JPH05140181A - リクイリチン誘導体及びそれを含有する皮膚外用剤 - Google Patents
リクイリチン誘導体及びそれを含有する皮膚外用剤Info
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- JPH05140181A JPH05140181A JP30084791A JP30084791A JPH05140181A JP H05140181 A JPH05140181 A JP H05140181A JP 30084791 A JP30084791 A JP 30084791A JP 30084791 A JP30084791 A JP 30084791A JP H05140181 A JPH05140181 A JP H05140181A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 (1)式
【化1】
で示されるリクイリチン誘導体。
(2) リクイリチン誘導体を有効成分として含有する
ことを特徴とする皮膚外用剤。 【効果】 本発明の新規化合物リクイリチン誘導体は、
メラニン生成抑制作用に優れるとともに、水に対する溶
解性が高いために、皮膚外用剤の基剤に好適に配合さ
れ、色白効果を有効に発揮しうるものとなる。
ことを特徴とする皮膚外用剤。 【効果】 本発明の新規化合物リクイリチン誘導体は、
メラニン生成抑制作用に優れるとともに、水に対する溶
解性が高いために、皮膚外用剤の基剤に好適に配合さ
れ、色白効果を有効に発揮しうるものとなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メラニン生成を抑制す
る新規化合物、リクイリチン誘導体及びそれを有効成分
として含有することを特徴とする皮膚外用剤に関するも
のである。
る新規化合物、リクイリチン誘導体及びそれを有効成分
として含有することを特徴とする皮膚外用剤に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】フラボン系化合物であるリクイリチン
は、メラニン生成を抑制する物質として知られており、
この物質を有効成分とする外用剤としては、例えば特開
平1−63506号公報で開示されている。
は、メラニン生成を抑制する物質として知られており、
この物質を有効成分とする外用剤としては、例えば特開
平1−63506号公報で開示されている。
【0003】しかしながら、このリクイリチンは、水に
難溶性であり水溶液としての使用が難しく、例えば溶解
性を上げるために特定の助剤が必要であったりするなど
配合量や成分の組合せに特定の条件があり、処方設計が
難しかった。このようなことから、製剤設計しやすく使
いやすいメラニン生成抑制物質の開発が望まれていた。
難溶性であり水溶液としての使用が難しく、例えば溶解
性を上げるために特定の助剤が必要であったりするなど
配合量や成分の組合せに特定の条件があり、処方設計が
難しかった。このようなことから、製剤設計しやすく使
いやすいメラニン生成抑制物質の開発が望まれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記リクイ
リチンの欠点を解消したものであって、優れたメラニン
生成抑制作用を有し、製剤化に適した新規化合物である
リクイリチン誘導体及びそれを有効成分として含有する
ことを特徴とする皮膚外用剤を提供することを目的とし
たものである。
リチンの欠点を解消したものであって、優れたメラニン
生成抑制作用を有し、製剤化に適した新規化合物である
リクイリチン誘導体及びそれを有効成分として含有する
ことを特徴とする皮膚外用剤を提供することを目的とし
たものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、リクイリチンにグ
ルコースを1個ないし2個結合させた新規化合物である
リクイリチン誘導体が、メラニン生成抑制作用に優れて
いるばかりでなく、水に対する溶解性が著しく改善さ
れ、製剤設計上適した化合物であることを見いだし本発
明を完成した。
を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、リクイリチンにグ
ルコースを1個ないし2個結合させた新規化合物である
リクイリチン誘導体が、メラニン生成抑制作用に優れて
いるばかりでなく、水に対する溶解性が著しく改善さ
れ、製剤設計上適した化合物であることを見いだし本発
明を完成した。
【0006】すなわち、本発明はメラニン生成を抑制
