JPH05139542A - 屋内式ばら物払出装置 - Google Patents

屋内式ばら物払出装置

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JPH05139542A
JPH05139542A JP32825291A JP32825291A JPH05139542A JP H05139542 A JPH05139542 A JP H05139542A JP 32825291 A JP32825291 A JP 32825291A JP 32825291 A JP32825291 A JP 32825291A JP H05139542 A JPH05139542 A JP H05139542A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】デッドスペースをなくして積付け容積の効率化
を図り、貯蔵槽内に取残部が生じるのをなくし、また払
出し量を一定化でき、操作および据付け,メンテナンス
が容易で、複数種類のばら物のブレンドおよび区分け取
り出しが可能な屋内式ばら物払出装置を提供することを
目的とする。 【構成】ばら物貯蔵槽の払出側壁部から反対側壁部まで
橋渡しされたガーダと、該ガーダの払出側端部に枢着さ
れ、かつ、先端が前記反対側壁部に対して少し隙間をも
つような長さに形成されると共に、中途部が下方へ屈曲
するように形成されたバケットエレベータと、ガーダ上
に保持されかつこのバケットエレベータの屈曲部から基
端側部分を該基端を支点に起伏動作させる起伏装置と、
バケットエレベータの先端に設けられたガイドローラと
を有し、バケットエレベータの屈曲部から基端部までの
部分が略垂直状態において、下端が底面に対して少し隙
間をもつような長さに形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は石炭や鉱石あるいは飼料
等のばら物貯蔵設備、特に屋根付きの貯蔵槽内に堆積
(積付)されたばら物の取出(払出)を行うための屋内
式ばら物払出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】火力発電所の貯炭設備や鉱石等のばら物
の貯蔵ヤードに設けられる積付・払出装置として、従
来、円形のコンクリート擁壁で囲まれた貯蔵槽の中心
に、ばら物払出用のホッパを兼ねた中空コンクリート支
柱を形成し、この支柱の上部にドームまで達するセンタ
ーポストを立設し、前記擁壁の上面から前記センターポ
ストにまたがる半門形のスタッカガーダおよびリクレー
マガーダをそれぞれ該センターポストのまわりに旋回し
得るように設置し、前記リクレーマガーダ上を横行する
台車に回動バケットチェーン式の垂直なリクレーマを槽
の底部近くまで垂下させ、このリクレーマから前記リク
レーマガーダの内端側に設けたシュートを介して中心の
中空コンクリート支柱内へばら物を払い出すようにした
装置が知られている(例えば実開昭57−169710
号公報)。
【0003】また他の装置として、円形の倉庫内を複数
の区画ヤードに分け、中心の支持台上に上下に分割した
支柱(センターポスト)を突出させ、一方の支柱を中心
として旋回するリクレーマガーダに横行台車を介して縦
型ベルトコンベヤを昇降可能に支持し、他方の支柱にス
タッカガーダを旋回可能に設け、槽内の一方の区画ヤー
ドのばら物を払い出している途中で、他方の区画ヤード
の異種ばら物を払い出す必要が生じたとき、前記横行台
車を前記支柱側に移動させかつ前記縦型コンベヤを上昇
移動させてからこれらと共に前記リクレーマガーダを当
該区画ヤードのばら物の積付山を越して他方の区画ヤー
ドへ旋回させ、別の払出しを行うようにしたもの(例え
ば特開昭55−101533号公報)が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の装置は
いずれも、ばら物を払出しする際、リクレーマガーダの
旋回移動とともにリクレーマ等の払出部材を該ガーダに
沿って移動させる必要があり、操作が複雑となる。また
中央の中空コンクリート支柱あるいは中央支持台の上部
