JPH0513990B2 - - Google Patents

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JPH0513990B2
JPH0513990B2 JP58023882A JP2388283A JPH0513990B2 JP H0513990 B2 JPH0513990 B2 JP H0513990B2 JP 58023882 A JP58023882 A JP 58023882A JP 2388283 A JP2388283 A JP 2388283A JP H0513990 B2 JPH0513990 B2 JP H0513990B2
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Deiru Biaazu Merubin
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General Electric Co
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Description

【発明の詳細な説明】
発明の背景 本発明は、1成分型RTV組成物およびその製
造方法、特に低モジユラスアルコキシ官能性1成
分型RTV組成物およびその製造方法に関する。 もつとも初期のタイプの1成分型RTV組成物
は、Ceyzeriatの米国特許第3133891号および
Brunerの米国特許第3035016号に開示されている
ように、架橋剤がアシルオキシ官能性シランであ
つた。さらに、Kulpaの米国特許第3296161号、
Goossensの米国特許第3296195号およびBeersの
米国特許第3438930号の開示は、ある種の粘着性
添加剤を用いてかゝる組成物を粘着性にすること
に関する。かゝるアシルオキシ官能性組成物は速
硬性で他の望ましい特性をもつていたが、にも
かゝわらず2つの欠点があつた。一つの欠点は、
これらの組成物が硬化の際に幾分が腐食性である
酢酸を遊離することである。さらに、この酢酸が
不快な臭いを放ち、従つて閉じられた環境内でこ
の組成物を用いて作業を行うのは少々困難であつ
た。 従つて、初期の頃から非腐食性、速硬性1成分
型RTV系を得ることが強く望まれていた。
Nitzscheらの米国特許第3127363号に示されてい
るような2成分型RTV系は非腐食性であつた。
しかし、これらの組成物は2つのパツケージにわ
けて製造し、系の使用直前に混ぜ合せなければな
らず、一度混ぜ合わせてしまうと、短時間で使用
しなければならず、そうしないと組成物が十分に
速い速度で硬化しない。従つて、これらの組成物
は非腐食性であるものの、系の適用または使用に
余分な労働コストを必要とし、しかも一度混合し
てしまうと系の保存寿命は非常に短命であつた。 1成分型のアルコキシ官能性組成物の初期の例
がNitzscheらの米国特許第3065194号に見出され
る。しかし、これらの組成物には、組成物の調製
時に厳密な乾燥を行わなければならず、また組成
物の保存寿命がやはり短いという欠点があつた。
他のアルコキシ官能性1成分型RTV組成物が
Brownらの米国特許第3122522号およびBrownら
の米国特許第3161614号または米国特許第RE−
29760号に開示されている。これらの組成物は十
分に速硬性でない。即ち、組成物が硬化するにし
ても、非常にゆつくりな速度で硬化し、特に組成
物をある期間、即ち1週間かそれ以上の期間保存
しておいた後ではそうである。このような組成物
は、アシルオキシ系に使用されている普通の縮合
触媒では十分に速い速度で硬化しないことが確め
られている。 従つて、このようなアルコキシ官能性1成分型
RTV系のために種々のチタンキレート触媒が提
案されている。アルコキシ官能性1成分型RTV
系用のチタンキレート触媒の例が、Weyenberg
の米国特許第3334067号、Cooperらの米国特許第
3542901号、およびSmithらの米国特許第3689454
号および第3779986号に開示されている(最後の
2つの特許は本出願人に譲渡されている)。 幾つかの形態で、特に各種の添加剤と組合せて
商品化されているこの種のRTV系の別の例が
Beersの米国特許第4100129号に開示されている。
本明細書で言及した特許はすべて本発明の参考技
術資料である。この最後の特許は上述したように
アルコキシ官能性1成分型RTV系を開示してお
り、このRTV系は商品化されており、特に特定
タイプのキレート触媒に依処して組成物は、長期
間、即ち6ケ月以上保存した後でも十分に速い硬
化速度を呈する。米国特許第4100129号の開示内
容によれば、このアルコキシ官能性1成分型
RTV系は特に、三官能価含有ポリシロキサン流
体および線状トリメチルシロキシジメチルポリシ
ロキサン流体および各種の接着促進剤を含有する
ことができる。さらにこの明細書には、かゝるア
ルコキシ官能性1成分型RTV系と共に各種の接
着促進剤、例えばシリルイソシアヌレートおよび
他の化合物を使用できることが開示されている。
しかし、前に指摘した通り、これらの組成物も依
然として、十分に保存安定性でなく、十分に速硬
性でないという欠点をもつている。 比較的非腐食性の1成分型RTV系の別の例が、
例えばBeersの米国特許第4257932号に開示され
ている。この特許には、アシルオキシ官能性架橋
剤が好ましくはメチルトリス−2−エチルヘキサ
ノキシシランであるアシルオキシ官能性1成分型
RTV系が開示されている。この系に種々の添加
剤、例えば高度の三または四官能価を有するポリ
シロキサン流体、米国特許第4100129号に開示さ
れているものと類似のポリシロキサン流体および
ジメチルポリシロキサン流体を使用できることが
開示されている。そのほかに、種々の添加剤、例
えば接着促進剤および他の添加剤の存在が開示さ
れている。米国特許第4257932号のこの系は比較
的非腐食性であるが、それにもかゝわらず、高分
子量のものではあるが酸を遊離するので、この系
はやはり腐食性であり、また望ましい程には速硬
性でなかつた。さらに、特に注意すべきことに、
その腐食の性質は、種々の基体の変色の原因とな
るような性質で、またこの系は各種の粘着性添加
剤で基体に結合するのにやゝ硬すぎた。このよう
な組成物と共に使用できる粘着性添加剤の数例
が、例えば前述した米国特許第4257932号および
Mitchellらの米国特許第4273698号に開示されて
おり、後者には、この種組成物ならびにアルコキ
シ官能性1成分型RTV系用の接着促進剤として
種々のシリルフマレート、シリルマレエート、シ
リルサクシネートおよび他の化合物を用いること
が開示されている。この種の組成物に充填剤とし
て炭酸カルシウムを多量に用いて組成物を塗着可
能にすることを扱つている別の開示が、Smithら
の米国特許第4247445号に見られる。この分野で
のさらに他の開示がDziarkらの米国特許第
4308372号に見られ、この明細書においては、接
着促進剤と架橋剤との予め反応させた反応生成物
を用いて、系にさらに保存安定性を付与してい
る。しかし、このような架橋剤と接着促進剤との
予め反応済みの生成物を用いても、この系は依然
として保存安定性の問題をまぬがれていない。関
連する別の開示がWrightらの米国特許第4261758
号に見られ、この特許ではポリエーテルを垂れ下
り抑制剤またはチキソトロープ剤として使用し、
組成物中に少量のポリエーテルを練込むことによ
つて組成物にチキソトロープ性を付与している。 最近になつて、Whiteらの米国特許出願第
277524号(1981年6月26日出願:米国特許第
4395526号)およびHalgrenの米国特許出願第
277525号(1981年6月26日出願:米国特許第
4377706号)に記載されているように、縮合触媒
として好ましくは錫化合物を含有する、安定な、
実質的に酸を含まない、1成分型(ワンパツケー
ジ)湿気硬化性ポリアルコキシ終端オルガノポリ
シロキサン系が提案された。この分野での別の関
連した特許出願としてChungの米国特許出願第
338518号(1981年1月11日出願:米国特許第
4424157号)があり、これはかゝる系への特定の
掃去剤(スキヤベンジヤ)の使用に関するもの
で、またLucasらの米国特許出願(本出願の優先
権主張の基礎となる米国特許出願と同日付の出
願:米国特許第4483973号)は、かゝる系へのま
た本発明の好適系への各種の接着促進剤の使用に
関するものである。Dziarkの米国特許出願 (本出願の優先権主張の基礎となる米国特許出願
と同日付の出願:米国特許第4417042号)は、ポ
リアルコキシベースのオルガノポリシロキサンポ
リマーとともに掃去剤としてある種のシラザンお
よびシリル−窒素ポリマーを使用することに関す
る。これらは前記Whiteらの特許出願に含まれな
かつた掃去系の一部である。Dziarkの特許出願
の掃去剤を含むRTV系は、本発明の添加剤で硬
化されるのが好ましい。たヾし、本発明の添加剤
はWhiteらの米国特許出願のRTV系のいずれと
も使用できることを理解すべきである。要する
に、アルコキシ官能性1成分型RTV系にある種
の掃去剤を用いて、未硬化ポリマー組成物中の大
部分のヒドロキシル基を除去または拘束すること
によつて、保存安定性が良好であり、錫セツケン
触媒でも良好な硬化速度を呈する組成物が得られ
る。さらにこの系は非腐食性である。 この種の組成物を低モジユラスにすることも望
ましい。即ち、この種の組成物が低い引張強さと
高い弾性とを有し、特に高層建築作業において板
ガラスおよびシーラント用途に使用できることが
望ましい。前述したLucasらの米国特許出願に記
載されているように、この種の組成物を粘着性に
するのも望ましい。それ以外の粘着性添加剤をさ
がす研究が続けられており、またかゝる組成物を
できる限り低モジユラスにする試みもなされてい
る。前述したWhiteらの米国特許出願第277524号
に開示された基本系では低モジユラスが達成され
ていなかつたからである。 従つて、本発明の一つの目的は、新規な粘着性
添加剤の使用により粘着性となる1成分型アルコ
キシ官能性RTV系を提供することにある。 本発明の別の目的は、低モジユラスである、即
ち低い低張強さおよび非常に高い伸びを有するア
ルコキシ官能性1成分型RTV系を提供すること
にある。 本発明の他の目的は、実質的に非腐食性で、保
存安定性で、低いモジユラスを有する1成分型
RTV系を製造することである。 本発明のさらに他の目的は、種々の成分を組成
物中に配合することにより低モジユラス1成分型
RTV組成物を低コストで製造することにある。 本発明のさらに他の目的は、非腐食性、低モジ
ユラス、低コストかつ保存安定性である1成分型
RTV系を製造する方法を提供することにある。 本発明のこれらの目的および他の目的は、以下
に説明する本発明によつて達成される。 発明の要旨 上記目的に従つて、本発明によれば、 (1) 各ポリマー鎖末端の珪素原子が少くとも2個
のアルコキシ基で終端しているオルガノポリシ
ロキサン、 (2) 有効量の縮合触媒、 (3) 安定化作用をなす量の、次式: (式中のR1はアルキル、アルキルエーテル、
アルキルエステル、アルキルケトンおよびアル
キルシアノ基よりなる群から選択されるC(1-8)
脂肪族有機基またはC(7-13)アラルキル基であ
り、R2は一価の置換または非置換C(1-13)炭化水
素基であり、Xはアミド、アミノ、カルバマ
ト、エノキシ、イミダト、イソシアナト、オキ
シマト、チオイソシアナトおよびウレイド基よ
りなる群から選択される加水分解性離脱基であ
り、cは0〜3に等しい整数、fは1〜4に等
しい整数、c+fの和は1〜4に等しい)を有
するヒドロキシ官能基用シラン掃去剤、そして
Xがエノキシまたはアミドである場合、 (4) 有効量の、置換グアニジン、アミンおよびこ
れらの混合物よりなる群から選択さえる硬化促
進剤、および (5) 前記オルガノポリシロキサン100重量部当り
2〜20重量部のポリシロキサン第1可塑剤流体
であつて、高度の三官能価を有するか三官能価
と四官能価とを併有し、 (i) 5〜60モル%のモノアルキルシロキシ単
位、シロキシ単位またはこれら単位の混合物
と、 (ii) 1〜6モル%のトリアルキルシロキシ単位
と、 (iii) 34〜94モル%のジアルキルシロキシ単位 とよりなり、該ポリシロキサンが約0.1〜2重量
%のシリコン結合ヒドロキシル基を含有するポリ
シロキサン第1可塑剤流体 を含有する、湿気が実質的に存在しない周囲条件
下で長期間にわたつて安定でかつ不粘着性のエラ
ストマーに転換できる、安定な、1成分型の、実
質的に無水かつ実質的に酸を含まない室温硬化性
オルガノポリシロキサン組成物が提供される。 本組成物の基本成分はポリアルコキシ官能性ジ
オリガノポリシロキサンポリマーであり、このポ
リマーを製造するには好ましくは、まず最初トリ
アルコキシシラン架橋剤、例えばメチルトリメト
キシシランをシラノール終端ジオルガノポリシロ
キサンポリマーと反応させる。好ましくは縮合触
媒、例えばヘキシルアミンの存在下で両者を反応
させた後、この反応系に掃去剤を加えてすべての
遊離ヒドロキシル基、例えばメタノールを吸収す
る。こうしてかゝる掃去剤は基礎組成物に加えら
れた添加剤中のすべてのシラノール基およびヒド
ロキシル基を吸収する作用をなす。この結果、組
成物は保存安定となる。 さらに、本明細書に記載された成分を加えるこ
とによつて、組成物をチキソトロープ性にするの
と同じく粘着性および低モジユラスにすることが
できる。或はまた、この系はシラノールポリマー
を架橋剤および掃去剤と同時に他の成分と共に混
合することによりつくることができる。しかし、
まず最初シラノールポリマーを架橋剤と予め反応
させてポリアルコキシシランオルガノポリシロキ
サンをつくり、次に掃去剤を加えて残留シラノー
ル基、水分およびメタノールと反応させ、次に他
の成分を加えることにより、硬化が一層速く保存
安定性が一層高い系が得られることを確かめた。
しかし、最高の保存安定性および速硬性が不要で
あれば、前記Whiteらの米国特許出願第277524号
に開示されている他の混合手順をとることができ
る。 好適例の説明 本発明のRTV組成物(本明細書においてRTV
は室温硬化性room temperature vulcanizableを
意味する)の基本成分は、シラノール終端ジオル
ガノポリシロキサンポリマー、好ましくは次式: を有するポリマーよりなる。上式中のRは一価の
置換または非置換C(1-13)炭化水素基であり、好ま
しくは1〜8個の炭素原子を有するアルキル基の
中から選択され、例えばメチルまたは多量のメチ
ルと少量のフエニル、シアノエチル、トリフルオ
ロプロピル、ビニルまたはこれらの混合物との混
合物であり、nは約50〜2500の値を有する整数で
ある。このようなシラノールポリマーは種々の技
術により、例えばPetersonの米国特許第4250290
号の方法によりつくることができる。他の方法
が、例えばLampeの米国特許第3888815号に開示
されている。このようなポリマーはよく知られて
いるので、その製造についてこれ以上詳しく説明
しない。 本明細書においては、安定な、実質的に酸を含
まない、などの幾つかの限定用語が用いられてい
る。用語「安定な」は、本発明の1成分型ポリア
