JPH05138515A - 平面研削装置における加工物保持装置 - Google Patents

平面研削装置における加工物保持装置

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JPH05138515A
JPH05138515A JP13182992A JP13182992A JPH05138515A JP H05138515 A JPH05138515 A JP H05138515A JP 13182992 A JP13182992 A JP 13182992A JP 13182992 A JP13182992 A JP 13182992A JP H05138515 A JPH05138515 A JP H05138515A
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JP
Japan
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disk
grinding
grindstone
grinding surface
work
Prior art date
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Application number
JP13182992A
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English (en)
Inventor
Yasuhiko Hattori
泰彦 服部
Eiji Hara
英治 原
Takanao Usami
高直 宇佐見
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Noritake Co Ltd
Original Assignee
Noritake Co Ltd
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Publication date
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 デイスク砥石の偏磨耗の防止と加工時間の短
縮及び加工精度の向上を図る。 【構成】 デイスク砥石の研削面上に目立修正リングを
乗載してデイスク砥石を回転しながら研削面の目立及び
平面状態の修正作用をなし、研削面上に被加工材を乗載
して研削する平面研削装置において、デイスク上方に垂
下状に支持されかつ駆動モータから積極回転される回転
軸と、回転軸の下部に首振り自在に支承されかつデイス
ク砥石上の被加工材を保持するワークホルダを有する支
持円盤と、回転軸の回転を支持円盤に伝達する伝達手段
と、該回転軸並びに支持円盤を下方へ付勢する押圧力付
与手段とからなり、支持円盤によりデイスク砥石上の被
加工材に対して押圧しながら積極的に回転力を付与する
ように構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平面研削装置における
加工物保持装置、詳しくは、デイスク砥石の平面状の研
削面上に目立修正リングを乗載して該デイスク砥石を回
転しながら研削面の目立及び平面状態の修正作用をな
し、前記研削面上に被加工材を乗載して研削する平面研
削装置における被加工材の保持装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の平面研削装置にあって
は、上向きの平面状の研削面を有しかつ積極回転される
デイスク砥石と、このデイスク砥石の研削面に乗載され
かつ該研削面を目立修正する修正リングと、該デイスク
砥石に乗載される被加工材を保持する保持手段とを備
え、このデイスク砥石の研削面を修正リングにより目立
修正して該研削面の平面度を修正しながら被加工材に対
して平面研削加工をなすように構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のものにあっては、保持手段により被加工材を単
に保持するのみであり、研削状態の種々の悪影響を及ぼ
すものであった。そこで、本発明は、上記した問題点に
鑑み、デイスク砥石の研削面に乗載された被加工材を最
適の状態で保持し、もって、デイスク砥石の研削面の偏
磨耗の防止とともに加工時間の短縮並びに加工精度の向
上を図ることができる平面研削装置における加工物保持
装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、デイスク砥石の平面状の研削面上に目立修正リ