し、水に対する溶解性に優れた製剤化のしやすい新規化
合物、リクイリチン誘導体及びそれを有効成分として含
有することを特徴とする皮膚外用剤に関するものであ
る。
し、水に対する溶解性に優れた製剤化のしやすい新規化
合物、リクイリチン誘導体及びそれを有効成分として含
有することを特徴とする皮膚外用剤に関するものであ
る。
【0007】本発明におけるリクイリチン誘導体の出発
物質であるリクイリチンは、甘草中に含有され、リクイ
リチゲニンにグルコースがβ結合した下記の構造式を有
する化合物である。
物質であるリクイリチンは、甘草中に含有され、リクイ
リチゲニンにグルコースがβ結合した下記の構造式を有
する化合物である。
【0008】式(2)
【化2】 甘草は、マメ科の薬用植物であり、その粉末は古くから
去痰、消炎、鎮痛薬として用いられていた。また、甘草
エキスは、経口投与剤として鎮咳、去痰、胃炎、胃腸機
能調整、湿疹等の治療薬として日本薬局方に記載されて
いる。
去痰、消炎、鎮痛薬として用いられていた。また、甘草
エキスは、経口投与剤として鎮咳、去痰、胃炎、胃腸機
能調整、湿疹等の治療薬として日本薬局方に記載されて
いる。
【0009】本発明のリクイリチン誘導体は、リクイリ
チンにグルコースが1個ないし2個α結合した新規化合
物であり(それぞれ、リクイリチン−α−グルコシド,
リクイリチン−α−マルトシド)、下記の構造式を有し
ている。
チンにグルコースが1個ないし2個α結合した新規化合
物であり(それぞれ、リクイリチン−α−グルコシド,
リクイリチン−α−マルトシド)、下記の構造式を有し
ている。
【0010】式(1)
【化3】 リクイリチン誘導体の製造方法は、合成法、酵素法いず
れでも採用でき、特に制限はされない。
れでも採用でき、特に制限はされない。
【0011】本発明の上記式(1)で示されるリクイリ
チン誘導体は、下記の物理化学的性質を有している。
チン誘導体は、下記の物理化学的性質を有している。
【0012】 分 子 量:リクイリチン−α−グルコシド 580.54 リクイリチン−α−マルトシド 742.68 融 点:リクイリチン−α−グルコシド 161.3〜166.9℃ リクイリチン−α−マルトシド 174.5〜182.9℃ 溶 解 性:リクイリチン−α−グルコシド、 リクイリチン−α−マルトシド 水に溶け易く、メタノールに溶け、エーテルに溶けない。
【0013】元素分析値:リクイリチン−α−グルコ
シドC27H32O14として 理論値: C 55.86% H 5.56% 測定値: C 55.98% H 5.48% リクイリチン−α−マルトシドC33H42O19として 理論値: C 53.37% H 5.70% 測定値: C 53.45% H 5.62% アンスロン呈色反応:リクイリチン−α−グルコシ
ド,リクイリチン−α−マルトシド 陽性 リクイリチン−α−グルコシドの 赤外線吸収スペクトルは図1のとおりである。
シドC27H32O14として 理論値: C 55.86% H 5.56% 測定値: C 55.98% H 5.48% リクイリチン−α−マルトシドC33H42O19として 理論値: C 53.37% H 5.70% 測定値: C 53.45% H 5.62% アンスロン呈色反応:リクイリチン−α−グルコシ
ド,リクイリチン−α−マルトシド 陽性 リクイリチン−α−グルコシドの 赤外線吸収スペクトルは図1のとおりである。
【0014】紫外線吸収スペクトルは図2のとおりであ
る。
る。
【0015】核磁気共鳴スペクトルは図3のとおりであ
る。
る。
【0016】マススペクトルは図4のとおりである。
【0017】リクイリチン−α−マルトシドの赤外線吸
収スペクトルは図5のとおりである。
収スペクトルは図5のとおりである。
【0018】紫外線吸収スペクトルは図6のとおりであ
る。
る。
【0019】核磁気共鳴スペクトルは図7のとおりであ
る。
る。
【0020】マススペクトルは図8のとおりである。
【0021】本発明の新規物質リクイリチン誘導体を有
効成分として配合した皮膚外用剤は、医薬品、医薬外品
及び化粧品を含むものであり、その剤型としては、外用
可能な種々の形態、例えばクリーム、軟膏、乳剤、ロー
ション、乳液、エッセンス、パック、ゲルなどの公知の
形態に製剤化して使用でき、その基剤も皮膚施用上許容
し得る任意の液状及び固形状の原料を幅広く使用でき
る。
効成分として配合した皮膚外用剤は、医薬品、医薬外品
及び化粧品を含むものであり、その剤型としては、外用
可能な種々の形態、例えばクリーム、軟膏、乳剤、ロー
ション、乳液、エッセンス、パック、ゲルなどの公知の
