JPH05139340A - 自動車のボデーサイド構造 - Google Patents

自動車のボデーサイド構造

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Publication number
JPH05139340A
JPH05139340A JP30596791A JP30596791A JPH05139340A JP H05139340 A JPH05139340 A JP H05139340A JP 30596791 A JP30596791 A JP 30596791A JP 30596791 A JP30596791 A JP 30596791A JP H05139340 A JPH05139340 A JP H05139340A
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JP
Japan
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panel
side member
wheel house
width direction
center pillar
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JP30596791A
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English (en)
Inventor
Hiroki Yamazaki
洋樹 山崎
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 センタピラー部の後側を境に2分割されたサ
イドメンバパネルの結合剛性を高め、ボデー全体の強度
を向上する。 【構成】 サイドパネルはセンタピラー部12の後側を
境に車体前方のサイドメンバアウタ14と、車体後方の
サイドメンバクオータ16とに2分割されている。ホイ
ルハウスアウタパネル32の前端下部と、サイドメンバ
アウタ14のセンタピラー部12の下端との間には、エ
クステンションロッカパネル38が設けられている。エ
クステンションロッカパネル32の車体前後方向から見
た断面形状は開口部を車幅方向内側へ向けたコ字状とさ
れており、エクステンションロッカパネル32の前部は
サイドメンバアウタ14のセンターピラー部12の下端
の後壁部12Bと車幅方向外側壁部12Aとに結合さ
れ、エクステンションロッカパネル32の後部はホイル
ハウスアウタパネル32の車幅方向外側壁部32Bと前
壁部32Cとに結合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のボデーサイド
を構成するサイドパネルがセンタピラーの後側を境に車
体前後でサイドメンバアウタとサイドメンバクオータと
に2分割された自動車のボデーサイド構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のサイドパネルをセンタピ
ラー部で車体前後に分割することにより、歩留り及びプ
レス成形性の向上を計った自動車のボデーサイド構造が
提案されている(一例として実開昭62−167774
号公報参照)。
【0003】図6に示される如く、この自動車のボデー
サイド構造では、サイドパネル50はセンタピラー部5
2を境に車体前後でサイドメンバアウタ54とサイドメ
ンバクオータ56とに2分割されている。また、サイド
メンバアウタ54のロツカ部55の車幅方向内側には、
ロツカインナ57が車体前後方向に沿って結合されてお
り、図7に示される如く、車体前後方向に延びる閉断面
部59が形成されている。
【0004】図8に示される如く、サイドメンバクオー
タ56のホイルハウス部58には、車幅方向内側に屈曲
されたフランジ56Aが形成されており、このフランジ
56Aは、ホイルハウスアウタ60の縁部に車幅方向内
側へ向けて形成されたフランジ60Aに溶着されてい
る。また、ホイルハウスアウタ60の車幅方向内側端部
は、車体前方へ屈曲されたフランジ60Bとされてお
り、このフランジ60Bは、ホイルハウスインナ62の
車幅方向外側端部に車体前方へ向けて形成されたフラン
ジ62Aに車幅方向内側から溶着されている。