ングを乗載して該デイスク砥石を回転しながら研削面の
目立及び平面状態の修正作用をなし、前記研削面上に被
加工材を乗載して研削する平面研削装置において、前記
デイスク上方に垂下状に支持されかつ駆動モータから積
極回転される回転軸と、該回転軸の下部に首振り自在に
支承されかつ前記デイスク砥石上の被加工材を保持する
ワークホルダを有する支持円盤と、前記回転軸の回転を
支持円盤に伝達する伝達手段と、該回転軸並びに支持円
盤を下方へ付勢する押圧力付与手段とからなり、支持円
盤によりデイスク砥石上の被加工材に対して押圧しなが
ら積極的に回転力を付与するように構成したことを要旨
とするものである。
【0005】
【作用】上記した構成により、支持円盤によってデイス
ク砥石上の被加工材を該デイスク砥石の研削面に無理な
く押圧しながら、さらに積極的に回転力を付与して保持
し、平面研削を行うものである。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面にしたがって
詳述すると、図において、1は本例の平面研削装置の全
体を示し、大別すると、デイスク砥石2を備えた砥石装
置部3と、該デイスク砥石2の研削面2aを目立修正す
る目立修正リング4の保持装置部5と、研削すべき被加
工材Rを保持する保持装置部6と、前記砥石装置部3の
デイスク砥石2の平面度を測定する測定装置部7とから
構成されている。
【0007】砥石装置部3のデイスク砥石2は、中心部
に所望の径の孔を有する所望の厚みの円盤状(リング状
ともいう)に形成されてその上面を幅広の平面状の研削
面2aとなし、下面側には円盤状の基盤8を介して砥石
軸9が垂下されている。そして、デイスク砥石2はその
砥石軸9が箱形状の前側フレーム10の上面板10a上
のほぼ中央部に軸受部材11により回転可能に支承され
て該フレーム10内に装設された減速装置12を介して
駆動モータ13に連結されている。
【0008】前記目立修正リング4の保持装置部4につ
いて説明すると、前記前側フレーム10と一体に形成さ
れた後側フレーム14には主ブラケット15が支軸16
により若干の水平回動可能に配置され、その下部フラン
ジには取付け用の長孔17〜17が同一円周上に形成さ
れていて該長孔17〜17に嵌挿された固定ボルト18
〜18により前記後側フレーム14にその支軸16周り
の位置調節可能に固定されている。 主ブラケット15
上には対の支持突片19,19が突設され、両支持突片
19,19間には前後に所定の間隔をおいてガイド軸2
0,20が横架されており、また前面にはブラケット2
1を介して後述する目立修正リング4の移動用の第1の
駆動モータ22がそのモータ軸を上向きにして垂下状に
取付けられている。
【0009】可動ブラケット23は水平状の横枠23a
と、該横枠23a上に立設された対の縦枠23bとから
なり、その縦枠23bが前記両ガイド軸20,20に対
して水平方向へのスライド可能に装設されている。ま
た、可動ブラケット23の縦枠23b間には前記一方
(前側)のガイド軸20を傾動支点とするほぼ鉤形状の
支持アーム24が上下方向への傾動可能に配設され、こ
の支持アーム24の角筒形状の水平部24aの先端下部
には目立修正リング4が垂下状に装設されている。すな
わち、支持アーム24の水平部24aの先端は前記デイ
スク砥石2の上方に延出されていてその下部には固定軸
25が垂下され、この固定軸25の下端部に球面ベアリ
ング26を介して支持円盤27が回転可能かつ首振り自
在に支承され、そして、この支持円盤27の下面には目
立修正リング4が複数個の取付けボルト28により固定
されている。しかして、目立修正リング4は前記デイス
ク砥石2の研削面2aに対して図2においてほぼ左半分
の部位に位置されるとともに、その中心部を前記前記デ
イスク砥石2における研削面2aを円周方向において外
側と内側とに2分する円周上の点(本明細書においては
中立点という。)に合致するように設定位置されてい
る。この目立修正リング4は、デイスク砥石2の研削面
2aにおける切れ味の劣化した不用な砥粒を脱落させ鋭
い切刃を有する新しい砥粒だけを残す、いわゆる目立作
用をなすもので、例えば、鋳鉄製から形成されており、
そのリング径は前記デイスク砥石2の研削面2aの1/
3以上の径がのぞましい。なお、目立修正リング4は図
示リング状の形状の他、円盤、多角形等種々の形状のも
のを採用してもよい。
【0010】可動ブラケット23の横枠23a上には前
記他方のガイド軸20に一部が挿通された固定ブラケッ
ト29が立設され、この固定ブラケット29の上端部に
は前記支持アーム24のエアー圧等で動作される傾動用
