JP2005139141A - コラーゲン合成促進剤及び皮膚外用剤 - Google Patents
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Abstract
【目的】マンネンタケ及び薬用ニンジンの抽出物を含有するコラーゲン合成促進剤及び皮膚外用剤を提供する。
【構成】本発明のマンネンタケの抽出物及び薬用ニンジンの抽出物の混合物は、マンネンタケの抽出物のみ又は薬用ニンジンの抽出物のみと比較して格段にコラーゲン合成促進効果に優れている。また、これらの抽出物を含有する皮膚外用剤は、安全でシワ、タルミの改善効果に優れている。本発明に用いるマンネンタケは、マンネンタケ科、マンネンタケ属に属し、霊芝、黒霊芝、紫霊芝、マゴジャクシ等が含まれる。また、薬用ニンジンとは、ウコギ科に属し、オタネニンジン、サンシチニンジン、セイヨウニンジン、シベリアニンジン等が含まれる。
【構成】本発明のマンネンタケの抽出物及び薬用ニンジンの抽出物の混合物は、マンネンタケの抽出物のみ又は薬用ニンジンの抽出物のみと比較して格段にコラーゲン合成促進効果に優れている。また、これらの抽出物を含有する皮膚外用剤は、安全でシワ、タルミの改善効果に優れている。本発明に用いるマンネンタケは、マンネンタケ科、マンネンタケ属に属し、霊芝、黒霊芝、紫霊芝、マゴジャクシ等が含まれる。また、薬用ニンジンとは、ウコギ科に属し、オタネニンジン、サンシチニンジン、セイヨウニンジン、シベリアニンジン等が含まれる。
Description
本発明は、マンネンタケの抽出物及び薬用ニンジンの抽出物を含有することにより、シワ、タルミの改善に優れたコラーゲン合成促進剤及び皮膚外用剤を提供するものである。
真皮線維芽細胞により合成されるコラーゲンは、肌の弾力を保つのに重要な成分として知られている。シワやタルミの原因として、炎症や老化によりコラーゲン量が低下することが挙げられることから、シワやタルミを改善するためには、コラーゲンの合成を促進することが重要であると考えられている。
従来、この様なシワ、タルミ等の改善に有効な化粧料として、特許文献1や特許文献2等のマンネンタケ(霊芝)の抽出物を配合した化粧料が知られていた。一方、薬用ニンジンの利用法としては、血行促進効果、細胞賦活効果及び育毛効果が公知となっているが、マンネンタケ抽出物と併用することによるコラーゲン合成及びシワ、タルミ改善の相乗効果については報告されていない。
特許第1698547号
特許第3199277号
以上のことから、マンネンタケを単独で用いるよりも、シワ、タルミの改善に優れたコラーゲン合成促進剤及び皮膚外用剤が望まれている。
この様な事情により、本発明者らは鋭意研究検討した結果、マンネンタケの抽出物と薬用ニンジンの抽出物を併用することによりコラーゲン合成促進効果、シワ、タルミの改善効果が増大することを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明に用いるマンネンタケは、マンネンタケ科、マンネンタケ属に属し、霊芝(赤霊芝、学名:Ganoderma lucidum)、黒霊芝(学名:G.japonicum,G.sinense,G.atrum)、紫霊芝(学名:G.japonicum,G.sinense)、マゴジャクシ(学名:G.neo−japonicum)等が含まれる。本発明のマンネンタケの抽出物とは、例えば子実体や菌糸体等の抽出物の1種又は2種以上を混合したものである。
本発明に用いる薬用ニンジンとは、ウコギ科に属し、オタネニンジン(学名:Panax ginseng)、サンシチニンジン(学名:Panax noto−ginseng)、セイヨウニンジン(学名:Panax quinquefolium)、シベリアニンジン(学名:Acanthopanax sieboldianus)等が含まれる。本発明に用いる薬用ニンジンの抽出物とは、例えばオタネニンジン、サンシチニンジン、セイヨウニンジン、シベリアニンジンの抽出物を1種又は2種以上混合して使用することができる。薬用ニンジンの使用部位は、植物体の葉、茎、樹皮、花、実、根等の植物体の一部又は全草を用いることができ、好ましくは、植物体の根が良い。
本発明のマンネンタケ及び薬用ニンジンの抽出物の抽出方法は特に限定されず、例えば、加熱抽出したものであっても良いし、常温抽出したものであっても良い。
抽出する溶媒としては、例えば、水、低級アルコール類(メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール等)、液状多価アルコール(1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン等)、アセトニトリル、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチル等)、炭化水素類(ヘキサン、ヘプタン、流動パラフィン等)、エーテル類(エチルエーテル、テトラヒドロフラン、プロピルエーテル等)が挙げられる。好ましくは、水、低級アルコール及び液状多価アルコール等の極性溶媒が良く、特に好ましくは、水、エタノール、1,3−ブチレングリコール及びプロピレングリコールが良い。これらの溶媒は一種でも二種以上を混合して用いても良い。