【0005】また、サイドメンバクオータ56の前端下
部には、車体前方へ向けてフランジ56Bが形成されて
おり、このフランジ56Bはサイドメンバアウタ54の
ロツカ部55の後端部に車幅方向外側から溶着されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この自
動車のボデーサイド構造では、図8に示される如く、サ
イドメンバアウタ54のロツカ部55がセンタピラー部
52までしかないため、センタピラー部52よりも車体
後方では、ロッカ部がサイドメンバクオータ56のみの
開断面となる。このため、サイドメンバアウタ54とサ
イドメンバクオータ56との結合剛性が低くなり、ボデ
ー全体の剛性が低下するという不具合があった。
【0007】この不具合を改善する構造として本出願人
によって、実願平3−830号の自動車のボデーサイド
構造が提案されている。
【0008】図9に示される如く、この自動車のボデー
サイド構造では、サイドメンバアウタ70の後端下部に
車体後方へ向けて延設部72を設けると共に、延設部7
2にロツカインナ71の後部を結合して、図10に示さ
れる如く、閉断面部73をホイルハウスアウタ76近傍
まで延設している。さらに、サイドメンバクオータ74
に結合された、ホイルハウスアウタ76のフランジ76
Aの前端部に延設部72の後端部72Aを車幅方向内側
から溶着しており、これによって、サイドメンバアウタ
70とサイドメンバクオータ74との結合剛性を向上さ
せている。
【0009】しかしながら、この自動車のボデーサイド
構造では、サイドメンバアウタ70とホイルハウスアウ
タ76との結合が、延設部72の後端部72Aとホイル
ハウスアウタ76のフランジ76Aの前端部との結合部
のみであり、この結合部が車幅方向(図10の上下方
向)に対して剥離方向となっているため、サイドメンバ
アウタ70とサイドメンバクオータ74との結合剛性、
特に捩じり剛性が充分で無かった。
【0010】本発明は上記事実を考慮し、センタピラー
部の後側を境に2分割されたサイドメンバパネルの結合
剛性を向上することができ、ボデー全体の強度を向上す
ることができる自動車のボデーサイド構造を得ることが
目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
自動車のボデーサイド構造は、自動車のボデーサイドを
構成するサイドパネルがセンタピラーの後側を境に車体
前後でサイドメンバアウタとサイドメンバクオータとに
2分割された自動車のボデーサイド構造であって、前記
サイドメンバクオータの後部の車幅方向内側部に結合さ
れたホイルハウスアウタパネルと、前記サイドメンバク
オータのロッカアウタ部の車幅方向内側部に設けられ開
口部を車幅方向内側へ向けた断面コ字状とされたエクス
テンションロッカパネルと、を備え、前記エクステンシ
ョンロッカパネルの前部を前記サイドメンバアウタのセ
ンターピラー部下端の後壁部と側壁部とに結合すると共
に、前記エクステンションロッカパネルの後部を前記ホ
イルハウスアウタパネルの前壁部と側壁部とに結合した
ことを特徴としている。
【0012】
【作用】本発明の自動車のボデーサイド構造では、サイ
ドメンバクオータのロッカアウタ部の車幅方向内側部に
設けられたエクステンションロッカパネルの車体前後方
向から見た断面形状が、開口部を車幅方向内側へ向けた
コ字状とされており、このエクステンションロッカパネ
ルの前部がサイドメンバアウタのセンターピラー部下端
の後壁部と側壁部とに結合され、後部がサイドメンバク
オータの後部の車幅方向内側部に結合されたホイルハウ
スアウタパネルの前壁部と側壁部とに結合されている。
【0013】従って、エクステンションロッカパネルの
前部とサイドメンバアウタのセンターピラー部下端の側
壁部との結合と、エクステンションロッカパネルの後部
とホイルハウスアウタパネルの側壁部との結合が、車体
前後方向に作用する荷重に対して剪断方向の結合となっ
ている。また、エクステンションロッカパネルの前部と
サイドメンバアウタのセンターピラー部下端の後壁部と
の結合と、エクステンションロッカパネルの後部とホイ
ルハウスアウタパネルの前壁部との結合が、車幅方向に
作用する荷重に対して剪断方向の結合となっている。こ