作動シリンダ30が上下方向への傾動可能に支持されて
おり、そのロッド30aの先端が前記支持アーム24の
垂直部24bのほぼ上部にブラケットを介して枢着され
ている。この傾動用作動シリンダ30によるロッド30
aの進退動により支持アーム24が上下方向に傾動さ
れ、デイスク砥石2に対して目立修正リング4を上方に
退避したり当接させたりするものである。
【0011】また、前記支持アーム24の水平部24a
の上面上にはウエート31が乗載され、このウエート3
1は該水平部24aの上面中央部の長手方向に沿って形
成された一条のガイド溝32に挿通された固定ボルト3
3により水平部24aの長手方向の位置調整可能に固止
されており、これによって、デイスク砥石2に対する目
立修正リング4の押付け力が調整されるものである。
【0012】そして、前記可動ブラケット23の横枠2
3aの下面中央部の前側には前記ガイド軸20,20と
直交方向に対のガイド板34,34を固着して一条の直
線状カム溝35が形成されており、この直線状カム溝3
5内には前記第1の駆動モータ22により駆動されるカ
ムローラ36がスライド可能に嵌合されている。すなわ
ち、前記ブラケット21に回転可能に支承された支軸3
7が前記第1の駆動モータ22のモータ軸と軸継手38
を介して連結され、この支軸37の上端部には検出円盤
39と、カム円盤40とが同軸上に取付けられ、該カム
円盤40上にはその中心より半径方向に偏位した部位に
前記カムローラ36が回転可能に装設されている。しか
して、第1の駆動モータ22により支軸37とともにカ
ム円盤40が回転され、この回転によってカムローラ3
6が直線状カム溝35内をガイド板34,34に摺接し
ながら支軸37回りを偏心回転されるので、この偏心量
に対応して可動ブラケット23が支持アーム24ととも
に主ブラケット15のガイド軸20,20に沿って直線
状に往復動され、これによって目立修正リング4を研削
面2aの中立点から半径方向の外周側及び中心側に移動
されてその位置が修正されるものである。前記検出円盤
39の外周には回転位置検出手段が形成されており、こ
の回転位置検出手段は、研削面2aに対する目立修正リ
ング4の中立点に対応するカムローラ36と同位置に形
成された中立点用の検知片41aと、該中立点からの中
心側に移動する最大量2Lの半分の移動量Lに対応する
カムローラ36と同位置に形成された第1の検知片41
bと、中立点からの中心側に移動する最大量2Lに対応
するカムローラ36と同位置に形成された第2の検知片
41cと、中心側の最大移動位置から中立点に移動する
量の半分の移動量Lに対応するカムローラ36と同位置
に形成された第3の検知片41dと、前記中立点用の検
知片41aと180度変位して対応する中立点用の検知
片41eと、この中立点からの外周側に移動する最大量
2Lの半分の移動量Lに対応するカムローラ36と同位
置に形成された第4の検知片41fと、中立点からの外
周側に移動する最大量2Lに対応するカムローラ36と
同位置に形成された第5の検知片41gと、この最大移
動位置から中立点に移動する量の半分の移動量Lに対応
するカムローラ36と同位置に形成された第6の検知片
41hとから構成され、そして、前記目立修正リング4
の中立点に対応するカムローラ36の位置と同一位置上
に配置された近接スイッチ等の検出器42が前記前側フ
レーム10の後面に固定されており、この検出器42は
目立修正リング4の中立点に対応するカムローラ36の
位置にあってそれぞれ前記各検知片41a〜41hによ
りその各位置を検出して第1の駆動モータ22の駆動停
止を制御するものである。
【0013】つぎに、被加工材の保持装置部5について
説明すると、前記後側フレーム14上には前記目立修正
リング4の保持装置4の主ブラケット15と並設された
旋回軸43aにより旋回フレーム43が支承されてお
り、その前面にはブラケット44を介して後述するワー
クホルダーの首振り用の第2の駆動モータ45がそのモ
ータ軸を上向きにして垂下状に取付けられている。そし
て、後側フレーム14上のブラケット46を介してエア
ー圧等で動作される旋回用作動シリンダ47が水平方向
への傾動可能に支持されており、そのロッド47aの先
端が前記旋回フレーム43の外周ほぼ下部にブラケット
を介して枢着されている。この旋回用作動シリンダ47
によるロッド47aの進退動により旋回フレーム43が
旋回軸43aを中心として水平状に旋回されるように構
成されている。
【0014】旋回軸43a上には前側に延出した固定ブ
ラケット48が装設され、この固定ブラケット48の先
端部には支軸49を傾動支点とするほぼ鉤形状の支持ア
