物は、前述したように熱に対しても
反応性を示す。そして反応後は被処理材との結合が強固
で吸着性に富み、耐熱性も300℃に十分耐え得るとい
う優れた性質を有している。したがって、各種摺動面の
潤滑膜として、また、例えば粘着テープの剥離剤、プラ
スチックス成形時に金型表面に形成する離型膜として用
いれば、何れも長寿命の潤滑膜として作用する。
【0029】以下、炭素系保護膜が表面に形成された磁
気ディスクを被処理材とした場合を例に説明する。この
潤滑剤を溶剤に溶解した後に磁気ディスクに塗布し、そ
の後磁気ディスクの塗膜に窒素雰囲気下で、500Wの
高圧水銀灯を用いて紫外線を照射した。これによって強
固な結合が得られるが、その理由は以下のように推考す
る。すなわち、塗膜中のアジド化合物は、脱窒素して反
応性中間体であるナイトレン(カルベンの窒素同族
体、:N−R)を発生し(これを脱窒素反応と呼ぶ)、
炭素系保護膜の表面とラジカル的に反応して強固な結合
が形成され、更に潤滑剤間でネットワ−クを構成するも
のと考えられる。また、同様に紫外線を照射する代わり
に加熱することによってもある程度の効果が得られた。
【0030】本発明による潤滑剤は、塗布のし易さ、塗
膜の厚み等を考慮して適当な有機溶剤に溶解した溶液状
態で用いられる。この場合に用いる溶剤としては、溶解
性の観点からフッ素系の溶剤が望ましいが、それらに限
定されるものではなくこの種の潤滑剤に可溶性の溶剤で
あれば何れでも良い。
【0031】本発明の潤滑剤の塗布法としては、後で実
施例の項で詳述すように図2に示した装置を使用する方
法、ラングミュア・ブロジェット(LB)法、浸漬法、
又はスピンナ−による回転塗布などの手段が可能であ
り、適宜選択することができる。また、潤滑剤の塗布膜
厚は、塗布条件、溶液濃度、その後の処理条件によって
調節可能である。
【0032】上記塗膜中のアジド化合物を脱窒素反応さ
せる方法としては、紫外線のみならず、赤外線(この場
合、加熱処理と同一となる)、その他のエネルギービー
ムを露光することによっても実現できる。加熱処理によ
る場合は、80〜250℃、好ましくは100〜200
℃の温度範囲が望ましく、これらの範囲から選ばれた加
熱温度で、5〜60分処理するのが望ましい。
【0033】本発明の潤滑剤を塗布する被処理材として
は上記の磁気ディスクの他に、磁気テ−プ等も含まれ
る。また、これら磁気記録媒体に限らず、前述したよう
にその他、例えば粘着テープ、リソグラフィに用いる各
種マスク、プラスチック成形用金型等に適用でき、何れ
も潤滑膜を必要とする分野の表面処理に有効である。と
りわけ被処理材の表面が、炭素系材料から構成されてい
る場合に潤滑膜の結合強度が大きいことから、上記した
ように潤滑膜を磁気記録媒体上の炭素系保護膜に塗布
し、脱窒素反応させれば潤滑膜を強固に吸着させること
ができ、信頼性、耐久性の向上した磁気記録媒体を実現
することができる。
【0034】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。 〈実施例1〜52〉 (1)潤滑剤の合成:下記の式(11)及び(12)で
表わせるフッ化アルキルポリエーテル基カルボン酸(何
れもn=20〜30)を等モルの五塩化燐で処理して酸
クロリドへ誘導した。
【0035】
【化21】
【0036】
【化22】
【0037】次ぎに、かくして得られた各々の酸クロリ
ドに、表1、表2に示したアジド化合物〔式(13)〜
(30)で表示。ただし、式(13)〜(20)及び
(29)〜(30)は芳香族アジド、(21)〜(2
8)は芳香族スルホンアジド〕をそれぞれ反応させて後
処理し、精製して一般式(1)〜(6)で表わせる潤滑
剤を、収率25〜78%で合成した。これら一般式中の
Rf及びRは、表3及び表4に示した通りであり、フッ
化アルキルポリエーテル基を有するアジド化合物を主成
分とする潤滑剤1〜36を得た。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】
【表3】
【0041】ただし、表3中のエステル結合を有する2
価の有機基R1〜R4及びフッ化アルキルポリエーテル基