にガーダ旋回軸となるセンターポストを設けるために槽
の中央ではばら物を槽外周側と同じ高さまで積付けでき
ず、しかも前記払出部材は垂直にばら物内に挿入して払
出しを行うので、特に前記実開昭57−169710号
公報の貯炭設備では、外周側ほど払出部材の切込み深さ
が大となり、一定流量の払出しを行うためには貯蔵槽の
半径方向に対してバケットチェーンの回動速度を変えな
ければならず、その制御が非常にやっかいである。また
この貯炭設備は前記リクレーマガーダの旋回方向に壁が
あれば、その壁と底面とで形成された隅部のばら物の払
出しをバケットチェーンで払出すことができない。
【0005】また特開昭55−101533号公報記載
の装置はバケットホイルで縦型コンベヤ内にばら物を掬
い上げる方式であるため、上述のデッドスペースの問題
は少ないものの、リクレーマガーダから縦型コンベヤの
昇降フレームが上方へ大きく突出し、さらにスタッカお
よびリクレーマの両ガーダを旋回支持する支柱も長くな
るので建屋の高さが高くなるという不具合があった。
【0006】本発明は上述した問題を解決し、ばら物の
積付け効率の向上を可能とする構造を有し、槽底部の取
り残しがなく、また払出し量を一定化し得、作動操作お
よび据付けやメンテナンスも容易でばら物のブレンドあ
るいは区分け取り出しも可能な屋内式ばら物払出装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る屋内式ばら
物払出装置は、ばら物貯蔵槽の払出側壁部から反対側壁
部まで橋渡しされたガーダと、該ガーダの払出側端部に
枢着され、かつ、先端が前記反対側壁部に対して少し隙
間をもつような長さに形成されると共に、中途部が下方
へ屈曲するように形成されたバケットエレベータと、前
記ガーダ上に保持されかつ前記バケットエレベータの屈
曲部から基端側部分を該基端を支点に起伏動作させる起
伏装置と、前記バケットエレベータの先端に設けられた
ガイドローラとを有し、バケットエレベータの屈曲部か
ら基端部までの部分が略垂直状態において下端が底面に
対して少し隙間をもつような長さに形成されて成るもの
である。
【0008】
【実施例】次に、本発明を実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の1実施例による矩形型屋内
ばら物払出装置(リクレーマ)の横断面図であり、図2
は図1の部分的な上面図である。貯蔵槽1は横断面が略
矩形状でかつ直線状にのびた矩形槽として構成され、該
槽1の上部が全長にわたり屋根2により覆われている。
なお貯蔵槽1はその下半分以上が地面下に埋められてい
る。リクレーマガーダ3は貯蔵槽1を巾方向に橋渡しす
るように該貯蔵槽1の両側壁1a,1bの上面に車輪お
よびレールを介して載置され、図示しない駆動装置によ
り貯蔵槽1の長手方向に走行駆動される。貯蔵槽1の一
方の側壁上面にはばら物等の受入コンベヤ4が、また他
方の側壁上面には払出コンベヤ5がそれぞれ貯蔵槽1の
長手方向に沿って敷設されている。なおばら物15の貯
蔵槽1への受入れについては図3に関連して後述する。
【0009】払出コンベヤ5側のリクレーマガーダ3の
上端部に、ガーダの長手方向に離隔した2体のスプロケ
ット6,7が軸支され、これらのスプロケット6,7を
囲包しかつ先端が払出コンベヤ5上に臨むように開口し
たカバー兼用のカバーシュート8がリクレーマガーダ3
に設けられている。払出コンベヤ5側の貯蔵槽1内に臨
むリクレーマガーダ3の下端部に、本発明の要部を成す
屈曲可能な揺動バケットエレベータ9がブラケット10
を介して枢着されている。揺動バケットエレベータ9は
その略中間部位(貯蔵槽1の形状により変わる)で先端
側の第1バケットラダー(以下第1ラダー)11と基端
側(リクレーマガーダ3への枢着側)の第2バケットラ
ダー(以下第2ラダー)12とに分けられ、この分割部
で下方へ向けて屈曲するように継ぎ合されている。前記
第1ラダー11の先端で折り返され第1,第2ラダー1
1,12に沿いかつカバーシュート8内のスプロケット
6,7に巻き掛けられた無端チェーンの外周に複数個の