抽出する溶媒としては、例えば、水、低級アルコール類(メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール等)、液状多価アルコール(1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン等)、アセトニトリル、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチル等)、炭化水素類(ヘキサン、ヘプタン、流動パラフィン等)、エーテル類(エチルエーテル、テトラヒドロフラン、プロピルエーテル等)が挙げられる。好ましくは、水、低級アルコール及び液状多価アルコール等の極性溶媒が良く、特に好ましくは、水、エタノール、1,3−ブチレングリコール及びプロピレングリコールが良い。これらの溶媒は一種でも二種以上を混合して用いても良い。
上記抽出物は、抽出した溶液のまま用いても良く、必要に応じて、濃縮、希釈、濾過、活性炭等による脱色、脱臭等の処理をして用いても良い。更には、抽出した溶液を濃縮乾固、噴霧乾燥、凍結乾燥等の処理を行い、乾燥物として用いても良いし、カラム精製等を行って有効成分を濃縮したり単離しても良い。
本発明のマンネンタケの抽出物及び薬用ニンジンの抽出物を含有することを特徴とするコラーゲン合成促進剤をシワ、タルミ改善の目的で用いるには、通常全身的または局所的に内用や外用により投与される。投与量は、年齢、体重、症状、治療効果、投与方法、処理時間などにより異なるが、通常成人1人当たり1回に1mg〜1g、好ましくは20mg〜200mgの範囲で1日1回から数回投与される。もちろん前記したように、投与量は種々の条件で変動するので、上記投与範囲より少ない量で十分な場合もあるし、また、範囲を超えて投与する必要のある場合もある。
本発明のコラーゲン合成促進剤には、上記抽出物をそのまま使用しても良く、抽出物の効果を損なわない範囲内で、希釈剤を用いることもできる。希釈剤としては固体、液体、半固体でも良く、例えば、次のものが挙げられる。すなわち、賦形剤、増量剤、結合剤、湿潤剤、崩壊剤、表面活性剤、滑沢剤、分散剤、緩衝剤、香料、保存料、溶解補助剤、溶剤等である。具体的には、乳糖、ショ糖、ソルビット、マンニット、澱粉、沈降性炭酸カルシウム、重質酸化マグネシウム、タルク、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、セルロースまたはその誘導体、アミロペクチン、ポリビニルアルコール、ゼラチン、界面活性剤、水、生理食塩水、エタノール、グリセリン、プロピレングリコール、カカオ脂、ラウリン脂、ワセリン、パラフィン、高級アルコール等である。
本発明の皮膚外用剤には、上記抽出物をそのまま使用しても良く、抽出物の効果を損なわない範囲内で、外用剤に用いられる成分である油脂類、ロウ類、炭化水素類、脂肪酸類、アルコール類、エステル類、界面活性剤、金属石鹸、pH調整剤、防腐剤、香料、保湿剤、粉体、紫外線吸収剤、増粘剤、色素、酸化防止剤、美白剤、キレート剤等の成分を配合することもできる。
本発明の皮膚外用剤は、化粧品、医薬部外品及び医薬品のいずれにも用いることができ、その剤形としては、例えば、化粧水、クリーム、乳液、ゲル剤、エアゾール剤、エッセンス、パック、洗浄剤、浴用剤、ファンデーション、打粉、口紅、軟膏、パップ剤等の皮膚に適用されるものが挙げられる。
本発明の皮膚外用剤は、化粧品、医薬部外品及び医薬品のいずれにも用いることができ、その剤形としては、例えば、化粧水、クリーム、乳液、ゲル剤、エアゾール剤、エッセンス、パック、洗浄剤、浴用剤、ファンデーション、打粉、口紅、軟膏、パップ剤等の皮膚に適用されるものが挙げられる。
本発明に用いる上記抽出物の配合量は、本発明の皮膚外用剤全量に対し、固形物に換算して0.0001重量%以上、好ましくは0.001〜10重量%の配合が良い。0.0001重量%未満では十分な効果は望みにくい。10重量%を越えて配合した場合、効果の増強はみられにくく不経済である。また、添加の方法については、予め加えておいても、製造途中で添加しても良く、作業性を考えて適宜選択すれば良い。
本発明のマンネンタケの抽出物及び薬用ニンジンの抽出物を併用することにより、マンネンタケの抽出物又は薬用ニンジン抽出物の単独の場合と比較して格段にコラーゲン合成促進効果に優れていた。また、これらの抽出物を含有する皮膚外用剤は、安全でシワ、タルミの改善効果に優れていた。
次に本発明を詳細に説明するため、実施例として本発明に用いる抽出物の製造例、本発明の処方例及び実験例を挙げるが、本発明はこれに限定されるものではない。実施例に示す配合量の部とは重量部をし、%は重量%を示す。
製造例1 黒霊芝の熱水抽出物
黒霊芝の乾燥物20gに精製水400mLを加え、95〜100℃で2時間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮し、凍結乾燥して黒霊芝の熱水抽出物を1.4g得た。
黒霊芝の乾燥物20gに精製水400mLを加え、95〜100℃で2時間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮し、凍結乾燥して黒霊芝の熱水抽出物を1.4g得た。
製造例2 黒霊芝のエタノール抽出物
黒霊芝の乾燥物100gにエタノール2Lを加え、常温で7日間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮乾固して、黒霊芝のエタノール抽出物を1.6g得た。