Rf1、Rf2(nは20〜30)は下記の通りである。
【0042】R1: −COOCH2CH2−, R2: −CH=CHCOOCH2CH2−, R3: −CH=C(CN)COOCH2CH2−, R4: −CH=CHCOOC64CH2CH2− Rf1: −CF2CF2−〔OCF2CF(CF3)〕n−
F, Rf2: −CF2CF2−(OCF2CF2CF2)n−F
【0043】
【表4】
【0044】ただし、表4中のフッ化アルキルポリエー
テル基Rf1、Rf2(nは20〜30)は下記の通りで
ある。
【0045】 Rf1: −CF2CF2−〔OCF2CF(CF3)〕n−
F, Rf2: −CF2CF2−(OCF2CF2CF2)n−F また、次式(31)で表わせるフッ化アルキルポリエー
テル基カルボン酸(k,lは何れも20〜30)を同様
に酸クロリドに変換し、これに表1、表2に示したアジ
ド化合物〔式(13)〜(28)で表示〕をそれぞれ反
応させて、一般式(7)〜(10)で表わせる潤滑剤を
収率28〜69%で合成した。
【0046】
【化23】
【0047】これら一般式中のRは、表5に示した通り
であり、フッ化アルキルポリエーテル基を有するアジド
化合物を主成分とする潤滑剤37〜52を得た。
【0048】
【表5】
【0049】ただし、表5中のエステル結合を有する2
価の有機基R1〜R4は下記の通りである。
【0050】R1: −COOCH2CH2−, R2: −CH=CHCOOCH2CH2−, R3: −CH=C(CN)COOCH2CH2−, R4: −CH=CHCOOC64CH2CH2− 図1に上記アジド化合物の中、式(1)に該当する潤滑
剤5の典型的な赤外吸収スペクトル曲線図を示す。
【0051】(2)潤滑膜の形成とその特性評価: 〈被処理材の準備〉 本発明の潤滑剤を塗布する被処理材として、ここでは図
3に断面構造を示す磁気記録媒体を用いた。すなわち、
この磁気記録媒体は、表面が予め炭素系保護膜によって
被覆された磁気ディスクからなっている。同図にしたが
って、磁気ディスクの構成を説明すると、Al等の非磁
性基板5の上にNi−Pなどの下地層6、磁性膜7を順
次蒸着させ、さらにその上に炭素系の保護膜8をスパッ
タ法、あるいはプラズマCVD法により設けた構造にな
っている。スパッタ法による炭素系保護膜の形成とは、
磁気ディスクを10~6Torr以上の真空度にした後、ア
ルゴンガス(ガス圧:10mTorr)を導入し、グラフ
ァイトをタ−ゲットにして行なうものである。また、プ
ラズマCVD(Chemical Vaporing Deposition)法
は、原料ガスの電離やプラズマ反応によってできたイオ
ンやラジカルの基板上における反応によって薄膜を形成
させる方法である。この方法で形成した保護膜は、高硬
度、高透明度、高抵抗、化学的不活性という性質を持
つ。
【0052】〈被処理材への潤滑膜の形成〉上記の方
法で合成した潤滑剤1〜52をそれぞれ3g、沸点10
0℃のフッ素系溶剤27gに溶解し1重量%の溶液を調
製し、以後の潤滑剤塗布溶液に供した。なお、溶剤とし
てはパーフロロカーボン系のオイルで住友−3M社の商
品名「フロリナート」を用いた。
【0053】予めCVD法で作成した膜厚20nmの非
晶質カ−ボン保護膜で覆われた直径5インチの磁気ディ
スクを準備しておき、上記各々の潤滑剤溶液に10分間
浸し、図2に示した装置を用いて、窒素雰囲気下で、5
00Wの高圧水銀灯により25mW、波長365nmの
紫外光を照射しながら、磁気ディスクを引き上げ速度
0.5cm/min.で引き上げ、その後乾燥した。こ
れでカ−ボン保護膜上への潤滑膜の形成は完了した。次
いでその後の評価試験のためにこのディスクを沸点10
0℃のフッ素系溶剤に浸し、超音波照射してリンスし
た。
【0054】図2に示した塗布装置について説明する。
1は搬送手段の一部を構成する磁気ディスク昇降装置
で、ワイヤー22の一端がモータ(図示せず)に、他端
がプーリ24を介して被処理材保持具23にそれぞれ接
続されている。保持具23に保持された被処理材(磁気
ディスク)21は、昇降装置1により潤滑剤溶液が満た
された潤滑剤貯槽4内に導入され液中に浸漬されてか