のため、サイドメンバアウタとサイドメンバクオータと
の結合剛性、特に捩じれ剛性が向上し、ボデー全体の強
度を向上することができる。
【0014】また、本発明の自動車のボデーサイド構造
では、エクステンションロッカパネルをサイドメンバク
オータのロッカアウタ部の車幅方向内側部に設けたこと
によって、エクステンションロッカパネルの前部とサイ
ドメンバアウタのセンターピラー部下端の側壁部との結
合部の結合痕及び、エクステンションロッカパネルの後
部とホイルハウスアウタパネルの側壁部との結合部の結
合痕とを、サイドメンバクオータで覆うことができ、外
観品質の低下を防止できる。
【0015】さらに、本発明の自動車のボデーサイド構
造では、サイドメンバアウタのセンターピラー部下端に
溶着用の作業孔を設けることによって、サイドメンバア
ウタと、サイドメンバクオータと、ホイルハウスイン
ナ、クオータインナ等が既に組付けられてホイルハウス
アッシーとされたホイルハウスアウタパネルの3部材を
同時に結合することができる。
【0016】
【実施例】本発明の自動車のボデーサイド構造の一実施
例について図1〜図5に従って説明する。
【0017】なお、図中矢印FRは車体前方方向を、矢
印UPは車体上方方向を、矢印INは車幅内方向を示
す。
【0018】図5に示される如く、自動車のボデーサイ
ドを構成するサイドパネル10は、センタピラー部12
の後側を境に車体前方のサイドメンバアウタ14と、車
体後方のサイドメンバクオータ16とに2分割されてい
る。このサイドメンバアウタ14は枠状に形成されてお
り、自動車のドア周りのフレーム部18と、このフレー
ム部18の後側に車体上下方向に沿って設けられたセン
タピラー部12と、このセンタピラー部12の下側に車
体前後方向に沿って設けられたロツカアウタ部20とで
構成されている。
【0019】一方、サイドメンバクオータ16は車体の
クオータ部を構成しており、サイドメンバクオータ16
の下端部の後部には、タイヤを収容するホイルハウス部
26が形成されており、サイドメンバクオータ16の下
部のホイルハウス部26の前側には、車体前方へ延びる
ロッカアウタ部27が設けられている。また、サイドメ
ンバクオータ16のホイルハウス部26の車幅方向内側
には、ホイルハウスサブアッシー30が設けられてい
る。
【0020】図2に示される如く、サイドメンバアウタ
14のロツカアウタ部20の車体前後方向から見た断面
形状は、水平面20Aとこの水平面20Aの車幅方向外
側端部に下方側へ連結された湾曲面20Bとから成る略
L字状とされている。水平面20Aの車幅方向内側端部
は、上方に屈曲されてフランジ20Cとされており、湾
曲面20Bの下端部は下方に屈曲されてフランジ20D
とされている。
【0021】ロツカアウタ部20には、車幅方向内側か
らロツカインナ22が結合されている。ロツカインナ2
2は、車体前後方向から見た断面形状が、開口部を車幅
方向外側へ向けたハット状とされており、上側開口縁部
には上方に向けてフランジ22Aが形成され、下側開口
縁部には下方に向けてフランジ22Bが形成されてい
る。また、フランジ22Aはロツカアウタ部20のフラ
ンジ20Cと結合されており、フランジ22Bはロツカ
アウタ部20のフランジ20Dと結合されている。従っ
て、ロツカアウタ部20とロツカインナ22とで車体前
後方向に延びる閉断面部24が形成されている。
【0022】図1に示される如く、ホイルハウスサブア
ッシー30の車幅方向外側部は、ホイルハウスアウタパ
ネル32で構成されており、このホイルハウスアウタパ
ネル32の車幅方向内側端部には、ホイルハウスアウタ
パネル32の外側に向けてフランジ32Aが形成されて
いる。ホイルハウスアウタパネル32の車幅方向内側に
は、ホイルハウスインナパネル34が設けられている。
このホイルハウスインナパネル34の車幅方向外側端部
には、ホイルハウスインナパネル34の外側に向けてフ
ランジ34Aが形成されており、このフランジ34Aは
ホイルハウスアウタパネル32のフランジ32Aに溶着
れている。
【0023】ホイルハウスインナパネル34の前部の車
幅方向内側には、クォータホイルハウスインナリインフ
ォース36が設けられている。このクォータホイルハウ
スインナリインフォース36は、ホイルハウスインナパ