ーム50が上下方向への傾動可能に配設されており、こ
の支持アーム50の角筒形状の水平部50aの先端下部
には円盤状のワークホルダ51が垂下状に装設されてい
る。すなわち、支持アーム50の水平部50aの先端は
前記デイスク砥石2の上方に延出されていてその下部に
は回転軸52が垂下され、この回転軸52の下端部に球
面ベアリング53を介して支持円盤54が回転可能かつ
首振り自在に支承され、この支持円盤54の下面には被
加工材Rを上部から押付けるワークホルダ51が装設さ
れている。そして、前記回転軸52のほぼ下端部には回
転伝達盤55が嵌着されており、この回転伝達盤55の
下部に対向する前記支持円盤54との間の複数カ所)に
は連結ピン56が該回転伝達盤55と支持円盤54の両
者にわたって嵌合されており、これにより、ワークホル
ダ51と回転軸52とが一体的に回転されるように構成
されている。また、ワークホルダ51は磁石等の吸着手
段(図示しない)を複数ヶ所配設して被加工材Rを吸着
状態で保持するとともに、前記デイスク砥石2の研削面
2aに対して図2においてほぼ右半分の所望部位に位置
されるものである。
【0015】支持アーム50の垂直部50bの下部一端
には前記支軸49の軸端部を傾動支点とする傾動アーム
57が立設されており、また固定ブラケット48の後方
にはブラケット58が立設され、このブラケット58の
上端部にはエアー圧等で動作される支持アーム50の傾
動用作動シリンダ59が上下方向への傾動可能に支持さ
れており、そのロッド59aの先端が前記傾動アーム5
7の上端部に枢着されている。この傾動用作動シリンダ
59によるロッド59aの進退動により傾動アーム57
を介して支持アーム50が上下方向に傾動され、デイス
ク砥石2に対してワークホルダ51を上方に退避したり
接近させたりするものである。
【0016】また、前記支持アーム50の水平部50a
の上面上にはウエート60が乗載され、このウエート6
0は該水平部50aの上面中央部の長手方向に沿って形
成された一条のガイド溝61に挿通された固定ボルト6
2により水平部50aの長手方向の位置調整可能に固止
されており、これによって、デイスク砥石2に対するワ
ークホルダ51の押付け力が調整されるものである。
【0017】そして、支持アーム50の水平部50a内
の長手方向には伝達軸63が回転可能に支承されてい
て、この伝達軸63の先端部には前記回転軸52のベベ
ルギヤ64aと噛合されたベベルギヤ64bが嵌着さ
れ、後端部は該支持アーム50の垂直部50bに装設さ
れた駆動モータ65のモータ軸65aと連結されてい
る。これにより、ワークホルダ51は積極的に回転され
るものである。
【0018】そして、前記固定ブラケット48の下面中
央部の前側には前記と同様に対のガイド板66,66を
固着して一条の直線状カム溝67が形成されており、こ
の直線状カム溝67内には前記第2の駆動モータ45に
より駆動されるカムローラ68がスライド可能に嵌合さ
れている。すなわち、前記ブラケット44に回転可能に
支承された支軸69が前記第2の駆動モータ45のモー
タ軸と軸継手70を介して連結され、この支軸69の上
端部にはカム円盤71が取付けられ、該カム円盤71上
にはその中心より半径方向に偏位した部位に前記カムロ
ーラ68が回転可能に装設されている。しかして、第2
の駆動モータ45により支軸69とともにカム円盤71
が回転され、この回転によってカムローラ68が直線状
カム溝67内をガイド板66,66に摺接しながら支軸
69回りを偏心回転されるので、この偏心量に対応して
固定ブラケット48が支持アーム50とともに旋回軸4
3aを中心として首振り動作され、これによってワーク
ホルダ51を研削面2a上においてほぼ半径方向に首振
り動作するものである。
【0019】つづいて、前記測定装置部6について説明
すると、後側フレーム14の後部ほぼ中央部には固定支
柱72が立設されており、この固定支柱72には水平状
に固定アーム73が前記デイスク砥石2の研削面2aの
上方に延出されている。この固定アーム73の先端部に
流体圧シリンダ74が上下方向に装設されていて、その
ロッド74aが下方に垂下されている。支持フレーム7
5はほぼ前記デイスク砥石2の直径に相当する長さを有
し、かつその中央部が前記ロッド74aに対して上下動
自在に嵌合されていて、該デイスク砥石2の研削面2a
に対して前記目立修正リング4とワークホルダ51との
間における研削面2a上に当接可能に対向されている。
この支持フレーム75の下面のほぼ両端部及びほぼ中央
部には前記研削面2aの平面度、すなわち、面状態がデ
イスク砥石2の研削面2aにあってその外周側より内周