ら、塗膜が被覆された状態で任意の一定速度で引き上げ
られる。20は潤滑剤貯槽4の開口部に連結された反応
槽で、中空部が反応室を構成し、その周囲には被処理材
の表面に塗布された潤滑剤を脱窒素反応させる手段とし
ての高圧水銀灯2が配設されている。また、この反応室
内に非酸化性ガスを満たすためのガス導入手段としての
窒素ガス流出装置3が配設されている。
【0055】潤滑膜が塗布された被処理材21は一定速
度でこの反応槽20の反応室内を移動する間に脱窒素反
応を受け、塗布膜は反応を起こし被処理材に強固に被着
した潤滑膜となる。非酸化性ガスとしては、潤滑剤を酸
化させないものであれば良く、ここでは窒素ガスを用い
たがその他の不活性ガスを用いることもできる。また、
脱窒素反応させる手段としては、ここでは被処理材の両
面をそれぞれ500Wの高圧水銀灯による紫外線で露光
した。高圧水銀灯からの紫外線は本発明のアジド化合物
に光反応を起こさせる波長とのマッチングが良く実用的
で好ましい。
【0056】特性評価 潤滑膜の膜厚をフーリェ変換型の赤外線分光高度計(F
T−IRと略)を用いて測定し、このサンプルについて
20gの加重を点接触でかけて静摩擦係数を測定した。
また、20gの荷重を点接触でかけて潤滑膜を形成した
磁気ディスクを20m/secの周速でコンタクト・ス
タ−ト・ストップ(CSS)試験により摩耗を測定し
た。この結果を表6〜表8に示した。
【0057】
【表6】
【0058】
【表7】
【0059】
【表8】
【0060】以上は何れも非晶質カーボン保護膜をCV
D法で形成した磁気ディスクを被処理材としたものであ
るが、次の実施例53〜68は、カ−ボン保護膜をスパ
ッタリング法により形成した磁気ディスクに対する実施
例を示す。
【0061】〈実施例53〜68〉膜厚20nmのスパ
ッタカ−ボン保護膜で覆われた磁気ディスクに対して先
の実施例と同様に潤滑剤1〜16の溶液に10分間浸
し、図2に示した装置を用いて、窒素雰囲気下で、50
0W高圧水銀灯により25mW、波長365nmの光を
照射しつつ磁気ディスクを0.5cm/min.で引き
上げ、その後乾燥し、所定の潤滑膜を形成した。この
後、寿命試験のためにこれらのディスクを沸点100℃
のフッ素系溶剤に浸し超音波照射してリンスした。
【0062】潤滑剤の膜厚をFT−IRを用いて測定
し、このサンプルについて20gの加重を点接触でかけ
て静摩擦係数を測定した。また、20gの荷重を点接触
でかけて20m/secの周速でコンタクト・スタ−ト
・ストップ(CSS)試験により摩耗を測定した。この
結果を表9に示した。
【0063】
【表9】
【0064】〈実施例69〜84〉CVD法で作成した
膜厚20nmの非晶質カ−ボン保護膜で覆われた直径5
インチの磁気ディスクを、実施例1〜16と同様の潤滑
剤1〜16の溶液に10分間浸し、磁気ディスクを取り
出した後、乾燥させた。こうして潤滑剤を塗布したディ
スクに対して、紫外線露光の代わりに120℃で30分
加熱処理して脱窒素反応を起こさせて潤滑膜とした。寿
命試験のため、このディスクを沸点100℃のフッ素系
溶剤に浸し超音波照射してリンスした。潤滑剤の膜厚を
FT−IRを用いて測定し、このサンプルについて20
gの加重を点接触でかけて静摩擦係数を測定した。ま
た、20gの荷重を点接触でかけて20m/secの周
速でコンタクト・スタ−ト・ストップ(CSS)試験に
より摩耗を測定した。この結果を表10に示した。実施
例1〜16の静摩擦係数(0.13以下)よりも少し大
きいが0.15以下であり良好な結果を示している。
【0065】
【表10】
【0066】〈比較例1〉市販の最良品とされている潤
滑剤(A社製のパ−フルオロポリエ−テルカルボン酸の
エステル)を、沸点100℃のフッ素系溶剤に溶解し1
重量%の溶液とした。この溶液をスパッタカ−ボンによ
り保護された磁気ディスクに塗布して、乾燥後、上記溶
剤に浸し超音波照射した。このサンプルについて潤滑剤
膜厚、静摩擦係数、摩耗を測定した結果を表11にまと
めた。
【0067】〈比較例2〉上記比較例1に示した市販の
潤滑剤を、B社のパ−フルオロポリエ−テルカルボン酸
のエステル(パ−フルオロポリエ−テルの繰返し構造が