ネル34のフランジ34Aの車幅方向内側からホイルハ
ウスインナパネル34に沿って、ホイルハウスインナパ
ネル34の車幅方向内側壁部34Bまで延設されてお
り、ホイルハウスインナパネル34に車幅方向内側から
溶着されている。
【0024】ホイルハウスアウタパネル32の前端下部
と、サイドメンバアウタ14のセンタピラー部12の下
端との間には、エクステンションロッカパネル38が設
けられている。
【0025】図3に示される如く、このエクステンショ
ンロッカパネル38の車体前後方向から見た断面形状
は、開口部を車幅方向内側へ向けたコ字状とされてい
る。また、エクステンションロッカパネル38の上壁部
38Aの車幅方向外側端部は、上方へ向けて屈曲されフ
ランジ38Bとされており、このフランジ38Bの後部
は、クォータホイルハウスインナリインフォース36の
前部36Aに、車幅方向外側から溶着されている。一
方、エクステンションロッカパネル38の下壁部38C
の車幅方向外側端部は、下方へ向けて屈曲されフランジ
38Dとされており、このフランジ38Dの後部は、ク
ォータホイルハウスインナリインフォース36の前部3
6Aの下端に車幅方向外側から溶着されている。また、
エクステンションロッカパネル38の側壁部38Eの中
央部には、車幅方向内側へ向けて凸とされた車体前後方
向に延びるビード40が形成されている。
【0026】エクステンションロッカパネル38の上壁
部38Aの後端部は、上方へ向けて屈曲されフランジ3
8Gとされており、このフランジ38Gは、ホイルハウ
スアウタパネル32の前壁部32Cに車体前後方向前側
から溶着されている。
【0027】図4に示される如く、エクステンションロ
ッカパネル38の側壁部38Eの後部38Fは、ホイル
ハウスアウタパネル32の車幅方向外側壁部32Bに車
幅方向外側から溶着されている。また、エクステンショ
ンロッカパネル38の側壁部38Eの前端部38Hは、
サイドメンバアウタ14のセンタピラー部12の車幅方
向外側壁部12Aの後部に車幅方向外側から溶着されて
いる。
【0028】図1に示される如く、エクステンションロ
ッカパネル38の上壁部38Aの前端部は上方へ向けて
屈曲されフランジ38Jとされており、このフランジ3
8Jは、センタピラー部12の後壁部12Bに車体前後
方向後側から溶着されている。エクステンションロッカ
パネル38のフランジ38Bの前端部は、センタピラー
部12の後壁部12Bの車幅方向内側端部に、後方へ向
けて形成されたフランジ12Cに車幅方向外側から溶着
されている。エクステンションロッカパネル38の下壁
部38Cの前端部38Kは、ロツカアウタ部20の湾曲
面20Bの後端下部に車体上下方向下側から溶着されて
おり、エクステンションロッカパネル38のフランジ3
8Dの前端部は、ロツカアウタ部20のフランジ20D
の後端部に車幅方向外側からから溶着されている。
【0029】図4に示される如く、サイドメンバクオー
タ16のホイルハウス部26の内側縁部は車幅方向内側
へ屈曲されフランジ26Aとされており、このフランジ
26Aは、ホイルハウスアウタパネル32の内側縁部に
車幅方向内側へ向けて形成されたフランジ32Dに車体
前後方向後側から溶着されている。また、ホイルハウス
アウタパネル32の前壁部32Cの下部は、車幅方向内
側へ向けて延設され、延設部32Dとされており、この
延設部32Dは、クォータホイルハウスインナリインフ
ォース36の縦壁部36Bに、車体前後方向後側から溶
着されている。
【0030】図5に示される如く、サイドメンバクオー
タ16の前端縁部16Aは、サイドメンバアウタ14の
センタピラー部12の外側部に沿った形状とされてお
り、この前端縁部16Aが、サイドメンバアウタ14の
センタピラー部12に、車幅方向外側から溶着されてい
る。
【0031】また、図4に示される如く、サイドメンバ
クオータ16のロッカアウタ部27の前端部27Aは、
サイドメンバアウタ14のセンタピラー部12の車幅方
向外側壁部12Aの前端部に車幅方向外側から溶着され
ており、エクステンションロッカパネル38は、サイド
メンバクオータ16のロッカアウタ部27によって車幅
方向外側から覆われている。
【0032】次に、本実施例の自動車のボデーサイド構
造の組付手順を説明する。図5に示される如く、本実施