側の高さが低い凹面状か、外周側より内周側の高さが高
い凸面状か、また外周側と内周側との高さがほぼ同一の
偏平面状かを測定するための例えばセラミックス製の接
触子(ブロック)76a〜76cが取付けられ、その両
端の接触子76a,76cは固定形となしかつ中央部の
接触子76bは前記面状態が凹面状か凸面状か、また偏
平面かに対応して電気的に検出するセンサ77を備えた
可動形となしている。そして、この両端部の接触子76
a,76cが研削面2aに当接した状態においてセンサ
77を備えた接触子76bが該面状態の凹面状か凸面状
か、また偏平面状かに対応する微動によってそれぞれの
状態を検知測定するものである。そして、センサ77に
よる検知信号は電気制御部に入力され、それに基づいて
凸面状であれば目立修正リング4を中立点から中心側に
移動するように、また凹面状であれば目立修正リング4
を中立点から外周側に移動するように、そして偏平面状
であれば目立修正リング4を中立点に保持するように、
第1の駆動モータ22を前記検出円盤39の各検知片4
1a〜41h及びこれに対応する検出器42と協働して
駆動停止制御されるものである。
【0020】上述のように構成された本実施例の作用に
ついて説明する。まず、目立修正リング4がデイスク砥
石2の研削面2aに対して第2図においてほぼ左半分の
部位に位置されるとともに、その中心部を前記前記デイ
スク砥石2における研削面2aを円周方向において外側
と内側とに2分する円周上の点、すなわち、中立点に合
致して該研削面2aに当接させる。この当接状態は支持
アーム24の水平部24aにおけるウエート31の位置
を調節して該目立修正リング4に所望の重力を付与して
研削面2aに対して所望の押圧力で圧接されるものであ
る。
【0021】一方、平面研削すべき被加工材Rをワーク
ホルダ51により吸着状態で保持するとともに、該ワー
クホルダ51をデイスク砥石2の研削面2a上に当接位
置させる。この当接状態は支持アーム50の水平部50
aにおけるウエート60の位置を調節して該ワークホル
ダ51に所望の重力を付与して研削面2aに対して所望
の押圧力で圧接されるものである。
【0022】そこで、駆動モータ13を駆動して減速装
置12、砥石軸8を介してデイスク砥石2を高速で回転
すると、該デイスク砥石2の研削面2aに圧接された目
立修正リング4が同デイスク砥石2の回転に伴って支持
アーム24の固定軸25を中心として球面ベアリング2
6を介して自由状態で回転されるので、この回転される
目立修正リング4によりデイスク砥石2の研削面2aに
対して切れ味の劣化した不用な砥粒を脱落させ鋭い切刃
を有する新しい砥粒だけを残す、いわゆる目立作用と平
面状態の修正作用が行われる。一方、デイスク砥石2の
研削面2aに圧接されかつワークホルダ51により吸着
保持された被加工材Rは目立修正された研削面2aによ
りその下面の平面研削される。すなわち、デイスク砥石
2の研削面2aは目立修正リング4により常に目立作用
及び平面状態の修正作用とがなされながら被加工材Rの
下面の平面研削するものである。
【0023】この研削加工中にあって、ワークホルダ5
1は駆動モータ65の駆動により伝達軸63、ベベルギ
ヤ64a,64b、回転軸52、回転伝達盤55、連結
ピン56、支持円盤54を介して回転されて被加工材R
を積極的に回転する。また、第2の駆動モータ45を駆
動して支軸69、カム円盤71を回転すると、該カム円
盤71のカムローラ68が直線状カム溝67内をガイド
板66,66に摺接しながら支軸69回りを偏心回転さ
れるので、この偏心量に対応して固定ブラケット48が
支持アーム50とともに旋回軸43aを中心として首振
り動作され、これによってワークホルダ51を研削面2
a上においてほぼ半径方向に首振り動作して被加工材R
を積極的に研削面2a上をほぼ半径方向に沿って往復動
する。したがって、前記被加工材Rの積極的な回転動作
と、半径方向に沿って往復動(首振り動作)によって、
被加工材Rの研削状態の良化を図るものである。
【0024】そして、研削の終了に伴って、傾動用作動
シリンダ59を作動して、そのロッド59aを退動する
と、傾動アーム57を介して支持アーム50が支軸49
を支点として上方向に傾動され、デイスク砥石2に対し
てワークホルダ51全体を上方に退避するとともに、旋
回用作動シリンダ47を作動して、そのロッド47aの
進動すると、被加工材Rの保持装置5の旋回フレーム4
3が旋回軸43aを中心として水平状に旋回されて被加
工材Rをデイスク砥石2の研削面2a上から退避して、
研削を終了した被加工材Rを取外し、つぎの研削すべき