形態に製剤化して使用でき、その基剤も皮膚施用上許容
し得る任意の液状及び固形状の原料を幅広く使用でき
る。
【0022】有効成分としては、本発明のリクイリチン
誘導体であるリクイリチン−α−グルコシド、リクイリ
チン−α−マルトシドの1種または2種に公知の色白
剤、例えばアスコルビン酸、ハイドロキノン、コウジ酸
及びそれらの誘導体、リクイリチン及び本発明のリクイ
リチン誘導体以外のリクイリチン誘導体などから選ばれ
る1種または2種以上を有利に添加して使用することが
できる。
誘導体であるリクイリチン−α−グルコシド、リクイリ
チン−α−マルトシドの1種または2種に公知の色白
剤、例えばアスコルビン酸、ハイドロキノン、コウジ酸
及びそれらの誘導体、リクイリチン及び本発明のリクイ
リチン誘導体以外のリクイリチン誘導体などから選ばれ
る1種または2種以上を有利に添加して使用することが
できる。
【0023】また、例えば、製造例1(酵素法)で得ら
れる精製前の培養液をそのまま使用してもよい。
れる精製前の培養液をそのまま使用してもよい。
【0024】その際、必要に応じて防腐剤、香料、安定
剤、着色剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、保湿剤、増粘
剤など種々の公知の添加剤を加えることもできる。
剤、着色剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、保湿剤、増粘
剤など種々の公知の添加剤を加えることもできる。
【0025】本発明の皮膚外用剤の有効成分であるリク
イリチン誘導体の配合量は適用部位、症状の度合、剤型
などによって適宜変更してよいが、通常0.01〜2
0.0重量%程度、好ましくは0.1〜10.0重量%
程度を製剤中に配合する。
イリチン誘導体の配合量は適用部位、症状の度合、剤型
などによって適宜変更してよいが、通常0.01〜2
0.0重量%程度、好ましくは0.1〜10.0重量%
程度を製剤中に配合する。
【0026】また、有効成分は他に皮膚外用剤に通常用
いられる有効成分と併用することもでき、例えば、セフ
ァランチン、ビタミンE、ビタミンEニコチネート、ニ
コチン酸、ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル、シ
ョウキョウチンキ、トウガラシチンキなどの末梢血管拡
張剤、カンフル、メントールなどの清涼剤、ヒノキチオ
ール、塩化ベンザルコニウム、ウンデシレン酸などの抗
菌剤、塩化リゾチーム、グリチルリチン、アラントイン
などの消炎剤、アスコルビン酸、アルブチン、リクイリ
チンなどの色白剤、センブリエキス、ニンニクエキス、
ニンジンエキス、オウゴンエキス、ローズマリーエキ
ス、アロエエキス、胎盤抽出液、肝臓抽出物などの動物
・植物由来の各種抽出物等から選ばれる1種または2種
以上を適宜選択して自由に使用することができる。
いられる有効成分と併用することもでき、例えば、セフ
ァランチン、ビタミンE、ビタミンEニコチネート、ニ
コチン酸、ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル、シ
ョウキョウチンキ、トウガラシチンキなどの末梢血管拡
張剤、カンフル、メントールなどの清涼剤、ヒノキチオ
ール、塩化ベンザルコニウム、ウンデシレン酸などの抗
菌剤、塩化リゾチーム、グリチルリチン、アラントイン
などの消炎剤、アスコルビン酸、アルブチン、リクイリ
チンなどの色白剤、センブリエキス、ニンニクエキス、
ニンジンエキス、オウゴンエキス、ローズマリーエキ
ス、アロエエキス、胎盤抽出液、肝臓抽出物などの動物
・植物由来の各種抽出物等から選ばれる1種または2種
以上を適宜選択して自由に使用することができる。
【0027】次に、本発明の有効成分であるリクイリチ
ン誘導体の製造法、皮膚外用剤の実施例並びにその効果
の試験例を挙げるが、これらは本発明を何ら限定するも
のではない。
ン誘導体の製造法、皮膚外用剤の実施例並びにその効果
の試験例を挙げるが、これらは本発明を何ら限定するも
のではない。
【0028】
製造例1(酵素法) バチルス・マセランスIFO−3490株をトリプチケ
ース・ソイ・ブロス(BBL社製)1%、馬鈴薯搾汁液
1%、β−シクロデキストリン2%、塩化アンモニウム
0.5%、燐酸一カリウム0.1%、硫酸マグネシウム
0.03%、炭酸マグネシウム0.6%からなる液体培
地30mlに接種後、32℃で7日間静置培養したもの
を同組成の液体培地2lに接種し、32℃で17日間攪
拌培養した。培養液を遠心分離(8000rpm,30