バケット13が取り付けられ、リクレーマガーダ3上の
バケット駆動装置14(図2)でスプロケット6,7の
何れかを回転させることにより、前記無端チェーンに保
持されたバケット13が一方向に回動して貯蔵槽1内の
ばら物15を掬い取り、外側のスプロケット6位置でカ
バーシュート8から払出コンベヤ5上にばら物15を払
い出す。
【0010】第1ラダー11の先端には貯蔵槽1の払出
側と反対側の側壁1aおよび底壁1cと接触して回転す
るガイドローラ16が取り付けられている。また第1ラ
ダー11と第2ラダー12との継合部において各ラダー
11,12の下側に、該継合部が真直状態に伸びている
ときに、各ラダー11,12の端部どおしが重なるよう
に係合するストッパ17,18が取り付けられ、これに
よって揺動バケットエレベータ9は前記継合部で上方へ
屈曲しないようになっている。
【0011】リクレーマガーダ3の長手方向中途部には
電動機駆動の起伏ウインチ19が設けられ、該ウインチ
19から引き出されたワイヤ20先端のシーブが第2ラ
ダー12の先端近くに連結されている。また、起伏ウイ
ンチ19から払出コンベヤ5側へ寄った位置のリクレー
マガーダ3上に押付シリンダ21が枢支され、そのピス
トンロッド先端が第2ラダー12の中途部に連結されて
いる。さらに第2ラダー12のバケット往行側の下面
(裏面)にはバケット13からばら物15が落ちないよ
うにステータおよびライニング22が取り付けられてい
る。
【0012】揺動バケットエレベータ9は、第1,第2
ラダー11,12が一直線状に伸びきった状態で貯蔵槽
1の払出コンベヤ5と反対側の側壁1aに対して第1ラ
ダー11の先端が少し隙間をもつような長さに形成され
る。また第2ラダー12は略垂直状態において貯蔵槽1
の底壁1cの払出コンベヤ5側隅部に対して先端が少し
隙間ができる程度の長さを有している。したがって、第
2ラダー12の先端が貯蔵槽1の底壁1cの隅部に位置
した状態では、第1ラダー11は図1の実線で示すよう
に該底壁1cの壁面に沿って横臥する状態となる。
【0013】貯蔵槽1の略上面までばら物15が収容さ
れているとき、ばら物15の払出しはまず揺動バケット
エレベータ9をばら物15の上面に沿って水平に置いた
状態でバケット駆動装置14により払出しを開始し、起
伏ウインチ19からワイヤ20を一定ピッチで繰り出
し、走行しながら払出しを行う。揺動バケットエレベー
タ9は払出側端部を支点に自重で降下し、第1ラダー1
1の先端のガイドローラ16が貯蔵槽1の底壁1cに達
するまでは起伏ウインチ19で第1,第2ラダー11,
12の継合部を支持しつつ真直状態でばら物15の表層
に沿って払出しを続け、第1ラダー11のガイドローラ
16が前記底壁1cに接当した後は揺動バケットエレベ
ータ9は継合部で下方へ屈曲した状態での払出しとな
り、最終的には第1ラダー11が前記底壁1c上に横置
されて底ざらいがなされる。上述の継合部での屈曲は揺
動バケットエレベータ9の自重作用によるが、ばら物の
種類によっては、この屈曲をより確実にするためにリク
レーマガーダ3上の押付シリンダ21で一定の押付力を
第2ラダー12に与えて強制的に屈曲させる。このとき
起伏ウインチ19は1次電圧制御により弱い巻上トルク
を掛けた状態とし、ワイヤ20の繰り出しとゆるみに対
処させる。
【0014】上述の実施例では揺動バケットエレベータ
9の先端のガイドローラ16が底壁1cと接触しながら
転動するので、中途部の屈曲がスムーズになされるとと
もにバケット13の歯先と底壁1cとの衝接が防止され
る。最終段階では第1ラダー11部分のバケット13は
底壁1cに沿って移動し、底壁1cの隅部を経て第2ラ
ダー12上を側壁1bに沿うように上昇するので、ばら
物15の取り残しが生じない。
【0015】貯蔵槽1には前述の払出装置の他にばら物
の積付装置30が併設される。図3は同じ貯蔵槽1に設
けられた積付装置(スタッカ)30の正面図である。払
出装置のリクレーマガーダ3と同様に貯蔵槽1を巾方向
に橋渡しされかつ該貯蔵槽1の長手方向に走行可能なス
タッカガーダ31が設けられ、該スタッカガーダ31上
に積付シュート32を備えたスクレーパ台車33が横行