黒霊芝の乾燥物100gにエタノール2Lを加え、常温で7日間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮乾固して、黒霊芝のエタノール抽出物を1.6g得た。
製造例3 黒霊芝の50%1,3−ブチレングリコール水溶液抽出物
黒霊芝の乾燥物100gに精製水1L及び1,3−ブチレングリコール1Lを加え、常温で7日間抽出した後、濾過し、黒霊芝の50%1,3−ブチレングリコール水溶液抽出物を1.9kg得た。
黒霊芝の乾燥物100gに精製水1L及び1,3−ブチレングリコール1Lを加え、常温で7日間抽出した後、濾過し、黒霊芝の50%1,3−ブチレングリコール水溶液抽出物を1.9kg得た。
製造例4 霊芝(赤霊芝)の熱水抽出物
霊芝(赤霊芝)の乾燥物20gに精製水400mLを加え、95〜100℃で2時間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮し、凍結乾燥して霊芝(赤霊芝)の熱水抽出物を2.0g得た。
霊芝(赤霊芝)の乾燥物20gに精製水400mLを加え、95〜100℃で2時間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮し、凍結乾燥して霊芝(赤霊芝)の熱水抽出物を2.0g得た。
製造例5 霊芝(赤霊芝)のエタノール抽出物
霊芝(赤霊芝)の乾燥物100gに2Lのエタノールを加え、常温で7日間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮乾固して、霊芝(赤霊芝)のエタノール抽出物を2.7g得た。
霊芝(赤霊芝)の乾燥物100gに2Lのエタノールを加え、常温で7日間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮乾固して、霊芝(赤霊芝)のエタノール抽出物を2.7g得た。
製造例6 霊芝(赤霊芝)の50%1,3−ブチレングリコール水溶液抽出物
霊芝(赤霊芝)の乾燥物100gに精製水1L及び1,3−ブチレングリコール1Lを加え、常温で7日間抽出した後、濾過し、霊芝(赤霊芝)の50%1,3−ブチレングリコール水溶液抽出物を1.9kg得た。
霊芝(赤霊芝)の乾燥物100gに精製水1L及び1,3−ブチレングリコール1Lを加え、常温で7日間抽出した後、濾過し、霊芝(赤霊芝)の50%1,3−ブチレングリコール水溶液抽出物を1.9kg得た。
製造例7 マゴジャクシの熱水抽出物
マゴジャクシの乾燥物20gに精製水400mLを加え、95〜100℃で2時間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮し、凍結乾燥してマゴジャクシの熱水抽出物を2.2g得た。
マゴジャクシの乾燥物20gに精製水400mLを加え、95〜100℃で2時間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮し、凍結乾燥してマゴジャクシの熱水抽出物を2.2g得た。
製造例8 マゴジャクシのエタノール抽出物
マゴジャクシの乾燥物100gに2Lのエタノールを加え、常温で7日間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮乾固して、マゴジャクシのエタノール抽出物を2.6g得た。
マゴジャクシの乾燥物100gに2Lのエタノールを加え、常温で7日間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮乾固して、マゴジャクシのエタノール抽出物を2.6g得た。
製造例9 マゴジャクシの菌子体培養物の抽出物
マゴジャクシの菌子体は、ジャーファーメンターを用いて培養した。すなわち、麦芽エキス50g、酵母エキス20g、グルコース20gを精製水5Lと混合し、ジャーに入れた後、121℃で30分間滅菌した。これをジャーファーメンターに取り付け、同じ培地で25℃14日間振とう培養したマゴジャクシの種菌糸体培養物150mLを接種した。300rpmのかく拌下、3L/分で空気を通気しながら、25℃で14日間培養した。得られた培養物をろ過し、菌子体2.0kg(湿重量)得た。
分離した菌子体に精製水2Lを加え、95〜100℃で2時間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮し、凍結乾燥してマゴジャクシの菌子体培養物の抽出物を22g得た。
マゴジャクシの菌子体は、ジャーファーメンターを用いて培養した。すなわち、麦芽エキス50g、酵母エキス20g、グルコース20gを精製水5Lと混合し、ジャーに入れた後、121℃で30分間滅菌した。これをジャーファーメンターに取り付け、同じ培地で25℃14日間振とう培養したマゴジャクシの種菌糸体培養物150mLを接種した。300rpmのかく拌下、3L/分で空気を通気しながら、25℃で14日間培養した。得られた培養物をろ過し、菌子体2.0kg(湿重量)得た。
分離した菌子体に精製水2Lを加え、95〜100℃で2時間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮し、凍結乾燥してマゴジャクシの菌子体培養物の抽出物を22g得た。