分)して菌体を除去し、上澄液を硫安0.8飽和で4℃
一夜放置し、沈澱を集め粗酵素を得た。粗酵素をカラム
クロマトグラフィー(DEAE−Sephadex A
−25,SephadexG−200)により精製し酵
素を得た。
ース・ソイ・ブロス(BBL社製)1%、馬鈴薯搾汁液
1%、β−シクロデキストリン2%、塩化アンモニウム
0.5%、燐酸一カリウム0.1%、硫酸マグネシウム
0.03%、炭酸マグネシウム0.6%からなる液体培
地30mlに接種後、32℃で7日間静置培養したもの
を同組成の液体培地2lに接種し、32℃で17日間攪
拌培養した。培養液を遠心分離(8000rpm,30
分)して菌体を除去し、上澄液を硫安0.8飽和で4℃
一夜放置し、沈澱を集め粗酵素を得た。粗酵素をカラム
クロマトグラフィー(DEAE−Sephadex A
−25,SephadexG−200)により精製し酵
素を得た。
【0029】リクイリチン3gをエタノール10%を含
む0.1M酢酸緩衝液(pH5.5)500mlに溶解
したものにデキストリン100g、塩化カルシウム0.
4gを溶解し、上記酵素を加え45℃で24時間反応さ
せた。反応後、98℃5分間加熱して酵素を失活後、さ
らにα−アミラーゼ(Aspergillus ory
zae 由来、シグマ社製)を加え、40℃で5時間反
応させた。反応後98℃5分間加熱して酵素を失活さ
せ、不溶物を遠心除去し、上澄液に2倍量のエタノール
を加え4℃で一夜放置後、析出した糖を遠心除去した。
上清を凍結乾燥後、メタノール50mlでリクイリチン
及びリクイリチン誘導体を抽出し、カラムクロマトグラ
フィー(Sephadex LH−20)によりリクイ
リチン誘導体のリクイリチン−α−グルコシド、リクイ
リチン−α−マルトシドを分画後、各々を減圧濃縮し−
2℃に冷却して析出せしめた。再結晶を2回繰り返した
後、凍結乾燥して製品を得た。収量は、リクイリチン−
α−グルコシドが0.32g、リクイリチン−α−マル
トシドが0.14gであった。
む0.1M酢酸緩衝液(pH5.5)500mlに溶解
したものにデキストリン100g、塩化カルシウム0.
4gを溶解し、上記酵素を加え45℃で24時間反応さ
せた。反応後、98℃5分間加熱して酵素を失活後、さ
らにα−アミラーゼ(Aspergillus ory
zae 由来、シグマ社製)を加え、40℃で5時間反
応させた。反応後98℃5分間加熱して酵素を失活さ
せ、不溶物を遠心除去し、上澄液に2倍量のエタノール
を加え4℃で一夜放置後、析出した糖を遠心除去した。
上清を凍結乾燥後、メタノール50mlでリクイリチン
及びリクイリチン誘導体を抽出し、カラムクロマトグラ
フィー(Sephadex LH−20)によりリクイ
リチン誘導体のリクイリチン−α−グルコシド、リクイ
リチン−α−マルトシドを分画後、各々を減圧濃縮し−
2℃に冷却して析出せしめた。再結晶を2回繰り返した
後、凍結乾燥して製品を得た。収量は、リクイリチン−
α−グルコシドが0.32g、リクイリチン−α−マル
トシドが0.14gであった。
【0030】製造例2(化学合成法) 1)リクイリチン−α−グルコシド リクイリチゲニン3g(11.7mmol)をエタノー
ル50ml/KOH0.722gに加えた。別に、臭化
−α−ペンタアセチルマルトース8.18g(11.7
mmol)をクロロホルム50mlに溶解した溶液を調
製し、先のエタノール溶液に加え、加熱還流した。3時
間後、水約300mlを加え、有機層をクロロホルム1
00mlで3回抽出した。抽出したクロロホルム層を水
200mlで2回洗浄し、MgSO4 で一夜放置し乾燥
した。エバポレーターでクロロホルムを減圧留去後、乾
固物をエタノール70mlで3回再結晶し、白色結晶を
2.3g得た(収率20%)。
ル50ml/KOH0.722gに加えた。別に、臭化
−α−ペンタアセチルマルトース8.18g(11.7
mmol)をクロロホルム50mlに溶解した溶液を調
製し、先のエタノール溶液に加え、加熱還流した。3時
間後、水約300mlを加え、有機層をクロロホルム1
00mlで3回抽出した。抽出したクロロホルム層を水
200mlで2回洗浄し、MgSO4 で一夜放置し乾燥
した。エバポレーターでクロロホルムを減圧留去後、乾
固物をエタノール70mlで3回再結晶し、白色結晶を
2.3g得た(収率20%)。
【0031】さらに、ナトリウム0.94g(40.9
5mmol)をメタノール20mlに加え、氷浴中で攪
拌混合した。この溶液に、上記で合成したリクイリチゲ
ニン−β−ペンタアセチルマルトシド10.5g(12