ルコキシ終端オルガノポリシロキサンRTV組成
物を修飾している場合、大気中の湿気から排除さ
れた状態で実質的に不変のまゝ留まることがで
き、長期の保存期間後に不粘着性エラストマーに
硬化し得る湿気硬化性混合物を意味する。その
上、「安定なRTV組成物」は、大気条件下で初め
て混合されたRTV諸成分が呈する不粘着時間が、
同じ成分の混合物が、防湿性の湿気を含まない容
器内に周囲条件下で長期の保存期間、もしくは高
温での促進老化に基づく相当期間貯蔵された後、
大気中の湿気に露出されたときに呈する不粘着時
間と実質的に同じであることを意味する。 大気中の湿気に露出されて本発明のRTV組成
物からつくられるエラストマーの定義に関して用
いられる表現「実質的に酸を含まない」は、
pKa5.5以上、好ましくは6以上、特に好ましく
は10以上を有する副産物を産出することを意味す
る。 本発明に使用するシラノール終端ジオルガノポ
リシロキサンポリマーは、それがアルコキシ終端
ポリマーであつてもなくても、その粘度が25℃で
60000〜500000センチポアズの範囲にあることが
好ましい。 本発明は、安定な、実質的に酸を含まない、1
成分型湿気硬化性ポリアルコキシ終端オルガノポ
リシロキサンRTV組成物に適当な添加剤を見出
してなされたもので、かゝる組成物は、実質的に
次式: (式中のRは前記定義の通り)の化学結合ジオル
ガノシロキシ単位のみよりなるシラノール終端ポ
リジオリガノシロキサン、例えば式(2)のシラノー
ル終端ポリジオリガノシロキサンを、有効量の化
学結合ヒドロキシル基用の特定のシラン掃去剤と
組合せて用いることによつて得られる。実質的に
式(3)の化学結合した単位のみよりなるシラノール
終端ポリジオリガノシロキサンにおいて、珪素に
結合したC(1-8)アルコキシ基、例えばメトキシ基
の存在は排除されていない。シラン掃去剤により
除去し得るヒドロキシル基が、本発明のRTV組
成物中に通常存在する材料中に見出され、これら
の材料とは、例えば痕跡量の水、メタノール、シ
リカ充填剤(使用する場合)に付随するシラノー
ル基、式(2)のシラノールポリマーまたは式(3)の単
位を有するシラノール終端ポリマーである。本発
明を実施する際に化学結合したヒドロキシル基を
除去するのに有用なシラン掃去剤は、好ましくは
次式 を有する。上式中のR1はアルキル基、アルキル
エーテル基、アルキルエステル基、アルキルケト
ン基およびアルキルシアノ基から選択される
C(1-8)脂肪族有機基またはC(7-13)アラルキル基を
示し、R2は先に定義した通りの、また以下にさ
らに詳しく定義する通りのR基から選択される一
価のC(1-13)有機基を示し、Xはアミド、アミノ、
カルバマト、エノキシ、イミダト、イソシアナ
ト、オキシマト、チオイソシアナトおよびウレイ
ド基から選択される加水分解性離脱基を示す。好
適なX基はアミノ、アミド、エノキシ、例えばN
−C(1-8)アルキル、C(1-8)アシルアミドである。a
は1または2に等しい整数で、好ましくは1であ
り、bは0または1に等しい整数で、a+bの和
は1または2に等しい。式(4)において、aが2の
とき、Xは同じ基でも異なる基でもよい。離脱基
Xは−OR1より前に優先的にRTV組成物中に得
られる−OHと反応し、実質的にハロゲン酸やカ
ルボン酸を含まないRTV組成物を生成する。式
(4)のシラン掃去剤は、ヒドロキシ官能基用シラン
掃去剤であるとともに、各オルガノポリシロキサ
ン鎖末端の珪素原子を少くとも2個のアルコキシ
基で終端するためのポリアルコキシシラン架橋剤
でもある。 本発明は、その基本ポリアルコキシポリマーを
定義することによつて別の仕方で表現することが
できる。従つて、式(4)のヒドロキシ掃去剤の使用
の結果として形成される本RTV組成物の成分の
中には、2個または3個の−OR1基で連鎖終端し
たシラノール非含有ポリジオルガノシロキサンが
含まれる。シラノール非含有ポリジオリガノシロ
キサンを所望に応じて、実質的に無水の条件下で
有効量の以下に定義する通りの架橋用シランと組
合せることができる。式(4)の掃去用シランと組合
せて用い得る架橋用ポリアルコキシシランは次
式: (式中のR1、R2およびbは前記定義の通り)を
有する。本発明を実施する際に使用できる好適な
縮合触媒は、錫化合物、ジルコニウム化合物およ
びチタン化合物から選択される金属化合物または
これらの混合物である。使用できる他の縮合触媒
は後にさらに詳しく規定する。 本発明のポリアルコキシ終端オルガノポリシロ
キサン組成物がある種の縮合触媒の存在下で、湿
気の実質的に存在しないところで長期間にわたつ
て安定な理由は完全には理解されていない。 前記Whiteらの米国特許出願第277524号の組成
物が安定である理由は、掃去剤がRTV系内のす
べてのヒドロキシル基を結束するので、系の貯蔵
中に未硬化ポリマーとさらに架橋してその粘度を
増加しその保存寿命を短くする原因となる遊離ヒ
ドロキシル基が系内に存在しないという事実にあ
ると考えられている。さらに、このような遊離ヒ
ドロキシル基は、種々の方法での貯蔵中にパツケ
ージ内でアルコキシポリマーを分解および減成す
る傾向がある。 離脱基Xがハロゲン基でない式(1)または(4)のヒ
ドロキシ用シラン掃去剤を用いることにより、充
填剤およびシリコーンポリマー中の望ましくない
水ならびにRTV組成物中の残留湿分を保存期間
中に実質的に除くことができる。本発明の実施に
あたつてどの程度のレベルの式(1)または(4)のシラ
ン掃去剤を使用するかを決める場合、RTV組成
物の全ヒドロキシ官能価を評価することができ
る。ポリマーの全ヒドロキシ官能価は赤外分析に
より測定することができる。有効量即ち安定化作
用を呈する量の掃去剤を用いて、密封容器内にて
組成物の安定化を周囲温度で6ケ月以上の長期保
存期間にわたつて維持することを確実にするため
に、掃去剤をポリマーを末端停止するのに要する
量より余分な量用いることができる。この掃去剤
の過剰量をポリマーの重量に基づいて約3重量%
までとすることができる。上述した3重量%の掃
去剤が、OH官能価とX基との反応の結果として
ポリマー中に得られるヒドロキシ官能価を実質的
に除くのに必要な量を超えている。ある種の充填
剤および他の添加剤も含有する組成物において、
式(1)または(4)の掃去剤の必要な追加量は、100℃
で48時間安定性検査を行つて、実質的に同じ条件
下で測定したエージング前の組成物の不粘着時間
と比較して、不粘着時間が実質的に変らずにいる
か否かを確かめることによつて、推算することが
できる。 式(4)のシラン掃去剤を用いずに次の式(6)のポリ
アルコキシ終端ポリマーをつくる場合、本発明の
実施にあたつて、次式: (式中のR1、R2およびXは前記定義の通り、c
は0〜3に等しい整数、dは1〜4に等しい整数
で、c+dの和は3または4に等しい)で示され
るような、珪素に結合した−OR1基の数が2未満
であるシラン掃去剤を使用することができる。こ
のような状況下で、式(6)の掃去用シランを、式(4)
の掃去用シランについて先に定義した通りの、
RTV組成物を安定化するのに十分な量使用する
ことができる。さらに、式(4)または(6)の掃去剤と
共に0.01部から10部までの式(5)の架橋用シランを
用いることができる。 本発明のポリアルコキシ終端オルガノポリシロ
キサンは次式: を有する。式中のR、R1、R2、X、nおよびb
は前記定義の通り、eは0〜1に等しく、b+e
の和は0〜1に等しい。式(7)のポリアルコキシ終
端オルガノポリシロキサンは種々の方法でつくる
ことができる。1つの方法がCooperらの米国特
許第3542901号に教示されており、この特許によ
れば、前述したように、アミン触媒の存在下でシ
ラノール終端ポリジオルガノシロキサンとともに
ポリアルコキシシランを使用する。Cooperらが
教示していない方法は、本発明を実施する際に用
いるシラノール終端ポリジオルガノシロキサンと
ともに式(4)のシラン掃去剤を末端封止剤として使
用する方法である。本発明の添加剤を用いる場合
には、式(7)のポリアルコキシジオルガノポリシロ
キサンを最初に形成し、次いで添加剤を加えるの
が好ましい。 式(1)〜(7)において、Rは一価C(1-13)炭化水素
基、ハロゲン化炭化水素基およびシアノアルキル
基から選択されるのが好ましく、R1はC(1-8)アル
キル基またはC(7-13)アラルキル基であるのが好ま
しく、またR2はメチル、フエニルまたはビニル
であるのが好ましい。 式(3)、(5)および(6)中のX基はアミド、アミノお
よびエノキシであるのが好ましく、特に好ましい
基はアミドである。 さらに、本発明のポリアルコキシジオルガノポ
リシロキサン組成物に硬化促進剤として少量のア
ミン、置換グアニジンまたはこれらの混合物を使
用すると、硬化速度の向上を実現できることを確
かめた。この硬化促進剤は、エノキシ離脱基が掃
去剤として作用する能力に触媒作用もなす。式(2)
のシラノール終端ポリマーまたは式(3)の化学結合
単位よりなるシラノール終端ポリマー100部また
は式(7)のポリアルコキシ終端ポリマー100部当り
0.1〜5部、好ましくは約0.3〜1部の硬化促進剤
を用いることができ、これにより本発明のRTV
組成物の不粘着時間(TFT=tack−free time)
を著しく短縮することができる。この増進された
硬化速度は、組成物を周囲温度で長期の保存期
間、例えば6ケ月以上、または促進エージング条
件下で相当期間エージングした後でも維持され
る。長期保存期間経過後の硬化特性は、初めて混
合されすぐに大気中の湿気にさらされたRTV組
成物が呈する初期硬化特性、例えば不粘着時間
(TFT)と実質的に同じである。 上述した硬化促進剤は、本発明のRTV組成物
の不粘着時間を短くするだけでなく、促進エージ
ング後に不粘着時間の著しい延長を呈するある種
の縮合触媒を触媒として含有する特定のRTV組
成物に対して驚異的な安定化作用もなすことがわ
かつた。この類の縮合触媒の場合、ここに記載し
たアミン、置換グアニンおよびこれらの混合物の
添加により、初期に速い、即ち約30分以下の硬化
速度を呈し、しかもこの速い硬化速度が促進エー
ジング後も実質的に不変に維持される、安定な
RTV組成物が得られる。 本発明のRTV組成物は、24時間以内に深さ約
1/8インチ(厚さ方向)まで硬化し得る。従つて
実施例に示したようにジユロメータ
(durometer)硬度(シヨアA)を測定して、こ
れを組成物の硬化を評価するのに用いることがで
きる。 Whiteらのポリマー系を一般的に表現すると、
(1)各ポリマー鎖末端の珪素原子が少くとも2個の
アルコキシ基で終端しているオルガノポリシロキ
サン;(2)有効量の縮合触媒;および(3)安定化作用
をなす量の次式: (式中のR1、R2、Xおよびcは前記定義の通り、
fは1〜4に等しい整数、c+fの和は1〜4に
等しい)の掃去用シランを含有する、湿気が実質
的に存在しない周囲条件下で長期間にわたつて安
定でかつ実質的に酸を含まない不粘着性エラスト
マーに転換できる、1成分型の実質的に無水の室
温硬化性オルガノポリシロキサン組成物が提供さ
れるということになる。上記成分に加えて、置換
グアニジン、アミンおよびこれらの混合物から選
択される硬化促進剤の有効量を使用する。 本発明の他の観点によれば、 (A) 100部の式(7)のポリアルコキシ終端オルガノ
ポリシロキサン; (B) 0〜10部の式(5)の架橋用シラン; (C) 有効量の縮合触媒;および (D) 安定化作用をなす量の式(1)の掃去用シランを 含有する、周囲条件下で不粘着性の実質的に酸を
含まないエラストマーに転換し得る、安定な室温
硬化性ポリアルコキシ終端オルガノポリシロキサ
ン組成物が提供される。 本発明の範囲内には、有効量の縮合触媒をシラ
ノール終端オルガノポリシロキサンおよびポリア
ルコキシシラン架橋剤と共に使用することによ
り、実質的に無水の条件下で室温硬化性オルガノ
ポリシロキサン組成物を製造する方法も包含さ
れ、本方法は前記シラノール終端オルガノポリシ
ロキサンに安定化作用をなす量の、ヒドロキシ官
能基用掃去剤および架橋剤を兼ねる、次式: (式中のR1、R2、X、aおよびbは前記定義の
通り)のポリアルコキシシランを添加し、次いで
有効量の縮合触媒を添加し、これにより得られる
室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物に優れ
た安定性を付与することを特徴とする。 本発明の別の観点によれば、本発明は、有効量
の縮合触媒を各ポリマー鎖末端の珪素原子が少く
とも2個のアルコキシ基で終端しているオルガノ
ポリシロキサンと共に使用することにより、実質
的に無水の条件下で室温硬化性オルガノポリシロ
キサン組成物を製造する方法を提供し、この方法
は前記ポリアルコキシ終端オルガノポリシロキサ
ンに、(1)安定化作用をなす量の次式: (式中のR1、R2、X、cおよびfは前記定義の
通り)のヒドロキシ官能基用シラン掃去剤および
(2)有効量の縮合触媒を添加し、これにより得られ
る室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物に優
れた安定性を付与することを特徴とする。 本発明のさらに他の観点によれば、本発明は、 (i) 重量基準で (a) 100部の実質的に式(3)の化学結合単位のみ
よりなるシラノール終端ポリジオルガノシロ
キサン; (b) RTV組成物中に得られる−OH基を掃去
するのに十分で、RTV組成物の重量に基づ
いて3重量%過剰までを与える量の式(4)のシ
ラン; (c) 0〜10部の式(5)の架橋用シラン; (d) 有効量の縮合触媒;および (e) 0〜5部の置換グアニジン、アミンおよび
これらの混合物から選択される硬化促進剤よ
りなり、シラノール終端ポリジオルガノシロ
キサンおよび掃去用シランを混合した後に縮
合触媒を加える混合物、および (ii) 重量基準で (a) 100部の式(7)のポリアルコキシ終端オルガ
ノポリシロキサン; (b) 0〜10部の式(5)の架橋用シラン; (c) 有効量の縮合触媒; (d) 安定化作用をなす量の式(1)のシラン掃去
剤、および (e) 0〜5部の置換グアニジン、アミンおよび
これらの混合物から選択される硬化触媒 よりなる混合物 から選択される室温硬化性材料を実質的に無水の
条件下で撹拌することよりなる、安定な1成分型
室温硬化性ポリアルコキシ終端オルガノポリシロ
キサン組成物を製造する方法を提供する。 式(2)、(3)および(7)中のRに含まれる基は例え
ば、アリール基およびハロゲン化アリール基、例
えばフエニル、トリル、クロロフエニル、ナフチ
ル;脂肪族および脂環式基、例えばシクロヘキシ
ル、シクロブチル;アルキルおよびアルケニル
基、例えばメチル、エチル、プロピル、クロロプ
ロピル、ビニル、アリル、トリフルオロプロピ
ル;およびシアノアルキル基、例えばシアノエチ
ル、シアノプロピル、シアノブチルである。R1
に含まれる基は例えば、C(1-8)アルキル基、例え
ばメチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチ
ル;C(7-13)アラルキル基、例えばベンジル、フエ
ネチル;アルキルエーテル基、例えば2−メトキ
シエチル;アルキルエステル基、例えば2−アセ
トキシエチル;アルキルケトン基、例えば1−ブ
タン−3−オニル;アルキルシアノ基、例えば2
−シアノエチルである。R2に含まれる基はR基