製造例10 オタネニンジンの熱水抽出物
オタネニンジンの根の乾燥物40gに精製水800mLを加え、95〜100℃で2時間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮し、凍結乾燥してオタネニンジンの熱水抽出物を19g得た。
オタネニンジンの根の乾燥物40gに精製水800mLを加え、95〜100℃で2時間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮し、凍結乾燥してオタネニンジンの熱水抽出物を19g得た。
製造例11 オタネニンジンの50%エタノール抽出物
オタネニンジンの根の乾燥物100gに精製水500mL及びエタノール500mLを加え、常温で7日間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮乾固して、オタネニンジンの50%エタノール抽出物を28g得た。
オタネニンジンの根の乾燥物100gに精製水500mL及びエタノール500mLを加え、常温で7日間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮乾固して、オタネニンジンの50%エタノール抽出物を28g得た。
製造例12 オタネニンジンの1,3−ブチレングリコール抽出物
オタネニンジンの根の乾燥物20gに1,3−ブチレングリコール200mLを加え、常温で7日間抽出した後、濾過し、オタネニンジンの1,3−ブチレングリコール抽出物を165g得た。
オタネニンジンの根の乾燥物20gに1,3−ブチレングリコール200mLを加え、常温で7日間抽出した後、濾過し、オタネニンジンの1,3−ブチレングリコール抽出物を165g得た。
製造例13 サンシチニンジンの熱水抽出物
サンシチニンジンの根の乾燥物40gに精製水800mLを加え、95〜100℃で2時間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮し、凍結乾燥してサンシチニンジンの熱水抽出物を7.5g得た。
サンシチニンジンの根の乾燥物40gに精製水800mLを加え、95〜100℃で2時間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮し、凍結乾燥してサンシチニンジンの熱水抽出物を7.5g得た。
製造例14 サンシチニンジンの50%エタノール抽出物
サンシチニンジンの根の乾燥物100gに精製水500mL及びエタノール500mLを加え、常温で7日間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮乾固して、サンシチニンジンの50%エタノール抽出物を26g得た。
サンシチニンジンの根の乾燥物100gに精製水500mL及びエタノール500mLを加え、常温で7日間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮乾固して、サンシチニンジンの50%エタノール抽出物を26g得た。
製造例15 セイヨウニンジンの熱水抽出物
セイヨウニンジンの根の乾燥物40gに精製水800mLを加え、95〜100℃で2時間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮し、凍結乾燥してセイヨウニンジンの熱水抽出物を7.5g得た。
セイヨウニンジンの根の乾燥物40gに精製水800mLを加え、95〜100℃で2時間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮し、凍結乾燥してセイヨウニンジンの熱水抽出物を7.5g得た。
製造例16 セイヨウニンジンの50%エタノール抽出物
セイヨウニンジンの根の乾燥物100gに精製水500mL及びエタノール500mLを加え、常温で7日間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮乾固して、セイヨウニンジンの50%エタノール抽出物を9.8g得た。
セイヨウニンジンの根の乾燥物100gに精製水500mL及びエタノール500mLを加え、常温で7日間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮乾固して、セイヨウニンジンの50%エタノール抽出物を9.8g得た。
製造例17 シベリアニンジンの50%エタノール抽出物
シベリアニンジンの根の乾燥物100gに精製水500mL及びエタノール500mLを加え、常温で7日間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮乾固して、シベリアニンジンの50%エタノール抽出物を9.8g得た。
シベリアニンジンの根の乾燥物100gに精製水500mL及びエタノール500mLを加え、常温で7日間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮乾固して、シベリアニンジンの50%エタノール抽出物を9.8g得た。
処方例1 クリーム1
処方 配合量
1.黒霊芝の熱水抽出物(製造例1) 0.5部
2.オタネニンジンの熱水抽出物(製造例10) 0.5
3.スクワラン 5.5
4.オリーブ油 3.0
5.ステアリン酸 2.0
6.ミツロウ 2.0