mmol)をメタノール20mlに溶解した溶液を徐々
に加え攪拌した。1時間後、1NH2SO4を加え中和し
た(pH6〜7)。エバポレーターで溶媒を減圧留去
後、乾固物に熱エタノール40mlを加え抽出を2回行
なった。低温下で一夜放置し、析出した結晶を濾別する
と、2.1g(3.6mmol:収率30%)の淡黄色
結晶(リクイリチン−α−グルコシド)を得た。
5mmol)をメタノール20mlに加え、氷浴中で攪
拌混合した。この溶液に、上記で合成したリクイリチゲ
ニン−β−ペンタアセチルマルトシド10.5g(12
mmol)をメタノール20mlに溶解した溶液を徐々
に加え攪拌した。1時間後、1NH2SO4を加え中和し
た(pH6〜7)。エバポレーターで溶媒を減圧留去
後、乾固物に熱エタノール40mlを加え抽出を2回行
なった。低温下で一夜放置し、析出した結晶を濾別する
と、2.1g(3.6mmol:収率30%)の淡黄色
結晶(リクイリチン−α−グルコシド)を得た。
【0032】2)リクイリチン−α−マルトシド リクイリチゲニン3g(11.7mmol)をエタノー
ル50ml/KOH0.722gに加えた。別に、臭化
−α−デカアセチルマルトトリオシド10.6g(1
1.7mmol)をクロロホルム50mlに溶解した溶
液を調製し、先のエタノール溶液に加え、加熱還流し
た。3時間後、水約300mlを加え、有機層をクロロ
ホルム100mlで3回抽出した。抽出したクロロホル
ム層を水200mlで2回洗浄し、MgSO4 で一夜放
置し乾燥した。エバポレーターでクロロホルムを減圧留
去後、乾固物をエタノール70mlで3回再結晶し、白
色結晶を2.72g得た(2.34mmol:収率20
%)。
ル50ml/KOH0.722gに加えた。別に、臭化
−α−デカアセチルマルトトリオシド10.6g(1
1.7mmol)をクロロホルム50mlに溶解した溶
液を調製し、先のエタノール溶液に加え、加熱還流し
た。3時間後、水約300mlを加え、有機層をクロロ
ホルム100mlで3回抽出した。抽出したクロロホル
ム層を水200mlで2回洗浄し、MgSO4 で一夜放
置し乾燥した。エバポレーターでクロロホルムを減圧留
去後、乾固物をエタノール70mlで3回再結晶し、白
色結晶を2.72g得た(2.34mmol:収率20
%)。
【0033】さらに、ナトリウム0.94g(40.9
5mmol)をメタノール20mlに加え、氷浴中で攪
拌混合した。この溶液に、上記で合成したリクイリチゲ
ニン−β−デカアセチルマルトトリオシド13.96g
(12mmol)をメタノール20ml溶解した溶液を
徐々に加え攪拌した。1時間後、1NH2SO4を加え中
和した(pH6〜7)。エバポレーターで溶媒を減圧留
去後、乾固物に熱エタノール40mlを加え抽出を2回
行なった。低温下で一夜放置し、析出した結晶を濾別す
ると、2.23g(3.0mmol:収率30%)の淡
黄色結晶(リクイリチン−α−マルトシド)を得た。
5mmol)をメタノール20mlに加え、氷浴中で攪
拌混合した。この溶液に、上記で合成したリクイリチゲ
ニン−β−デカアセチルマルトトリオシド13.96g
(12mmol)をメタノール20ml溶解した溶液を
徐々に加え攪拌した。1時間後、1NH2SO4を加え中
和した(pH6〜7)。エバポレーターで溶媒を減圧留
去後、乾固物に熱エタノール40mlを加え抽出を2回
行なった。低温下で一夜放置し、析出した結晶を濾別す
ると、2.23g(3.0mmol:収率30%)の淡
黄色結晶(リクイリチン−α−マルトシド)を得た。
【0034】実験例1(溶解度試験) リクイリチン0.1g、リクイリチン誘導体のリクイリ
チン−α−グルコシド0.5g、リクイリチン−α−マ
ルトシド0.5gを各々ガラス容器に取り、20℃に保
ちながら水を少量ずつ加え結晶が完全に溶解する水の量
を求めて溶解度を出した。
チン−α−グルコシド0.5g、リクイリチン−α−マ
ルトシド0.5gを各々ガラス容器に取り、20℃に保
ちながら水を少量ずつ加え結晶が完全に溶解する水の量
を求めて溶解度を出した。
【0035】表1に示したように、リクイリチン誘導体
は、リクイリチンの約2700倍以上の溶解度の向上が
認められた。
は、リクイリチンの約2700倍以上の溶解度の向上が
認められた。
【0036】
【表1】 実験例2(培養B16メラノーマ白色化効果) (試験方法)本発明のリクイリチン誘導体の最終濃度が
30,50,80μMになるように添加した10%ウシ
胎児血清を含むイーグルMEM培地に、マウス黒色腫由
来の培養B16細胞を播種し、37℃、5%CO2 条件