に含まれる同じまたは異なる基である。式(1)〜(7)
において、R、R1およびR2が2つ以上の基とな
る場合、これらの基は同じでも異なつていてもよ
い。 式(4)、(6)および(1)の1つ以上の含まれる化学結
合したヒドロキシル基用の掃去用の例を挙げる
と、次のものがある。 オキシマトシラン、例えば メチルジメトキシ(エチルメチルケトキシモ)
シラン、 メチルメトキシビス−(エチルメチルケトキシ
モ)シラン、 メチルジメトキシ(アセトアルドキシモ)シラ
ン。 カルバマトシラン、例えば メチルジメトキシ(N−メチルカルバマト)シ
ラン、 エチルジメトキシ(N−メチルカルバマト)シ
ラン。 エノキシシラン、例えば メチルジメトキシイソプロペンオキシシラン、 トミメトキシイソプロペンオキシシラン、 メチルトリイソプロペンオキシシラン、 メチルジメトキシ(2−ブテン−2−オキシ)
シラン、 メチルジメトキシ(1−フエニルエテノキシ)
シラン、 メチルジメトキシ−2(1−カルボエトキシプ
ロペンオキシ)シラン。 アミノシラン、例えば メチルメトキシジ−N−メチルアミノシラン、 ビニルジメトキシメチルアミノシラン、 テトラ−N,N−ジエチルアミノシラン メチ
ルジメトキシシメチルアミノシラン、 メチルトリシクロヘキシルアミノシラン、 メチルジメトキシエチルアミノシラン、 ジメチルジ−N,N−ジメチルアミノシラン、 メチルジメトキシイソプロピルアミノシラン、 ジメチルジ−N,N−ジエチルアミノシラン。 アミドシラン、例えば エチルジメトキシ(N−エチルプロピオンアミ
ド)シラン、 メチルジメトキシ(N−メチルアセトアミド)
シラン、 メチルトリ(N−メチルアセトアミド)シラ
ン、 メチルトリ(N−メチルベンズアミド)シラ
ン、 エチルジメトキシ(N−メチルアセトアミド)
シラン、 メチルトリ(N−メチルベンズアミド)シラ
ン、 メチルメトキシビス(N−メチルアセトアミ
ド)シラン、 メチルジメトキシ(カプロラクタモ)シラン、 トリメトキシ(N−メチルアセトアミド)シラ
ン。 イミダトシラン、例えば メチルジメトキシエチルアセトイミダトシラ
ン、 メチルジメトキシプロピルアセトイミダトシラ
ン。 ウレイドシラン、例えば メチルジメトキシ(N,N′,N′−トリメチル
ウレイド)シラン、 メチルジメトキシ(N−アリル−N′,N′−ジ
メチルウレイド)シラン、 メチルジメトキシ(N−フエニル−N′,N′−
ジメチルウレイド)シラン、 イソシアナトシラン、例えば メチルジメトキシイソシアナトシラン、 ジメトキシジイソシアナトシラン。 チオイソシアナトシラン、例えば メチルジメトキシチオイソシアナトシラン、 メチルメトキシジチオイソシアナトシラン。 これらに加えて、式(6)の掃去用シランは、メチ
ルトリス(N−メチルアセトアミド)シラン、テ
トラ(イソプロペンオキシ)シランなどのシラン
を包含する。さらに異なる離脱基を有するシラ
ン、例えばジエチルアミノ(N−メチルカルバマ
ト)イソプロペンオキシ(N−アリル−N′,
N′−ジメチルウレイド)シランも包含される。 式(5)に包含される架橋用ポリアルコキシシラン
の例には、メチルトリメトキシシラン、メチルト
リエトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、
テトラエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラ
ンなどがある。 本発明を実施するのに使用できる硬化促進剤の
中には、次式: (Z)gSi(OR14-g (8) を有するシリル置換グアニジがある。上式中の
R1は前記定義の通り、Zは次式: (式中のR3は二価のC(2-8)アレキレン基、R4およ
びR5は水素およびC(1-8)アルキル基から選択され
る)のグアニジン基を示し、gは1〜3の整数で
ある。そのほかに、次式: (式中のR4およびR5は前記定義の通り、R6
C(1-8)アルキル基を示す)を有するアルキル置換
グアニジンも使用できる。式(8)に包含されるシリ
ル置換グアニジンの例が、Takagoの米国特許第
4180642号および第4248993号に示されている。 上記置換グアニジンのほかに、種々のアミン、
例えば−n−ヘキシルアミン、ジシクロヘキシル
アミン、ジ−n−オクチルアミン、ヘキサメトキ
シメチルメラミンおよびシリル化アミン、例えば
σ−アミノプロピルトリメトキシシランおよびメ
チルジメトキシジ−n−ヘキシルアミノシランも
使用できる。メチルジメトキシ−ジ−n−ヘキシ
ルアミノシランは掃去剤および硬化促進剤の両方
として作用する。第一アミン、第二アミン、シリ
ル化第二アミンが好ましく、第二アミン、および
シリル化第二アミンが特に好ましい。硬化促進剤
として有用なシリル化第二アミン、例えばアルキ
ルジアルコキシ−N−ジアルキルアミノシラン、
およびグアニジン類、例えばアルキルジアルコキ
シアルキルグアニジルシランは、本発明の組成物
中で掃去剤としても働らき、また場合によつては
安定剤としても働らく。 本発明の実施にあたつてRTY組成物の硬化を
促進するために使用できる縮合触媒の有効量は、
例えば式(1)のシラノール終端ポリジオルガノシロ
キサン100重量部当り0.001〜1重量部である。縮
合触媒には錫化合物、例えばジブチル錫ジラウレ
ート、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジメ
トキシド、カルボメトキシフエニル錫トリスウベ
レート、オクタン酸錫、イソブチル錫トリセロエ
ート、ジメチル錫ジブチレート、ジメチル錫ジネ
オデコノエート、トリエチル錫タルトレート、ジ
ブチル錫ジベンゾエート、オレイン酸錫、ナフテ
ン酸錫、ブチル錫トリ−2−エチルヘキソエー
ト、酪酸錫が挙げられる。好適な縮合触媒は錫化
合物であり、特にジブチル錫ジアセテートが好ま
しい。 使用可能なチタン化合物には、例えば1,3−
プロパンジオキシチタンビス(エチルアセトアセ
テート)、1,3−プロパンジオキシチタンビス
(アセチルアセテート)、ジイソプロポキシチタン
ビス(アセチルアセトネート)、ナフテン酸チタ
ン、テトラブチルチタネート、テトラ−2−エチ
ルヘキシルチタネート、テトラフエニルチタネー
ト、テトラオクタデシルチタネート、エチルトリ
エタノールアミンチタネートがある。それのほ
か、Weyenbergの米国特許第3334067号に示され
ているようなβ−ジカルボニルチタン化合物が本
発明において縮合触媒として使用できる。 ジルコニウム化合物、例えばオクタン酸ジルコ
ニウムも使用できる。 金属縮合触媒の他の例に、例えば2−エチルオ
クタン酸鉛、2−エチルヘキサン酸鉄、2−エチ
ルヘキサン酸コバルト、2−エチルヘキサン酸マ
ンガン、2−エチルヘキサン酸亜鉛、オクタン酸
アンチモン、ナフテン酸ビスマス、ナフテン酸亜
鉛、ステアリン酸亜鉛などがある。 非金属縮合触媒の例には、酢酸ヘキシルアンモ
ニウムおよび酢酸ベンジルトリメチルアンモニウ
ムがある。 本発明の組成物に好適な触媒はジブチル錫ジア
セテートである。しかし、他の錫セツケンを用い
つもほとんど等しい効力が得られる。 本明細書において、本発明のRTV組成物の製
造に関連して用いる表現「湿気のない条件」およ
び「実質的に無水の条件」は、予め真空にして空
気を除き、しかる後窒素のような乾燥不活性ガス
で置換した乾燥ボツクスまたは密閉容器内で混合
することを意味する。経験の示すところでは、十
分な量の式(1)のシランを前記定義の通りに使用し
なければならない。温度は約0℃から約180℃ま
で変わり得るが、充填剤の種類および量、そして
またシラノール終端ポリジオルガノシロキサン、
充填剤、およびヒドロキシ官能基の実質的排除を
行うとともに該ポリマーを末端封鎖するのに十分
な有効量の式(4)の掃去用シランの混合物の配合度
などに依存する。この「末端封鎖」および掃去過
程は、掃去用シランのX離脱基の性質、−OR1
の数などの因子に応じて、数分から数時間、場合
によつては数日を要する。この後、実質的にシラ
ノールを含まない混合物に、縮合触媒、架橋用シ
ランまたはこれらの混合物を、他の成分、例えば
硬化促進剤および顔料とともに添加することがで
きる。 本発明のRTV組成物を製造する好適な手順で
は、シラノール終端ポリジオルガノシキサン、充
填剤、およびヒドロキシ官能基の実質的排除を行
うとともに該ポリマー末端封鎖するのに十分な有
効量の式(4)の掃去用シランの混合物を実質的に無
水の条件下で撹拌する。この「末端封鎖」おびよ
掃去過程は、掃去用シランのX離脱基の性質、−
OR1基の数などの因子に応じて、数分から数時
間、場合によつては数日を要する。この後、実質
的にシラノールを含まない混合物に、縮合触媒、
架橋用シランまたはこれらの混合物を、他の成
分、例えば硬化促進剤および顔料とともに添加す
ることができる。所望に応じて、安定用過剰分の
掃去用シランを混合過程の最初のまたは最後の段
階で、先に規定した通りの量にて使用することが
できる。 式(4)の掃去用シランの使用を必要としない手順
にて式(7)のポリアルコキシ終端オルガノポリシロ
キサンをつくる場合には、縮合触媒の添加の前ま
たは後または一緒に安定化作用をなす量の掃去用
シランを加えることができる。ポリアルコキシ終
端オルガノポリシロキサンをつくる別の手順が、
先に挙げたように、Cooperらの米国特許第
3542901号に示されている。 本発明のRTV組成物、即ち保存安定性である
低モジユラス、非腐食性、速硬性組成物を製造す
る好適な方法では、ポリアルコキシ終端ジオルガ
ノポリシロキサンポリマーを使用し、即ちポリア
ルコキシジオルガノポリシロキサンを最初に形成
し、組成物中のヒドロキシル基を除去または掃去
し、しかる後所望通りの他の成分を添加する。こ
の手順を行うには、好ましくは触媒、特にアミン
触媒、例えばヘキシルアミンの存在下で、式(1)の
シラノールポリマーを式(5)の架橋剤に添加し、即
ちシラノールポリマーを架橋剤と予め反応させ、
これにより所望のジアルコキシ末端封鎖ポリマー
を生成し、次いでこのジ−またはトリ−アルコキ
シ末端封鎖ポリマーをとり、これに掃去剤を添加
してシラノール基を吸収する。次に他の成分を組
成物に実質的に無水の条件下で加えて1成分型
RTVパツケージを製造することができ、得られ
たRTVパツケージは、組成物中に錫セツケン触
媒が存在しても保存安定性であり、十分に速い速
度で硬化する、速ち速硬性である。上記RTV系、
即ちポリアルコキシ材料、掃去剤および縮合触媒
よりなるRTV系を製造した後、このRTV系に添
加すべき本発明に係わる第1基本成分は、ジオル
ガノポリシロキサンベースポリマー100重量部
(即ち、式(2)のシラノールポリマー100重量部もし
くは式(7)のポリアルコキシ終端オルガノポリシロ
キサンポリマー100重量部)当り2〜20重量部の、
高度の三官能価を有するかまたは三官能価および
四官能価を併有する、 (i) 5〜60モル%のモノアルキルシロキシ単位、
シロキン単位またはこれら単位の混合物と、 (ii) 1〜6モル%のトリアルキルシロキシ単位
と、 (iii) 34〜94モル%のジアルキルシロキシ単位 とよりなり、0.1〜約2重量%のシリコン結合ヒ
ドロキシル基を含有するポリシロキサン第1可塑
剤流体である。 このポリシロキサン第1可塑剤流体は、ベース
ポリマー100重量部当り通常2〜20重量部、好ま
しくは5〜15重量部の濃度で加えることができ
る。このようなポリシロキサンは本組成物におい
て可塑剤および接着促進剤として機能し、特に可
塑剤として機能する。組成物を可塑化するのに余
りに多量のポリシロキサンを加えることはできな
い。ポリシロキサンが、その三官能価の結果とし
て単独で架橋し、系の粘度を過度に増加するから
である。ベースポリマー100重量部当り20重量部
を超える量は望ましくない。従つて、一般に、約
20重量部を超える量を使用すべきでなく、また2
重量部未満では十分な効果が得られない。 高度三官能価ポリシロキサン成分は、当業者に
既知の手段でつくることができる。例えば、 (i) モノアルキルトリクロロシラン、 (ii) ジアルキルジクロロシラン、および (iii) アルキルトリクロロシラン、四塩化シリコー
ンまたはこれらの混合物 の適当なモル比での混合物をトルエンおよび水中
に注入してこれらを共加水分解することができ
る。 次に、混合物を、例えば約60℃に、反応を確実
に完結するのに十分な時間、例えば3時間加熱す
ることができる。例えば炭酸ナトリウムまたは重
炭酸ナトリウムの水溶液で洗うことにより、油相
を分離し、中和する。濾過により不溶分を除去
し、真空下、例えば約2mmHgで約140℃に加熱す
ることにより脱蔵を行つた後に、ポリシロキサン
流体成分が残渣として残る。経済的理由から、珪
素結合ヒドロキシル含量を0.6重量%以下に抑え
て、最終組成物の粘度をなるべく低くするととも
に、架橋剤レベルを最小に抑えるのが好ましい。
このことは、生成物を約1%の炭酸ナトリウムの
存在下で110℃に加熱することによつて行う。シ
ラノール縮合から出る水を、例えばトルエンとの
共沸蒸留によつて除去するのが好都合である。蒸
留によりトルエンを除去した後、生成物を濾過し
てから使用する。この技術に関する具体的教示が
Beersの米国特許第3382205号に見られる。 好ましくは、ポリシロキサン流体が25℃で15〜
300センチポアズの範囲の粘度を有する。また好
ましくは、このポリシロキサン可塑剤流体におい
て、アルキル置換基の少くとも50%がメチルであ
り、流体が0.2〜0.6重量%のシラノールを含有す
る。特に好ましくは、モノアルキルシロキシ単
位、シロキシ単位またはこれらの混合単位が約10
〜30モル%を占め、トリアルキルシロキシ単位が
3〜5モル%を占め、ジアルキルシロキシ単位が
65〜87モル%を占め、さらにシラノール含量が約
0.2〜0.6重量%である。 従つて、このような三官能価流体はベース組成
物を可塑化してそれを低モジユラスにするが、す
べての場合にベース組成物を単独で十分に低モジ
ユラスにかつ十分に低粘度にすることができるわ
けではない。従つて、三官能価流体に加えて、オ
ルガノポリシロキサンベースポリマー100重量部
当り10〜50重量部の第2可塑剤を使用するのが非
常に望ましい。 前述したように、ここでオルガノポリシロキサ
ンベースポリマーと称するは、式(2)のシラノール
終端ジオルガノポリシロキサンポリマー、または
式(7)のポリアルコキシ終端ジオルガノポリシロキ
サンポリマー、または両者の種々の混合物を意味
する。アルコキシ基はポリマーの分子量をほんの
僅かしか増加しないので、三官能価流体に加えて
用いる以下に詳述する種々の添加剤の濃度は、い
ずれのポリマー系に基づいて表現してもほゞ同じ
である。 従つて、オルガノポリシロキサンベースポリマ
ー100重量部当り5〜60重量部の第2可塑剤を使
用することができる。第2可塑剤は、25℃で10〜
20000センチポアズの範囲の粘度を有し、オルガ
ノ基が一価C(1-8)炭化水素基から選択される線状
トリオルガノシロキサン終端ジオルガノポリシロ
キサンポリマーである。前記一価炭化水素基が炭
素原子数1〜8のアルキル基であるのが特に好ま
しい。従つて、好ましくは、第2可塑剤は次式: で表わされ、上式中のR20は一価炭化水素基、通
常C(1-8)アルキルまたはアリール基、好ましくは
1〜8個の炭素原子を有するアルキルまたはフエ
ニル基を示し、tはポリマーの粘度が25℃で10〜