7.ミリスチン酸オクチルドデシル 3.5
8.ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O.) 3.0
9.ベヘニルアルコール 1.5
10.モノステアリン酸グリセリン 2.5
11.香料 0.1
12.1,3−ブチレングリコール 8.5
13.パラオキシ安息香酸エチル 0.05
14.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
15.精製水 67.15
[製造方法]成分3〜10を加熱溶解して混合し、70℃に保ち油相とする。成分 1、2及び12〜15を加熱溶解して混合し、75℃に保ち水相とする。油相に水相を加えて乳化して、かき混ぜながら冷却し、45℃で成分11を加え、更に30℃まで冷却して製品とする。
処方 配合量
1.黒霊芝の熱水抽出物(製造例1) 0.5部
2.オタネニンジンの熱水抽出物(製造例10) 0.5
3.スクワラン 5.5
4.オリーブ油 3.0
5.ステアリン酸 2.0
6.ミツロウ 2.0
7.ミリスチン酸オクチルドデシル 3.5
8.ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O.) 3.0
9.ベヘニルアルコール 1.5
10.モノステアリン酸グリセリン 2.5
11.香料 0.1
12.1,3−ブチレングリコール 8.5
13.パラオキシ安息香酸エチル 0.05
14.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
15.精製水 67.15
[製造方法]成分3〜10を加熱溶解して混合し、70℃に保ち油相とする。成分 1、2及び12〜15を加熱溶解して混合し、75℃に保ち水相とする。油相に水相を加えて乳化して、かき混ぜながら冷却し、45℃で成分11を加え、更に30℃まで冷却して製品とする。
処方例2 クリーム2
処方例1において、黒霊芝の熱水抽出物を、霊芝(赤霊芝)の熱水抽出物(製造例4)に置き換えたものをクリーム2とした。
処方例1において、黒霊芝の熱水抽出物を、霊芝(赤霊芝)の熱水抽出物(製造例4)に置き換えたものをクリーム2とした。
処方例3 クリーム3
処方例1において、黒霊芝の熱水抽出物を、マゴジャクシの菌子体培養物の抽出物(製造例9)に置き換えたものをクリーム3とした。
処方例1において、黒霊芝の熱水抽出物を、マゴジャクシの菌子体培養物の抽出物(製造例9)に置き換えたものをクリーム3とした。
比較例1 従来のクリーム1
処方例1において、黒霊芝の熱水抽出物を精製水に置き換えたものを従来のクリーム1とした。
処方例1において、黒霊芝の熱水抽出物を精製水に置き換えたものを従来のクリーム1とした。
比較例2 従来のクリーム2
処方例1において、オタネニンジンの熱水抽出物を精製水に置き換えたものを従来のクリーム2とした。
処方例1において、オタネニンジンの熱水抽出物を精製水に置き換えたものを従来のクリーム2とした。
処方例4 化粧水
処方 配合量
1.黒霊芝の50%1,3−ブチレングリコール水溶液抽出物 10.0部
(製造例3)
2.サンシチニンジンの50%エタノール抽出物(製造例14) 5.0
3.1,3−ブチレングリコール 8.0
4.グリセリン 2.0
5.キサンタンガム 0.02
6.クエン酸 0.01
7.クエン酸ナトリウム 0.1
8.エタノール 5.0
9.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
10.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40E.O.) 0.1
11.香料 0.1
12.精製水 69.57
[製造方法]成分1〜7及び12と、成分8〜11をそれぞれ均一に溶解し、両者を混合し濾過して製品とする。
処方 配合量
1.黒霊芝の50%1,3−ブチレングリコール水溶液抽出物 10.0部
(製造例3)
2.サンシチニンジンの50%エタノール抽出物(製造例14) 5.0
3.1,3−ブチレングリコール 8.0
4.グリセリン 2.0
5.キサンタンガム 0.02
6.クエン酸 0.01
7.クエン酸ナトリウム 0.1
8.エタノール 5.0
9.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
10.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40E.O.) 0.1
11.香料 0.1
12.精製水 69.57
[製造方法]成分1〜7及び12と、成分8〜11をそれぞれ均一に溶解し、両者を混合し濾過して製品とする。
処方例5 乳液1
処方 配合量
1.黒霊芝のエタノール抽出物(製造例2) 0.5部
2.セイヨウニンジンの50%エタノール抽出物(製造例16) 0.5
3.スクワラン 5.0
4.オリーブ油 5.0
5.ホホバ油 5.0
6.セタノール 1.5
7.モノステアリン酸グリセリン 2.0
8.ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O.) 3.0
9.ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート 2.0
(20E.O.)