装置34によってガーダ長手方向に往復動するように設
けられている。貯蔵槽1の片側部においてばら物15の
受入コンベヤ4とスタッカガーダ31との間にトリッパ
35が介在され、ばら物15はトリッパ35によりスタ
ッカガーダ31上の搬送ベルト36を経てスクレーパ台
車33の積付シュート32から貯蔵槽1の上面近くまで
均一に積付けがなされる。
【0016】図4は図1,図2で説明した払出装置(リ
クレーマ)23と図3のスタッカ30を貯蔵槽1の長手
方向に交互に配置した積付・払出設備の概略的な全体平
面図である。貯蔵槽1の両側に受入コンベヤ4と払出コ
ンベヤ5が設置され、またこの実施例では貯蔵槽1内が
仕切壁24によって長手方向に複数個に仕切られ、複数
種類のばら物を区分けして積付けし、また所望のばら物
を単独に、あるいは数種類ブレンドして払出しができる
ようになっている。
【0017】図5は本発明の他の実施例による円形型ば
ら物積付・払出装置の縦断面図である。円形の貯蔵槽2
5はその下半分が地面下に埋められ、その中心部に円筒
形の中央側壁部26が貯蔵槽25の外周側壁25aと略
同一高さに形成されている。中央側壁部26の下端には
地上の適当な搬出コンベヤに接続する地下払出コンベヤ
27が設けられている。中央側壁部26の上端には該側
壁部26と同芯に短支柱28が立設されている。リクレ
ーマガーダ3は中央側壁部26の上面から貯蔵槽外周の
側壁25aの上面まで半径方向にのびており、また該リ
クレーマガーダ3の基端(槽中心側)は短支柱28に旋
回自在に軸支されたリクレーマ側連結部材29に固着さ
れている。リクレーマガーダ3の基端側の下部に枢着さ
れかつ中途部で下方へ屈曲可能な揺動バケットエレベー
タ9、該エレベータ9の先端に設けられるガイドローラ
16、リクレーマガーダ3上に設けられる起伏ウインチ
19および押付シリンダ21、リクレーマガーダ3の基
端側上部のスプロケット6,7、短支柱28の上面払出
口に臨むカバーシュート8の構成、その他揺動バケット
エレベータ9の上方への屈曲を防止するためのエレベー
タ中途位置の継合部に設けられるストッパ17,18等
の構成は、図1に示す矩形型払出装置と同様であるが、
図5の円形型の場合はリクレーマガーダ3が貯蔵槽中心
の短支柱28に連結されているので、ガーダ走行駆動装
置(図示省略)の駆動により、前記ガーダ3は車輪およ
び貯蔵槽上面の円形レールを介して短支柱28のまわり
に旋回し、これに伴なって揺動バケットエレベータ9も
短支柱28を中心として貯蔵槽内を旋回する。ばら物1
5の払出しは矩形型の場合と同様に揺動バケットエレベ
ータ9が貯蔵槽上面に水平に伸長した状態で開始し、ば
ら物15の堆積層の減少とともに揺動バケットエレベー
タ9も基端を支点に下降しつつ堆積層の表面を掻き取る
ようにして払出しが進行する。
【0018】円形貯蔵槽25には図4で説明したのと同
様のスタッカガーダ31がリクレーマガーダ3と干渉し
ない位置で中央側壁部26の上面から貯蔵槽外周の側壁
25aの上面まで半径方向にのびており、またスタッカ
ガーダ31の基端(槽中心側)は短支柱28に旋回自在
に軸支されたスタッカ側連結部材37に固着されてい
る。したがってスタッカガーダ31は図示しない駆動装
置により短支柱28のまわりに旋回する。ばら物15の
受入コンベヤ38は貯蔵槽25の屋根40の上へ導か
れ、前記受入コンベヤ38から送られてきたばら物15
は、屋根40の中心に設けられた投入口から短支柱28
の軸線まわりに回転可能な受入シュート39を経てスタ
ッカガーダ31上の搬送ベルト36へ投入され、スクレ
ーパ台車33の積付シュート32から貯蔵槽25の上面
近くまで均一に積付けがなされる。
【0019】図6は図5に示す円形型ばら物積付・払出
装置41を6基ばら物ヤードに配置した多連型積付・払
出設備の概略的な全体平面図である。各々の円形型ばら
物積付・払出装置41の受入コンベヤ38は該装置の中
心を通る搬送コンベヤ42に個別に接続されて各円形貯
蔵槽25のスタッカ30により積付けがなされる。この
場合に搬送コンベヤ42と各貯蔵槽25の受入コンベヤ
38との接続部の開閉弁43の操作で複数種類のばら物