20000センチポアズの範囲となるように変化する。
もつと好ましくはR20基がメチルであり、ポリマ
ーは25℃で10〜10000センチポアズの範囲の粘度、
特に25℃で10〜1000センチポアズの範囲の粘度を
有する。一般に、このようなポリマーは、その製
造方法に従つて、500〜1500ppmのシラノールを
OHとして有する。式(11)の第2可塑剤を製造する
一般的方法は、適当なクロロシランを加水分解す
る方法である。つまり、トリオルガノクロロシラ
ンを水中でジオルガノジクロロシランと共に加水
分解し、次に加水分解生成物をデカンテーシヨン
または他の方法で分離し、精製し、こうして式(11)
の所望の線状ジオルガノポリシロキサンポリマー
を得る。この自然加水分解法により得られるポリ
マーは通常500〜1500ppmのシラノールをOHと
して有し、他の方法でさらに精製することができ
る。しかし、精製は費用がかゝるので通常は行わ
ないさらに、このようなポリマー中に存在するヒ
ドロキシル基ほゞすべてを吸収する掃去剤が存在
するならば、本発明の状況において上のようなシ
ラノール基もしくはヒドロキシル基は特別な困難
の原因とならない。前述したように、本発明の系
には、かゝる可塑剤中の遊離ヒドロキシル基すべ
てを吸収する掃去剤を使用しなければならない。 前に指摘したように、組成物のモジユラスを望
ましい低いレベルにするためには、三官能価流体
単独では粘度およびモジユラス双方の最大減少を
達成できないので、2種の可塑剤を使用しなけれ
ばならない。従つて、シーラントの適用しやすさ
を増すためにモジユラスを最低に、接着性を最高
に、粘度を最小にするのが望ましい場合には、両
可塑剤を用いる必要がある。従つて、本発明のも
つとも好適な低モジユラユ1成分型RTV系は、
本発明で規定される上記2種の可塑剤を上述した
割合で使用することによつて製造される。なお、
第2可塑剤は上述した5〜60部の広い範囲の中で
も、特に20〜45重量部の濃度で用いるのが好まし
い。 本発明の組成物の別な特徴は低コストであるこ
とである。本組成物は、オルガノポリシロキサン
ベースポリマー100重量部当り50〜300重量部また
はそれ以上の任意の量の増量充填剤を練込むこと
により、低コストにすることができる。増量充填
剤は組成物のコストを下げ、しかもその低モジユ
ラス特性を減じることなくその強度を増すので、
組成物に存在させるのが望ましい。充填剤を炭酸
カルシウムとするのが最適である。もつとも望ま
しい炭酸カルシムウは、ステアリン酸で処理され
たものである。処理済炭酸カルシウム充填剤は本
発明の未硬化組成物に最良の流れ特性と前述した
最良の低モジユラス特性を与える。他の増量充填
剤も本組成物に、前述した炭酸カルシウムについ
ての濃度と同じ濃度で配合することができる。こ
のような種々の濃度で使用できる他の増量充填剤
および補強充填剤には、例えば、二酸化チタン、
珪酸ジルコニウム、シリカエーロゲル、酸化鉄、
珪藻土、ヒユームドシリカ、カーボンブラツク、
沈降シリカ、ガラス繊維、ポリ塩化ビニル、石英
粉末などがある。充填剤の使用量は目的としてい
る用途に従つて、広い範囲にわたつて変え得るこ
とが明らかである。例えば、ある種のシーラント
用途では、結合材料をつくるための硬化性組成物
にオルガノポリシロキサン100重量部当り700部以
上のように多量の充填剤を使用することができ
る。このような用途では、充填剤はその大部分が
増量充填剤、例えば石英粉末、ポリ塩化ビニルま
たはこれらの混合物、好ましくは平均粒度が約1
〜10ミクロンの範囲にあるかゝる増量充填剤より
なる。 本発明の組成物は建築用シーラントおよびコー
キングコンパウンドとして使用することもでき
る。従つて充填剤の正確な量は、そのオルガノポ
リシロキン組成物を使用しようと予定している用
途や使用する充填剤の種類(即ち充填剤の密度お
よび粒度)などの因子に依存する。シラノール終
端オルガノポリシロキサン100重量部当り1〜300
部の割合で充填剤を使用するのが好ましく、この
ときの充填剤は約20部以下の補強充填剤、例えば
ヒユームドシリカ充填剤を含有し得る。 しかし、50〜300重量部の濃度で使用する充填
剤は、本発明の低モジユラス組成物用の増量充填
剤、例えば炭酸カルシウムとすべきである。増量
充填剤に加えて、オルガノポリシロキサンベース
ポリマー100重量部当り1〜50重量部、好ましく
は1〜10重量部の補強充填剤を使用する。補強充
填剤は沈降シリカおよびヒユームドシリカから選
択するのがよく、ヒユームドシリカとするのが好
ましい。さらに好ましくは、Lucasの米国特許第
2938009号に開示されているようにシクロポリシ
ロキサンで処理されたか、またはSmithの米国特
許第3635743号に開示されているようにシラザン
で処理されたヒユームドシリカを用いる。一層好
ましくは、1〜10重量部のシクロポリシロキサン
で処理されたヒユームドシリカを使用する。この
ようなヒユームドシリカは垂れ下り抑制剤として
作用して組成物をチキソトロープ性にする。チキ
ソトロープとは、鉛直平面に付着したとき、組成
物が未硬化状態で流れないか、または最小流れし
か呈さないことを意味する。組成物をチキソトロ
ープ性にする別の手法がLampeらの米国特許第
4261758号に開示されている。 従つて、本発明のRTV組成物には、補強用ヒ
ユームドシリカと共に、そして増量充填剤に加え
て、ベースオルガノポリシロキサンポリマー100
重量部当り0.1〜2.0重量部の第2垂れ下り抑制剤
を配合することができ、この第2垂れ下り抑制剤
が次式: A−O−(CxH2xO)a−B (12) および 〔A−O−(CxH2xO)oy――Qz (13) から選ばれるポリエーテルであり、上式中のAお
よびBは水素、1〜12個の炭素原子を有するアル
キル基、環内に5〜7個の炭素原子を有するシク
ロアルキル基、単核アリール低級アルキル基(芳
香族核に結合したアルキル基が合計5個以下の炭
素原子を含む)よりなる群から選択される基、ま
たは (式中Rは1〜11個の炭素原子を有するアルキル
基である)を示し、Qはエチレングリコール、グ
リセロール、トリメチロールプロパンおよび2〜
6個のヒドロキシ基を有する他の多価アルコール
よりなる群から選択される、少くとも2個のヒド
ロキシル基を有する多価開始剤の残基であり、n
は2〜4の値を有する数、yは2〜100値を有し、
zは1〜5の値を有し、このポリエーテルが分子
量約300〜200000を有する。 垂れ下り抑制剤である上記ポリエーテルはヒユ
ームドシリカに加えてまたはその代りに使用し
て、未硬化RTV組成物にシーラントとして望ま
しいチキソトロープ特性を付与することができ
る。本発明の好適なRTV組成物、即ち非腐食性、
低モジユラス、速硬性、保存安定性RTV組成物
はビルデイング建築、板ガラス施工および他の製
造用シーラント用途においてシーラントとして非
常に望ましいことに注目すべきである。従つて、
このようなシーラントがチキソトロープ性である
こと、即ち未硬化状態で隙間に詰込んだときシー
ラントが流れないことが特に望ましい。このよう
なチキソトロープ性は本組成物において、少量の
ヒユームドシリカを上記ポリエーテルと組合せて
使用することによつて実現できる。さらにポリエ
ーテルをヒユームドシリカと組合せて0.1〜1.0重
量部の量存在させるのが好ましい。ヒユームドシ
リカは組成物に垂れ下り抑制特性を付与するが、
こうした特性が上記ポリエーテルの配合により著
しく向上する。垂れ下り抑制剤としてのポリエー
テルの使用に関するさらに詳しい情報について
は、Lampeらの米国特許第4261758号明細書を参
照されたい。 本発明に使用できるポリエーテルの市販品例に
は、Wyandotte Chemicals Corporationから販
売されているPluracol V−7およびUnion
Carbide Corporation of Connecticutから販売
されているUCON LB−1145などのポリエーテ
ルがある。 これらの垂れ下り抑制剤双方の代りにまたはこ
れらに加えて、ベースオルガノポリシロキサンポ
リマー100重量部当り0.2〜2.0重量部、好ましく
は0.2〜1.5重量部の水素化ヒマシ油を使用するこ
とができる。 垂れ下り抑制剤として使用できる水素化ヒマシ
油の例は、Thixcin(商標名、米国ニユージヤー
ジー州ハイツタウン所在のNL Chemicals社製)
として知られたものである。 従つて、水素化ヒマシ油を垂れ下り抑制剤とし
て使用する場合、ヒユームドシリカもポリエーテ
ルも使用する必要がない。しかし、水素化ヒマシ
油を垂れ下り抑制剤として使用しないときには、
ヒユームドシリカをポリエーテルと共に使用しな
ければならない。別法として、ヒユームドシリカ
またはポリエーテルを単独で使用してもよい。本
発明の組成物にとつて補強充填剤は、組成物を低
モジユラスにするのが望ましいので、必要でない
かもしくは望ましくないことを強調しておく必要
がある。多量の補強充填剤は本組成物のモジユラ
スを増加するので望ましくない。好ましくは、ヒ
ーユムドシリカを使用するなら、これを増量充填
剤、例えば炭酸カルシウム、特にステアリン酸処
理剤炭酸カルシウムを加えて使用し、こうすれば
組成物のコストを低減し、未硬化組成物の粘度お
よび未硬化組成物のモジユラスを低いレベルに維
持することができる。他のタイプの添加剤も、そ
れらが入手可能となつたときにまたは発明された
ときに、本組成物に添加することができる。 従つて、オルガノポリシロキサン100重量部当
り0.1〜10重量部の接着促進剤を本組成物に配合
することができる。本組成物、即ちWhiteらの米
国特許出願第277524号の組成物は基体によく接着
しない。従つて、この種組成物とともにプライマ
ーまたは接着促進剤を用いるのが望ましい。しか
し、プライマーはシーラントの適用に余分な労働
コストを追加する点で望ましくない。従つて、本
組成物に粘着性添加剤を使用する、つまり配合す
るのが非常に望ましい。例えば、Lucasらの米国
特許出願(承前)に開示されているような粘着性
添加剤が挙げられる。 本発明の組成物に使用できる別の粘着性添加剤
は、次式: を有する接着促進剤で、これを0.1〜10重量部存
在させることができる。上式中のR30およびR31
は一価C(1-8)炭化水素基から選択され、R32および
R36は二価C(1-12)炭化水素基から選択され、R38
よびR40は水素および一価C(1-8)炭化水素基よりな
る群から選択され、R34は水素およびC(1-3)アルキ
ル基から選択され、R33は水素およびメチルから
選択され、pは0〜3の整数である。好適例にお
いては、R30およびR31はC(1-8)アルキル基から選
択され、特にメチルであるのが好ましいが、R基
に関して前述した種々の基のいずれとすることも
できる。さらに、R38およびR40は水素およびR30
およびR31に関して上述した一価C(1-8)炭化水素基
から選択することができる。R38およびR40
C(1-8)アルキル基、フエニル基およびビニル基か
ら選択するのが好ましい。R33、R34、R38および
R40を水素またはアルキル基、例えばメチルとす
るのが特に好ましい。上記式(14)に包含され、本発
明に好ましい特定化合物に次式の化合物がある。 このような化合物は、エチレンジアミンを適当
なシリルアクリレートと反応させることによつて
つくることができる。かゝるシリルアクリレート
は当業界で周知であり、白金触媒の存在下で適当
なオレフイン系メタクリレート化合物をヒドロト
リアルコキシシランと反応させることによりつく
ることができる。上記シランの水素が上記アクリ
レートのオレフイン基に付加して、例えば
Keatingの米国特許出願第109727号(1980年1月
4日出願:カナダ特許第1180482号)に記載され
ているようなシリルアクリレート化合物を生成す
る。このような反応は、白金触媒の存在下、室温
から150℃までの任意の温度で、溶剤の存在また
は不存在下、好ましくは外気圧力で行われる。ア
クリレートシランが得られたら、次にこれを触媒
なしの溶剤中で適当なアミンと反応させて、本発
明において接着促進剤として用いるのに適当な上
式(14)の所望のアミンアクリレートアダクトを生成
することができる。このような反応に触媒は不要
で、室温から100℃までの任意の周囲温度を用い
ることができる。外気圧力を用いるのが好まし
い。望ましいアミンアリレートアダクトが高い収
率で得られる。 この接着促進剤は、Whiteらの米国特許出願第
277524号の組成物に使用できる接着促進剤の1つ
である。 この接着促進剤の製造についてのさらに詳しい
情報については、Mitchellの米国特許出願(本出
願の優先権主張の基礎となる米国特許出願と同日
付の出願:米国特許第4472590号)を参照された
い。 Lucasらの米国特許出願(承前)に記載されて
いる接着促進剤に加えて、本発明の組成物には他
の接着促進剤も、それらが開発されたときに、使
用することができる。本発明の組成物はその種々
の特性に加えて低モジユラス、速硬性および保存
安定性であり、また組成物のこの低モジユラス特
性は可塑剤によつて組成物に付与されることに注
意すべきである。本組成物は前述したチキソトロ
ープ剤の配合に従つてチキソトロープ性になり、
また本発明の好適な増量充填剤を用いれば低コス
トになる。 Lucasらの米国特許出願または本明細書に記載
された他の接着促進剤のうち任意のものを使用す
ることができる。その上、本発明の組成物には他
の添加剤を、それらが開発された時点で使用する
ことができる。 本発明の低モジユラス、保存安全性、速硬性組
成物を製造するには、まず最初にポリアルコキシ
ジオルガノポリシロキサンポリマーを形成する。
このポリマー形成を行うには、前記Whiteらの米
国特許出願第277524号に記載されているように、
アミン触媒、好ましくはヘキシルアミンの存在下
でシラノールポリマーを式(5)の架橋剤と反応さ
せ、次いでこの生成物をとり出し、これに掃去剤
を加えてヒドロキシル基を吸収する。掃去剤をア
ミンまたはシラザンとするのが好ましい。これ
に、以下の実施例で具体的に説明するように、
種々の添加剤を加える。この方法により得られる
低モジユラス1成分型RTV系は低コストで、チ
キソトロープ性で、また粘着性にすることもでき
る。さらに、この組成物は、前記Whiteらの米国
特許出願第277524号に記載されているように、保
存安定性および速硬性の特性を有する。 本発明を具体的に説明する目的で、以下に本発
明の実施例を示す。これらの実施例は本発明に限
界または境界を設定するためのものではない。
「部」はすべて重量基準である。 実施例 1 粘度150000センチポアズを有するメチルジメト
キシ終端ジメチルポリシロキサンポリマー100重
量部、ジ−n−ヘキシルアミン0.5重量部、粘度
100センチポアズ(25℃)を有するトリメチルシ
ロキシ終端ジメチルポリシロキサンポリマー35重
量部、3モル%のトリメチルシロキシ一官能価単
位、20モル%のメチルシロキサン三官能価単位お
よび77モル%のジメチルシロキシ二官能価単位よ
りなり、粘度50センチポアズ(25℃)を有し、
0.5重量%のシラノールを含有する三官能価流体
10重量部よりなるベース組成物を製造した。この
ベース組成物に、ステアリン酸処理済み炭酸カル
シウム(米国ヴアーモント州所在のOMYA Inc.