10.香料 0.1
11.プロピレングリコール 1.0
12.グリセリン 2.0
13.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
14.精製水 72.2
[製造方法]成分3〜9を加熱溶解して混合し、70℃に保ち油相とする。成分1、2及び11〜14を加熱溶解して混合し、75℃に保ち水相とする。油相に水相を加えて乳化して、かき混ぜながら冷却し、45℃で成分10を加え、更に30℃まで冷却して製品とする。
処方 配合量
1.黒霊芝のエタノール抽出物(製造例2) 0.5部
2.セイヨウニンジンの50%エタノール抽出物(製造例16) 0.5
3.スクワラン 5.0
4.オリーブ油 5.0
5.ホホバ油 5.0
6.セタノール 1.5
7.モノステアリン酸グリセリン 2.0
8.ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O.) 3.0
9.ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート 2.0
(20E.O.)
10.香料 0.1
11.プロピレングリコール 1.0
12.グリセリン 2.0
13.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
14.精製水 72.2
[製造方法]成分3〜9を加熱溶解して混合し、70℃に保ち油相とする。成分1、2及び11〜14を加熱溶解して混合し、75℃に保ち水相とする。油相に水相を加えて乳化して、かき混ぜながら冷却し、45℃で成分10を加え、更に30℃まで冷却して製品とする。
処方例6 乳液2
処方例5において、黒霊芝のエタノール抽出物0.5部を黒霊芝の熱水抽出物(製造例1)0.25部と霊芝(赤霊芝)の熱水抽出物(製造例4)0.25部に置き換えたものを乳液2とした。
処方例5において、黒霊芝のエタノール抽出物0.5部を黒霊芝の熱水抽出物(製造例1)0.25部と霊芝(赤霊芝)の熱水抽出物(製造例4)0.25部に置き換えたものを乳液2とした。
処方例7 ゲル剤
処方 配合量
1.霊芝の50%1,3−ブチレングリコール水溶液抽出物 0.5部
(製造例6)
2.シベリアニンジンの50%エタノール抽出物(製造例17) 0.1
3.エタノール 5.0
4.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
5.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O.) 0.1
6.香料 0.1
7.1,3−ブチレングリコール 5.0
8.グリセリン 5.0
9.キサンタンガム 0.1
10.カルボキシビニルポリマー 0.2
11.水酸化カリウム 0.2
12.精製水にて全量を100とする 83.6
[製造方法]成分3〜6と、成分1、2及び7〜12をそれぞれ均一に溶解し、両者を混合して製品とする。
処方 配合量
1.霊芝の50%1,3−ブチレングリコール水溶液抽出物 0.5部
(製造例6)
2.シベリアニンジンの50%エタノール抽出物(製造例17) 0.1
3.エタノール 5.0
4.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
5.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O.) 0.1
6.香料 0.1
7.1,3−ブチレングリコール 5.0
8.グリセリン 5.0
9.キサンタンガム 0.1
10.カルボキシビニルポリマー 0.2
11.水酸化カリウム 0.2
12.精製水にて全量を100とする 83.6
[製造方法]成分3〜6と、成分1、2及び7〜12をそれぞれ均一に溶解し、両者を混合して製品とする。
処方例8 パック
処方 配合量
1.黒霊芝の熱水抽出物(製造例1) 0.1部
2.セイヨウニンジンの熱水抽出物(製造例15) 0.1
3.ポリビニルアルコール 12.0
4.エタノール 5.0
5.1,3−ブチレングリコール 8.0
6.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
7.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(20E.O.) 0.5
8.クエン酸 0.1
9.クエン酸ナトリウム 0.3
10.香料 0.1
11.精製水 73.6
[製造方法]成分1〜11を均一に溶解し製品とする。
処方 配合量
1.黒霊芝の熱水抽出物(製造例1) 0.1部
2.セイヨウニンジンの熱水抽出物(製造例15) 0.1
3.ポリビニルアルコール 12.0
4.エタノール 5.0
5.1,3−ブチレングリコール 8.0
6.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
7.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(20E.O.) 0.5
8.クエン酸 0.1
9.クエン酸ナトリウム 0.3
10.香料 0.1
11.精製水 73.6
[製造方法]成分1〜11を均一に溶解し製品とする。
処方例9 ファンデーション
処方 配合量
1.黒霊芝の50%1,3−ブチレングリコール水溶液抽出物 1.0部
(製造例3)
2.オタネニンジンの1,3−ブチレングリコール抽出物 1.0
(製造例12)
3.ステアリン酸 2.4
4.ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート 1.0
(20E.O.)