下で5日間培養した後、細胞をトリプシンで分散し、
1,000rpm×5分間で遠心分離して細胞を集め、
その黒色度を目視で判定した。
30,50,80μMになるように添加した10%ウシ
胎児血清を含むイーグルMEM培地に、マウス黒色腫由
来の培養B16細胞を播種し、37℃、5%CO2 条件
下で5日間培養した後、細胞をトリプシンで分散し、
1,000rpm×5分間で遠心分離して細胞を集め、
その黒色度を目視で判定した。
【0037】なお、コントロールとしては、リクイリチ
ン誘導体を添加しなかったものを用いた。
ン誘導体を添加しなかったものを用いた。
【0038】(試験結果)表2に示すように、本発明の
リクイリチン誘導体には優れたメラニン生成抑制効果が
認められた。
リクイリチン誘導体には優れたメラニン生成抑制効果が
認められた。
【0039】
【表2】 次に、本発明のリクイリチン誘導体を用いた皮膚外用剤
の処方例を示す。
の処方例を示す。
【0040】処方例1(クリーム) (重量%) A モノステアリン酸ホ゜リエチレンク゛リコール(40.E.O.) 2.0 自己乳化型モノステアリン酸グルセリン 5.0 ステアリン酸 5.0 ベヘニルアルコール 1.0 流動パラフィン 10.0 トリオクタン酸グリセリン 10.0 B グリセリン 5.0 エチルパラベン 0.1 リクイリチン−α−グルコシド 1.0 リクイリチン−α−マルトシド 1.0 精製水 適 量 Aに属する成分を加熱溶解する。別に、Bに属する成分
を加熱溶解する。AにBを添加して攪拌、乳化後、冷却
してクリームを製造した。
を加熱溶解する。AにBを添加して攪拌、乳化後、冷却
してクリームを製造した。
【0041】処方例2(乳液) (重量%) リクイリチン−α−グルコシド 2.0 A モノステアリン酸ホ゜リオキシエチレンソルヒ゛タン(20.E.O.) 1.0 モノステアリン酸ホ゜リオキシエチレンソルヒ゛ット(60.E.O.) 0.5 親油型モノステアリン酸グリセリン 1.0 ステアリン酸 0.5 ベヘニルアルコール 0.5 アボカド油 4.0 トリオクタン酸グリセリル 4.0 B 1,3−ブチレングリコール 5.0 メチルパラベン 0.2 精製水 適 量 Aに属する成分を加熱溶解する。別に、Bに属する成分
を加熱溶解する。AにBを添加して有効成分であるリク
イリチン−α−グルコシドを加えて攪拌、乳化後、冷却
して乳液を製造した。
を加熱溶解する。AにBを添加して有効成分であるリク
イリチン−α−グルコシドを加えて攪拌、乳化後、冷却
して乳液を製造した。
【0042】処方例3(化粧水) (重量%) リクイリチン−α−グルコシド 10.0 アラントイン 0.1 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60.E.O.) 8.0 エタノール 15.0 エチルパラベン 0.1 クエン酸 0.1 クエン酸ナトリウム 0.3 1,3−ブチレングリコール 4.0 エデト酸二ナトリウム 0.01 精製水 適 量 上記の各成分を混合、均一に攪拌、溶解し化粧水を製造
した。
した。
【0043】処方例4(クリームパック) (重量%) A リクイリチン 0.2 リクイリチン−α−グルコシド 1.0 ビーガム 5.0 スクワラン 2.0 プロピレングリコール 5.0 ビタミンB12 0.05 精製水 適 量 B 酸化亜鉛 10.0 C エタノール 5.0 Aに属する成分を混合、攪拌して膨潤させ、Bを少しず
つ加える。これをCに徐々に加え、ペースト状になるま
で混錬しクリームパックを製造した。
つ加える。これをCに徐々に加え、ペースト状になるま
で混錬しクリームパックを製造した。
【0044】処方例5(エッセンス) (重量%) リクイリチン−α−グルコシド 3.0 リクイリチン−α−マルトシド 3.0 1%カルボキシビニルポリマー溶液 10.0 グリセリン 20.0 ヒアルロン酸 0.5 エタノール 1.0 精製水 適 量 上記の各成分を混合、均一に攪拌、溶解しエッセンスを
製造した。
製造した。
【0045】処方例6(親水性軟膏) (重量%) リクイリチン 0.2 リクイリチン−α−グルコシド 1.0 リクイリチン−α−マルトシド 2.0 アスコルビン酸 0.5 A ポリオキシエチレンセチルエーテル 2.0 グリセリルモノステアレート 10.0 流動パラフィン 10.0 ワセリン 4.0 セタノール 5.0 B プロピレングリコール 10.0 メチルパラベン 0.1 精製水 適 量 Aに属する成分を加熱溶解する。別に、Bに属する成分
を加温溶解する。AにBを添加して有効成分である。リ