から商品名Hydrocard95Tにて販売されているも
の)130部、オクタメチルシクロテトラシロキサ
ン処理済みヒユームドシリカ3部、ポリエーテル
(Union Carbide Corporationから商品名UCON
LB−1145にて販売されているもの)0.2部、およ
びメチルジメトキシ−N−メチルアセトアミドシ
ラン4.2部も混合した。この組成物を実質的に無
水の条件下で製造し、さらに実質的に無水の条件
下で触媒と下記第表に示す濃度にて混合した。
第表には、このRVT組成物の流れ特性、不粘
着時間、適用速度、および組成物が硬化後に呈す
る幾つかの物理的特性を示してある。流れ特性は
Boeingテストによつて測定し、そのテストは次
のように行う。使用する縦型ジグは、頂部の円筒
形空腔にプランジヤが収容されている。空腔にシ
ーラントを充満させる。次にプランジヤをジグの
表面と同一レベルまで押す。ここで試験機を鉛直
位置にセツトすると、シーラントは表面より上に
0.5インチ突き出る。こうして垂れ下りを1/10イ
ンチ単位にて測定する。空腔は深さ0.5インチ、
直径1.5インチである。 不粘着時間は、シーラントを約1インチ×5イ
ンチ×1/8インチの広さに塗り、次いで表面が指
で触れてもくつつかない状態に乾く時間を測るこ
とによつて測定する。 適用速度を測定するには、直径1/8インチのオ
リフイス突きの6oz Semco管にシーラントを充
満する。次に空気タンクにより90psiの空気圧を
かけて適用速度を試験する。測定は送り出しシー
ラント量g/分について行う。 試験結果を第表に示す。
【表】 実施例 2 粘度150000センチポアズ(25℃)を有するメチ
ルジメトキ終端ジメチルポリシロキサンポリマー
100重量部、ジ−n−ヘキシルアミン0.5部、粘度
100センチポアズ(25℃)を有するトリメチルシ
ロキシ終端ジメチルポリシロキサン流体35部、実
施例1で使用したのと同じ三官能性流体10部、実
施例1に記載したのと同じ炭酸カルシウム130部、
ポリエーテル(UCON LB−1145)0.2部、およ
び表面積約200m2/gを有するオクタメチルシク
ロテトラシロキサン処理済みヒユームドシリカ
3.0部よりなるベース組成物を製造した。このベ
ース組成物に、次の第表に示すように、標準量
のジブチル錫ジアセテートおよび接着促進剤とと
もに種々の量のメチルジメトキシ−N−メチルア
セトアミドシランを加えた。接着促進剤は次式の
ものであつた。 サンプルを、実施例1で採用したのと同じ試験
法で不粘着時間について試験した。種々の組成物
についての結果を第表に示す。
【表】
【表】 実施例 3 実施例2と同じベース組成物を本例でも使用し
た。このベース組成物に掃去剤、触媒および接着
促進剤を加えて触媒含有状態とした。これら添加
剤および測定した不粘着時間を次の第表に示
す。
【表】 (1) 触媒添加中にこれらのサンプル中に空気を閉
じ込めた。
上記試験の結果として次の結論が導びき出され
た。即ち、接着促進剤(エチレンジアミン−メタ
クリロキシプロピルトリメトキシシランアダク
ト)は組成物の安定化を助け、ビス−(ジメチル
アミノ)−ジフエニルシランは掃去剤として不十
分である。それ以外の化合物は掃去剤として有効
な作用をなすようである。 実施例 4 粘度150000センチポアズ(25℃)を有するメチ
ルジメトキシロキシ終端ジメチルポリシロキサン
100重量部にジ−n−ヘキシルアミン0.5重量部を
存在させ、さらにこれに実施例1と同じトリメチ
ルシロキシ終端ポリジメチルシロキサンポリマー
35重量部、実施例1と同じ三官能性流体10重量
部、実施例1と同じステアリン酸処理済み炭酸カ
ルシウム180重量部、およびポリエーテル
(UCON LB−1145)0.2重量部を混合することに
よりベース組成物を製造した。このベース組成物
に、種々の量のエチレンジアミン−メタクリロキ
シプロピルトリメトキシシランアダクトおよびジ
ブチル錫ジアセテートおよび種々の掃去剤を加え
て触媒含有状態とした。この組成物の初期サンプ
ルおよびエージングサンプルの物理的特性および
不粘着時間を測定した。試験結果を次の第表に
示す。初期サンプルと促進エージングを行つたサ
ンプルとの間の不粘着時間の差は、コンパウンド
の保存安定性の目安となる。不粘着時間が促進エ
ージング後に測定できる程の変化を示さなけれ
ば、そのコンパウンドは保存安定性に優れてい
る。結果を次の第表に示す。
【表】 ず ず ず

シヨアA 硬さ 18
23 25

上記データは、優れた保存安定性を有する低モ
ジユラス組成物が得られたことを示している。 また上記データからわかるように、ビス−(ジ
メチルアミノ)ジメチルシランは掃去剤として不
適切であり、他方エチレンジアミン−メタクリロ
キシプロピルトリメトキシシランアダクトはそれ
だけは保存安定剤でないが、ビス−(ジメチルア
ミノ)ジメチルシランのような貧弱な掃去剤と組
合せると保存安定性を向上する。 ビス−(モノエチルアミノ)ジメチルシランは
優秀な掃去剤である。 実施例 5 実施例1と同様にしてベースコンパウンドを製
造した。即ち、メチルジメチルポリシロキサンの
ベースポリマーは実施例1と同じで、これにジ−
n−ヘキシルアミン0.5部を存在させ、さらにこ
れに実施例1と同じ三官能性流体15部、実施例1
と同じトリメチルシリル終端ポリジメチルシロキ
サン35部、実施例1と同じステアリン酸処理済み
炭酸カルシウム185部、およびPluracol V−7
(Wyandotte Chemicals Corporationから販売さ
れているポリエーテル垂れ下り抑制剤)0.2部を
加えた。すべての実施例と同じく、100部のベー
スコンパウンドに種々の量の掃去剤、架橋剤、縮
合触媒および粘着性添加剤を実質的に無水の条件
下で加えて、触媒含有状態とした。すべての場合
にこのような混合をSemco 圧力ミキサで無水
の条件下で行うのが好ましい。ベースコンパウン
ドに混合した成分の濃度を、これらの特定組成物
から得られた物理的特性と共に、次の第表に示
す。
【表】 * 界面にて半硬化
第表の結果が示しているように、これらの組
成物は良好な低モジユラス、良好な粘着特性およ
び良好な保存安定性を有する。このデータから導
びき出せる別の結論として、生成物中のトリメチ
ルメトキシシランの濃度は、その量が0から1部
そして4部と変わるにつれてデユロメータ測定値
が12から25そして30へと変化しているデユロメー
タ値の差で示される通り、架橋密度に非常に顕著
な効果を持つている。コンクリートから得られる
最高剥離接着値がメチルトリメトキシシランの濃
度4部で得られることもわかる。 実施例 6 実施例1と同じジメトキシメチルシロキシ終端
ジメチルシロキサンポリマー100重量部、ジ−n
−ヘキシルアミン0.5重量部、実施例1と同じ粘
度100センチポアズ(25℃)を有するトリメチル
シロキシ終端ポリジメチルシロキサン35重量部、
実施例1と同じ三官能性流体10重量部、実施例1
と同じステアリン酸処理済み炭酸カルシウム145
重量部、および実施例1と同じ処理済みヒユーム
ドシリカ3重量部よりなるベースコンパウンドを
製造した。100部のベースコンパウンドに次の第
表に示すように種々の量の掃去剤、架橋剤、触
媒および粘着性添加剤を加えて触媒含有状態とし
た。これらのサンプルの物理的特性、保存エージ
ング特性、即ちサンプルの不粘着時間ならびに剥
離接着値を次の第表に示す。
【表】
【表】 実施例 7 実施例1と同じジメトキシメチルシロキシ終端
ジメチルシロキサンポリマー100部、ジ−n−ヘ
キシルアミン0.5部、実施例1と同じトリメチル
シロキシ終端ジメチルポリシロキサン35部、実施
例1と同じ三官能性流体10部、実施例1と同じス
テアリン酸処理済み炭酸カルシウム140部、実施
例1と同じ処理済みヒユームドシリカ3部、およ
びポリエーテル(Wyandotte Chemical
Corporationから商品名Pluracol V−7にて販
売されている)0.2部よりなるベースコンパウン
ドを製造した。このコンパウンド100部に種々の
量の掃去剤、架橋剤、縮合触媒および粘着性添加
剤を加えた。サンプルの物理的特性、諸成分の濃
度および剥離接着試験の結果を次の第表に示
す。
【表】
【表】 なお、Andersen Terrastone PVCは、窓枠と
して用いる目的で木材にかぶせて押出したPVC
薄層である。 上記データは、本組成物がほとんどの基体に良
好な接着特性を有するとともに低いモジユラスを
有することを示している。 実施例 8 実施例1と同じメチルジメキシ終端ジメチルポ
リシロキサン100部、ジ−n−ヘキシルアミン0.5
部、実施例1と同じトリメチルシロキシ終端ジメ
チルポリシロキサンポリマー35部、実施例1と同
じ三官能性流体10部、実施例1と同じステアリン
酸処理済み炭酸カルシウム160部、実施例1と同
じオクタメチルシクロテトラシロキサン処理済み
ヒユームドシリカ3部、および実施例6と同じ
Pluracol V−7 0.2部よりなるベースコンパウ
ンドを製造した。他の実施例とほとんど同じやり
方で、このベースコンパウンドにSemco 圧力
ミキサにて実質的に無水の条件下で、掃去剤、架
橋剤、縮合触媒および粘着性添加剤を加えて触媒
含有状態にした。これらのサンプルから得た物理
的特性およびベースコンパウンドの触媒付与に用
いた成分の濃度を、剥離接着試験の結果と共に次
の第表に示す。
【表】 実施例 9 実施例1と同じメチルジメトキシポリシロキサ
ンポリマー100部、実施例1と同じジ−n−ヘキ
シルアミン0.5部、実施例1と同じ三官能性流体
10部、実施例1と同じトリメチルシリル終端ポリ
ジメチルシロキサン35部、実施例1と同じステア
リン酸処理済み炭酸カルシウム
(Hydrocarb95T)220部、および実施例1と同じ
処理済みヒユームドシリカ3部よりなるベースコ
ンパウンドを製造した。このベースコンパウンド
に、ヘキサメチルジシラザン2.5部、メチルトリ
メトキシシラン0.5部、アミノエチルアミノプロ
ピルトリメトキシシラン1.0部およびジブチル錫
ジアセテート0.07部を加えた。ベースコンパウン
ドのかゝる混合物を実質的に無水の状態で、連続
型Werner−Pfleiderer二軸スクリユ押出機で製
造し、触媒添加した。この組成物の種々のサンプ
ルの物理的特性の測定結果を次の第表に示す。
第表にはサンプルの剥離接着試験の結果も示
す。これらのデータは、ほとんどのサンプルが多
数の基体に対して良好な粘着特性を有し、安定で
あり、しかも本発明において望まれている低モジ
ユラスを有していることを示している。
【表】
【表】 ート
【表】 実施例 10 粘度150000センチポアズ(25℃)を有するジメ
トキシメチルシロキシ終端ポリジメチルシロキサ
ンポリマー100部、ジ−n−ヘキシルアミン0.5
部、ステアリン酸処理済み炭酸カルシウム180部、
粘度100センチポアズ(25℃)を有するトリメチ
ルシロシ終端ポリジメチルシロキサン流体35部、
他の実施例と同じ高度三官能性流体10部、および
ThixcinR(水素化ヒマシ油)5.68部よりなるベー
ス組成物を製造した。このベース組成物100部に、
実質的に無水の条件下でヘキサメチルジシラザン
2.5部、メチルトリメトキシシラン0.5部、アミノ
エチルアミノプロピルトリメトキシシラン1.0部、
およびジブチル錫ジアセテート0.05部を加えた。
得られたサンプルの物理的特性を次の第表に示
す。
【表】 本発明の添加剤はDziarkの米国特許出願(承
前)のRTV組成物と使用するのが好ましい。1
例では、DziarkはWhiteらの米国特許出願第
277524号(承前)のRTV系用の掃去剤として好
適な特定のシラザン化合物を開示している。
Dziarkの特許出願の好適は系は、まず最初ポリ
アルコキシジオルガノポリシロキサンポリマーを
形成し、次いで架橋剤とは別個にシラザンモノマ
ーもしくはポリマーまたはある種のアミンポリマ
ー化合物である掃去用化合物を配合することによ
りなる。Dziarkの特許出願の掃去剤は架橋剤と
は別個の化合物で、架橋剤に加えて用いられるこ
とに注意すべきである。Whiteらの特許出願に
は、Driarkの特許出願の掃去剤とは対照的な
RTV系が、他のアルコキシ官能性RTV系ととも
に開示されている。Dziarkの特許出願の簡単な
概要を以下に記す。このような掃去剤および
RTV系についての一層詳しい情報については、
Driarkの特許出願の明細書を参照されたい。
Dziarkによれば、本添加剤を次の組成物ととも
に使用することができる。即ち、 (1) 各ポリマー鎖末端の珪素原子が少くとも2個
のアルコキシ基で終端しているオルガノポリシ
ロキサン; (2) 有効量の縮合触媒; (3) 安定化作用をなす量のヒドロキシ官能基用シ
ラン掃去剤を含有し、該シラン掃去剤が (A) 次式: (式中のYはRおよびR″2N−から選択さ
れる)を有する珪素−窒素化合物および (B)(i) 3〜100モル%の次式:
【式】
【式】
【式】
【式】 【式】
【式】 を有する単位よりなる群から選択される化
学結合した構造単位と (ii) 0〜97モル%の次式: で表わされる化学結合した構造単位とより
なる珪素−窒素ポリマーおよびこれらの混
合物 よりなる群から選択される珪素−窒素化合物で
あり、前記珪素−窒素ポリマーの珪素原子が互
にSiOSi結合またはSiNR″Si結合によつて連結
され、前記珪素原子のうち酸素と結合してシロ
キシ単位を形成する珪素原子および窒素と結合
してシラジイ(silazy)単位を形成する珪素原
子以外の珪素原子の自由原子価がR基または
(R″)2N基と結合され、前記R基および
(R″)2N基の合計対前記珪素−窒素ポリマーの
珪素原子の比が1.5〜3の値を有し、R″は水素、
一価炭化水素基およびフルオロアルキル基より
なる群から選択され、Rは水素、一価炭化水
素基およびフルオロアルキル基よりなる群から
選択され、cは0〜3に等しい整数であり;さ
らに所望に応じて (4) 有効量の置換グアニジン、アミドおよびこれ
らの混合物よりなる群から選択される硬化促進
剤を含有する、湿気が実質的に存在しない周囲
条件下で長期間にわたつて安定でかつ不粘着性
エラストマーに転換できる、安定な、1成分型
の、実質的に無水かつ実質的に酸を含まない室
温硬化性オルガノポリシロキサン組成物ととも
に使用できる。 オルガノポリシロキサン100重量部当り0.5〜10
重量部のシリコーン掃去剤を存在させる。 前記シラザンポリマーは、化学結合した 単位の環状シラザンを包含し得る。ここでR″お
よびRは前記定義の通りで、Rおよび
(R″)2N基の合計対前記シラザンポリマー中の珪
素原子の比を1.5〜3.0とする。 前記シラザンポリマーは、
【式】および
【式】 単位よりなる群から選択される少くとも1つの単
位を有する線状ポリマーとすることができ、ここ
でR″およびRは前記定義の通りで、Rおよ
び(R″)2N基の合計対前記シラザンポリマー中の
珪素原子の比を1.5〜3.0とする。さらに、シラザ
ンポリマーは実質的に、 単位のみよりなる線状ポリマーとすることがで
き、ここでR″およびRは前記定義の通りで、
Rおよび(R″)2N基の合計対前記シラザンポリ
マー中の珪素原子の比を1.5〜3.0とする。 前記シラザンポリマーは、
【式】および
【式】 単位よりなる群から選択される少くとも1つの単
位を有する線状ポリマーとすることができ、ここ
でR″およびRは前記定義の通りで、Rおよ
び(R″)2N基の合計対前記シラザンポリマー中の
珪素原子の比を1.5〜3.0とする。 そのほかに、前記シラザンポリマーは、
【式】 【式】
【式】 単位から選択される単位を十分な量有するポリマ
ーとすることができ、ここでR″およびRは前
記定義の通りで、Rおよび(R″)2N基の合計対
前記シラザンポリマー中の珪素原子の比を1.5〜
3.0とする。 また、前記シラザン−シロキサン化合物は97モ
ル%以下の 単位とほとんど
【式】
【式】
【式】 から選択される単位とよりなるコポリマーであ
り、ここでR″、Rおよびcは前記定義の通り
で、R+(R″)2N基の合計対前記シラザン−シ