被加工材Rを装着して前述とは逆の動作により、研削す
べき被加工材Rをつぎの研削加工に対応するものであ
る。
【0025】さて、デイスク砥石2における研削面2a
の平面度を修正する作用について説明する。回転を停止
しかつ被加工材Rが乗載されていない研削加工の休止時
間の状態において、デイスク砥石2の研削面2aに対し
て測定装置部6における流体圧シリンダ74を作動して
そのロッド74aを下降して支持フレーム75の各接触
子76a〜76cを研削面2aに当接する。そして、こ
の両端部の接触子76a,76cが研削面2aに当接し
た状態においてセンサ77を備えた接触子76bがその
センサ77による該面状態の凹面状か、凸面状か、また
偏平面状かに対応する微動によってそれぞれの状態を検
知測定するものである。この測定は複数回、例えば、3
回行なってその内の多数検知測定された面状態をその測
定結果とし、今仮に、面状態が凸面状として検知測定さ
れ、目立修正リング4の位置が研削面2aに対して最も
中心側に位置された状態にある場合、該センサ77によ
る検知信号が電気制御部に入力され、それに基づいて目
立修正リング4を中立点から中心側に移動するように第
1の駆動モータ22を駆動する。しかし、検出器42が
検出円盤39における研削面2aに対して目立修正リン
グ4の位置の最も中心側に位置された部位に対応した第
2の検知片41cを検出しているので、第1の駆動モー
タ22は駆動されない。したがって、目立修正リング4
は研削面2aに対して最も中心側に位置された状態を維
持される。そこで、前述のようにしてデイスク砥石2を
回転して目立修正リング4により研削面2aの平面状態
を目立修正しながらつぎの被加工材Rの下面の平面研削
するものである。この場合、研削面2aは次第に内面側
が目立修正されるものである。
【0026】ついで、所定の時間各被加工材Rを研削し
たのち、再び前述のように測定装置部6により研削面2
aの平面度を測定してその状態を検知し、依然凸面状も
しく偏平面状であれば、前述した状態を継続して、その
状態によるつぎの研削加工工程を続行する。そして、こ
の測定工程と研削加工工程とを繰り返し行なうと、研削
面2aは次第にとくに内面側が目立修正された状態とな
り、つぎの測定により凹面状を検知測定した場合は、第
1の駆動モータ22を駆動して中心側の最大移動位置か
ら中立点に移動する量の半分の移動量Lに対応するカム
ローラ36と同位置に形成された第3の検知片41dを
検知器42が検知するまで回転する。この場合、カムロ
ーラ36が直線状カム溝35内をガイド板34,34に
摺接しながら支軸37回りを偏心回転されるので、この
偏心量に対応して可動ブラケット23が支持アーム24
とともに主ブラケット15のガイド軸20,20に沿っ
て直線状に移動される。したがって、目立修正リング4
が研削面2aの中心側から中立点に一段近づいた量移動
されてその位置が前述の状態から修正位置される。
【0027】上記の状態にあって、再び、前述のように
してデイスク砥石2を回転して目立修正リング4により
研削面2aの目立修正しながらつぎの被加工材Rの下面
の平面研削するものである。
【0028】ついで、所定の時間各被加工材Rを研削し
たのち、再び前述のように測定装置部6により研削面2
aの平面度を測定してその状態を検知し、依然凹面状で
あれば、第1の駆動モータ22を再び駆動してら中立点
に対応するカムローラ36と同位置に形成された第3の
検知片41eを検知器42が検知するまで回転する。こ
の場合、目立修正リング4が前述のようにして研削面2
aの中立点に移動されてその位置が前述の状態から修正
位置される。
【0029】そして、前述のように測定装置部6により
研削面2aの平面度を測定してその状態を検知し、依然
凹面状であれば、第1の駆動モータ22を再び駆動して
ら中立点からの外周側に移動する最大量2Lの半分の移
動量Lに対応するカムローラ36と同位置に形成された
第4の検知片41fを検知器42が検知するまで回転す
る。この場合、目立修正リング4が前述のようにして研
削面2aの中立点から外周側に一段近づいた量移動され
てその位置が前述の状態から修正位置される。この場
合、研削面2aは次第に外周側が目立修正されるもので
ある。
【0030】さらに、測定状態が依然凹面状であれば、
第1の駆動モータ22を再び駆動して中立点からの外周
側に移動する最大量2Lに対応するカムローラ36と同
位置に形成された第5の検知片41gを検知器42が検
知するまで回転する。この場合、目立修正リング4が前
述のようにして研削面2aの外周側に最大量移動されて
その位置が前述の状態から修正位置される。この場合、