クイリチン、リクイリチン−α−グルコシド、リクイリ
チン−α−マルトシド、及びアスコルビン酸を加えて攪
拌、乳化後、冷却して親水性軟膏を製造した。
を加温溶解する。AにBを添加して有効成分である。リ
クイリチン、リクイリチン−α−グルコシド、リクイリ
チン−α−マルトシド、及びアスコルビン酸を加えて攪
拌、乳化後、冷却して親水性軟膏を製造した。
【0046】処方例7(エアゾール剤) (重量%) A リクイリチン−α−グルコシド 6.0 リクイリチン−α−マルトシド 6.0 ニコチン酸ベンジル 0.01 ビタミンEアセテート 0.05 セタノール 1.2 プロピレングリコール 4.0 エタノール 8.0 精製水 〜100 B フロン123/141b(57:43) 7.0 Aに属する成分を均一に混合溶解してエアゾール容器に
入れ、常法によりBを容器に充填してエアゾール剤を製
造した。
入れ、常法によりBを容器に充填してエアゾール剤を製
造した。
【0047】処方例8(パップ剤) (重量%) リクイリチン−α−グルコシド 3.0 A ポリアクリル酸 30.0 モノオレイン酸ソルビタン 1.0 精製水 30.7 B ポリアクリル酸ソーダ 7.0 塩化アルミニウム 0.3 濃グリセリン 20.0 酸化チタン 1.0 Aに属する成分を加熱溶解する。別に、Bに属する成分
を加温溶解する。AにBを添加して有効成分であるリク
イリチン−α−グルコシドを加えて攪拌、混合し、パッ
プ剤を製造した。
を加温溶解する。AにBを添加して有効成分であるリク
イリチン−α−グルコシドを加えて攪拌、混合し、パッ
プ剤を製造した。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、特定のリクイリチン誘
導体を有効成分とする皮膚外用剤が提供され、この有効
成分であるリクイリチン誘導体は、メラニン生成抑制作
用に優れるとともに、水に対する溶解性が高いために、
皮膚外用剤の基剤に好適に配合され、色白効果を有効に
発揮しうるものとなる。
導体を有効成分とする皮膚外用剤が提供され、この有効
成分であるリクイリチン誘導体は、メラニン生成抑制作
用に優れるとともに、水に対する溶解性が高いために、
皮膚外用剤の基剤に好適に配合され、色白効果を有効に
発揮しうるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリクイリチン誘導体の赤外線吸収スペ
クトルを示す図である。
クトルを示す図である。
【図2】同化合物の紫外線吸収スペクトルを示す図であ
る。
る。
【図3】同化合物の核磁気共鳴スペクトルを示す図であ
る。
る。
【図4】同化合物のマススペクトルを示す図である。
【図5】本発明のリクイリチン誘導体の赤外線吸収スペ
クトルを示す図である。
クトルを示す図である。
【図6】同化合物の紫外線吸収スペクトルを示す図であ
る。
る。
【図7】同化合物の核磁気共鳴スペクトルを示す図であ
る。
る。
【図8】同化合物のマススペクトルを示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 式(1) 【化1】 で示されるリクイリチン誘導体。
- 【請求項2】 請求項1に記載のリクイリチン誘導体
(n=1または2)を有効成分として含有することを特
徴とする皮膚外用剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3300847A JP3066989B2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | リクイリチン誘導体及びそれを含有する皮膚外用剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3300847A JP3066989B2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | リクイリチン誘導体及びそれを含有する皮膚外用剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05140181A true JPH05140181A (ja) | 1993-06-08 |
JP3066989B2 JP3066989B2 (ja) | 2000-07-17 |
Family