5.ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O.) 2.0
6.セタノール 1.0
7.液状ラノリン 2.0
8.流動パラフィン 3.0
9.ミリスチン酸イソプロピル 6.5
10.パラオキシ安息香酸ブチル 0.1
11.カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.1
12.ベントナイト 0.5
13.プロピレングリコール 4.0
14.トリエタノールアミン 1.1
15.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
16.二酸化チタン 8.0
17.タルク 4.0
18.ベンガラ 1.0
19.黄酸化鉄 2.0
20.香料 0.1
21.精製水 59.0
[製造方法]成分 3〜10を加熱溶解し、80℃に保ち油相とする。成分21に成分11をよく膨潤させ、続いて、成分 1、2及び12〜15を加えて均一に混合する。これに粉砕機で粉砕混合した成分16〜19を加え、ホモミキサーでかく拌し75℃に保ち水相とする。この水相に油相をかき混ぜながら加え、冷却し、45℃で成分20を加え、かき混ぜながら30℃まで冷却して製品とする。
処方 配合量
1.黒霊芝の50%1,3−ブチレングリコール水溶液抽出物 1.0部
(製造例3)
2.オタネニンジンの1,3−ブチレングリコール抽出物 1.0
(製造例12)
3.ステアリン酸 2.4
4.ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート 1.0
(20E.O.)
5.ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O.) 2.0
6.セタノール 1.0
7.液状ラノリン 2.0
8.流動パラフィン 3.0
9.ミリスチン酸イソプロピル 6.5
10.パラオキシ安息香酸ブチル 0.1
11.カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.1
12.ベントナイト 0.5
13.プロピレングリコール 4.0
14.トリエタノールアミン 1.1
15.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
16.二酸化チタン 8.0
17.タルク 4.0
18.ベンガラ 1.0
19.黄酸化鉄 2.0
20.香料 0.1
21.精製水 59.0
[製造方法]成分 3〜10を加熱溶解し、80℃に保ち油相とする。成分21に成分11をよく膨潤させ、続いて、成分 1、2及び12〜15を加えて均一に混合する。これに粉砕機で粉砕混合した成分16〜19を加え、ホモミキサーでかく拌し75℃に保ち水相とする。この水相に油相をかき混ぜながら加え、冷却し、45℃で成分20を加え、かき混ぜながら30℃まで冷却して製品とする。
処方例10 軟膏
処方 配合量
1.黒霊芝のエタノール抽出物(製造例2) 1.0部
2.オタネニンジンの50%エタノール抽出物(製造例11) 0.5
3.ポリオキシエチレンセチルエーテル(30E.O.) 2.0
4.モノステアリン酸グリセリン 10.0
5.流動パラフィン 5.0
6.セタノール 6.0
7.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
8.プロピレングリコール 10.0
9.精製水 65.4
[製造方法]成分3〜6を加熱溶解して混合し、70℃に保ち油相とする。成分 1、2及び7〜9を加熱溶解して混合し、75℃に保ち水相とする。油相に水相を加えて乳化して、かき混ぜながら30℃まで冷却して製品とする。
処方 配合量
1.黒霊芝のエタノール抽出物(製造例2) 1.0部
2.オタネニンジンの50%エタノール抽出物(製造例11) 0.5
3.ポリオキシエチレンセチルエーテル(30E.O.) 2.0
4.モノステアリン酸グリセリン 10.0
5.流動パラフィン 5.0
6.セタノール 6.0
7.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
8.プロピレングリコール 10.0
9.精製水 65.4
[製造方法]成分3〜6を加熱溶解して混合し、70℃に保ち油相とする。成分 1、2及び7〜9を加熱溶解して混合し、75℃に保ち水相とする。油相に水相を加えて乳化して、かき混ぜながら30℃まで冷却して製品とする。
処方例11 錠剤
処方 配合量
1.霊芝の熱水抽出物(製造例4) 3.0部
2.オタネニンジンの50%エタノール抽出物(製造例11) 2.0
3.乾燥コーンスターチ 25.0
4.カルボキシメチルセルロースカルシウム 20.0
5.微結晶セルロース 40.0
6.ポリビニルピロリドン 7.0
7.タルク 3.0
[製造方法]成分1〜5を混合し、次いで成分6の水溶液を結合剤として加えて顆粒成型する。成型した顆粒に成分7を加えて打錠する。1錠0.52gとする。
処方 配合量
1.霊芝の熱水抽出物(製造例4) 3.0部
2.オタネニンジンの50%エタノール抽出物(製造例11) 2.0
3.乾燥コーンスターチ 25.0
4.カルボキシメチルセルロースカルシウム 20.0
5.微結晶セルロース 40.0
6.ポリビニルピロリドン 7.0
7.タルク 3.0
[製造方法]成分1〜5を混合し、次いで成分6の水溶液を結合剤として加えて顆粒成型する。成型した顆粒に成分7を加えて打錠する。1錠0.52gとする。
