JPH05138406A - 工作機械の複合加工方法 - Google Patents

工作機械の複合加工方法

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Publication number
JPH05138406A
JPH05138406A JP33132391A JP33132391A JPH05138406A JP H05138406 A JPH05138406 A JP H05138406A JP 33132391 A JP33132391 A JP 33132391A JP 33132391 A JP33132391 A JP 33132391A JP H05138406 A JPH05138406 A JP H05138406A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
axis
work
machining
turret
Prior art date
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Pending
Application number
JP33132391A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetaka Shibata
英孝 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Machinery Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Okuma Machinery Works Ltd filed Critical Okuma Machinery Works Ltd
Priority to JP33132391A priority Critical patent/JPH05138406A/ja
Publication of JPH05138406A publication Critical patent/JPH05138406A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の刃物台を装備したNC旋盤等におい
て、回転中のワークを旋削工具及び回転工具により同時
に加工して、サイクルタイムを短縮する。 【構成】 主軸2によりワーク3を旋削工具9で旋削可
能な回転数で回転する。第1刃物台5をXa,Za軸方
向へ送り、旋削工具9によりワーク3を加工する。これ
と同時に、第2刃物台10及びタレット11を主軸2の
回転に同期してXb,Yb軸方向へ送る。この合成運動
により回転工具14は主軸2の軸線の周りで円運動し、
ワーク3の加工箇所に対して相対的に停止する。この状
態で、回転工具14を自身の軸線の周りで駆動して、回
転中のワーク3を加工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の刃物台を装備
した工作機械の複合加工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の工作機械として、例え
ば、図4に示すようなNC旋盤が知られている。図にお
いて、1は主軸台、2は主軸であり、主軸2にはワーク
3を把持するチャック4が装着されている。5は第1刃
物台、6はそのタレットであり、第1刃物台5はモータ
7,8によりXa軸及びZa軸方向へ送られ、タレット
6にはバイト等の旋削工具9が取付けられている。10
は第2刃物台、11はそのタレットであり、第2刃物台
10はモータ12,13によりXb軸及びZb軸方向へ
送られ、タレット11にはドリル、エンドミル等の回転
工具14が取付けられている。
【0003】加工に際しては、まず、主軸2によりワー
ク3を旋削可能な回転数で回転し、第1刃物台5をX
a,Za軸方向へ送り、回転中のワーク3を旋削工具9
で旋削する。旋削加工が終了すると、次いで、主軸2を
所要角度で回転して、ワーク3の加工箇所を回転工具1
4の中心を含むXb−Zb平面内に割出し、その位置で
主軸2を停止する。次に、第2刃物台10をXb軸方向
へ送って、回転工具14をワーク3の加工箇所に位置決
めする。続いて、回転工具14を駆動し、第2刃物台1
0をZb軸方向へ送って、回転工具14により停止中の
ワーク3を加工する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のNC旋盤におい
ては、2台の刃物台5,10にそれぞれ旋削工具9また
は回転工具14を取付けた場合に限り、ワーク3を同時
に複合加工することができる。しかしながら、従来の加
工方法によると、上記したように、各刃物台5,10に
旋削工具9及び回転工具14を別々に取付けた場合に
は、一方はワーク3を回転状態で、他方はワーク3を停
止状態で加工するため、旋削工具9による加工と回転工
具10による加工とを同時に行うことができず、旋削及
びミーリング等の複合加工を必要とするワークの場合に
サイクルタイムが長くなるという問題点があった。そこ
で、この発明の課題は、ワークを旋削工具及び回転工具
により同時に加工できて、サイクルタイムを短縮できる
新規な工作機械の複合加工方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明の複合加工方法は、主軸によりワークを
回転し、旋削工具を取付けた第1刃物台をX軸及びZ軸
方向へ送り、回転工具を取付けた第2刃物台を主軸の回
転に同期してX軸及びY軸方向へ送り、その第2刃物台
の合成運動により回転工具を主軸の軸線の周りで旋回
し、かつ、回転工具を自身の軸線の周りで駆動して、回
転中のワークを旋削工具及び回転工具により同時に加工
することを特徴とする。
【0006】
【作用】この発明の加工方法によれば、第2刃物台を主
軸の回転に同期してX軸及びY軸方向へ送ることによ
り、回転工具が主軸の軸線の周りで円運動して、ワーク
の加工箇所に対し相対的に停止する。したがって、回転
中のワークが旋削工具及び回転工具により同時に加工さ
れ、サイクルタイムが短縮される。
【0007】
【実施例】以下、この発明をNC旋盤に具体化した一実
施例を図面に基づいて説明する。図1は2台の刃物台を
装備したNC旋盤を概略的に示す平面図、図2は図1の
A矢視図であって、従来と同一部分には図4と同一の符
号が付されている。
【0008】1は主軸台、2は主軸、3はワーク、4は
チャックであり、主軸2はモータ15により回転され、
そのモータ15には主軸2の回転数及び角度を検出する
検出器16,17が付設されている。5は第1刃物台、
6はタレット、7はXa軸送り用のモータ、8はZa軸