ロキサンコポリマー中の珪素原子の比を1.5〜3
とする。 前記シラザン−シロキサン化合物は化学結合し
た(R″)2SiO単位と 単位とのみよりなる環状物のような環状物とする
ことができ、ここでR″およびRは前記定義の
通り。 さらに前記シラザン窒素化合物は次式: を有する線状および環状シラザンであり、ここで
R″およびRは前記定義の通り、nは正整数で、
好ましくは0〜20であり、dは0〜1に等しい整
数であり、dが0のとき、nが3〜7に等しいの
が好ましい。 前記シラザン窒素化合物は次式: を有するポリシロキサンとすることができ、ここ
でR″、Rおよびnは前記定義の通り、Zは
R″または−Si(R)3である。 好適な珪素−窒素化合物は、ヘキサメチルジシ
ラザン、ヘキサメチルシクロトリシラザン、オク
タメチルシクロテトラシラザンまたは次式: 〔CF3CH2CH2(CH32Si〕2NH を有する珪素−窒素化合物、次式: 〔CF3CH2CH2(CH3)SiNH〕3 を有する珪素−窒素化合物、および次式: 〔CF3CH2CH2(CH32Si〕2N−CH3 を有する珪素−窒素化合物から選択される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (1) 各ポリマー鎖末端の珪素原子が少くとも
    2個のアルコキシ基で終端している、25℃で
    60000〜500000センチポアズの範囲の粘度を有
    するオルガノポリシロキサン、 (2) 有効量の縮合触媒、 (3) 安定化作用をなす量の、次式: (式中のR1はアルキル、アルキルエーテル、
    アルキルエステル、アルキルケトンおよびアル
    キルシアノ基よりなる群から選択されるC(1-8)
    脂肪族有機基またはC(7-13)アラルキル基であ
    り、R2は一価の置換または非置換C(1-13)炭化水
    素基であり、Xはアミド、アミノ、カルバマ
    ト、エノキシ、イミダト、イソシアナト、オキ
    シマト、チオイソシアナトおよびウレイド基よ
    りなる群から選択される加水分解性離脱基であ
    り、cは0〜3に等しい整数、fは1〜4に等
    しい整数、c+fの和は1〜4に等しい)を有
    するヒドロキシ官能基用シラン掃去剤、 (4) Xがエノキシまたはアミドである場合におけ
    る有効量の、置換グアニジン、アミンおよびこ
    れらの混合物よりなる群から選択される硬化促
    進剤、および (5) 前記オルガノポリシロキサン100重量部当り
    2〜20重量部のポリシロキサン第1可塑剤流体
    であつて、高度の三官能価を有するか三官能価
    と四官能価とを併有し、(i)5〜60モル%のモノ
    アルキルシロキシ単位、シロキシ単位またはこ
    れらの単位の混合物と、(ii)1〜6モル%のトリ
    アルキルシロキシ単位と、(iii)34〜94モル%のジ
    アルキルシロキシ単位とよりなり、約0.1〜2
    重量%のシリコン結合ヒドロキシル基を含有す
    る、25℃で15〜300センチポアズの範囲の粘度
    を有するポリシロキサン第1可塑剤流体を含有
    する、湿気が実質的に存在しない周囲条件下で
    長期間にわたつて安定でかつ不粘着性エラスト
    マーに転換できる、安定な、1成分型の、実質
    的に無水かつ実質的に酸を含まない室温硬化性
    オルガノポリシロキサン組成物。 2 さらに前記オルガノポリシロキサン100重量
    部当り5〜60重量部の第2可塑剤を含有し、該第
    2可塑剤が25℃で10〜20000センチポアズの範囲
    の粘度を有してオルガノ基として一価炭化水素基
    を有する線状トリオルガノシロキシ終端ジオルガ
    ノポリシロキサンである特許請求の範囲第1項記
    載の組成物。 3 前記第2可塑剤ポリマーが次式: (式中のR20は一価炭化水素基であり、tはポリ
    マーの粘度が25℃で10〜20000センチポアズの範
    囲となるように変化する)を有する特許請求の範
    囲第2項記載の組成物。 4 上式のR20がメチルであり、tがポリマーの
    粘度が25℃で10〜10000センチポアズの範囲とな
    るように変化し、この第2可塑剤ポリマーが500
    〜1500ppmのヒドロキシ含量を有する特許請求の
    範囲第3項記載の組成物。 5 前記オルガノポリシロキサン100重量部当り
    100〜300重量部の増量充填剤を含有する特許請求
    の範囲第3項記載の組成物。 6 前記増量充填剤が炭酸カルシウムである特許
    請求の範囲第5項記載の組成物。 7 前記炭酸カルシウムがステアリン酸で処理さ
    れている特許請求の範囲第6項記載の組成物。 8 前記オルガノポリシロキサン100重量部当り
    1〜50重量部の補強充填剤を含有する特許請求の
    範囲第6項記載の組成物。 9 前記補強充填剤が垂れ下り抑制剤を兼ね、ヒ
    ユームドシリカであり、前記オルガノポリシロキ
    サン100重量当り1〜10重量部の濃度で存在する
    特許請求の範囲第7項記載の組成物。 10 前記オルガノポリシロキサン100重量部当
    り0.1〜2.0重量部の第2垂れ下り抑制剤を含有
    し、その第2垂れ下り抑制剤が次式: A−O−(CxH2xO)a−B および [A−O−(CxH2xO)oy――Qz から選ばれるポリエーテルであり、上式中のAお
    よびBは水素、1〜12個の炭素原子を有するアル
    キル基、環内に5〜7個の炭素原子を有するシク
    ロアルキル基、単核および二核アリール基、およ
    び単核アリール低級アルキル基(芳香族核に結合
    したアルキル基が合計5個以下の炭素原子を含
    む)よりなる群から選択される基、または (式中のRは1〜11個の炭素原子を有するアルキ
    ルである)を示し、Qはエチレングリコール、グ
    リセロール、トリメチロールプロパンおよび2〜
    6個のヒドロキシル基を有する他の多価アルコー
    ルよりなる群から選択される、少くとも2個のヒ
    ドロキシル基を有する多価開始剤の残基であり、
    nは2〜4の値を有する数、yは2〜10の値を有
    し、zは1〜5の値を有し、このポリエーテルが
    分子量約300〜200000を有する特許請求の範囲第
    7項記載の組成物。 11 前記オルガノポリシロキサン100重量部当
    り0.2〜2.0重量部の水素化ヒマシ油よりなる垂れ
    下り抑制剤を含有する特許請求の範囲第6項記載
    の組成物。 12 前記補強充填剤が組成物への配合に先立つ
    てシクロポリシロキサンで処理されている特許請
    求の範囲第8項記載の組成物。 13 0.1〜10重量部の次式: を有する接着促進剤を含有し、 式中のR30およびR31は一価C(1-8)炭化水素基か
    ら選択され、R38およびR40は水素および一価
    C(1-6)炭化水素基よりなる群から選択され、R34
    水素およびC(1-3)アルキル基から選択され、R33
    水素およびメチルから選択され、R32およびR36
    は二価C(1-12)炭化水素基から選択され、pは0〜
    3の整数である 特許請求の範囲第1項記載の組成物。 14 前記接着促進剤が次式: を有する特許請求の範囲第13項記載の組成物。 15 前記シランが次式: を有し、上式中のR1はアルキル、アルキルエー
    テル、アルキルエステル、アルキルケトンおよび
    アルキルシアノ基よりなる群から選択される
    C(1-8)脂肪族有機基またはC(7-13)アラルキル基で
    あり、R2は一価の置換または非置換C(1-13)炭化水
    素基であり、Xはアミド、アミノ、カルバマト、
    エノキシ、イミダト、イソシアナト、オキシマ
    ト、チオイソシアナトおよびウレイド基よりなる
    群から選択される加水分解性離脱基であり、aは
    1〜2に等しい整数、bは0〜1に等しい整数
    で、a+bの和は1〜2に等しく、前記シランが
    ヒドロキシ官能基用シラン掃去剤であるととも
    に、各オルガノポリシロキサン鎖末端の珪素原子
    を少くとも2個のアルコキシ基で終端するための
    ポリアルコキシシラン架橋剤でもある特許請求の
    範囲第1項記載の組成物。 16 (1) 各ポリマー鎖末端の珪素原子が少くと
    も2個のアルコキシ基で終端している、25℃で
    60000〜500000センチポアズの範囲の粘度を有
    するオルガノポリシロキサン、 (2) 有効量の縮合触媒、 (3) 安定化作用をなす量の、次式: (式中のR1はアルキル、アルキルエーテル、
    アルキルエステル、アルキルケトンおよびアル
    キルシアノ基よりなる群から選択されるC(1-8)
    脂肪族有機基またはC(7-13)アラルキル基であ
    り、R2は一価の置換または非置換C(1-13)炭化水
    素基であり、Xはアミノ、カルバマト、イミダ
    ト、イソシアナト、オキシマト、チオイソシア
    ナトおよびウレイド基よりなる群から選択され
    る加水分解性離脱基であり、cは0〜3に等し
    い整数、fは1〜4に等しい整数、c+fの和
    は1〜4に等しい)を有するヒドロキシ官能基
    用シラン掃去剤、 (4) 有効量の置換グアニジン、アミンおよびこれ
    らの混合物よりなる群から選択される硬化促進
    剤、および (5) 前記オルガノポリシロキサン100重量部当り
    2〜20重量部のポリシロキサン第1可塑剤流体
    であつて、高度の三官能価を有するか三官能価
    と四官能価とを併用し、(i)5〜60モル%のモノ
    アルキルシロキン単位、シロキシ単位またはこ
    れら単位の混合物と、(ii)1〜6モル%のトリア
    ルキルシロキシ単位と、(iii)34〜94モル%のジア
    ルキルシロキシ単位とよりなり、約0.1〜2重
    量%のシリコン結合ヒドロキシル基を含有す
    る、25℃で15〜300センチポアズの範囲の粘度
    を有するポリシロキサン第1可塑剤流体を含有
    する、湿気が実質的に存在しない周囲条件下で
    長期間にわたつて安定でかつ不粘着性エラスト
    マーに転換できる、安定な、1成分型の、実質
    的に無水かつ実質的に酸を含まない室温硬化性
    オルガノポリシロキサン組成物。 17 さらに前記オルガノポリシロキサン100重
    量部当り10〜50重量部の第2可塑剤を含有し、該
    第2可塑剤が25℃で10〜20000センチポアズの範
    囲の粘度を有してオルガノ基として一価炭化水素
    基を有する線状トリオルガノシロキシ終端ジオル
    ガノポリシロキサンである特許請求の範囲第16
    項記載の組成物。 18 前記第2可塑剤ポリマーが次式: (式中のR20は一価炭化水素基であり、tはポリ
    マーの粘度が25℃で10〜20000センチポアズの範
    囲となるように変化する)を有する特許請求の範
    囲第17項記載の組成物。 19 上式のR20がメチルであり、tがポリマー
    の粘度が25℃で10〜10000センチポアズの範囲と
    なるように変化し、この第2可塑剤ポリマーが
    500〜1500ppmのヒドロキシ含量を有する特許請
    求の範囲第18項記載の組成物。 20 前記オルガノポリシロキサン100重量部当
    り100〜300重量部の増量充填剤を含有する特許請
    求の範囲第18項記載の組成物。 21 前記増量充填剤が炭酸カルシウムである特
    許請求の範囲第20項記載の組成物。 22 前記炭酸カルシウムがステアリン酸で処理
    されている特許請求の範囲第21項記載の組成
    物。 23 前記オルガノポリシロキサン100重量部当
    り1〜50重量部の補強充填剤を含有する特許請求
    の範囲第21項記載の組成物。 24 前記補強充填剤が垂れ下り抑制剤を兼ね、
    ヒユームドシリカであり、前記オルガノポリシロ
    キサン100重量部当り1〜10重量部の濃度で存在
    する特許請求の範囲第21項記載の組成物。 25 前記オルガノポリシロキサン100重量部当
    り0.1〜2.0重量部の第2垂れ下り抑制剤を含有
    し、その第2垂れ下り抑制剤が次式: A−O−(CxH2xO)a−B および [A−O−(CxH2xO)oy――Qz から選ばれるポリエーテルであり、上式中のAお
    よびBは水素、1〜12個の炭素原子を有するアル
    キル基、環内に5〜7個の炭素原子を有するシク
    ロアルキル基、単核および二核アリール基、およ
    び単核アリール低級アルキル基(芳香族核に結合
    したアルキル基が合計5個以下の炭素原子を含
    む)よりなる群から選択される基、または (式中のRは1〜11個の炭素原子を有するアルキ
    ルである)を示し、Qはエチレングリコール、グ
    リセロール、トリメチロールプロパンおよび2〜
    6個のヒドロキシル基を有する他の多価アルコー
    ルよりなる群から選択される、少くとも2個のヒ
    ドロキシ基を有する多価開始剤の残基であり、n
    は2〜4の値を有する数、yは2〜10の値を有
    し、zは1〜5の値を有し、このポリエーテルが
    分子量約300〜200000を有する特許請求の範囲第
    22項記載の組成物。 26 前記オルガノポリシロキサン100重量部当
    り0.2〜2.0重量部の水素化ヒマシ油よりなる垂れ
    下り抑制剤を含有する特許請求の範囲第21項記
    載の組成物。 27 前記補強充填剤が組成物への配合に先立つ
    てシクロポリシロキサンで処理されている特許請
    求の範囲第23項記載の組成物。 28 0.1〜10重量部の次式: を有する接着促進剤を含有し、式中のR30および
    R31は一価C(1-8)炭化水素基から選択され、R32
    よびR36は二価C(1-12)炭化水素基から選択され、
    R38およびR40は水素および一価C(1-6)炭化水素基
    よりなる群から選択され、R34は水素およびC(1-3)
    アルキル基から選択され、R33は水素およびメチ
    ルから選択され、pは0〜3の整数である特許請
    求の範囲第16項記載の組成物。 29 前記接着促進剤が次式: を有する特許請求の範囲第28項記載の組成物。 30 前記ポリアルコキシ終端オルガノポリシロ
    キサンが次式: を有し、式中のRは一価の置換または非置換
    C(1-13)炭化水素基であり、R1はアルキル、アルキ
    ルエーテル、アルキルエステル、アルキルケトン
    およびアルキルシアノ基よりなる群から選択され
    るC(1-8)脂肪族有機基またはC(7-13)アラルキル基
    であり、R2は一価の置換または非置換C(1-13)炭化
    水素基であり、Xはアミド、アミノ、カルバマ
    ト、エノキシ、イミダト、イソシアナト、オキシ
    マト、チオイソシアナトおよびウレイド基よりな
    る群から選択される加水分解性離脱基であり、b
    は0または1に等しい整数、eは0または1に等
    しい整数、b+eの和は0または1に等しく、n
    は約50〜2500の値を有する整数である特許請求の
    範囲第1項記載の1成分型室温硬化性ポリアルコ
    キシ終端オルガノポリシロキサン組成物。 31 有効量の次式: の架橋用シランを含有し、式中のR1はアルキル、
    アルキルエーテル、アルキルエステル、アルキル
    ケトンおよびアルキルシアノ基よりなる群から選
    択されるC(1-8)脂肪族有機基またはC(7-13)アラル
    キル基であり、R2は一価の置換または非置換
    C(1-13)炭化水素基であり、bは0または1に等し
    い整数である特許請求の範囲第1項記載の室温硬
    化性組成物。 32 前記シラン掃去剤がメチルジメトキシ(N
    −メチルアセトアミド)シランである特許請求の