A社製のものと少し異なるもの)に換えて同様の操作を
した。この結果を表11にまとめた。
【0068】〈比較例3〉上記比較例1に示した潤滑剤
を、C社のパ−フルオロポリエ−テルカルボン酸のエス
テル(パ−フルオロポリエ−テルの繰返し構造がA社、
B社製のものと少し異なるもの)に換えて比較例1と同
様の操作をした。この結果を表11にまとめた。
【0069】
【表11】
【0070】これらの結果から明らかなように、本発明
によるアジド化合物は、表9に示したように膜厚が8〜
12nmと良好であり、静摩擦係数も0.15以下と小
さく1万回の摩耗試験の結果にも耐え得る、吸着性、耐
久性に優れたものであった。これに対して比較例1〜3
に示したように既知の潤滑剤は、膜厚、静摩擦係数、摩
耗とも良好な結果が得られなかった。すなわち、これら
の比較例は膜厚「1nm以下」(本発明では8〜12n
m)、静摩擦計数「0.20以上」(本発明では0.1
3以下)、CSSによる摩耗「有り」(本発明では無
し)であり、本発明とはかなりの差が生じた。
【0071】〈実施例85〉上記被処理材を磁気ディス
クの代わりに、フロッピーディスクとし、この磁性膜上
に上記実施例と同様の潤滑膜を形成した。結果は、上記
実施例と同様に良好な潤滑膜を形成することができた。
【0072】〈実施例86〉上記被処理材を磁気ディス
クの代わりに、両面粘着テープのセパレータとし、この
表面に上記実施例と同様の潤滑膜を形成した。結果は、
上記実施例と同様に良好な潤滑膜を形成することができ
た。なお、このセパレータはテープが巻回された時、テ
ープの粘着面同志が接着しないように隔離するセパレー
タである。
【0073】〈実施例87〉上記被処理材を磁気ディス
クの代わりに、プラスチックス成形時に使用する金型と
し、この金型表面に上記実施例と同様の潤滑膜を形成し
た。結果は、上記実施例と同様に良好な潤滑膜を形成す
ることができた。本発明の潤滑膜は、耐熱性と離型性
(表面がぬれ難い)とを有しているため耐久性に優れた
金型を実現することができた。
【0074】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、光
及び熱により反応し被処理材に強固に結合する性質を有
する優れたフッ化アルキルポリエーテル基を有するアジ
ド化合物を主成分とする潤滑剤を得ることができた。こ
の潤滑剤は、種々の被処理材の表面に容易な方法で潤滑
膜として形成することができる。その一例として炭素系
保護膜が被覆された磁気ディスク上に形成すれば、保護
膜と強固に結合した潤滑膜が実現でき、耐久性と信頼性
に優れた高密度記録用の磁気記録媒体を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いたアジド化合物の典型的なIRス
ペクトル曲線図。
【図2】本発明に用いた光反応型潤滑剤塗布装置の概念
図。
【図3】本発明の実施例となる磁気ディスクの構成図。
【符号の説明】
1…磁気ディスク昇降装置、 2…高圧水銀灯(5
00W)、3…窒素ガス流出装置、 4…潤滑
剤溶液貯槽、5…基板、 6…下
地膜、7…磁性膜、 8…炭素系保
護膜、20…反応槽、 21…被処理材
(磁気ディスク)、22…ワイヤー、 23…保持
具、24…プーリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 5/72 7215−5D 5/82 7303−5D 5/84 7303−5D // C10N 40:18 50:08 70:00 (72)発明者 片岡 文雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の一般式(1)、(2)、(3)及び
    (4)で表される少なくとも一種のアジド化合物を主成
    分とする潤滑剤。 【化1】 【化2】 【化3】 【化4】 ただし、上記各式中のRはエステル結合を有する2価の
    有機基、Rfはフッ化アルキルポリエ−テル基。
  2. 【請求項2】請求項1記載の潤滑剤において、上記各式
    中のRは、下記のR1〜R4の群から選ばれる何れか一種