ID=17889837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3300847A Expired - Fee Related JP3066989B2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | リクイリチン誘導体及びそれを含有する皮膚外用剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3066989B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0726273A1 (de) * | 1995-02-10 | 1996-08-14 | Beiersdorf Aktiengesellschaft | Tocopherylglycoside, ihre Herstellung sowie ihre Verwendung als Tenside, als Antioxidantien sowie als der Zellalterung vorbeugender Wirkstoff in kosmetischen oder pharmazeutischen Zubereitungen |
FR2881953A1 (fr) * | 2005-02-11 | 2006-08-18 | Greenpharma Sa Sa | Utilisation de derives de la taxifoline comme agents pigmentants et protecteurs de la peau ou des cheveux |
JP2014094917A (ja) * | 2012-11-09 | 2014-05-22 | Toyama Univ | インフラマソーム活性制御剤 |
JP2016222621A (ja) * | 2015-06-02 | 2016-12-28 | 学校法人九州文化学園 | メラニン合成促進組成物 |
-
1991
- 1991-11-15 JP JP3300847A patent/JP3066989B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0726273A1 (de) * | 1995-02-10 | 1996-08-14 | Beiersdorf Aktiengesellschaft | Tocopherylglycoside, ihre Herstellung sowie ihre Verwendung als Tenside, als Antioxidantien sowie als der Zellalterung vorbeugender Wirkstoff in kosmetischen oder pharmazeutischen Zubereitungen |
US5780445A (en) * | 1995-02-10 | 1998-07-14 | Beiersdorf Ag | Tocopheryl glycosides, their preparation, and their use as surfactants, as antioxidants and as the active substance preventing cell ageing in cosmetic or pharmaceutical preparations |
FR2881953A1 (fr) * | 2005-02-11 | 2006-08-18 | Greenpharma Sa Sa | Utilisation de derives de la taxifoline comme agents pigmentants et protecteurs de la peau ou des cheveux |
US8569358B2 (en) | 2005-02-11 | 2013-10-29 | Greenpharma | Use of silymarin and/or constituents thereof as skin or hair pigmentation promoters |
JP2014094917A (ja) * | 2012-11-09 | 2014-05-22 | Toyama Univ | インフラマソーム活性制御剤 |
JP2016222621A (ja) * | 2015-06-02 | 2016-12-28 | 学校法人九州文化学園 | メラニン合成促進組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3066989B2 (ja) | 2000-07-17 |
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