    範囲第1項記載の室温硬化性組成物。 33 前記縮合触媒として錫化合物を含有する特
    許請求の範囲第1項記載の室温硬化性組成物。 34 R、R1およびR2がメチルであり、縮合触
    媒として錫化合物を含有する特許請求の範囲第3
    0項記載の室温硬化性組成物。 35 有効量の、置換グアニジン、アミンおよび
    これらの混合物よりなる群から選択される硬化促
    進剤を含有する特許請求の範囲第1項記載の室温
    硬化性組成物。 36 ポリメトキシ終端ポリジメチルシロキサ
    ン、有効量の錫含有縮合触媒、および安定化作用
    をなす量のポリメトキシ−ジ−n−ヘキシルアミ
    ノシランを含有する特許請求の範囲第1項記載の
    安定な、1成分型の、実質的に無水かつ実質的に
    酸を含まない室温硬化性組成物。 37 ポリメトキシ終端ポリジメチルシロキサ
    ン、有効量の錫含有縮合触媒、有効量のトリメト
    キシシリルプロピル−テトラメチルグアニジン硬
    化促進剤、および安定化作用をなす量のポリメト
    キシアセトアミドシランを含有する特許請求の範
    囲第1項記載の安定な、1成分型の、実質的に酸
    を含まない室温硬化性組成物。 38 ジブチル錫ジアセテートを含有する特許請
    求の範囲第36項記載のRTV組成物。 39 ポリメトキシシラン架橋剤を含有する特許
    請求の範囲第36項記載のRTV組成物。 40 重量基準で (i) 100部の次式: の実質的にシラノールを含まない、25℃で
    60000〜500000センチポアズの範囲の粘度を有
    するポリアルコキシシロキシジオルガノポリシ
    ロキサン、 (ii) 10部までの次式: の架橋用ポリアルコキシシラン、 (iii) 有効量の縮合触媒、および (iv) 安定化作用をなす量の次式: のヒドロキシ官能基用シラン掃去剤を含有し
    [上式中のRは一価の置換または非置換C(1-13)
    炭化水素基であり、R1はアルキル、アルキル
    エーテル、アルキルエステル、アルキルケトン
    およびアルキルシアノ基よりなる群から選択さ
    れるC(1-8)脂肪族有機基またはC(7-13)アラルキ
    ル基であり、R2は一価の置換または非置換
    C(1-13)炭化水素基であり、Xはアミド、アミ
    ノ、カルバマト、エノキシ、イミダト、イソシ
    アナト、オキシマト、チオイソシアナトおよび
    ウレイド基よりなる群から選択される加水分解
    性離脱基であり、bは0まは1に等しい整数、
    eは0または1に等しい整数、b+eの和は0
    または1に等しく、nは約50〜2500の値を有す
    る整数、cは0〜3に等しい整数、fは1〜4
    に等しい整数、c+fの和は1〜4に等しい]、 (v) Xがエノキシである場合における0.1〜5部
    の、置換グアニジン、アミンおよびこれらの混
    合物よりなる群から選択される硬化促進剤、お
    よび (vi) 前記オルガノポリシロキサン100重量部当り
    2〜20重量部のポリシロキサン第1可塑剤流体
    であつて、高度の三官能価を有するか三官能価
    と四官能価とを併有し、 (a) 5〜60モル%のモノアルキルシロキシ単
    位、シロキシ単位またはこれら単位の混合物
    と、 (b) 1〜6モル%のトリアルキルシロキシ単位
    と、 (c) 34〜94モル%のジアルキルシロキシ単位 とよりなり、約0.1〜2重量%のシリコン結合ヒ
    ドロキシ基を含有する、25℃で15〜300センチポ
    アズの範囲の粘度を有するポリシロキサン第1可
    塑剤流体 を含有する、長期間にわたつて周囲条件下で不粘
    着性エラストマーに硬化し得る、安定な、実質的
    に酸を含まない、特許請求の範囲第1項記載の1
    成分型室温硬化性ポリアルコキシ終端オルガノポ
    リシロキサン組成物。 41 さらに前記オルガノポリシロキサン100重
    量部当り5〜60重量部の第2可塑剤を含有し、該
    第2可塑剤が25℃で10〜20000センチポアズの範
    囲の粘度を有しオルガノ基として一価炭化水素基
    を有する線状トリオルガノシロキシ終端ジオルガ
    ノポリシロキサンである特許請求の範囲第40項
    記載の組成物。 42 前記第2可塑剤ポリマーが次式: (式中のR20は一価炭化水素基であり、tはポリ
    マーの粘度が25℃で10〜20000センチポアズの範
    囲となるように変化する)を有する特許請求の範
    囲第41項記載の組成物。 43 上式のR20がメチルであり、tがポリマー
    の粘度が25℃で10〜10000センチポアズの範囲と
    なるように変化し、この第2可塑剤ポリマーが
    500〜1500ppmのヒドロキシ含量を有する特許請
    求の範囲第42項記載の組成物。 44 前記オルガノポリシロキサン100重量部当
    り100〜300重量部の増量充填剤を含有する特許請
    求の範囲第42項記載の組成物。 45 前記増量充填剤が炭酸カルシウムである特
    許請求の範囲第44項記載の組成物。 46 前記炭酸カルシウムがステアリン酸で処理
    されている特許請求の範囲第45項記載の組成
    物。 47 前記オルガノポリシロキサン100重量部当
    り1〜50重量部の補強充填剤を含有する特許請求
    の範囲第45項記載の組成物。 48 前記補強充填剤が垂れ下り抑制剤を兼ね、
    ヒユームドシリカであり、前記オルガノポリシロ
    キサン100重量当り1〜10重量部の濃度で存在す
    る特許請求の範囲第46項記載の組成物。 49 前記オルガノポリシロキサン100重量部当
    り0.1〜2.0重量部の第2垂れ下り抑制剤を含有
    し、その第2垂れ下り抑制剤が次式: A−O−(CxH2xO)a−B および [A−O−(CxH2xO)oy――Qz から選ばれるポリエーテルであり、上式中のAお
    よびBは水素、1〜12個の炭素原子を有するアル
    キル基、環内に5〜7個の炭素原子を有するシク
    ロアルキル基、単核および二核アリール基、およ
    び単核アリール低級アルキル基(芳香族核に結合
    したアルキル基が合計5個以下の炭素原子を含
    む)よりなる群から選択される基、または (式中のRは1〜11個の炭素原子を有するアルキ
    ルである)を示し、Qはエチレングリコール、グ
    リセロール、トリメチロールプロパンおよび2〜
    6個のヒドロキシ基を有する他の多価アルコール
    よりなる群から選択される、少くとも2個のヒド
    ロキシ基を有する多価開始剤の残基であり、nは
    2〜4個の値を有する数、yは2〜10の値を有
    し、zは1〜5の値を有し、このポリエーテルが
    分子量約300〜200000を有する特許請求の範囲第
    46項記載の組成物。 50 前記オルガノポリシロキサン100重量部当
    り0.2〜2.0重量部の水素化ヒマシ油よりなる垂れ
    下り抑制剤を含有する特許請求の範囲第45項記
    載の組成物。 51 前記補強充填剤が組成物への配合に先立つ
    てシクロポリシロキサンで処理されている特許請
    求の範囲第40項記載の組成物。 52 0.1〜10重量部の次式: を有する接着促進剤を含有し、式中のR30および
    R31は一価C(1-8)炭化水素基から選択され、R32
    よびR36は二価C(1-12)炭化水素基から選択され、
    R38およびR40は水素および一価C(1-6)炭化水素基
    よりなる群から選択され、R34は水素およびC(1-3)
    アルキル基から選択され、R33は水素およびメチ
    ルから選択され、pは0〜3の整数である特許請
    求の範囲第40項記載の組成物。 53 前記接着促進剤が次式: を有する特許請求の範囲第52項記載の組成物。 54 有効量の、置換グアニジン、アミンおよび
    これらの混合物よりなる群から選択される硬化促
    進剤を含有する特許請求の範囲第40項記載の室
    温硬化性ポリアルコキシ終端オルガノポリシロキ
    サン組成物。 55 R、R1およびR2がメチルである特許請求
    の範囲第40項記載の1成分型室温硬化性組成
    物。 56 前記縮合触媒が錫化合物である特許請求の
    範囲第40項記載の1成分型室温硬化性組成物。 57 ポリメトキシ終端ポリジメチルシロキサ
    ン、ポリメトキシシラン、有効量の置換グアニジ
    ン、アミンおよびこれらの混合物よりなる群から
    選択される硬化促進剤、有効量の錫化合物縮合触
    媒、および安定化作用をなす量の、アミド、アミ
    ン、アルバマト、エノキシ、イミダト、イソシア
    ナト、オキシマト、チオキイソシアナトおよびウ
    レイド基よりなる群から選択される少くとも1個
    の加水分解性離脱基を有するヒドロキシ官能基用
    シラン掃去剤を含有する特許請求の範囲第40項
    記載の安定な、実質的に酸を含まない、1成分型
    室温硬化性組成物。 58 前記ポリメトキシシランがメチルトリメト
    キシシランである特許請求の範囲第57項記載の
    1成分型室温硬化性組成物。 59 前記置換グアニジンがブチルテトラメチル
    グアニジンである特許請求の範囲第57項記載の
    1成分型室温硬化性組成物。 60 前記有機アミンがジアルキルアミンである
    特許請求の範囲第57項記載の1成分型室温硬化
    性組成物。 61 メチルジメトキシシロキシ終端ポリジメチ
    ルシロキサン、補強作用をなす量のオクタメチル
    シクロテトラシロキサン処理済シリカ充填剤、有
    効量のジブチル錫ジアセテート縮合触媒、硬化を
    促進する量のトリメトキシシリルプロピルテトラ
    メチルグアニジン、および前記ポリジメチルシロ
    キサンの重量に基づいて3重量%以下の過剰量の
    メチルジメトキシ−N−メチルアセトアミドシラ
    ンを含有する特許請求の範囲第40項記載の実質
    的に酸を含まない室温硬化性組成物。 62 前記シランとして前記アセトアミドの代り
    に、前記ポリジメチルシロキサンの重量に基づい
    て3重量%以下の過剰量のメチルジメトキシイソ
    プロペンオキシシランを含有する特許請求の範囲
    第61項記載の1成分型の安定な室温硬化性組成
    物。 63 前記ポリジメチルシロキサン100重量部当
    り10重量部以下のメチルトリメトキシシランを含
    有する特許請求の範囲第61項記載の室温硬化性
    組成物。 64 前記トリメトキシシリルプロピルテトラメ
    チルグアニジンの代りに、有効量のジ−n−ヘキ
    シルアミン硬化促進剤を含有する特許請求の範囲
    第61項記載の室温硬化性組成物。 65 各ポリマー鎖末端の珪素原子が少くとも2
    個のアルコキシ基で終端している、25℃で60000
    〜500000センチポアズの範囲と粘度を有するオル
    ガノポリシロキサンと組合せて有効量の縮合触媒
    を用いることにより、実質的に無水の条件下で実
    質的に酸を含まない室温硬化性オルガノポリシロ
    キサン組成物を製造するにあたり、前記ポリアル
    コキシ終端オルガノポリシロキサンに、(1)安定化
    作用をなす量の、次式: (式中のR1はアルキル、アルキルエーテル、ア
    ルキルエステル、アルキルケトンおよびアルキル
    シアノ基よりなる群から選択されるC(1-8)脂肪族
    有機基またはC(7-13)アラルキル基であり、R2は一
    価の置換または非置換C(1-13)炭化水素基であり、
    Xはアミド、アミノ、カルバマト、エノキシ、イ
    ミダト、イソシアナト、オキシマト、チオイソシ
    アナトおよびウレイド基よりなる群から選択され
    た加水分解性離脱基であり、cは0〜3に等しい
    整数、fは1〜4に等しい整数で、c+fの和は
    1〜4に等しい)のヒドロキシ官能基用シラン掃
    去剤および(2)有効量の縮合触媒を添加し、これに
    より得られる室温硬化性オルガノポリシロキサン
    組成物に優れた安定性を付与し、そして前記掃去
    剤の添加より前にまたはそれと一緒に、(3)Xがエ
    ノキシを示す場合における有効量の、置換グアニ
    ジン、アミンおよびこれらの混合物よりなる群か
    ら選択される硬化促進剤、および(4)前記オルガノ
    ポリシロキサン100重量部当り2〜20重量部のポ
    リシロキサン第1可塑剤流体であつて、高度の三
    官能価を有するか三官能価と四官能価とを併有
    し、 (i) 5−60モル%のモノアルキルシロキシ単位、
    シロキシ単位またはこれらの単位の混合物と、 (ii) 1〜6モル%のトリアルキルシロキシ単位
    と、 (iii) 34〜94モル%のジアルキルシロキシ単位 とよりなり、約0.1〜2重量%のシリコン結合ヒ
    ドロキシ基を含有する、25℃で15〜300センチポ
    アズの範囲の粘度を有するポリシロキサン第1可
    塑剤流体を添加することを特徴とする室温硬化性
    オルガノポリシロキサン組成物の製造方法。 66 さらに前記オルガノポリシロキサン100重
    量部当り5〜60重量部の第2可塑剤を含有させ、
    該第2可塑剤が25℃で10〜20000センチポアズの
    範囲の粘度を有しオルガノ基として一価炭化水素
    基を有する線状トリオルガノシロキシ終端ジオル
    ガノポリシロキサンである特許請求の範囲第65
    項記載の方法。 67 前記第2可塑剤ポリマーが次式: (式中R20は一価炭化水素基であり、tはポリマ
    ーの粘度が25℃で10〜20000センチポアズの範囲
    となるように変化する)を有する特許請求の範囲
    第66項記載の方法。 68 上式のR20がメチルであり、tがポリマー
    の粘度が25℃で10〜10000センチポアズの範囲と
    なるように変化し、この第2可塑剤ポリマーが
    500〜1500ppmのヒドロキシ含量を有する特許請
    求の範囲第67項記載の方法。 69 前記オルガノポリシロキサン100重量部当
    り100〜300重量部の増量充填剤を含有する特許請
    求の範囲第67項記載の方法。 70 前記増量充填剤が炭酸カルシウムである特
    許請求の範囲第69項記載の方法。 71 前記炭酸カルシルムがステアリン酸で処理
    されている特許請求の範囲第70項記載の方法。 72 前記オルガノポリシロキサン100重量部当
    り1〜50重量部の補強充填剤を含有する特許請求
    の範囲第70項記載の方法。 73 前記補強充填剤が垂れ下り抑制剤を兼ね、
    ヒユームドリシリカであり、前記オルガノポリシ
    ロキサン100重量部当り1〜10重量部の濃度で存
    在する特許請求の範囲第71項記載の方法。 74 前記オルガノポリシロキサン100重量部当
    り0.1〜2.0重量部の第2垂れ下り抑制剤を含有
    し、この第2垂れ下り抑制剤が次式: A−O−(CxH2xO)a−B および [A−O−(CxH2xO)oy――Qz から選ばれるポリエーテルであり、上式中のAお
    よびBは水素、1〜12個の炭素原子を有するアル
    キル基、環内に5〜7個の炭素原子を有するシク
    ロアルキル基、単核および二核アリール基、およ
    び単核アリール低級アルキル基(芳香族核に結合
    したアルキル基が合計5個以下の炭素原子を含
    む)よりなる群から選択される基、または (式中のRは1〜11個の炭素原子を有するアルキ
    ルである)を示し、Qはエチレングリコール、グ
    リセロール、トリメチロールプロパンおよび2〜
    6個のヒドロキシル基を有する他の多価アルコー
    ルよりなる群から選択される、少くとも2個のヒ