研削面2aは次第に外周側がとくに目立修正されるもの
である。
【0031】ついで、再び前述のように測定装置部6に
より研削面2aの平面度を測定してその状態を検知し、
偏平面状であれば、前述した状態を継続して、その状態
によるつぎの研削加工工程を続行する。
【0032】そして、測定状態が凸面状であれば、第1
の駆動モータ22を再び駆動して最大移動位置から中立
点に移動する量の半分の移動量Lに対応するカムローラ
36と同位置に形成された第6の検知片41hを検知器
42が検知するまで回転する。この場合、目立修正リン
グ4が研削面2aの外周側から中立点に一段近づいた量
移動されてその位置が前述の状態から修正位置される。
【0033】このようにして、研削加工休止時間にデイ
スク砥石2の研削面2aを検知測定して、その平面状態
に対応して目立修正リング4をデイスク砥石2の研削面
2aの中立点から内周側或いは外周側に半径方向に移動
して研削面2aを目立修正しながら被加工材Rを研削す
るものである。そのデイスク砥石2の研削面2aの状態
に対する目立修正リング4の位置との関係を図14に示
す。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明は、デイスク砥石
の平面状の研削面上に目立修正リングを乗載して該デイ
スク砥石を回転しながら研削面の目立及び平面状態の修
正作用をなし、前記研削面上に被加工材を乗載して研削
する平面研削装置において、前記デイスク上方に垂下状
に支持されかつ駆動モータから積極回転される回転軸
と、該回転軸の下部に首振り自在に支承されかつ前記デ
イスク砥石上の被加工材を保持するワークホルダを有す
る支持円盤と、前記回転軸の回転を支持円盤に伝達する
伝達手段と、該回転軸並びに支持円盤を下方へ付勢する
押圧力付与手段とからなり、支持円盤によりデイスク砥
石上の被加工材に対して押圧しながら積極的に回転力を
付与するように構成したものであるから、デイスク砥石
の研削面の偏磨耗を未然に防止することができ、デイス
ク砥石を高速で回転させても被加工材はそれに追従する
ことがないので、該被加工材の跳ね上がりを未然に防止
することができる。このことは、平面研削における加工
時間の短縮とその加工精度の向上をはかることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す装置の側面図である。
【図2】同じく装置の平面図である。
【図3】同じく目立修正リングの保持装置部の側面図で
ある。
【図4】同じく目立修正リングの保持装置部の平面図で
ある。
【図5】同じく図3のA−A線断面図である。
【図6】同じく図3のB−B線断面図である。
【図7】同じく目立修正リングの取付け状態を示す断面
図である。
【図8】同じく検出円盤と検出器との関係を示す平面図
である。
【図9】同じく被加工材の保持装置部の側面図である。
【図10】同じく被加工材の保持装置部の平面図であ
る。
【図11】同じく図7のC−C線断面図である。
【図12】同じくワークホルダの取付け状態を示す断面
図である。
【図13】同じく測定装置部を示す側面図である。
【図14】同じく目立修正リングの位置とデイスク砥石
の研削面との位置関係をグラフとして示す説明図であ
る。
【符号の説明】
2 デイスク砥石 2a 研削面 4 目立修正リング 5 目立修正リングの保持装置部 6 被加工材の保持装置部 51 ワークホルダ 52 回転軸 53 球面ベアリング 54 支持円盤 R 被加工材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デイスク砥石の平面状の研削面上に目立
    修正リングを乗載して該デイスク砥石を回転しながら研
    削面の目立及び平面状態の修正作用をなし、前記研削面
    上に被加工材を乗載して研削する平面研削装置におい
    て、前記デイスク上方に垂下状に支持されかつ駆動モー
    タから積極回転される回転軸と、該回転軸の下部に首振
    り自在に支承されかつ前記デイスク砥石上の被加工材を
    保持するワークホルダを有する支持円盤と、前記回転軸
    の回転を支持円盤に伝達する伝達手段と、該回転軸並び
    に支持円盤を下方へ付勢する押圧力付与手段とからな
    り、支持円盤によりデイスク砥石上の被加工材に対して
    押圧しながら積極的に回転力を付与するように構成した
    ことを特徴とする平面研削装置における加工物保持装
    置。
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