例の自動車のボデーサイド構造では、エクステンション
ロッカパネル38をホイルハウスアウタパネル32に結
合し、さらにホイルハウスアウタパネル32にホイルハ
ウスインナパネル34とクォータホイルハウスインナリ
インフォース36とを結合し、ホイルハウスサブアッシ
ー40とする。このホイルハウスサブアシー40とクオ
ータインナパネル42とを結合して、ルーフサイドイン
ナサブアッシー44とする。
【0033】次に、サイドメンバクオータ16、ルーフ
サイドインナサブアッシー44、サイドメンバアウタ1
4にロツカインナ22が結合されたサイドメンバアウタ
パネルサブアッシー46の順にセットし、エクステンシ
ョンロッカパネル38の前端部をサイドメンバアウタ1
4のセンタピラー部12の下部に溶着する。この場合、
図4に示される如く、サイドメンバアウタ14のセンタ
ピラー部12の車幅方向外側壁部12Aの下端部に穿設
された作業孔42から、溶接ガン44を挿入して、エク
ステンションロッカパネル38の側壁部38Eの前端部
38Hを、サイドメンバアウタ14のセンタピラー部1
2の車幅方向外側壁部12Aの後部に車幅方向外側から
溶着する。また、サイドメンバクオータ16のホイルハ
ウス部26のフランジ26Aを、ホイルハウスアウタパ
ネル32のフランジ32Dに溶着する。
【0034】次に本実施例の作用を説明する。本実施例
の自動車のボデーサイド構造によれば、サイドメンバク
オータ16のロッカアウタ部27の車幅方向内側部に設
けられたエクステンションロッカパネル38の車体前後
方向から見た断面形状が、開口部を車幅方向内側へ向け
たコ字状とされており、このエクステンションロッカパ
ネル38の前部のフランジ38Jと側壁部38Eの前端
部38Hとが、それぞれサイドメンバアウタ14のセン
ターピラー部12の下端の後壁部12Bと車幅方向外側
壁部12Aとに結合されると共に、エクステンションロ
ッカパネル38の後部のフランジ38Gと側壁部38E
の後部38Fとが、それぞれホイルハウスアウタパネル
32の前壁部32Cと車幅方向外側壁部32Bとに結合
されている。
【0035】従って、エクステンションロッカパネル3
8の側壁部38Eの前端部38Hとサイドメンバアウタ
14のセンターピラー部12の下端の車幅方向外側壁部
12Aとの結合と、エクステンションロッカパネル38
の側壁部38Eの後部38Fとホイルハウスアウタパネ
ル32の側壁部32Bとの結合が、車体前後方向に作用
する荷重に対して剪断方向の結合となっている。また、
エクステンションロッカパネル38のフランジ38Jと
サイドメンバアウタ14のセンターピラー部12の下端
の後壁部12Bとの結合と、エクステンションロッカパ
ネル38のフランジ38Gとホイルハウスアウタパネル
32の前壁部32Cとの結合が、車幅方向に作用する荷
重に対して剪断方向の結合となっている。このため、サ
イドメンバアウタ14とサイドメンバクオータ16との
結合剛性、特に捩じり剛性が向上し、ボデー全体の強度
を向上することができる。
【0036】また、本実施例の自動車のボデーサイド構
造では、エクステンションロッカパネル38がサイドメ
ンバクオータ16によって車幅方向外側から覆われてい
るため、エクステンションロッカパネル38の側壁部3
8Eの前端部38Hとサイドメンバアウタ14のセンタ
ーピラー部12の下端の側壁部12Aとの結合部の結合
痕及び、エクステンションロッカパネル38の側壁部3
8Eの後部38Fとホイルハウスアウタパネル32の側
壁部32Bとの結合部の結合痕とを、サイドメンバクオ
ータ16で隠すことができ、外観品質の低下を防止でき
る。
【0037】さらに、本実施例の自動車のボデーサイド
構造では、サイドメンバアウタ14のセンターピラー部
12の下端に溶着用の作業孔42を設け、この作業孔4
2に溶接ガン44を挿入してエクステンションロッカパ
ネル38の側壁部38Eの前端部38Hをサイドメンバ
アウタ14のセンターピラー部12の下端の側壁部12
Aに溶着することによって、サイドメンバクオータ1
6、ルーフサイドインナサブアッシー44、サイドメン
バアウタ14にロツカインナ22が結合されたサイドメ
ンバアウタパネルサブアッシー46の順にセットし、こ
れらの3部材を同時に組付け溶着可能とすることができ
る。