送り用のモータ、9は旋削工具であり、各モータ7,8
には回転数を検出する検出器18,19が設けられてい
る。10は第2刃物台、11はタレット、12はXb軸
送り用のモータ、13はZb軸送り用のモータ、14は
回転工具であり、タレット11は第2刃物台10に対し
昇降体20を介してモータ21(図2参照)によりYb
軸方向へ移動可能に支持されている。各モータ12,1
3,21には回転数を検出する検出器22,23,24
が設けられている。
【0009】次に、この実施例におけるNC旋盤の複合
加工方法を図3のフローチャートに従って説明する。ま
ず、NC制御装置(図示略)から主軸2の回転指令が出
力され、モータ15により主軸2が駆動されて、ワーク
3が旋削工具9により旋削可能な回転数で回転される
(ステップS1)。次いで、検出器16の出力に基づき
主軸2の実際の回転数と指令値とが比較される(ステッ
プS2)。そして、これらの一致が確認されると、次
に、第1刃物台5に加工データに基づく送り指令が出力
され、モータ7,8により第1刃物台5がXa軸及びZ
a軸方向へ送られる(ステップS3)。これにより、旋
削工具9によるワーク3の旋削加工が開始される(ステ
ップS4)。
【0010】また、この実施例のNC旋盤においては、
第1刃物台5と同時に第2刃物台10が制御される。こ
こでは、まず、第2刃物台10にXb軸及びYb軸方向
の送り指令が出力され、モータ12,21により第2刃
物台10及びそのタレット11が主軸2の回転に同期し
てXb軸及びYb軸方向へ送られる(ステップS5)。
第2刃物台10のXb軸方向の送り量は Xb=R・c
os(c)で、タレット11のYb軸方向の送り量は
Yb=R・sin(c)で求められる。ここで、Rは主
軸2の中心からワーク3の加工箇所までの距離、cは検
出器17により検出された主軸2の回転角度である。こ
れにより、第2刃物台10及びタレット11の合成運動
に伴い回転工具14が主軸2の軸線の周りで旋回され
る。図2にその旋回軌跡を円形矢印で示した。
【0011】この回転工具14の旋回角度は主軸2の回
転角度と比較され(ステップS6)、同期していなけれ
ば、Xb,Yb軸方向の送り量が補正される。そして、
同期が確認されると、次に、第2刃物台10に加工デー
タに基づくZb軸方向の送り指令が出力され(ステップ
S7)、モータ13により第2刃物台10がワーク3に
向けて送られる。続いて、回転工具14が自身の軸線の
周りで駆動され、その回転工具14によるワーク3の加
工が開始される(ステップS8)。このとき、回転工具
14は主軸2の軸線の周りで円運動しているため、ワー
ク3の加工箇所に対し相対的に停止した状態で回転され
る。したがって、回転中のワーク3が旋削工具9及び回
転工具14により同時に複合加工され、サイクルタイム
が大幅に短縮される。こうして、複合加工が終了すると
(ステップS9)、主軸2が停止される(ステップS1
0)。
【0012】なお、この発明はNC旋盤のみに限定され
るものではなく、複数の刃物台を装備した各種の工作機
械に適用することができ、その他、本発明の趣旨を逸脱
しない範囲で各部の構成を適宜に変更して具体化するこ
とも可能である。
【0013】
【発明の効果】以上に詳述したように、この発明によれ
ば、第2刃物台を主軸の回転に同期してX軸及びY軸方
向へ制御することにより、回転工具が主軸の軸線の周り
で円運動するので、回転中のワークを旋削工具及び回転
工具により同時に加工できて、サイクルタイムを短縮で
きるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すNC旋盤の概略平面
図である。
【図2】図1のA矢視図である。
【図3】図1のNC旋盤の複合加工方法を説明するフロ
ーチャートである。
【図4】従来のNC旋盤の概略平面図である。
【符号の説明】
1・・主軸台、2・・主軸、3・・ワーク、4・・チャ
ック、5・・第1刃物台、6,11・・タレット、7,
8,12,13,15,21・・モータ、9・・旋削工
具、10・・第2刃物台、14・・回転工具、16,1
7,18,19,22,23,24・・検出器、20・
・昇降体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸によりワークを回転し、旋削工具を
    取付けた第1刃物台をX軸及びZ軸方向へ送り、回転工
    具を取付けた第2刃物台を主軸の回転に同期してX軸及
    びY軸方向へ送り、その第2刃物台の合成運動により回
    転工具を主軸の軸線の周りで旋回し、かつ、回転工具を
    自身の軸線の周りで駆動して、回転中のワークを旋削工
    具及び回転工具により同時に加工することを特徴とする
    工作機械の複合加工方法。
JP33132391A 1991-11-19 1991-11-19 工作機械の複合加工方法 Pending JPH05138406A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33132391A JPH05138406A (ja) 1991-11-19 1991-11-19 工作機械の複合加工方法

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JP33132391A JPH05138406A (ja) 1991-11-19 1991-11-19 工作機械の複合加工方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05138406A true JPH05138406A (ja) 1993-06-01

Family

ID=18242402

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JP33132391A Pending JPH05138406A (ja) 1991-11-19 1991-11-19 工作機械の複合加工方法

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JP (1) JPH05138406A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102922290A (zh) * 2012-11-21 2013-02-13 安陆火凤凰铝材有限责任公司 一种铝棒加工装置及其方法
CN108500732A (zh) * 2017-02-24 2018-09-07 大隈株式会社 机床中的动作控制方法

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