    ドロキシ基を有する多価開始剤の残基であり、n
    は2〜4の値を有する数、yは2〜10の値を有
    し、zは1〜5の値を有し、このポリエーテルが
    分子量約300〜200000を有する特許請求の範囲第
    71項記載の方法。 75 前記オルガノポリシロキサン100重量部当
    り0.2〜2.0重量部の水素化ヒマシ油よりなる垂れ
    下り抑制剤を含有する特許請求の範囲第70項記
    載の方法。 76 前記補強充填剤が組成物への配合に先立つ
    てシクロポリシロキサンで処理されている特許請
    求の範囲第72項記載の方法。 77 0.1〜10重量部の次式: を有する接着促進剤を含有し、式中のR30および
    R31は一価C(1-8)炭化水素基から選択され、 R32およびR36は二価C(1-12)炭化水素基から選択
    され、R38およびR40は水素および一価C(1-6)炭化
    水素基よりなる群から選択され、 R34は水素およびC(1-3)アルキル基から選択さ
    れ、R33は水素およびメチルから選択され、pは
    0〜3の整数である特許請求の範囲第65項記載
    の方法。 78 前記接着促進剤が次式: を有する特許請求の範囲第77項記載の方法。 79 前記シラン掃去剤がメチルジメトキシ−N
    −メチルアセトアミドシランである特許請求の範
    囲第65項記載の方法。 80 前記シラン掃去剤がメチルジメトキシイソ
    プロペンオキシシランである特許請求の範囲第6
    5項記載の方法。 81 安定化作用をなす量のメチルトリイソプロ
    ペンオキシシランおよび有効量のメチリトリメト
    キシシランを使用する特許請求の範囲第65項記
    載の方法。 82 有効量のジブチル錫ジアセテートを縮合触
    媒として用いる特許請求の範囲第65項記載の方
    法。 83 (a) 100部の次式: の、25℃で60000〜500000センチポアズの範囲
    の粘度を有するポリアルコキシ終端ポリジオル
    ガノシロキサン、 (b)10部までの次式: の架橋用シラン、 (c) 有効量の縮合触媒、 (d) 安定化作用をなす量の、次式: を有するヒドロキシ官能基用シラン掃去剤、 (e) 0〜5部の、置換グアニジン、アミンおよび
    これらの混合物よりなる群から選択される硬化
    促進剤 よりなる混合物 [上式中のRは一価の置換または非置換C(1-13)
    化水素基、R1はアルキル、アルキルエーテル、
    アルキルエステル、アルキルケトンおよびアルキ
    ルシアノ基よりなる群から選択されるC(1-8)脂肪
    族有機基またはC(7-13)アルカリール基であり、R2
    は一価の置換または非置換C(1-13)炭化水素基であ
    り、Xはアミド、アミノ、カルバマト、エノキ
    シ、イミダト、イソシアナト、オキシマト、チオ
    イソシアナトおよびウレイド基よりなる群から選
    択される加水分解性離脱基であり、bは0または
    1に等しい整数で、eは0または1に等しい整数
    で、b+cの和は0または1に等しく、nは約50
    〜2500の値を有する整数で、cは0〜3に等しい
    整数、fは1〜4に等しい整数で、c+fの和は
    1〜4に等しい]の室温硬化性材料を実質的に無
    水の条件下0〜180℃の範囲の温度で撹拌するこ
    とによりなり、前記掃去剤の前にまたは掃去剤と
    ともに、Xがエノキシを示す場合における0.1〜
    5部の、置換グアニジン、アミンおよびこれらの
    混合物よりなる群から選択される硬化促進剤、お
    よび前記オルガノポリシロキサン100重量部当り
    2〜20重量部のポリシロキサン第1可塑剤流体で
    あつて、高度の三官能価を有するか三官能価と四
    官能価とを併有し、 (i) 5〜60モル%のモノアルキルシロキシ単位、
    シロキシ単位またはこれら単位の混合物、 (ii) 1〜6モル%のトリアルキルシロキシ単位、
    および (ii) 34〜94モル%のジアルキルシロキシ単位 よりなり、約0.1〜2重量%のシリコン結合ヒド
    ロキシル基を含有する、25℃で15〜300センチポ
    アズの範囲の粘度を有するポリシロキサン第1可
    塑剤流体を加えることよりなる、特許請求の範囲
    第65項記載の固体エラストマー状態に硬化し得
    る1成分型の実質的に酸を含まない室温硬化性組
    成物の製造方法。 84 さらに前記オルガノポリシロキサン100重
    量部当り5〜60重量部の第2可塑剤を含有し、該
    第2可塑剤が25℃で10〜20000センチポアズの範
    囲を粘度を有しオルガノ基として一価炭化水素基
    を有する線状トリオルガノシロキシ終端ジオルガ
    ノポリシロキサンである特許請求の範囲第83項
    記載の方法。 85 前記第2可塑剤ポリマーが次式: (式中のR20は一価炭化水素基であり、tはポリ
    マーの粘度が25℃で10〜20000センチポアズの範
    囲となるように変化する)を有する特許請求の範
    囲第84項記載の方法。 86 上式のR20がメチルであり、tがポリマー
    の粘度が25℃で10〜10000センチポアズの範囲と
    なるように変化し、この第2可塑剤ポリマーが
    500〜1500ppmのヒドロキシ含量を有する特許請
    求の範囲第85項記載の方法。 87 前記オルガノポリシロキサン100重量部当
    り100〜300重量部の増量充填剤を含有する特許請
    求の範囲第85項記載の方法。 88 前記増量充填剤が炭酸カルシウムである特
    許請求の範囲第87項記載の方法。 89 前記炭酸カルシウムがステアリン酸で処理
    されている特許請求の範囲第88項記載の方法。 90 前記オルガノポリシロキサン100重量部当
    り1〜50重量部の補強充填剤を含有する特許請求
    の範囲第88項記載の方法。 91 前記補強充填剤が垂れ下り抑制剤を兼ね、
    ヒユームドシリカであり、前記オルガノポリシロ
    キサン100重量部当り1〜10重量部の濃度で存在
    する特許請求の範囲第89項記載の方法。 92 前記オルガノポリシロキサン100重量部当
    り0.1〜2.0重量部の第2垂れ下り抑制剤を含有
    し、この第2垂れ下り抑制剤が次式: A−O−(CxH2xO)a−B および [A−O−(CxH2xO)oy――Qz から選ばれるポリエーテルであり、上式中のAお
    よびBは水素、1〜12個の炭素原子を有するアル
    キル基、環内に5〜7個の炭素原子を有するシク
    ロアルキル基、単核および二核アリール基、およ
    び単核アリール低級アルキル基(芳香族核に結合
    したアルキル基が合計5個以下の炭素原子を含
    む)よりなる群から選択される基、または (式中のRは1〜11個の炭素原子を有するアルキ
    ルである)を示し、Qはエチレングリコール、グ
    リセロール、トリメチロールプロパンおよび2〜
    6個のヒドロキシル基を有する他の多価アルコー
    ルよりなる群から選択される、少くとも2個のヒ
    ドロキシル基を有する多価開始剤の残基であり、
    nは2〜4の値を有する数、yは2〜10の値を有
    し、zは1〜5の値を有し、このポリエーテルが
    分子量約300〜200000を有する特許請求の範囲第
    89項記載の方法。 93 前記オルガノポリシロキサン100重量部当
    り0.2〜2.0重量部の水素化ヒマシ油よりなる垂れ
    下り抑制剤を含有する特許請求の範囲第88項記
    載の方法。 94 前記補強充填剤が組成物への配合に先立つ
    てシクロポリシロキサンで処理されている特許請
    求の範囲第83項記載の方法。 95 0.1〜10重量部の次式: を有する接着促進剤を含有し、式中のR30および
    R31は一価C(1-8)炭化水素基から選択され、 R32およびR36は二価C(1-12)炭化水素基から選択
    され、R38およびR40は水素および一価C(1-6)炭化
    水素基よりなる群から選択され、 R34は水素およびC(1-3)アルキル基から選択さ
    れ、R33は水素およびメチルから選択され、pは
    0〜3の整数である特許請求の範囲第83項記載
    の方法。 96 前記接着促進剤が次式: を有する特許請求の範囲第95項記載の方法。 97 R、R1およびR2がメチルである特許請求
    の範囲第83項記載の方法。 98 前記硬化促進剤がシリル化グアニジンおよ
    びアルキルグアニジンよりなる群から選択される
    特許請求の範囲第83項記載の方法。 99 前記掃去用シランがポリメトキシアセトア
    ミドシランである特許請求の範囲第83項記載の
    方法。 100 前記架橋剤がメチルトリメトキシシラン
    である特許請求の範囲第83項記載の方法。 101 前記縮合触媒が錫化合物である特許請求
    の範囲第83項記載の方法。 102 前記シラン掃去剤がメチルメトキシ−N
    −メチルアセトアミドシランである特許請求の範
    囲第101項に記載の方法。 103 (1) 各ポリマー鎖末端の珪素原子が少く
    とも2個のアルコキシ基で終端している、25℃
    で60000〜500000センチポアズの範囲の粘度を
    有するオルガノポリシロキサン; (2) 有効量の縮合触媒; (3) 安定化作用をなす量のヒドロキシ官能基用シ
    ラン掃去剤を含有し、該シラン掃去剤が (A) 次式: (式中のYはRおよびR″2N−から選択さ
    れる)を有する珪素−窒素化合物、および (B)(i) 3〜100モル%の次式: 【式】【式】 【式】【式】 【式】【式】 を有する単位よりなる群から選択される化
    合結合した構造単位と (ii) 0〜97モル%の次式: で表わされる化合結合した構造単位とより
    なる珪素−窒素ポリマーおよびこれらの混
    合物 よりなる群から選択される珪素−窒素化合
    物であり[前記珪素−窒素化合物の珪素原
    子が互にSiOSi結合またはSiNR″Si結合に
    よつて連結され、酸素と結合してシロキシ
    単位を形成する珪素原子および窒素と結合
    してシラジイ単位を形成する珪素原子以外
    の前記珪素原子の自由原子価がR基また
    は(R″)2N基と結合され、前記R基およ
    び(R″)2N基の合計対前記珪素−窒素ポリ
    マーの珪素原子の比が1.5〜3の値を有し、 R″は水素、一価炭化水素基およびフル
    オロアルキル基よりなる群から選択され、
    Rは水素、一価炭素水素基およびフルオ
    ロアルキル基よりなる群から選択され、c
    は0〜3に等しい整数である]、さらに (4) 前記オルガノポリシロキサン100重量部当り
    2〜20重量部のポリシロキサン第1可塑剤流体
    であつて、高度の三官能価を有するか三官能価
    と四官能価とを併有し、 (i) 5〜60モル%のモノアルキルシロキシ単
    位、シロキシ単位またはこれら単位の混合物
    と、 (ii) 1〜6モル%のトリアルキルシロキシ単位
    と、 (iii) 34〜94モル%のジアルキルシロキシ単位 とよりなり、約0.1〜2重量%のシリコン結合ヒ
    ドロキシ基を含有する、25℃で15〜300センチポ
    アズの範囲の粘度を有するポリシロキサン第1可
    塑剤流体 を含有する、湿気が実質的に存在しない周囲条件
    下で長期間にわたつて安定でかつ不粘着性エラス
    トマーに転換できる、安定な、1成分型の、実質
    的に無水かつ実質的に酸を含まない室温硬化性オ
    ルガノポリシロキサン組成物。 104 さらに前記オルガノポリシロキサン100
    重量部当り5〜60重量部の第2可塑剤を含有し、
    該剤第2可塑剤が25℃で10〜20000センチポアズ
    の範囲の粘度を有しオルガノ基として一価炭化水
    素基を有する線状トリオルガノシロキシ終端ジオ
    ルガノポリシロキサンである特許請求の範囲第1
    03項記載の組成物。 105 前記第2可塑剤ポリマーが次式: (式中のR20は一価炭化水素基であり、tはポリ
    マーの粘度が25℃で10〜20000センチポアズの範
    囲となるように変化する)を有する特許請求の範
    囲第104項記載の組成物。 106 上式のR20がメチルであり、tがポリマ
    ーの粘度が25℃で10〜10000センチポアズの範囲
    となるように変化し、この第2可塑剤ポリマーが
    500〜1500ppmのヒドロキシ含量を有する特許請
    求の範囲第105項記載の組成物。 107 前記オルガノポリシロキサン100重量部
    当り100〜300重量部の増量充填剤を含有する特許
    請求の範囲第105項記載の組成物。 108 前記増量充填剤が炭酸カルシウムである
    特許請求の範囲第107項記載の組成物。 109 前記炭酸カルシウムがステアリン酸で処
    理されている特許請求の範囲第108項記載の組
    成物。 110 前記オルガノポリシロキサン100重量部
    当り1〜50重量部の補強充填剤を含有する特許請
    求の範囲第108項記載の組成物。 111 前記補強充填剤が垂れ下り抑制剤を兼
    ね、ヒユームドシリカであり、前記オルガノポリ
    シロキサン100重量部当り1〜10重量部の濃度で
    存在する特許請求の範囲第109項記載の組成
    物。 112 前記オルガノポリシロキサン100重量部
    当り0.1〜2.0重量部の第2垂れ下り抑制剤を含有
    し、この垂れ下り抑制剤が次式: A−O−(CxH2xO)a−B および [A−O−(CxH2xO)oy−―Qz から選ばれるポリエーテルであり、上式中のAお
    よびBは水素、1〜12個の炭素原子を有するアル
    キル基、環内に5〜7個の炭素原子を有するシク
    ロアルキル基、単核および二核アリール基、およ
    び単核アリール低級アルキル基(芳香族に結合し
    たアルキル基が合計5個以下の炭素原子を含む)
    よりなる群から選択される基、または (式中Rは1〜11個の炭素原子を有するアルキル
    基である)を示し、Qはエチレングリコール、グ
    リセロール、トリメチロールプロパンおよび2〜
    6個のヒドロキシル基を有する他の多価アルコー
    ルよりなる群から選択される、少くとも2個のヒ
    ドロキシル基を有する多価開始剤の残基であり、
    nは2〜4の値を有する数、yは2〜10の値を有
    し、zは1〜5の値を有し、このポリエーテルが
    分子量約300〜200000を有する特許請求の範囲第
    109項記載の組成物。 113 前記オルガノポリシロキサン100重量部
    当り0.2〜2.0重量部の水素化ヒマシ油よりなる垂
    れ下り抑制剤を含有する特許請求の範囲第108
    項記載の組成物。 114 前記補強充填剤が組成物への配合に先立
    つてシクロポリシロキサンで処理されている特許
    請求の範囲第108項記載の組成物。 115 0.1〜10重量部の次式: を有する接着促進剤を含有し、式中R30および
    R31は一価C(1-8)炭化水素基から選択され、R32
    よびR36は二価C(1-12)炭化水素基から選択され、
    R38およびR40は水素および一価C(1-6)炭化水素基
    よりなる群から選択され、R34は水素およびC(1-3)
    アルキル基から選択され、R33は水素およびメチ
    ルから選択され、pは0〜3の整数である特許請
    求の範囲第103項記載の組成物。 116 前記接着促進剤が次式: を有する特許請求の範囲第115項記載の組成
    物。
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