【0038】また、本実施例では、サイドメンバアウタ
14とエクステンションロッカパネル38とを別部材と
したため、歩留り及びプレス成型性を向上することがで
きる。また、センタピラー部12の後壁部12Bが、エ
クステンションロッカパネル38の前端部のバルクヘッ
ドの役割りを果たすため、エクステンションロッカパネ
ル38の断面崩れを防止することができる。また、エク
ステンションロッカパネル38に車体前後方向に延びる
ビード40を通したため、エクステンションロッカパネ
ル38の曲げ剛性及び捩じり剛性を向上することができ
る。
【0039】
【発明の効果】本発明は、エクステンションロッカパネ
ルの車体前後方向から見た断面形状を開口部を車幅方向
内側へ向けたコ字状とすると共に、エクステンションロ
ッカパネルの前部をサイドメンバアウタのセンターピラ
ー部下端の後壁部と側壁部とに結合し、エクステンショ
ンロッカパネルの後部をサイドメンバクオータに結合さ
れたホイルハウスアウタパネルの前壁部と側壁部とに結
合した構成としたので、センタピラー部の後側を境に2
分割されたサイドメンバパネルの結合剛性を高め、ボデ
ー全体の強度を向上することができるという優れた効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の自動車のボデーサイド構造
を示す車体外側斜め前方から見た斜視図である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】図1の3−3線断面図である。
【図4】図1の4−4線断面図である。
【図5】図1の分解斜視図である。
【図6】従来例の自動車のボデーサイド構造を示す車体
外側斜め前方から見た分解斜視図である。
【図7】図6の7−7線断面図である。
【図8】図6の8−8線断面図である。
【図9】他の従来例の自動車のボデーサイド構造を示す
車体外側斜め前方から見た分解斜視図である。
【図10】図9の10−10線断面図である。
【符号の説明】
10 サイドパネル 12 センタピラー部 12A 車幅方向外側壁部 12B 後壁部 14 サイドメンバアウタ 16 サイドメンバクオータ 20 ロツカアウタ部 27 ロツカアウタ部 30 ホイルハウスサブアッシー 32 ホイルハウスアウタパネル 32B 車幅方向外側壁部 32C 前壁部 34 ホイルハウスインナ 36 クォータホイルハウスインナリインフォース 38 エクステンションロッカパネル 38A 上壁部 38E 側壁部 38G フランジ 38F 後部 38H 前端部 38J フランジ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のボデーサイドを構成するサイド
    パネルがセンタピラーの後側を境に車体前後でサイドメ
    ンバアウタとサイドメンバクオータとに2分割された自
    動車のボデーサイド構造であって、前記サイドメンバク
    オータの後部の車幅方向内側部に結合されたホイルハウ
    スアウタパネルと、前記サイドメンバクオータのロッカ
    アウタ部の車幅方向内側部に設けられ開口部を車幅方向
    内側へ向けた断面コ字状とされたエクステンションロッ
    カパネルと、を備え、前記エクステンションロッカパネ
    ルの前部を前記サイドメンバアウタのセンターピラー部
    下端の後壁部と側壁部とに結合すると共に、前記エクス
    テンションロッカパネルの後部を前記ホイルハウスアウ
    タパネルの前壁部と側壁部とに結合したことを特徴とす
    る自動車のボデーサイド構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6648404B2 (en) * 2001-10-25 2003-11-18 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Vehicle body side structure
JP2011201470A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Suzuki Motor Corp 車両の側方下部構造

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