    のエステル結合を有する2価の有機基からなり、Rfは
    下記のRf1もしくはRf2何れかのフッ化アルキルポリ
    エ−テル基からなり、nは4〜1,500から成る潤滑
    剤。 R1: −COOCH2CH2−, R2: −CH=CHCOOCH2CH2−, R3: −CH=C(CN)COOCH2CH2−, R4: −CH=CHCOOC64CH2CH2− Rf1: −CF2CF2〔OCF2CF(CF3)〕n−
    F, Rf2: −CF2CF2−(OCF2CF2CF2)n−F
  3. 【請求項3】下記の一般式(5)及び(6)で表される
    少なくとも一種のアジド化合物を主成分とする潤滑剤。 【化5】 【化6】 ただし、上記各式中のRfは、下記のRf1もしくはR
    2何れかのフッ化アルキルポリエーテル基からなり、
    nは4〜1,500からなる。 Rf1: −CF2CF2−〔OCF2CF(CF3)〕n−
    F, Rf2: −CF2CF2−(OCF2CF2CF2)n−F
  4. 【請求項4】下記の一般式(7)、(8)、(9)及び
    (10)で表される少なくとも一種のアジド化合物を主
    成分とする潤滑剤。 【化7】 【化8】 【化9】 【化10】 ただし、上記各式中のRは、下記のR1〜R4の群から選
    ばれる何れか一種のエステル結合を有する2価の有機基
    からなり、kは4〜1,500からなり、lは4〜1,
    500からなる。 R1: −COOCH2CH2−, R2: −CH=CHCOOCH2CH2−, R3: −CH=C(CN)COOCH2CH2−, R4: −CH=CHCOOC64CH2CH2
  5. 【請求項5】請求項1乃至4何れか記載の潤滑剤を、フ
    ッ素系溶剤に溶解し、その溶液中に被処理材を浸漬した
    後、被処理材を溶液から引き上げその表面に潤滑剤の塗
    膜を形成する工程と、前記塗膜形成工程の間、もしくは
    塗膜形成工程の後に前記塗膜を加熱するか、もしくはエ
    ネルギービームを照射して前記塗膜を構成する潤滑剤に
    脱窒素反応を生じせしめる工程とを有して成る潤滑剤の
    塗布方法。
  6. 【請求項6】請求項5記載の潤滑剤の塗布方法におい
    て、潤滑剤に脱窒素反応を生じせしめる工程を、非酸化
    性雰囲気中で行う工程として成る潤滑剤の塗布方法。
  7. 【請求項7】請求項5もしくは6記載の潤滑剤の塗布方
    法において、被処理材を磁気記録媒体とすると共に、潤
    滑剤に脱窒素反応を生じせしめる工程をUV光の照射処
    理工程として成る潤滑剤の塗布方法。
  8. 【請求項8】潤滑剤貯槽と、前記潤滑剤貯槽の開口部に
    連結された反応槽と、外部から被処理材を潤滑剤貯槽内
    に導入し、浸漬すると共に浸漬後は反応槽内を所定の速
    度で移動させながら引き上げる搬送手段と、前記反応槽
    内を非酸化性ガス雰囲気に保持するガス導入手段と、前
    記反応槽の周囲に、被処理材の表面に塗布された潤滑剤
    を脱窒素反応させる手段とを具備して成る潤滑剤の塗布
    装置であって、前記反応槽内を潤滑剤の塗布された被処
    理材が通過する間に潤滑剤が脱窒素反応を起こし、被処
    理材に強固に被着するようにして成る潤滑剤の塗布装
    置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の潤滑剤の塗布装置におい
    て、潤滑剤を脱窒素反応させる手段として、反応槽の周
    囲にエネルギービーム露光手段、もしくは加熱ヒータを
    具備して成る潤滑剤の塗布装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の潤滑剤の塗布装置におい
    て、被処理材が磁気記録媒体であり、エネルギービーム
    露光手段が紫外線露光手段から成る潤滑剤の塗布装置。
  11. 【請求項11】請求項1乃至4何れか記載の潤滑剤を、
    保護膜上に被覆形成された磁気記録媒体。
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