次に、本発明の効果を詳細に説明するため、実験例を挙げる。
実験例1 コラーゲン合成促進試験
培養ヒト皮膚線維芽細胞におけるコラーゲン合成の促進作用を下記の条件にて測定した。
培養ヒト皮膚線維芽細胞におけるコラーゲン合成の促進作用を下記の条件にて測定した。
コンフルエントな状態の正常ヒト皮膚線維芽細胞を10μg/mLの試料を添加したEagle’s MEM培地にてさらに24時間培養した後、総RNAの抽出を行った。正常ヒト皮膚線維芽細胞から抽出した総RNAを基にRT−PCR法によりコラーゲンmRNA発現量の測定を行った。RT−PCR法にはTaKaRa RNA PCR Kit (AMV) Ver.2.1を用いた。また、内部標準としてはGAPDHを用いた。その他の操作は定められた方法に従い、PCR反応液をアガロースゲル電気泳動に供し、コラーゲン及びGAPDHのmRNA発現をバンドとして確認した。これらのバンドをポラロイドカメラにて撮影してデンシトメーターを用いて定量化し、コラーゲンmRNAの発現量を内部標準であるGAPDH mRNA発現量に対する割合として求めた。コントロールのコラーゲンmRNA発現量に対する試料添加時のコラーゲンmRNA発現量値からコラーゲン合成促進率を求めた。
コラーゲン合成促進率(%)=A/B×100
A:試料添加時のコラーゲンmRNAの発現量
B:試料未添加時のコラーゲンmRNAの発現量
コラーゲン合成促進率(%)=A/B×100
A:試料添加時のコラーゲンmRNAの発現量
B:試料未添加時のコラーゲンmRNAの発現量
これらの実験結果を表1に示した。その結果、マンネンタケ抽出物とオタネニンジンの熱水抽出物(製造例10)の混合物は、マンネンタケ抽出物のみ又はオタネニンジンの抽出物のみと比較して優れたコラーゲン合成促進効果を示した。また、その他の製造例の抽出物についても、マンネンタケ抽出物と薬用ニンジンの抽出物を併用すると格段に優れたコラーゲン合成促進効果を示した。
実験例2 使用試験1
処方例1〜3のクリーム、比較例1及び2の従来のクリームを用いて、シワ、タルミに悩む女性30人(30〜58才)を対象に1ヶ月間の使用試験を行った。使用後、シワ、タルミの改善作用をアンケートにより判定した。
処方例1〜3のクリーム、比較例1及び2の従来のクリームを用いて、シワ、タルミに悩む女性30人(30〜58才)を対象に1ヶ月間の使用試験を行った。使用後、シワ、タルミの改善作用をアンケートにより判定した。
これらの試験結果を表2に示した。その結果、処方例1〜3で得られるクリームを用いた場合は、比較例1及び2で得られるクリームを用いた場合よりも、シワ、タルミの改善効果を示した。すなわち、マンネンタケ抽出物とオタネニンジンの抽出物を含有したクリームは顕著な改善効果を示した。なお、試験期間中、皮膚トラブルは一人もなく、安全性においても問題なかった。また、処方成分の劣化についても問題なかった。また、その他の処方例についても、格段にシワ、タルミが改善された。
処方例4〜10についても同様に使用試験を行ったところ、安全であり、優れたシワ、タルミの改善効果を示した。
本発明のマンネンタケの抽出物及び薬用ニンジンの抽出物を併用することにより、安全でシワ、タルミの改善効果に優れたコラーゲン合成促進剤及び皮膚外用剤を提供できる。
Claims (2)
- マンネンタケの抽出物及び薬用ニンジンの抽出物を含有することを特徴とするコラーゲン合成促進剤。
- マンネンタケの抽出物及び薬用ニンジンの抽出物を含有することを特徴とする皮膚外用剤。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003379228A JP2005139141A (ja) | 2003-11-10 | 2003-11-10 | コラーゲン合成促進剤及び皮膚外用剤 |
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JP (1) | JP2005139141A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20120083928A (ko) | 2009-11-18 | 2012-07-26 | 가부시키가이샤 롯데 | 세라미드 및 콜라겐의 합성 촉진제 그리고 콜라겐의 당화 억제제 |
JP2012148991A (ja) * | 2011-01-18 | 2012-08-09 | Hinoki Shinyaku Kk | コラーゲン産生促進剤、食品及び皮膚外用剤 |
JP2013049634A (ja) * | 2011-08-30 | 2013-03-14 | Nippon Menaade Keshohin Kk | ニキビ改善剤 |
CN107822967A (zh) * | 2017-11-20 | 2018-03-23 | 艾因特丽(苏州)生物科技有限公司 | 一种黑金能量长效抗皱美容凝胶制剂 |
JP2020169139A (ja) * | 2019-04-03 | 2020-10-15 | 共栄化学工業株式会社 | 皮膚外用剤 |
-
2003
- 2003-11-10 JP JP2003379228A patent/JP2005139141A/ja active Pending
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