を各貯蔵槽25ごとに区分けして積付けすることができ
る。各貯蔵槽25の払出コンベヤ27は設備の側方を通
る1本の払出側搬送コンベヤ44に集合されるが、各貯
蔵槽25ごとに異種ばら物を区分けして貯蔵されている
場合に各貯蔵槽25のリクレーマ23を同時に動作させ
ることにより最終的に数種類のばら物をブレンドして取
り出したり、あるいは必要な槽のリクレーマ23のみを
動作させることで所望の種類のばら物のみを個別的に取
り出すことができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、払
出用バケットエレベータは払出開始時にはばら物の堆積
層の上面に横置されており、常に層上面から掬い取るよ
うに払出しを行っていくので、揺動バケットエレベータ
の占有部分によって積付容積が少なくならず、貯蔵槽の
上面全域まで表面層を平坦にして積付けを行い得る。ま
た貯蔵槽をほぼ矩形の断面形状に形成しても、揺動バケ
ットエレベータが中途部で下方へ屈曲して底壁および側
壁に沿う形態となるので、槽底の隅部まで有効に払出し
を行い得、デッドスペースのない積付けおよび取り残し
のない払出しができ、その分貯蔵槽を小さくすることが
可能で、小スペースの貯蔵ヤードで効率のよい貯蔵設備
を実現できる。貯蔵槽内に仕切りを設けたり、貯蔵槽を
複数個並置することにより複数種類のばら物を区分して
収容し、それぞれ個別的に、あるいは数種類ブレンドし
て払出しができる。
【0021】揺動バケットエレベータの起伏、バケット
送りおよびガーダによる全体移動(旋回)の動作のみで
一定量づつの払出しができ、従来のような複雑な制御が
不要となるので、積付け,払出しの自動化操業が容易と
なる。また揺動バケットエレベータがばら物内に埋没し
ないので、据付けや点検,メンテナンスも容易となる。
高い積付・払出効率の故に小形で屋根付きの設備とし得
るので、粉塵,騒音等の環境問題が生じない。本発明は
石炭火力発電所の貯炭設備のほか、製鉄所やセメント工
場のばら物原料ヤード設備、穀物や飼料等の貯蔵設備に
用いて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例による矩形型屋内ばら物払出
装置の正面断面図である。
【図2】図1の部分的な上面図である。
【図3】図1に示す矩形貯蔵槽に併設される積付装置の
正面断面図である。
【図4】複数のリクレーマおよびスタッカを備えた矩形
型積付・払出設備の概略的な全体平面図である。
【図5】本発明の他の実施例による円形型積付・払出装
置の縦断面図である。
【図6】図5に示す円形型積付・払出装置を6基ばら物
ヤードに配置した多連型積付・払出設備の概略的な全体
平面図である。
【符号の説明】
1 矩形貯蔵槽 3 リクレーマガーダ 5 払出コンベヤ 9 揺動バケットエレベータ 11 第1ラダー 12 第2ラダー 16 ガイドローラ 17,18 ストッパ 19 起伏ウインチ 21 押付シリンダ 23 リクレーマ 24 仕切壁 25 円形貯蔵槽 26 中央側壁部 28 短支柱 30 スタッカ 31 スタッカガーダ 33 スクレーパ台車

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ばら物貯蔵槽の払出側壁部から反対側壁部
    まで橋渡しされたガーダと、該ガーダの払出側端部に枢
    着され、かつ、先端が前記反対側壁部に対して少し隙間
    をもつような長さに形成されると共に、中途部が下方へ
    屈曲するように形成されたバケットエレベータと、前記
    ガーダ上に保持されかつ前記バケットエレベータの屈曲
    部から基端側部分を該基端を支点に起伏動作させる起伏
    装置と、前記バケットエレベータの先端に設けられたガ
    イドローラとを有し、バケットエレベータの屈曲部から
    基端部までの部分が略垂直状態において下端が底面に対
    して少し隙間をもつような長さに形成されていることを
    特徴とする屋内式ばら物払出装置。
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